JPH0636971Y2 - 自動車のフツク取付構造 - Google Patents

自動車のフツク取付構造

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JPH0636971Y2
JPH0636971Y2 JP1986152726U JP15272686U JPH0636971Y2 JP H0636971 Y2 JPH0636971 Y2 JP H0636971Y2 JP 1986152726 U JP1986152726 U JP 1986152726U JP 15272686 U JP15272686 U JP 15272686U JP H0636971 Y2 JPH0636971 Y2 JP H0636971Y2
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JP
Japan
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rear end
bracket
hook
body frame
vertical wall
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JPS6358007U (ja
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忠幸 小田村
佳三 伊藤
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフック取付構造に関するものであ
る。
(従来技術) 一般に、自動車にはタイダウンフックや牽引フック等の
フック部材が設けられるようになっているが、該フック
部材は当該自動車の例えばサイドフレーム等のボデーフ
レームに対して直接、またはフックブラケットなどの補
強部材を介して間接的に取付けられるのが通常である
(例えば実開昭60-81006号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来一般のフック取付構造によると、仮
にフックブラケットを介してある程度補強して取付けた
としても当該フックブラケットの取付面が必然的に車体
側ボデーフレームのみであり、取付面積が狭いために充
分な取付強度を維持することができないとともに特に荷
重負担度の高い車体側ボデーフレームのみに車両牽引時
又は緊締時に作用する大きな荷重が集中することになる
問題がある。
また、上記ボデーフレームの端部は、車両衝突時などの
衝撃によって断面くずれを起し易く、該部分の断面強度
を向上させることが特に強く要請される。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたもので、断面U字形状の車体側ボデーフレームの後
端部にリアエンドクロスメンバーを介してバンパーを支
持する断面逆U字形状のバンパーブラケットを設けると
ともに同ボデーフレーム後端部の縦壁面部に断面U字形
状のフックブラケットを介してフック部材を取付けるよ
うにしてなる自動車において、上記バンパーブラケット
が上記ボデーフレームと上下に対向し各々左右両縦壁面
部を相互に重合して接合された第1の閉断面構造部を形
成している一方、上記フックブラケットが上記ボデーフ
レームに対して下方から嵌合され、その左右両縦壁面部
を上記バンパーブラケットの左右両縦壁面部およびボデ
ーフレームの左右両縦壁面部とともに3枚重ねの重合体
を形成するように接合されて上記ボデーフレームとの間
で第2の閉断面構造部を形成しているとともに、さらに
上記バンパーブラケットの後端側縁部が上記リアエンド
クロスメンバーに接合され、かつ上記フックブラケット
の後端側縁部が上記リアエンドクロスメンバーおよび上
記バンパーブラケット後端のリアエンドクロスメンバー
との接合縁部の両方に接合されていることを特徴とする
ものである。
(作用) 上記の手段によると、下方側フック取付用のフックブラ
ケット縦壁面部が、相互に重合された上方側の車体側ボ
デーフレーム縦壁面部およびバンパーブラケット縦壁面
部に重合されており、当該ボデーフレームおよびバンパ
ーブラケットの両縦壁面部とともに3枚重ねの重合構造
で接合されるようになっているために、当該フックブラ
ケットの車体側への取付面を充分に広く取ることができ
充分に支持剛性を高くすることができることはもちろ
