JP3181792B2 - 自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結合部構造 - Google Patents
自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結合部構造Info
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- JP3181792B2 JP3181792B2 JP22416794A JP22416794A JP3181792B2 JP 3181792 B2 JP3181792 B2 JP 3181792B2 JP 22416794 A JP22416794 A JP 22416794A JP 22416794 A JP22416794 A JP 22416794A JP 3181792 B2 JP3181792 B2 JP 3181792B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、補強用のステーを備
えた自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結
合部構造に関する。
えた自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結
合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体には、車体の左右各側部を
構成して前後方向に延びるサイドフレームと、これら左
右サイドフレームに架設され前後方向に複数のクロスメ
ンバとを備えたものが多くみられる(例えば、実開昭6
3‐13360号公報)
構成して前後方向に延びるサイドフレームと、これら左
右サイドフレームに架設され前後方向に複数のクロスメ
ンバとを備えたものが多くみられる(例えば、実開昭6
3‐13360号公報)
【0003】上記構成において、従来、次のように構成
されたものがある。
されたものがある。
【0004】即ち、サイドフレームとクロスメンバとの
結合部で、上記サイドフレーム上にクロスメンバが載置
されている。上記サイドフレームの左右側面のうち車体
の中央がわの内がわ側面と、このサイドフレームの内が
わ側面よりも更に車体の中央がわのクロスメンバの下面
とで挟まれる角部空間にステーが設けられている。この
ステーの一端部は上記サイドフレームの内がわ側面に結
合させられる一方、同上ステーの他端部は上記クロスメ
ンバの下面に結合させられ、このステーによって、上記
サイドフレームとクロスメンバの結合部が十分に補強さ
れている。
結合部で、上記サイドフレーム上にクロスメンバが載置
されている。上記サイドフレームの左右側面のうち車体
の中央がわの内がわ側面と、このサイドフレームの内が
わ側面よりも更に車体の中央がわのクロスメンバの下面
とで挟まれる角部空間にステーが設けられている。この
ステーの一端部は上記サイドフレームの内がわ側面に結
合させられる一方、同上ステーの他端部は上記クロスメ
ンバの下面に結合させられ、このステーによって、上記
サイドフレームとクロスメンバの結合部が十分に補強さ
れている。
【0005】上記サイドフレームの内がわ側面に沿った
サイドフレームの側部空間は、上記角部空間を含んで、
その外側方が上記サイドフレームにより覆われた部分で
あって、車体の外側方から飛んでくる石等異物から保護
される部分であると共に、外観上容易には見えない部分
である。
サイドフレームの側部空間は、上記角部空間を含んで、
その外側方が上記サイドフレームにより覆われた部分で
あって、車体の外側方から飛んでくる石等異物から保護
される部分であると共に、外観上容易には見えない部分
である。
【0006】そこで、従来より、上記側部空間に、ブレ
ーキ用圧油チューブや、ワイヤハーネス等の管、線材が
配設されて、これら管、線材の保護が図られると共に、
これら管、線材が外観上容易に見えることが防止され
て、車体の見栄えの向上が図られている。
ーキ用圧油チューブや、ワイヤハーネス等の管、線材が
配設されて、これら管、線材の保護が図られると共に、
これら管、線材が外観上容易に見えることが防止され
て、車体の見栄えの向上が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成におけるステーは、その補強機能を高めるために大形
であり、このため、このステーは、上記サイドフレーム
