JP6815145B2 - 車体への部品の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体への部品の取付構造に関する。
車両の一例である自動車では、たとえば板金をプレス成型することにより、凹凸によるフランジを形成している。また、長尺状の凹凸であるフランジに重ねて他の板金を重ねることにより、高い強度のフレームを成形している。
そして、特許文献1にあるように、そのように成形されたフランジに重ねてステーを固定し、このステーに対してたとえばリアクロスメンバ、リンク、アームなどの部品をねじ止め固定することがある。
特開2013−139236号公報
しかしながら、このように車体のフランジやステーに対してねじ止めにより部品を取り付ける場合、ネジ止めに用いるナット部材またはボルト部材をフランジやステーに対して固定する必要がある。そして、ナット部材またはボルト部材は、一般的に、フランジやステーに対して溶接により固定される。
そして、このように溶接によりたとえばナット部材をフランジに固定した場合、溶接時に熱が加えられるため、フランジが微妙に変形してしまう可能性がある。そして、フランジが微妙にでも変形してしまうと、部品を取り付けた状態でフランジと取り付け部品との間に微小な隙間が形成され、ネジ止めにより固定したとしても高い部品の取り付け強度が得られなくなってしまう可能性がある。
このように、車両では、それに取り付ける部品をねじ止めにより十分に高い強度で取り付けること、ひいてはねじ止めにより部品を車体に取り付ける場合であってもそのような高い強度を容易に確保することができるようにすること、が求められている。
本発明に係る車体への部品の取付構造は、フランジを有する車体と、前記フランジに重ねて固定されたステーと、前記ステーと重なる第一螺合部および前記第一螺合部から突出する延長部を有し、前記延長部が前記ステーおよび前記フランジを貫通して前記フランジに固定された第一ネジ部材と、前記第一ネジ部材の前記第一螺合部と螺合される第二螺合部を有し、前記車体に取り付けられる部品を前記第一螺合部との間で挟む第二ネジ部材と、を有する。
好適には、前記第一ネジ部材および前記第二ネジ部材は、前記車体に取り付けられる前記部品を、または該部品とともに前記ステーを、それらの間に挟む一対の平面を有する、とよい。
好適には、前記第一ネジ部材は、前記延長部が前記フランジに溶接した状態または圧入した状態に固定されている、とよい。
このような本発明では、車体に取り付けられる部品は、第一ネジ部材の第一螺合部と第二ネジ部材との間に挟まれた状態でねじ止めされる。そして、第一ネジ部材は、第一螺合部においてステーに固定されるのではなく、第一螺合部から突出した延長部においてフランジに固定される。よって、仮に第一ネジ部材を溶接により固定するとしても、第一螺合部やステーが成形後に熱変形してしまうことはない。
このため、車体に取り付けられる部品を挟み込む第一ネジ部材の第一螺合部および第二ネジ部材は、部品やこれらの部材は、各々の成形精度のまま部品と重ねられ、互いに密着した状態でねじ止め固定される。また、第一ネジ部材の第一螺合部と第二ネジ部材との間に部品ともにステーを挟み込む場合でも同様である。
本発明に係る他の車体への部品の取付構造は、フランジを有する車体と、前記フランジに固定された第一ネジ部材と、前記フランジに重ねて固定されたステーと、前記第一ネジ部材と螺合され、前記車体に取り付けられる部品を前記ステーとの間で挟む第二ネジ部材と、を有する。
好適には、前記ステーおよび前記第二ネジ部材は、前記車体に取り付けられる前記部品を、それらの間に挟む一対の平面を有する、とよい。
好適には、前記第一ネジ部材と同じ軸心となるように前記ステーに嵌合またはねじ止めされたスペーサ部材、を有し、前記ステーと前記第二ネジ部材との間に、前記部品ともに前記スペーサ部材が挟み込まれる、とよい。
好適には、前記第一ネジ部材は、前記フランジに溶接した状態または圧入した状態に固定されている、とよい。
このような本願の他の発明では、車体に取り付けられる部品は、ステーと第二ネジ部材との間に挟まれた状態でねじ止めされる。そして、第一ネジ部材は、ステーに固定されるのではなく、フランジに固定される。よって、仮に第一ネジ部材を溶接により固定するとしても、ステーが成形後に熱変形してしまうことはない。
このため、車体に取り付けられる部品を挟み込むステーおよび第二ネジ部材は、各々の成形精度のまま部品と重ねられ、互いに密着した状態でねじ止め固定される。
