JPH084444Y2 - 嵌込組立式梱包枠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は貨物輸送用の金属製の嵌込組立式梱包枠に
関し、ボルトによる締付け箇所を削減して組立や解体を
簡単にできるようにしたものであり、特に自動車、２輪
車等の部品や完成品の輸送に好適なものである。

〔従来の技術〕

自動車、２輪車の部品や完成品等を貨物として輸送す
る必要がある場合には、外形が直方体や立方体をしてい
るのものがほとんどなく、一台分の部品などを能率良く
梱包するための金属製の梱包枠が使用され、その内部に
部品などを入れて輸送するようにしている。

このような自動車や２輪車用として使用されている梱
包枠は、例えば第３図に示すように、梱包枠１の底部分
となるスキッド２、このスキッド２の前後に配置される
棲枠3,4、スキッド２の左右に配置される側枠5,6および
左右の側枠5,6をつなぐ天枠７で構成されており、、梱
包現場において通常、ボルト締めすることにより組立て
られている。

このような梱包枠１を構成するそれぞれの枠２〜７
は、断面形状がＰ字状やＬ字状などの鋼材で作られた枠
部材を用いてこれらを所定の形状の枠に枠組みしたの
ち、溶接されている。

〔考案が解決しようとする課題〕

従来、このような梱包枠１を用いて梱包を行う場合に
は、梱包現場において、スキッド２の前後左右にそれぞ
れ棲枠3,4に及び側枠5,6の下端部をボルト締めした後、
棲枠3,4と側枠5,6の上端部が突き合わされる隅部８を連
結し、最後に天枠７に取り付けるようにしている。

このような梱包枠１の隅部８の連結作業の能率化と梱
包枠１の強度を確保するため、第３図中のＸ部である第
４図に示すように、側枠５を構成する支柱となる枠部材
5aの断面形状が、矩形の角部分の一つに開口5bを形成し
てこれに連続してフランジ部5cを形成するようにしたも
のが使用され、この開口5bが梱包枠１の内側の隅頂部8a
となるように配置し、この支柱となる枠部材5aの側面に
水平方向の枠部材5d及び補強用のコーナアタッチメント
９が溶接されるとともに、支柱となる枠部材5aのフラン
ジ部5c,水平の枠部材5d及びコーナアタッチメント９に
貫通する取付孔5eが開けられている。

一方、棲枠４側にも水平の枠部材4aの端部にコーナア
タッチメント10が溶接され、これら枠部材4a及びコーナ
アタッチメント10の貫通する取付孔10aが開けられてお
り、接続時には、支柱となる枠部材5aのフランジ5c間の
開口5bを利用し、この間にＰ字状の枠部材4aの重なり部
分を挿入するとともに、中空部分を支柱となる枠部材5a
の上端部に載せるようにし、位置決め及び上下方向の支
持を行うようにしている。

そして、これらの側枠５及び棲枠４を連結するためＬ
字状のコーナブラケット11が使用され、予め溶接された
ナット11aを利用して棲枠４及び枠５の外側から入れた
ボルトで締め付けることで固定するようになっている。

ところが、このような枠部材5a,5d,4aをスポット溶接な
どで枠組みしたそれぞれの枠２〜７をボルト，ナットで
締め付けて梱包枠１に連結するるようにしているが、連
結箇所が20か所にも及ぶため、梱包の際のボルト，ナッ
トの取付けは勿論、輸送先での解体の際にもボルト，ナ
ットの取り外しが必要であり、これらに要する時間が長
くなってしまうという問題がある。

また、梱包枠１の組み立てを容易とするためコーナブ
ラケット11が使用されているが、これには、二つのナッ
ト11aが溶接されており、この溶接作業をプレスの工程
とは別に行わねばならず、工数の増加とコストの増大を
招いている。

さらに、輸送先での取り出しの際、天枠７のボルト，
ナットを取り外しただけでは、貨物などを棲枠3,4や側
枠5,6を乗り越えるようにして取り出さねばならず、大
変であることから、少なくても棲枠3,4及び側枠5,6のい
ずれか一つを外すようにしており、この取り外しを簡単
に行うことができる梱包枠の開発が望まれている。

