JP3606633B2 - 嵌込組立式梱包容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は貨物輸送用の嵌込組立式梱包容器に関し、ボルトによる締付け箇所を廃止して組立や解体を簡単にできるようにしたものであり、特に自動車、2輪車等の部品や完成品の輸送に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車、2輪車の部品や完成品等を貨物として輸送する必要がある場合には、外形が直方体や立方体をしているのものがほとんどなく、一台分の部品などを能率良く梱包するため金属製などの枠状ないし箱状の梱包容器が使用され、その内部に部品などを入れて輸送するようにしている。
【0003】
このような自動車や2輪車用として使用されている梱包容器の一つに梱包枠があり、従来構造としては、梱包枠の底部分となるスキッド、このスキッドの前後に配置される棲枠、スキッドの左右に配置される側枠および左右の側枠をつなぐ天枠で構成されており、梱包現場において通常、ボルト締めすることにより組立てられていた。
【0004】
このような梱包枠では、組立の際のボルト締めの箇所が多く、組立が繁雑であり、これに要する時間も長くなってしまう。
【0005】
そこで、ボルトによる締付け箇所を廃止した梱包容器が提案されており、たとえば実公平4−3953号公報には、図9(a)に示すように、内側に高い支持縁1とこれに続く底部2を介して外側に低い係止縁3とを有し、支持縁1の少なくとも上端と接する外側へ傾斜した仮想傾斜面4とこれに平行で係止縁3の少なくとも一部と接するもう一つの仮想傾斜面5との間に開口間隔が形成され、係止縁3と底部2との間に嵌合間隔6が形成されている嵌合支持レール材7を床部材の周囲四辺上に固着し、波の軸線を縦にして用いるようにした波形鋼板の上縁と下縁に、波の軸線とほぼ直角に折り重ねて、前記開口間隔とほぼ同じか又はそれより小さい幅で、前記嵌合間隔6とほぼ同じか又はそれより小さい厚みを有する補強縁部8を形成したパネル部材9を前記嵌合支持レール材7のそれぞれに嵌め込んで立設する嵌め込み式輸送容器が開示されている。
【0006】
また、実開平4−135421号公報には、断面角J字状部材11と、断面角J字状部材の長辺内面に固着された断面V字状乃至不等辺V字状部材12と、断面略円弧状部と断面略半円弧状部と連続する断面直線部でなる拡大曲面J字状部材13とでなり、着装時に断面略半円弧状部14の先端が、断面角J字状部材13の先端部に最も近い角折部内面15に接当し、かつ断面略半円弧状部が断面V字状乃至不等辺V字状部材12と接している着脱容易な金属接合構造を用いたコンテナが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これらのボルトを使用しない接続構造を用いる梱包容器のうち、前者では、嵌合支持レールと補強縁部との嵌合部分の接触が線接触となって、接合強度が弱く、しかも横方向の移動を規制することが出来ず、後者では、接合構造を構成する部材の点数が多く、しかも各部材の形状と取付位置の関係を決めることが難しく各部材をスポット溶接で取付けるため製作が大変で、この場合にも横方向の移動を規制することができないという問題がある。
【0008】
また、棲枠や側枠を嵌合して接続した状態であっても各枠が自立せず、一人で組立作業ができないなどの問題もある。
【0009】
この発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、ボルト締めの箇所を無くし、簡単に組立および解体ができ、接続強度が大きく横方向の移動も規制することができ、製作も容易な嵌込組立式梱包容器を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためこの発明の嵌込組立式梱包容器は、傾けて嵌め込んで立設させて組立てられる側面部材の下端に、水平部先端に突出部が形成されるとともにわずかな鈍角で傾けた立設部背面に突出部が形成された嵌合支持部材を取付ける一方、床部材の周囲の少なくとも前記嵌合支持部材と対応する部分に、嵌合支持部材の水平部先端の突出部が係止される係止孔が一端部に形成されるとともに、わずかな角度係止孔側に傾けて形成された他端立設部に前記嵌合支持部材の立設部背面の突出部が嵌合される凹部が形成された嵌合受部材を設けたことを特徴とするものである。
【0011】
また、この発明の請求項2記載の嵌込組立式梱包容器は、請求項1記載の構成に加え、前記嵌合支持部材の両端位置を規制するとともに、前記わずかな角度係止孔側に傾けて形成された前記嵌合受部材の角度を保持する角度保持部材を前記嵌合受部材内に取付けてなることを特徴とするものである。
【0012】
