JPH08207832A - サスペンションメンバ用支持ブラケットの取付構造 - Google Patents

サスペンションメンバ用支持ブラケットの取付構造

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JPH08207832A
JPH08207832A JP2048695A JP2048695A JPH08207832A JP H08207832 A JPH08207832 A JP H08207832A JP 2048695 A JP2048695 A JP 2048695A JP 2048695 A JP2048695 A JP 2048695A JP H08207832 A JPH08207832 A JP H08207832A
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泰 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションメンバ5に入力される外部荷
重を、サイドメンバ1やクロス及びアウトリガーメンバ
2,3などで分散吸収してエネルギー吸収特性を高め、
サスペンションメンバ5による荷重の吸収を確実に行わ
せる。 【構成】 サイドメンバ1間にクロスメンバ2を架設
し、該メンバ2の延長線上に設けたアウトリガーメンバ
3を介してロッカアーム4を支持すると共に、サイドメ
ンバ1の下面にサスペンションメンバ5の支持ブラケッ
ト6を固定する車両において、クロス及びアウトリガー
メンバ2,3におけるサイドメンバ1との結合部位に、
下方に膨出して支持ブラケット6の左右側壁61,62
を覆う膨出壁部25,35を設け、該各壁部25,35
を支持ブラケット6に固着し、各膨出壁部25,35で
支持ブラケット6の左右両側を挟持するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサスペンションメンバ用
支持ブラケットの取付構造、詳しくは、左右一対のサイ
ドメンバに車輪支持用のサスペンションメンバを支持ブ
ラケットを介して支持するとき、該支持ブラケットを前
記各サイドメンバに取付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両において、車体前後方向に延
びる左右一対のサイドメンバに支持ブラケットを介して
車輪支持用のサスペンションメンバを取付けるようにし
たものは、例えば実開平2ー51181号公報等におい
て知られている。
【0003】そして、前記各サイドメンバに前記支持ブ
ラケットを取付けるにあたっては、通常、図4に示すよ
うな取付構造が採用されている。つまり、底壁A1と、
該底壁A1の左右両側から対向状に起立される一対の側
壁A2,A3と、これら各側壁A2,A3の上端部に外
方に向けて突出する鍔部A4,A5とを備えた概略断面
ハット形状のサイドメンバAを形成し、これらサイドメ
ンバAの互いに対向する一方側の側壁A3にクロスメン
バBの側端部を当接し、かつ、該クロスメンバBの側端
上部側に前記側壁A3に設けた鍔部A5を当接させて、
これら各当接部位をそれぞれ溶接手段により結合すると
共に、前記サイドメンバAにおける他方側の側壁A2で
前記クロスメンバBとの対向個所にアウトリガーメンバ
Cの側端部を当接し、かつ、該アウトリガーメンバCの
側端上部側に前記側壁A2に設けた鍔部A4を当接さ
せ、これら各当接部位をそれぞれ溶接手段により結合し
て、前記アウトリガーメンバCの他端側に車幅方向外方
に配設されるロッカアームDを固定する一方、前記クロ
スメンバB及びアウトリガーメンバCの下部側で前記サ
イドメンバAへの結合部位近くにサスペンションメンバ
Eの支持ブラケットFを固定している。
【0004】更に詳述すると、前記支持ブラケットF
は、底壁F1と、該底壁F1の左右両側から対向状に起
立される一対の側壁F2,F3と、これら各側壁F2,
F3の上端部に外方に向けて突出する鍔部F4,F5と
を備えた概略断面ハット形状に形成され、斯かるブラケ
ットFの各鍔部F4,F5を前記各メンバB,Cの下部
側で前記サイドメンバAへの結合部位近くに溶接手段に
より固着すると共に、前記ブラケットFの底壁F1には
前記サスペンションメンバEをボルトGとナットHを介
して支持させている。尚、前記ロッカアームDは、イン
ナー部材D1とアウター部材D2とで内部中空状に構成
され、このインナー部材D1の複数個所に前記アウトリ