とクロスメンバの結合部における角部空間を塞ぐことと
なっている。
成におけるステーは、その補強機能を高めるために大形
であり、このため、このステーは、上記サイドフレーム
とクロスメンバの結合部における角部空間を塞ぐことと
なっている。
【0008】よって、上記ステーが邪魔になって、上記
角部空間を含む側部空間における配管配線がしにくいと
いう問題がある。
角部空間を含む側部空間における配管配線がしにくいと
いう問題がある。
【0009】また、従来より、上記ステーの構成をより
簡単にすると共に、このステーの補強機能を十分に向上
させることが望まれている。
簡単にすると共に、このステーの補強機能を十分に向上
させることが望まれている。
【0010】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、サイドフレーム側方の側部空間にお
ける管、線材の配設が容易にできるようにし、かつ、上
記サイドフレームとクロスメンバとの結合部を補強する
ためのステーの構成をより簡単にすると共に、このステ
ーの補強機能をより向上させることを目的とする。
てなされたもので、サイドフレーム側方の側部空間にお
ける管、線材の配設が容易にできるようにし、かつ、上
記サイドフレームとクロスメンバとの結合部を補強する
ためのステーの構成をより簡単にすると共に、このステ
ーの補強機能をより向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの発明の自動車車体のサイドフレームとクロスメン
バとの結合部構造は、サイドフレーム2とクロスメンバ
3との結合部で、上記サイドフレーム2上にクロスメン
バ3を載置させると共に、上記サイドフレーム2の内が
わ側面10と、このサイドフレーム2の内がわ側面10
よりも更に車体1の中央がわのクロスメンバ3の下面1
1とで挟まれる角部空間12にステー13を設け、この
ステー13により上記サイドフレーム2の内がわ側面1
0と、上記クロスメンバ3の下面11とを互いに結合さ
せた場合において、上記サイドフレーム2の長手方向に
沿う視線でみて、上記ステー13が枠形状となるよう、
このステー13を一枚の金属板の折り曲げにより形成
し、同上ステー13の下部を構成する下部板15を、上
記サイドフレーム2の内がわ側面10の下部側から斜め
上方で上記クロスメンバ3の下面11に向ってほぼ直線
的に延びる形状としたものである。
のこの発明の自動車車体のサイドフレームとクロスメン
バとの結合部構造は、サイドフレーム2とクロスメンバ
3との結合部で、上記サイドフレーム2上にクロスメン
バ3を載置させると共に、上記サイドフレーム2の内が
わ側面10と、このサイドフレーム2の内がわ側面10
よりも更に車体1の中央がわのクロスメンバ3の下面1
1とで挟まれる角部空間12にステー13を設け、この
ステー13により上記サイドフレーム2の内がわ側面1
0と、上記クロスメンバ3の下面11とを互いに結合さ
せた場合において、上記サイドフレーム2の長手方向に
沿う視線でみて、上記ステー13が枠形状となるよう、
このステー13を一枚の金属板の折り曲げにより形成
し、同上ステー13の下部を構成する下部板15を、上
記サイドフレーム2の内がわ側面10の下部側から斜め
上方で上記クロスメンバ3の下面11に向ってほぼ直線
的に延びる形状としたものである。
【0012】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0013】サイドフレーム2とクロスメンバ3との結
合部における角部空間12に、これらサイドフレーム2
とクロスメンバ3とを補強するためのステー13を設
け、上記サイドフレーム2の長手方向に沿う視線でみ
て、上記ステー13が枠形状となるようこのステー13
を形成してある。
合部における角部空間12に、これらサイドフレーム2
とクロスメンバ3とを補強するためのステー13を設
け、上記サイドフレーム2の長手方向に沿う視線でみ
て、上記ステー13が枠形状となるようこのステー13
を形成してある。
【0014】このため、サイドフレーム2の内がわ側面
10に沿った側部空間22に配設される管、線材23
は、上記サイドフレーム2とクロスメンバ3との結合部
における角部空間12では、枠形状とされたステー13
の内部空間24を貫通させて配設すればよく、よって、
サイドフレーム2とクロスメンバ3の結合部を十分に補
強しようとしてステー13を大形にしたとしても、この
ステー13が上記角部空間12における管、線材23の
