JP2959401B2 - 支柱取付け部材および支柱取付け部材使用の枠組棚 - Google Patents

支柱取付け部材および支柱取付け部材使用の枠組棚

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JP2959401B2
JP2959401B2 JP16443994A JP16443994A JP2959401B2 JP 2959401 B2 JP2959401 B2 JP 2959401B2 JP 16443994 A JP16443994 A JP 16443994A JP 16443994 A JP16443994 A JP 16443994A JP 2959401 B2 JP2959401 B2 JP 2959401B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支柱の着地部材や支柱
間の連結部材などに使用される支柱取付け部材と、たと
えば工場内に設置され、フオークリフトなどにより荷を
出し入れする棚や自動化倉庫における棚など、支柱取付
け部材使用の枠組棚とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の支柱取付け部材、ならび
に支柱取付け部材使用の枠組棚としては、たとえば実開
昭51−123708号公報に見られる構造が提供されている。
すなわち棚は、前後および左右に所定間隔をあけて建造
物構造支柱が立設されており、これら支柱の下端に、長
方形板状の固定連結用フランジが溶接により固定されて
いる。そして床側のベースに固定連結用フランジを載置
したのちアンカーを介して連結することで、立設姿勢を
固定している。
【0003】また支柱を上下方向で継ぎ足す構成とし
て、たとえば特開平1−158207号公報に見られる構造が
提供されている。すなわち支柱の上端と下端とに長方形
板状の接続板が溶接により固定されており、これら接続
板を積み重ねたのちボルトナットを介して連結すること
で、支柱を上下方向で継ぎ足して固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式におい
て、固定連結用フランジや接続板に対する支柱の溶接固
定は、固定連結用フランジや接続板の扁平面に支柱の端
面を当接させたのち、その当接部の周囲を外側から溶接
することで行っており、したがって両者間の精度を確保
するためには治具で強固にセットしなければならず、溶
接作業が面倒になる。また一箇所の環状溶接のみである
ことから、強固な固定は期待できない。
【0005】本発明の目的とするところは、支柱との結
合を治具なしで容易にかつ強固に行える支柱取付け部材
と、支柱取付け部材を使用して組み立てた枠組棚とを提
供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明の支柱取付け部材は、連結用貫通孔と支柱
差込み用貫通孔を有するベース部と、前記支柱差込み用
貫通孔の周辺でベース部に対して厚さ方向の一方向に突
出した筒状部と、支柱差込み用貫通孔の周辺でベース部
に対して厚さ方向の他方向から内方へ突出したリブ状の
環状突出部、ならびに複数の支柱受け部とを有せしめて
一体成形し、前記環状突出部の上面に対して支柱受け部
の上面を厚さ方向の一方向側に位置させて、両上面間に
突き合わせ溶接のための段差を生ぜしめている。
【0007】また本第2発明は、上記した第1発明に記
載の支柱取付け部材において、筒状部の内面の少なくと
も一箇所に、内方への突起部を設けている。そして本第
3発明は、上記した第1または第2発明に記載の支柱取
付け部材において、ベース部は、端部分の複数箇所に連
結用貫通孔を有するとともに中央部分に支柱差込み用貫
通孔を有している。
【0008】さらに本第4発明は、上記した第1〜第3
発明のいずれかに記載の支柱取付け部材において、鍛造
により一体成形している。しかも本第5発明は、上記し
た第1〜第3発明のいずれかに記載の支柱取付け部材に
おいて、鋳造により一体成形している。
【0009】また本第6発明の支柱取付け部材使用の枠
組棚は、前後および左右に所定間隔をあけて立設した支
柱と、前後の支柱間に設けた前後方向材と、左右の支柱
