JP3306773B2 - 机 - Google Patents

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JP3306773B2
JP3306773B2 JP34783198A JP34783198A JP3306773B2 JP 3306773 B2 JP3306773 B2 JP 3306773B2 JP 34783198 A JP34783198 A JP 34783198A JP 34783198 A JP34783198 A JP 34783198A JP 3306773 B2 JP3306773 B2 JP 3306773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、必要な強度を損な
うことなく、机の上に棚を簡略な構造で連設することが
できるようにした棚付きの机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】机には、棚が付帯して設けられる場合が
少なくない。この場合の具体的な構造の一つとして、天
板支持用の側部支持体の上に、棚板支持用の側部支持体
を連設し、それら側部支持体同士を適宜箇所において連
結固定するようにしたものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、机全体の軽
量化を図るためには、前記天板支持用の側部支持体及び
棚板支持用の側部支持体を、板金素材等を用いて中空体
状に作っておくことが好ましい。また、このような場合
にも保管や輸送の便を確保するためには、上下の側部支
持体を、工場段階で相互に溶接するのではなく、現場に
搬入した後にねじ要素により簡単に連結できるように構
成しておく必要がある。このような事情を考えると、上
下の側部支持体の内空に相互にねじ要素を用いて緊締で
きる取付部を構成しておくことが必要であり、しかもそ
の取付部は簡単に作れて適正な取付強度を発揮できるも
のであることが望ましい。
【0004】本発明は、このような簡素で強度のある取
付構造を備えた机を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、板金素材を好適に加工、組み合わせ
て、加工容易性と必要な強度とを有効に両立させた取付
部を構成することとしている。
【0006】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の机は、前述し
た如く、内部が中空である天板支持用の側部支持体の上
端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である棚板
支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部とを、両
側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介して連結
するようにしているものにおいて、前記両取付部を、い
ずれも一対のチャネル材を溝方向を直交させて側部支持
体に一体的に剛結することにより構成してなることを特
徴とする。また、本発明の他の構成を有する机は、前述
した如く、内部が中空である天板支持用の側部支持体の
上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である棚
板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部とを、
両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介して連
結するようにしているものにおいて、前記両取付部をい
ずれも一対のチャネル材から構成し、前記全てのチャネ
ル材を重積した状態でそれらチャネル材をその重積方向
に前記ねじ要素を介して連結するとともに、少なくとも
一方の取付部において、一対のチャネル材を溝方向を直
交させて側部支持体に一体的に剛結していることを特徴
とする。
【0007】一般にチャネル材は、溝幅方向の剛性に乏
しい。このため、単体でチャネル材を使用しても、起立
壁の溝幅方向の変形と共に起立壁間を横架する横架壁の
湾曲を惹起し易く、その横架壁を介してねじ要素による
緊締を行ったのでは、緊締位置が変動して緊締力の放出
を招き易い。これに対して、一対のチャネル材を直交配
置して使用するようにすれば、圧縮強度の高い起立壁が
