JPH0640482Y2 - 車両用フック取付構造 - Google Patents
車両用フック取付構造Info
- Publication number
- JPH0640482Y2 JPH0640482Y2 JP14079887U JP14079887U JPH0640482Y2 JP H0640482 Y2 JPH0640482 Y2 JP H0640482Y2 JP 14079887 U JP14079887 U JP 14079887U JP 14079887 U JP14079887 U JP 14079887U JP H0640482 Y2 JPH0640482 Y2 JP H0640482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- vehicle
- girder
- vertical
- wall portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の縦桁部材と横桁部材とが重合して交叉
する部分の外側において、下方に垂下するように設けら
れる牽引・固縛用フックの取付構造に関する。
する部分の外側において、下方に垂下するように設けら
れる牽引・固縛用フックの取付構造に関する。
[従来の技術] 従来より、自動車には、第5図に示すごとく、車体後端
下側に、下方へ向け、牽引・固縛用フック1が突設され
ている。そして、この自動車の移動時や船積み時に、こ
のフック1のフック穴1aにロープ等を通し、自動車を移
動したり船積み時にこの自動車を船体に固縛したりして
いる。
下側に、下方へ向け、牽引・固縛用フック1が突設され
ている。そして、この自動車の移動時や船積み時に、こ
のフック1のフック穴1aにロープ等を通し、自動車を移
動したり船積み時にこの自動車を船体に固縛したりして
いる。
ところで、このフック1は、第4図のようにして取り付
けられている。すなわち、この牽引・固縛用フック1
は、車両の縦桁部材としてのサイドメンバ3と、このサ
イドメンバ3と直交する横桁部材としてのリヤエンドク
ロスメンバ2とが重合して交叉する部分の外側におい
て、下方に垂下するように設けられるが、このフック1
の上端部は、サイドメンバ3の外側面にボルト6とナッ
ト5とを介して取り付けられる。
けられている。すなわち、この牽引・固縛用フック1
は、車両の縦桁部材としてのサイドメンバ3と、このサ
イドメンバ3と直交する横桁部材としてのリヤエンドク
ロスメンバ2とが重合して交叉する部分の外側におい
て、下方に垂下するように設けられるが、このフック1
の上端部は、サイドメンバ3の外側面にボルト6とナッ
ト5とを介して取り付けられる。
なお、ナット5はナットプレート4に溶着されており、
このナットプレート4はサイドメンバ3内においてフッ
ク1との結合部を補強するリンフォース部材としても機
能する。
このナットプレート4はサイドメンバ3内においてフッ
ク1との結合部を補強するリンフォース部材としても機
能する。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の車両用フック取付構造
では、フック1はその上端部をサイドメンバ3の外側面
にボルト6とナットプレート4付きのナット5とを介し
て取り付けられるだけであるので、フック取付面が一側
面しかなく、従って強度的に不利であり、特に第4図に
矢印Fで示す左右方向の力に対して不利であるという問
題点がある。
では、フック1はその上端部をサイドメンバ3の外側面
にボルト6とナットプレート4付きのナット5とを介し
て取り付けられるだけであるので、フック取付面が一側
面しかなく、従って強度的に不利であり、特に第4図に
矢印Fで示す左右方向の力に対して不利であるという問
題点がある。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
牽引・固縛用フックを縦桁部材および横桁部材の両方に
わたって固定することにより、十分な強度で牽引・固縛
用フックを取り付けることができるようにした、車両用
フック取付構造を提供することを目的とする。
牽引・固縛用フックを縦桁部材および横桁部材の両方に
わたって固定することにより、十分な強度で牽引・固縛
用フックを取り付けることができるようにした、車両用
フック取付構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案の車両用フック取付構造は、断面形状
が略コ字形に形成された車両用縦桁部材と、断面形状が
略コ字形に形成され且つその側壁部に該縦桁部材を挿通