配設を邪魔することがない。
10に沿った側部空間22に配設される管、線材23
は、上記サイドフレーム2とクロスメンバ3との結合部
における角部空間12では、枠形状とされたステー13
の内部空間24を貫通させて配設すればよく、よって、
サイドフレーム2とクロスメンバ3の結合部を十分に補
強しようとしてステー13を大形にしたとしても、この
ステー13が上記角部空間12における管、線材23の
配設を邪魔することがない。
【0015】また、上記ステー13は一枚の金属板の折
り曲げにより形成したものであるため、構成部品が少な
くてすむ。
り曲げにより形成したものであるため、構成部品が少な
くてすむ。
【0016】しかも、同上ステー13の下部を構成する
下部板15を、上記サイドフレーム2の内がわ側面10
の下部側から斜め上方で上記クロスメンバ3の下面11
に向ってほぼ直線的に延びる形状としてある。
下部板15を、上記サイドフレーム2の内がわ側面10
の下部側から斜め上方で上記クロスメンバ3の下面11
に向ってほぼ直線的に延びる形状としてある。
【0017】このため、サイドフレーム2とクロスメン
バ3とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようと
するときには、上記ステー13の下部板15は引張、も
しくは圧縮荷重を受けて上記変形を防止するが、この下
部板15は上記したようにほぼ直線的であるため、上記
引張、圧縮荷重に効果的に対抗する。
バ3とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようと
するときには、上記ステー13の下部板15は引張、も
しくは圧縮荷重を受けて上記変形を防止するが、この下
部板15は上記したようにほぼ直線的であるため、上記
引張、圧縮荷重に効果的に対抗する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0019】図において、符号1は自動車の車体であっ
て、特に、図1は、この車体1の下面を示している。ま
た、図中矢印Frは自動車の前方を示し、下記する左右
とは、上記前方に向っての車幅方向をいうものとする。
て、特に、図1は、この車体1の下面を示している。ま
た、図中矢印Frは自動車の前方を示し、下記する左右
とは、上記前方に向っての車幅方向をいうものとする。
【0020】上記車体1は板金製で、この車体1の左右
各側部を構成して前後方向に延びるサイドフレーム2,
2と、これら左右サイドフレーム2,2に架設されるク
ロスメンバ3と、上記クロスメンバ3の上面に取り付け
られるフロアパネル4とを備え、上記クロスメンバ3は
前後方向で複数設けられている。また、符号5は、上記
車体1の車幅方向の中央を通る中央線である。
各側部を構成して前後方向に延びるサイドフレーム2,
2と、これら左右サイドフレーム2,2に架設されるク
ロスメンバ3と、上記クロスメンバ3の上面に取り付け
られるフロアパネル4とを備え、上記クロスメンバ3は
前後方向で複数設けられている。また、符号5は、上記
車体1の車幅方向の中央を通る中央線である。
【0021】上記サイドフレーム2は横断面形状が箱形
をなし、また、上記クロスメンバ3は横断面形状がほぼ
U字状をなし、これらサイドフレーム2とクロスメンバ
3は、それぞれ十分の強度と剛性とを備えている。
をなし、また、上記クロスメンバ3は横断面形状がほぼ
U字状をなし、これらサイドフレーム2とクロスメンバ
3は、それぞれ十分の強度と剛性とを備えている。
【0022】上記車体1の前部には前輪を収容する左右
一対のフロントホイールハウス6,6が形成され、同上
車体1の後部には後輪を収容する左右一対のリヤホイー
ルハウス7,7が形成されている。
一対のフロントホイールハウス6,6が形成され、同上
車体1の後部には後輪を収容する左右一対のリヤホイー
ルハウス7,7が形成されている。
【0023】上記サイドフレーム2とクロスメンバ3と
の各結合部では、上記サイドフレーム2上にクロスメン
バ3の端部が載置されて、これらサイドフレーム2とク
ロスメンバ3の端部とは締結具8によって着脱自在に締
結されて固着されている。
の各結合部では、上記サイドフレーム2上にクロスメン
バ3の端部が載置されて、これらサイドフレーム2とク
ロスメンバ3の端部とは締結具8によって着脱自在に締
結されて固着されている。
【0024】上記サイドフレーム2の左右側面のうち、
車体1の車幅方向の中央がわの内がわ側面10と、この