好適には、前記車体に取り付けられる部品は、前記車体の下部に取り付けられるクロスメンバ、または前記車体に取り付けられるリンク、アーム若しくはバッテリモジュールである、とよい。
以上のように、本発明では、車両に取り付ける部品は、ねじ止めにより十分に高い強度で取り付けられ得る。部品をねじ止めにより車体に取り付ける場合であっても、ばらつきが少ない高い強度で取り付けることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る車体への部品の取付構造が適用される自動車の説明図である。 図2は、車体のリアビームにリアクロスメンバを取り付ける構造の一例の説明図である。 図3は、ねじ止めによる取り付け強度の説明図である。 図4は、本実施形態に係る取り付け構造の説明図である。 図5は、図4の取り付け構造に用いる部品の分解図である。 図6は、第一実施形態に係る車体への部品の取付構造の変形例の説明図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係る取り付け構造の説明図である。 図8は、図7の取り付け構造に用いる部品の分解図である。 図9は、第二実施形態に係る車体への部品の取付構造の第一変形例の説明図である。 図10は、第二実施形態に係る車体への部品の取付構造の第二変形例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る車体2への部品の取付構造が適用された自動車1の説明図である。自動車1は、車両の一例である。図1は、自動車1の車体2を下方から見た図である。
自動車1の車体2では、たとえば板金をプレス成型することにより、凹凸によるフランジを形成している。また、長尺状の凹凸であるフランジに重ねて他の板金を重ねることにより、高い強度のフレームを形成している。
図1には、このような方法で成形されたフレームとして、一対のリアビーム3、一対のフロアビーム4、が図示されている。また、図1には、この他のフレームとして、一対のサイドシル5、一対のフロントビーム6が図示されている。これらのフレームは、車体2の骨格を構成する骨格部材として機能する。
そして、車体2には、図1に例示するように、リアクロスメンバ7、フロントクロスメンバ8、バッテリモジュール9などの部品が、取り付けられる。図1では、一対のフロントビーム6にフロントクロスメンバ8が取り付けられ、一対のフロアビーム4にバッテリモジュール9が取り付けられ、一対のリアビーム3にリアクロスメンバ7が取り付けられる。
ところで、これらの部品は、たとえばねじ止めなどにより車体2に取り付けられる。ねじ止めとすることにより、着脱可能に部品を取り付けることができる。また、リアクロスメンバ7は、ゴムブッシュを介して車体2に取り付けることができる。
図2は、車体2のリアビーム3にリアクロスメンバ7を取り付ける構造の一例の説明図である。
図2では、リアビーム3としてのフランジ11の下側にステー12が重ねて固定され、ステー12にナット部材13が溶接され、ナット部材13と螺合するボルト部材14とステー12との間にリアクロスメンバ7が挟まれている。ステー12とボルト部材14との間に挟まれた状態で、リアクロスメンバ7は車体2にねじ止め固定される。
しかしながら、このように車体2のフランジ11やステー12に対してねじ止めにより部品を取り付ける場合、ネジ止めに用いるナット部材13またはボルト部材14をフランジ11やステー12に対して固定する必要がある。そして、ナット部材13またはボルト部材14は、一般的に溶接によりフランジ11やステー12に対して固定されている。
そして、このように溶接によりたとえば図2のようにナット部材13をステー12に固定した場合、溶接時に熱が加えられるため、ステー12が微妙に変形してしまう可能性がある。そして、ステー12が微妙に変形してしまうと、部品を取り付けた状態でステー12と取り付け部品との間に微小な隙間が形成され、ネジ止めにより固定したとしても高い部品の取り付け強度が得られなくなってしまう可能性がある。
図3は、ねじ止めによる取り付け強度の説明図である。
図3(A)は、正常にねじ止めされた状態であり、図3(B)は、第一板金41と第二板金42との間に空間が形成された状態でねじ止めされた状態である。
