JPH0435202Y2 - - Google Patents

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JPH0435202Y2
JPH0435202Y2 JP15450286U JP15450286U JPH0435202Y2 JP H0435202 Y2 JPH0435202 Y2 JP H0435202Y2 JP 15450286 U JP15450286 U JP 15450286U JP 15450286 U JP15450286 U JP 15450286U JP H0435202 Y2 JPH0435202 Y2 JP H0435202Y2
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JP
Japan
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hook member
reinforcement
frame
vehicle body
cross member
Prior art date
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Expired
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JP15450286U
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English (en)
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JPS6359710U (ja
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体フレームにフツク部材を取付け
る自動車の前部車体構造に関するものである。
(従来技術) 従来から、船内において自動車を係止したり、
あるいは自動車を牽引したりする目的で、例えば
実開昭60−81006号公報に示されるようなフツク
部材を車体フレーム前部に取付けることがなされ
ている。このようなフツク部材は一般に、略U字
状に形成されるとともに車体から下方に突出する
ように設けられ、ロープあるいはJ型フツク金具
が掛けられるようになつている。
ところで、上記のような目的で車体フレームに
フツク部材を取付ける場合、このフツク部材に大
きな荷重がかかることは十分に予想される。そこ
で、フツク部材の取付部の補強を簡素な構造で効
率良く行うことが望まれていた。
(考案の目的) 本考案は上記要望に応え、車体フレームに取付
けられるフツク部材の取付部の補強を簡素な構造
で効率良く行うことができる自動車の前部車体構
造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、車体フレームにフツク部材を取付け
る自動車の前部車体構造であつて、上記車体フレ
ームにおけるフツク部材の取付部にレインフオー
スメントを設けるとともに、このレインフオース
メントを上記車体フレームにおけるクロスメンバ
の取付部に設けられる取付ブラケツトに接合させ
たものである。
このような構成によれば、上記レインフオース
メントによつてフツク部材の取付部を補強できる
ばかりでなく、このレインフオースメントを上記
取付ブラケツトに接合させたことによつて、フツ
ク部材にかかる荷重を取付ブラケツト側に分散さ
せることができる。
また逆に、クロスメンバにかかる荷重は上記レ
インフオースメント側に分散させることができ、
クロスメンバの取付部の補強も同時に行うことが
できる。
(実施例) 本考案の実施例を図面により説明する。第1図
は、車体前部の左右両側に配設されるフロントサ
イドフレームF(車体フレーム)の内側部1を車
体の外側から見た図であり、第2図はその正面図
である。フロントサイドフレーム1は、その前端
部において、ほぼ水平に延びる上側フレーム2お
よび下方に延出する下側フレーム3に分岐してお
り、上側フレーム2の上端部および下側フレーム
3の下端部を車体の外側に折曲げて、水平面2a
および水平面3aを形成している。さらに、この
水平面3aの端部を下方に折曲げてフランジ部3
bを形成している。
上記上側フレーム2の下部および下側フレーム
3の上部には、車体の外側に向かつて突出する突
出部4を形成している。この突出部4の内周縁部
をさらに内側に折曲げてフランジ部4aを形成し
ており、このフランジ部4aおよび上記下側フレ
ーム3のフランジ部3aに、フロントサイドフレ
ームFの外側部5を貼付けることによつて、上下
に2つの閉断面A,B(第2図)を形成している。
なお、第1〜2図において、6はバンパステー
(図示せず)の取付部である。
下側フレーム3の下方には、ボルト7を用い
て、車体の横方向に延びるクロスメンバ8を取付
けている。上記ボルト7は、下側フレーム3の上
辺(すなわち突出部4の下辺)および下側フレー
ム3の下辺に設けた取付孔を貫通し、その頭部は
下側フレーム3の上面(突出部4の下辺上面)に
固定するようになつている。
これに加え、上記下側フレーム3内にはクロス
メンバ8の取付ブラケツト9を固定している。こ
の取付ブラケツト9は、矩形状の底面9aおよび
立直面9bを有しており、これに対して側面9
c,9cは補強用フランジ部9dを有する三角形
状に形成している。立直面9bは下側フレーム3
にスポット溶接(第1図中×印)して固定してお
り、また底面9aには、上記ボルト7を挿入する
貫通孔を有する突出部9eを形成している。この
突出部9eの貫通孔および上記下側フレーム3の
取付孔にボルト7を貫通させてから、クロスメン
バ8を介在させてボルト7の下端からナツト10
で締付けることにより、クロスメンバ8の取付を
行つている。
このクロスメンバ8の前方において、上記下側
フレーム3の車体の内側に向かう面に、コの字状
のプレート12を介在させてフツク部材11を固
