JPH06227438A - 車体後部構造 - Google Patents

車体後部構造

Info

Publication number
JPH06227438A
JPH06227438A JP1633393A JP1633393A JPH06227438A JP H06227438 A JPH06227438 A JP H06227438A JP 1633393 A JP1633393 A JP 1633393A JP 1633393 A JP1633393 A JP 1633393A JP H06227438 A JPH06227438 A JP H06227438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension tower
cross member
vehicle body
brace
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1633393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Shirahama
光晴 白濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1633393A priority Critical patent/JPH06227438A/ja
Publication of JPH06227438A publication Critical patent/JPH06227438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サスペンションタワーブレースとクロスメン
バとの車体前後方向の相対変位を規制することによっ
て、サスペンションタワーブレースの組付け時の位置決
めを確実に行い作業性の向上を図ることにある。 【構成】 サスペンションタワー30とクロスメンバ1
8とを連結するサスペンションタワーブレース38の前
記クロスメンバ18の上面22Aに当接する部位に前記
クロスメンバ18を車体前後方向から挟持するフランジ
38C、38Eを形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サスペンションタワー
とクロスメンバとを連結するサスペンションタワーブレ
ースを有する車体後部構造に関する。詳しくは、組付け
作業の容易なサスペンションタワーブレースを有する車
体後部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体の後部構造として、
実開昭61−119873号公報に開示されている車体
後部構造が一般に知られている。図7(a)は、この従
来技術における車体後部構造の斜視図を示しており、図
中矢印FR方向は車体前方を、矢印UPは車体上方を、
矢印INは車幅内方を示す。リヤホイルハウスインナ7
0の車体前後方向略中央部に車幅方向内側に膨出形成さ
れたサスペンションタワー72と、左右のサスペンショ
ンタワー72間に車幅方向に沿って配置されたクロスメ
ンバ74とを、サスペンションタワーブレース76で連
結している。このサスペンションタワーブレース76
は、クロスメンバ74の車幅方向端部74Aからサスペ
ンションタワー72の車幅方向内側壁部72Aまで延在
している。また、サスペンションタワーブレース76の
サスペンションタワー72側の前壁部76Aと後壁部7
6Bとが、サスペンションタワー72の前壁部72Bと
後壁部72Cとを挟み、且つサスペンションタワーブレ
ース76の上部76Cが、サスペンションタワー72の
上部からクロスメンバ74の上部までテーパ状に形成さ
れている。
【0003】図7(b)は、図7(a)のG−G線断面
図を示しているが、このような車体後部構造では、サス
ペンションタワー72とサスペンションタワーブレース
76との結合部P1と、クロスメンバ74とサスペンシ
ョンタワーブレース76との結合部P2との車体上下方
向のオフセット量Hが大きくなっている。また、結合部
P1においては、結合方向が車幅方向の荷重に対して剥
離方向となっている。したがって、サスペンションタワ
ー72に車幅方向へ向かって作用する荷重をクロスメン
バ74に効率良く受け持たせることができず、特にサス
ペンションタワー72に車幅方向内側(矢印F方向)へ
向かって大きな荷重が作用した場合には、サスペンショ
ンタワー72が車幅方向内側へ倒れ込む傾向にあるとい
う問題点があり、操安性の向上及びボデーの剛性向上に
不利となっていた。
【0004】この問題点を解決した技術が、本発明と同
一出願人により先に提案された。(特願平4−1328
1号:本出願時未公知)図6にその内容を示す。図6
(a)は、この技術における車体後部構造の斜視図であ
り、図中矢印FR方向は車体前方を、矢印UPは車体上
方を、矢印INは車幅内方を示す。図6(b)は、図6
(a)のD−D線断面図である。自動車の車体後部の車
幅方向両端部に、車体上下方向に沿ってサスペンション