この考案は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたも
ので、ボルト締めの箇所を大巾に減らすことができ、簡
単に組立および解体を容易に行うことができる嵌込組立
式梱包枠を提供しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するためこの考案の嵌込組立式梱包枠
は、枠部材を結合して枠組みされる梱包枠において、枠
組みの隅部を構成する枠部材のそれぞれに取り付けられ
隅頂部側の端部に一方の底面と他方の上面とが当接して
隅頂部軸線方向の荷重を支持し得る支持部が形成される
とともに隅頂部と反対側の端部に嵌込み式結合部が一体
的に形成されたコーナアタッチメントと、これら２つの
コーナアタッチメントの嵌込み式結合部と結合される連
結部が両端部に形成されるとともに中間部に前記支持部
との干渉防止部が一体的に形成されたコーナブラケット
とで連結して成ることを特徴とする。

また、この考案の嵌込組立式梱包枠は、枠部材を結合
して枠組みされる梱包枠において、枠部材の連結部の一
方の端部に取り付けられた平板部に続く嵌合部が一体的
に形成された嵌合部材と、枠部材の連結部の他方に取り
付けられ前記嵌合部材の平板部の基端と嵌合部の先端と
を挾圧する押え部が形成されるとともに嵌合部材の幅方
向への移動を規制する両側押え部とが一体的に形成され
前記嵌合部材を傾けて嵌合することで着脱し得る押え部
材とで連結してなることを特徴とする。

さらに、この考案の嵌込組立式梱包枠は、枠部材を結
合して枠組みされる梱包枠において、枠組みの隅部を構
成する枠部材のそれぞれに取り付けられ隅頂部側の端部
に一方の底面と他方の上面とが当接して隅頂部軸線方向
の荷重を支持し得る支持部が形成されるとともに隅頂部
と反対側の端部に嵌込み式結合部が一体的に形成された
コーナアタッチメントと、これら２つのコーナアタッチ
メントの嵌込み式結合部と結合される連結部が両端部に
形成されるとともに中間部に前記支持部との干渉防止部
が一体的に形成されたコーナブラケットとで枠組みの隅
部を連結する一方、枠部材の連結部の一方の端部に取り
付けられ平板部に続く嵌合部が一体的に形成された嵌合
部材と、枠部材の連結部の他方に取り付けられ前記嵌合
部材の平板部の基端と嵌合部の先端とを挾圧する押え部
が形成されるとともに嵌合部材の幅方向への移動を規制
する両側押え部とが一体的に形成され前記嵌合部材を傾
けて嵌合することで着脱し得る押え部材とで枠部材の端
部を連結してなることを特徴とする。

〔作用〕

梱包枠の隅部を構成する枠部材にコーナアタッチメン
トをそれぞれ取り付けておき、これらコーナアタッチメ
ントの支持部を当接させることによって荷重を支持する
ようにするとともに、嵌込み式結合部にコーナーブラケ
ットの連結部を結合するようにして互いを連結してお
り、例えば梱包枠の上部四隅に使用するなどで、この部
分でのボルトの使用の必要を無くすようにする。

また、梱包枠の枠部材の連結部においては、一方に平
板部と嵌合部とが一体とされた嵌合部材を取り付けるよ
うにするとともに、他方に押え部材を取り付けるように
し、嵌合部材が取付けられた方を傾けるようにして嵌合
することで結合できるようになっており、例えば側枠の
下端部の連結部に用いてこの部分でのボルトの必要を無
くすようにする。

さらに、これらの隅部の連結をコーナアタッチメント
及びコーナブラケットで行うようにするとともに、支柱
と成る枠部材などの連結部を嵌合部材と押さえ部材とで
行うようにし、例えは梱包枠の上部四隅及び側枠の下端
部の連結部にそれぞれを用いることで、梱包枠の組立て
を一層簡単にできるようにし、特に、輸送先での貨物の
取り出しをボルトの取り外しを行うことなくできるよう
にしている。

