JPH10181500A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
サイドエアバッグ装置Info
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- JPH10181500A JPH10181500A JP8351417A JP35141796A JPH10181500A JP H10181500 A JPH10181500 A JP H10181500A JP 8351417 A JP8351417 A JP 8351417A JP 35141796 A JP35141796 A JP 35141796A JP H10181500 A JPH10181500 A JP H10181500A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
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- Seats For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量を増加させずに骨格フレームの強度を増
すことができるサイドエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 車両シートバックの骨格フレーム２１
は、閉ループ状に形成されてなるメーンフレーム２２
と、該メーンフレーム２２に取付けられ且つ基本強度を
満足し得る強度よりなるサイドパネル２３と、前記メー
ンフレーム２２の一部に支持されてなるフィッティング
ボードパネル２４、２５とよりなり、該フィッティング
ボードパネル２４には、エアバッグフレーム２７が支持
されてなる。
すことができるサイドエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】 車両シートバックの骨格フレーム２１
は、閉ループ状に形成されてなるメーンフレーム２２
と、該メーンフレーム２２に取付けられ且つ基本強度を
満足し得る強度よりなるサイドパネル２３と、前記メー
ンフレーム２２の一部に支持されてなるフィッティング
ボードパネル２４、２５とよりなり、該フィッティング
ボードパネル２４には、エアバッグフレーム２７が支持
されてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両シートのシー
トバックに設置されるサイドエアバッグ装置に関するも
のである。
トバックに設置されるサイドエアバッグ装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】図６乃至図８は、車両が側方から衝突を
受けた場合に、シートバックの側部に取付けたエアバッ
グモジュールからエアバッグを前方へ展開させて乗員を
保護するようにした従来のサイドエアバッグ装置であ
る。
受けた場合に、シートバックの側部に取付けたエアバッ
グモジュールからエアバッグを前方へ展開させて乗員を
保護するようにした従来のサイドエアバッグ装置であ
る。
【０００３】類似技術として、特開平６−６４４９１号
公報がある。
公報がある。
【０００４】かかるサイドエアバッグ装置としてのエア
バッグモジュールＭは、シート１を構成するシートバッ
ク３の車幅方向外側（ドア側）の側部に設置されてい
る。
バッグモジュールＭは、シート１を構成するシートバッ
ク３の車幅方向外側（ドア側）の側部に設置されてい
る。
【０００５】符号２は、前記シート１を構成するシート
クッション２である。
クッション２である。
【０００６】該エアバッグモジュールＭは、車両衝突時
にそのリッド４を開いて、内部のエアバッグ５を前方
（図６の略右側）へ展開できるようになっている。
にそのリッド４を開いて、内部のエアバッグ５を前方
（図６の略右側）へ展開できるようになっている。
【０００７】前記シートバック３の内部には、該シート
バック３の外形に沿った全体形状を有する骨格フレーム
６が設けられており、該骨格フレーム６を包むようにパ
ッド７が取付けられている。パッド７の表面には表皮材
が設けられているが、図示を省略する。
バック３の外形に沿った全体形状を有する骨格フレーム
６が設けられており、該骨格フレーム６を包むようにパ
ッド７が取付けられている。パッド７の表面には表皮材
が設けられているが、図示を省略する。
【０００８】骨格フレーム６は、図７に示すように、上
部に配される概略逆Ｕ字状のパイプよりなるアッパフレ
ーム８と、下部に配される概略直線状のパイプよりなる
ロアフレーム１２と、横断面Ｌ字状の鉄板よりなり且つ