縦横に一体化して補強し合い、取付部全体が一つの剛体
を構成するため、その横架壁を介してねじ要素による緊
締を行っても緊締位置の変動、ひいては緊締力の放出を
有効に防止することができる。しかも、チャネル材は板
金素材を用いて簡単に作れるため、加工、組立コストの
削減も同時に図ることが可能となる。
【0008】具体的な実施の態様としては、取付部を構
成する一方のチャネル材を他方のチャネル材よりも溝幅
の大きいものにして、その一方のチャネル材の起立壁を
側部支持体の内面に剛結し、他方のチャネル材をその溝
方向寸法が前記一方のチャネル材の起立壁間に略跨がる
寸法に設定して、該他方のチャネル材の起立壁間を連絡
する横架壁を介してねじ要素による連結を行うようにし
ているものが挙げられる。
【0009】チャネル材の配設の一態様としては、それ
らを溝の開口方向を反転させているものが挙げられる。
開口方向を反転させれば、横架壁同士を背合わせに連結
したり、チャネル材の間をロ字形に閉塞するなど、強度
の高い構造を容易に実現することができる。より高い剛
性を得るためには、一方のチャネル材の対をなす起立壁
にそれぞれ切欠を設け、それらの切欠に他方のチャネル
材を密接に嵌装していることが望ましい。
【0010】特に、切欠を、一方のチャネル材の起立壁
間を連絡する横架壁側に開口するものとし、他方のチャ
ネル材の起立壁の基端に前記横架壁と平行な鍔部を設
け、該他方のチャネル材の起立壁及び横架壁を一方のチ
ャネル材の切欠内に嵌装した位置で、他方のチャネル材
の鍔部と一方のチャネル材の横架壁とを密着させて剛結
することが一層望ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の机は、図1及び図2に示すよう
に、左右対をなす脚構造体1の間に天板2を支持させて
なるもので、その上に必要に応じて更に棚3を取り付け
ることができるように構成されている。
【0012】脚構造体1は、2つの板金素材を組み合わ
せて構成され前壁となる位置に図示しないフック孔を開
口させてなる側部支持体たる中空体状の支柱11と、こ
の支柱11の下端部より前方に向けて延出するベース1
2と、前記支柱11の上端側に前記フック孔を利用して
掛止される天板支持用のステー13とからなるもので、
左右の脚構造体1は図示しない適当な横架材を介して相
互に自立可能に連結されている。天板2は、左右両縁を
各々対応するステー13の上面に載荷させて配設される
もので、予め脚構造体1の支柱11の内面からステー1
3の内面に亘る部位に天板支持用のブラケット14を取
り付けておき、このブラケット14に形成した天板支持
面14aに該天板2の下面を止着している。支柱11の
上方の開口端には、棚3を取り付けないときに着脱可能
にキャップ15が装着される。
【0013】また、棚3は、側部支持体たる左右の側板
31に棚板32を横架して構成される。側板31は、前
記支柱11と同様、2つの板金素材を略同一平面形状と
なるように組み合わせた構成からなる中空体状のもの
で、この棚3を取り付けるときには前記支柱11のキャ
ップ15を取り外して、該側板31の下端を支柱11の
上端に重積し、その位置で側板31の下端近傍の内空部
に構成した取付部31xと支柱11の上端近傍の内空部
に構成した取付部11xとをねじ要素たるボルトVによ
り連結するようにしている。また、棚3を取り付けるに
際して、側板31の内面に棚板支持用のブラケット33
を取り付け、このブラケット33に形成した棚板支持面
33aに棚板32の下面を支持させるようにしている。
なお、この棚3を取り付けたときには、前記キャップ1
5は側板31の上方の開口端に着脱可能に装着される。
【0014】このような構成において、本実施例は、前
記支柱11の上端の取付部11x及び側板31の下端の
取付部31xを、それぞれ図3に示すように互いに溝方
向を直交させて配置した一対のチャネル材4、5(6、
7)によって構成している。詳述すると、支柱11の上
端側の取付部11xを構成する第1のチャネル材4は、
図3に示すように、板金素材の対向2辺を折り曲げるこ
とによって横架壁たる底壁41の両側に起立壁42を形
成してなるもので、内面側の起立壁42の中央部は若干
内方に変位させてあり、起立壁42の両端部間の外法寸
法は支柱11の上端近傍の内壁11aと外壁11bとの
内法寸法に略対応し、また起立壁42の中央部間の外法
寸法は支柱11の内壁11aの外面から外壁11bの内