〔実施例〕

以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。

第１図はこの考案の嵌込組立式梱包枠の一実施例にか
かり、梱包枠上部隅部の分解斜視図である。

この嵌込組立式梱包枠20は、第３図で説明したよう
に、梱包枠20の底部分となるスキッド２、このスキッド
２の前後に配置される棲枠3,4、スキッド２の左右に配
置される側枠4,5および左右の側枠5,6をつなぐ天枠７で
構成されており、前後の棲枠3,4は、中間部の中間柱3b,
4bと斜めの補強材3c,4cとで枠組みされてほぼ三角形の
枠となっており、側枠4,5は、その両側に梱包枠20の四
隅に配置される支柱5a,6aが中間部の中間柱5f,6f、補強
材5g,6gとともに予め枠組みされほぼ矩形の枠となって
いる。

このような棲枠４と側枠５との上部の連結部は、第３
図中のＸ部である第１図に示すように、２つのコーナア
タッチメント21,22と、これらを連結するコーナブラケ
ット23とで連結されるようになっている。

コーナアタッチメント21,22は、その隅頂部8a側の端
縁部側に隅頂部の軸線8aと平行にほぼ完全に円筒状にプ
レス成型された支持部21a,22aが形成されている。

この支持部21a,22aは、一方のコーナアタッチメント2
1には、間隔を明けて二つ形成して、他方のコーナアタ
ッチメント22には、これら二つの支持部21a間に嵌込ま
れるように一つの支持部22aが形成してあり、二つの支
持部21a間に入れられる他方の支持部22aによって隅頂部
8aと平行な方向（通常は上下方向）への動きが規制され
るとともに、同方向の荷重を支持するようになってい
る。

また、これらコーナアタッチメント21,22の隅頂部8a
と逆側の端縁部には、隅頂部の軸線方向8aと平行に外側
から内側に向かうように円筒状にプレス成型した嵌込み
式嵌合部となる嵌合用受部21b,22bが形成されており、
嵌合用受部21b,22bの円筒の先端部とコーナアタッチメ
ント21,22との間にコーナブラケット21,22の板厚よりわ
ずかに大きい隙間ｄが明けてある。

一方、これらコーナアタッチメント21,22をボルトを
用いずに連結するコーナブラケット23は互いに90度をな
す両側部分の端縁部にコーナアタッチメント21,22の嵌
合受部21b,22bの内周部に嵌合される円筒状にプレス成
型された連結部23aが形成されており、これら両側部が
中間部の干渉防止部23bで連結されている。

この干渉防止部23bは、梱包枠20の隅部８をほぼ45度
に仕切るように配置されるようになっており、二つのコ
ーナアタッチメント121,22の支持部21a,22aを嵌合した
状態でこれら支持部21a,22aとぶつからないようにして
ある。

そして、さらにこれら両側部の角度が変化しないよう
にコーナブラケット23の上端部が一体に成型した補強板
23cで連結されている。

かように構成された二つのコーナアタッチメント21,2
2及びコーナブラケット23を用いて行う梱包枠20隅部８
の連結は次のようにして行われる。

予め二つのコーナアタッチメント21,22のそれぞれを
棲枠4,（３）と側枠5,（６）にスポット溶接などで固定
しておく。

そして、連結に当たっては、一方のコーナアタッチメ
ント21の隅頂部8a側の支持部21a間に他方の隅頂部側の
支持部22aをこれらの軸線がほぼ直線状となるように配
置し、棲枠４と側枠５がほぼ直角となるようにする。

この後、二つのコーナアタッチメント21,22の嵌込み
式嵌合部となる嵌合用受部21b,22bの間にコーナブラケ
ット23の両端部の連結部23aを挿入する。

すると、棲枠４と側枠５が連結され、上下方向の荷重
が支持部21a,22aを介して支柱5aで支持されるととも
に、輸送中に梱包枠20に加わる水平方向からの外力に対
しての梱包枠20の変形が防止され、輸送に必要な十分な
強度から得られる。 また、連結状態においては、コー
ナブラケット23の干渉防止部23bがコーナアタッチメン
ト21,22の支持部21a,22aと接触することもなく、しかも
コーナーアタッチメント21,22の嵌込み式嵌合部となる
嵌合用受部21b,22bの先端に隙間ｄが形成されているの
で、スムーズに嵌合することができる。