該アッパフレーム８及びロアフレーム１２夫々の左右端
部に溶接により支持されてなり且つ略左右対称に形成さ
れてなるサイドパネルフレーム９、１０とより閉ループ
状に形成されてなる。
部に配される概略逆Ｕ字状のパイプよりなるアッパフレ
ーム８と、下部に配される概略直線状のパイプよりなる
ロアフレーム１２と、横断面Ｌ字状の鉄板よりなり且つ
該アッパフレーム８及びロアフレーム１２夫々の左右端
部に溶接により支持されてなり且つ略左右対称に形成さ
れてなるサイドパネルフレーム９、１０とより閉ループ
状に形成されてなる。
【０００９】前記アッパフレーム８の端部とサイドパネ
ルフレーム９、１０の上端部９ａ、１０ａとは、該上端
部９ａ、１０ａの外側の面がアッパフレーム８の横断面
形状に沿うループ状に形成されてなる（図８参照）の
で、両者が沿って前記したように溶接により支持されて
なる。
ルフレーム９、１０の上端部９ａ、１０ａとは、該上端
部９ａ、１０ａの外側の面がアッパフレーム８の横断面
形状に沿うループ状に形成されてなる（図８参照）の
で、両者が沿って前記したように溶接により支持されて
なる。
【００１０】尚、符号１１は、前記サイドパネルフレー
ム９、１０の上端部９ａ、１０ａの内側の面に連結され
てなるステーであって、図示しないシートバックボード
を取り付ける際の部材である。
ム９、１０の上端部９ａ、１０ａの内側の面に連結され
てなるステーであって、図示しないシートバックボード
を取り付ける際の部材である。
【００１１】右側、即ちドア側のサイドパネルフレーム
９には、サイドブラケット１３がスポット溶接Ｓ（図７
参照）により取付けられている。
９には、サイドブラケット１３がスポット溶接Ｓ（図７
参照）により取付けられている。
【００１２】該サイドブラケット１３は、サイドパネル
フレーム９に対して後側から取付けられる後面部１４
と、該後面部１４の外側端から前側へ曲折した側面部１
５とを有する横断面Ｌ字状をしている。
フレーム９に対して後側から取付けられる後面部１４
と、該後面部１４の外側端から前側へ曲折した側面部１
５とを有する横断面Ｌ字状をしている。
【００１３】スポット溶接Ｓは、サイドパネルフレーム
９のシート１中央側の先端付近に設定されており、その
スポット溶接Ｓと上下方向で並ぶ位置に、サイドパネル
フレーム９及びサイドブラケット１３の後面部１４を貫
通する２本の溶接ボルトＢが設けられている。
９のシート１中央側の先端付近に設定されており、その
スポット溶接Ｓと上下方向で並ぶ位置に、サイドパネル
フレーム９及びサイドブラケット１３の後面部１４を貫
通する２本の溶接ボルトＢが設けられている。
【００１４】サイドブラケット１３の上下には凸部１３
ａ，１３ａが後面部１４から側面部１５にかけて一体形
成されている。
ａ，１３ａが後面部１４から側面部１５にかけて一体形
成されている。
【００１５】該サイドブラケット１３に対して取付けら
れるエアバッグモジュールＭは、内部にガス発生用のイ
ンフレータ１６と、前方へ展開する前記エアバッグ５と
を備えている。
れるエアバッグモジュールＭは、内部にガス発生用のイ
ンフレータ１６と、前方へ展開する前記エアバッグ５と
を備えている。
【００１６】該インフレータ１６は、固定金具１７によ
り前記サイドパネルフレーム９及びサイドブラケット１
３の後面部１４に支持されており、該固定金具１７は前
記溶接ボルトＢにナットＮで締結されている。
り前記サイドパネルフレーム９及びサイドブラケット１
３の後面部１４に支持されており、該固定金具１７は前
記溶接ボルトＢにナットＮで締結されている。
【００１７】前記エアバッグモジュールＭの外表面は、
前記リッド４にて形成されており、該リッド４の前端部
を開成させることによりエアバッグ５を前側（図８の上
部側）へ展開させるガイドの役目をする。
前記リッド４にて形成されており、該リッド４の前端部
を開成させることによりエアバッグ５を前側（図８の上
部側）へ展開させるガイドの役目をする。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、エアバッグモジュールＭの
エアバッグ５膨張時に発生する荷重を、アッパフレーム
８、サイドパネルフレーム９、１０、ロアフレーム１２
そしてサイドブラケット１３の全てが受けなければなら
ず、特に直接大荷重が加わるサイドブラケット１３は大
型になり重量が増加し、燃費の観点からも改善が求めら
れている。
うな従来の技術にあっては、エアバッグモジュールＭの
エアバッグ５膨張時に発生する荷重を、アッパフレーム
８、サイドパネルフレーム９、１０、ロアフレーム１２
そしてサイドブラケット１３の全てが受けなければなら