ガーメンバCの他端側を溶接手段により固着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な支持ブラケットFの取付構造によれば、この支持ブラ
ケットFが、前記クロスメンバB及びアウトリガーメン
バCの下部側で前記サイドメンバAへの結合部位近く
に、該サイドメンバAに対し間接的に固定されているだ
けであるから、前記支持ブラケットFに支持されるサス
ペンションメンバEに外部荷重が入力されたときのエネ
ルギー吸収特性が充分とは言えず、この外部荷重を前記
各メンバA,B,Cの全体に分散させて確実に吸収する
ことができない場合があった。
【0006】特に、前記サスペンションメンバEに外部
荷重が入力されたときには、この荷重を前記サスペンシ
ョンメンバEを座屈変形させながら吸収させることが好
ましく、斯くすることにより前記荷重が車体側に伝わる
のを良好に阻止することができるのであるが、上記従来
の構成によれば、前記サスペンションメンバEに外部荷
重が入力されたときのエネルギー吸収特性が充分ではな
く、しかも、該サスペンションメンバEが固定支持され
る前記支持ブラケットFは、板金などで形成されて剛性
が弱いことから、前記サスペンションメンバEに外部荷
重が入力されたとき、前記支持ブラケットFが破損した
りして、前記サスペンションメンバEが座屈変形を起こ
すことなく、このサスペンションメンバEによる荷重の
吸収を確実に行えないことがあった。
【0007】本発明の目的は、サスペンションメンバに
外部荷重が入力されたとき、この外部荷重をサイドメン
バやクロスメンバ及びアウトリガーメンバなどの全体で
分散吸収してエネルギー吸収特性を高めることができ、
前記サスペンションメンバによる荷重の吸収を確実に行
うことができるようにする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、左右サイドメンバ1,1間にクロスメン
バ2を架設して、前記サイドメンバ1と、該サイドメン
バ1の車幅方向外方に配設されるロッカアーム4との間
で、かつ、前記クロスメンバ2の延長線上にアウトリガ
ーメンバ3を架設する一方、前記サイドメンバ1の下面
にサスペンションメンバ5の支持ブラケット6を固定す
るようにした車両において、前記クロスメンバ2及びア
ウトリガーメンバ3における前記サイドメンバ1との結
合部位に、下方に膨出して前記支持ブラケット6の左右
側壁61,62を覆う膨出壁部25,35を設けて、こ
れら各膨出壁部25,35を前記支持ブラケット6に固
着し、前記各膨出壁部25,35で前記支持ブラケット
6の左右両側を挟持するようにしている。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、前記サイドメンバ1に前
記クロスメンバ2及びアウトリガーメンバ3を取付ける
とき、これら各メンバ2,3が前記サイドメンバ1に固
着されるだけではなく、前記各メンバ2,3に設けた膨
出壁部25,35が、前記サイドメンバ1の下部側に固
定される支持ブラケット6に固着されて、該支持ブラケ
ット6の左右両側が前記各膨出壁部25,35で挟持さ
れるため、斯かる支持ブラケット6に支持されるサスペ
ンションメンバ5に車体前方側又は車体横方向から外部
荷重が入力されたとき、この外部荷重を前記各メンバ
1,2,4などに分散吸収できてエネルギー吸収特性を
高めることができる。
【0010】また、前記各膨出壁部25,35で支持ブ
ラケット6の左右両側を挟持することにより、該支持ブ
ラケット6の支持強度を強化できることから、前記サス
ペンションメンバ5に外部荷重が入力されたとき、該サ
スペンションメンバ5の外部荷重による座屈変形を良好
に行って、このサスペンションメンバ5による荷重吸収
を確実に行うことができる。
【0011】しかも、以上のように、前記クロスメンバ
2及びアウトリガーメンバ3の各膨出壁部25,35を
前記支持ブラケット6に固着することにより、前記アウ
トリガーメンバ3を介して前記サイドメンバ1の車幅方
向両外側に配設される各ロッカアーム4の支持強度も一
層強化できることから、車体全体の剛性をさらに向上さ
せることもできる。
【0012】
【実施例】図3は車体のフロント側を簡略的に示してお
り、同図では、車体前後方向に延びる左右一対のサイド
メンバ1,1の前方部間に、車幅方向に延びるクロスメ
ンバ2を架設すると共に、前記各サイドメンバ1の車幅
方向外方側で前記クロスメンバ2の延長線上にアウトリ
ガーメンバ3をそれぞれ突設し、該各メンバ3の先端側