間に設けた左右方向材と、支柱間に設けた荷支持部とに
より枠組棚を構成し、各支柱の下端に固定される支柱取
付け部材を、連結用貫通孔と支柱差込み用貫通孔を有す
るベース部と、前記支柱差込み用貫通孔の周辺でベース
部に対して厚さ方向の一方向に突出した筒状部と、支柱
差込み用貫通孔の周辺でベース部に対して厚さ方向の他
方向から内方へ突出したリブ状の環状突出部、ならびに
複数の支柱受け部とを有せしめて一体成形し、前記環状
突出部の上面に対して支柱受け部の上面を厚さ方向の一
方向側に位置させて、両上面間に突き合わせ溶接のため
の段差を生ぜしめている。
【0010】
【0011】さらに本第発明は、上記した第6発明
記載した支柱取付け部材使用の枠組棚において、支柱に
対する支柱取付け部材の固定は、支柱の端部を支柱差込
み用貫通孔に差し込んだのち、支柱端部から筒状部に亘
って溶接するとともに、両上面間の段差を利用して溶接
結合することにより行うように構成している。
【0012】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、支柱の端
部を支柱差込み用貫通孔に差込むことで、端部外面を、
筒状部を含めた内面に密状に当接させることになり、支
柱と支柱取付け部材との相対姿勢を、治具を用いること
なく維持し得る。このような差込み連結を行った状態
で、支柱と支柱取付け部材とを結合し得る。その際に、
端面を支柱受け部に当接させることで、最大の差込み量
を規制し得、また差込みを当接前に終えることで、支柱
取付け部材に対する支柱の露出部長さを調整し得る。
して支柱に対する支柱取付け部材の固定は、支柱の端部
を支柱差込み用貫通孔に差し込んだのち、支柱差込み用
貫通孔を通してベース部から、両上面間の段差を利用し
た溶接結合をすることにより行える。
【0013】また本第2発明の構成によると、支柱の端
部を支柱差込み用貫通孔に差込んだとき、支柱の少なく
とも一箇所が突起部によって少し湾曲されて弾性反発力
により圧接されることと、端部外面の残りの一部分が筒
状部の内面に密状に当接されることで、支柱と支柱取付
け部材との相対姿勢を、治具を用いることなく、より強
固に維持し得る。
【0014】そして本第3発明の構成によると、支柱取
付け部材は、支柱を結合した位置の外側複数箇所で、連
結用貫通孔を利用して他物に強固に結合し得る。さらに
本第4発明の構成によると、鍛造成形により、支柱を引
籠状に嵌め込んで、治具なしにて高精度に結合し得る。
【0015】しかも本第5発明の構成によると、鋳造成
形により、支柱を引籠状に嵌め込んで、治具なしにて高
精度に結合し得る。
【0016】また本第6発明の構成によると、枠組棚を
組み立てるに際して、下端部に支柱取付け部材を結合し
た支柱を立設し、そして連結用貫通孔群を介して連結具
を作用させることで、ベース部の下面を床などに圧接さ
せた状態で支柱取付け部材を結合し得、以て支柱を垂直
状で立設し得る。そして支柱に対する支柱取付け部材の
固定は、支柱の端部を支柱差込み用貫通孔に差し込んだ
のち、支柱差込み用貫通孔を通してベース部から、両上
面間の段差を利用した溶接結合をすることにより行え
る。
【0017】さらに本第7発明の構成によると、支柱端
部から筒状部に亘っての溶接を行うことで、支柱と支柱
取付け部材とを強固に結合し得る。また、支柱差込み用
貫通孔を利用してベース部から支柱端面に亘っての溶接
を追加することで、より一層、強固に結合し得る。
【0018】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。図1〜図3は、たとえば支柱の下端に固
定されて着地部材として使用される支柱取付け部材10を
示すもので、長方形板状のベース部11には、その端部分
である四隅の部分にそれぞれ上下方向の連結用貫通孔12
が形成されている。そしてベース部11の中央部分には、
正方形状の支柱差込み用貫通孔13が上下方向に形成され
ている。この支柱差込み用貫通孔13の周辺で、ベース部
11の厚さ方向Aの一方向(上方向)からは、正方形状の
筒状部14が一方向へ突出して形成されている。
【0019】さらに支柱差込み用貫通孔13の周辺で、ベ
ース部11の厚さ方向Aの他方向(下方向)からは、リブ
状の環状突出部15が内方へ突出して形成されている。そ