ず、特に直接大荷重が加わるサイドブラケット１３は大
型になり重量が増加し、燃費の観点からも改善が求めら
れている。
【００１９】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、重量を増加させずに骨格フレー
ムの強度を増すことができるサイドエアバッグ装置を提
供するものである。
てなされたものであり、重量を増加させずに骨格フレー
ムの強度を増すことができるサイドエアバッグ装置を提
供するものである。
【００２０】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
車両シートバックの骨格フレームは、閉ループ状に形成
されてなるメーンフレームと、該メーンフレームに取付
けられ且つ基本強度を満足し得る強度よりなるサイドパ
ネルと、前記メーンフレームの一部に支持されてなるフ
ィッティングボードパネルとよりなり、該フィッティン
グボードパネルには、エアバッグフレームが支持されて
なる。
車両シートバックの骨格フレームは、閉ループ状に形成
されてなるメーンフレームと、該メーンフレームに取付
けられ且つ基本強度を満足し得る強度よりなるサイドパ
ネルと、前記メーンフレームの一部に支持されてなるフ
ィッティングボードパネルとよりなり、該フィッティン
グボードパネルには、エアバッグフレームが支持されて
なる。
【００２１】請求項１記載の発明によれば、サイドパネ
ルが基本強度を満足し得るだけでよいので、その分軽量
化が図れることになる。
ルが基本強度を満足し得るだけでよいので、その分軽量
化が図れることになる。
【００２２】また、エアバッグフレームに支持されてな
るエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の荷重は、前記フ
ィッティングボードパネルのみに伝達されるので、前記
基本強度を支える前記メーンフレーム及びサイドパネル
には該荷重が加わらず、該部材の強度増強の手段を施さ
なくても良いことになる。
るエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の荷重は、前記フ
ィッティングボードパネルのみに伝達されるので、前記
基本強度を支える前記メーンフレーム及びサイドパネル
には該荷重が加わらず、該部材の強度増強の手段を施さ
なくても良いことになる。
【００２３】請求項２記載の発明は、請求項１に記載の
サイドエアバッグ装置であって、前記フィッティングボ
ードパネルの後面部には、エアバッグフレームの後面部
が支持されてなり、該エアバッグフレームの後面部の外
側端には、該外側端から前側へ曲折して前記サイドパネ
ルの外側面に近接してなる側面部が形成されることで横
断面で略Ｌ字状に形成されてなる。
サイドエアバッグ装置であって、前記フィッティングボ
ードパネルの後面部には、エアバッグフレームの後面部
が支持されてなり、該エアバッグフレームの後面部の外
側端には、該外側端から前側へ曲折して前記サイドパネ
ルの外側面に近接してなる側面部が形成されることで横
断面で略Ｌ字状に形成されてなる。
【００２４】請求項２記載の発明によれば、側面衝突な
どによりシートの側方より荷重が加えられた場合には、
該エアバッグフレームの側面部が、シートの強度部材で
ある前記サイドパネルの外側面にぶつかることで、該衝
突荷重が吸収できる。
どによりシートの側方より荷重が加えられた場合には、
該エアバッグフレームの側面部が、シートの強度部材で
ある前記サイドパネルの外側面にぶつかることで、該衝
突荷重が吸収できる。
【００２５】請求項３記載の発明は、請求項１又は請求
項２に記載のサイドエアバッグ装置であって、前記エア
バッグフレームの側面部が前記サイドパネルに固設され
てなる。
項２に記載のサイドエアバッグ装置であって、前記エア
バッグフレームの側面部が前記サイドパネルに固設され
てなる。
【００２６】請求項３記載の発明によれば、前記エアバ
ッグフレームの側面部が前記サイドパネルに近接してい
るにも関わらず、きしみ音等のこすれ音が生じないこと
になる。
ッグフレームの側面部が前記サイドパネルに近接してい
るにも関わらず、きしみ音等のこすれ音が生じないこと
になる。
【００２７】請求項４記載の発明は、請求項１乃至請求
項３何れかに記載のサイドエアバッグ装置であって、前
記エアバッグフレームの後面部には、エアバッグモジュ
ールが沿った状態で取付けられている。
項３何れかに記載のサイドエアバッグ装置であって、前
記エアバッグフレームの後面部には、エアバッグモジュ
ールが沿った状態で取付けられている。
【００２８】請求項４記載の発明によれば、エアバッグ