さらに、この発明の請求項3記載の嵌込組立式梱包容器は、請求項1記載の構成に加え、前記嵌合受部材の立設部の両側下部を係止孔と逆方向に円弧を介して曲げた形状保持部を形成してなることを特徴とするものである。
【0013】
また、この発明の請求項4記載の嵌込組立式梱包容器は、床部材に立設連結した側面部材同志の隅頂部に、一方の底面と他方の上面とが当接して隅頂部軸線方向の荷重を支持し得る円筒状の支持部が形成されるとともに隅頂部と反対側の端部に嵌込み式結合部が一体的に形成されそれぞれの側面部材に取付けられるコーナアタッチメントと、これら2つのコーナアタッチメントの嵌込み式結合部と結合される連結部が両端部に形成されるとともに中間部に前記支持部の円筒部に挿入される連結ピンが設けられたコーナブラケットとで連結してなることを特徴とするものである。
【0014】
さらに、この発明の請求項5記載の嵌込組立式梱包容器は、前記請求項1〜3のいずれかに記載の床部材の前記嵌合受部材に挿入して傾けた状態から回動させて立設した前記側面部材同志の隅頂部を、前記請求項4記載のコーナアタッチメントと前記コーナブラケットとで連結してなることを特徴とするものである。
【0015】
【作用】
この発明の請求項1記載の嵌込組立式梱包容器によれば、側面部材の下端には、L字状の水平部先端に突出部を形成するとともに、90度よりわずかに大きい角度に傾斜させた立設部背面に突出部を形成した嵌合支持部材を取付けておき、一方、床部材の周囲の少なくとも嵌合支持部材と対応する部分には、嵌合支持部材のL字状の水平部先端の突出部が係止される係止孔を一端部に形成するとともに、他端立設部を係止孔側に僅かに傾けて形成しこの部分に嵌合支持部材の外側に傾けた立設部背面の突出部が嵌合される凹部を形成した嵌合受部材を取付けるようにしてあり、側面部材を傾けてその嵌合支持部材を床部材の嵌合受部材に嵌め込むようにし、水平部先端の突出部を係止孔に入れるようにした後、側面部材を立てるようにして互いに逆方向に傾けた背面突出部と凹部とを嵌合するようにして固定する。
【0016】
これにより、わずかに傾けた側面部材を回動して垂直状態に立てることで床部材と側面部材の接続が確実にでき、例えば垂直より25度くらい傾けた状態で組立および開梱ができ、作業スペースを大幅に小さくすることができるようになる。
【0017】
また、嵌合支持部材を嵌合受部材で前後面および上下面を押えるとともに、左右の移動を押さえることもでき、接合強度の向上により各枠を自立させて一人で組立作業ができるようになり、部材点数の減少も図るようにしている。
【0018】
また、この発明の請求項2記載の嵌込組立式梱包容器によれば、請求項1記載の構成に加え、前記嵌合受部材の内側に2つの角度保持部材を取付けるようにしており、嵌合される嵌合支持部材の位置合わせが容易にでき、一層一人作業が容易となり、取外した状態でもわずかな角度内側に傾けて形成された嵌合受部材の角度を保持して再使用の際にも確実な連結ができるようにしている。
【0019】
さらに、この発明の請求項3記載の嵌込組立式梱包容器によれば、請求項1記載の構成に加え、嵌合受部材の立設部の両側下部を係止孔と逆方向に円弧を介して曲げた形状保持部を形成するようにしており、この形状保持部によって取外した状態でもわずかな角度内側に傾けて形成された嵌合受部材の角度を保持して再使用の際にも確実な連結ができるようにしている。
【0020】
また、この発明の請求項4記載の嵌込組立式梱包容器によれば、床部材の嵌合受部材に挿入したのち回動させて立設される側面部材の隣り合う隅頂部の側面部材のそれぞれに円筒状の支持部と嵌込み式結合部が形成されたコーナアタッチメントを取付け、これら2つのコーナアタッチメントを中央の連結ピンと両端の連結部を備えたコーナブラケットを挿入して3か所で連結するようにしており、2つの側面部材同志が接する隅頂部の接続もボルトを用いず簡単に接続でき、しかも強固に連結することができるようにしている。
【0021】
さらに、この発明の請求項5記載の嵌込組立式梱包容器によれば、前記請求項1〜3のいずれかに記載の床部材の前記嵌合受部材に挿入して傾けた状態から回動させて立設した前記側面部材同志の隅頂部を、前記請求項4記載のコーナアタッチメントと前記コーナブラケットとで連結するようにしており、梱包容器の各連結部の全てをボルトを用いること無く連結することができ、しかも強固に連結された梱包容器にすることができるようにしている。
【0022】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図8はこの発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかり、図1は組立工程図、図2は梱包容器の分解斜視図、図3および図4はそれぞれ床部材と側面部材の嵌合組立部の分解斜視図、図5および図6は側面部材同志の隅頂部の分解斜視図および組立状態の斜視図、図7および図8は天枠の一部分にかかる分解斜視図および組立状態の斜視図である。