に前記各サイドメンバ1と平行状に延びるロッカアーム
4を支持する一方、前記各サイドメンバ1の下部側にサ
スペンションメンバ5を後述する支持ブラケット6を介
して取付け、このサスペンションメンバ5の左右両側に
ロアアーム7を介して車輪8をそれぞれ支持させてい
る。また、同図の実施例では、前記サスペンションメン
バ5として、矩形枠体51の前後左右位置に4本の取付
杆52を設けたものを用い、これら各取付杆52を前記
各サイドメンバ1に支持させるようにしている。
【0013】そして、本発明では、前記サスペンション
メンバ5に外部荷重が入力されたとき、この外部荷重を
前記サイドメンバ1やクロスメンバ2及びアウトリガー
メンバ3などの全体で分散吸収してエネルギー吸収特性
を高め、前記サスペンションメンバ5による荷重の吸収
を確実に行えるような構造とするのである。
【0014】具体的には、図1及び図2で示すように、
前記各サイドメンバ1を、底壁10と、該底壁10の左
右両側から対向状に起立される一対の側壁11,12
と、これら各側壁11,12の上端部位に車幅方向外方
に向けて突出する鍔部13,14とを備えた概略断面ハ
ット形状に形成すると共に、斯かるサイドメンバ1の開
口上部側で各側壁11,12間に断面コ形状の補強部材
15を溶接手段により固着する。
【0015】また、前記サイドメンバ1の下部側には、
前記支持ブラケット6を固着するのであって、この支持
ブラケット6は、底壁60と、該底壁60の左右両側か
ら対向状に起立される一対の左右側壁61,62と、前
記底壁60の前後部位から対向状に起立される前後側壁
63,64とを備えた有底矩形状に形成すると共に、斯
かる支持ブラケット6における前記左右側壁61,62
の上部側には、前記サイドメンバ1の各側壁11,12
に当接される固着片61a,62aを一体に形成し、か
つ、前記前後側壁63,64の上部側には、前記サイド
メンバ1の底壁60に当接される固着片63a,64a
をそれぞれ一体に形成して、これら各固着片61a,6
2a及び63a,64aを前記各側壁11,12及び底
壁10にそれぞれ溶接手段で固着することにより、前記
支持ブラケット6を前記サイドメンバ1の下部側に固定
する。
【0016】さらに、前記クロスメンバ2は、前記各サ
イドメンバ1側に固定される第1部材2Aと、これら第
1部材2A間に架設される第2部材2Bとから構成する
のであって、前記第1部材2Aは、底壁20と、該底壁
20の前後両側から対向状に起立される一対の前後側壁
21,22と、これら各側壁21,22の上端部位に前
後方向に向けて突出する鍔部23,24とを備えた概略
断面ハット形状に形成する。
【0017】そして、前記第1部材2Aの車幅方向外端
側で前記サイドメンバ1への結合部位に、前記第1部材
2Aから車幅方向外方に向けて下方側へと膨出し、前記
サイドメンバ1の右側側壁12と前記支持ブラケット6
の右側側壁62との全体を覆う膨出壁部25を一体状に
設けて、この膨出壁部25を前記サイドメンバ1と支持
ブラケット6とに固着させるのである。
【0018】更に詳しくは、前記膨出壁部25として、
前記第1部材2Aの底壁20に斜め下方に向けて連続状
に延びる傾斜壁20aを設け、また、該傾斜壁20aの
前後両側には、前記前後側壁21,22から連続状に延
び、前記各側壁12,62の上下部位に達する高さとさ
れた取付壁21a,22aを形成するのであって、これ
ら各取付壁21a,22aの先端上部側には、前記サイ
ドメンバ1の右側側壁12に当接される取付フランジ2
1b,22bを一体形成すると共に、前記各取付壁21
a,22aにおける取付フランジ21b,22bの下部
側には、前記支持ブラケット6における前後側壁63,
64の一部に当接される取付フランジ21c,22c
を、また前記傾斜壁20aの先端には、前記支持ブラケ
ット6における底壁60に当接される取付フランジ20
bをそれぞれ一体形成して、これら各取付フランジ21
b,22b、21c、22c、20bを前記各側壁1
2,63,64並びに底壁60に溶接手段で固着し、ま
た、前記前後側壁21,22から前記取付壁21a,2
2aの上部側に連続状に延びる鍔部23,24を、前記
サイドメンバ1の右側側壁12に設けた鍔部14の下面
側に当てがって溶接手段で固着することにより、前記第
1部材2Aを前記サイドメンバ1と支持ブラケット6と
に跨って取付ける。
【0019】また、前記クロスメンバ2の第2部材2B
は、前記第1部材2Aと同様に、底壁26と、該底壁2