モジュールが、前記エアバッグフレームの断面形状に沿
った状態で取付けられているため、エアバッグモジュー
ルの側方への出っ張りが解消され、シートバックの外観
品質が向上する。
モジュールが、前記エアバッグフレームの断面形状に沿
った状態で取付けられているため、エアバッグモジュー
ルの側方への出っ張りが解消され、シートバックの外観
品質が向上する。
【００２９】
【発明の効果】この発明によれば、サイドパネルが基本
強度を満足し得るだけでよいので、その分軽量化が図れ
ることになる。
強度を満足し得るだけでよいので、その分軽量化が図れ
ることになる。
【００３０】また、エアバッグフレームに支持されてな
るエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の荷重は、前記フ
ィッティングボードパネルのみに伝達されるので、前記
基本強度を支える前記メーンフレーム及びサイドパネル
には該荷重が加わらず、該部材の強度増強の手段を施さ
なくても良いことになる。
るエアバッグ装置のエアバッグ膨張時の荷重は、前記フ
ィッティングボードパネルのみに伝達されるので、前記
基本強度を支える前記メーンフレーム及びサイドパネル
には該荷重が加わらず、該部材の強度増強の手段を施さ
なくても良いことになる。
【００３１】また、側面衝突などによりシートの側方よ
り荷重が加えられた場合には、該エアバッグフレームの
側面部が、シートの強度部材である前記サイドパネルの
外側面にぶつかることで、該衝突荷重が吸収できる。
り荷重が加えられた場合には、該エアバッグフレームの
側面部が、シートの強度部材である前記サイドパネルの
外側面にぶつかることで、該衝突荷重が吸収できる。
【００３２】前記エアバッグフレームの側面部が前記サ
イドパネルに近接しているにも関わらず、きしみ音等の
こすれ音が生じないことになる。
イドパネルに近接しているにも関わらず、きしみ音等の
こすれ音が生じないことになる。
【００３３】前記エアバッグモジュールが、前記エアバ
ッグフレームの断面形状に沿った状態で取付けられてい
るため、エアバッグモジュールの側方への出っ張りが解
消され、シートバックの外観品質が向上する。
ッグフレームの断面形状に沿った状態で取付けられてい
るため、エアバッグモジュールの側方への出っ張りが解
消され、シートバックの外観品質が向上する。
【００３４】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図１〜
図５に基づいて説明する。
図５に基づいて説明する。
【００３５】図６に示したように、自動車の右側に配設
されてなるシート１は、シートクッション２とシートバ
ック３とからなることと、該シートバック３の車幅方向
外側（ドア側）の側部にエアバッグモジュールＭが設置
されており、車両衝突時にそのリッド４を開いて、内部
のエアバッグ５を前方へ展開できるようになっているこ
と、そして、該シートバック３の内部に該シートバック
３の外形に沿った全体形状を有する骨格フレーム２１が
設けられていて、該骨格フレーム２１を包むようにパッ
ド７が取付けられていることは、従来例と同じである。
パッド７の表面には表皮材が設けられているが、図示を
省略する。
されてなるシート１は、シートクッション２とシートバ
ック３とからなることと、該シートバック３の車幅方向
外側（ドア側）の側部にエアバッグモジュールＭが設置
されており、車両衝突時にそのリッド４を開いて、内部
のエアバッグ５を前方へ展開できるようになっているこ
と、そして、該シートバック３の内部に該シートバック
３の外形に沿った全体形状を有する骨格フレーム２１が
設けられていて、該骨格フレーム２１を包むようにパッ
ド７が取付けられていることは、従来例と同じである。
パッド７の表面には表皮材が設けられているが、図示を
省略する。
【００３６】骨格フレーム２１は、閉ループ状に形成さ
れてなるパイプ状のメーンフレーム２２と、該メーンフ
レーム２２の両側部に沿う巻き込み部２３ｂが溶接Ｓに
より取付けられ且つ基本強度を満足し得る強度よりなる
サイドパネル２３、２３と、前記メーンフレーム２２の
一部、即ち上下端部と左右の一部２４ａ，２４ｂ，２４
ｃ、２４ｄ及び２５ａ，２５ｂ，２５ｃ、２５ｄが溶接
により支持されてなるフィッティングボードパネル２
４、２５とよりなる。
れてなるパイプ状のメーンフレーム２２と、該メーンフ
レーム２２の両側部に沿う巻き込み部２３ｂが溶接Ｓに
より取付けられ且つ基本強度を満足し得る強度よりなる
サイドパネル２３、２３と、前記メーンフレーム２２の
一部、即ち上下端部と左右の一部２４ａ，２４ｂ，２４
