JPH0142499Y2 - - Google Patents

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JPH0142499Y2
JPH0142499Y2 JP1410785U JP1410785U JPH0142499Y2 JP H0142499 Y2 JPH0142499 Y2 JP H0142499Y2 JP 1410785 U JP1410785 U JP 1410785U JP 1410785 U JP1410785 U JP 1410785U JP H0142499 Y2 JPH0142499 Y2 JP H0142499Y2
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frame
container
plate
upper frame
side plate
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JP1410785U
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、物品を輸送、搬送する際に使用す
る折畳み可能な折畳コンテナーに関するものであ
る。
[従来技術] 本出願人は、先に実願昭59−55337号、実願昭
59−135293号等において、上部が上フレームに回
動可能に支持されると共にコンテナーの組立時に
下部が底フレームに係合される側板と、下部が底
フレームに回動可能に支持されると共に上フレー
ムにスライド可能に支持され、コンテナーの組立
時に上部が上フレームに係合されるあおり板とに
より上フレームと底フレームとを連結した状態で
折畳み可能な折畳コンテナーを提案した。
そして、上記折畳コンテナーは、側板とあおり
板とにコンテナーの組立時に互いに係合する係合
孔と係合突片とを設け、これら側板とあおり板と
を固定することによりコンテナー強度を高めてい
る。
[考案が解決しようとする問題点] 然し乍、上記折畳コンテナーにあつては、係合
孔と係合突片とが高さ方向に対し、側板及びあお
り板の中間部に設けられているため、コンテナー
が段積されたとき、下位のコンテナーにおける上
フレームには過大な荷重が作用している。そして
該荷重は上フレームの各隅部に位置し、垂直状に
起立した側板及びあおり板とからなる支柱部分に
集中し、該側板及びあおり板はその中間部で折曲
り易い傾向を有していた。このため、上記折曲り
により側板とあおり板との係合状態が解除され易
く、コンテナーの組立状態を有効に保持出来なか
つた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、上記した折畳コンテナーの改
良に係り、コンテナーの段積時に作用する荷重を
受承し、側板及びあおり板の折曲りを有効に防止
してその組立状態を保持し得る折畳コンテナーを
提供することにある。
このため本考案は、枠体形状からなる上フレー
ムと、前記上フレームに応じた形状で有底状の底
フレームと、上端部が前記上フレームに対して回
動可能に支持され、コンテナーの組立時に下端部
が底フレームに係合される対向する一対の側板
と、下端部が底フレームに対して回動可能に支持
され、上フレームに摺接可能に支持されると共に
コンテナーの組立時に上端部が上フレームに係合
される対向する一対のあおり板とを備えた折畳コ
ンテナーにおいて、前記側板の外側面にはコンテ
ナーの組立時に、上フレームの下端面と係合する
突部をあおり板寄りに設け、該突部により上フレ
ームに作用する荷重を受承することにより折畳コ
ンテナーを構成している。
[考案の作用] 本考案によれば、上端部が上フレームに回動可
能に支持されると共に底フレームに係合する側板
と、下端部が底フレームに回動可能に支持され、
上フレームに摺動可能に支持されると共に上フレ
ームに係合するあおり板とにより上フレームと底
フレームとを連結した状態でコンテナーが折畳み
可能に構成している。そして側板のあおり板側に
一体に設けられた突部はコンテナーの組立時に上
フレームの下端面に当接して該上フレームを受承
する。これによりコンテナーが段積されたとき、
上フレームに作用する荷重を上記突部により受承
することが出来、該荷重が側板及びあおり板との
接合部へ集中作用することを回避し、これら側板
及びあおり板の折曲りを有効に防止している。従
つて上記突部を設けることによりコンテナーの組
立状態を確実に保持し得る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例に従つて実施例を説明
する。
本考案に係る折畳コンテナーの概略を示す第1
図、上フレームと側板との支持状態を示す第2
図、第1図A−A線の断面を示す第3図、第1図
B−B線の断面を示す第4図、底フレームとあお
り板との支持状態を示す第5図、あおり板と上フ
レームとの固定状態を示す第6図、側板とあおり
板との固定関係を示す第7図において、上フレー
ム1は長方形の枠体状からなり、対向する長枠3
の内側にはリブ5が夫々一体成形されている。ま
た対向する短枠7の内側には後述するあおり板5
9の上端部が係合される係合突片9が短枠7の長
手方向へ所要の間隔をおいて一体成形されてい
る。そして上フレーム1の各隅部には前記リブ5
の端面と短枠7の内面とによりあおり板59を上
下方向へ摺動可能に支持するあおり板支持部11
が夫々設けられている。
前記リブ5の下面には側板17の回動支持部1
3が長手方向へ所要の間隔をおいて一体に成形さ
れ、該回動支持部13には透孔15が穿設されて
いる。そして該回動支持部13には側板17が回
