JP4645425B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1の目的は、サイドエアバッグ装置を内蔵する背もたれ部の意匠性向上と、サイドエアバッグ装置の搭載性、展開性能との両立を図ることである。本発明の第2の目的は、ガス発生源と折り畳み部との間のエアバッグの膨張を抑制することである。
また、導管部が展開しないため、ガス発生源で発生するガスが折り畳み部の展開に有効活用される。
さらに、導管部の膨張を抑制する構成は、ガス発生源で発生するガスを折り畳み部の展開に活用する上で有利である。
加えて、ボルトは、導管部の膨張を抑制する手段として簡便である。
このような配置は、背もたれ部の前側あるいは後側への出っ張りを抑制する上で有利である。
側枠の前側に導管部を配置する構成は、背もたれ部の側部の後方への出っ張りを抑制する上で好ましい。
側枠の後側に導管部を配置しても、背もたれ部の側部における後方への出っ張りは少ない。
(1)インフレータ21と折り畳み部221とが共に側枠16よりもサイドドア10側に配置されている従来の場合には、膨張展開時における折り畳み部221の膨出方向を前方、あるいはサイドドア10寄りの斜め前方に向ける必要から、前方、後方あるいはサイドドア10側への背もたれ部13の側部の出っ張りが大きくなる。又、インフレータ21と折り畳み部221とが共に側枠16よりも車内側(サイドドア10とは反対側)に配置されている従来の場合には、折り畳み部221の膨出方向を前方、あるいはサイドドア10寄りの斜め前方に向ける必要から、前方あるいは後方への背もたれ部13の側部の出っ張りが大きくなる。
折り畳み部221は、第1接続部242の平面部242Mと平板部231の平面部231Mとに対応するように配設されており、導管部222は、平板部241の平面部241Mに対応するように配設されている。平面部231M及び平面部242Mは、折り畳み部221の膨張展開の際のガス圧に対する反力を得る面(部位)として機能する。つまり、折り畳み部221は、ガス圧に対する平面部231Mと平面部242Mとからの反力によって、迅速に膨張展開可能であり、かつ膨張展開時における折り畳み部221の初期の膨出方向が平面部231Mと垂直な方向(矢印Q1の方向)と、平面部242Mと垂直な方向(矢印Q2の方向)とによって、規制される。図4は、図2(a)と同様に、側枠16の長さ方向(側枠16の下端側から上端側へ至る方向)に対して垂直な仮想平面を断面とした図であり、平面部231M,242Mは、前記仮想平面に対して直交している。つまり、矢印Q1(平面部231Mと垂直な方向線)及び矢印Q2(平面部242Mと垂直な方向線)は、前記仮想平面上にある。
平板部241には複数のボルト27が螺着されている。平板部241にはネジ孔28が設けられており、ボルト27は、側枠16の前側に配設された導管部222における布部223,224を貫通してネジ孔28に螺合されている。ボルト27の頭部271は、導管部222における布部223と布部224との離間量を規制して導管部222の膨張を抑制する。
導管部222には複数のテザー291,292が設けられている。テザー291,292の一端は、導管部222における布部223に接続されており、テザー291,292の他端部は、導管部222における布部224に接続されている。複数のテザー291,292は、導管部222における布部223と布部224との離間量を規制して導管部222の膨張を抑制する。
図7(a),(b)に示すように、側枠16側にはサイドエアバッグ装置20が設けられている。サイドエアバッグ装置20を構成するエアバッグ22の折り畳み部221Aは、側枠16におけるサイドドア10側の側面に配置されている。
(11)インフレータ21から折り畳み部221Aへガスを導く導管部222Aは、側枠16の後側に配置されている。導管部222Aは、通常時は潰れており、ガス発生時にのみ管状になる。従って、側枠16の後側に導管部222Aを配置しても、一対の布部223,224の重ね合わせである導管部222Aの存在が背もたれ部13の側部を後方へ大きく出っ張らせることはない。つまり、側枠16の後側に導管部222Aを配置しても、背もたれ部13の側部における後方への出っ張りは少ない。