そして、ナット部材13が溶接される第一板金41が溶接熱により変形していない場合には、図3(A)に示すように、平らな第一板金41と第二板金42とは互いに密着して重なり、その状態でナット部材13とボルト部材14との間に挟み込まれる。
これに対して、図3(B)に示すようにナット部材13が溶接される第一板金41が溶接熱により微妙に変形した場合、第一板金41と第二板金42とは該変形部分において互いに密着しなくなる。
そして、図3(A)の正常なねじ止め状態では、ナット部材13の接触面およびボルト部材14の接触面を端面として中央部が膨らんだ等価円柱43の範囲が、ネジ止めによる取り付け剛性に寄与する。
これに対して、図3(B)のように隙間が形成されている場合には、その隙間より内側の範囲が、ネジ止めによる取り付け剛性に寄与すると考えられる。等価円柱43は、小さくなる。
その結果、図3(B)のように隙間が形成された場合には、ネジ止め部分の取り付け剛性が低下してしまう。
このように、車両では、それに取り付ける部品をねじ止めにより十分に高い強度で取り付けること、ひいてはねじ止めにより部品を車体2に取り付ける場合であってもそのような高い強度を容易に確保することができるようにすること、が求められている。
図4は、本実施形態に係る取り付け構造の説明図である。図5は、図4の取り付け構造に用いる部品の分解図である。
図5には、車体2のフランジ11と、フランジ11の下側に重ねて固定されるステー12と、ナット部材13と、車体2に取り付けるリアクロスメンバ7と、ボルト部材14と、が図示されている。そして、ナット部材13とボルト部材14との間には、リアクロスメンバ7が挟み込まれている。
ナット部材13は、ナット部21と、延長部22とを有する。ナット部21は、たとえば六角柱形状を有する。延長部22は、ナット部21と同じ軸心で、ナット部21の一方側へ円錐台形状に延長して設けられる。ナット部21は、円錐台形状の延長部22の一端において外向きに突出したフランジ状に設けられる。そして、ナット部21および延長部22には、ネジ孔23が形成される。
ボルト部材14は、ボルト部31と、頭部32とを有する。ボルト部31は、外周面にねじ溝が形成された円柱形状を有する。頭部32は、たとえば六角柱形状を有し、円柱形状のボルト部31の一端において外向きに突出したフランジ状に設けられる。
そして、ナット部材13は、円錐台形状の延長部22がステー12およびフランジ11に形成した穴に圧入される。延長部22は、ステー12およびフランジ11を貫通する。
また、ナット部材13は、延長部22の外周面がフランジ11と溶接される。
これにより、ナット部材13は、ナット部21の上側の平面S13がステー12の下側の平面S12とこれらの成形精度で面接触した状態で、車体2に固定される。ナット部21は、ステー12と重なる。
また、ボルト部材14は、円柱ネジ形状のボルト部31がリアクロスメンバ7の取り付け孔に挿入され、この状態でナット部材13と螺合される。
これにより、リアクロスメンバ7は、ナット部材13のナット部21と、ボルト部材14の頭部32との間にねじ止めされる。ナット部材13のナット部21の下側の平面S13とリアクロスメンバ7の上側の平面S7とは、これらの成形精度で面接触し得る。また、リアクロスメンバ7の下側の平面S7とボルト部材14の頭部32の上側の平面S14とは、これらの成形精度で面接触し得る。
以上のように、本実施形態では、車体2に取り付けられる部品としてのリアクロスメンバ7は、ナット部材13のナット部21とボルト部材14との間に挟まれた状態でねじ止めされる。そして、ナット部材13は、ナット部21においてステー12に固定されるのではなく、ナット部材13から突出した延長部22においてフランジ11に固定される。よって、仮にナット部材13を溶接により固定するとしても、ナット部21やステー12が成形後に熱変形してしまうことはない。
このため、車体2に取り付けられる部品を挟み込むナット部材13のナット部21およびボルト部材14は、各々の成形精度のままリアクロスメンバ7と重ねられ、互いに密着した状態でねじ止め固定される。
その結果、本実施形態では、車体2に取り付けるリアクロスメンバ7は、ねじ止めにより十分に高い強度で取り付けられ得る。リアクロスメンバ7をねじ止めにより車体2に取り付ける場合であっても、ばらつきが少ない高い強度で取り付けることができる。