面までの距離に略対応している。また、このチャネル材
4には、長手方向中央部における底壁41から起立壁4
2に亘る部位に、所定巾、所定高さで第2のチャネル材
5を嵌装するための底壁41側に開口する切欠43を設
けている。
【0015】一方、第2のチャネル材5は、板金素材の
対向2辺を折り曲げて横架壁たる頂壁51の両側に起立
壁52を形成してなる、前記第1のチャネル材4よりも
溝幅の小さいもので、起立壁52間の外法寸法は前記切
欠43の内法寸法に略対応させてあり、また溝方向に沿
った端面間の距離は前記第1のチャネル材4の略中央に
おける起立壁42間の外法寸法に略対応させてある。ま
た、この第2のチャネル材5の頂壁51にはねじ孔5a
が設けられ、起立壁52の基端には前記頂壁51と平行
な鍔部54が設けられている。
【0016】そして、図4及び図6に示すように、溝方
向を互いに直交させた状態で第2のチャネル材5の起立
壁52及び頂壁51を第1のチャネル材4の切欠43内
に密接に嵌装し、その位置で第2のチャネル材5の鍔部
54と第1のチャネル材4の底壁41とを密着させ、そ
の密着部分を溶接継手を介して剛結するとともに、この
ようにして一体化した第1、第2のチャネル材4、5を
支柱11の上端から挿入し、第1のチャネル材4の起立
壁42の適宜箇所を各々対応する支柱11の内壁11a
及び外壁11bに溶接継手を介して剛結している。図中
「*」印は溶接を施した箇所を示している(以下同
様)。この位置において前記一方の起立壁42の中央部
は支柱11の内壁11aに予め設けた凹欠部11fに配
置されて該起立壁42の内面と支柱11の内壁11aの
内面とが略面一に連続し、また前記ねじ孔5aが支柱1
1の略中央に位置づけられる。
【0017】これに対して、側板31の下端側の取付部
31xを構成する第1のチャネル材6は、図3に示すよ
うに、板金素材の対向2辺を折り曲げることによって横
架壁たる頂壁61の両側に起立壁62を形成してなるも
ので、起立壁62間の外法寸法は側板31の下端近傍の
内壁31aと外壁31bとの内法寸法に略対応させてあ
る。また、このチャネル材6の溝方向の両端にも頂壁6
1を起立壁62と同方向に折り曲げることによって起立
壁63が形成してあり、対向する起立壁63の外法寸法
を側板31の下端近傍に前壁31cと後壁31dとの内
法寸法に略対応させてある。さらに、このチャネル材6
には、前記各起立壁62、63の下縁に、係合片62
a、63aを垂設している。これらの係合片62a、6
3aは、前述した支柱11の上端内周に密接に挿入され
る関係にある。
【0018】一方、第2のチャネル材7は、板金素材の
対向2辺を折り曲げて横架壁たる底壁71の両側に起立
壁72を形成してなる、前記第1のチャネル材6よりも
溝幅の小さいもので、溝方向の端面間の距離は前記側板
31の内壁31aと外壁31bとの内法寸法に略対応さ
せてある。そして、図5及び図6に示すように、溝方向
を互いに直交させた状態で第1のチャネル材6の頂壁6
3と第2のチャネル材7の底壁71とを背合わせに密着
させ、その密着部分を溶接継手を介して剛結するととも
に、このようにして一体化した第1、第2のチャネル材
6、7を側板31の下端から挿入し、第1のチャネル材
6の起立壁62、63の適宜箇所を各々対応する側板3
1の内壁31a、外壁31b等の内面に溶接継手を介し
て剛結している。なお、前記第1のチャネル材6の頂壁
61及び第2のチャネル材7の底壁71には、所定取付
位置で側板6の略中央に開口するねじ挿通孔6a、7a
が設けてあり、これらのねじ挿通孔6a、7aは側板3
1の下端近傍に設けた開口部上に孔31eを介して開放
してある。また、図3及び図5において、符号61pで
示すものはチャネル材6の頂壁61に設けられた位置決
め用孔であり、符号71pで示すものはチャネル材7の
底壁71に垂設され所定位置で前記位置決め用孔61p
に挿入される位置決め用ピンである。
【0019】しかして、前記支柱11に側板31を連設
するに際して、支柱11の上端に前記側板31の下端を
衝合させて重積すると、側板31より垂下する係合片6
2a、63aが支柱11の上端内周に密接に挿入され、
この位置で支柱11及び側板31の各内壁11a、31
a同士、外壁11b、31b同士、前壁11c、31c
同士及び後壁11d、31d同士が略面一に合致すると
ともに、支柱11側の取付部11xのねじ孔5aと側板
31側の取付部31xのねじ挿通孔6a、7aとが略同
