JPH0547024Y2 - - Google Patents

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JPH0547024Y2
JPH0547024Y2 JP1985015046U JP1504685U JPH0547024Y2 JP H0547024 Y2 JPH0547024 Y2 JP H0547024Y2 JP 1985015046 U JP1985015046 U JP 1985015046U JP 1504685 U JP1504685 U JP 1504685U JP H0547024 Y2 JPH0547024 Y2 JP H0547024Y2
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bracket
anchor
fixed
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rear floor
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JP1985015046U
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JPS61131378U (ja
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動車を輸送船内に固定する
ためのトランスポートフツクの取付構造に関す
る。
(従来技術) 一般に自動車の後部には、例えば実開昭57−
55605号公報に示されているごとく、トランスポ
ートフツクを設けているのであるが、従来におい
ては、このトランスポートフツクを車体に取り付
けるのに、前記公報にも示されているように、車
体の後部下面に、別途形成した取付ブラケツトを
固定して、該取付ブラケツトに前記トランスポー
トフツクを固定するように成していたのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、例えば自動車を輸送船で輸送する場
合、前記トランスポートフツクと船倉の床面に設
けた係止金具との間にロープを掛け渡すと共に、
該ロープをロープ緊張機により締め込むことで、
自動車を船倉内に固定するのであるが、この場
合、前記ロープの締め込み作業に伴い、前記トラ
ンスポートフツクには、該フツクに対して下方に
向かうに従い斜め後方の大きな引つ張り荷重が作
用するので、前記取付ブラケツトを大型のハウジ
ング構造に形成して強度を高めなければならず、
そのため自動車の重量増大を招くばかりか、製造
コストも上昇すると云う問題があつた。
本考案は以上の問題点に鑑みて開発したもので
あつて、前記トランスポートフツクが取付けられ
る車体後部のリヤフロアパネルには、後席用シー
トベルトのアンカーを組付けるアンカーブラケツ
トが設けられている点、並びに前記シートベルト
アンカには上方に向かつて斜め前方の引つ張り荷
重がかかるのに対し、前記したごとく自動車を例
えば輸送船の船倉内に固定する場合、前記トラン
スポートフツクには前記アンカとは逆となる下方
に向かつて斜め後方の引つ張り荷重が作用する点
に着目し、前記アンカーブラケツトを有効利用す
ると共に、シートベルト及びトランスポートフツ
クのいずれの引つ張り荷重にも十分耐えることが
出来る強度的にも非常に優れたトランスポートフ
ツクの取付構造を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記した目的を達成するために、リヤ
フロアパネルに、下方に向かうに従つて斜め後方
で、前記シートベルトから前記アンカーに作用す
る荷重の作用方向に傾斜する傾斜壁を設け、該傾
斜壁にアンカーブラケツトを沿設して溶接固定す
ると共に、該アンカーブラケツトの下端部を前記
傾斜壁に沿つて斜め下方に延長して、トランスポ
ートフツクの固定ブラケツトを一体形成し、該固
定ブラケツトにトランスポートフツクを固定する
一方、前記リヤフロアパネルにおける前記アンカ
ーブラケツトの固定部位に、該リヤフロアパネル
とにより閉断面部を形成するクロスメンバを配設
したのである。
(作用) 本考案によれば、前方に向かつて斜め上方に作
用するシートベルトの引つ張り荷重と、後方に向
かつて斜め下方に作用するトランスポートフツク
の引つ張り荷重とが、前記アンカーブラケツトに
加わるも、かかる引つ張り荷重はいずれも、アン
カーブラケツトに対しては、該アンカーブラケツ
トが前記傾斜壁に対しせん断される方向に働くの
で、前記アンカーブラケツトと前記傾斜壁との固
着部位がそれぞれ強度的に非常に優位となり、し
かも前記アンカーブラケツトの配設部位が前記ク
ロスメンバとリヤフロアパネルとで閉断面構造と
されていることから、全体として前記アンカーブ
ラケツトの取付部位の剛性を十分得ることが出来
るのである。
(実施例) 以下本考案にかかるトランスポートフツクの取
付構造の一実施例を図面に基づいて説明する。
図において1は車体の後部フロアを形成するリ
ヤフロアパネルであつて、該リヤフロアパネル1
の前部を後部座席(図示せず)の取付部2と成す
と共に、該パネル1の中央部位を絞り加工により
下方に絞つて、スペアタイヤの格納室3を形成
し、後記するシートベルトアンカ6のアンカーブ
ラケツト4を、前記取付部2の下面から前記格納
室3を画成する前部側壁31外側面にかけてスポ
ツト溶接により固着している。
図に示す実施例では、前記前部側壁31の下部
側を、前記格納室3の底壁32に向かうに従つて
斜め後方に傾斜する傾斜壁31aとしている。
前記アンカーブラケツト4は、前記取付部2の
下面に対接する第1ブラケツト部41と、前記前
部側壁31の上部外側面に対接する第2ブラケツ
ト部42と、前記前部側壁31における傾斜壁3
1aの外側面に対接する第3ブラケツト部43と
から成り、前記第1ブラケツト部41と前記第2
ブラケツト部42とのコーナー部位に一対の補強
板44,44を固着して、該補強板44,44か
ら前記第1ブラケツト部41に挿通孔45,45
を形成すると共に、前記補強板44,44の前記
挿通孔45,45と対向する位置にそれぞれナツ
ト46を固着している。
又、5は後部座席用のシートベルト、6は該シ
ートベルト5の端末に設けられたシートベルトア
ンカであつて、該シートベルトアンカ6を、前記