ん、車両牽引又は緊締時に作用する大きな荷重を上記ボ
デーフレームとバンパーブラケットとの両方に分散せし
めることができるようになるから、上記ボデーフレーム
自体の荷重負担度を軽減することができるようになる。
さらに、上記断面U字形状のバンパーブラケットが上記
断面U字形状のボデーフレームと上下に対向し各々それ
らの左右両縦壁面部同士を相互に重合して接合されるこ
とによって第1の閉断面構造部を形成するようにしてい
る一方、また上記断面U字形状のフックブラケットが上
記断面逆U字形状のボデーフレームに対して下方から嵌
合され、その左右両縦壁面部を上記断面逆U字形状のバ
ンパーブラケットの左右両縦壁面部および上記断面U字
形状のボデーフレームの左右両縦壁面部とともにそれら
縦壁面重合部において最終的に3枚重ねの重合体部を形
成するように接合し、同フックブラケットが上記上方側
ボデーフレームとの間で、さらに第2の閉断面構造部を
形成するようにしているので、バンパーブラケットおよ
びリアエンドクロスメンバーを介してバンパーと接続さ
れるボデーフレーム後端部の実質的な断面積構造を大き
く拡大することができ、衝突時などの断面くずれを確実
に抑制し得るようになる。
さらにまた、その場合において、上記バンパーブラケッ
トの後端側縁部が上記リアエンドクロスメンバーに接合
され、かつ上記フックブラケットの後端側縁部が上記リ
アエンドクロスメンバーおよび上記バンパーブラケット
後端のリアエンドクロスメンバーとの接合縁部の両方に
各々接合されていることから、上記第1、第2の閉断面
構造部の保持連結剛性が十分に高くなる。
(実施例) 第1図〜第3図は、本考案の実施例に係る自動車のフッ
ク取付構造を示している。
先ず第1図および第2図において、符号1は車体の両側
部に位置して当該車体の前後方向に延びるリアサイドフ
レーム(ボデーフレーム)であり、該リアサイドフレー
ム1の上部には第2図に示すようにフロアパネル2が載
置されている。
上記リアサイドフレーム1は、断面略U字形状に形成さ
れており、そのリアエンド部3には特に第1図に詳細に
示すようにバンパーブラケット4を介して略平板状のリ
アエンドクロスメンバー(バックビーム)5が車幅方向
に延びて接合固定されている。上記バンパーブラケット
4は、上記断面U字形状のリアサイドフレーム1の内径
に対応した外径を有する断面逆U字形状の金属部材によ
って形成された本体部4aを中心とし、その後端部には上
記リアエンドクロスメンバー5を接合するためのフラン
ジ片(後端側縁部)4bを備えて構成されている。そし
て、上記断面逆U字形状の本体部4aを上記リアサイドフ
レーム1の上記リアエンド部3内に上方より嵌合(内
嵌)し、縦壁面部である両側部を相互に溶着接合して固
定するとともに上記フランジ片4bに対して上記リアエン
ドクロスメンバー5の前面壁5aを溶着接合することによ
って、上記リアサイドフレーム1、バンパーブラケット
4、リアエンドクロスメンバー5の3者が相互に一体的
に接合固定されている。
一方、符号10は、例えばタイダウンフック取付け用のフ
ックブラケットであり、該フックブラケット10は上記リ
アサイドフレーム1の下方の当該リアサイドフレーム1
と上記リアエンドクロスメンバー5とが形成するコーナ
部に位置して上記リアサイドフレーム1を下方から受け
る格好で上部を嵌合して取付けられている。
すなわち、上記フックブラケット10は、第3図に詳細に
示すように、略断面U字形状のフックブラケット本体部
10aの両側辺(縦壁面部)11a,11bを車体前方側から車体
後方側にかけて次第に上下幅を拡大させて略三角形状の
側辺形状となすともに底辺部12をも車体前方側から車体
後方側に向けて次第に低く傾斜させて剛性を高くするよ
うに構成されており、上記両側辺11a,11bの後端部には
上記リアエンドクロスメンバー5の前面壁5aと接合する
ためのフランジ片(後端側縁部)13a,13bがそれぞれ設
けられている。該フランジ片13a,13bの上部には、さら
に上記バンパーブラケット4のフランジ片4bとの重合が
可能なようにその板厚に対応して段差部15a,15bが形成
されている。
そして、該フックブラケット10の上記フックブラケット
本体部10aを第2図のように上記サイドフレーム2の下
部に下方から嵌合(外嵌)し、当該嵌合部の縦壁部嵌合
面同士を相互に溶着接合するとともに上記両側辺11a,11
b後端の上記フランジ片13a,13bの上部をさらに上方に延