一軸線上に連続することとなる。そして、側板31の上
方から孔31eを介してねじ要素たるボルトVを挿入
し、その下端をねじ挿通孔7a、6aを貫通してねじ孔
5aに緊締することによって、支柱11と側板31を両
取付部11x、31xを介して強連結し、支柱11に対
する側板31の取り付けを完了することができる。
【0020】以上のようにして、本実施例の机は、取付
部11x(31x)を、一対のチャネル材4、5(6、
7)を溝方向を直交させて支柱11(側板31)に一体
的に剛結することにより構成しているため、簡素な構造
で必要な連結強度を確保できることとなる。すなわち、
一般にチャネル材は溝幅方向の剛性に乏しい。このた
め、例えば単体のチャネル材4、6で各取付部11x、
31xを構成し、その底壁41や頂壁62を利用してボ
ルトVによる緊締を行うよにしても、それらの起立壁5
2、62の溝幅方向の変形と共に底壁41や頂壁62の
湾曲を惹起し易く、これにより緊締位置が変動して緊締
力の放出を招き易い。これに対して、本実施例は、一対
のチャネル材4、5(6、7)を直交配置して使用する
ようにしているため、圧縮強度に強い起立壁42、52
(62、72)が縦横に一体化して補強し合い、取付部
全体が一つの剛体を構成することになり、その頂壁51
や底壁71を介してボルトVによる緊締を行っても、緊
締位置の変動、ひいては緊締力の放出を有効に防止する
ことができる。しかも、チャネル材4〜7は板金素材を
用いて簡単に作れるため、加工、組立コストの削減も同
時に図ることが可能となる。
【0021】特に、取付部11x(31x)を構成する
一方のチャネル材4(6)を他方のチャネル材5(7)
よりも溝幅の大きいものにして、その一方のチャネル材
4(6)の起立壁42(62)を支柱11(側板31)
の内面に剛結し、他方のチャネル材5(7)の起立壁5
2間(72間)を連絡する頂壁51(底壁71)を介し
てボルトVによる連結を行うようにしているので、一方
のチャネル材4(6)はその起立壁42(62)を利用
して支柱11(31)への取り付けを簡便に行うことが
でき、他方のチャネル材5(7)には前記一方のチャネ
ル材4(6)の起立壁42(62)の圧縮強度を利用し
て足場を固めた状態でチャネル材5(7)本体の剛性を
発揮して付与された緊締反力を有効に維持することが可
能となる。
【0022】また、チャネル材6、7の関係について
は、それらを溝の開口方向を反転させて配設しており、
その際にチャネル材6、7の頂壁61と底壁71とを背
合わせにしているため、強度の高い構造を容易に実現す
ることができる。さらに、チャネル材4、5の関係につ
いては、第1のチャネル材4の対をなす起立壁42にそ
れぞれ切欠43を設け、それらの切欠43に第2のチャ
ネル材5を密接に嵌装しているため、起立壁52同士の
拡開や頂壁51の変形をその切欠43の開口縁によって
確実に禁止することができる。
【0023】その際、特に切欠43を、第1のチャネル
材4の起立壁42間を連絡する底壁41側に開口するも
のとし、第2のチャネル材5の起立壁52の基端に頂壁
51と平行な鍔部54を設け、このチャネル材5の起立
壁52及び頂壁51を第2のチャネル材4の切欠43内
に嵌装した位置で、チャネル材5の鍔部54とチャネル
材4の底壁41とを密着させて剛結しているため、ボル
トVによる締付反力は両チャネル材4、5の溶接継手部
分の重合度をより高める方向に作用することとなり、両
チャネル材4、5間の連結強度をより一層高めることが
可能となる。
【0024】なお、各部の具体的な構成は、上述した実
施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変形が可能である。例えば、上記実
施例ではチャネル材5、7の溝方向寸法をチャネル材
4、6の幅方向寸法に略一致させ、チャネル材5、7を
チャネル材4、6の起立壁42、62間に跨がる位置に
配設しているが、チャネル材5、7がこれよりも若干長
く、或いは若干短い場合にも、上記に準じた作用効果を
得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の机は、以上説明したように、中
空体状をなす天板支持用の側部支持体及び棚板支持用の
側部支持体を各々に設けた取付部を介して上下連結する
に際して、両取付部を、いずれもチャネル材を溝方向を
直交させて側部支持体に一体的に剛結することにより構
成したものである。また、中空体状をなす天板支持用の