の際に環状突出部15の上面は、突き合わせ溶接のため
に、内方ほど下位になるように傾斜されている。そして
支柱差込み用貫通孔13の周辺で各コーナ部(四隅部)に
は、ブロック状の支柱受け部16が形成されている。ここ
で支柱受け部16の上面は、環状突出部15の上面に対して
厚さ方向Aの一方向側に位置され、以て両上面間に段差
Hを生ぜしめている。また支柱受け部16の上面は、筒状
部14を含めた厚さの中間に位置するよう形成されてい
る。
【0020】そして筒状部14の内面で各辺中央部の合計
四箇所(少なくとも一箇所)には、それぞれ内方への突
起部17が設けられている。さらにベース部11上には、筒
状部14から長手方向の端部に至るリブ条部18が、端部ほ
ど低くなるように傾斜して形成されている。上記のベー
ス部11、筒状部14、環状突出部15、支柱受け部16、突起
部17、リブ条部18からなる支柱取付け部材10は、鍛造に
より一体成形されている。
【0021】支柱1は、たとえば断面が矩形筒状であっ
て、その下端部1Aが支柱差込み用貫通孔13に引籠状に
差込まれる。その際に、支柱1の四辺の各中央部分が、
図3で示すように突起部17によって少し湾曲されて弾性
反発力により圧接されるここと、下端部1Aの残りの一
部分の外面が筒状部14の内面を含めた差込みガイド面19
に密状に当接されることで、支柱1と支柱取付け部材10
との相対姿勢が、治具を用いることなく維持される。
【0022】なお、下端面1aが支柱受け部16群の上面
に当接されることで、最大の差込み量が規制される。ま
た下端部1Aの差込みを、下端面1aが支柱受け部16群
の上面に当接される前に終えることで、支柱取付け部材
10に対する支柱1の露出長さを調整し得る。
【0023】このような差込み連結を行った状態で、筒
状部14の上面と支柱下端部1Aの外面とに亘っての外側
溶接Cが行われ、以て支柱1と支柱取付け部材10とが強
固に溶接結合される。なお外側溶接Cに加えて、環状突
出部15の上面と支柱下端面1aとに亘っての、段差Hを
利用しての内側溶接(突き合わせ溶接)Dを行うこと
で、支柱1と支柱取付け部材10との溶接結合は、より強
固に行える。
【0024】図4〜図6は、たとえば上下で分割された
支柱1の分割端間の継ぎ部材として使用される支柱取付
け部材20を示すもので、長方形板状のベース部21には、
その両端部分の中央にそれぞれ上下方向の連結用貫通孔
22が形成されている。そしてベース部21の中央部分に
は、正方形状の支柱差込み用貫通孔23が上下方向に形成
されている。この支柱差込み用貫通孔23の周辺で、ベー
ス部21の厚さ方向Bの一方向(上または下方向)から
は、正方形状の筒状部24が一方向へ突出して形成されて
いる。
【0025】さらに支柱差込み用貫通孔23の周辺で各コ
ーナ部(四隅部)には、ブロック状の支柱受け部25が形
成されている。ここで支柱受け部25の上面または下面
は、筒状部24を含めた厚さの中間に位置するよう形成さ
れ、以てベース部21の他方向面と支柱受け部25の上面ま
たは下面との間に段差Iを生ぜしめている。そして筒状
部24の内面で各辺中央部の合計四箇所(少なくとも一箇
所)には、それぞれ内方への突起部27が設けられてい
る。上記のベース部21、筒状部24、支柱受け部25、突起
部27からなる支柱取付け部材20は、鍛造により一体成形
されている。
【0026】支柱1は、その下端部(分割端)1Aまた
は上端部(分割端)1Bが、支柱差込み用貫通孔23に引
籠状に差込まれる。その際に、支柱1の四辺の各中央部
分が、図6で示すように突起部26によって少し湾曲され
て弾性反発力により圧接されるここと、下端部1Aまた
は上端部1Bの残りの一部分の外面が、筒状部24の内面
を含めた差込みガイド面27に密状に当接されることで、
支柱1と支柱取付け部材20との相対姿勢が、治具を用い
ることなく維持される。
【0027】なお、下端面1aまたは上端面1bが支柱
受け部25群の上面または下面に当接されることで、最大
の差込み量が規制される。また下端部1Aまたは上端部
1Bの差込みを、下端面1aまたは上端面1bが支柱受
け部25群の上面に当接される前に終えることで、支柱取
付け部材20に対する支柱1の露出長さを調整し得る。
【0028】このような差込み連結を行った状態で、筒