さらに、コーナブラケット23の上部が補強板23cで連
結されているので、棲枠４と側枠５の角度が輸送中など
に変化することもない。

このように棲枠４と側枠５の四つの隅部８を連結する
ようにすれば、何等ボルトを使用することなく簡単に連
結することができ、これに要する時間もボルト締めの場
合に比べ大巾に短縮することができる。

次に、側枠６の下端部の中央部とスキッド２の連結部
について、第３図中のＹ部である第２図により説明す
る。

この連結部には、嵌合部材24と、押え部材25とで行わ
れるようになっており、側枠６の中央部の枠部材である
中間柱6fの下端部に嵌合部材24が取り付けられ、スキッ
ド２の対応する部分に押え部材25が取り付けられる。

この嵌合部材24は、Ｌ字状の鉄板の水平部分24aの先
端が内側に巻かれて円筒状にプレス成型され、円筒部24
bが形成されており、垂直部分24cには中間柱6fや補強材
6gなどの枠部材が溶接されるようになっている。

この嵌合部材24が嵌合されて押えられる押え部材25
は、Ｌ字状に曲げられた鉄板の水平部分25aの先端部
に、嵌合部材24の先端部の円筒部24bが内側に接触する
よな半径でほぼ半円状に内側に曲げられてプレス成型さ
れた半円筒部25bが形成されており、半円筒部25bの内側
から垂直部分25cの内側までの距離Ａが嵌合部材24の水
平部分24aの外側の距離Ｂとほぼ等しくなっている。そ
して、押え部材25の水平部分25aの両側にそれぞれ側方
への移動を規制する押え部25dが一体に折り起されてい
る。

したがって、連結に当たっては、第２図に示す嵌合部
材24が取り付けられた側枠６の下端部を外側に傾けた状
態にしてスキッド２上に取付けられた押え部材25に入
れ、先端の円筒部24bを押え部材25の半円筒部25bの内側
に位置させる。

この後、側枠６を垂直に起こすようにして押し付ける
と、嵌合部材24が押え部材25の中に嵌まり込むようにな
り、上下方向への移動は押え部材25の垂直部分25cと先
端部の半円筒部25bで規制される一方、側方への移動は
両側の押え部25dで規制される。

こうして側枠６とスキッド２とを連結するようにすれ
ば、ボルトを用いることなく簡単にれ決することができ
る。

また、梱包枠20を解体する必要がある場合には、側枠
６を外側に倒すようにした後、上方に引き上げるように
すれば簡単に引き抜くことができる。

したがって、梱包枠20の上部四隅に第１図に示したコ
ーナアタッチメント21,22とコーナブラケット23とによ
る連結を行い、側枠６の下端部とスキッド２との連結を
嵌合部材24と押え部材25とで行うようにすれば、梱包枠
20の組立て時に、棲枠3,4とスキッド２の連結部分にの
みボルトを使用するだけであり、ボルトの締め付け個数
を大巾に減らすことができる。

また、輸送先での貨物の取り出しの場合にも、梱包枠
20の上部の四つのコーナブラケット23を引き抜くととも
に、側枠６を外側に倒すようにするだけで簡単にスキッ
ド２上の貨物を取り出すことができる。

尚、上記実施例では、コーナアタッチメントとコーナ
ブラケットによる連結を梱包枠の上部四隅に使用する場
合で説明したが、これらに限らず、各枠の隅部の連結に
使用することもでき、この場合には、枠部材を組立てて
枠とすることが容易となる。

また、嵌合部材と押え部材による連結も側枠の下端部
とスキッドの連結部に限らず、他の連結部に使用するこ
ともできる。

〔考案の効果〕

以上、実施例とともに具体的に説明したように、この
考案の嵌込組立式梱包枠によれば、梱包枠の隅部を構成
する枠部材にコーナアタッチメントをそれぞれ取り付け
ておき、これらコーナアタッチメントの嵌込み式結合部
にコーナブラケットの連結部を嵌合するようにして互い
を連結するので、ボルトを使用することなく連結するこ
とができるとともに、これらコーナアタッチメントに形
成した支持部によって荷重を支持することができる。