タワーとしてのサスペンションタワーリインホース54
が配置されている。このサスペンションタワーリインホ
ース54の中央部には、貫通孔54Aが設けられてお
り、この貫通孔54Aに沿って、車体上下方向上側へ延
びる環状のフランジ54Bが設けられている。フロアパ
ン51の上面には、左右のサスペンションタワーリイン
ホース54下部の車幅方向内側を車体前後方向に沿って
リヤサイドメンバ50が延設されている。これらの左右
のリヤサイドメンバ50の車幅方向内側に、車幅方向に
沿ってクロスメンバ53が配置されている。このクロス
メンバ53は上部に車幅方向に沿った凸部が設けられ、
下段部53Aと上段部53Bとの2段構造とされ、下段
部53Aの車幅方向両端部が左右のリヤサイドメンバ5
0にそれぞれ結合されている。そして、一端がクロスメ
ンバ53の上段部53Bに溶着され、他端がサスペンシ
ョンタワーリインホース54の上面に溶着された平板状
のサスペンションタワーブレース55が設けられてい
る。このサスペンションタワーブレース55には、サス
ペンションタワーリインホース54の中央部に設けられ
た環状のフランジ54Bと嵌合するような貫通孔55A
が設けられている。
【0005】このような車体後部構造とすることによ
り、図6(b)に示すように、サスペンションタワーブ
レース55が取り付けられるサスペンションタワーリイ
ンホース54の上面とクロスメンバ53の上段部53B
との高低差を減少させることができる。このため、サス
ペンションタワーリインホース54に作用する車幅方向
の荷重をクロスメンバ53に効率良く受け持たせること
ができ、操安性及びボデーの剛性が向上する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
ではサスペンションタワーブレース55を溶着等により
組付けする際の車体前後方向の位置決め手段がなく、サ
スペンションタワーリインホース54の環状のフランジ
54Bの中心を軸にしてサスペンションタワーブレース
55が車体前後方向に回転してしまい、サスペンション
タワーブレース55をクロスメンバ53に組付ける時の
位置決めができない。したがって、サスペンションタワ
ーブレース55をサスペンションタワーリインホース5
4とクロスメンバ53に組付ける際の作業性が悪化して
しまうという問題点があった。そこで、本発明の課題
は、サスペンションタワーブレースとクロスメンバとの
車体前後方向の相対変位を規制することによって、サス
ペンションタワーブレースの組付け時の位置決めを確実
に行い作業性の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における車体後部構造は、車体後部の車幅方
向両端部に車体上下方向に沿って配置されるとともに上
面に形成された貫通孔に沿って上方に突出した実質的に
環状のフランジが形成された左右のサスペンションタワ
ーと、フロアパンの上面に配置され前記左右のサスペン
ションタワー下部の車幅方向内側を車幅方向に延設され
たクロスメンバと、車幅方向に延びる略平板状とされ一
端が前記フランジの外周形状と略同形の貫通孔にて前記
フランジに係合された状態でサスペンションタワーの上
面に結合されるとともに他端が前記クロスメンバの上面
に結合されることにより前記クロスメンバと前記サスペ
ンションタワーとを連結する左右のサスペンションタワ
ーブレースとから成る車体後部構造において、前記左右
のサスペンションタワーブレースに前記クロスメンバを
車体前後方向から挟持するフランジが形成されているこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の手段によれば、サスペンションタワー及
びクロスメンバへのサスペンションタワーブレースの組
付け時において、サスペンションタワー上面に設けられ
た環状のフランジとサスペンションタワーブレースに設
けられた貫通孔とが係合することにより、サスペンショ
ンタワーに対してサスペンションタワーブレースの一端
が仮止めされ、サスペンションタワーブレースに設けら
れたフランジがクロスメンバの上面を挟持することによ
り、クロスメンバに対するサスペンションタワーブレー
スの車体前後方向の相対変位が規制される。したがっ
て、サスペンションタワー及びクロスメンバへのサスペ
ンションタワーブレースの組付け時における、サスペン
ションタワーブレースの位置決めが行われる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の第1実施例について説明す
る。図1は、本発明の第1実施例における車体後部構造
の斜視図である。なお、図中矢印はFRは車体前方を、
矢印UPは車体上方を、矢印INは車幅内方を示す。
【0010】図1に示したように、自動車の車体後部の
車幅方向両側部近傍には、車体前後方向へ延びるリヤサ
イドメンバ10が配置されている。
【0011】図2に示したように、このリヤサイドメン
バ10の車体方向から見た断面構造は、開口部を車幅方
向外側へ向けた断面コ字状とされており、上壁部10A
