JPH0619361Y2 - 自動車のトランスポートフックの構造 - Google Patents

自動車のトランスポートフックの構造

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JPH0619361Y2
JPH0619361Y2 JP1988169352U JP16935288U JPH0619361Y2 JP H0619361 Y2 JPH0619361 Y2 JP H0619361Y2 JP 1988169352 U JP1988169352 U JP 1988169352U JP 16935288 U JP16935288 U JP 16935288U JP H0619361 Y2 JPH0619361 Y2 JP H0619361Y2
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JP
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sheet metal
metal part
mounting sheet
hook
side wall
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のトランスポートフックの構造に関する
ものである。
(従来の技術) 自動車の車体の前端や後端には、自動車を陸送する時に
トラックに自動車を固定するためのトランスポートフッ
クが設けられており、またこのトランスポートフックは
動車の牽引時にも利用されている。
ところで、車体後端のトランスポートフックに関して、
例えば実開昭58−25205号公報には、トランスポ
ートフックの基部をバンパアームの基部とともにフロア
サイドメンバの後端部にボルト等で固定したものが開示
されている。
又、実開昭62−132806号公報には、フック部材
を取付用板金部品に固定したフック組立体をフロアサイ
ドメンバに固定したものが開示されている。
このようなトランスポートフック及びその取付構造の他
の具体構成例を、第6図及び第7図を参照しながら説明
する。21はフック組立体で、丸棒を屈曲形成したフッ
ク部材22の基部を取付用板金部品23に溶接固着して
構成されている。前記取付用板金部品23は、上方に開
放された溝状の断面形状に形成されるとともにその一側
壁板に形成した凹入段部23aの外面に前記フック部材
22の基部が溶接されており、この取付用板金部品23
をハット型断面のフロアサイドメンバ24内に嵌合さ
せ、それらの両側壁板同士をスポット溶接25にて固着
し、さらにバンパアーム26の基部をその上に嵌合さ
せ、このバンパアーム26とともにボルト27にてフロ
アサイドメンバ24の底壁板に締結固定している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記のような構成ではトランスポートフック
をフロアサイドメンバ24の後端から後方に長く延出さ
せた場合や、フックに作用する荷重が増加した場合に
は、強度不足のために取付用板金部品23の断面形状が
変形してフック部材22が変位し、自動車を安定して固
定できないという問題が発生する。
これに対して、取付用板金部品23の板厚を厚くして強
度を上げることも考えられるが、その場合スポット溶接
の生産性が著しく悪くなるため、板厚を厚くするのに限
界があり、対応できない場合が生じる。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、生産性に著しい影響
を与えることなく、十分な強度を得ることができるトラ
ンスポートフックの構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するため、断面形状ハット型
のフロアサイドメンバの内側面に側壁がスポット溶接さ
れる断面略形の補強用板金部品と、フック部材を取付
用板金部品に溶接固着して成るフック組立体とを備え、
前記取付用板金部品は少なくともフック部材が突出する
先端側を上方に開放された溝状の断面形状に形成すると
ともに前記補強用板金部品内に取付用板金部品を嵌入さ
せて二重構造とし、かつ前記取付用板金部品の先端部の
側壁板間に筒状スペーサを介在させ、この筒状スペーサ
と取付用板金部品の側壁に設けた貫通穴と補強用板金部
品の側壁に設けたボルト穴とを貫通するボルトにて、筒
状スペーサ、取付用板金部品及び補強用板金部品の3者
を締結したことを特徴とする。
(作用) 本考案の上記構成によれば、トランスポートフックを
「補強用板金部品」と、フック部材を取付用板金部品に
溶接固着して成る「フック組立体」との2つの部品で構
成している。このように2つの部品で構成すれば、補強
用板金部品のみを単独でフロアサイドメンバにスポット
溶接できると共に、補強用板金部品の側壁の厚みをスポ
ット溶接に適するように薄めに設定できるので、補強用
板金部品をフロアサイドメンバの内側面に、生産性良く
スポット溶接できる。しかもスポット溶接にて前記側壁
と内側面とを結合できる結果、フロアサイドメンバの強
度を効果的に向上させることができる。又取付用板金部
品は補強用板金部品にボルト締結される構成となってい
るので、溶接の必要がなく、その板厚(取付用板金部品
と補強用板金部品の合計板厚)を必要な強度を有する厚
みとすることができる。そして前記取付用板金部品と補
強用板金部品とは嵌合して二重構造となっている上に、
取付用板金部品の先端部の両側壁を筒状スペーサを介し
て結合しているので、先端部の板厚が大で、かつ断面形
状が変形しにくい構造となっており、フック組立体をフ
ロアサイドメンバの端から長く延出しても必要な強度、
剛性を得ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図を参照しなが
ら説明する。
1は車体のフロアサイドメンバで、断面形状ハット型の
部材によって構成されており、その後端部にリアトラン
スポートフック2やリアバンパ3を支持するバンパアー
ム4等が取付けられる。
前記リアトランスポートフック2は、前記フロアサイド
メンバ1内に嵌入されてスポット溶接にて固着される補
強用板金部品5と、丸棒の両端部を並列させ中間部をル
ープ状に屈曲形成したフック部材7を取付用板金部品8
に溶接して構成したフック組立体6とから構成されてい
る。