される切欠きを形成された車両用横桁部材とをそなえ、
該縦桁部材が該横桁部材の該切欠きを通じて挿通される
ことにより、上記縦桁部材及び上記横桁部材が重合して
交叉する部分において、該縦桁部材の該横桁部材から露
出している外側壁部分に固定される第1フックプレート
と、該第1フックプレートに連続して該横桁部材の外側
壁部分に固定される第2フックプレートとをそなえると
共に、上記第1フックプレート及び上記第2フックプレ
ートから垂下するように設けられる牽引・固縛用フック
を有し、該フックと上記縦桁部材及び上記横桁部材との
固定を補強するリンフォース部材が、該横桁部材の上記
切欠き近傍における該横桁部材の内側壁部分と、該横桁
部材内に挿通されている該縦桁部材の外側壁部分とに、
それぞれフランジを介して固定されていることを特徴と
している。
が略コ字形に形成された車両用縦桁部材と、断面形状が
略コ字形に形成され且つその側壁部に該縦桁部材を挿通
される切欠きを形成された車両用横桁部材とをそなえ、
該縦桁部材が該横桁部材の該切欠きを通じて挿通される
ことにより、上記縦桁部材及び上記横桁部材が重合して
交叉する部分において、該縦桁部材の該横桁部材から露
出している外側壁部分に固定される第1フックプレート
と、該第1フックプレートに連続して該横桁部材の外側
壁部分に固定される第2フックプレートとをそなえると
共に、上記第1フックプレート及び上記第2フックプレ
ートから垂下するように設けられる牽引・固縛用フック
を有し、該フックと上記縦桁部材及び上記横桁部材との
固定を補強するリンフォース部材が、該横桁部材の上記
切欠き近傍における該横桁部材の内側壁部分と、該横桁
部材内に挿通されている該縦桁部材の外側壁部分とに、
それぞれフランジを介して固定されていることを特徴と
している。
[作用] 上述の本考案の車両用フック取付構造では、牽引・固縛
用フックが第1フックプレート及び第2フックプレート
を介して車両の縦桁部材および横桁部材の両方にわたっ
て固定されるとともに、フックと縦桁部材及び横桁部材
との固定を補強するリンフォース部材が、横桁部材の切
欠き近傍における横桁部材の内側壁部分と、横桁部材内
に挿通されている縦桁部材の外側壁部分とに、それぞれ
フランジを介して固定され、これにより、同リンフォー
ス部材が上記の縦桁部材および横桁部材の両方にわたっ
て固定されているので、強度的に有利となり、また車両
左右方向の力に対しても有利となる。
用フックが第1フックプレート及び第2フックプレート
を介して車両の縦桁部材および横桁部材の両方にわたっ
て固定されるとともに、フックと縦桁部材及び横桁部材
との固定を補強するリンフォース部材が、横桁部材の切
欠き近傍における横桁部材の内側壁部分と、横桁部材内
に挿通されている縦桁部材の外側壁部分とに、それぞれ
フランジを介して固定され、これにより、同リンフォー
ス部材が上記の縦桁部材および横桁部材の両方にわたっ
て固定されているので、強度的に有利となり、また車両
左右方向の力に対しても有利となる。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての車両用フッ
ク取付構造について説明すると、第1図はその縦桁部材
および横桁部材を鎖線で示しながらその牽引・固縛用フ
ックおよびリンフォース部材の取付状態を示す斜視図、
第2図は第1図に対応する取付状態を模式的に示す平面
図、第3図はその牽引・固縛用フックを示す斜視図であ
り、第1〜3図中、第4,5図と同じ符号はほぼ同様の部
分を示している。
ク取付構造について説明すると、第1図はその縦桁部材
および横桁部材を鎖線で示しながらその牽引・固縛用フ
ックおよびリンフォース部材の取付状態を示す斜視図、
第2図は第1図に対応する取付状態を模式的に示す平面
図、第3図はその牽引・固縛用フックを示す斜視図であ
り、第1〜3図中、第4,5図と同じ符号はほぼ同様の部
分を示している。
さて、本実施例の場合も、第1,2図に示すごとく、車体
後端下側に、下方へ向け、牽引・固縛用フック10が突設
されている。
後端下側に、下方へ向け、牽引・固縛用フック10が突設
されている。
そして、この牽引・固縛用フック10は、車両の縦桁部材
(この縦桁部材は断面形状が略コ字形に形成されてい
る)としてのサイドメンバ3と、このサイドメンバ3と
直交する横桁部材(この横桁部材は断面形状が略コ字形
に形成され且つその側壁部にサイドメイバ3を挿通され
る切欠き2Aが形成されている)としてのリヤエンドクロ
スメンバ2とが重合して交叉する部分の外側、即ち、サ
