JP2631343B2 - 組立式運搬車の製造方法 - Google Patents

組立式運搬車の製造方法

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JP2631343B2 JP7557594A JP7557594A JP2631343B2 JP 2631343 B2 JP2631343 B2 JP 2631343B2 JP 7557594 A JP7557594 A JP 7557594A JP 7557594 A JP7557594 A JP 7557594A JP 2631343 B2 JP2631343 B2 JP 2631343B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂等の荷物ケ
ースを積載して搬送するためなどに使用される組立式運
搬車の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来、荷台の四辺の
枠フレーム1a,1b の各々の略中央部相互間に、他のフレ
ーム材を略十字型を成すように連結することにより骨組
み構成され、荷台の四辺の四隅部とその中心部との5箇
所に夫々キャスター4が固定される各種サイズの運搬車
の骨組みは、次のようにして組立てられていた。
【0003】すなわち、荷台の四辺の各枠フレーム1a,1
b を構成すべきアングル等の金属材を、組立てようとす
る運搬車のサイズに対応した長さに夫々切断して相互に
連結する。そして、略十字型に構成させるための直交す
る二つの方向の金属材30,31(略十字型のうちの一方を
構成させるような長さに切断した金属材30と、この金属
材の中心部と四辺のうちの対向する一対の枠フレーム1b
の夫々との間を連結するような長さに切断した二つの金
属材31)を溶接32により接合したものを、四辺の枠フレ
ーム1a,1b の各々の略中央部相互間に溶接或いはボルト
締めにより連結するのである。
【0004】しかし、略十字型に構成させるための直交
する方向の各金属材30,31 を溶接32により接合するのは
その接合部の強度及びその表面の同一平面性とを担保す
るためなのであるが、運搬車の骨組みの組立てを溶接32
を用いて行うのは非常に手間がかかるという問題があっ
た。これでは、量産に対応できず、5箇所にキャスター
4を有し耐荷重性に優れる運搬車の有効利用が図れな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は各
種サイズの運搬車の骨組みの組立てを容易に行うことが
できる組立式運搬車の製造方法を提供しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0007】この発明の組立式運搬車の製造方法は、四
辺の枠フレーム1a,1b と、これら枠フレーム1a,1b を連
結する四隅のコーナー部材2と、前記各枠フレーム1a,1
b の略中央部相互間の略十字型フレーム3とから骨組み
構成され、前記略十字型フレーム3の略中心部と前記コ
ーナー部材2とには夫々キャスター4が固定される組立
式運搬車であって、枠フレーム1a,1b と略十字型フレー
ム3とは、合成樹脂のプレス成型によりその長さが組立
後の長さよりも長めに形成されるとともに、枠フレーム
1a,1b にはそのプレス成型時に略十字型フレーム3の端
部の形状に対応した連結部6が形成され、前記枠フレー
ム1a,1b と略十字型フレーム3とをそれぞれ所望の長さ
に切断し、各コーナー部材2及び切断した枠フレーム1
a,1b と略十字型フレーム3とを連結して組み立てて成
ることを特徴とする。
【0008】また、前記略十字型フレーム3の断面形状
が、開口端が下向きの略コの字状であることとして実施
することができる。
【0009】
【作用】この発明は、以下のような作用を有する。
【0010】この発明の組立て式運搬車の製造方法によ
ると、合成樹脂のプレス成型によりその長さが組立後の
長さよりも長めに形成された四辺の枠フレーム1a,1b の
両端部と略十字型フレーム3の各端部とを、組立てよう
とする運搬車のサイズに対応した長さとなるように切断
し、各枠フレーム1a,1b と四隅のコーナー部材2とを連
結するとともに、略十字型フレーム3の各端部とこれに
対応した形状の枠フレーム1a,1b の連結部6とを連結す
ることにより、その骨組みを組立てることができる。
【0011】すなわち、組立てようとする運搬車のサイ
ズに対応させて自由に略十字型フレーム3の長さのサイ
