JPH0138027Y2 - - Google Patents

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JPH0138027Y2
JPH0138027Y2 JP17796484U JP17796484U JPH0138027Y2 JP H0138027 Y2 JPH0138027 Y2 JP H0138027Y2 JP 17796484 U JP17796484 U JP 17796484U JP 17796484 U JP17796484 U JP 17796484U JP H0138027 Y2 JPH0138027 Y2 JP H0138027Y2
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frame
plate
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resin
container
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JP17796484U
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Priority to DE8508684U priority patent/DE8508684U1/de
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、各種物品を輸送、運搬する際に使
用する折畳み可能なコンテナーに関するものであ
る。
[従来技術] 例えば実公昭55−36350号公報には、フレーム
と、底板と、フレーム及び底板に対して夫々回動
可能に支持され、連結部にて折れ曲がるように連
結された二枚の板状部分からなる側板と、フレー
ムに対し回動し得るように取付けられたあおり板
とから構成された折畳コンテナーが開示されてい
る。そして該折畳コンテナーを構成するフレー
ム、底板、側板、あおり板とは、樹脂により夫々
一体形成されている。
[考案が解決しようとする問題点] 然し乍、この種の折畳コンテナーは組立時の強
度を得る必要から厚手状に樹脂成形しなければな
らず、折畳コンテナー自体が重量化すると共に該
折畳コンテナーの折畳時にあつては厚手状になり
該折畳コンテナーの集積効率が悪いと共に高コス
ト化する問題を有していた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、
コンテナー強度を確保した状態で折畳コンテナー
を構成する各部材を薄手状とし、集積効率(輸送
効率)を向上し得ると共に軽量化及び低コスト化
を図り得る折畳コンテナーを提供することにあ
る。
このため本考案は、枠体形状からなる上フレー
ムと、前記上フレームに対し回動可能に支持され
る一対の側板と、有底形状からなる底フレーム
と、前記底フレームに回動可能に支持されるとと
もに前記上フレームの枠辺に沿つて挿通可能に支
持され、上端部に上フレームと係合するあおり板
とからなる折畳コンテナーにおいて、前記側板、
底フレーム及びあおり板の内、少なくとも1つ
は、合成樹脂製の枠体に対し、枠体に設けられた
ピンをかしめて板体を固着することにより折畳コ
ンテナーを構成している。
[考案の作用] 本考案によれば、枠体形状からなる上フレーム
と、前記上フレームに対し回動可能に支持される
一対の側板と、有底形状からなる底フレームと、
前記底フレームに回動可能に支持されるとともに
前記上フレームの枠辺に沿つて挿通可能に支持さ
れ、上端部に上フレームと係合するあおり板とか
ら折畳コンテナーを構成し、該コンテナー折畳時
の厚さを薄手状にすることができる。また、前記
側板、底フレーム及びあおり板の内、少なくとも
1つは、合成樹脂製の枠体と一体形成されたピン
に対し軽量で強度を有した段ボール樹脂板をかし
め溶着して形成しているため、折畳コンテナー自
体の強度を確保しうるとともに軽量化を図ること
が可能である。
[実施例] 以下、図面に従つて実施例を説明する。
折畳コンテナーの概略を示す第1図、折畳コン
テナーの平面を示す第2図、折畳コンテナーの正
面を示す第3図、第2図のA−A線断面を示す第
4図、第2図B−B線断面を示す第5図におい
て、上フレーム1は合成樹脂製からなり、その長
辺枠1aの内側にはフランジ部2が一体形成さ
れ、このフランジ部2の下面にはボス3が長手方
向へ適宜の間隔をおいて一体に樹脂成形されてい
る。そしてこのボス3には対向する一対の側板5
が回動可能に支持されている。また上フレーム1
の隅部に応じたフランジ部2の端部には切欠部7
が形成され、この切欠部7は後述するスタツド1
2が挿嵌されると共にあおり板13が挿通可能に
支持する。前記上フレーム1の短辺枠1bには断
面が凹状からなる係止突部8が形成されている。
前記側板5は前記長辺枠1aの幅からなる枠体状
の側板枠5aと、該側板枠5aに溶着される板体