【0023】
この嵌込組立式梱包容器はパネルを備えた箱状またはパネルの無い枠状とされるが、ここではパネルの無い枠状の梱包枠で構成した場合について説明する。
【0024】
梱包枠20は、図2に示すように、その底部分となる床部材としてのスキッド21、このスキッド21の前後(ここでは、フォークリフトの爪の挿入方向を前後方向とする。)に配置される側面部材としての棲枠22,23、スキッド21の左右に配置される側面部材としての側枠24,25および前後の棲枠22,23をつなぐ天枠26で構成されている。
【0025】
床部材としてのスキッド21は前後方向に一定間隔で配置される4本の脚部材21aの前後両端上に連結材21bが配置されて矩形の枠が形成され、枠内に角型の波板の床材が取付けられて構成されており、梱包容器の大きさに応じて脚部材21aの本数や長さが適宜決定される。このスキッド21の脚部材21aは角張った略U字状断面の両端部外側にフランジ部が形成されたものが使用され、連結材21bは水平部の前後に高さの異なる立設部が形成された略L字状の断面に形成されたものが使用されている。
【0026】
スキッド21の前後に配置されて連結される棲枠22,23は略P形断面形状の中空成形材27を用いて構成され、スキッド21の左右方向の幅と同一の長さの上部材と連結部のみに配置される短い下部材とこれらをつなぐ支柱28および斜材29とで下が窄まった台形状に枠組みされて構成してあり、梱包容器の大きさに応じて支柱28の本数と斜材29の本数などが適宜決定される。
【0027】
スキッド21の左右に配置されて連結される側枠24,25は略P形断面形状や他の断面形状の中空成形材27を組合せて構成され、スキッド21の前後方向の幅と同一長さの矩形状に形成され、支柱28および斜材29で補強されてスポット溶接などで枠組みされて構成してあり、梱包容器の大きさに応じて支柱28の本数と斜材29の本数などが適宜決定される。
【0028】
そして、これら棲枠22,23および側枠24,25とスキッド21とがボルトを用いずに嵌合式連結部30で組立できるようにしてあり、嵌合式連結部30は、嵌合支持部材31と嵌合受部材37とで構成される。
【0029】
これら棲枠22,23および側枠24,25の嵌合式連結部30は基本的な構造はほぼ同一とされ、設置位置が異なっており、図1〜図4にそれぞれ示すように、棲枠22では、中央部の支柱28の下端の2か所に一体とされた嵌合支持部材31が配置されるとともに、側枠24,25では、両端部の下端にそれぞれ嵌合支持部材31が配置され、スキッド21には、これら嵌合支持部材31に対応して嵌合受部材37が配置される。
【0030】
この棲枠22,23では、その下部材が嵌合支持部材31の一部を兼用するよう支柱28間を連結しており、断面形状が略L字状に形成されて立設部32と水平部34を備えている。この嵌合支持部材31の略L字状の立設部32は水平部34に対して外側にわずかに傾けて鈍角となるように形成してある(図1参照)。そして、この嵌合支持部材31の外側に傾けた略L字状の立設部32には、その背面の支柱28の取付位置に対応した2か所に中空の突出部33が形成されるとともに、略L字状の水平部34の先端に突出部35が配置されて構成される。
【0031】
そして、嵌合支持部材31の略L字状の立設部32の背面に形成される中空の突出部33は、図1に示すように、上端面が水平に突き出した中空の直角三角柱状の突起であり、プレスによる絞り加工で一体に形成してある。
【0032】
また、嵌合支持部材31の略L字状の水平部34の先端に配置される突出部35は、図3に示すように、別体の板材36の前面に突き出して形成し、この板材36を水平部34にスポット溶接などで取付けて形成してあり、図1に示すように、水平部34に取付けた状態で突出部35が水平部34と同一平面をなすように曲げ加工してある。
【0033】
そして、この嵌合支持部材31が棲枠22,23の支柱28および斜材29の下端部と溶接固定され、突出部33が形成された立設部32がわずかに外側に開いて傾いた状態としてある。この立設部32の角度は、例えば1度とされ、水平部34と立設部32との成す角が91度とされる。
【0034】
同様にして、側枠24,25では、矩形の枠の下辺部分が、断面形状が略L字状の嵌合支持部材31と兼用され、この嵌合支持部材31の両側の支柱近傍の略L字状の立設部32の背面に突出部33が形成されるとともに、略L字状の水平部34の先端に突出部35が配置され、別体の板材36をスポット溶接することによって形成してある。これら突出部33及び突出部35の形状は棲枠22,23の場合と同一である。
【0035】