6の前後両側から対向状に起立される一対の前後側壁2
7,28と、これら各側壁27,28の上端部位に前後
方向に向けて突出する鍔部29,29とを備えた概略断
面ハット形状に形成し、斯かる第2部材2Bを前記第1
部材2Aに嵌合固着している。
【0020】さらに、前記サイドメンバ1のクロスメン
バ2との対向部位に設けられる前記アウトリガーメンバ
3は、底壁30と、該底壁30の前後両側から対向状に
起立される一対の前後側壁31,32と、これら各側壁
31,32の上端部位に前後方向に向けて突出する鍔部
33,34とを備えており、そして、斯かるアウトリガ
ーメンバ3の車幅方向内端側で前記サイドメンバ1への
結合部位に、前記アウトリガーメンバ3から車幅方向内
方に向けて下方側へと膨出し、前記サイドメンバ1の左
側側壁11と前記支持ブラケット6の左側側壁61との
全体を覆う膨出壁部35を一体状に設けて、該膨出壁部
35を前記サイドメンバ1と支持ブラケット6とに固着
させ、この支持ブラケット6の左右両側を前記クロスメ
ンバ2とアウトリガーメンバ3との両者で挟持させるの
である。
【0021】更に詳しく説明すると、前記アウトリガー
メンバ3の膨出壁部35を形成するにあたっては、前記
底壁30を斜め下方に向けて傾斜させると共に、この底
壁30の前部側に設けられる前記前部側壁31を、前記
サイドメンバ1及び支持ブラケット6に設けた各側壁1
1,61の上下部位に達する高さに形成し、かつ、前記
後部側壁32を前記支持ブラケット6の左側側壁61と
ほぼ同一高さに形成する。そして、前記前部側壁31の
先端上部側に、前記サイドメンバ1の左側側壁11に当
接される取付フランジ31aを一体形成すると共に、前
記前部側壁31における取付フランジ31aの下部側に
は、前記支持ブラケット6における前部側壁63の一部
に当接される取付フランジ31bを一体に形成する一
方、前記後部側壁32の先端側には、前記支持ブラケッ
ト6における後部側壁64の一部に当接される取付フラ
ンジ32aを、また前記底壁30の先端側には、前記支
持ブラケット6における底壁60に当接される取付フラ
ンジ30aをそれぞれ一体形成して、これら各取付フラ
ンジ31a,31b、32a及び30aを前記各側壁1
1,63,64及び底壁60に溶接手段で固着し、ま
た、前記前部側壁31の上部側に設けられた鍔部33
を、前記サイドメンバ1の左側側壁61に設けた鍔部1
3の下面側に当てがって溶接手段で固着することによ
り、前記アウトリガーメンバ3を前記サイドメンバ1と
支持ブラケット6とに取付ける。
【0022】また、同図の実施例では、前記アウトリガ
ーメンバ3を介して支持される前記ロッカアーム4をイ
ンナー部材41とアウター部材42とで内部中空状に形
成すると共に、前記アウトリガーメンバ3における前部
側壁31の車幅方向内端下部側に、前記インナー部材4
1の壁部に当接される取付フランジ31c,31dを設
け、さらに、前記アウトリガーメンバ3における後部側
壁32の車幅方向内端側に、前記インナー部材41の壁
部に当接される取付フランジ32bを設けて、これら各
取付フランジ31c,31d,32bを介して前記アウ
トリガーメンバ3の前後側壁31,32を前記ロッカア
ーム4に固定させている。
【0023】さらに、前記支持ブラケット6の底壁60
には、前記サスペンションメンバ5の取付杆52を固定
ボルト53と前記底壁60に固定したナット54とを介
して固定支持させている。
【0024】以上の構成によれば、前記サイドメンバ1
に前記クロスメンバ2及びアウトリガーメンバ3を取付
けるとき、前記クロスメンバ2の膨出壁部25に設けた
各取付フランジ21b,22bが前記サイドメンバ1の
右側側壁12に固着され、また、前記膨出壁部25にお
ける各取付フランジ21b,22bの下部側に設けた取
付フランジ21c,22c及び前記取付フランジ20b
が、前記サイドメンバ1の下部側に固定された前記支持
ブラケット6の前後側壁63,64及び底壁60に固着
される。また、前記アウトリガーメンバ3の膨出壁部3
5を構成する前記前部側壁31の取付フランジ31a
が、前記サイドメンバ1の左側側壁11に固着され、さ
らに、前記取付フランジ31aの下部側に設けた取付フ
ランジ31bが前記支持ブラケット6の前部側壁63
に、かつ、前記後部側壁32の取付フランジ32aが前
記支持ブラケット6の後部側壁64に、また前記取付フ
ランジ30aが前記支持ブラケット6の底壁60にそれ
ぞれ固着されて、前記クロスメンバ2とアウトリガーメ
