JP3324450B2 - 車両荷台のフロア構造 - Google Patents

車両荷台のフロア構造

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JP3324450B2 JP15771497A JP15771497A JP3324450B2 JP 3324450 B2 JP3324450 B2 JP 3324450B2 JP 15771497 A JP15771497 A JP 15771497A JP 15771497 A JP15771497 A JP 15771497A JP 3324450 B2 JP3324450 B2 JP 3324450B2
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泰秀 岸本
国彦 石元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
の荷台のフロア構造、特に、床材を木板とした荷台のフ
ロア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック等の車両の荷台は、積載
する荷物の積み降ろし作業時の衝撃を緩和し、積載した
荷物の安定性をよくするために、フロアを木板で構成た
ものがある。この種の荷台のフロアは、図2に示すよう
に、車両の前後方向に伸びる左右一対の車台フレームF
の上にそれぞれ木製角材のメインシル1Aを載置固定
し、左右のメインシル1A間に複数本のシルクロス3を
架けわたし、シルクロス3の上に、木板からなるフロア
部材5を釘打ち固定して構成してある。
【0003】図3に示すように、上記シルクロス3は断
面ほぼハット形のスチール材で、メインシル1Aに対応
する位置にプレート部材4Aが設けてある。プレート部
材4Aは中央にボルト穴45を有するスチール板で、シ
ルクロス3の下端開口を閉じ、両端部47がそれぞれ、
シルクロス3の両下端フランジ31に溶接して固定して
ある。そして、メインシル1の上面にプレート部材4A
を重ね合わせ、シルクロス3の上面33の作業穴34よ
りボルト48を、プレート部材4Aおよびメインシル1
Aを貫通せしめ、メインシル1Aの底面に形成した切欠
き16内でナット46Aを締め込んでメインシル1Aと
シルクロス3とを結合している。また、メインシル1A
とフレームFとは、Uボルト8とプレート9により締付
け固定してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来構造では、シルクロス3とプレート部材4Aは、上
下に重ね合わせて溶接してあるので、車両走行時の上下
方向の振動により、上記溶接部が剥離するおそれがあ
る。また、メインシル1Aはカシ等の硬い木材等が用い
られるのでコストが高い。かつ、木材が経時劣化してU
ボルト8がゆるみ、荷台ががたつくおそれがある。そこ
で本発明は、低コストで、かつ、耐久性および強度の高
い車両荷台のフロア構造を実現することを課題としてな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両前後方向
に延びる左右の車台フレーム上にこれに沿ってメインシ
ルを設置し、左右のメインシル上に、断面ハット形の複
数本のシルクロスを、その下端開口を閉じるように設け
たプレート部材を介してボルト締め固定して架設し、シ
ルクロス上に木製のフロア部材を載置固定した車両荷台
のフロア構造において、メインシルを断面逆ハット形の
スチール材で構成し、プレート部材は、シルクロスの相
対向する縦壁に溶接する垂直部と、シルクロスの下端開
口を閉じるとともに両端をシルクロスの下端フランジに
溶接する水平部とを備えたプレート部材で構成する。そ
して、シルクロスに溶接したプレート部材の水平部をメ
インシルにボルト締め固定する(請求項1)。メインシ
ルの耐久性が向上し、かつ、シルクロスとプレート部材
との結合に、上下振動に対する剪断方向の結合を付加し
たので、シルクロスとプレート部材との剥離が防止され
る。
【0006】上記プレート部材は、上方へ開口する断面
コ字形で相対向する縦壁を上記シルクロスの縦壁の内面
に溶接する第1のプレート部材と、平板状で上記第1の
プレート部材の底面に重ね合わせるとともに両端を上記
シルクロスの下端フランジに溶接する第2のプレート部
材で構成し、第2のプレート部材の両端と上記シルクロ
スの下端フランジと一体に上記メインシルの上端フラン
ジにボルト締め固定する(請求項2)。プレート部材は
構造簡素で、シルクロスとメインシルとを強固に結合で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1(A)に示すように、車台フ
レームFは車両前後方向に伸びる断面ほぼコ字形のスチ
ール材で構成してあり、該車台フレームFの上にはこれ
に沿うように、メインシル1がブラケット2を介してボ
ルト締め固定してある。メインシル1は、上方に向かっ
て開口し、上端の開口両縁にそれぞれ上端フランジ11
を有する断面逆ハット形のスチール材で、底面12の幅
は車台フレームFの幅とほぼ同一寸法としてある。ブラ
ケット2は、車台フレームFおよびメインシル1よりも
幅広で、左右両端にはメインシル1の左右の側壁13を
挟み込む一対の縦壁21を、前後両端にはメインシル1
の底面12を支持する一対のフランジ22を備え、上記
縦壁21をメインシル1の側壁13に溶接するととも
に、上記フランジ22をメインシル1の底面12に溶接
して固定する。メインシル1には、後述のシルクロス3
を結合する部位に、左右の上端フランジ11および左右
の側壁13に沿って重ね合わせて溶接した断面L字形の
補強部材14が設けてあり、上端フランジ11および補
強部材14にはこれ等を貫通するボルト穴15が形成し
てある。
【0008】ブラケット2を固定したメインシル1はこ
れを車台フレームFの上に沿って積み重ねるように配
し、一方、車台フレームFの下面にはブラケット2の底
面とほぼ同一寸法のプレート23を当てがい、ブラケッ
ト2とプレート23とで車台フレームFを挟み込むとと
もに、車台フレームFよりも張り出したブラケット2の
左右の側端およびプレート23の左右の側端に長尺のボ
ルト24を貫通せしめ、各ボルト24の下端にそれぞれ
ナット25を締め込むことで、車台フレームFにメイン
シル1を載置固定する。
【0009】図1(A),(B)に示すように、車幅方
向に伸びるシルクロス3は、従来構造と同様に下方に向
かって開口し、下端の開口両縁にそれぞれ下端フランジ
31を有する断面ほぼハット形のスチール材で、その下
面には、上記メインシル1と対向する位置にシルクロス
3の開口を塞ぐようにプレート部材4を固定する。
【0010】上記プレート部材4はスチール材で、断面
ほぼコ字形の第1のプレート部材41と、平板状の第2
のプレート部材42とからなり、第1のプレート部材4
1と第2のプレート部材42は、開口を上向きとした第
1のプレート部材41の底面を第2のプレート部材42
に溶接することで一体としてある。プレート部材4は、
第1のプレート部材41をシルクロス3内に嵌入してそ
の対向する縦壁(垂直部)43をシルクロス3の対向す
る縦壁32に溶接し、第2のプレート部材(水平部)4
2の第1のプレート部材41の底面44から張り出す両
端をシルクロス3の下端フランジ31に溶接することで
シルクロス3に固着せしめてある。なお、溶接作業の便
宜上、第1のプレート部材41の縦壁43は第1のプレ
ート部材41の底面44および第2プレート部材42よ
りも突出する長さとしてあって、その突出端をシルクロ
ス3の縦壁32に溶接せしめてある。
【0011】第1のプレート部材41の底面44と、こ
れに重合された第2のプレート部材42には、メインシ
ル1の左右の上端フランジ11と対応する位置にそれぞ
れボルト穴45が貫通せしめてあり、第1のプレート部
材41にはボルト穴45に対応してウェルドナット46
が設けてある。シルクロス3は、ボルト48をメインシ
ル1の上端フランジ11の下から、上記補強部材14と
上端フランジ11のボルト穴15およびプレート部材の
ボルト穴45に通してウェルドナット46にねじ込むこ
とで固定せしめる。そして、シルクロス3の上面33に
木板よりなるフロア部材5を釘打ち固定する。
【0012】上述の車両荷台のフロア構造によれば、シ
ルクロス3とプレート部材4とを、上下に重合する方向
の溶接結合に加えて、上下方向の振動に対する剪断方向
に溶接結合したので、シルクロス3とプレート部材4と
は強固に結合され、荷台の上下方向の振動によりシルク
ロス3とプレート部材4との剥離は生じない。また、メ
インシル1も高価な木製角材に代えてスチール製とした
ので、コストの低減がはかれ、かつ、経時劣化もおこら
ないので、ボルト類のゆるみによる荷台のがたつきも防
ぐことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の車両荷台のフロア構造によれ
ば、簡素な構造で、各部材の結合を強化するとともに経
時劣化を抑え、耐久性を向上することができ、かつ、コ
ストも低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷台のフロア構造を示すもので、図1
(A)は分解斜視図、図1(B)は図1(A)のIB−IB
線に沿う位置での組付け状態の断面図である。
【図2】従来の荷台のフロア構造を示す斜視図である。
【図3】図3(A)は従来の荷台のフロア構造の分解斜
視図、図3(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線に沿う位
置での組付け状態の断面図である。
【符号の説明】
F 車台フレーム 1 メインシル 11 上端フランジ 3 シルクロス 31 下端フランジ 32 縦壁 4 プレート部材 41 第1のプレート部材 42 第2のプレート部材(水平部) 43 縦壁(垂直部) 5 フロア部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石元 国彦 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 ト ヨタ車体株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−30441(JP,A) 実開 昭56−11178(JP,U) 実開 平4−25098(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/18 B62D 21/09 B62D 33/023