を構成する合成樹脂製の段ボール樹脂板5bとか
ら構成され、側板枠5aの上部には前記ボス3に
支持される支持軸6が一体に樹脂成形されてい
る。また、側板枠5aの下端部には係止孔9が長
手方向へ適宜の間隔をおいて穿設されている。
底フレーム10は底フレーム枠10aと該底フ
レーム枠10aに固着される板体を構成する合成
樹脂製の段ボール樹脂板10bとから構成され、
その長辺部10cには前記係止孔9に挿嵌するフ
ツク部11が一体形成されている。また短辺枠1
bに対応する底フレーム10の短辺部10dには
スタツド12が長手方向へ一体に樹脂成形されて
いる。このスタツド12の高さはコンテナーの折
畳み時に前記7に挿嵌可能な高さからなる。そし
てこのスタツド12にはボス16が適宜の間隔を
おいて一体形成され、このボス16にはあおり板
13が夫々回動可能に支持されている。
このあおり板13は短辺枠1bの幅からなる枠
体状のあおり板枠13aと該あおり板枠13aに
溶着される板体を構成する合成樹脂製の段ボール
樹脂板13bとから構成され、あおり板枠13a
の下部には前記ボス16に支持される支持軸14
が一体に樹脂成形されている。またあおり板枠1
3aの上端部には係止孔15が一体成形され、該
係止孔15は前記係止突部8に係合される。そし
てこのあおり板13は前記切欠部7により挿通可
能に支持される。上記した上フレーム1、側板
5、底フレーム10、及びあおり板13は耐候
性、耐衝撃性が高い例えばポリプロピレン、
ABS樹脂等の単一の樹脂により形成されている。
次に前記側板5、底フレーム10、及びあおり
板13の形成状態を第6図及び第7図を参照して
説明する。尚、第6図及び第7図においては側板
5の形成状態のみを図示するが、底フレーム10
及びあおり板13にあつても同様であり、その説
明を省略する。
第6図において、前記側板枠5aの外側面には
所要の間隔をおいて多数の固定ピン20が一体に
樹脂形成されている。この固定ピン20はその軸
長が前記段ボール樹脂板5bの板厚より若干長め
に形成されている。また、段ボール樹脂板5bに
は孔22が前記固定ピン20に対応して予め穿設
されている。
第7図において、前記固定ピン20には孔22
が夫々嵌合される、側板枠5aと段ボール樹脂板
5bとが仮止めされている。この嵌合状態におい
ては、前記固定ピン20の頂部は段ボール樹脂板
5bの側面より若干突出している。そして段ボー
ル樹脂板5bの側面から突出した固定ピン20に
対し、例えば超音波溶着装置のホーン24を圧接
させた状態で該超音波溶着装置が駆動されると、
キヤビテーシヨン現象により固定ピン20及び段
ボール樹脂板5bとが夫々溶融してこれら固定ピ
ン20及び段ボール樹脂板5bとが一体に溶着さ
れる。
次に第8図乃至第11図に従つて作用を説明す
る。
先ず第8図において、コンンテナーの組立方法
について説明すると、あおり板13を第8図実線
矢印方向へ回動させてスタツド12に対し該あお
り板13を垂直状に回動位置させる。次に、切欠
部7にあおり板13を挿通支持しながら上フレー
ム1を図示上方へ持ち上げて、係止突部8に係止
孔15を係合させる。そして上記状態において側
板5を図示実線矢印方向へ回動させた後、フツク
部11を係止孔9に嵌合させる。この状態におい
て上フレーム1と底フレーム10とが離間した状
態に保持されると共に側板5の両端面があおり板
13の両端側内面に当接してコンテナーの箱形形
状が保持される。
次に第9図乃至第11図を参照して折畳コンテ
ナーの折畳方法を説明すると、係止孔9に対する
フツク部11の係合を解除させた後、側板5を図
中破線矢印で示す方向へ回動させることにより上
フレーム1内のフランジ部2の下方に収容させ
る。次に、係止突部8に対する係止孔15の係合
を解除させた後、切欠部7により側板5が挿通可
能に支持された状態で上フレーム1を底フレーム
10側へ下動させる。そして前記切欠部7にスタ
ツド12を挿嵌させた後、あおり板13を図中破
線矢印方向へ回動し、このあおり板13を上フレ
ーム1内の前記フランジ部2上方に収容させる。
これにより上フレーム1と底フレーム10とはス
タツド12により一体化されると共に側板5及び
あおり板13は上フレーム1内に収容される。
このように本実施例は、側板5、底フレーム1
0及びあおり板13は夫々の側板枠5a、底フレ
ーム枠10a及びあおり板枠13aに段ボール樹
脂板5b,10b,13bを夫々取付けて形成さ
れるため、折畳コンテナー自体の軽量化を図り得
るとともにその強度を向上し得る。また、側板
5、底フレーム10及びあおり板13は夫々の側
板枠5a、底フレーム枠10a及びあおり板枠1
3aに一体成形された固定ピン20に前記段ボー
ル樹脂板5b,10b,13bを嵌着した後に段
ボール樹脂板5b,10b,13bに対し該固定
ピン20をかしめ溶着することにより形成される
ため、その生産性を向上することが可能である。
[考案の効果] このように本考案は、コンテナー強度を確保し
た状態で折畳コンテナーを構成する各部材を薄手