の車幅方向外側端部は、車体上下方向上側へ向けて屈曲
されフランジ10Bとされている。また、下壁部10C
の車幅方向外側端部は、車体上下方向下側へ向けて屈曲
されフランジ10Dとされている。
【0012】図1に示したように、リヤサイドメンバ1
0の車幅方向外側には、ホイールハウスインナ12が配
置されており、リヤサイドメンバ10のフランジ10
B、10Dは、それぞれホイールハウスインナ12の下
部の車幅方向内側面12Aに溶着されている。従って、
リヤサイドメンバ10はホイールハウスインナ12とで
車体前後方向へ延びる閉断面部14を構成している。
【0013】リヤサイドメンバ10の下壁部10Cの車
幅方向内側には、センタフロアパン16が配置されてい
る。このセンタフロアパン16の車幅方向両側部は車体
上下方向上側へ向けて屈曲され、フランジ16Aとされ
ており、このフランジ16Aはリヤサイドメンバ10の
縦壁部10Eの車幅方向内側面の下部に溶着されてい
る。また、センタフロアパン16の上面16Bには、車
幅方向に沿ってクロスメンバ18が配置されている。
【0014】クロスメンバ18の車幅方向から見た断面
構造は、開口部を下方に向けたハット状とされており、
矩形状とされた下段部20の上部に矩形状の凸部とされ
た上段部22が車幅方向に沿って設けられた2段構造と
されている。クロスメンバ18の下段部20の前壁部2
0Aの下段部は車体前後方向前側へ屈曲され、フランジ
20Bとされており、クロスメンバ18の下段部20の
後壁部20Cの下端部は車体前後方向後側へ屈曲され、
フランジ20Dとされている。これらのフランジ20
B、20Dはそれぞれセンタフロアパン16の上面16
Bに溶着されており、クロスメンバ18はセンタフロア
パン16とで車幅方向へ延びる閉断面構造24を構成し
ている。
【0015】クロスメンバ18の下段部20の前壁部2
0Aの車幅方向外側端部は車体前後方向前側へ屈曲さ
れ、図示しないフランジ20Eとされており、クロスメ
ンバ18の下段部20の後壁部20Cの車幅方向外側端
部は車体前後方向後側へ屈曲され、フランジ20Fとさ
れている。これらのフランジ20E、20Fはそれぞれ
リヤサイドメンバ10の縦壁部10Eの車幅方向内側面
に溶着されている。クロスメンバ18の下段部20の上
壁部20Gは車幅方向外側へ延設されフランジ20Hと
されており、このフランジ20Hはリヤサイドメンバ1
0の上壁部10Aに溶着されている。
【0016】リヤサイドメンバ10の車幅方向外輪部の
クロスメンバ18と対向する位置には、サスペンション
タワーとしてのサスペンションタワーリインホース30
が配置されている。このサスペンションタワーリインホ
ース30は、外周部30Aがホイールハウスインナ12
に形成された切欠き32の縁部に車体内側から溶着され
ている。
【0017】図2に示したように、サスペンションタワ
ーリインホース30の上壁部30Bは略水平とされてお
り、中央部には、図示を省略したサスペンションロッド
が挿入される貫通孔34が穿設されており、この貫通孔
34の周縁部には、車体上下方向上側へ向けて環状にフ
ランジ36が設けられている。ここでは、サスペンショ
ンタワーリインホース30に直接環状のフランジ36を
設けたが、貫通孔が穿設された板状部材の貫通孔周縁部
に環状のフランジを設け、この板状部材をサスペンショ
ンタワーリインホース30に固着させても良い。
【0018】サスペンションタワーリインホース30の
上壁部30Bの車幅方向内側端部は、車体上下方向下側
へ向けて延設され縦壁部30Cとされており、この縦壁
部30Cの車幅方向内側面にはリヤサイドメンバ10の
フランジ10B、10Dが溶着されている。
【0019】図1に示したように、サスペンションタワ
ーリインホース30の上壁部30Bの上面とクロスメン
バ18の上段部22の上面22Aとを掛け渡すようにサ
スペンションタワーブレース38が組付けられている。
【0020】図2に示したように、このサスペンション
タワーブレース38の車幅方向外側端部38Bには、貫
通孔40が穿設されており、この貫通孔40にサスペン
ションタワーリインホース30のフランジ36が挿入さ
れている。
【0021】図1に示すように、サスペンションタワー
ブレース38の貫通孔40の周縁部には等間隔で3箇所
に爪部41が設けられており、図3(a)に、この爪部
41の拡大図を示した。
【0022】図3(b)は、図1のA−A線断面図であ
る。爪部41は、サスペンションタワーブレース38の
貫通孔40の周縁部をフランジ36側に突出させるとと
もに、フランジ36の曲面状の屈曲部36Aを避けるた
めに車体上方に屈曲させ、オフセットさせることによっ
て、設けられている。
【0023】図1に示したように、サスペンションタワ
ーブレース38の貫通孔40と略同心円上に組付け用の
ボルトの貫通孔45が等間隔で3箇所設けられている。
サスペンションタワーブレース38は、車幅方向内側へ
向けて徐々に挟幅となっている。そして、サスペンショ
ンタワーブレース38の短手方向両端部には、クロスメ
