JP5135910B2 - フレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートにおいて、クッションフレームの両側を構成するフレーム部材が連結ロッドで相互に連結された形式のフレーム構造に関する。
この種のフレーム構造については、例えば特許文献1に開示された技術が既に知られている。この技術では、両フレーム部材を連結する連結ロッド(連結パイプ)の両端部がそれぞれブッシュの嵌合凹部に嵌め込まれ、かつ、両ブッシュと連結パイプの両端部外周とは予め溶接されている。また、両ブッシュは個々の軸心を貫通するボルト孔を有するとともに、連結パイプ内に位置する内側面において、ボルト孔と同心のウエルドナットを有する。これらのウエルドナットに対して両フレーム部材の外側からボルトがそれぞれ締め付けられている。これにより、両フレーム部材と連結パイプの両端部とが、それぞれのブッシュを介して締結されている。
特開2006−110227号公報
特許文献1に開示されているフレーム構造にあっては、連結パイプの両端部に溶接されたブッシュを両フレーム部材にボルトで締結しているため、例えば連結パイプの軸長に公差によるバラツキがあっても、それを吸収することができない。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、両フレーム部材間の距離あるいは両フレーム部材を連結する連結ロッドの軸長のバラツキを吸収できるフレーム構造を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
ッションフレームの両側を構成するフレーム部材が、リクライニングプレートと共に連結ロッドで相互に連結されているフレーム構造であって、両フレーム部材の相対向する内側面間に架け渡される筒形状の連結ロッドと、両フレーム部材の内側面に予め固定されるブッシュとを備えている。これらの両ブッシュは、個々の端部に位置するフランジ部と、筒形状の連結ロッドにおける両端部の内部に対して個々に嵌り合うことが可能なフランジ部よりも小径の嵌合部と、両ブッシュの軸心部を貫通するネジ孔とを有する。
両フレーム部材の外側から両ブッシュのネジ孔に対してボルトをねじ込むことにより、両フレーム部材に対して両ブッシュおよびリクライニングプレートが同時に締結され、両ブッシュのフランジ部と連結ロッドの両端部との間に、両ブッシュと連結ロッドとの相対的な軸線方向への移動を許容する調整代がそれぞれ設定されている。この調整代によって両ブッシュのフランジ部と連結ロッドの両端部との間に構成される個々の凹状の箇所において両ブッシュと連結ロッドの両端とが溶接で結合され、両ブッシュのフランジ部がそれぞれの溶接部と両フレーム部材との間に挟み込まれている。
このフレーム構造によれば、両ブッシュの嵌合部と連結ロッドの両端部との間に設定されている調整代にしたがって両フレーム部材の間隔を調整して位置決めした後、両ブッシュと連結ロッドの両端部とを溶接で結合することにより、寸法公差による両フレーム部材間の距離のバラツキあるいは連結ロッドの軸長のバラツキを吸収することができる。
また、両ブッシュにボルトに対するナットの機能を持たせることにより、ボルトの締結によってフレーム部材の内側面に対するブッシュの固定が可能となり、かつ、フレーム部材とリクライニングプレートとの結合にも利用できる。
さらに、両ブッシュの嵌合部を筒形状の連結ロッドにおける両端部の内部に嵌め合わせることにより、連結ロッドと両ブッシュとの結合状態が安定するとともに、相互の芯出し精度も高められる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1に、車両用シートのフレーム構造が側面図で示されている。図2に、同じく車両用シートのフレーム構造が背面図で示されている。これらの図面で示すように、シートクッション10のクッションフレーム12は、シートクッション10の前部に位置するパイプ形状のフレーム部材14と、シートクッション10の左右両側に位置するプレート形状のフレーム部材16とを備えている。両フレーム部材16は、その前後二箇所において相対向する内側面間に架け渡された連結ロッド30,40によって互いに連結され、クッションフレーム12の必要強度が確保されている。なお、両フレーム部材16の後部には、リクライニングプレート18がそれぞれ結合されている。後述するように一方の連結ロッド30は、両フレーム部材16とリクライニングプレート18とを結合する機能も兼ねている。
シートバック20のバックフレーム22は、シートバック20の両側に位置するサイドフレーム24を備えている。両サイドフレーム24の下部は、クッションフレーム12の両リクライニングプレート18に対し、リクライニング装置Rによってそれぞれ結合されている。これらのリクライニング装置Rは互いに同期して操作され、その操作によってシートバック20の傾きを調整できるのは周知のとおりである。
左右両側のフレーム部材16を連結している両連結ロッド30,40のうち、本実施の形態では後部側に位置する連結ロッド30の連結構造について説明する。
図3に、図1におけるクッションフレーム12の後部が拡大図で示されている。図4に、連結ロッド30における片側の連結構造が分解斜視図で示されている。図5に、連結ロッド30の連結構造が断面図で示されている。なお、図3では図1に示されている一部の部品(ボルト34,36)が取り除かれている。
これらの図面で明らかなように、連結ロッド30は円筒形状をしており、その両端部にブッシュ32がそれぞれ組み付けられる。なお、連結ロッド30および両ブッシュ32はそれぞれ金属製であって、後述するように最終的には相互に溶接によって結合される。