動可能に支持されている。該側板17は樹脂段ボ
ール板19と該樹脂段ボール板19に一体成形さ
れる方形状の側板枠21とから構成されている。
そして側板枠21の上部には一対の軸受部23が
各回動支持部13を挟むように一体成形され、該
軸受部23には透孔25が穿設されている。そし
て側板17は前記透孔15及び透孔25に対し、
一連に挿通される第1軸ピン27により回動可能
に支持される。この第1軸ピン27はその軸線方
向の端部がテーパ状に成形されると共に係止段部
27aが旋設されている。また、一方の軸受部2
3には係止突部29が一体に成形され、前記透孔
15及び透孔25へ第1軸ピン27を挿通したと
き、前記係止突部29と前記係止段部27aとが
係合される。
側板枠21の外面両側には受承突部31があお
り板59寄りに一体に成形され、該受承突部31
はコンテナーの組立時に上フレーム1の下端面を
受承する。前記側板枠21の両側端には水平方向
へ延出する支持凹部33が一体に成形され、該支
持凹部33はコンテナーの組立時に、あおり板5
9に設けられた支持突部77が係合される。また
側板枠21の両側中央部には係合孔35が前記支
持凹部33より若干下方に成形され、該係合孔3
5にはコンテナーの組立時にあおり板59に設け
られた係合片79が係合される。また、側板枠2
1の下端部には係止孔37が成形され、該係止孔
37は、コンテナーの組立時に底フレーム41に
設けられた係合突片51が挿嵌される。前記係止
孔37の間には舌片39が一体に成形され、該舌
片39は弾性変形可能なU字状に成形されてい
る。該舌片39はコンテナーの組立時に、後述す
る底フレーム41に設けられた突部53に対する
通過に伴つて弾性変形した後、該舌片39が突部
53を通過したとき、その弾性力により原形状へ
復元してその自由端を突部53に係合させる。
底フレーム41は前記上フレーム1に略対応し
た形状からなり、樹脂段ボール板43と該樹脂段
ボール板43に一体成形される底フレーム枠45
とから構成されている。そして該底フレーム41
の各長枠47は内側から外側に向つて徐々に高さ
が増すテーパ面49が成形されると共に係合突片
51が前記係止孔37に対応して一体に成形され
ている。また、底フレーム41の上面には突部5
3が前記舌片39に対応して成形されている。前
記底フレーム41の各短枠55にはスタツド57
が一体に立設され、該スタツド57はコンテナー
の折畳時に前記あおり板支持部11に挿嵌され
る。
そして該スタツド57にはあおり板59の回動
支持部61がその長手方向へ所要の間隔をおいて
一体に成形され、該回動支持部61には透孔63
が穿設されている。
前記回動支持部61にはあおり板59が回動可
能に支持されている。該あおり板59は、樹脂段
ボール板65と該樹脂段ボール板65に一体成形
されるあおり板枠67とから構成され、該あおり
板枠67の下端には一対の軸受部69が各回動支
持部61を挟むように一体成形されている。ま
た、該軸受部69には透孔71が穿設され、これ
ら透孔63及び透孔71には第2軸ピン73が挿
通される。該第2軸ピン73は軸線方向の一方端
がテーパ状に成形されると共に端部に段差部73
aが旋設されている。そして一方の軸受部69内
には係止突部77が一体に成形され、該係止突部
75は第2軸ピン73が透孔63及び透孔71に
挿通された時、前記段差部73aに係合される。
前記あおり板枠67の両側部には水平方向へ延出
する支持突部77が前記支持凹部33に対応して
一体に成形されると共に係合片79が前記係合孔
35に対応して一体に成形されている。また、あ
おり板枠67の上部には係合孔81が前記係合突
片9に対応して成形されている。更に、あおり板
枠67の上端の両側部には支持部83が一体成形
され、該支持部83は、コンテナーが段積された
際に上位のコンテナーの底フレーム41下面を受
承支持する。
尚、前記上フレーム1、回動支持部13、第1
軸ピン27、底フレーム41、あおり板59及び
第2軸ピン73は例えばポリプロピレン樹脂等の
ように耐衝撃性、耐候性及び曲げ応力特性に優れ
た単一の樹脂により夫々成形される。
次に上記のように構成されたコンテナーの組立
方法及び折畳方法を第1図及び第8図乃至第10
図を参照して説明する。
先ず、コンテナーの組立方法を説明すると、第
1図及び第8図において、第2軸ピン73を中心
に各あおり板59を上方(第8図に示す実線矢印
方向)へ回動し、該あおり板59を起立させる。
次に、底フレーム41に対し、上フレーム1を上
方へ持ち上げてあおり板支持部11に対するスタ
ツド57の嵌合状態を解除した後、あおり板支持
部11に対し、あおり板59を摺接させながら上
フレーム1を更に上方へ持ち上げる。これにより
あおり板59に設けられた係合孔81と上フレー
ム1の短枠7内面に設けられた係合突片9とが係
合されるとともにあおり板59の上部があおり板
支持部11により支持される。
次に、上記状態において、第1軸ピン27を中
心に側板17を下方(第8図に示す実線矢印方
向)へ回動し、該側板17を垂下させる。これに
より、側板17はその下端面がテーパ面49に摺
接しながら長枠47側へ回動された後、係止孔3
7に係合突片51が係合される。このとき、テパ
ー面49に対する側板17下端の摺接に伴つて上
フレーム1が若干持上げられるため、係合孔81
に対する係合突片9の係合状態が強固に保持され
る。また、該舌片39は突部53との摺接に伴つ
て弾性変形することにより該突部53を乗越えた
後、その弾性力により略原形状に復元してその自
由端を突部53へ当接係合させる。これにより側
板17はその下端部が底フレーム41に固定され
