JPH0217141Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217141Y2 JPH0217141Y2 JP1983156445U JP15644583U JPH0217141Y2 JP H0217141 Y2 JPH0217141 Y2 JP H0217141Y2 JP 1983156445 U JP1983156445 U JP 1983156445U JP 15644583 U JP15644583 U JP 15644583U JP H0217141 Y2 JPH0217141 Y2 JP H0217141Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- silencer
- axle shaft
- reinforcement
- behind
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003584 silencer Effects 0.000 claims description 17
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 11
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車の排気管装置に関し、特に自
動車の後方からの衝突に対する強度が向上するよ
うにした排気管装置に関するものである。
動車の後方からの衝突に対する強度が向上するよ
うにした排気管装置に関するものである。
一般に、自動車の排気管装置はフロアパネルの
下面に沿つて車体前後方向に延びる排気管と、該
排気管の後部に設けられ車体に支持されたサイレ
ンサとからなるものである。
下面に沿つて車体前後方向に延びる排気管と、該
排気管の後部に設けられ車体に支持されたサイレ
ンサとからなるものである。
ところで自動車が後方から衝突されると、該衝
突力によつて車体後部が前方に圧縮変形してしま
うものであるが、この場合上記排気管も折れ曲が
つてしまい易いものである。ところが自動車の車
体後部には燃料タンクが取付けられている場合が
多く、上記衝突によつて燃料タンクが破損すると
火災等の危険があるため、上記車体の変形を防止
するのが望ましい。
突力によつて車体後部が前方に圧縮変形してしま
うものであるが、この場合上記排気管も折れ曲が
つてしまい易いものである。ところが自動車の車
体後部には燃料タンクが取付けられている場合が
多く、上記衝突によつて燃料タンクが破損すると
火災等の危険があるため、上記車体の変形を防止
するのが望ましい。
そこで上記車体の変形を防止できるようにした
ものとして、従来、特開昭56−53965号公報に記
載されているように、サイレンサをその前端部が
デフマウントメンバと所要の間隔をあけて対向す
るように配設することにより、後方からの衝突力
の一部をサイレンサを介してデフマウントメンバ
に吸収せしめるようにしたものがあつた。
ものとして、従来、特開昭56−53965号公報に記
載されているように、サイレンサをその前端部が
デフマウントメンバと所要の間隔をあけて対向す
るように配設することにより、後方からの衝突力
の一部をサイレンサを介してデフマウントメンバ
に吸収せしめるようにしたものがあつた。
本考案は、かかる従来の状況において、排気管
を折れ曲げに強くし、後方からの衝突力を吸収で
き、衝突対策として有益な自動車の排気管装置を
提供することを目的としている。
を折れ曲げに強くし、後方からの衝突力を吸収で
き、衝突対策として有益な自動車の排気管装置を
提供することを目的としている。
本考案は、自動車の排気管装置において、排気
管の分割部のフランジと、アクスルシヤフトの後
方に設けられたサイレンサの前端面とを排気管を
覆うレインフオースメントで結合し、該レインフ
オースメントに後方からの衝突時アクスルシヤフ
トに当接する当接部を形成したものであり、これ
により衝突力の一部をサイレンサ及びレインフオ
ースメントを介してアクスルシヤフトにより吸収
できるようにしたものである。
管の分割部のフランジと、アクスルシヤフトの後
方に設けられたサイレンサの前端面とを排気管を
覆うレインフオースメントで結合し、該レインフ
オースメントに後方からの衝突時アクスルシヤフ
トに当接する当接部を形成したものであり、これ
により衝突力の一部をサイレンサ及びレインフオ
ースメントを介してアクスルシヤフトにより吸収
できるようにしたものである。
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、図において、1は図示しないフロアパネルの
下面に沿つて車体前後方向に延びるプロペラシヤ
フトであり、該プロペラシヤフト1の後端部はユ
ニバーサルジヨイント2によりリヤデフ3に連結
されており、該リヤデフ3と左、右のリヤタイヤ
4とはアクスルシヤフト5により連結されてい
る。
し、図において、1は図示しないフロアパネルの
下面に沿つて車体前後方向に延びるプロペラシヤ
フトであり、該プロペラシヤフト1の後端部はユ
ニバーサルジヨイント2によりリヤデフ3に連結
されており、該リヤデフ3と左、右のリヤタイヤ
4とはアクスルシヤフト5により連結されてい
る。
そして、上記プロペラシヤフト1の下方には、
車体前後方向に延びる左、右の排気管6が配設さ