折り畳み部221Aは、第1接続部242の平面部242Mと平板部231の平面部231Mとに対応するように配設されており、導管部222Aは、平板部241の平面部241Mに対応するように配設されている。平面部231M及び平面部242Mは、折り畳み部221Aの膨張展開の際のガス圧に対する反力を得る面(部位)として機能する。つまり、折り畳み部221Aは、ガス圧に対する平面部231Mと平面部242Mとからの反力によって、迅速に膨張展開可能であり、かつ折り畳み部221Aの初期の膨出方向が平面部231Mと垂直な方向(矢印Q1の方向)と、平面部242Mと垂直な方向(矢印Q2の方向)とによって、規制される。前後方向Rに対する平面部231Mの傾き角度θ2、及び前後方向に対する平面部242Mの傾き角度θ4を適宜選択すれば、折り畳み部221Aの展開方向(折り畳み部221Aが膨出する方向)を好適に設定することができる。
平板部232には複数のボルト27Aが螺着されている。平板部232にはネジ孔28が設けられており、ボルト27Aは、側枠16の後側に配設された導管部222Aにおける布部223,224を貫通してネジ孔28に螺合されている。ボルト27Aの頭部271は、導管部222Aにおける布部223と布部224との離間量を規制して導管部222Aの膨張を抑制する。
平面部231Mに連なる平面部232Mの幅は、第1の参考例における平面部232Mの幅よりも小さくしてある。フレーム片23の第2接続部234Bの長さ(フレーム片23の幅方向の長さ)は、フレーム片24の第2接続部243Bの長さ(フレーム片24の幅方向の長さ)よりも長くしてあり、第2接続部234Bの側縁には延出端部235Bが第2接続部243Bの側縁よりも延出するように一体形成されている。第2接続部234Bの延出端部235Bにはインフレータ21が止着されている。インフレータ21に固定された一対のネジ25Aは、エアバッグ22の布部224及び延出端部235Bを貫通しており、各ネジ25Aにはナット26Aが螺合されている。ネジ25Aに螺合されたナット26Aを締め付けることにより、インフレータ21がフレーム片24の第2接続部234B,243Bの重なり部より後側にて延出端部235Bに固定される。
○第1,4の参考例において、第1接続部242の平面部242Mに対応する位置にのみ折り畳み部221,221Aを配設してもよい。
○膨張抑制手段としてリベットを用いてもよい。リベットは、側枠に明けられた孔に導管部を貫通して嵌合して固定され、リベットには導管部押さえ用の頭部が設けられる。
〔1〕前記側枠は、一対の開き断面形状のフレーム片を繋ぎ合わせて筒形状に形成されており、前記一対のフレーム片は、それぞれ接続部を有し、前記一対のフレーム片は、前記一対の接続部を順接合して繋ぎ合わせられており、前記ガス発生源は、前記順接合された一対の接続部に取り付けられている車両におけるサイドエアバッグ装置。
Claims (5)
- ガス発生源から発生するガスにより膨張展開される折り畳み部を有するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置がシートの背もたれ部の側部のうち、車両ボディの側部に近い側の背もたれ部の側部に内蔵されている車両におけるサイドエアバッグ装置において、
前記背もたれ部は、前記背もたれ部の側部に沿って背もたれ部の下端側から上端側に延びる側枠を有し、前記エアバッグの折り畳み部と前記ガス発生源とは、前記側枠を間に挟むように配置されており、前記折り畳み部は、前記ガス発生源よりも前記車両ボディの側部に近い位置にあり、前記エアバッグは、前記ガス発生源から前記折り畳み部にガスを導く導管部を有しており、
前記導管部は、乗員を保護するためのクッション性を伴った膨張・展開をしない導管部であるとともに、膨張抑制手段によって膨張を抑制されており、
前記膨張抑制手段は、前記導管部を貫通して前記側枠に螺合されるボルトであり、前記ボルトの頭部が前記導管部の膨張を抑制する車両におけるサイドエアバッグ装置。 - 前記折り畳み部と前記ガス発生源とは、前記車両の車幅方向に隔離されている請求項1に記載の車両におけるサイドエアバッグ装置。
- 前記折り畳み部と前記ガス発生源とは、前記車両の前後方向にずらして配置されており、前記折り畳み部の少なくとも一部は、前記ガス発生源よりも前方に、且つ前記側枠の前記前後方向の中間位置よりも前方に配置されている請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の車両におけるサイドエアバッグ装置。
- 前記導管部は、前記側枠の車両内側と前側とを通るように配置されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両におけるサイドエアバッグ装置。
- 前記導管部は、前記側枠の車両外側と後側とを通るように配置されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両におけるサイドエアバッグ装置。
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