ンバ18の上段部22を把持するようにフランジ38
C、38Eが設けられている。また、このフランジ38
C、38Eの先端部は短手方向へ屈曲してそれぞれフラ
ンジ38D、38Fとされている。
【0024】図4(a)に、図1におけるC−C線断面
図を示す。サスペンションタワーブレース38の、この
断面部分において、フランジ38Cとフランジ38Eと
の距離を、クロスメンバ18の上段部22の短手方向の
幅に略一致させてある。
【0025】また、図1において、サスペンションタワ
ーブレース38の車幅方向内側端部には、サスペンショ
ンタワーブレース38をクロスメンバ18に組付けるた
めのボルトの貫通孔42が車体前後方向に2箇所並設さ
れている。図4(b)に、図1におけるB−B線断面図
を示す。サスペンションタワーブレース38の車幅方向
内側端部の貫通孔42の下方、クロスメンバ18の上面
22Aに車体上下方向下方からウェルドナット44が溶
着されている。
【0026】図5(a)は、本発明の第1実施例におけ
るサスペンションタワーブレース38の斜視図を示して
いるが、このように、サスペンションタワーブレース3
8の中央部分からボルトを通す貫通孔42の設けられた
端部までを下方に一段下げて図示しないクロスメンバに
当接させる当接面38Gを設けても良い。この当接面3
8G上の貫通孔38Iは、サスペンションタワーブレー
ス38上に取り付けられる内装材の位置決め用のもので
ある。図5(b)は、図5(a)のK−K線断面図を示
しているが、当接面38Gを設けたことによって、サス
ペンションタワーブレース38の短手方向の両側部のフ
ランジ38C、38Eに沿ってリブ38Hが形成され、
サスペンションタワーブレース38の長手方向の剛性向
上が図れる。
【0027】次に、本発明の第1実施例における作用に
ついて説明する。サスペンションタワーブレース38を
クロスメンバ18の上面22Aとサスペンションタワー
リインホース30の上面に組付ける際、サスペンション
タワーリインホース30のフランジ36をサスペンショ
ンタワーブレース38の貫通孔40に挿入すると、サス
ペンションタワーブレース38の3箇所に設けられた爪
部41がフランジ36に当接し、サスペンションタワー
ブレース38のサスペンションタワーリインホース30
に対する車幅方向の相対変位が規制される。
【0028】図4(a)に示すように、サスペンション
タワーブレース38のフランジ38Cとフランジ38E
との距離がクロスメンバ18の上段部22の短手方向の
幅に略同一となる部分(図1中のC−C線断面部分)に
より、クロスメンバ18の上段部22を、サスペンショ
ンタワーブレース38のフランジ38C、38Eが挟持
するため、サスペンションタワーブレース38のクロス
メンバ18に対する車体前後方向の相対変位が規制され
る。
【0029】こののち、サスペンションタワーブレース
38はサスペンションタワーリインホース30に、サス
ペンションタワーブレース38の組付け用のボルトの貫
通孔45に図示しないサスペンションロッドのボルトを
組付け用のボルトとして挿入されて組付けられ、図示し
ない組付け用のボルト2本を車体上方から貫通孔42に
挿入し、クロスメンバ18の上面22Aの下面に溶着さ
れたウェルドナット44に螺着されて組付けられる。
【0030】このように、サスペンションタワーリイン
ホース30に対してサスペンションタワーブレース38
の一端が仮止めされ、サスペンションタワーブレース3
8に設けられたフランジ38C、38Eがクロスメンバ
18の上面を挟持することにより、クロスメンバ18に
対するサスペンションタワーブレース38の車体前後方
向の相対変位が規制され、サスペンションタワーブレー
ス38の位置決めが行われるので、サスペンションタワ
ーブレース38のサスペンションタワーリインホース3
0とクロスメンバ18への組付け時の作業性を向上する
ことができる。
【0031】また、サスペンションタワーブレース38
の貫通孔40の周縁部に車体上方に屈曲しオフセットさ
れて設けられた複数の爪部41のみがサスペンションタ
ワーリインホース30に設けられた環状のフランジ36
に当接するので、環状のフランジ36に対するサスペン
ションタワーブレース38の組付け位置の精度を上げる
ことができる。さらに、図3(b)に示すように、爪部
41は上方にオフセットされているので、サスペンショ
ンタワーリインホース30のフランジ36の曲面状の屈
曲部36Aを避けフランジ36の平面部分と当接するこ
とによりガタが生じにくくなるので、サスペンションタ
ワーブレース38の組付け時において、サスペンション
タワーブレース38をサスペンションタワーリインホー
ス30に対し確実に位置決めすることができる。
【0032】サスペンションタワーブレース38のサス
ペンションタワーリインホース30とクロスメンバ18
に対する位置決めが確実に行えるので、サスペンション
ロッドを組付ける前にサスペンションタワーブレース3
8を仮固定することが可能となり、サスペンションタワ
ーブレース38の上方に配置される部品の組付けが可能