ｃ、２４ｄ及び２５ａ，２５ｂ，２５ｃ、２５ｄが溶接
により支持されてなるフィッティングボードパネル２
４、２５とよりなる。
【００３７】前記サイドパネル２３における基本強度と
は、シート１として乗員を確実に保持することが可能な
強度、所謂安全法規に則り満足できるレベルであること
と、自動車の走行に伴う振動、加速度などの応力に対し
ての十分な疲労強度が満足できるレベルであることを意
味し、該基本強度をメーンフレーム２２とサイドパネル
２３とで保っている。
は、シート１として乗員を確実に保持することが可能な
強度、所謂安全法規に則り満足できるレベルであること
と、自動車の走行に伴う振動、加速度などの応力に対し
ての十分な疲労強度が満足できるレベルであることを意
味し、該基本強度をメーンフレーム２２とサイドパネル
２３とで保っている。
【００３８】右側（ドア側）の前記フィッティングボー
ドパネル２４の後面部２６には、エアバッグフレーム２
７の後面部２８がボルトＢ、ナットＮ及び溶接Ｓにより
支持されてなり、該エアバッグフレーム２７の後面部２
８の外側端には、該外側端から前側へ曲折して前記サイ
ドパネル２３の外側面２３ａに近接してなる側面部２９
が形成されることで横断面で略Ｌ字状に形成されてな
る。
ドパネル２４の後面部２６には、エアバッグフレーム２
７の後面部２８がボルトＢ、ナットＮ及び溶接Ｓにより
支持されてなり、該エアバッグフレーム２７の後面部２
８の外側端には、該外側端から前側へ曲折して前記サイ
ドパネル２３の外側面２３ａに近接してなる側面部２９
が形成されることで横断面で略Ｌ字状に形成されてな
る。
【００３９】前記エアバッグフレーム２７の側面部２９
は、図２に示すように、前記サイドパネル２３に溶接Ｓ
により固設されてなる。
は、図２に示すように、前記サイドパネル２３に溶接Ｓ
により固設されてなる。
【００４０】前記エアバッグフレーム２７の後面部２８
には、前記エアバッグモジュールＭが沿った状態で取付
けられている。
には、前記エアバッグモジュールＭが沿った状態で取付
けられている。
【００４１】前記エアバッグフレーム２７の上下には、
凸部２７ａが後面部２８から側面部２９にかけて一体形
成されている。従って、車両衝突時における作動時にエ
アバッグモジュールＭの状態が安定し、エアバッグ５を
より確実に展開することが可能となる。
凸部２７ａが後面部２８から側面部２９にかけて一体形
成されている。従って、車両衝突時における作動時にエ
アバッグモジュールＭの状態が安定し、エアバッグ５を
より確実に展開することが可能となる。
【００４２】前記エアバッグモジュールＭは、内部にガ
ス発生用のインフレータ１６と、前方へ展開する前記エ
アバッグ５とを備えている。インフレータ１６は固定金
具１７により支持されており、該固定金具１７は前記溶
接ボルトＢにナットＮで前記フィッティングボードパネ
ル２４の後面部２６及び前記エアバッグフレーム２７の
後面部２８に締結されている。
ス発生用のインフレータ１６と、前方へ展開する前記エ
アバッグ５とを備えている。インフレータ１６は固定金
具１７により支持されており、該固定金具１７は前記溶
接ボルトＢにナットＮで前記フィッティングボードパネ
ル２４の後面部２６及び前記エアバッグフレーム２７の
後面部２８に締結されている。
【００４３】前記エアバッグモジュールＭの外表面は、
前記リッド４にて形成されており、該リッド４の前端部
を開成させることによりエアバッグ５を前側（図５の上
方）へ展開させるガイドの役目をする。
前記リッド４にて形成されており、該リッド４の前端部
を開成させることによりエアバッグ５を前側（図５の上
方）へ展開させるガイドの役目をする。
【００４４】エアバッグモジュールＭは、インフレータ
１６が前記エアバッグフレーム２７の後面部２８側に位
置し、エアバッグ５が側面部２９側に位置しており、全
体として断面Ｌ形状の前記エアバッグフレーム２７に沿
った状態で取付けられているため、エアバッグモジュー
ルＭが側方へ出っ張らず、シートバック３の全体的な外
観品質が向上する。
１６が前記エアバッグフレーム２７の後面部２８側に位
置し、エアバッグ５が側面部２９側に位置しており、全
体として断面Ｌ形状の前記エアバッグフレーム２７に沿
った状態で取付けられているため、エアバッグモジュー
ルＭが側方へ出っ張らず、シートバック３の全体的な外
観品質が向上する。
【００４５】また、エアバッグモジュールＭを後側から
取付ける構造のため、取付け作業も容易である。なぜな
らば、シートバック３の他の部品も前後方向から取付け
るものであるため、作業者は他の部品と同じ方向性でエ
アバッグモジュールＭを取付けられるようになり作業が