れており、該排気管6は上記プロペラシヤフト1
の後端付近から車外方向に折り曲げられている。
また該排気管6は上記アクスルシヤフト5の少し
後方で分割されて前、後排気管6a,6bになつ
ており、該前、後排気管部6a,6bはその端部
に固着された前、後接続フランジ6c,6dによ
り結合されている。
車体前後方向に延びる左、右の排気管6が配設さ
れており、該排気管6は上記プロペラシヤフト1
の後端付近から車外方向に折り曲げられている。
また該排気管6は上記アクスルシヤフト5の少し
後方で分割されて前、後排気管6a,6bになつ
ており、該前、後排気管部6a,6bはその端部
に固着された前、後接続フランジ6c,6dによ
り結合されている。
また、上記後排気管部6bの上記接続フランジ
6dの少し後方、即ち上記アクスルシヤフト5の
後方には、サイレンサ7が設けられており、これ
はフロアパネル下面に図示しない取付ブラケツト
により支持されている。
6dの少し後方、即ち上記アクスルシヤフト5の
後方には、サイレンサ7が設けられており、これ
はフロアパネル下面に図示しない取付ブラケツト
により支持されている。
そして該サイレンサ7の前端面7aと後接続フ
ランジ6dとの間には、後排気管部6bの上記間
の部分を覆つてレインフオースメント8が配設さ
れている。該レインフオースメント8は、横断面
略コ字状の左、右の側板8b,8aの各々の上、
下辺部が溶接接続された横断面略矩形状の筒体で
ある。また該レインフオースメント8の後端部8
dは上記サイレンサ7の前端面7aに溶接固着さ
れ、またその前端部の下部8cは上記後接続フラ
ンジ6dに溶接固着されている。そして該前端部
の上部は当接部8eになつており、該当接部8e
は上記アクスルシヤフト5の後方で、かつ該アク
スルシヤフト5と略同じ高さに位置している。
ランジ6dとの間には、後排気管部6bの上記間
の部分を覆つてレインフオースメント8が配設さ
れている。該レインフオースメント8は、横断面
略コ字状の左、右の側板8b,8aの各々の上、
下辺部が溶接接続された横断面略矩形状の筒体で
ある。また該レインフオースメント8の後端部8
dは上記サイレンサ7の前端面7aに溶接固着さ
れ、またその前端部の下部8cは上記後接続フラ
ンジ6dに溶接固着されている。そして該前端部
の上部は当接部8eになつており、該当接部8e
は上記アクスルシヤフト5の後方で、かつ該アク
スルシヤフト5と略同じ高さに位置している。
また上記左、右のサイレンサ7の間には燃料タ
ンク9が配設されており、該燃料タンク9は図示
しない取付ブラケツトによりフロアパネルに支持
されている。
ンク9が配設されており、該燃料タンク9は図示
しない取付ブラケツトによりフロアパネルに支持
されている。
次に作用効果について説明する。
本実施例の排気管装置を備えた自動車が後方か
ら衝突された場合、該衝突力の一部は自動車後部
からサイレンサ7に伝わり、該サイレンサ7は自
動車後部の変形に伴つて少し前方に移動すること
となる。すると従来の構造の排気管であればこの
サイレンサの前方の移動によつて折れ曲がり易い
ものであつたが、本実施例ではレインフオースメ
ント8の当接部8eがアクスルシヤフト5に当接
し、これにより上記衝突力の一部は吸収され、そ
の結果排気管6は折れ曲がることが少なくなり、
また自動車後部の変形量を低減でき、従つて燃料
タンク9の破損を防止できる効果がある。
ら衝突された場合、該衝突力の一部は自動車後部
からサイレンサ7に伝わり、該サイレンサ7は自
動車後部の変形に伴つて少し前方に移動すること
となる。すると従来の構造の排気管であればこの
サイレンサの前方の移動によつて折れ曲がり易い
ものであつたが、本実施例ではレインフオースメ
ント8の当接部8eがアクスルシヤフト5に当接
し、これにより上記衝突力の一部は吸収され、そ
の結果排気管6は折れ曲がることが少なくなり、
また自動車後部の変形量を低減でき、従つて燃料
タンク9の破損を防止できる効果がある。
なお、上記実施例では排気管6及びサイレンサ
7を2箇設け、従つてレインフオースメント8も
2箇設けた場合について説明したが、勿論これら
は1箇づつ設けてもよい。
7を2箇設け、従つてレインフオースメント8も
2箇設けた場合について説明したが、勿論これら
は1箇づつ設けてもよい。
以上のように本考案に係る自動車の排気管装置
によれば、排気管の分割部のフランジと、サイレ
ンサの前端面とを排気管を覆い、アクスルシヤフ
トに当接し得る当接部を有するレインフオースメ
ントで結合したので、後方からの衝突時、該衝突
力の一部を上記当接部がアクスルシヤフトに当接
することにより吸収でき、排気管の折れ曲げに対
する強度が向上し、自動車後部の変形量を低減で
きる効果がある。
によれば、排気管の分割部のフランジと、サイレ
ンサの前端面とを排気管を覆い、アクスルシヤフ
トに当接し得る当接部を有するレインフオースメ
ントで結合したので、後方からの衝突時、該衝突
力の一部を上記当接部がアクスルシヤフトに当接
することにより吸収でき、排気管の折れ曲げに対
する強度が向上し、自動車後部の変形量を低減で
きる効果がある。
第1図は本考案の一実施例による自動車の排気
管装置の平面図、第2図はそのレインフオースメ
ント部分の斜視図、第3図はその側面図、第4図
はその断面図である。 3……リヤデフ、4……リヤタイヤ、5……ア
クスルシヤフト、6……排気管、6c,6d……