ズ取りをすることにより容易に運搬車の骨組みを組立て
ることができる。
【0012】略十字型フレーム3の断面形状が開口端が
下向きの略コの字状であることとすると、リブを兼ねた
構造となるのでより強度に優れたものとなる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。
【0014】図1乃至図3に示すように、この実施例の
組立式運搬車は合成樹脂等の荷物ケース(図示せず)を
積載して搬送するために使用するものであり、四辺の枠
フレーム1a,1b と、これら枠フレーム1a,1b を連結する
四隅のコーナー部材2と、前記各枠フレーム1a,1b の略
中央部相互間の略十字型フレーム3とから骨組み構成さ
れている。そして、前記略十字型フレーム3の略中心部
と前記コーナー部材2とには夫々キャスター4が下面に
固定されるようにしている。なお、コーナー部材2の表
面の高さと略十字型フレーム3の表面の高さとは、ほぼ
同じ高さとなるように設定している。載置すべき荷物ケ
ースの荷重を、それぞれの位置で支持するためである。
【0015】この組立式運搬車は、前記枠フレーム1a,1
b と略十字型フレーム3とをそれぞれ所望の長さに切断
し、各コーナー部材2及び切断した枠フレーム1a,1b と
略十字型フレーム3とを連結して組み立てて成るのであ
る。
【0016】枠フレーム1a,1b と略十字型フレーム3と
は、合成樹脂のプレス成型によりその長さが組立後の長
さよりも長めに形成されている(図1は、組立てようと
する運搬車のサイズに対応した長さとなるように切断し
た組立後の状態を図示)。この実施例では、前記合成樹
脂としてガラス長繊維が配合されたポリプロピレン樹脂
を採用しているが他の合成樹脂を用いることもできる。
前記ポリプロピレン樹脂は、強度特性に優れるのであ
る。なお、この実施例では、各コーナー部材2も、ガラ
ス長繊維が配合されたポリプロピレン樹脂のプレス成型
によって形成している。
【0017】図2に示すように、略十字型フレーム3の
断面形状は、開口端が下向きの略コの字状としている。
したがって、リブを兼ねた構造となるのでより強度に優
れたものとなるという利点がある。なお、略十字型フレ
ーム3の略中心部には、キャスターの取付け用の皿ボル
トの挿通用の座ぐり孔5をプレス成型時に4か所に形成
している。
【0018】また、枠フレーム1a,1b には、そのプレス
成型時に略十字型フレーム3の端部の形状に対応した連
結部6が形成されている。すなわち、連結部6として、
開口端が下向きの略コの字状の断面形状とした略十字型
フレーム3の端部の形状に対応させた凹陥溝7が形成さ
れている。なお、凹陥溝7の中心部には、皿ボルトの挿
通用のストレート孔Hをプレス成型時に形成している。
【0019】図3に示すように、前記枠フレーム1a,1b
は、横片8と縦片9とが一体的に形成された断面略横向
きT字状としており、その横片8は縦片9の下端域の近
傍からほぼ直角に水平方向に延在せしめている。枠フレ
ーム1a,1b の横片8は積載物を載置するためであり、縦
片9は積載物の水平方向の移動を阻止するとともに、積
載物が搬送中に組立式運搬車から落下しないように側壁
の役目を果たしている。
【0020】コーナー部材2は、その外側縁10を逆さ向
きの断面略J字状に形成し、この内方に前記枠フレーム
1a,1b の端部を挿入して嵌合させ、その上方からコーナ
ー・カバー11を被せて固定するようにしている。したが
って、荷物を積載して使用する際に非常に堅牢な構造と
なる。なお、このコーナー・カバー11も合成樹脂のプレ
ス成型により、皿ボルトの挿通用の座ぐり孔5とリベッ
トの挿通孔12とを具備せしめて形成しており、コーナー
・カバー11を被せた状態で、枠フレーム1a,1bの表面と
これより高い位置のコーナー部材2の表面とは円滑に連
続するように鍔部13が設けられ、段付きとはならないよ
うにしている。使用時、荷物を載置する際の便宜を考慮
したものである。
【0021】コーナー部材2の上面には、枠フレーム1
a,1b とコーナー・カバー11が固定された状態でコーナ
ー部材2の表面がほぼ同一平面となるように、直角に交
わる外側縁10の二辺に沿って枠フレーム1a,1b の端部が
収容される凹部14が2箇所に形成されている。なお、枠
フレーム1a,1b 及びキャスター4を固定するための皿ボ
ルトの挿通用の座ぐり孔5とストレート孔H及びリベッ
トの挿通孔12とをプレス成型時に形成している。
【0022】次に、以上の構成からなる組立式運搬車の
組立て方を説明する。先ず、合成樹脂のプレス成型によ
