JP2656205B2 - 連結金具 - Google Patents
連結金具Info
- Publication number
- JP2656205B2 JP2656205B2 JP5158832A JP15883293A JP2656205B2 JP 2656205 B2 JP2656205 B2 JP 2656205B2 JP 5158832 A JP5158832 A JP 5158832A JP 15883293 A JP15883293 A JP 15883293A JP 2656205 B2 JP2656205 B2 JP 2656205B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- fitting
- hole
- rectangular tube
- fastener
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築に際し、柱や
梁、土台を接合する連結金具に関する。
梁、土台を接合する連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、木造建築において柱や梁、土台
を相互に接合する際には、前記各材の端部にほぞ及びほ
ぞ穴を形成し、ほぞ穴にほぞを嵌め合わせる方法が採用
されることが多い。
を相互に接合する際には、前記各材の端部にほぞ及びほ
ぞ穴を形成し、ほぞ穴にほぞを嵌め合わせる方法が採用
されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、ほぞやほぞ穴の加工に手間を要するため、建築
費上昇や工期長期化の原因となっていた。
法では、ほぞやほぞ穴の加工に手間を要するため、建築
費上昇や工期長期化の原因となっていた。
【0004】また、ほぞは材に対して著しく細くなるた
め、接合部分の強度が弱くなるという問題もあった。
め、接合部分の強度が弱くなるという問題もあった。
【0005】そこで、この発明は、施工が容易で接合部
分の強度に優れた連結金具を提供することを課題とす
る。
分の強度に優れた連結金具を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、上方及び下方からそれぞれ柱を挿入可
能な直立する角筒1と、この角筒1の周壁に形成された
貫窓3に嵌合される嵌合板4と、この嵌合板4の表面に
突設された垂直な差込板6とから成り、前記角筒1内の
中間部分に仕切板2を、差込板6の下縁に水平な受架片
10を設け、差込板6及び嵌合板4にそれぞれ締付具の
挿通孔7及び透孔8を形成すると共に、差込板6に締付
具や工具の衝突を回避する切欠き部9を設けた連結金具
を提供したのである。
め、この発明は、上方及び下方からそれぞれ柱を挿入可
能な直立する角筒1と、この角筒1の周壁に形成された
貫窓3に嵌合される嵌合板4と、この嵌合板4の表面に
突設された垂直な差込板6とから成り、前記角筒1内の
中間部分に仕切板2を、差込板6の下縁に水平な受架片
10を設け、差込板6及び嵌合板4にそれぞれ締付具の
挿通孔7及び透孔8を形成すると共に、差込板6に締付
具や工具の衝突を回避する切欠き部9を設けた連結金具
を提供したのである。
【0007】
【作用】上記請求項1の発明に係る連結金具により上下
階の柱及び梁を接合するには、角筒に上方から上位階の
柱を、下方から下位階の柱をそれぞれ挿入し、両柱の対
向端面を仕切板に当接させる。
階の柱及び梁を接合するには、角筒に上方から上位階の
柱を、下方から下位階の柱をそれぞれ挿入し、両柱の対
向端面を仕切板に当接させる。
【0008】そして、貫窓に嵌合板を嵌め込み、透孔を
介し柱に挿通した締付具により柱に嵌合板を固定した
後、差込板を梁の端面に形成された切り込みに差し込
み、梁の下面を受架片により受架し、梁及び挿通孔に挿
通した締付具により、差込板に梁を固定する。
介し柱に挿通した締付具により柱に嵌合板を固定した
後、差込板を梁の端面に形成された切り込みに差し込
み、梁の下面を受架片により受架し、梁及び挿通孔に挿
通した締付具により、差込板に梁を固定する。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図1乃至図4に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】図1に示すように、この連結金具は、角筒
1、嵌合板4及び差込板6から成る。角筒1内の中間部
分には仕切板2が溶接により固着され、角筒1の各周壁
には貫窓3が形成されている。差込板6は嵌合板4の表
面に垂直に突設されている。
1、嵌合板4及び差込板6から成る。角筒1内の中間部
分には仕切板2が溶接により固着され、角筒1の各周壁
には貫窓3が形成されている。差込板6は嵌合板4の表
面に垂直に突設されている。
【0011】嵌合板4は、上下方向の長孔11を有する
金属板と、長孔11に挿通され、差込板6を構成する2
枚の金属板に屈曲部を介して連設された金属板とから成
り、重なり合った金属板同士はスポット溶接により固着
されている。嵌合板4の両側縁及び貫窓3の両側縁に
は、互いに係合可能な凹凸が形成されている。
金属板と、長孔11に挿通され、差込板6を構成する2
枚の金属板に屈曲部を介して連設された金属板とから成
り、重なり合った金属板同士はスポット溶接により固着
されている。嵌合板4の両側縁及び貫窓3の両側縁に
は、互いに係合可能な凹凸が形成されている。
【0012】差込板6及び嵌合板4には、それぞれ複数
の挿通孔7及び透孔8が形成され、差込板6には透孔8
に挿通される締付具や、その締付具を締めつける工具と
の衝突を回避する切欠き部9が形成されている。
の挿通孔7及び透孔8が形成され、差込板6には透孔8
に挿通される締付具や、その締付具を締めつける工具と
の衝突を回避する切欠き部9が形成されている。
【0013】また、差込板6の下縁には水平な受架片1
0が溶接により固着されている。
0が溶接により固着されている。
【0014】上記連結金具により上下階の柱及び梁を接
合するには、図1、図3及び図4に示すように、角筒1
を直立させ、角筒1に上方から上位階の柱12を、下方
から下位階の柱12をそれぞれ挿入し、両柱12、12
の対向端面を仕切板2に当接させる。
合するには、図1、図3及び図4に示すように、角筒1
を直立させ、角筒1に上方から上位階の柱12を、下方
から下位階の柱12をそれぞれ挿入し、両柱12、12
の対向端面を仕切板2に当接させる。
【0015】そして、貫窓3に嵌合板4を嵌め込み、透
孔8を介し柱12に形成された貫通孔13にボルト14
を挿通し、ボルト14にナット15をねじ込み、柱12
に嵌合板4を固定する。
孔8を介し柱12に形成された貫通孔13にボルト14
を挿通し、ボルト14にナット15をねじ込み、柱12
に嵌合板4を固定する。
【0016】次いで、差込板6を梁16の端面に形成さ