そして、この嵌合支持部材31が側枠24,25の下辺部分となるように支柱28の下端部間に溶接固定され、突出部33が形成された立設部32がわずかに外側に開いて傾いた状態としてある。
【0036】
次に、このような立設部32の突出部33および水平部34の突出部35を備えた嵌合支持部材31を受ける嵌合受部材37がスキッド21の周囲四辺にそれぞれ2か所ずつ取付けられるが、棲枠22,23に対応する部分には、スキッド21の全幅に取付けられた連結材21bと兼用されて2か所が一体に配置され、側枠24,25に対応する部分には、独立したものが配置される。
【0037】
まず、棲枠22,23の嵌合支持部31に対応して配置される嵌合受部材37は、図1〜図3に示すように、スキッド21に取付けた状態で外側となる部分が低く、内側となる部分が高い立設部38,39とこれを連結する水平部40とで構成されており、水平部40に対して低い立設部38が垂直に形成されるのに対し、高い立設部39が低い立設部38側にわずかな角度傾けて形成され、嵌合支持部材31の立設部32の傾きと逆方向とされるとともに、傾斜角度自体は立設部39の方が僅かに大きくしてある。
【0038】
この嵌合受部材37には、立設部39に嵌合支持部材31の背面の突出部33が嵌合される凹部41が中空直角三角柱状に形成され、プレスによる絞り加工で袋状に一体に形成されたり、図1中の円内に示すように、斜面の途中に切り込みが位置するように入れてプレス成形される。また、水平部40と立設部38の角部には、嵌合支持部材31の先端の突出部35の幅に対応して係止孔42が形成してある。
【0039】
そして、このような嵌合受部材37では、立設部38,39の間隔、すなわち水平部40の幅が嵌合支持部材31の先端突出部35と基端角部とを外側に傾けて嵌合受部材37に挿入することができるように定められ、さらに立設部39に形成する凹部41の上端水平面の高さが嵌合支持部材31を垂直に起こしたときにその背面の突出部33の上端水平面が嵌合されて係止できるように定めてある。
【0040】
また、嵌合受部材37の前方の立設部38の高さは棲枠22,23および側枠24,25を傾けて挿入するときに干渉しないように予め定めてある(図1(b)参照)。
【0041】
さらに、この嵌合受部材37は、棲枠22,23に対応してスキッド21の全幅に取付けられるが、棲枠22,23の嵌合支持部材31は中央部にのみ配置されていることから、床や地面などに置かれたスキッド21に対し、棲枠22,23をどの位置に合わせて装着嵌合作業を行えば良いか分からず、特に一人作業の場合には円滑な作業ができないことがある。また、嵌合受部材37では、立設部39を係止孔42側に狭めるように傾けてあるが、嵌合着脱を繰り返すと傾斜角度の保持ができなくなってしまうことがある。
【0042】
そこで、嵌合受部材37には、図2及び図3に示すように、棲枠22,23の嵌合支持部31の長さに対応した間隔で角度保持部材43が取付けられ、相対向する位置決め部44が水平部40を横断して配置されるとともに、角度保持部45が立設部39に当られて溶接などで固定してあり、これを目標に位置合わせができる。
【0043】
次に、側枠24,25の嵌合支持部31に対応して配置される嵌合受部材37は、図1,図2および図4に示すように、基本的な構造において、棲枠22,23に対するものとほぼ同一であり、長さが短く形成してあるので、同一部分には、同一記号を記し説明は省略する。
【0044】
この側枠24,25に対応する嵌合受部材37では、立設部39の角度を保持するため、角度保持部材43を用いるのに代え、図4に示すように、立設部39の両側下部を係止孔42と逆方向に円弧46を介して水平に曲げて形状保持部47が形成してあり、スキッド21の脚部材21aのフランジ部に水平部40と両側の形状保持部47がそれぞれ溶接などで固定してある。
【0045】
このような立設部39に円弧46を介して水平に曲げた形状保持部47を形成することによって係止孔42側に傾けた立設部39が嵌合支持部材31の着脱の繰り返しによって垂直になるように起こされようとしても、弾性力が加わり元に戻すように作用する。
【0046】
これにより、立設部39を水平部40に対してほぼ直角に折り曲げた場合に比べ立設部39の傾きを保持することができる。
【0047】
このような嵌合受部材37は、図2および図4に示すように、スキッド21の脚部材21aの両端部にそれぞれ独立して2か所ずつ取付けられる。
【0048】
次に、このような嵌合支持部材31が設けられた棲枠22,23および側枠24,25と嵌合受部37が設けられたスキッド21との組立は、図1、図3および図4に示すように、それぞれの棲枠22,23および側枠24,25を外側に20〜25度程度傾けた状態にして嵌合支持部材31を嵌合受部材37の立設部38,39の間に挿入する(図1(a)参照)。
【0049】