設し、上記リアエンドクロスメンバー5の前面壁5aに対
して上記バンパーブラケット4のフランジ片4bとそれら
の上端側段差部15a,15bを所定長さ重合させた状態で溶
着接合することによって固定されている。そして、該フ
ックブラケット10の側辺11bの車体内方側外側面部Aに
は、上記リアエンドクロスメンバー5とのコーナ部に位
置してU状杆よりなるタイダウンフック16が上下方向に
延びて平行に溶着固定されている。上記フックブラケッ
ト本体部10aの両側辺11a,11bは、上記タイダウンフック
16の固定が容易でしかも補強機能が充分となるように上
記車体内方側の側辺11bの方が車体外方側に位置する側
辺11aよりも車体前後方向の長さが長くなるように形成
されている。
また、第2図において、符号18は上記リアエンドクロス
メンバー5の後面側に接合され、さらにボルト部材19,1
9によって締結固定されたバンパーレインフォースメン
トであり、このバンパーレインフォースメント18に接合
固定されたバンパーステー20を介してリアバンパー21が
取付けられている。
上述の構成では、タイダウンフック16取付用のフックブ
ラケット10がボデーフレームとしてのリアサイドフレー
ム1からリアエンドクロスメンバー5に接合されたバン
パーブラケット4まで延設され、上記リアサイドフレー
ム1と上記バンパーブラケット4の両部位において共に
接合されているために、当該フックブラケット10の車体
側への取付面を充分に広く取ることができ、それだけ支
持剛性をより高くすることができるとともに車両牽引又
は緊締時に当該接合部に作用する大きな集中荷重を上記
リアサイドフレーム1と上記リアエンドクロスメンバー
5に接合されたバンパーブラケット4との両方に分散せ
しめることができるから、上記リアサイドフレーム1の
荷重負担度をも軽減することができるようになる。
さらに、上記構成では、上記バンパーブラケット4が上
記リアサイドフレーム1と上下に対向接合されることに
よって第1の閉断面構造部を形成している一方、また上
記フックブラケット10が上記バンパーブラケット4およ
びリアサイドフレーム1とともにそれらの縦壁面部で3
枚重ねの重合体を形成するようになっており、しかも同
フックブラケット10が上記リアサイドフレーム1との間
で、さらに第2の閉断面構造部を形成するようになって
いるので、上記リアサイドフレーム1端部の実質的な断
面積を大きく拡大することができ、車両衝突時などの断
面くずれを確実に抑制し得るようになる。
(考案の効果) 本考案は、以上に説明したように、断面U字形状の車体
側ボデーフレームの後端部にリアエンドクロスメンバー
を介してバンパーを支持する断面逆U字形状のバンパー
ブラケットを設けるとともに同ボデーフレーム後端部の
縦壁面部に断面U字形状のフックブラケットを介してフ
ック部材を取付けるようにしてなる自動車において、上
記バンパーブラケットが上記ボデーフレームと上下に対
向し各々左右両縦壁面部を相互に重合して接合された第
1の閉断面構造部を形成している一方、上記フックブラ
ケットが上記ボデーフレームに対して下方から嵌合さ
れ、その左右両縦壁面部を上記バンパーブラケットの左
右両縦壁面部およびボデーフレームの左右両縦壁面部と
ともに3枚重ねの重合体を形成するように接合されて上
記ボデーフレームとの間で第2の閉断面構造部を形成し
ているとともに、さらに上記バンパーブラケットの後端
側縁部が上記リアエンドクロスメンバーに接合され、か
つ上記フックブラケットの後端側縁部が上記リアエンド
クロスメンバーおよび上記バンパーブラケット後端のリ
アエンドクロスメンバーとの接合縁部の両方に接合され
ていることを特徴とするものである。
従って、本考案によると、下方側フック取付用のフック
ブラケット縦壁面部が、相互に重合された上方側の車体
側ボデーフレーム縦壁面部およびバンパーブラケット縦
壁面部に重合されており、当該ボデーフレームおよびバ
ンパーブラケットの両縦壁面部とともに3枚重ねの重合
構造接合されるようになっているために、当該フックブ
ラケットの車体側への取付面を充分に広く取ることがで
き充分に支持剛性を高くすることができることはもちろ
ん、車両牽引又は緊締時に作用する大きな荷重を上記ボ
デーフレームとバンパーブラケットとの両方に分散せし
めることができるようになるから、上記ボデーフレーム
自体の荷重負担度を軽減することができるようになる。
さらに、上記断面逆U字形状のバンパーブラケットが上