イドメイバ3がリヤエンドクロスメンバ2の切欠き2Aを
通じて挿通されることにより、サイドメイバ3及びリヤ
エンドクロスメンバ2が重合して交叉する部分におい
て、サイドメイバ3のリヤエンドクロスメンバ2から露
出している外側壁部分と、リヤエンドクロスメンバ2の
外側壁部分とにおいて、下方に垂下するように設けられ
るが、このフック10はサイドメンバ3とリヤエンドクロ
スメンバ2との両方にわたって固定される。
(この縦桁部材は断面形状が略コ字形に形成されてい
る)としてのサイドメンバ3と、このサイドメンバ3と
直交する横桁部材(この横桁部材は断面形状が略コ字形
に形成され且つその側壁部にサイドメイバ3を挿通され
る切欠き2Aが形成されている)としてのリヤエンドクロ
スメンバ2とが重合して交叉する部分の外側、即ち、サ
イドメイバ3がリヤエンドクロスメンバ2の切欠き2Aを
通じて挿通されることにより、サイドメイバ3及びリヤ
エンドクロスメンバ2が重合して交叉する部分におい
て、サイドメイバ3のリヤエンドクロスメンバ2から露
出している外側壁部分と、リヤエンドクロスメンバ2の
外側壁部分とにおいて、下方に垂下するように設けられ
るが、このフック10はサイドメンバ3とリヤエンドクロ
スメンバ2との両方にわたって固定される。
すなわち、このフック10は、第3図に示すごとく、上端
にサイドメンバ3への取付穴10bを有するとともに下端
にフック穴10aを有する第1フックプレート10Aと、この
第1フックプレート10Aの一側から側方へ延在して延び
る中間プレート10Cと、この中間プレート10Cの一側から
更に側方へ延在して延びリヤエンドクロスメンバ2への
取付穴10cを有する第2フックプレート10Bとをそなえて
構成されている。
にサイドメンバ3への取付穴10bを有するとともに下端
にフック穴10aを有する第1フックプレート10Aと、この
第1フックプレート10Aの一側から側方へ延在して延び
る中間プレート10Cと、この中間プレート10Cの一側から
更に側方へ延在して延びリヤエンドクロスメンバ2への
取付穴10cを有する第2フックプレート10Bとをそなえて
構成されている。
そして、このフック10における第1フックプレート10A
の上端部が、サイドメンバ3の外側面、即ちサイドメイ
バ3のリヤエンドクロスメンバ2から露出している外側
壁部分にボルト6とナット5とを介して取り付けられ
る。なお、ナット5はナットプレート4に溶着されてお
り、このナットプレート4はサイドメンバ3内において
フック1との結合部を補強するリンフォース部材として
も機能する。
の上端部が、サイドメンバ3の外側面、即ちサイドメイ
バ3のリヤエンドクロスメンバ2から露出している外側
壁部分にボルト6とナット5とを介して取り付けられ
る。なお、ナット5はナットプレート4に溶着されてお
り、このナットプレート4はサイドメンバ3内において
フック1との結合部を補強するリンフォース部材として
も機能する。
また、このフック10における第2フックプレート10Bの
上端部が、リヤエンドクロスメンバ2の外側面(リヤエ
ンドクロスメンバ2の外側壁部分)にボルト8とナット
9とを介して取り付けられる。
上端部が、リヤエンドクロスメンバ2の外側面(リヤエ
ンドクロスメンバ2の外側壁部分)にボルト8とナット
9とを介して取り付けられる。
これにより、このフック10は、第1フックプレート10A
及び第2フックプレート10Bから垂下するように設けら
れることにより、これらの第1フックプレート10A及び
第2フックプレート10Bを介して、サイドメンバ3とリ
ヤエンドクロスメンバ2との両方にわたって固定される
ことになる。
及び第2フックプレート10Bから垂下するように設けら
れることにより、これらの第1フックプレート10A及び
第2フックプレート10Bを介して、サイドメンバ3とリ
ヤエンドクロスメンバ2との両方にわたって固定される
ことになる。
ところで、リヤエンドクロスメンバ2内には、フック10
との結合部を補強する、即ち、フック10とサイドメイバ
3及びリヤエンドクロスメンバ2との固定を補強するリ
ンフォース部材7が設けられている。
との結合部を補強する、即ち、フック10とサイドメイバ
3及びリヤエンドクロスメンバ2との固定を補強するリ
ンフォース部材7が設けられている。
このリンフォース部材7は、第1,2図に示すごとく、平
坦部7Aとこの平坦部7Aの両側から立ち上がる立上がり部
7B,7Cとからなり、一方の立上がり部7Bは斜め方向に立
ち上がり、他方の立上がり部7Cはほぼ垂直方向に立ち上
がっている。
坦部7Aとこの平坦部7Aの両側から立ち上がる立上がり部