側部支持体及び棚板支持用の側部支持体を各々に設けた
取付部を介して上下連結するに際して、両取付部をいず
れも一対のチャネル材から構成し、全てのチャネル材を
重積した状態でそれらチャネル材をその重積方向に前記
ねじ要素を介して連結するとともに、少なくとも一方の
取付部において、一対のチャネル材を溝方向を直交させ
て側部支持体に一体的に剛結することにより構成したも
のである。このため、両チャネル材の起立壁同士を縦横
に補強し合って全体として剛性のある剛体を構成し、現
場で組立可能なねじ止め構造としながら、一旦導入した
緊締力が確実に維持される連結構造を実現することがで
きる。しかも、チャネル材は板金素材を用いて簡単に作
れるため、加工、組立コストの削減、ひいては製造コス
ト全体の削減を有効に果たすことが可能となる。
【0026】特に、取付部を構成する一方のチャネル材
を他方のチャネル材よりも溝幅の大きいものにして、そ
の一方のチャネル材の起立壁を側部支持体の内面に剛結
し、他方のチャネル材をその溝方向寸法が前記一方のチ
ャネル材の起立壁間に略跨がる寸法に設定して、該他方
のチャネル材の起立壁間を連絡する横架壁を介してねじ
要素による連結を行うように構成した場合には、側部支
持体への取付の便宜と、取付部の強度とを有効に両立さ
せることができる。
【0027】このような構成に加えて、チャネル材を相
互に溝の開口方向を反転させて配設しておけば、横架壁
同士を背合わせに連結したり、チャネル材の間をロ字形
に閉塞するなど、より強度の高い取付部を容易に実現す
ることができる。さらに、一方のチャネル材の起立壁に
切欠を設けて他方のチャネル材を密接に嵌装しておけ
ば、切欠内に位置するチャネル材の起立壁同士の拡開や
横架壁の位置変動を確実に禁止することができる。
【0028】この場合に、切欠を横架壁側に開口するも
のとし、この切欠内にチャネル材を嵌装して、このチャ
ネル材に設けた鍔部を切欠を設けているチャネル材の横
架壁に密着させて剛結しておけば、ねじ要素による締付
反力で両チャネル材間の重合度を高め、より一層高い連
結強度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の部分分解斜視図。
【図3】図2の要部分解斜視図。
【図4】同実施例を構成する支柱の平面図。
【図5】同実施例を構成する側板の底面図。
【図6】同実施例の支柱と側板との連結構造を示す断面
図。
【符号の説明】
4、5、6、7…チャネル材 11…天板支持用の側部支持体(支柱) 11x…取付部 31…棚板支持用の側部支持体(側板) 31x…取付部 41…横架壁(底壁) 43…切欠 51…横架壁(頂壁) 54…鍔部 61…横架壁(頂壁) 71…横架壁(底壁) V…ねじ要素(ボルト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 17/00 F16B 12/44

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が中空である天板支持用の側部支持体
    の上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である
    棚板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部と
    を、両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介し
    て連結するようにしたものであって、前記両取付部を、いずれも 一対のチャネル材を溝方向を
    直交させて側部支持体に一体的に剛結することにより構
    成してなることを特徴とする机。
  2. 【請求項2】内部が中空である天板支持用の側部支持体
    の上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である
    棚板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部と
    を、両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介し
    て連結するようにしたものであって、 前記両取付部をいずれも一対のチャネル材から構成し、
    前記全てのチャネル材を重積した状態でそれらチャネル
    材をその重積方向に前記ねじ要素を介して連結するとと