状部24の上面または下面と支柱1の下端部1Aまたは上
端部1Bの外面とに亘っての外側溶接Eが行われ、以て
支柱1と支柱取付け部材20とが強固に溶接結合される。
なお外側溶接Eに加えて、差込みガイド面26から下端面
1aまたは上端面1bに亘っての、段差Iを利用しての
内側溶接(スミ肉溶接)Fを行うことで、支柱1と支柱
取付け部材20との溶接結合は、より強固に行える。
【0029】図7に示すように枠組棚9は、前後および
左右に所定間隔をあけて立設した支柱1を有し、そして
前後の支柱1間は、下端部間に位置する水平材(前後方
向材)2や、複数の斜材(前後方向材)3などで互いに
連結固定される。また左右の支柱1間は、所定位置で横
方向に連続する横ビーム(左右方向材)4により互いに
連結固定される。さらに枠組棚9の背面側において、支
柱1と横ビーム4の交差部には矩形状の取り付け板5が
設けられ、これら取り付け板5間にブレース6がクロス
状に取り付けられる。
【0030】前後の支柱1間には荷支持部7が設けられ
る。すなわち各支柱1には、それぞれ左右の支柱1に向
かって水平方向に突出する腕木7Aが溶接などにより固
定され、そして前後で対向した腕木7Aの遊端間には腕
木レール7Bが連結される。これら腕木7Aと腕木レー
ル7Bとにより構成される左右の荷支持部7間で、パレ
ツトを介して荷39を、または直接に荷39を支持すべく構
成される。
【0031】上記のような枠組棚9を組み立てるに際し
て、まず下端部に支柱取付け部材10を固定した支柱1が
立設される。これは図2、図3に示すように、床30側に
施工しているアンカーボルト31群に対して、その連結用
貫通孔12群を介して支柱取付け部材10を外嵌させるとと
もに、アンカーボルト31群にワッシャ32を外嵌させたの
ち、ナット33を螺合させ締め付けることで、ベース部11
の下面を床面に圧接させた状態で支柱取付け部材10を床
30側に固定し得、以て支柱1を垂直状で立設し得る。
【0032】また支柱1を上下方向で継ぎ足すとき、図
5、図6に示すように、まず下位の支柱1の上端部1B
に逆向きで固定した支柱取付け部材20のベース部21に、
上位の支柱1の下端部1Aに固定した支柱取付け部材20
のベース部21を載置させたのち、合致させた連結用貫通
孔22間に亘ってボルト(連結具)35を差し込む。次いで
ボルト35にワッシャ36を外嵌させたのち、ナット(連結
具)37を螺合させ締め付けることで、ベース部21どうし
を相圧接させた状態で両支柱取付け部材20間を固定し
得、以て下位の支柱1に対して上位の支柱1を垂直状で
連結して継ぎ足し得る。
【0033】図8〜図10は本発明の別の実施例を示す。
すなわち支柱取付け部材10と支柱1との固定をより強固
に行うもので、図8に示すように、支柱取付け部材10の
他に一対のリブピース40が、たとえば鍛造により製作さ
れて準備される。このリブピース40は、筒状部14上に載
置されて延長ガイド面41を形成する当て部42と、この当
て部42の外面から外方へ延びる支え部43とにより、平面
視でTの字状に形成され、そして支え部43の下面が前記
リブ条部17に載置自在に形成されている。ここでリブピ
ース40の下面側には開先部分44が、必要に応じて形成さ
れている。
【0034】この別の実施例によると、図9、図10に示
すように、支柱取付け部材10上に両リブピース40をセッ
トした状態で、その開先部分44を利用しての溶接Jによ
り、両者10,40を一体化し得る。そして前述したよう
に、支柱1と支柱取付け部材20との差し込み、ならびに
外側溶接Cと内側溶接Dとを行ったのち、下端部1Aの
外面と当て部42とに亘って溶接Kが行われる。
【0035】上記実施例では、枠組棚9の支柱1に支柱
取付け部材10,20を結合しているが、本第1〜第5発明
においては、たとえば装置内蔵の箱状構成物やコンベヤ
装置の脚装置など、他の構築物の支柱相当物に結合され
る支柱取付け部材10,20であってもよい。
【0036】上記実施例では、筒状部14の内面で各辺の
合計四箇所に突起部17を設けているが、本第1、第6、
第7においては突起部17を設けない実施例であつてもよ
く、また本第2発明においては一箇所、あるいは四箇所
以外の複数箇所に突起部17を設けた実施例であつてもよ
い。