状とし、集積効率(輸送効率)を向上し得ると共
に軽量化及び低コスト化を図り得る折畳コンテナ
ーを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は折畳コンテナーの概略を示す斜視図、
第2図は折畳コンテナーの平面図、第3図は折畳
コンテナーの正面図、第4図は第2図A−A線の
略体断面図、第5図は第2図B−B線の略体断面
図、第6図は側板の一部分解斜視図、第7図は側
板枠と段ボール樹脂板との溶着状態を示す断面説
明図、第8図は組立て或いは折畳み途中における
コンテナーの概略を示す斜視図、第9図は折畳時
のコンテナーを示す斜視図、第10図は第9図C
−C線の略体断面図、第11図は第9図D−D線
の略体断面図である。 図中1は上フレーム、5は側板、5aは側板
枠、5bは段ボール樹脂板、10は底フレーム、
10aは底フレーム枠、10bは段ボール樹脂
板、13はあおり板、13aはあおり板枠、13
bは段ボール樹脂板、20は固定ピンである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 枠体形状からなる上フレームと、前記上フレ
    ームに対し回動可能に支持される一対の側板
    と、有底形状からなる底フレームと、前記底フ
    レームに回動可能に支持されるとともに前記上
    フレームの枠辺に沿つて挿通可能に支持され、
    上端部に上フレームと係合するあおり板とから
    なる折畳コンテナーにおいて、 前記側板、底フレーム及びあおり板の内、少
    なくとも1つは、合成樹脂製の枠体に対し、枠
    体に設けられたピンをかしめて板体を固着して
    なることを特徴とする折畳コンテナー。 (2) 前記板体は枠体と同一の樹脂からなることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の折畳コンテナー。 (3) 前記ピンは枠体と同一樹脂からなるとともに
    該枠体と一体に成形されてなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項及び第2項記
    載の折畳コンテナー。
JP17796484U 1984-04-13 1984-11-22 Expired JPH0138027Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17796484U JPH0138027Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22
US06/711,412 US4630745A (en) 1984-04-13 1985-03-13 Foldable containers
DE19853510541 DE3510541A1 (de) 1984-04-13 1985-03-22 Faltbarer behaelter
DE8508684U DE8508684U1 (de) 1984-04-13 1985-03-22 Faltbarer Behälter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17796484U JPH0138027Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6193430U JPS6193430U (ja) 1986-06-17
JPH0138027Y2 true JPH0138027Y2 (ja) 1989-11-15

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ID=30735534

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JP17796484U Expired JPH0138027Y2 (ja) 1984-04-13 1984-11-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9597311B2 (en) * 2005-09-27 2017-03-21 Robert Benson Aylor Suppression and prevention of tumors

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US9597311B2 (en) * 2005-09-27 2017-03-21 Robert Benson Aylor Suppression and prevention of tumors

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JPS6193430U (ja) 1986-06-17

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