行い易い。
取付ける構造のため、取付け作業も容易である。なぜな
らば、シートバック３の他の部品も前後方向から取付け
るものであるため、作業者は他の部品と同じ方向性でエ
アバッグモジュールＭを取付けられるようになり作業が
行い易い。
【００４６】符号３０は、両フィッティングボードパネ
ル２５、２６間を架設してなるメンバーである。符号３
１は、図示しないヘッドレストのスティを保持可能なる
ステイブラケットである。
ル２５、２６間を架設してなるメンバーである。符号３
１は、図示しないヘッドレストのスティを保持可能なる
ステイブラケットである。
【００４７】以上の説明によるこの実施形態によれば、
サイドパネル２３が基本強度を満足し得るだけでよいの
で、その分軽量化が図れることになる。
サイドパネル２３が基本強度を満足し得るだけでよいの
で、その分軽量化が図れることになる。
【００４８】また、エアバッグフレーム２７に支持され
てなるエアバッグ装置としてのエアバッグモジュールＭ
のエアバッグ５膨張時の荷重は、前記フィッティングボ
ードパネル２４のみに伝達されるので、前記基本強度を
支える前記メーンフレーム２２及びサイドパネル２３に
は該荷重が加わらず、該部材２２、２３の強度増強の手
段を施さなくても良いことになる。
てなるエアバッグ装置としてのエアバッグモジュールＭ
のエアバッグ５膨張時の荷重は、前記フィッティングボ
ードパネル２４のみに伝達されるので、前記基本強度を
支える前記メーンフレーム２２及びサイドパネル２３に
は該荷重が加わらず、該部材２２、２３の強度増強の手
段を施さなくても良いことになる。
【００４９】また、側面衝突などによりシート１の側方
より荷重が加えられた場合には、該エアバッグフレーム
２７の側面部２９が、シート１の強度部材である前記サ
イドパネル２３の外側面２３ａにぶつかることで、該衝
突荷重が吸収できる。
より荷重が加えられた場合には、該エアバッグフレーム
２７の側面部２９が、シート１の強度部材である前記サ
イドパネル２３の外側面２３ａにぶつかることで、該衝
突荷重が吸収できる。
【００５０】前記エアバッグフレーム２７の側面部２９
が前記サイドパネル２３の外側面２３ａに溶接Ｓされて
なるので、両者２９，２３ａが近接しているにも関わら
ず、きしみ音等のこすれ音が生じないことになる。
が前記サイドパネル２３の外側面２３ａに溶接Ｓされて
なるので、両者２９，２３ａが近接しているにも関わら
ず、きしみ音等のこすれ音が生じないことになる。
【００５１】前記エアバッグモジュールＭが、前記エア
バッグフレーム２７の断面形状に沿った状態で取付けら
れているため、エアバッグモジュールＭの側方への出っ
張りが解消され、シートバック３の外観品質が向上す
る。
バッグフレーム２７の断面形状に沿った状態で取付けら
れているため、エアバッグモジュールＭの側方への出っ
張りが解消され、シートバック３の外観品質が向上す
る。
【００５２】尚、以上の説明では、固定金具１７は前記
溶接ボルトＢ、ナットＮで前記フィッティングボードパ
ネル２４の後面部２６及び前記エアバッグフレーム２７
の後面部２８に締結されるにあたり、両取付部が一致し
ているものとして説明されているが、相違していても良
い。
溶接ボルトＢ、ナットＮで前記フィッティングボードパ
ネル２４の後面部２６及び前記エアバッグフレーム２７
の後面部２８に締結されるにあたり、両取付部が一致し
ているものとして説明されているが、相違していても良
い。
【図１】この発明の実施形態に係る車両シートの骨格フ
レームの背面図。
レームの背面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】図２の要部一部破断拡大図。
【図４】図１の要部の拡大斜視図。
【図５】図１の矢示ＳＡ−ＳＡ線に沿う断面図。
【図６】従来例の車両用シートの斜視図。
【図７】図６の骨格フレームの背面図。
【図８】図７の矢示ＳＢ−ＳＢ線に沿う断面図。
３ シートバック ２１ 骨格フレーム ２２ メーンフレーム ２３ サイドパネル ２４、２５ フィッティングボードパネル ２６ フィッティングボードパネルの後面部 ２７ エアバッグフレーム ２８ エアバッグフレームの後面部 ２９ エアバッグフレームの側面部 Ｍ エアバッグモジュール Ｆ 入力
Claims (4)
- 【請求項１】 車両シートバックの骨格フレームは、閉
ループ状に形成されてなるメーンフレームと、該メーン
フレームに取付けられ且つ基本強度を満足し得る強度よ
りなるサイドパネルと、前記メーンフレームの一部に支
持されてなるフィッティングボードパネルとよりなり、
該フィッティングボードパネルには、エアバッグフレー