サイドフレーム2の内がわ側面10よりも更に車体1の
中央がわのクロスメンバ3のとで挟まれる角部空間12
にステー13が設けられている。
車体1の車幅方向の中央がわの内がわ側面10と、この
サイドフレーム2の内がわ側面10よりも更に車体1の
中央がわのクロスメンバ3のとで挟まれる角部空間12
にステー13が設けられている。
【0025】上記ステー13は一枚の金属板の折り曲げ
により形成されたもので、上記サイドフレーム2の長手
方向に沿う視線でみて、上記ステー13は枠形状(換言
すれば、環形状)となるよう形成されている。上記ステ
ー13の上部は倒立ほぼL字状をなす上部板14で構成
されている。この上部板14は、上記サイドフレーム2
の内がわ側面10に沿って延びる側板14aと、上記ク
ロスメンバ3の下面11に沿って延びる天板14bとで
構成されている。
により形成されたもので、上記サイドフレーム2の長手
方向に沿う視線でみて、上記ステー13は枠形状(換言
すれば、環形状)となるよう形成されている。上記ステ
ー13の上部は倒立ほぼL字状をなす上部板14で構成
されている。この上部板14は、上記サイドフレーム2
の内がわ側面10に沿って延びる側板14aと、上記ク
ロスメンバ3の下面11に沿って延びる天板14bとで
構成されている。
【0026】また、上記ステー13の下部は、同上サイ
ドフレーム2の長手方向に沿う視線でみて、車体1の中
央側に進むに従い斜め上方にほぼ直線的に延びる下部板
15で構成されている。この下部板15の下端縁は上記
側板14aの下端縁に一体成形され、上記下部板15の
上端縁は上記天板14bの自由端に重ね合わされてスポ
ット溶接17により、互いに強固に結合させられてい
る。そして、上記ステー13により、サイドフレーム2
とクロスメンバ3の結合部が十分に補強されている。
ドフレーム2の長手方向に沿う視線でみて、車体1の中
央側に進むに従い斜め上方にほぼ直線的に延びる下部板
15で構成されている。この下部板15の下端縁は上記
側板14aの下端縁に一体成形され、上記下部板15の
上端縁は上記天板14bの自由端に重ね合わされてスポ
ット溶接17により、互いに強固に結合させられてい
る。そして、上記ステー13により、サイドフレーム2
とクロスメンバ3の結合部が十分に補強されている。
【0027】上記ステー13の一端部である上記上部板
14の側板14aが上記サイドフレーム2の内がわ側面
10に当接して、このサイドフレーム2に締結具18に
より着脱自在に結合させられている。また、同上ステー
13の他端部である上記上部板14の天板14bが上記
クロスメンバ3の下面11に当接して、このクロスメン
バ3に締結具19により着脱自在に結合させられてい
る。この場合、下部板15はサイドフレーム2の内がわ
側面10の下部側から斜め上方で上記クロスメンバ3の
下面11に向ってほぼ直線的に延びる形状とされてい
る。また、上記締結具18,19に対する作業が容易に
できるようにするため、上記下部板15には、円形をな
す作業用の開口20が形成されている。
14の側板14aが上記サイドフレーム2の内がわ側面
10に当接して、このサイドフレーム2に締結具18に
より着脱自在に結合させられている。また、同上ステー
13の他端部である上記上部板14の天板14bが上記
クロスメンバ3の下面11に当接して、このクロスメン
バ3に締結具19により着脱自在に結合させられてい
る。この場合、下部板15はサイドフレーム2の内がわ
側面10の下部側から斜め上方で上記クロスメンバ3の
下面11に向ってほぼ直線的に延びる形状とされてい
る。また、上記締結具18,19に対する作業が容易に
できるようにするため、上記下部板15には、円形をな
す作業用の開口20が形成されている。
【0028】上記サイドフレーム2の内がわ側面10に
沿ったサイドフレーム2の側部空間22は、上記角部空
間12を含んで、その外側方が上記サイドフレーム2に
より覆われた部分となっている。そして、上記側部空間
22にはブレーキ用圧油チューブや、ワイヤハーネス等
の管、線材23が配設されていて、この管、線材23の
保護が図られると共に、これら管、線材23が外観上容
易に見えることが防止されて、車体1の見栄えの向上が
図られている。
沿ったサイドフレーム2の側部空間22は、上記角部空
間12を含んで、その外側方が上記サイドフレーム2に
より覆われた部分となっている。そして、上記側部空間
22にはブレーキ用圧油チューブや、ワイヤハーネス等
の管、線材23が配設されていて、この管、線材23の