フランジ、7……サイレンサ、7a……サイレン
サの前面、8……レインフオースメント、8e…
…当接部。
管装置の平面図、第2図はそのレインフオースメ
ント部分の斜視図、第3図はその側面図、第4図
はその断面図である。 3……リヤデフ、4……リヤタイヤ、5……ア
クスルシヤフト、6……排気管、6c,6d……
フランジ、7……サイレンサ、7a……サイレン
サの前面、8……レインフオースメント、8e…
…当接部。
Claims (1)
- リヤデフとリヤタイヤとを連結するアクスルシ
ヤフトが設けられ、上記リヤデフの後方には燃料
タンクが設けられるとともに、フロアパネル下面
に沿つて前後方向に延びる排気管が設けられ、こ
の排気管の後部にはサイレンサが設けられ、該サ
イレンサは上記アクスルシヤフトの後方に位置し
ており、上記サイレンサの前面にはレインフオー
スメントが設けられており、該レインフオースメ
ントは上記アクスルシヤフトの後方でかつほぼ同
じ高さに位置し後方からの衝突時上記燃料タンク
より前方位置でアクスルシヤフトに当接する当接
部を有することを特徴とする自動車の排気管装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15644583U JPS6063023U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 自動車の排気管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15644583U JPS6063023U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 自動車の排気管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6063023U JPS6063023U (ja) | 1985-05-02 |
JPH0217141Y2 true JPH0217141Y2 (ja) | 1990-05-14 |
Family
ID=30345204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15644583U Granted JPS6063023U (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 自動車の排気管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6063023U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9561335B2 (en) | 2010-11-24 | 2017-02-07 | Bracco Diagnostics Inc. | System, device, and method for providing and controlling the supply of a distending media for CT colonography |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1679055B1 (en) | 2005-01-11 | 2010-04-07 | The Procter & Gamble Company | End seal for an absorbent core |
JP7095279B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2022-07-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の排気装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431727B2 (ja) * | 1974-06-18 | 1979-10-09 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431727U (ja) * | 1977-08-06 | 1979-03-02 |
-
1983
- 1983-10-07 JP JP15644583U patent/JPS6063023U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431727B2 (ja) * | 1974-06-18 | 1979-10-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9561335B2 (en) | 2010-11-24 | 2017-02-07 | Bracco Diagnostics Inc. | System, device, and method for providing and controlling the supply of a distending media for CT colonography |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6063023U (ja) | 1985-05-02 |
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