この後、棲枠22,23および側枠24,25を傾けた状態を保持しながら押し込んで水平部先端の突出部35をスキッド21の嵌合受部37の係止孔42に入れるようにする(図1(b)参照)。このとき、嵌合受部材37の立設部38の高さが棲枠22,23および側枠24,25と干渉しないように予め定めてあるので、円滑に押し込むことができる。また、嵌合受部材37の凹部41が形成され90度よりわずかに小さい角度で係止孔42側に傾けられた立設部39と嵌合支持部材31の90度よりわずかに大きい角度で傾けられた立設部32とがわずかに干渉した状態になる。
【0050】
そして、この状態からさらに棲枠22,23および側枠24,25を立てるように押し込んで行くと、垂直状態のわずか手前で嵌合支持部材31の立設部32背面の突出部33が嵌合受部材37の凹部41に嵌合された状態となるとともに、嵌合支持部材31の先端の突出部35が嵌合受部37の係止孔42に係止された状態になり、組立が完了する。
【0051】
この嵌合支持部材31と嵌合受部材37の嵌合状態では、前後の動き(図1での左右の動き)、左右の動き(図1の紙面直角方向の動き)および上下の動き(図1での上下の動き)は、嵌合支持部材31の水平部先端の突出部35が係止孔42に係止されるとともに、背面の突出部33が凹部41に嵌合されることで規制され、いずれの方向の動きも規制された状態となって強固に連結され、作業者が手を離しても自立した状態となる。
【0052】
また、この嵌合状態では、嵌合支持部材31の突出部33と嵌合受部37の凹部41とが互いに嵌合を促す方向に傾けてあるので、連結状態を保持するように弾性力が作用する。
【0053】
この場合の連結状態の嵌込み強度は、嵌合受部材37の立設部39の傾き角度(嵌め込み部の角度)によって変化し、90度の場合に比べて角度を小さく鋭角にしていくことで増大するが、嵌込み時の作業性や嵌込みに必要なスペース(棲枠や側枠の傾け角度)が悪化する傾向がある。
【0054】
そこで、嵌合受部材37の立設部39の角度を変えて実験を行い、嵌込み強度、嵌込み作業性、嵌込みスペース、嵌込み部の変形度(取外し後の変形)について調べその結果を表1に示した。
【0055】
【表1】
Figure 0003606633
【0056】
この実験結果から、嵌込み強度、嵌込み作業性、嵌込みスペース、嵌込み部の変形度(取外し後の変形)の順に順位付けを行い、86度が最も適していることが分かった。
【0057】
そこで、嵌合受部材37の立設部39と水平部40との成す角度を86度、すなわち立設部39を垂直線に対して4度傾けることとした。
【0058】
これにより、連結強度を90度とする場合に比べて約50%近く増大でき、しかも嵌込みに伴う作業性やスペースを良好に保つことができ、繰り返し使用による変形も抑えることができる。
【0059】
なお、この嵌合受部材37の立設部39と水平部40との成す角度の具体的な値は、使用材料や嵌合受部材の大きさなどによって異なるものである。
【0060】
また、この嵌合式連結部30では、側面部材である棲枠22,23および側枠24,25を20〜25度程度に僅かに傾けて嵌合を開始するので、嵌合開始時の嵌合支持部材31の挿入が容易で作業スペースも少なくて済み、しかも棲枠22,23に対応する嵌合受部材37には、角度保持部材43が取付けてあるので、位置合わせが容易で、特に大きな梱包枠を組み立てる場合でも側面部材である棲枠22,23および側枠24,25を自立させて1人で組立ができ、簡単に、しかも短時間にできる。
【0061】
さらに、嵌合支持部材31自体の剛性が高く、しかも棲枠22,23や側枠24,25の支柱28などの近傍に配置していることから、嵌合受部材37への挿入作業が簡単かつ確実にでき、この点からも組立が容易で短時間で済む。
【0062】
また、一回の嵌合支持部材31と嵌合受部材37との嵌合連結で前後、左右、上下の全ての動きを規制できるので、従来のように、スキッド21の全長に渡って設ける必要もなく、設置位置を適宜選定することができるとともに、棲枠22,23及び側枠24,25をそれぞれ完全に自立させた状態にすることもできる。
【0063】
さらに、組立の際、棲枠22,23および側枠24,25のいずれからでも組立を開始することができ、組立順序がなく、だれでも簡単に組立てることができる。
【0064】
なお、このような嵌合式連結部30では、スキッド21からの棲枠22,23及び側枠24,25の取外しは、嵌合時とは逆に棲枠22,23及び側枠24,25を20〜25度程度傾けることで行うが、傾けただけ外れない場合には、図1(c)に示すように、嵌合支持部材31の立設部32の高さを嵌合受部材37の立設部39よりも低く形成しておき、これらの高さの差によって嵌合受部材37の立設部39と支柱28などとの隙間48を利用してドライバーなどを差し込んで取り外すようにしても良い。
【0065】