記断面U字形状のボデーフレームと上下に対向し各々そ
れらの左右両縦壁面部同士を相互に重合して接合される
ことによって第1の閉断面構造部を形成するようにして
いる一方、また上記断面U字形状のフックブラケットが
上記断面逆U字形状のボデーフレームに対して下方から
嵌合され、その左右両縦壁面部を上記バンパーブラケッ
トの左右両縦壁面部および上記断面U字形状のボデーフ
レームの左右両縦壁面部とともにそれら縦壁面重合部に
おいて最終的に3枚重ねの重合体部を形成するように接
合し、同フックブラケットが上記上方側ボデーフレーム
との間で、さらに第2の閉断面構造部を形成するように
しているので、バンパーブラケットおよびリアエンドク
ロスメンバーを介してバンパーと接続されるボデーフレ
ーム後端部の実質的な断面積構造を大きく拡大すること
ができ、衝突時などの断面くずれを確実に抑制し得るよ
うになる。
さらにまた、その場合において、上記バンパーブラケッ
トの後端側縁部が上記リアエンドクロスメンバーに接合
され、かつ上記フックブラケットの後端側縁部が上記リ
アエンドクロスメンバーおよび上記バンパーブラケット
後端のリアエンドクロスメンバーとの接合縁部の両方に
接合されていることから、上記第1、第2の閉断面構造
部の保持連結剛性が十分に高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る自動車のフック取付構
造を示す要部の斜視図、第2図は、同構造を示す一部切
欠側断面図、第3図は、同構造に於けるフックブラケッ
トの上面図である。 1……リアサイドフレーム 2……フロアパネル 3……リアサイドフレームのリアエンド部 4……バンパーブラケット 5……リアエンドクロスメンバー 10……フックブラケット 10a……フックブラケット本体部 13a,13b……フックブラケットのフランジ片 16……タイダウンフック 20……バンパーステー 21……リアバンパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面U字形状の車体側ボデーフレームの後
    端部にリアエンドクロスメンバーを介してバンパーを支
    持する断面逆U字形状のバンパーブラケットを設けると
    ともに同ボデーフレーム後端部の縦壁面部に断面U字形
    状のフックブラケットを介してフック部材を取付けるよ
    うにしてなる自動車において、上記バンパーブラケット
    が上記ボデーフレームと上下に対向し各々左右両縦壁面
    部を相互に重合して接合された第1の閉断面構造部を形
    成している一方、上記フックブラケットが上記ボデーフ
    レームに対して下方から嵌合され、その左右両縦壁面部
    を上記バンパーブラケットの左右両縦壁面部およびボデ
    ーフレームの左右両縦壁面部とともに3枚重ねの重合体
    を形成するように接合されて上記ボデーフレームとの間
    で第2の閉断面構造部を形成しているとともに、さらに
    上記バンパーブラケットの後端側縁部が上記リアエンド
    クロスメンバーに接合され、かつ上記フックブラケット
    の後端側縁部が上記リアエンドクロスメンバーおよび上
    記バンパーブラケット後端のリアエンドクロスメンバー
    との接合縁部の両方に接合されていることを特徴とする
    自動車のフック取付構造。
JP1986152726U 1986-10-04 1986-10-04 自動車のフツク取付構造 Expired - Lifetime JPH0636971Y2 (ja)

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JPS6358007U JPS6358007U (ja) 1988-04-18
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS607257U (ja) * 1983-06-29 1985-01-18 三菱自動車工業株式会社 バンパの支持構造
JPH0214962Y2 (ja) * 1985-12-14 1990-04-23

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JPS6358007U (ja) 1988-04-18

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