したがって、梱包枠の組立てや解体に必要なボルトを
大巾に減らし、短時間に作業することができる。

また、梱包枠の枠部材の連結部においては、一方に平
板部と嵌合部とが一体とされた嵌合部材を取り付けるよ
うにするとともに、他方に押え部材を取り付けるように
したので、嵌合部材が取付けられた枠部材を傾けるよう
にして押え部材に嵌合することで結合することができ、
連結に必要名ボルトを大巾に減らすことができるととも
に、組み立てや解体を短時間にできる。

さらに、これらの隅部の連結をコーナアタッチメント
及びコーナブラケットで行うようにするとともに、支柱
と成る枠部材などの連結部を嵌合部材と押え部材とて行
うようにすれば、梱包枠の組立てを一層簡単にすること
ができるとともに、特に、輸送先での貨物の取り出しを
ボルトの取り外しを行うことなく簡単に行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

添付図面において、第１図はこの考案の嵌込組立式梱包
枠の一実施例にかかる梱包枠上部隅部の分解斜視図、第
２図はこの考案の嵌込組立式梱包枠の一実施例にかかる
梱包枠側枠下部の分解斜視図、第３図はこの考案の適用
対象の一例の嵌込組立式梱包枠を示す分解斜視図、第４
図は従来の上部隅部の連結構造にかかる分解斜視図であ
る。 1,20:梱包枠、2:スキッド、3,4:棲枠、5,6:側枠、7:天
枠、8:隅部、8a:隅頂部（軸線）、21,22:コーナアタッ
チメント、23:コーナブラケット、24:混合部材、25:押
え部材。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】枠部材を結合して枠組みされる梱包枠にお
   いて、枠組みの隅部を構成する枠部材のそれぞれに取り
   付けられ隅頂部側の端部に一方の底面と他方の上面とが
   当接して隅頂部軸線方向の荷重を支持し得る支持部が形
   成されるとともに隅頂部と反対側の端部に嵌込み式結合
   部が一体的に形成されたコーナアタッチメントと、これ
   ら２つのコーナアタッチメントの嵌込み式結合部と結合
   される連結部が両端部に形成されるとともに中間部に前
   記支持部との干渉防止部が一体的に形成されたコーナブ
   ラケットとで連結して成ることを特徴とする嵌込組立式
   梱包枠。
2. 【請求項２】枠部材を結合して枠組みされる梱包枠にお
   いて、枠部材の連結部の一方の端部に取り付けられ平板
   部に続く嵌合部が一体的に形成された嵌合部材と、枠部
   材の連結部の他方に取り付けられ前記嵌合部材の平板部
   の基端と嵌合部の先端とを挾圧する押え部が形成される
   とともに嵌合部材の幅方向への移動を規制する両側押え
   部とが一体的に形成され前記嵌合部材を傾けて嵌合する
   ことで着脱し得る押え部材とで連結してなることを特徴
   とする嵌込組立式梱包枠。
3. 【請求項３】枠部材を結合して枠組みされる梱包枠にお
   いて、枠組みの隅部を構成する枠部材のそれぞれに取り
   付けられ隅頂部側の端部に一方の底面と他方の上面とが
   当接して隅頂部軸線方向の荷重を支持し得る支持部が形
   成されるとともに隅頂部と反対側の端部に嵌込み式結合
   部が一体的に形成されたコーナアタッチメントと、これ
   ら２つのコーナアタッチメントの嵌込み式結合部と結合
   される連結部か両端部に形成されるとともに中間部に前
   記支持部との干渉防止部が一体的に形成されたコーナブ
   ラケットとで枠組みの隅部を連結する一方、枠部材の連
   結部の一方の端部に取り付けられ平板部に続く嵌合部が
   一体的に形成された嵌合部材と、枠部材の連結部の他方
   に取り付けられ前記嵌合部材の平板部の基端と嵌合部の
   先端とを挾圧する押え部が形成されるとともに嵌合部材
   の幅方向への移動を規制する両側押え部とが一体的に形
   成され前記嵌合部材を傾けて嵌合することで着脱し得る
   押え部材とで枠部材の端部を連結してなることを特徴と
   する嵌込組立式梱包枠。