JP2582183Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2582183Y2
JP2582183Y2 JP1992061468U JP6146892U JP2582183Y2 JP 2582183 Y2 JP2582183 Y2 JP 2582183Y2 JP 1992061468 U JP1992061468 U JP 1992061468U JP 6146892 U JP6146892 U JP 6146892U JP 2582183 Y2 JP2582183 Y2 JP 2582183Y2
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reinforcement
side frame
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和之 庚塚
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の前部車体構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の前部において、エンジンルーム
の左右両側壁を構成するフロントホイールエプロンの下
縁内側にはほぼコ字型断面のフロントサイドフレームが
固着され、該フロントサイドフレームの前方部の下部に
はタイダウンフックが下向きに突設されることが多い
(例えば実開昭63−59710号公報参照)。又その
フロントサイドフレーム前方部の上面内側にはフロント
バンパのバンパステーが接合固着されるのが普通であ
り、更にエアバッグ装置搭載車両の場合は衝突を検出す
る衝突センサ(Gセンサ)も上記フロントサイドフレー
ムの前方部分に取付けられることが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図2に示すように、上
記フロントサイドフレームbはコ字型断面部材でありそ
の開放端部がフロントホイールエプロンaへの接合固着
部となるので、該フロントホイールエプロンaとの合精
度が出にくく、又タイダウンフックcの強度確保がなか
なか難しいという課題を有している。更に大衝突時フロ
ントサイドフレームbの上面だけに衝突荷重が入力する
ので曲げモーメントが発生してフロントサイドフレーム
bが安定座屈しにくいという課題も有している。更に又
エアバッグ装置搭載車両の場合は衝突センサdを取付け
るためのブラケットeを艤装時前端のラジエータパネル
の穴から手をつっこんで取付けなければならず、作業性
が極めて悪いという課題をも有している。尚図2におい
て、fはバンパステー、gはバンパステー取付固定部を
補強するリンフォースメントである。
【0004】本考案は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、フロントサイ
ドフレームの前方部分内に、該フロントサイドフレーム
の上面及び下面にそれぞれ接合固着される上面及び下面
とフロントホイールエプロンに背中合わせに接合される
縦面とを有するほぼコ字型断面のリンフォースメントを
固着し、該リンフォースメントの縦面に衝突センサの取
付部を設け、フロントサイドフレームの上面とリンフォ
ースメントの上面との接合固着部にフロントバンパステ
ーを取付固定し、フロントサイドフレームの下面とリン
フォースメントの下面との接合固着部にタイダウンフッ
クのトラクティブブラケットを接合固着したことを第1
の特徴とし、フロントバンパステーの下部にリンフォー
スメントの前端縁下部の前側に近接対向する突き当て部
を設けたことを第2の特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記のように、フロントサイドフレーム内に上
面と下面と縦面とからなるほぼコ字型断面のリンフォー
スメントを固着したことにより、フロントサイドフレー
ムの開放端部はリンフォースメントの縦面にて拘束され
断面の広がりが抑えられるので、フロントホイールエプ
ロンとの合精度が向上し、又1個のリンフォースメント
によってフロントバンパステー取付部の補強,タイダウ
ンフック取付部の強度確保,衝突センサ取付部の補剛及
び該衝突センサの取付作業性の向上等、多くの有効な機
能を果たすことができる。又該リンフォースメント前端
縁下部に近接対向する突き当て部をフロントバンパステ
ーの下部に設けたことにより、車両衝突時バンパステー
からフロントサイドフレーム上面に衝突荷重が入力する
とほとんど同時に突き当て部がリンフォースメント前端
縁下部に突き当たってフロントサイドフレーム下面にも
衝突荷重が入力し、閉断面のフレーム部全体がほぼ均等
に座屈変形し、衝突エネルギの効果的な吸収が行われ
る。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図1を参照して説明す
る。
【0008】図1において、1はフロントホイールエプ
ロン、2は該フロントホイールエプロン1の下部内側面
に固着されるほぼコ字型断面のフロントサイドフレーム
であり、該フロントサイドフレーム2をフロントホイー
ルエプロン1に固着することにより、閉断面のフレーム
部3がフロントホイールエプロン1の下縁に沿って形成
される。
【0009】4はフロントサイドフレーム2の前端部分
内に固着されるリンフォースメントであり、該リンフォ
ースメント4はフロントサイドフレーム2の上面21及
び下面22の内側にそれぞれ接合固着される上面41及
び下面42と、フロントホイールエプロン1に背中合わ