特に、本実施形態では、ナット部材13およびボルト部材14は、車体2に取り付けられるリアクロスメンバ7をそれらの間に挟む一対の平面S13,S14を有する。よって、ナット部材13およびボルト部材14は、一対の平面S13,S14により、車体2に取り付けられるリアクロスメンバ7の表面と密着し得る。ナット部材13およびボルト部材14との間に、密着する一対の平面S13,S14に対応した大きなサイズの等価剛性が得られ、高い取り付け強度を安定的に確保することができる。
なお、本実施形態では、ナット部材13の延長部22がフランジ11に溶接されているが、延長部22をフランジ11に圧入した場合でも、同様の効果を期待できる。
また、図6の変形例に示すように、ナット部材13のナット部21とボルト部材14の頭部32との間に、リアクロスメンバ7ともにステー12を挟み込むようにしてもよい。この場合でも、同様の効果を期待できる。
[第二実施形態]
図7は、本発明の第二実施形態に係る取り付け構造の説明図である。図8は、図7の取り付け構造に用いる部品の分解図である。
図8には、車体2のフランジ11と、フランジ11に固定されたナット部材51と、フランジ11の下側に重ねて固定されるステー12と、スペーサ部材56と、車体2に取り付けるリアクロスメンバ7と、ボルト部材14と、が図示されている。そして、ナット部材51に螺合されたボルト部材14とステー12との間には、スペーサ部材56とリアクロスメンバ7とが重ねて挟み込まれている。
ナット部材51は、たとえば六角柱形状を有する。そして、ナット部材51には、ネジ孔52が形成される。
スペーサ部材56は、挿入部57と、フランジ部58とを有する。挿入部57は、たとえば円筒形状に形成される。フランジ部58は、円筒形状の挿入部57の一端寄りの外周面から全周にわたって外向きに突出する。フランジ部58は、円周外形を有する。
ボルト部材14は、ボルト部31と、頭部32とを有する。ボルト部31は、外周面にねじ溝が形成された円柱形状を有する。頭部32は、たとえば六角柱形状を有し、円柱形状のボルト部31の一端において外向きに突出したフランジ状に設けられる。
そして、ナット部材51は、フランジ11と溶接される。これにより、ナット部材51は、車体2に固定される。
また、スペーサ部材56は、円筒形状の挿入部57がステー12に形成した穴に圧入して嵌合される。これにより、スペーサ部材56は、フランジ部58の上側の平面S56がステー12の下側の平面S12とこれらの成形精度で面接触した状態で、車体2に固定される。ナット部21は、ステー12と重なる。また、スペーサ部材56は、ナット部材51と同じ軸心となるように固定される。なお、スペーサ部材56は、ステー12に形成した穴にねじ止めされてもよい。
また、ボルト部材14は、円柱ネジ形状のボルト部31がリアクロスメンバ7の取り付け孔に挿入され、この状態でナット部材51と螺合される。
これにより、リアクロスメンバ7は、ステー12と、ナット部材51と螺合したボルト部材14の頭部32との間に、スペーサ部材56のフランジ部58ともにねじ止めされる。スペーサ部材56のフランジ部58の下側の平面S56とリアクロスメンバ7の上側の平面S7とは、これらの成形精度で面接触し得る。また、リアクロスメンバ7の下側の平面S7とボルト部材14の頭部32の上側の平面S14とは、これらの成形精度で面接触し得る。
以上のように、本実施形態では、車体2に取り付けられるリアクロスメンバ7は、ステー12とボルト部材14との間に挟まれた状態でねじ止めされる。そして、ナット部材51は、ステー12に固定されるのではなく、フランジ11に固定される。よって、ナット部材51を溶接により固定しているにもかかわらず、ステー12が成形後に熱変形してしまうことはない。
このため、車体2に取り付けられるリアクロスメンバ7を挟み込むステー12およびボルト部材14は、各々の成形精度のままリアクロスメンバ7と重ねられ、互いに密着した状態でねじ止め固定される。
その結果、本実施形態では、車体2に取り付けるリアクロスメンバ7は、ねじ止めにより十分に高い強度で取り付けられ得る。リアクロスメンバ7をねじ止めにより車体2に取り付ける場合であっても、ばらつきが少ない安定した高い強度で取り付けることができる。
特に、本実施形態では、ステー12およびボルト部材14は、車体2に取り付けられるリアクロスメンバ7をそれらの間に挟む一対の平面S12,S14を有する。よって、ステー12およびボルト部材14は、一対の平面S12,S14によりリアクロスメンバ7の表面と密着し得る。ステー12およびボルト部材14との間に、密着する一対の平面S12,S14に対応したサイズの大きな等価剛性が得られ、高い取り付け強度を安定的に確保することができる。