    もに、少なくとも一方の取付部において、一対のチャネ
    ル材を溝方向を直交させて側部支持体に一体的に剛結し
    ていることを特徴とする机。
  3. 【請求項3】内部が中空である天板支持用の側部支持体
    の上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である
    棚板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部と
    を、両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介し
    て連結するようにしたものであって、 少なくとも一方の取付部を、一対のチャネル材を溝方向
    を直交させて側部支持体に一体的に剛結することにより
    構成し、一方のチャネル材を他方のチャネル材よりも溝
    幅の大きいものにして、その一方のチャネル材の起立壁
    を側部支持体の内面に剛結し、他方のチャネル材をその
    溝方向寸法が前記一方のチャネル材の起立壁間に略跨が
    る寸法に設定して、該他方のチャネル材の起立壁間を連
    絡する横架壁を介してねじ要素による連結を行うように
    していることを特徴とする机。
  4. 【請求項4】内部が中空である天板支持用の側部支持体
    の上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である
    棚板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部と
    を、両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介し
    て連結するようにしたものであって、 少なくとも一方の取付部を、一対のチャネル材を溝方向
    を直交させて側部支持体に一体的に剛結することにより
    構成し、前記一対のチャネル材を、溝の開口方向を反転
    させて配設していることを特徴とする机。
  5. 【請求項5】内部が中空である天板支持用の側部支持体
    の上端側に設定した取付部と、同じく内部が中空である
    棚板支持用の側部支持体の下端側に設定した取付部と
    を、両側部支持体同士を重積した状態でねじ要素を介し
    て連結するようにしたものであって、 少なくとも一方の取付部を、一対のチャネル材を溝方向
    を直交させて側部支持体に一体的に剛結することにより
    構成し、一方のチャネル材の対をなす起立壁にそれぞれ
    切欠を設け、それらの切欠に他方のチャネル材を密接に
    嵌装していることを特徴とする机。
  6. 【請求項6】取付部を構成する一方のチャネル材を他方
    のチャネル材よりも溝幅の大きいものにして、その一方
    のチャネル材の起立壁を側部支持体の内面に剛結し、他
    方のチャネル材をその溝方向寸法が前記一方のチャネル
    材の起立壁間に略跨がる寸法に設定して、該他方のチャ
    ネル材の起立壁間を連絡する横架壁を介してねじ要素に
    よる連結を行うようにしていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の机。
  7. 【請求項7】一対のチャネル材を、溝の開口方向を反転
    させて配設していることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の机。
  8. 【請求項8】一方のチャネル材の対をなす起立壁にそれ
    ぞれ切欠を設け、それらの切欠に他方のチャネル材を密
    接に嵌装していることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の机。
  9. 【請求項9】切欠を、一方のチャネル材の起立壁間を連
    絡する横架壁側に開口するものとし、他方のチャネル材
    の起立壁の基端に前記横架壁と平行な鍔部を設け、該他
    方のチャネル材の起立壁及び横架壁を一方のチャネル材
    の切欠内に嵌装した位置で、他方のチャネル材の鍔部と
    一方のチャネル材の横架壁とを密着させて剛結している
    ことを特徴とする請求項5又は8記載の机。
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