せに接合する縦面43とからなるコ字型断面部材により
構成され、縦面43には衝突センサ7の取付部(ウエル
ディングボルト又はウエルディングナット)43aが設
けられ、又該縦面43の前端縁下部にはフロントバンパ
5のバンパステー51に固着した突き当て部51aに近
接対向する前方突出部43bが前方に向けて突設されて
いる。該縦面43には必要に応じて適宜ビード部43c
が設けられる。
【0010】6はタイダウンフックであり、該タイダウ
ンフック6はトラクティブブラケット61によりフロン
トサイドフレーム2の前端部下面22の下側に接合され
上記リンフォースメント4の下面42と3枚重ねにて固
着される。
【0011】バンパステー51は閉断面のフレーム部3
の前端より差込まれ、フロントサイドフレーム2の上面
21とリンフォースメント4の上面41との接合固着部
の下側に重ね合されボルト,ナットの締付けにより取付
固定される。このバンパステー51の取付固定状態にお
いて上述したようにバンパステー51の下縁部に固着し
た突き当て部51aの後部がリンフォースメント4の前
端縁下部に設けた前方突出部43bの前側に近接対向し
た状態となっている。
【0012】上記において、コ字型断面のフロントサイ
ドフレーム2の開放端部はリンフォースメント4の縦面
43にて拘束され断面の広がりが抑えられているので、
フロントホイールエプロン1との合精度が向上し、又タ
イダウンフック6を固着するトラクティブブラケット6
1はリンフォースメント4の下面42とフロントサイド
フレーム2の下面22との3枚重ねにて固着されている
のでタイダウン,牽引時の強度を充分に確保でき、更に
大衝突によってフロントバンパ5からバンパステー51
を介してフロントサイドフレーム2の上面21に衝突荷
重が入力するとほぼ同時にバンパステーの突き当て部5
1aが前方突出部43bに当りフロントサイドフレーム
2の下面22にも衝突荷重が入力し、閉断面のフレーム
部3がほぼ均等に座屈変形して効果的に衝突エネルギの
吸収が行なわれる。更に又エアバッグ装置搭載車の場合
はリンフォースメント4の縦面43に設けた衝突センサ
取付部43aに衝突センサ7を取り付けることができ、
衝突センサの取付けを極めて簡単容易に行なうことがで
きる。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ほぼコ字
型断面をなす1個のリンフォースメントをフロントサイ
ドフレームの前端部分に固着するだけの極めて簡単な構
成により、フロントサイドフレームのフロントホイール
エプロンへの合精度の向上,タイダウンフックの強度確
保,バンパステー取付部の補剛,衝突センサ取付部の剛
性確保及び衝突センサの取付作業性の向上等多くの有効
なる機能を果たし得ると共に、衝突時バンパに生ずるモ
ーメントに対しバンパステー下側の突き当て部がリンフ
ォースメントの前端部に突き当たるようにしたことによ
り、閉断面のフレーム部全体に衝突荷重が入力しほぼ均
等に座屈変形し衝突エネルギを効果的に吸収することが
できるもので、構造の簡単なること,コスト低廉なるこ
と等と相俟って実用上多大の効果をもたらし得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので、(A)はフロン
トサイドフレーム前方部分の側面図、(B)は(A)の
X−X断面図である。
【図2】従来構造の一例を示す図で、(A)はフロント
サイドフレーム前方部分の側面図、(B)は(A)のY
−Y断面図である。
【符号の説明】
1 フロントホイールエプロン 2 フロントサイドフレーム 3 フレーム部 4 リンフォースメント 5 フロントバンパ 6 タイダウンフック 7 衝突センサ 21 上面 22 下面 41 上面 42 下面 43 縦面 43a 衝突センサ取付部 43b 前方突出部 51 バンパステー 51a 突き当て部 61 トラクティブブラケット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントホイールエプロンの内側下部に
    接合固着され該フロントホイールエプロンの下縁部に沿
    う閉断面のフレーム部を構成するほぼコ字型断面のフロ
    ントサイドフレームの前方部分内に、該フロントサイド
    フレームの上面及び下面にそれぞれ接合固着される上面
    及び下面と上記フロントホイールエプロンに背中合わせ
    に接合される縦面とを有するほぼコ字型断面のリンフォ
    ースメントを固着し、該リンフォースメントの縦面に衝
    突センサの取付部を設け、フロントサイドフレームの上
    面と該リンフォースメントの上面との接合固着部にフロ
    ントバンパステーを取付固定し、フロントサイドフレー
    ムの下面とリンフォースメントの下面との接合固定部に
    タイダウンフックのトラクティブブラケットを接合固着
    したことを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車の前部車体構造
    において、フロントバンパステーの下部に、後部がリン
    フォースメントの前端縁下部の前側に近接対向する突き
    当て部を設けたことを特徴とする自動車の前部車体構
    造。
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JPH0618165U JPH0618165U (ja) 1994-03-08
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