保護が図られると共に、これら管、線材23が外観上容
易に見えることが防止されて、車体1の見栄えの向上が
図られている。
【0029】上記管、線材23は、上記サイドフレーム
2とクロスメンバ3との結合部における角部空間12で
は、前記したように枠形状とされたステー13の内部空
間24を貫通して配設されている。
2とクロスメンバ3との結合部における角部空間12で
は、前記したように枠形状とされたステー13の内部空
間24を貫通して配設されている。
【0030】このため、上記サイドフレーム2とクロス
メンバ3の結合部を十分に補強しようとしてステー13
を大形にしたとしても、このステー13が上記角部空間
12における管、線材23の配設を邪魔することはな
い。
メンバ3の結合部を十分に補強しようとしてステー13
を大形にしたとしても、このステー13が上記角部空間
12における管、線材23の配設を邪魔することはな
い。
【0031】また、前記したように、同上ステー13の
下部を構成する下部板15は、上記サイドフレーム2の
内がわ側面10の下部側から斜め上方で上記クロスメン
バ3の下面11に向ってほぼ直線的に延びる形状とされ
てある。
下部を構成する下部板15は、上記サイドフレーム2の
内がわ側面10の下部側から斜め上方で上記クロスメン
バ3の下面11に向ってほぼ直線的に延びる形状とされ
てある。
【0032】このため、サイドフレーム2とクロスメン
バ3とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようと
するときには、上記ステー13の下部板15は引張、も
しくは圧縮荷重を受けて上記変形を防止するが、この下
部板15は上記したようにほぼ直線的であるため、上記
引張、圧縮荷重に効果的に対抗する。
バ3とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようと
するときには、上記ステー13の下部板15は引張、も
しくは圧縮荷重を受けて上記変形を防止するが、この下
部板15は上記したようにほぼ直線的であるため、上記
引張、圧縮荷重に効果的に対抗する。
【0033】特に、図1において、上記ステー13より
も車体1の中央がわで、上記クロスメンバ3にシートベ
ルト装置26のベルト27用アンカ28が締結具29に
より着脱自在に締結されている。そして、上記ベルト2
7に外力が負荷されるとき、上記ステー13の下部板1
5には引張荷重が作用するが、前記したように上記下部
板15はほぼ直接的であるため、この荷重に対し効果的
に対抗して、サイドフレーム2とクロスメンバ3の結合
部の変形がより確実に防止され、上記ステー13が補強
機能を十分に発揮する。
も車体1の中央がわで、上記クロスメンバ3にシートベ
ルト装置26のベルト27用アンカ28が締結具29に
より着脱自在に締結されている。そして、上記ベルト2
7に外力が負荷されるとき、上記ステー13の下部板1
5には引張荷重が作用するが、前記したように上記下部
板15はほぼ直接的であるため、この荷重に対し効果的
に対抗して、サイドフレーム2とクロスメンバ3の結合
部の変形がより確実に防止され、上記ステー13が補強
機能を十分に発揮する。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、サイドフレームとク
ロスメンバとの結合部における角部空間に、これらサイ
ドフレームとクロスメンバとを補強するためのステーを
設け、上記サイドフレームの長手方向に沿う視線でみ
て、上記ステーが枠形状となるようこのステーを形成し
てある。
ロスメンバとの結合部における角部空間に、これらサイ
ドフレームとクロスメンバとを補強するためのステーを
設け、上記サイドフレームの長手方向に沿う視線でみ
て、上記ステーが枠形状となるようこのステーを形成し
てある。
【0035】このため、上記サイドフレームの内がわ側
面に沿った側部空間に配設される管、線材は、上記サイ
ドフレームとクロスメンバとの結合部における角部空間
では、枠形状とされたステーの内部空間を貫通させて配
設すればよく、よって、サイドフレームとクロスメンバ
の結合部を十分に補強しようとしてステーを大形にした
としても、このステーが上記角部空間における管、線材
の配設を邪魔することがなく、このため、この管、線材
の配設が容易にできる。
面に沿った側部空間に配設される管、線材は、上記サイ
ドフレームとクロスメンバとの結合部における角部空間
では、枠形状とされたステーの内部空間を貫通させて配