となるので、車体後部の部品の組付け工程の自由度を増
すことができる。
【0033】ここでは、サスペンションタワーリインホ
ース30およびクロスメンバ18へのサスペンションタ
ワーブレース38の組付けをボルト締めとしたが、溶着
であっても一向に構わない。
【0034】また、フランジ38C、38Eにより、サ
スペンションタワーブレース38の長手方向における曲
げ剛性を高めることができ、図示しないサスペンション
ロッドからの力の入力をより良くクロスメンバ18に伝
えることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明における車体後部構造は、サスペ
ンションタワーブレースの組付け時において、クロスメ
ンバに対するサスペンションタワーブレースの車体前後
方向の相対変位を規制することにより、サスペンション
タワーブレースの位置決めが行われるので、サスペンシ
ョンタワーブレースのサスペンションタワーとクロスメ
ンバへの組付け時の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における車体後部構造の斜
視図。
【図2】図1のE−E線断面図。
【図3】(a)本発明の第1実施例における爪部の拡大
図。 (b)図1のA−A線断面図。
【図4】(a)図1のC−C線断面図。 (b)図1のB−B線断面図。
【図5】(a)本発明の第1実施例におけるサスペンシ
ョンタワーブレースの斜視図。 (b)図5(a)のK−K線断面図。
【図6】(a)先行技術における車体後部構造の斜視
図。 (b)図6(a)のD−D線断面図。
【図7】(a)従来技術における車体後部構造の斜視
図。 (b)図7(a)のG−G線断面図。
【符号の説明】
10 ・・・ リヤサイドメンバ 12 ・・・ ホイールハウスインナ 18 ・・・ クロスメンバ 30 ・・・ サスペンションタワーリインホース(サ
スペンションタワー) 38 ・・・ サスペンションタワーブレース 38C、38E ・・・ フランジ 41 ・・・ 爪部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部の車幅方向両端部に車体上下方
    向に沿って配置されるとともに上面に形成された貫通孔
    に沿って上方に突出した実質的に環状のフランジが形成
    された左右のサスペンションタワーと、 フロアパンの上面に配置され前記左右のサスペンション
    タワー下部の車幅方向内側を車幅方向に延設されたクロ
    スメンバと、 車幅方向に延びる略平板状とされ一端が前記フランジの
    外周形状と略同形の貫通孔にて前記フランジに係合され
    た状態でサスペンションタワーの上面に結合されるとと
    もに他端が前記クロスメンバの上面に結合されることに
    より前記クロスメンバと前記サスペンションタワーとを
    連結する左右のサスペンションタワーブレースとから成
    る車体後部構造において、 前記左右のサスペンションタワーブレースに前記クロス
    メンバを車体前後方向から挟持するフランジが形成され
    ていることを特徴とする車体後部構造。
JP1633393A 1993-02-03 1993-02-03 車体後部構造 Pending JPH06227438A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1633393A JPH06227438A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 車体後部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1633393A JPH06227438A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 車体後部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06227438A true JPH06227438A (ja) 1994-08-16

Family

ID=11913512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1633393A Pending JPH06227438A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 車体後部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06227438A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879078A (en) * 1988-03-14 1989-11-07 Hercules Incorporated Process for producing uniaxial polyolefin/filler films for controlled atmosphere packaging