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に延びる左右の車台フレー
    ム上にこれに沿ってメインシルを設置し、左右のメイン
    シル上に、断面ハット形の複数本のシルクロスを、その
    下端開口を閉じるように設けたプレート部材を介してボ
    ルト締め固定して架設し、シルクロス上に木製のフロア
    部材を載置固定した車両荷台のフロア構造において、上
    記メインシルを断面逆ハット形のスチール材で構成し、
    上記プレート部材を、上記シルクロスの相対向する縦壁
    に溶接する垂直部と、シルクロスの下端開口を閉じると
    ともに両端をシルクロスの下端フランジに溶接する水平
    部とを備えたプレート部材で構成し、シルクロスに溶接
    した上記プレート部材の水平部を上記メインシルにボル
    ト締め固定したことを特徴とする車両荷台のフロア構
    造。
  2. 【請求項2】 上記プレート部材を、上方へ開口する断
    面コ字形で相対向する縦壁を上記シルクロスの縦壁の内
    面に溶接する第1のプレート部材と、平板状で上記第1
    のプレート部材の底面に重ね合わせるとともに両端を上
    記シルクロスの下端フランジに溶接する第2のプレート
    部材で構成し、第2のプレート部材の両端と上記シルク
    ロスの下端フランジを一体に上記メインシルの上端フラ
    ンジにボルト締め固定した請求項1記載の車両荷台のフ
    ロア構造。
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CN101934824B (zh) * 2009-07-01 2013-05-08 蒋友明 厢式车厢侧板

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