設すればよく、よって、サイドフレームとクロスメンバ
の結合部を十分に補強しようとしてステーを大形にした
としても、このステーが上記角部空間における管、線材
の配設を邪魔することがなく、このため、この管、線材
の配設が容易にできる。
【0036】また、上記ステーは一枚の金属板の折り曲
げにより形成したものであるため、構成部品が少なく、
よって、上記ステーの構成は簡単である。
げにより形成したものであるため、構成部品が少なく、
よって、上記ステーの構成は簡単である。
【0037】しかも、同上ステーの下部を構成する下部
板を、上記サイドフレームの内がわ側面の下部側から斜
め上方で上記クロスメンバの下面に向ってほぼ直線的に
延びる形状としてある。
板を、上記サイドフレームの内がわ側面の下部側から斜
め上方で上記クロスメンバの下面に向ってほぼ直線的に
延びる形状としてある。
【0038】このため、サイドフレームとクロスメンバ
とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようとする
ときには、上記ステーの下部板は引張、もしくは圧縮荷
重を受けて上記変形を防止するが、この下部板は上記し
たようにほぼ直線的であるため、上記引張、圧縮荷重に
効果的に対抗する。
とが外力を受けて、これらの結合部が変形しようとする
ときには、上記ステーの下部板は引張、もしくは圧縮荷
重を受けて上記変形を防止するが、この下部板は上記し
たようにほぼ直線的であるため、上記引張、圧縮荷重に
効果的に対抗する。
【0039】よって、前記したようにステーは構成が簡
単ではあるが、サイドフレームとクロスメンバとの結合
部に対する上記ステーの補強機能はより向上する。
単ではあるが、サイドフレームとクロスメンバとの結合
部に対する上記ステーの補強機能はより向上する。
【図1】図2の1‐1線矢視図である。
【図2】車体の下面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視図である。
【図4】ステーの斜視図である。
1 車体 2 サイドフレーム 3 クロスメンバ 4 フロアパネル 5 中央線 10 内がわ側面 11 下面 12 角部空間 13 ステー 14 上部板 15 下部板 22 側部空間 23 管、線材 24 内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/02 B62D 25/20
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の左右各側部を構成して前後方向に
延びるサイドフレームと、これら左右サイドフレームに
架設されるクロスメンバとを備え、これらサイドフレー
ムとクロスメンバとの結合部で、上記サイドフレーム上
にクロスメンバを載置させると共に、上記サイドフレー
ムの左右側面のうち車体の中央がわの内がわ側面と、こ
のサイドフレームの内がわ側面よりも更に車体の中央が
わのクロスメンバの下面とで挟まれる角部空間にステー
を設け、このステーにより上記サイドフレームの内がわ
側面と、上記クロスメンバの下面とを互いに結合させた
自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結合部
構造において、 上記サイドフレームの長手方向に沿う視線でみて、上記
ステーが枠形状となるよう、このステーを一枚の金属板
の折り曲げにより形成し、同上ステーの下部を構成する
下部板を、上記サイドフレームの内がわ側面の下部側か
ら斜め上方で上記クロスメンバの下面に向ってほぼ直線
的に延びる形状とした自動車車体のサイドフレームとク
ロスメンバとの結合部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22416794A JP3181792B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22416794A JP3181792B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 自動車車体のサイドフレームとクロスメンバとの結合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858616A JPH0858616A (ja) | 1996-03-05 |
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