US6548132B1 (en) 1998-07-23 2003-04-15 Landec Corporation Packaging biological materials
JP2007290513A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両の板材シール構造
CN100360367C (zh) * 2005-02-09 2008-01-09 本田技研工业株式会社 车体的底板
US20100327570A1 (en) * 2009-06-26 2010-12-30 Suzuki Motor Corporation Rear Suspension Spring Support Structure
WO2017151069A1 (en) * 2016-03-04 2017-09-08 Asian Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body floor structure

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879078A (en) * 1988-03-14 1989-11-07 Hercules Incorporated Process for producing uniaxial polyolefin/filler films for controlled atmosphere packaging
US6548132B1 (en) 1998-07-23 2003-04-15 Landec Corporation Packaging biological materials
CN100360367C (zh) * 2005-02-09 2008-01-09 本田技研工业株式会社 车体的底板
JP2007290513A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両の板材シール構造
US20100327570A1 (en) * 2009-06-26 2010-12-30 Suzuki Motor Corporation Rear Suspension Spring Support Structure
US8276926B2 (en) * 2009-06-26 2012-10-02 Suzuki Motor Corporation Rear suspension spring support structure
WO2017151069A1 (en) * 2016-03-04 2017-09-08 Asian Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body floor structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6053564A (en) Vehicle body side sill reinforcing bulkhead
US7784858B2 (en) Rear vehicle body structure
US7083225B2 (en) Vehicle body structure of periphery of rear suspension
KR20080028103A (ko) 복합 공법으로 제작된 차량용 알루미늄 서브프레임
JPH06227438A (ja) 車体後部構造
JPH09240510A (ja) 自動車の車体後部構造
JP2002154459A (ja) 自動車の下部車体構造
JP4267835B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP3480292B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2852194B2 (ja) サスペンションメンバ用支持ブラケットの取付構造
JP2000211555A (ja) 車両用シャシフレ―ム構造
JPH11115796A (ja) サスペンションメンバ
JP2000016350A (ja) 自動車のリヤフロア構造
JP4284512B2 (ja) 車体フレーム構造
JPH0825371B2 (ja) 自動車のサスペンション取付部構造
JP2566131Y2 (ja) シフトレバーブラケツト取付用サポート
JPH0420702Y2 (ja)
JPH0348944Y2 (ja)
JP3592137B2 (ja) スプリングサポートの結合構造
JP2997166B2 (ja) ステアリング装置の支持構造
JP4164667B2 (ja) 車体フレーム構造
JPH0629087Y2 (ja) 自動車のシフトレバー取付部のボデー構造
JPH0751977Y2 (ja) サスペンションタワー取付構造
JP2904987B2 (ja) 車両の燃料タンク取付構造及び取付方法
JPH07285462A (ja) 自動車の前部車体構造