リヤフロアパネル1の上面に載置すると共に、該
シートベルトアンカ6に挿通したボルト47を、
前記挿通孔45,45に挿通して前記ナツト46
に螺着することで、前記シートベルトアンカ6を
前記アンカーブラケツト4の第1ブラケツト部4
1に固定するように成している。
そして前記リヤフロアパネル1の下面には、前
記アンカーブラケツト4における第1ブラケツト
部41から第3ブラケツト部43にかけて、前記
リヤフロアパネル1とで閉断面が形成されるよう
にクロスメンバ10を配設している。
また以上の構成において、図に示す実施例で
は、前記アンカーブラケツト4における前記第3
ブラケツト部43の先端を前記傾斜壁31aに沿
つて斜め下方に延長して、トランスポートフツク
7を固定するための固定ブラケツト8を前記アン
カーブラケツト4に一体形成し、該固定ブラケツ
ト8に、平面視U字状を呈する前記トランスポー
トフツク7の両端部を溶接で固定している。
図中、48は、前記アンカーブラケツト4の第
1ブラケツト部41に穿設した後部座席の取付
孔、49は前記第1ブラケツト部41の下面にお
ける前記取付孔48と対向する位置に固着したナ
ツトである。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、リヤフロアパネルに、
下方に向かうに従つて斜め後方で、前記シートベ
ルトから前記アンカーに作用する荷重の作用方向
に傾斜する傾斜壁を設け、該傾斜壁にアンカーブ
ラケツトを沿設して溶接固定すると共に、該アン
カーブラケツトの下端部を前記傾斜壁に沿つて斜
め下方に延長して、トランスポートフツクの固定
ブラケツトを一体形成し、該固定ブラケツトにト
ランスポートフツクを固定する一方、前記リヤフ
ロアパネルにおける前記アンカーブラケツトの固
定部位に、該リヤフロアパネルとにより閉断面部
を形成するクロスメンバを配設したことにより、
前方に向かつて斜め上方に作用するシートベルト
の引つ張り荷重と、後方に向かつて斜め下方に作
用するトランスポートフツクの引つ張り荷重と
が、前記アンカーブラケツトに加わるも、かかる
引つ張り荷重はいずれも、アンカーブラケツトに
対しては、該アンカーブラケツトが前記傾斜壁に
対しせん断される方向に働くので、前記アンカー
ブラケツトと前記傾斜壁との固着部位がそれだけ
強度的に非常に優位となり、しかも前記アンカー
ブラケツトの配設部位が前記クロスメンバとリヤ
フロアパネルとで閉断面構造とされていることか
ら、前記アンカーブラケツトの取付部位の剛性が
十分得られ、全体としてシートベルト及びトラン
スポートフツクのいずれの引つ張り荷重にも十分
耐えることが出来る強度的にも非常に優れたもの
とすることが出来るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかるトランスポートフツクの
取付構造の一実施例を示し、第1図はその概略斜
視図、第2図は要部の拡大断面図、第3図は固定
ブラケツトを一体形成したアンカーブラケツトの
斜視図である。 1……リヤフロアパネル、4……アンカーブラ
ケツト、5……シートベルト、6……シートベル
トアンカー、7……トランスポートフツク、8…
…固定ブラケツト、31a……傾斜壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤフロアパネル1に、後席用シートベルト5
    のアンカー6を組付けるアンカーブラケツト4を
    固定した自動車において、前記リヤフロアパネル
    に、下方に向かうに従つて斜め後方で、前記シー
    トベルト5から前記アンカー6に作用する荷重の
    作用方向に傾斜する傾斜壁31aを設け、該傾斜
    壁31aにアンカーブラケツトを沿設して溶接固
    定すると共に、該アンカーブラケツト4の下端部
    を前記傾斜壁31aに沿つて斜め下方に延長し
    て、トランスポートフツク7の固定ブラケツト8
    を一体形成し、該固定ブラケツト8にトランスポ
    ートフツク7を固定する一方、前記リヤフロアパ
    ネル1における前記アンカーブラケツト4の固定
    部位に、該リヤフロアパネル1とにより閉断面部
    を形成するクロスメンバ10を配設したことを特
    徴とするトランスポートフツクの取付構造。
JP1985015046U 1985-02-04 1985-02-04 Expired - Lifetime JPH0547024Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015046U JPH0547024Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985015046U JPH0547024Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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Publication Number Publication Date
JPS61131378U JPS61131378U (ja) 1986-08-16
JPH0547024Y2 true JPH0547024Y2 (ja) 1993-12-09

Family

ID=30500531

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985015046U Expired - Lifetime JPH0547024Y2 (ja) 1985-02-04 1985-02-04

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JP (1) JPH0547024Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110229U (ja) * 1983-01-13 1984-07-25 三菱自動車工業株式会社 自動車の車体構造

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JPS61131378U (ja) 1986-08-16

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