次に、梱包枠20の隅頂部の嵌合式連結部50について、図5および図6により説明する。
【0066】
この嵌合式連結部50では、隅頂部を構成する棲枠23と側枠25のそれぞれに、たとえば図5のように、コーナアタッチメント51,52が取付けられる。
【0067】
このコーナアタッチメント51,52には、それぞれ中間部に半円状の凹部53,54が形成されて隅頂部側が上部材の内面とわずかな隙間54が形成されるようになっており、隅頂部内側に位置して円筒状の荷重支持部55,56が形成されている。そして、これら荷重支持部55,56の高さが上下にずらして形成してあり、棲枠23側の荷重支持部55の上端面を側枠25の荷重支持部56の下端面と当接させて荷重を支持できるようにしてある。
【0068】
このようなコーナアタッチメント51,52を連結するため、図5中に底面から見た斜視図及び上面から見た斜視図で示すように、コーナブラケット57が用いられる。
【0069】
このコーナブラケット57は、隅頂部を構成する棲枠23と側枠25の両方の外側当られる直角方向に配置されて直角に折り曲げられた2つの外側片58が形成された略直角三角形状の天板59を備えるとともに、隅頂部を構成する棲枠23と側枠25の両方の内側に当られてコーナアタッチメント51,52の隙間54に入れられる内側片60が形成された連結部材61を備えている。
【0070】
そして、天板59に連結部材61が溶接されて外側片58と内側片60との間に棲枠23と側枠25の上辺を構成する中空成形材27を挾むことができる間隔が形成される。
【0071】
さらに、連結部材61の隅頂部と反対側の両端には、コーナアタッチメント51,52の凹部53,54に嵌合される円筒状の連結部62,63が一体に形成されるとともに、隅頂部近傍の中央部には、上下に接して配置される荷重支持部55,56に挿入される連結ピン64がプロジェクション溶接などで取付けてある。
【0072】
この連結ピン64は、両端部の連結部62,63とともに2つのコーナブラケット51,52を連結するものであり、連結強度を高める必要からコーナブラケット51,52として使用される材料よりも強度の大きい材料で作られており、連結ピン64部分の変形でコーナブラケット51,52の連結状態が変化しないようにしてある。
【0073】
さらに、このコーナブラケット57の天板59の上面には、梱包枠を上下に積み重ねる場合の位置決め用の半円状の突起部65がプレス加工で一体に形成してある。
【0074】
したがって、この嵌合式連結部50では、まず、図6に示すように、棲枠23と側枠25のコーナアタッチメント51,52を合わせるようにして荷重支持部55と荷重支持部56を重ねた状態にし、コーナブラケット57を、図5の左側に示す状態から反転させて図5の右側に示す状態にして、外側片58が棲枠23と側枠25の外側に当られ、内側片60が棲枠22とコーナアタッチメント51との隙間54および側枠24とコーナアタッチメント52との隙間54に入り、さらに、コーナアタッチメント51,52の凹部53,54に両端の円筒状の連結部62,63が嵌合されるとともに、中央部の連結ピン64がコーナアタッチメント51,52の上下の荷重支持部55,56に挿入するように押し込む。
【0075】
これにより、外側片58と内側片60とによる挾付けおよび2本の連結部62,63と連結ピン64とによる3か所の位置の規制により、梱包枠20の隅頂部の動きを固定でき、棲枠23および側枠25の内側及び外側への倒れを防止して連結固定することができる。
【0076】
また、コーナブラケット57の天板59の上面に位置決め用の半円状の突起部65がプレス加工で一体に形成してあるので、梱包枠20を積み重ねる場合にスキッド21の底面の4隅の穴と嵌合してずれを防止することができる。
【0077】
さらに、コーナブラケット57の外側片58の下端縁を「く」字状に内側に折り曲げておき、棲枠23および側枠25の中空成形材27の下側に係止されるようにすることで、コーナブラケット57を一層確実に取付けて連結固定することができ、輸送の際に振動が加わっても抜け落ちることを防止できる。
【0078】
この梱包枠20では、さらに天枠26が設けられるが、天枠26もボルトを用いずに取付けることができるようにしてある。
【0079】
このため天枠26は、図7に分解状態を、図8に組み立て状態をそれぞれ示すように、略P形断面形状の中空成形材27を用い、棲枠22の内側面に当接する長さとされ、その両端部には、図7に一端部を示すように、棲枠22の上部枠材の上面と外側面に当られる略L字状の係止板71を備え、係止板71の先端部が内側に「く」字状に折り曲げられて上部枠材の下面に係止できるようになっている。
【0080】
したがって、天枠26を前後の棲枠22,23の上部枠材に被せるようにすると、両端部の係止板71と中空成形材27とで棲枠22,23が押えられるとともに、天枠26自体の上下方向の移動も先端部の係止によって防止される。
