JPH0420705Y2 - - Google Patents

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JPH0420705Y2
JPH0420705Y2 JP1986102705U JP10270586U JPH0420705Y2 JP H0420705 Y2 JPH0420705 Y2 JP H0420705Y2 JP 1986102705 U JP1986102705 U JP 1986102705U JP 10270586 U JP10270586 U JP 10270586U JP H0420705 Y2 JPH0420705 Y2 JP H0420705Y2
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JP
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vehicle body
recess
body frame
nut plate
opening edge
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JP1986102705U
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JPS638166U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車の車体フレームまわりの車
体構造に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、自動車の車体の剛性を保持するため
に、車体フロア等の車体部材をハツト状断面形の
車体フレームに結合することが多く、これに関し
て種々の構造のものが案出されている(たとえば
実開昭59−9982号公報参照)。
しかしこの車体フレームに、サスペンシヨン装
置あるいはデフアレンシヤル装置の支持部材を取
付ける場合、地上高の制約等から、この車体フレ
ームに、支持部材の取付ブツシユを納める凹部を
形成すると、フレームノ剛性が著しく低下するよ
うになる。
これを第1図および従来例を示す第4図、第5
図について説明すると、次のとおりである。
第1図は、車体2の下方から見たものであり、
車体前後方向の車体フレーム3の上に車体フロア
4が位置し、車側にある車輪6をホイールハウス
7が覆つている。車体2の左右に対称形状に位置
する車体フレーム3(図ではその一方のみを示
す)の間には、サスペンシヨンメンバ(支持部
材)9を掛け渡し、これにサスペンシヨン装置の
リンク10を揺動自由に取付る。
車体フレーム3は、第4図に示すように、ハツ
ト状断面形からなり、その開口縁部3aの上面に
車体フロア4を結合する。またサスペンシヨンメ
ンバ9を取付けるにあたり、地上高を保持するた
めに、車体フレーム3に凹部3bを形成して、こ
れにサスペンシヨンメンバ9の取付ブツシユ12
を納める。すなわち凹部3bの外面(下面)に取
付ブツシユ12を置き、凹部3bの内面(上面)
にナツトプレート13(ナツト14を溶接してあ
る)を当て、取付ネジ16を、取付ブツシユ12
を通してナツト14にねじ込み、取付ブツシユ1
2を固着する。
この構造において、ナツトプレート13は、第
5図に示すように、周囲に丈の低い縁部13aを
有するだけであり、いわば座金に過ぎないから、
凹部3bに何等の剛性を付与するものでもない。
従つてサスペンシヨンメンバ9を介して各種の荷
重が作用するとき、凹部3bはそれ自体の剛性の
みにより対応することになる。すなわち凹部3b
は剛性不足により、F方向あるいはG方向に変形
して鎖線で示すようになり、サスペンシヨン装置
の作動不良、あるいは車体の破損を招くという問
題点がある。
〔考案の目的〕
この考案は、前記の問題点に対して、これを解
消する自動車の車体構造を提供するようにしたも
のである。
〔考案の構成〕
この考案は、開口縁部に車体部材を結合すると
ともに、サスペンシヨン等の支持部材の取付ブツ
シユを納める凹部を形成したハツト状断面形の車
体フレームにおいて、前記車体フレーム内に、該
開口縁部から該凹部に亘る側壁部を有するバスタ
ブ形ナツトプレートを重ね合わせて凹部に取り付
け、前記バスタブ形ナツトプレートの上縁部を、
車体フレームの開口縁部とこの車体フレームが相
対する車体フロアとの間に挟み込んで一体にして
結合したことを特徴とする自動車の車体構造であ
る。
〔実施例〕
この考案の詳細を、この考案の実施例を示す第
2図、第3図について説明すると、次のとおりで
ある。
第2図は、サスペンシヨンメンバ9を取付ける
車体フレーム20まわりの構造を示し、車体フレ
ーム20の開口縁部20aの上部に車体フロア4
が位置し、また車体フレーム20の凹部20bの
外面(下面)に、サスペンシヨンメンバ9の取付
ブツシユ12が位置する。そして凹部20bの内
面(上面)に位置するナツトプレート22(ナツ
ト23を溶接してある)は、第3図に示すように
バスタブ形に形成してあり、底部22a、側壁部
22b、上縁部22cを一体に成形してある。
そこでナツトプレート22の上縁部22cを、
車体フレーム20の開口縁部20aと車体フロア
4との間に挟み込み、一体的に結合する。また凹
部20bの外面(下面)に取付ブツシユ12を置
き、凹部20bの内面(上面)にナツトプレート
22を当て、取付ネジ24を、取付ブツシユ12
を通してナツト23にねじ込み、取付ブツシユ1
2を固着する。
〔考案の効果〕
この考案は、前述のように構成してあり、ナツ
トプレート22をバスタブ形に形成して、上縁部
22cと車体フレームの開口縁部20aと車体フ
ロア4とを一体的に結合し、またナツトプレート
の底部22aを車体フレームの凹部20bに重ね
て取付ブツシユ12を固着するようにしてあるか
ら、底部22aと上縁部22cとを連ねる側壁部
22bは、車体フレーム20の側壁部20cに対
して、セパレータ壁面を形成するようになり、凹
部20bまわりの剛性が格段に向上する。
さらに第6図に示すように、従来は車体フレー
ム3を成形の際に、その側壁部3cがはね返つて
鎖線で示すようになる傾向があり、凹部3bと車
体フロア4との間隔寸法Hの精度が出しにくいと
いう不具合があつたが、この考案では第7図に示
すように、バスタブ形のナツトプレート22を先
にフレーム20に結合してから、車体フロア4に
固着するため、間隔寸法Hはバスタブ形のナツト
プレート22により決定される。従つてフレーム
側壁部3cのはね返りに左右されず高い精度が得
られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は車体の要部底面図、第2図はこの考案
の実施例を第1図A−A線の拡大断面図、第3図
は第2図のナツトプレートの斜視図、第4図は従
来例を示す第1図A−A線の拡大断面図、第5図
は第4図のナツトプレートの斜視図、第6図は従
来の車体フレームの不具合を示す断面図、第7図
はこれを解消したこの考案の断面図である。 4……車体フロア、9……サスペンシヨンメン
バ、12……取付ブツシユ、20……車体フレー
ム、20a……開口縁部、20b……凹部、22
……ナツトプレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開口縁部に車体部材を結合するとともに、サス
    ペンシヨン等の支持部材の取付ブツシユを納める
    凹部を形成したハツト状断面形の車体フレームに
    おいて、 前記車体フレーム内に、該開口縁部から該凹部
    に亘る側壁部を有するバスタブ形ナツトプレート
    を重ね合わせて凹部に取り付け、 前記バスタブ形ナツトプレートの上縁部を、車
    体フレームの開口縁部とこの車体フレームが相対
    する車体フロアとの間に挟み込んで一体にして結
    合したことを特徴とする自動車の車体構造。
JP1986102705U 1986-07-04 1986-07-04 Expired JPH0420705Y2 (ja)

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JPS638166U JPS638166U (ja) 1988-01-20
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JP2904808B2 (ja) * 1989-06-08 1999-06-14 株式会社ガスター 強制燃焼用ガスバーナ
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JPS617924Y2 (ja) * 1981-01-19 1986-03-11

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JPS638166U (ja) 1988-01-20

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