7B,7Cとからなり、一方の立上がり部7Bは斜め方向に立
ち上がり、他方の立上がり部7Cはほぼ垂直方向に立ち上
がっている。
また、リンフォース部材7の平坦部7Aの両側には、それ
ぞれフランジ7d,7eが設けられ、リンフォース部材7の
一方の立上がり部7Bの上縁および両側には、それぞれフ
ランジ7a,7b,7cが設けられ、リンフォース部材7の他方
の立上がり部7Cの両側には、それぞれフランジ7f,7gが
設けられている。
ぞれフランジ7d,7eが設けられ、リンフォース部材7の
一方の立上がり部7Bの上縁および両側には、それぞれフ
ランジ7a,7b,7cが設けられ、リンフォース部材7の他方
の立上がり部7Cの両側には、それぞれフランジ7f,7gが
設けられている。
そして、上記フランジ7aがサイドメンバ3の側壁部にス
ポット溶接により固定され、他のフランジ7b〜7gがリヤ
エンドクロスメンバ2の内壁部にスポット溶接により固
定されている。
ポット溶接により固定され、他のフランジ7b〜7gがリヤ
エンドクロスメンバ2の内壁部にスポット溶接により固
定されている。
さらに、ナット9はフランジ7gに溶着されており、この
ナット9にボルト8を螺合させ、締め付けることによ
り、リヤエンドクロスメンバ2内において、このリンフ
ォース部材7によって、フック10との結合部を補強する
ことができる。そして、上記のごとく、リンフォース部
材7のフランジ7a〜7gがサイドメンバ3,リヤエンドクロ
スメンバ2に溶着されていることにより、このリンフォ
ース部材7はサイドメンバ3およびリヤエンドクロスメ
ンバ2の両方にわたって固定されていることになる。即
ち、リンフォース部材7が、リヤエンドクロスメンバ2
の切欠き2A近傍におけるリヤエンドクロスメンバ2の内
側壁部分と、リヤエンドクロスメンバ2内に挿通されて
いるサイドメンバ3の外側壁部分とに、それぞれフラン
ジ7a〜7gを介して固定されることにより、このリンフォ
ース部材7は、サイドメンバ3及びリヤエンドクロスメ
ンバ2の両方にわたって固定されていることになる。
ナット9にボルト8を螺合させ、締め付けることによ
り、リヤエンドクロスメンバ2内において、このリンフ
ォース部材7によって、フック10との結合部を補強する
ことができる。そして、上記のごとく、リンフォース部
材7のフランジ7a〜7gがサイドメンバ3,リヤエンドクロ
スメンバ2に溶着されていることにより、このリンフォ
ース部材7はサイドメンバ3およびリヤエンドクロスメ
ンバ2の両方にわたって固定されていることになる。即
ち、リンフォース部材7が、リヤエンドクロスメンバ2
の切欠き2A近傍におけるリヤエンドクロスメンバ2の内
側壁部分と、リヤエンドクロスメンバ2内に挿通されて
いるサイドメンバ3の外側壁部分とに、それぞれフラン
ジ7a〜7gを介して固定されることにより、このリンフォ
ース部材7は、サイドメンバ3及びリヤエンドクロスメ
ンバ2の両方にわたって固定されていることになる。
このように、牽引・固縛用フック10が車両のサイドメン
バ3およびリヤエンドクロスメンバ2の両方にわたって
固定されるとともに、リヤエンドクロスメンバ2内にフ
ック10との結合部を補強するリンフォース部材7が設け
られて、このリンフォース部材7がサイドメンバ3およ
びリヤエンドクロスメンバ2の両方にわたって固定され
ているので、強度的に有利となり、また車両左右方向の
力(第1図の矢印F方向の力参照)に対しても有利とな
る。
バ3およびリヤエンドクロスメンバ2の両方にわたって
固定されるとともに、リヤエンドクロスメンバ2内にフ
ック10との結合部を補強するリンフォース部材7が設け
られて、このリンフォース部材7がサイドメンバ3およ
びリヤエンドクロスメンバ2の両方にわたって固定され
ているので、強度的に有利となり、また車両左右方向の
力(第1図の矢印F方向の力参照)に対しても有利とな
る。
また、サイドメンバ3とリヤエンドクロスメンバ2とフ
ック10の中間プレート10Cとで、三角形状の閉断面を形
成しているので、更に強度的に有利となっているのであ
る。
ック10の中間プレート10Cとで、三角形状の閉断面を形
成しているので、更に強度的に有利となっているのであ
る。
なお、車両のサイドメンバ3と横桁部材としてのフロン
トエンドクロスメンバとが重合して交叉する部分の外側
において、下方に垂下するように設けられる牽引・固縛
用フック(即ち車両前端部に設けられるフック)につい
ても、本考案を同様にして適用できるものである。
トエンドクロスメンバとが重合して交叉する部分の外側
において、下方に垂下するように設けられる牽引・固縛