定している。このフツク部材11は丸棒をU字状
に曲げ加工したもので、その両端部を上記プレー
ト12に溶接固定し、このプレート12を上記下
側フレーム3の車体内側に向かう面に固定するこ
とにより、フツク部材11の取付を行つている。
また、上記プレート12の外側面および下側フレ
ーム3の下面には補強プレート14を接合させて
いる。
さらに、下側フレーム3内において、上記フツ
ク部材11の取付部の内側の部分(車体において
は外側の部分)に、この取付部を補強するレイン
フオースメント13を固定している。レインフオ
ースメント13は底部13aおよび側壁13bか
らなつており、この側壁13bにおいて上記フツ
ク部材11の取付部に向かう部分に、上方に突出
する2つのフランジ部13c,13dを形成して
いる。これらのフランジ部13c,13dは、上
記下側フレーム3の取付部に裏側からスポット溶
接により固定している。このレインフオースメン
ト13の底部13aと下側フレーム3の下面にボ
ルトナツトを用いて上記補強プレート14の上面
を結合している。
さらに本考案においては、上記側壁13bにお
いて、クロスメンバ8の取付ブラケツト9に向か
う部分に上方に突出するフランジ部13eを形成
するとともに、このフランジ部13eを上記取付
ブラケツト9の側面9cに溶接により接合してい
る。
以上のような構成によると、上記レインフオー
スメント13によりフツク部材11の取付部が補
強されるばかりでなく、このフツク部材11にか
かる荷重がレインフオースメント13に接合して
いる取付ブラケツト9にも分散されることにな
り、上記フツク部材11の取付部の負担を低減さ
せることができる。
また逆に、上記クロスメンバ8にかかる荷重
は、上記取付ブラケツト9からレインフオースメ
ント13に分散させることができる。すなわち、
取付ブラケツト9とレインフオースメント13を
接合するだけで、フツク部材11の取付部とクロ
スメンバ8の取付部の補強が同時に高められるこ
とになる。
なお、本考案においてフツク部材の形状は問わ
ないが、その取付位置に関しては、レインフオー
スメントが必ずクロスメンバの取付ブラケツトに
接合できる位置にすることが必要である。また、
クロスメンバの取付ブラケツトおよび上記レイン
フオースメントも、互いに接合できる形状であれ
ば上記に限るものではない。
車体フレームに関しても、上記のようにその前
端部が分岐する構成である必要はなく、本考案は
一般の車体フレームにフツク部材を取付ける場合
でも十分に適用できるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案は、フツク部材の取付部に
レインフオースメントを設けるとともに、このレ
インフオースメントをクロスメンバの取付ブラケ
ツトに接合しているので、単にフツク部材の取付
部を強化できるだけでなく、フツク部材に係る荷
重を上記取付ブラケツトに分散させることがで
き、逆に上記クロスメンバにかかる荷重を上記レ
インフオースメントに分散させることができる。
このように、取付ブラケツトとレインフオース
メントを接合するだけで、大掛りな補強部材を設
けずにクロスメンバとフツク部材の取付部を互い
に補強させることができるため、両取付部におけ
る補強を極めて効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を車体の外側から示
した側面図、第2図は同実施例を示す正面図、第
3図は同実施例の要部を車体の内側から示した斜
視図である。 F……フロントサイドフレーム(車体フレー
ム)、8……クロスメンバ、9……取付ブラケツ
ト、11……フツク部材、13……レインフオー
スメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フレームにフツク部材を取付ける自動車の
    前部車体構造であつて、上記車体フレーム内に上
    記フツク部材の取付部を補強するレインフオース
    メントを設けるとともに、このレインフオースメ
    ントを上記車体フレーム内に設けられるクロスメ
    ンバの取付ブラケツトに接合させたことを特徴と
    する自動車の前部車体構造。
JP15450286U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0435202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15450286U JPH0435202Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15450286U JPH0435202Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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Publication Number Publication Date
JPS6359710U JPS6359710U (ja) 1988-04-21
JPH0435202Y2 true JPH0435202Y2 (ja) 1992-08-20

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JP15450286U Expired JPH0435202Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JP4784435B2 (ja) * 2006-08-08 2011-10-05 トヨタ自動車株式会社 車体用一体化繊維強化樹脂製メンバー

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JPS6359710U (ja) 1988-04-21

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