両ブッシュ32は、個々の軸心部において両端面の間を貫通したネジ孔32aを備えている。これらのネジ孔32aに対しては、後で説明するボルト34がねじ込まれて締結され、両ブッシュ32はボルト34に対してナットの機能を果たす。また、両ブッシュ32の外形は、個々の端部に位置する大径のフランジ部32bと、それに続く小径の嵌合部32cとからなる形状を呈している。これらの嵌合部32cの外形は、連結ロッド30の内部に嵌り合う寸法に設定されている(図5)。
両フレーム部材16における連結ロッド30との連結箇所には貫通孔16aがそれぞれ開けられているとともに、この貫通孔16aの前方箇所にも同様の貫通孔16bが開けられている。一方、両フレーム部材16に結合されるリクライニングプレート18にも、貫通孔16a,16bと対応する箇所において貫通孔18a,18bがそれぞれ開けられている。
両フレーム部材16の相対向する内側面において、貫通孔16aが開けられている箇所には、ブッシュ32が、そのフランジ部32bの端面をフレーム部材16の内側面に接合させた状態でスポット溶接などによって固定される。このとき、フレーム部材16の貫通孔16aとブッシュ32のネジ孔32aとは、相互の軸心を一致させている。また、貫通孔16bが開けられている箇所には、ナット38がその端面をフレーム部材16の内側面に接合させ、かつ、その軸心を貫通孔16bの軸心とを一致させた状態でスポット溶接などによって固定される。
ブッシュ32のネジ孔32aに対しては、リクライニングプレート18の外側からその貫通孔18aおよびフレーム部材16の貫通孔16aを通じてボルト34がねじ込まれて締結される。また、ナット38に対しては、同じくリクライニングプレート18の外側からその貫通孔18bおよびフレーム部材16の貫通孔16bを通じてボルト36がねじ込まれて締結される。これにより、両フレーム部材16に対してリクライニングプレート18がそれぞれ結合される。
つづいて、両フレーム部材16を連結ロッド30によって連結する手順を説明する。
両フレーム部材16の内側面に溶接されている個々のブッシュ32の嵌合部32cと、連結ロッド30の両端部とを嵌め合わせる。この状態において、連結ロッド30と両ブッシュ32との芯出し精度が確保されるとともに、連結ロッド30の両端面と両ブッシュ32のフランジ部32bとの間には、所定の寸法の調整代Sがそれぞれ確保されている(図5)。そこで、これらの調整代Sの範囲において連結ロッド30と両ブッシュ32とを軸線方向へ相対的に移動させ、それによって両フレーム部材16の間隔を調整して位置決めする。この後、図5で示されている溶接位置Wにおいて、連結ロッド30の両端部とブッシュ32とを溶接で結合する。これによって両フレーム部材16は、相互間の距離のバラツキが吸収された状態で連結ロッド30によって連結される。
なお、前述したボルト34,36の締結によるフレーム部材16とリクライニングプレート18との結合作業は、連結ロッド30によって両フレーム部材16を連結する作業の前後何れでもよい。
このように、両フレーム部材16を位置決めした後に、連結ロッド30の両端部とブッシュ32とを溶接することにより、寸法公差による両フレーム部材16間の距離のバラツキあるいは連結ロッド30の軸長のバラツキを吸収することができる。また、ブッシュ32にボルト34に対するナットの機能をもたせたことにより、フレーム部材16とリクライニングプレート18との結合と同時に、フレーム部材16にブッシュ32を固定することができる。したがって、連結ロッド30による両フレーム部材16の連結作業に先立ってフレーム部材16とブッシュ32とをボルト34の締結によって固定しておけば、フレーム部材16とブッシュ32とのスポット溶接を省略することも可能である。これとは逆にブッシュ32にナットの機能をもたせる必要がなければ、フレーム部材16に対するブッシュ32の固定はスポット溶接とすることで、ブッシュ32のネジ孔32aを省略することができる。
なお、本実施の形態では、クッションフレーム12における一方の連結ロッド30について説明したが、他方の連結ロッド40についても同様の連結構造を採用することは当然可能である。
車両用シートのフレーム構造を表した側面図 車両用シートのフレーム構造を表した背面図 図1におけるクッションフレームの後部を表した拡大図 連結ロッドにおける片側の連結構造を表した分解斜視図 連結ロッドの連結構造を表した断面図
符号の説明
12 クッションフレーム
16 フレーム部材
30 連結ロッド
32 ブッシュ
32c 嵌合部
S 調整代

Claims (1)

  1. クッションフレームの両側を構成するフレーム部材が、リクライニングプレートと共に連結ロッドで相互に連結されているフレーム構造であって、
    両フレーム部材の相対向する内側面間に架け渡される筒形状の連結ロッドと、両フレーム部材の内側面に予め固定されるブッシュとを備え、これらの両ブッシュは、個々の端部に位置するフランジ部と、筒形状の連結ロッドにおける両端部の内部に対して個々に嵌り合うことが可能なフランジ部よりも小径の嵌合部と、両ブッシュの軸心部を貫通するネジ孔とを有し両フレーム部材の外側から両ブッシュのネジ孔に対してボルトをねじ込むことにより、両フレーム部材に対して両ブッシュおよびリクライニングプレートが同時に締結され、両ブッシュのフランジ部と連結ロッドの両端部との間に、両ブッシュと連結ロッドとの相対的な軸線方向への移動を許容する調整代がそれぞれ設定され、この調整代によって両ブッシュのフランジ部と連結ロッドの両端部との間に構成される個々の凹状の箇所において両ブッシュと連結ロッドの両端とが溶接で結合され、両ブッシュのフランジ部がそれぞれの溶接部と両フレーム部材との間に挟み込まれているフレーム構造。
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