【0037】上記実施例では、中央部分に支柱差込み用
貫通孔13,23を形成した支柱取付け部材10,20を示した
が、本第1、第2発明においては、たとえばベース部1
1,21の一端部側に支柱差込み用貫通孔13,23を形成
し、他端部側に連結用貫通孔12,22を形成した実施例で
あってもよい。
【0038】上記実施例では、鍛造により一体成形した
支柱取付け部材10,20やリブピース40を示したが、本第
5発明のように、鋳造により一体成形してもよい。
【0039】上記実施例では、正方形状の支柱差込み用
貫通孔13,23に正方形状の支柱1を差込む形式を示した
が、本発明においては、支柱差込み用貫通孔13,23や支
柱1が円形の実施例、多角形の実施例など、種々な形状
の実施例であってもよい。
【0040】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、支柱の
端部を支柱差込み用貫通孔に差込むことで、端部外面
を、筒状部を含めた内面に密状に当接させることができ
て、支柱と支柱取付け部材との相対姿勢を、治具を用い
ることなく容易に維持することができる。したがって支
柱と支柱取付け部材とは、強固にかつ充分な精度を確保
して結合できる。その際に、端面を支柱受け部に当接さ
せることで、最大の差込み量を規制でき、また差込みを
当接前に終えることで、支柱取付け部材に対する支柱の
露出部長さを調整できる。そして支柱に対する支柱取付
け部材の固定は、支柱の端部を支柱差込み用貫通孔に差
し込んだのち、支柱差込み用貫通孔を通してベース部か
ら、両上面間の段差を利用した溶接結合をすることによ
り、強固に行うことができる。
【0041】また本第2発明によると、支柱の端部を支
柱差込み用貫通孔に差込んだとき、支柱の少なくとも一
箇所を突起部によって少し湾曲させて弾性反発力により
圧接させることができるとともに、端部外面の残りの一
部分を筒状部の内面に密状に当接させることができ、支
柱と支柱取付け部材との相対姿勢を、治具を用いること
なく、より強固に維持できる。
【0042】そして本第3発明によると、支柱取付け部
材は、支柱を結合した位置の外側複数箇所で、連結用貫
通孔を利用して他物に強固に結合できる。さらに本第4
発明によると、鍛造成形により、支柱を引籠状に嵌め込
んで、治具なしにて高精度に結合できる。
【0043】しかも本第5発明によると、鋳造成形によ
り、支柱を引籠状に嵌め込んで、治具なしにて高精度に
結合できる。
【0044】また本第6発明によると、枠組棚を組み立
てるに際して、下端部に支柱取付け部材を結合した支柱
を立設し、そして連結用貫通孔群を介して連結具を作用
させることで、ベース部の下面を床などに圧接させた状
態で支柱取付け部材を結合でき、以て支柱を垂直状で立
設できる。その際に支柱に対する支柱取付け部材の固定
は、支柱の端部を支柱差込み用貫通孔に差し込んだの
ち、支柱差込み用貫通孔を通してベース部から、両上面
間の段差を利用した溶接結合をすることにより、強固に
行うことができる。
【0045】さらに本第発明によると、支柱端部から
筒状部に亘っての溶接を行うことで、支柱と支柱取付け
部材とを強固に結合できる。また、支柱差込み用貫通孔
を利用してベース部から支柱端面に亘っての溶接を追加
することで、より一層、強固に結合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、着地用の支柱取付け
部材の斜視図である。
【図2】同着地用の支柱取付け部材の一部切り欠き側面
図である。
【図3】同着地用の支柱取付け部材の平面図である。
【図4】同継ぎ足し用の支柱取付け部材の斜視図であ
る。
【図5】同継ぎ足し用の支柱取付け部材の一部切り欠き
側面図である。
【図6】同継ぎ足し用の支柱取付け部材の平面図であ
る。
【図7】同支柱取付け部材使用の枠組棚の斜視図であ
る。
【図8】本発明の別の実施例を示し、着地用の支柱取付
け部材の斜視図である。
【図9】同着地用の支柱取付け部材の一部切り欠き側面
図である。
【図10】同着地用の支柱取付け部材の平面図である。
【符号の説明】