【0081】
以上のようにして構成された梱包枠20では、ボルトを全く用いること無くスキッド21に対して棲枠22,23および側枠24,25を組み立てることができ、さらに四か所の隅頂部にコーナブラケット57をそれぞれ押し込むとともに、天枠26を押し込んで取付けることで、梱包枠20の組立が完了する。
【0082】
一方、梱包枠20を分解して内部の収納物を取出す場合にも天枠26およびコーナブラケット57を取り外したのち、棲枠22,23を外側に倒すようにして傾けた状態にするとともに、側枠24,25を同様に外側に倒すようにして傾けた状態にすることで、簡単に分解することができる。
【0083】
また、棲枠22,23および側枠24,25が略P形断面形状の中空成形材で枠組みされているので、強度が大きく、撓みなどが少なく簡単に嵌合連結することができる。
【0084】
さらに、嵌合式連結部30,50が嵌合支持部材31と嵌合受部材37で構成されたり、コーナブラケット57だけで構成されて部材点数が少なく製作が容易である。
【0085】
なお、上記実施例では、嵌合支持部材と嵌合受部材を床部材および側面部材のいずれか一方を一部分だけとして他方を全長に渡って設けるようにしたが、両方とも一部分だけに設けるようにしたり、全てを全長に渡って設けるようにしても良い。
【0086】
また、上記実施例では、パネルの無い梱包枠を例に説明したが、側面部材の内側にパネルを取付けるとともに、天枠にもパネルを取付けて蓋とした箱状にするようにしても良い。
【0087】
さらに、上記実施例では、嵌合支持部材や嵌合受部材、あるいはコーナブラケットを金属で構成したが、金属に限らず樹脂などで形成しても良い。
【0088】
【発明の効果】
以上、一実施例とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載の嵌込組立式梱包容器によれば、側面部材の下端には、L字状の水平部先端に突出部を形成するとともに、90度よりわずかに大きい角度に傾斜させた立設部背面に突出部を形成した嵌合支持部材を取付ける一方、床部材の周囲の少なくとも嵌合支持部材と対応する部分には、嵌合支持部材のL字状の水平部先端の突出部が係止される係止孔を一端部に形成するとともに、他端立設部を係止孔側に僅かに傾けて形成しこの部分に嵌合支持部材の外側に傾けた立設部背面の突出部が嵌合される凹部を形成した嵌合受部材を取付けるようにしたので、側面部材を傾けてその嵌合支持部材を床部材の嵌合受部材に嵌め込むようにし、水平部先端の突出部を係止孔に入れるようにした後、側面部材を立てるようにして互いに逆方向に傾けた背面突出部と凹部とを嵌合して固定することができ、わずかに傾けた側面部材を回動して垂直状態に立てることで床部材と側面部材の接続が確実にでき、従来のように大きく傾けること無く、例えば垂直より25度くらい傾けた状態で組立および開梱ができ、作業スペースを大幅に小さくすることができる。
【0089】
また、嵌合支持部材を嵌合受部材で前後面および上下面を押えるとともに、左右の移動を押さえることもでき、接合強度の増大が図れ各側面部材を自立させて一人で組立作業ができるとともに、部材点数の減少も図ることができる。
【0090】
また、この発明の請求項2記載の嵌込組立式梱包容器によれば、請求項1記載の構成に加え、前記嵌合受部材の内側に2つの角度保持部材を取付けるようにしたので、嵌合される嵌合支持部材の位置合わせが容易にでき、一層一人作業が容易となるとともに、取外した状態でもわずかな角度内側に傾けて形成された嵌合受部材の角度を保持して再使用の際にも確実な連結ができる。
【0091】
さらに、この発明の請求項3記載の嵌込組立式梱包容器によれば、請求項1記載の構成に加え、嵌合受部材の立設部の両側下部を係止孔と逆方向に円弧を介して曲げた形状保持部を形成するようにしたので、この形状保持部によって取外した状態でもわずかな角度内側に傾けて形成された嵌合受部材の角度を保持して再使用の際にも確実な連結ができる。
【0092】
また、この発明の請求項4記載の嵌込組立式梱包容器によれば、床部材の嵌合受部材に挿入したのち回動させて立設される側面部材の隣り合う隅頂部の側面部材のそれぞれに円筒状の支持部と嵌込み式結合部が形成されたコーナアタッチメントを取付け、これら2つのコーナアタッチメントを中央の連結ピンと両端の連結部を備えたコーナブラケットを挿入して3か所で連結するようにしたので、2つの側面部材同志が接する隅頂部の接続もボルトを用いず簡単に接続でき、しかも3か所の連結で強固に固定することができる。
【0093】