れた切り込み17に差し込み、梁16の下面を受架片1
0により受架し、梁16に形成された貫通孔13及び挿
通孔7にボルト14を挿通し、ボルト14にナット15
をねじ込んで、差込板6に梁16を固定する。
れた切り込み17に差し込み、梁16の下面を受架片1
0により受架し、梁16に形成された貫通孔13及び挿
通孔7にボルト14を挿通し、ボルト14にナット15
をねじ込んで、差込板6に梁16を固定する。
【0017】なお、嵌合板4は、その両側縁の凹凸が貫
窓3両側縁の凹凸に係合することにより角筒1に支持さ
れるので、図2に示すように、貫窓3の下縁に達しない
ものであってもよい。
窓3両側縁の凹凸に係合することにより角筒1に支持さ
れるので、図2に示すように、貫窓3の下縁に達しない
ものであってもよい。
【0018】
【効果】この発明に係る連結金具によると、以上のよう
に、ほぞやほぞ穴の加工をすることなく、柱や梁、土台
を容易に接合することができ、工期短縮、建築費低減を
図ることができる。
に、ほぞやほぞ穴の加工をすることなく、柱や梁、土台
を容易に接合することができ、工期短縮、建築費低減を
図ることができる。
【0019】また、接合部分が補強される。
【図1】この発明の実施例を示す斜視図
【図2】同上の他の例を示す斜視図
【図3】同上の使用状態を示す縦断正面図
【図4】同上の使用状態を示す横断平面図
1 角筒 2 仕切板 3 貫窓 4 嵌合板 6 差込板 7 挿通孔 8 透孔 9 切欠き部 10 受架片
Claims (1)
- 【請求項1】 上方及び下方からそれぞれ柱を挿入可能
な直立する角筒1と、この角筒1の周壁に形成された貫
窓3に嵌合される嵌合板4と、この嵌合板4の表面に突
設された垂直な差込板6とから成り、 前記角筒1内の中間部分に仕切板2を、差込板6の下縁
に水平な受架片10を設け、差込板6及び嵌合板4にそ
れぞれ締付具の挿通孔7及び透孔8を形成すると共に、
差込板6に締付具や工具の衝突を回避する切欠き部9を
設けた連結金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158832A JP2656205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 連結金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5158832A JP2656205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 連結金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718749A JPH0718749A (ja) | 1995-01-20 |
JP2656205B2 true JP2656205B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=15680374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5158832A Expired - Lifetime JP2656205B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 連結金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656205B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09177172A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-08 | Takenaka Komuten Co Ltd | 集成材梁の継手構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3933851A (en) * | 1974-02-06 | 1976-01-20 | American Cyanamid Company | Preparation of aromatic 2-imino-1,3-dithietanes |
JPS5222614U (ja) * | 1975-08-05 | 1977-02-17 | ||
JPH0735676B2 (ja) * | 1985-11-06 | 1995-04-19 | 一義 木村 | 建築部材用継手 |
JPH01171803U (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-05 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP5158832A patent/JP2656205B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718749A (ja) | 1995-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6532713B2 (en) | Joint structure for joining composite beam and column | |
JP2656205B2 (ja) | 連結金具 | |
JPH0527858Y2 (ja) | ||
JP2703832B2 (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JPH0636082Y2 (ja) | 家屋の袖壁構造 | |
JP3922875B2 (ja) | 横架材の接合装置 | |
JPS6132014Y2 (ja) | ||
JPH0726496Y2 (ja) | 壁パネル設置構造 | |
JP3015580U (ja) | 木造建築物の横架材接合構造とその用具 | |
JPH0334136Y2 (ja) | ||
JP3831244B2 (ja) | 横架材の接合装置 | |
JPH0359242A (ja) | 軸組構造 | |
JPS6316402Y2 (ja) | ||
JPH09132943A (ja) | 仕口金具 | |
JPH0130486Y2 (ja) | ||
JPH0333636Y2 (ja) | ||
JPH0619681Y2 (ja) | 柱・柱接合金物 | |
JPH0333843Y2 (ja) | ||
JP3130352B2 (ja) | 建物ユニットにおける柱梁接合金具およびその製造方法 | |
JP2559197Y2 (ja) | 筋かい固定金具 | |
JPS6344483Y2 (ja) | ||
JPH06288005A (ja) | 鉄骨軸組の仕口部構造 | |
JP2565403B2 (ja) | 軸組構造 | |
JPH0629287Y2 (ja) | 部材の連結構造 | |
JP3044216U (ja) | 木造建築物の継手金具 |