用フック(即ち車両前端部に設けられるフック)につい
ても、本考案を同様にして適用できるものである。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の車両用フック取付構造に
よれば、牽引・固縛用フックが、第1フックプレート及
び第2フックプレートから垂下するように設けられるこ
とにより、これらの第1フックプレート及び第2フック
プレートを介して、車両の縦桁部材および横桁部材の両
方にわたって固定されるとともに、フックと縦桁部材及
び横桁部材との固定を補強するリンフォース部材を、横
桁部材の切欠き近傍における横桁部材の内側壁部分と、
横桁部材内に挿通されている縦桁部材の外側壁部分と
に、それぞれフランジを介して固定することにより、同
リンフォース部材が上記の縦桁部材および横桁部材の両
方にわたって固定されているので、強度的に有利とな
り、また車両左右方向の力に対しても有利となる利点が
ある。
よれば、牽引・固縛用フックが、第1フックプレート及
び第2フックプレートから垂下するように設けられるこ
とにより、これらの第1フックプレート及び第2フック
プレートを介して、車両の縦桁部材および横桁部材の両
方にわたって固定されるとともに、フックと縦桁部材及
び横桁部材との固定を補強するリンフォース部材を、横
桁部材の切欠き近傍における横桁部材の内側壁部分と、
横桁部材内に挿通されている縦桁部材の外側壁部分と
に、それぞれフランジを介して固定することにより、同
リンフォース部材が上記の縦桁部材および横桁部材の両
方にわたって固定されているので、強度的に有利とな
り、また車両左右方向の力に対しても有利となる利点が
ある。
第1〜3図は本考案の一実施例としての車両用フック取
付構造を示すもので、第1図はその縦桁部材および横桁
部材を鎖線で示しながらその牽引・固縛用フックおよび
リンフォース部材の取付状態を示す斜視図、第2図は第
1図に対応する取付状態を模式的に示す平面図、第3図
はその牽引・固縛用フックを示す斜視図であり、第4図
は従来の車両用フック取付構造を説明するためにその縦
桁部材および横桁部材を鎖線で示しながらその牽引・固
縛用フックの取付状態を示す斜視図であり、第5図は自
動車後端下側に設けられている牽引・固縛用フックの取
付状態を説明するため自動車を斜め後方から見た部分斜
視図である。 2……横桁部材としてのリヤエンドクロスメンバ、2A…
…切欠き、3……縦桁部材としてのサイドメンバ、4…
…ナットプレート、5……ナット、6……ボルト、7…
…リンフォース部材、7A……リンフォース部材平坦部、
7B,7C……リンフォース部材立上がり部、7a〜7g……フ
ランジ、8……ボルト、9……ナット、10……牽引・固
縛用フック、10A……第1フックプレート、10B……第2
フックプレート、10C……中間プレート、10a……フック
穴。
付構造を示すもので、第1図はその縦桁部材および横桁
部材を鎖線で示しながらその牽引・固縛用フックおよび
リンフォース部材の取付状態を示す斜視図、第2図は第
1図に対応する取付状態を模式的に示す平面図、第3図
はその牽引・固縛用フックを示す斜視図であり、第4図
は従来の車両用フック取付構造を説明するためにその縦
桁部材および横桁部材を鎖線で示しながらその牽引・固
縛用フックの取付状態を示す斜視図であり、第5図は自
動車後端下側に設けられている牽引・固縛用フックの取
付状態を説明するため自動車を斜め後方から見た部分斜
視図である。 2……横桁部材としてのリヤエンドクロスメンバ、2A…
…切欠き、3……縦桁部材としてのサイドメンバ、4…
…ナットプレート、5……ナット、6……ボルト、7…
…リンフォース部材、7A……リンフォース部材平坦部、
7B,7C……リンフォース部材立上がり部、7a〜7g……フ
ランジ、8……ボルト、9……ナット、10……牽引・固
縛用フック、10A……第1フックプレート、10B……第2
フックプレート、10C……中間プレート、10a……フック
穴。
Claims (1)
- 【請求項1】断面形状が略コ字形に形成された車両用縦
桁部材と、断面形状が略コ字形に形成され且つその側壁
部に該縦桁部材を挿通される切欠きを形成された車両用
横桁部材とをそなえ、該縦桁部材が該横桁部材の該切欠
きを通じて挿通されることにより、上記縦桁部材及び上
記横桁部材が重合して交叉する部分において、 該縦桁部材の該横桁部材から露出している外側壁部分に
固定される第1フックプレートと、 該第1フックプレートに連続し該横桁部材の外側壁部分
に固定される第2フックプレートとをそなえると共に、 上記第1フックプレート及び上記第2フックプレートか