さらに、この発明の請求項5記載の嵌込組立式梱包容器によれば、前記請求項1〜3のいずれかに記載の床部材の前記嵌合受部材に挿入して傾けた状態から回動させて立設した前記側面部材同志の隅頂部を、前記請求項4記載のコーナアタッチメントと前記コーナブラケットとで連結するようにしたので、梱包容器の各連結部の全てをボルトを用いること無く連結することができ、しかも強固に連結された梱包容器にすることができる。
【0094】
これら発明により、床部材に対する側面部材の嵌込強度を大幅に増大でき、各側面部材を自立させることができ、作業性が向上するとともに、一人での組立作業が可能となった。
【0095】
また、側面部材を垂直より25度程度傾けるだけで床部材への組立および開梱ができ、作業スペースの省スペース化を図ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる組立工程図である。
【図2】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる梱包容器の分解斜視図である。
【図3】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる床部材と側面部材(棲枠)の嵌合組立部の分解斜視図である。
【図4】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる床部材と側面部材(側枠)の嵌合組立部の分解斜視図である。
【図5】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる側面部材同志の隅頂部の分解斜視図である。
【図6】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる側面部材同志の隅頂部の組立状態の斜視図である。
【図7】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる天枠の一部分にかかる分解斜視図である。
【図8】この発明の嵌込組立式梱包容器の一実施例にかかる天枠の一部分にかかる組立状態の斜視図である。
【図9】従来の嵌込組立式梱包容器の嵌込組立部分の断面図である。
【符号の説明】
20 梱包枠
21 スキッド(床部材)
22,23 棲枠(側面部材)
24,25 側枠(側面部材)
26 天枠
30 嵌合式連結部
31 嵌合支持部材
32 立設部
33 突出部
34 水平部
35 突出部
37 嵌合受部材
41 凹部
42 係止部
43 角度保持部材
44 位置決め部
45 角度保持部
46 円弧
47 形状保持部
48 隙間
50 嵌合式連結部
51,52 コーナアタッチメント
53,54 凹部
55,56 荷重支持部
57 コーナブラケット
62,63 連結部
64 連結ピン
71 係止部

Claims (5)

  1. 傾けて嵌め込んで立設させて組立てられる側面部材の下端に、水平部先端に突出部が形成されるとともにわずかな鈍角で傾けた立設部背面に突出部が形成された嵌合支持部材を取付ける一方、床部材の周囲の少なくとも前記嵌合支持部材と対応する部分に、嵌合支持部材の水平部先端の突出部が係止される係止孔が一端部に形成されるとともに、わずかな角度係止孔側に傾けて形成された他端立設部に前記嵌合支持部材の立設部背面の突出部が嵌合される凹部が形成された嵌合受部材を設けたことを特徴とする嵌込組立式梱包容器。
  2. 前記嵌合支持部材の両端位置を規制するとともに、前記わずかな角度係止孔側に傾けて形成された前記嵌合受部材の角度を保持する角度保持部材を前記嵌合受部材内に取付けてなることを特徴とする請求項1記載の嵌込組立式梱包容器。
  3. 前記嵌合受部材の立設部の両側下部を係止孔と逆方向に円弧を介して曲げた形状保持部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の嵌込組立式梱包容器。
  4. 床部材に立設連結した側面部材同志の隅頂部に、一方の底面と他方の上面とが当接して隅頂部軸線方向の荷重を支持し得る円筒状の支持部が形成されるとともに隅頂部と反対側の端部に嵌込み式結合部が一体的に形成されそれぞれの側面部材に取付けられるコーナアタッチメントと、これら2つのコーナアタッチメントの嵌込み式結合部と結合される連結部が両端部に形成されるとともに中間部に前記支持部の円筒部に挿入される連結ピンが設けられたコーナブラケットとで連結してなることを特徴とする嵌込組立式梱包容器。
  5. 前記請求項1〜3のいずれかに記載の床部材の前記嵌合受部材に挿入して傾けた状態から回動させて立設した前記側面部材同志の隅頂部を、前記請求項4記載のコーナアタッチメントと前記コーナブラケットとで連結してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の嵌込組立式梱包容器。
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