1 支柱 1A 下端部(分割端) 1a 下端面 1B 上端部(分割端) 1b 上端面 2 水平材(前後方向材) 3 斜材(前後方向材) 4 横ビーム(左右方向材) 7 荷支持部 9 枠組棚 10 支柱取付け部材 11 ベース部 12 連結用貫通孔 13 支柱差込み用貫通孔 14 筒状部 15 環状突出部 16 支柱受け部 17 突起部 20 支柱取付け部材 21 ベース部 22 連結用貫通孔 23 支柱差込み用貫通孔 24 筒状部 25 支柱受け部 26 突起部 31 アンカーボルト 35 ボルト(連結具) 37 ナット(連結具) 40 リブピース A 厚さ方向 B 厚さ方向 C 外側溶接 D 内側溶接 E 外側溶接 F 内側溶接 H 段差 I 段差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−119282(JP,A) 特開 平4−243714(JP,A) 特開 昭49−38446(JP,A) 特開 平6−146409(JP,A) 実開 昭63−179307(JP,U) 実開 昭50−103440(JP,U) 実開 平6−23915(JP,U) 実開 昭62−194807(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 F16B 7/00 - 7/22 F16B 9/00 - 11/00 E04B 1/24,1/58

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結用貫通孔と支柱差込み用貫通孔を有
    するベース部と、前記支柱差込み用貫通孔の周辺でベー
    ス部に対して厚さ方向の一方向に突出した筒状部と、支
    柱差込み用貫通孔の周辺でベース部に対して厚さ方向の
    他方向から内方へ突出したリブ状の環状突出部、ならび
    複数の支柱受け部とを有せしめて一体成形し、前記環
    状突出部の上面に対して支柱受け部の上面を厚さ方向の
    一方向側に位置させて、両上面間に突き合わせ溶接のた
    めの段差を生ぜしめたことを特徴とする支柱取付け部
    材。
  2. 【請求項2】 筒状部の内面の少なくとも一箇所に、内
    方への突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    支柱取付け部材。
  3. 【請求項3】 ベース部は、端部分の複数箇所に連結用
    貫通孔を有するとともに中央部分に支柱差込み用貫通孔
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の支柱
    取付け部材。
  4. 【請求項4】 鍛造により一体成形したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の支柱取付け部材。
  5. 【請求項5】 鋳造により一体成形したことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の支柱取付け部材。
  6. 【請求項6】 前後および左右に所定間隔をあけて立設
    した支柱と、前後の支柱間に設けた前後方向材と、左右
    の支柱間に設けた左右方向材と、支柱間に設けた荷支持
    部とにより枠組棚を構成し、各支柱の下端に固定される
    支柱取付け部材を、連結用貫通孔と支柱差込み用貫通孔
    を有するベース部と、前記支柱差込み用貫通孔の周辺で
    ベース部に対して厚さ方向の一方向に突出した筒状部
    と、支柱差込み用貫通孔の周辺でベース部に対して厚さ
    方向の他方向から内方へ突出したリブ状の環状突出部、
    ならびに複数の支柱受け部とを有せしめて一体成形し
    前記環状突出部の上面に対して支柱受け部の上面を厚さ
    方向の一方向側に位置させて、両上面間に突き合わせ溶
    接のための段差を生ぜしめたことを特徴とする支柱取付
    け部材使用の枠組棚。
  7. 【請求項7】 支柱に対する支柱取付け部材の固定は、
    支柱の端部を支柱差込み用貫通孔に差し込んだのち、支
    柱端部から筒状部に亘って溶接するとともに 、両上面間
    の段差を利用して溶接結合することにより行うことを特
    徴とする請求項6記載の支柱取付け部材使用の枠組棚。
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