ら垂下するように設けられる牽引・固縛用フックを有
し、 該フックと上記縦桁部材及び上記横桁部材との固定を補
強するリンフォース部材が、該横桁部材の上記切欠き近
傍における該横桁部材の内側壁部分と、該横桁部材内に
挿通されている該縦桁部材の外側壁部分とに、それぞれ
フランジを介して固定されていることを特徴とする、車
両用フック取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14079887U JPH0640482Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 車両用フック取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14079887U JPH0640482Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 車両用フック取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6444806U JPS6444806U (ja) | 1989-03-17 |
JPH0640482Y2 true JPH0640482Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31405300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14079887U Expired - Lifetime JPH0640482Y2 (ja) | 1987-09-14 | 1987-09-14 | 車両用フック取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640482Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-14 JP JP14079887U patent/JPH0640482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6444806U (ja) | 1989-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3911757B2 (ja) | ショックアブソーバ取付構造 | |
JPH0640482Y2 (ja) | 車両用フック取付構造 | |
JP2001180240A (ja) | トーイングフックの取付構造 | |
JP4052759B2 (ja) | 車両におけるメインフレームとサブフレームとの締結装置 | |
US6503035B1 (en) | Automotive vehicle having a structural reinforcement system for vehicle transport | |
US6145920A (en) | Reinforced front anchor device for attaching an object to a truck | |
JPH0714088Y2 (ja) | 自動車のフロア構造 | |
JP3926920B2 (ja) | リヤフレームとリヤスカートとの結合構造 | |
JP2764735B2 (ja) | 車体の後部構造 | |
JPH0435202Y2 (ja) | ||
JPH06156165A (ja) | トランクルームのバッテリ取付部構造 | |
JPH0619361Y2 (ja) | 自動車のトランスポートフックの構造 | |
JPH0630616Y2 (ja) | 車体構造 | |
JPH085106Y2 (ja) | 車体前後部のメンバ構造 | |
JPH0665521B2 (ja) | けん引用フツク | |
JPH062866Y2 (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
JPH0547024Y2 (ja) | ||
JPH0333553B2 (ja) | ||
JPH0319509Y2 (ja) | ||
JPH0352234Y2 (ja) | ||
JP2501434Y2 (ja) | トレ―ラヒッチの取付構造 | |
JPH023959Y2 (ja) | ||
JP4497649B2 (ja) | 自動車のタイダウンフック | |
JPH0632469Y2 (ja) | サイドパネルの補強構造 | |
JPS6320573Y2 (ja) |