りその長さが組立後の長さよりも長めに形成された四辺
の枠フレーム1a,1b の両端部と略十字型フレーム3の各
端部とを、組立てようとする運搬車のサイズに対応した
長さとなるように切断する。枠フレーム1a,1b と略十字
型フレーム3との各端部は、それぞれ連結部6及びキャ
スター4の取付け位置がその中心に位置するように均等
に切断する。そして、略十字型フレーム3の四端部に、
皿ボルトの挿通用の座ぐり孔5’を穿設する(図2参
照)。また、枠フレーム1a,1b の両端部に、皿ボルトの
挿通用のストレート孔H’とリベットの挿通孔12’とを
穿設する(図3参照)。それぞれの孔加工は、簡易な後
加工により形成することができる(なお後加工の加工孔
には、理解を容易にするため表記上「’」を付する)
【0023】次いで、各枠フレーム1a,1b と四隅のコー
ナー部材2とを嵌合させ、皿ボルト15(及びスプリング
・ワッシャー16とナット17)とリベット18とで固定する
ことにより連結する。このとき、コーナー部材2の下面
のキャスター4も同時に固定する。また、略十字型フレ
ーム3の四端部とこれに対応した形状の枠フレーム1a,1
b の連結部6とを嵌合させ、皿ボルト15(及びスプリン
グ・ワッシャー16とナット17)で固定して連結する。こ
うして、運搬車の骨組みを組立てることができる。な
お、略十字型フレーム3の略中心部の下面には、皿ボル
ト(及びスプリング・ワッシャーとナット)よりキャス
ター4を固定する。
【0024】以上のように、この実施例の組立式運搬車
は、組立てようとするサイズに対応させて自由に略十字
型フレーム3と枠フレーム1a,1b との長さのサイズ取り
をすることにより、容易に運搬車の骨組みを組立てるこ
とができるという利点がある。つまり、各種サイズの運
搬車の骨組みの組立てを容易に行うことができるのであ
る。
【0025】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。
【0026】組立てようとする運搬車のサイズに対応さ
せて自由に略十字型フレーム3の長さのサイズ取りをす
ることにより容易に運搬車の骨組みを組立てることがで
きるので、各種サイズの運搬車の骨組みの組立てを容易
に行うことができる組立式運搬車の製造方法を提供する
ことができる。
【0027】略十字型フレーム3の断面形状が開口端が
下向きの略コの字状であることとすると、リブを兼ねた
構造となるのでより強度に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立式運搬車の製造方法の実施例を
説明する斜視図。
【図2】図1の組立式運搬車に於ける枠フレームと略十
字型フレームとの組立て方を説明する斜視図。
【図3】図1の組立式運搬車に於けるコーナー部材と枠
フレームとの組立て方を説明する斜視図。
【図4】従来の運搬車を説明する斜視図。
【符号の説明】
1a 枠フレーム 1b 枠フレーム 2 コーナー部材 3 略十字型フレーム 4 キャスター 6 連結部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四辺の枠フレーム(1a)(1b)と、これ
    ら枠フレーム(1a)(1b)を連結する四隅のコーナー部
    材(2)と、前記各枠フレーム(1a)(1b)の略中央部
    相互間の略十字型フレーム(3)とから骨組み構成さ
    れ、前記略十字型フレーム(3)の略中心部と前記コー
    ナー部材(2)とには夫々キャスター(4)が固定され
    る組立式運搬車の製造方法であって、枠フレーム(1a)
    (1b)と略十字型フレーム(3)とは、合成樹脂のプレ
    ス成型によりその長さが組立後の長さよりも長めに形成
    されるとともに、枠フレーム(1a)(1b)にはそのプレ
    ス成型時に略十字型フレーム(3)の端部の形状に対応
    した連結部(6)が形成され、前記枠フレーム(1a)
    (1b)と略十字型フレーム(3)とをそれぞれ所望の長
    さに切断し、各コーナー部材(2)及び切断した枠フレ
    ーム(1a)(1b)と略十字型フレーム(3)とを連結し
    て組み立てて成ることを特徴とする組立式運搬車の製造
    方法
  2. 【請求項2】 前記略十字型フレーム(3)の断面形状
    が、開口端が下向きの略コの字状である請求項1記載の
    組立式運搬車の製造方法
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