ンバ3とが前記サイドメンバ1に固定されると同時に、
前記支持ブラケット6の左右両側が前記クロスメンバ2
とアウトリガーメンバ3との各膨出壁部21,31で挟
持状態で固着されることになる。
【0025】従って、以上のような支持ブラケット6に
支持されるサスペンションメンバ5に車体前方側又は車
体横方向から外部荷重が入力されたとき、この外部荷重
を前記各メンバ1,2,4及びロッカアーム3に分散吸
収させてエネルギー吸収特性を高めることができる。ま
た、前記各膨出壁部25,35で支持ブラケット6の左
右両側を挟持することにより、該支持ブラケット6の支
持強度を強化できることから、前記サスペンションメン
バ5に外部荷重が入力されたとき、該サスペンションメ
ンバ5の外部荷重による座屈変形を良好に行って、この
サスペンションメンバ5による荷重吸収を確実に行うこ
とができる。しかも、前記クロスメンバ2及びアウトリ
ガーメンバ3の各膨出壁部25,35を前記支持ブラケ
ット6に固着することにより、前記アウトリガーメンバ
3を介して前記サイドメンバ1の車幅方向両外側に配設
される各ロッカアーム4の支持強度を一層強化できるこ
とから、車体全体の剛性をさらに向上させることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サイドメンバ1にクロスメンバ2及びアウトリガーメン
バ3を取付けるとき、これら各メンバ2,3を前記サイ
ドメンバ1に固着するだけではなく、前記各メンバ2,
3に設けた膨出壁部25,35を前記サイドメンバ1の
下部側に固定される支持ブラケット6に固着して、この
支持ブラケット6の左右両側を前記各膨出壁部25,3
5で挟持するようにしているため、斯かる支持ブラケッ
ト6に支持されるサスペンションメンバ5に車体前方側
又は車体横方向から外部荷重が入力されたとき、この外
部荷重を前記各メンバ1,2,4などに分散吸収できて
エネルギー吸収特性を高めることができる。しかも、前
記各膨出壁部25,35で支持ブラケット6の左右両側
を挟持することにより、該支持ブラケット6の支持強度
を強化できるため、前記サスペンションメンバ5に外部
荷重が入力されたとき、該サスペンションメンバ5の外
部荷重による座屈変形を良好に行って、このサスペンシ
ョンメンバ5による荷重吸収を確実に行うことができ
る。さらに、前記クロスメンバ2及びアウトリガーメン
バ3の各膨出壁部25,35を前記支持ブラケット6に
固着することにより、前記アウトリガーメンバ3を介し
て前記サイドメンバ1の車幅方向両外側に配設される各
ロッカアーム4の支持強度を一層強化できることから、
車体全体の剛性をさらに向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる支持ブラケットの取付構造例を
示す分解斜視図。
【図2】その組付状態を示す断面図。
【図3】車体前部側を簡略的に示す平面図。
【図4】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1……サイドメンバ 2……クロスメンバ 3……アウトリガーメンバ 25,35…膨張壁部 4……ロッカアーム 5……サスペンションメンバ 6……支持ブラケット 61,62…左右側壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右サイドメンバ(1)(1)間にクロ
    スメンバ(2)を架設して、前記サイドメンバ(1)
    と、該サイドメンバ(1)の車幅方向外方に配設される
    ロッカアーム(4)との間で、かつ、前記クロスメンバ
    (2)の延長線上にアウトリガーメンバ(3)を架設す
    る一方、前記サイドメンバ(1)の下面にサスペンショ
    ンメンバ(5)の支持ブラケット(6)を固定するよう
    にした車両において、 前記クロスメンバ(2)及びアウトリガーメンバ(3)
    における前記サイドメンバ(1)との結合部位に、下方
    に膨出して前記支持ブラケット(6)の左右側壁(6
    1)(62)を覆う膨出壁部(25)(35)を設け
    て、これら各膨出壁部(25)(35)を前記支持ブラ
    ケット(6)に固着し、この各膨出壁部(25)(3
    5)で前記支持ブラケット(6)の左右両側を挟持して
    いることを特徴とするサスペンションメンバ用支持ブラ
    ケットの取付構造。
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