本実施形態では、ステー12とボルト部材14との間に、リアクロスメンバ7ともにスペーサ部材56が挟み込まれる。この場合でも、ステー12およびスペーサ部材56が成形後に加熱されないので、各々を成形精度のままリアクロスメンバ7と重ね、互いに密着した状態でねじ止め固定できる。
なお、本実施形態では、ナット部材51がフランジ11に溶接されている。この他にもたとえばナット部材51は、フランジ11に圧入してもよい。この場合でも、同様の効果を期待できる。
また、図9に示すように、スペーサ部材56は、フランジ11とステー12との間隔に対応する高さに形成され、フランジ11とステー12との間に配置されてもよい。この場合でも、スペーサ部材56に支持されたステー12と、ボルト部材14の頭部32との間に、リアクロスメンバ7を挟み込むことができる。この場合でも、同様の効果を期待できる。
また、図10に示すように、スペーサ部材56を用いずに、ステー12と、ボルト部材14の頭部32との間に、リアクロスメンバ7を挟み込むようにしてもよい。この場合でも、同様の効果を期待できる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態は、車体2に取り付ける部品をリアクロスメンバ7とした場合の例である。
この他にもたとえば、車体2に取り付ける部品には、車体2の下部に取り付けられるフロントクロスメンバ8、車体2の下側において車体2と軸下部品とを連結するリンク若しくはアーム、または、車体2に取り付けられるバッテリモジュール9がある。
1…自動車(車両)
2…車体
3…リアビーム
4…フロアビーム
5…サイドシル
6…フロントビーム
7…リアクロスメンバ
S7…平面
8…フロントクロスメンバ
9…バッテリモジュール
11…フランジ
12…ステー
S12…平面
13…ナット部材(第一ネジ部材)
S13…平面
14…ボルト部材(第二ネジ部材)
S14…平面
21…ナット部(第一螺合部)
22…延長部
23…ネジ孔
31…ボルト部(第二螺合部)
32…頭部
41…第一板金
42…第二板金
43…等価円柱
51…ナット部材(第一ネジ部材)
52…ネジ孔
56…スペーサ部材
S56…平面
57…挿入部
58…フランジ部

Claims (4)

  1. フランジを有する車体と、
    前記フランジに重ねて固定されたステーと、
    前記ステーと重なる第一螺合部および前記第一螺合部から突出する延長部を有し、前記延長部が前記ステーおよび前記フランジを貫通して前記フランジに固定された第一ネジ部材と、
    前記第一ネジ部材の前記第一螺合部と螺合される第二螺合部を有し、前記車体に取り付けられる部品を前記第一螺合部との間で挟む第二ネジ部材と、
    を有し、
    前記第一ネジ部材における前記第一螺合部は、前記延長部の一端から外向きに突出してフランジ状に設けられ、前記第一螺合部の前記延長部側の面が前記ステーの面と接触した状態で固定される車体への部品の取付構造。
  2. 前記第一ネジ部材および前記第二ネジ部材は、前記車体に取り付けられる前記部品を、それらの間に挟む一対の平面を有する、
    請求項1記載の車体への部品の取付構造。
  3. フランジを有する車体と、
    前記フランジに固定された第一ネジ部材と、
    前記フランジに重ねて固定されたステーと、
    前記第一ネジ部材と螺合され、前記車体に取り付けられる部品を前記ステーとの間で挟む第二ネジ部材と、
    挿入部と、前記挿入部の一端寄りの外周面から外向きに突出するフランジ部とを有するスペーサ部材を有し、
    前記スペーサ部材は、前記第一ネジ部材と同じ軸心となるように、前記挿入部が前記ステーに嵌合またはねじ止めされ、前記フランジ部の前記挿入部側の面に前記ステーの面が接触した状態で固定され、
    前記ステーと前記第二ネジ部材との間に、前記部品ともに前記スペーサ部材が挟み込まれる車体への部品の取付構造。
  4. 前記ステーおよび前記第二ネジ部材は、前記車体に取り付けられる前記部品を、それらの間に挟む一対の平面を有する、
    請求項3記載の車体への部品の取付構造。
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