る。特に突部53に対する舌片39の自由端が当
接係合されるため、外方から側板17に外力が作
用した場合であつても、該側板17の回動を有効
に規制し、コンテナーの組立状態を強固に保持し
ている。更に、上記側板17の垂下に伴つて側板
枠21に設けられた支持凹部33内にあおり板枠
67に設けられた支持突部77が係合されると共
に係合孔35内に係合片79が係合される。これ
により、側板17とあおり板59とは支持凹部3
3と支持突部77とが互いに係合されるため、段
積みされたコンテナーの荷重が上フレーム1に作
用した場合、該荷重を上フレーム1に近接する箇
所で水平方向へ分散させながら受承して側板17
とあおり板59の曲げを規制してコンテナーの組
立状態を強固に保持することが可能である。更
に、側板17の垂下に伴つて受承突部31が上フ
レーム1の下端面に係合されるため、コンテナー
の段積時に作用する荷重は先ず該受承突部31に
より一部が受承された後に側板17及びあおり板
59に作用するため、コンテナーの組立状態を確
実に保持することが出来る。
上記のように組立てられたコンテナーは所要の
物品が収容され後、上方へ段積されるのが常態で
ある。このとき、上方に段積される次位のコンテ
ナーはその底面がリブ5上面より若干突出した支
持部83により支持されるため、リブ5によりコ
ンテナーの底面を受承する従来のコンテナーに比
べそのコンテナー容積を増加し得る。
次に第8図乃至第10図において、上記のよう
に組立てられたコンテナーを折畳むには上記組立
方法と逆の順序に従つて先ず側板17を第9図破
線矢印方向へ折畳んだ後、係合突片9と係合孔8
1との係合状態を解除して上フレーム1を押し下
げる。これによりあおり板支持部11内にスタツ
ド57が嵌合され、上フレーム1と底フレーム4
1とが一体化される。次にあおり板59を第9図
破線矢印方向へ折畳み、リブ5の上面側にあおり
板59が収容される。(第9図乃至第10図参照) このように本実施例は、上端部が回動支持部1
3へ回動可能に支持されると共に、下端部の係止
孔37に係止突部51が係合される側板17と、
下端が回動支持部61に回動可能に支持され、リ
ブ5により摺接可能に支持されると共に上端部の
係合孔81に係合突部9が係合されるあおり板5
9とにより上フレーム1と底フレーム41とを連
結した状態でコンテナーの折畳みを可能にしてい
る。そしてコンテナーの組立時にあつては側板1
7に設けられた受承突部31をあおり板59側に
おいて上フレーム1の下端面へ係合させ、コンテ
ナーが段積されたとき、上フレーム1に作用する
荷重が側板17及びあおり板59へ集中作用する
のを回避し、コンテナー強度を高めることが出来
る。
[考案の効果] 本考案によれば、コンテナーの段積時に作用す
る荷重を受承し、側板及びあおり板の折曲りを有
効に防止して、その組立状態を保持し得る折畳コ
ンテナーを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は折畳コンテナーの概略を示す斜視図、
第2図は上フレームと側板との支持状態を示す断
面図、第3図は第1図A−A線の断面を示す断面
図、第4図は第1図B−B線の断面を示す断面
図、第5図は底フレームとあおり板との支持状態
を示す断面図、第6図はあおり板と上フレームと
の固定状態を示す斜視図、第7図は側板とあおり
板との固定関係を示す説明図、第8図乃至第10
図は作用を示す説明図である。 図中1は上フレーム、17は側板、31は受承
突部、41は底フレーム、59はあおり板であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 枠体形状からなる上フレームと、 前記上フレームに応じた形状で有底状の底フレ
    ームと、 上端部が前記上フレームに対して回動可能に支
    持され、コンテナーの組立時に下端部が底フレー
    ムに係合される対向する一対の側板と、 下端部が底フレームに対して回動可能に支持さ
    れ、上フレームに摺接可能に支持されると共にコ
    ンテナーの組立時に上端部が上フレームに係合さ
    れる対向する一対のあおり板とを備えた折畳コン
    テナーにおいて、 前記側板の外側面にはコンテナーの組立時に、
    上フレームの下端面と係合する突部をあおり板寄
    りに設け、該突部により上フレームに作用する荷
    重を受承することを特徴とする折畳コンテナー。
JP1410785U 1985-02-02 1985-02-02 Expired JPH0142499Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1410785U JPH0142499Y2 (ja) 1985-02-02 1985-02-02

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JP1410785U JPH0142499Y2 (ja) 1985-02-02 1985-02-02

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Publication Number Publication Date
JPS61129725U JPS61129725U (ja) 1986-08-14
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JPS61129725U (ja) 1986-08-14

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