ムが支持されてなることを特徴とするサイドエアバッグ
装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のサイドエアバッグ装置
であって、 前記フィッティングボードパネルの後面部には、エアバ
ッグフレームの後面部が支持されてなり、該エアバッグ
フレームの後面部の外側端には、該外側端から前側へ曲
折して前記サイドパネルの外側面に近接してなる側面部
が形成されることで横断面で略Ｌ字状に形成されてなる
ことを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載のサイドエ
アバッグ装置であって、 前記エアバッグフレームの側面部が前記サイドパネルに
固設されてなることを特徴とするサイドエアバッグ装
置。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３何れかに記載のサ
イドエアバッグ装置であって、 前記エアバッグフレームの後面部には、エアバッグモジ
ュールが沿った状態で取付けられていることを特徴とす
るサイドエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8351417A JPH10181500A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | サイドエアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8351417A JPH10181500A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | サイドエアバッグ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10181500A true JPH10181500A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18417147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8351417A Pending JPH10181500A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | サイドエアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10181500A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007076642A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Recaro Gmbh & Co Kg | 車両シート |
| JP2007145193A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Toyoda Gosei Co Ltd | サイドエアバッグ装置 |
| KR20120133832A (ko) * | 2011-06-01 | 2012-12-11 | 현대모비스 주식회사 | 사이드 에어백 장치 |
| JP2018122628A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
| JP2018134919A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
| US11040686B2 (en) | 2016-11-04 | 2021-06-22 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8351417A patent/JPH10181500A/ja active Pending
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| CN114763085A (zh) * | 2016-11-04 | 2022-07-19 | 提爱思科技股份有限公司 | 车用座椅 |
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| US11702024B2 (en) | 2016-11-04 | 2023-07-18 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
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