前記補強用板金部品5は、板材を上方が開放された略方
形溝状にプレス成形して構成され、前記フロアサイドメ
ンバ1に嵌合する基部5aと、この基部5aから後方に
延出された中間部5bと、この中間部5bから斜め下方
に延出された先端部5cとを備えている。基部5aの底
壁板には前記フロアサイドメンバ1をも貫通する一対の
ボルト穴9が形成され、中間部5bはその底面が若干上
方に持ち上げられるとともにボルト穴10が形成され、
先端部5cにはその一側壁板にボルト穴11が形成され
ている。
前記フック組立体6のフック部材7は、丸棒の両端部を
並列させ、中間部を斜め下方に延びるループ状に屈曲形
成して構成されている。又、取付用板金部品8は前記補
強用板金部品5内に丁度嵌入する略方形溝形状で、その
基部8aから中間部8bにかけて一側壁板部を切除した
形状に形成され、中間部8bから先端部8cにかけては
両側壁板が形成されている。この取付用板金部品8の他
側壁板の外面に前記フック部材7が溶接して固着され、
他側壁板の上縁からフック部材7の軸径に対応する幅の
鍔12が延出されている。
この取付用板金部品8の基部8aの底壁板には前記ボル
ト穴9に対応する部分に一対の切欠13が形成され、中
間部8bの底壁板にはこれを貫通して前記ボルト穴10
に挿通される締結ボルト14が溶接され、先端部8cの
両側壁板間には前記ボルト穴11に対応する位置に筒状
スペーサ15が介装されてその両端が溶接されるととも
に側壁板に貫通穴15aが形成され、かつ他側の側壁板
の外面にはナット16が溶接されている。
以上の補強用板金部品5とフック組立体6から成るリア
トランスポートフック2をフロアサイドメンバ1に取付
けるには、まず補強用板金部品5の基部5aをフロアサ
イドメンバ1の後端部に嵌入させ、その両側壁板をフロ
アサイドメンバ1にスポット溶接17にて固着する。そ
の後、フック組立体6の取付用板金部品8を補強用板金
部品5内に嵌入させ、中間部8bの締結ボルト14をボ
ルト穴10に挿通させる。次に、締結ボルト14にナッ
ト18を螺合させて補強用板金部品5の中間部5bと取
付用板金部品8の中間部8bを締結固定する。また、補
強用板金部品5の先端部5cのボルト穴11から取付用
板金部品8の先端部8cの筒状スペーサ15に締結ボル
ト19を挿通してナット16に螺合させ、補強用板金部
品5の先端部5cと取付用板金部品8の先端部8cを一
体的に締結固定する。その後、取付用板金部品8の基部
8a上にバンパアーム4の基部を載置し、このバンパア
ーム4の基部、前記取付用板金部品8の基部8aの切欠
12、補強用板金部品5の基部5aのボルト穴9及びフ
ロアサイドメンバ1を貫通させて固定ボルト20とナッ
ト20aにて締結固定し、バンパアーム4をフック部材
6と共に締結固定する。
以上の構成のリアトランスポートフック2によると、補
強用板金部品5とフック組立体6の取付用板金部品8と
を嵌合させて二重構造としており、かつ取付用板金部品
8の先端部の側壁板を筒状スペーサ15を介して結合し
て先端部8cの断面形状の変形を防止し、さらにこの筒
状スペーサ15に挿通した締結ボルト19にて補強用板
金部品5と取付用板金部品8を締結して一体結合してい
るので、補強用板金部品5及び取付用板金部品8の板厚
を厚くすることなく、フック組立体6をフロアサイドメ
ンバ1の端から長く延出させ得るだけの強度が得られ
る。また、補強用板金部品8の板厚を厚くする必要がな
いので、フロアサイドメンバ1に対するスポット溶接1
7も生産性良く行うことができる。こうして、生産性に
著しい影響を与えることなく、十分な強度を備えたリア
トランスポートフック2が得られる。又、補強用板金部
品5と取付用板金部品8を一体結合するのに、ナット1
8と締結ボルト19を締結するだけの作業を行えばよい
ため、生産性に大きな影響を与えることもない。
(考案の効果) 本考案によれば、フロアサイドメンバに対するスポット
溶接を生産性良く行うことができると共に、フック組立
体をフロアサイドメンバの端から長く延出しても必要な
強度、剛性が得られ、フロアサイドメンバの支持強度も
高まるトランスポートフックの構造を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例のトランスポートフ
ックを示し、第1図は分解斜視図、第2図は取付状態の
平面図、第3図は同縦断側面図、第4図は第3図のIV−
IV線断面図、第5図は同V−V線断面図、第6図及び第
7図は従来例を示し、第6図は取付状態の縦断側面図、
第7図は第6図のVII−VII線断面図である。 1……フロアサイドメンバ 2……リアトランスポートフック 5……補強用板金部品 6……フック組立体 7……フック部材 8……取付用板金部品 15……筒状スペーサ 19……締結ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状ハット型のフロアサイドメンバの
    内側面に側壁がスポット溶接される断面略形の補強用
    板金部品と、フック部材を取付用板金部品に溶接固着し
    て成るフック組立体とを備え、前記取付用板金部品は少
    なくともフック部材が突出する先端側を上方に開放され
    た溝状の断面形状に形成するとともに前記補強用板金部
    品内に取付用板金部品を嵌入させて二重構造とし、かつ
    前記取付用板金部品の先端部の側壁板間に筒状スペーサ
    を介在させ、この筒状スペーサと取付用板金部品の側壁
    に設けた貫通穴と補強用板金部品の側壁に設けたボルト
    穴とを貫通するボルトにて、筒状スペーサ、取付用板金
    部品及び補強用板金部品の3者を締結したことを特徴と
    する自動車のトランスポートフックの構造。
JP1988169352U 1988-12-27 1988-12-27 自動車のトランスポートフックの構造 Expired - Lifetime JPH0619361Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004314935A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Hyundai Motor Co Ltd 車両用前方シッピング・フック・アセンブリー

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