JPH072413Y2 - 積み重ね式コンテナ - Google Patents

積み重ね式コンテナ

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JPH072413Y2
JPH072413Y2 JP1988089904U JP8990488U JPH072413Y2 JP H072413 Y2 JPH072413 Y2 JP H072413Y2 JP 1988089904 U JP1988089904 U JP 1988089904U JP 8990488 U JP8990488 U JP 8990488U JP H072413 Y2 JPH072413 Y2 JP H072413Y2
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JP
Japan
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side walls
rear side
shaped
bottom plate
container
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JP1988089904U
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JPH0211037U (ja
Inventor
博司 宮下
浩 宇野
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協和株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は物品の輸送や保管の際に使用する積み重ね式コ
ンテナに関するものである。
(従来の技術) 従来の積み重ね式コンテナは、強度を保つために側壁が
合成樹脂製板で形成され、あるいは軽量化のために側壁
が合成樹脂製段ボールで形成されており、底部の平面積
は上部の平面積と同じであった。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら側壁が合成樹脂製板で形成されているもの
にあっては、ある程度の強度が保てる一方で重量が重
く、運搬に際して多くの労力を必要とし、また側壁が合
成樹脂製段ボールで形成されたものにあっては、軽量化
が可能となった一方で強度的に弱いという欠点があっ
た。そしてさらにいずれの場合においても、側壁が不透
明であるために、コンテナ内の物品は上からしか見るこ
とができず、ましてコンテナを積み重ねた場合には、コ
ンテナ内の物品を外から確認することは全く不可能であ
り、積み重ねた際に不安定となり特に横からの衝撃に弱
かった。そしてまた従来の積み重ね式コンテナは、組み
立て時に隣り合う側壁同士を強固に固定するために複雑
な嵌合部を設けたり、側壁の上縁部の周囲に補強枠を設
けているために組み立てや折り畳みに長時間を要してい
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のような問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、軽量で作業性に優れる一方、特に積
み重ね時の強度が高く、組み立てや折り畳みが容易で、
しかも内部の部品が外部からでも容易に確認し得る積み
重ね式コンテナを提供することにある。
このため本考案は、底板の前・後側縁に、前・後側壁
が、内方に折り畳み可能に立設され、底板の左・右側縁
に、左・右側壁が、内方に折り畳み可能に立設され、前
・後側壁及び左・右側壁が、合成樹脂製格子の周縁を合
成樹脂製の補強枠で枠取り形成されてなる。
しかも、前・後側壁が左・右側壁の内面間に配設され、
前・後側壁の左・右両縁に外面向きに開口しているコ字
状溝を有するコ字状嵌部が形成され、左・右側壁の前・
後両縁に内面と平行な内向きに開口しているコ字状溝を
有するコ字状嵌部が形成され、前・後側壁のコ字状嵌部
と左・右側壁のコ字状嵌部とが係合可能とされ、左・右
側壁に、前・後側壁のコ字状嵌部を左・右側壁のコ字状
嵌部に係合したとき、前・後側壁の内面に当接する弾性
凸状突起が設けられる。
また、底板の下面に方形の輪郭を有する下面凸部が形成
され、該下面凸部は、立設された前・後・左・右側壁内
に丁度嵌合される大きさとされ、底板周囲に、立設され
たときの側板の外面下部に位置する下部枠体が設けら
れ、下部枠体は、内方に折り畳まれた前・後・左・右側
壁の最上面よりも、凸部の高さ以上高く形成される。
(作用) 底板の前・後側縁に立設されている前・後側壁および、
底板の左・右側縁に立設されている左・右側壁が内方に
折り畳み可能とされていることにより、コンテナを積み
重ねる際の嵩を小さくすることができ、前・後側壁及び
左・右側壁が格子の周縁を補強枠で枠取り形成されてな
ることにより、軽量でかつ強固であり、しかもコンテナ
内部の荷物の有無等を積み重ねたままで確認できる。
さらに、前・後側壁が左・右側壁の内面間に配設され、
前・後側壁の左・右両縁に外面向きに開口しているコ字
状溝を有するコ字状嵌部が形成され、左・右側壁の前・
後両縁に内面と平行な内向きに開口しているコ字状溝を
有するコ字状嵌部が形成され、前・後側壁のコ字状嵌部
と左・右側壁のコ字状嵌部とが係合可能とされ、左・右
側壁に、前・後側壁のコ字状嵌部を左・右側壁のコ字状
嵌部に係合したとき、前・後側壁の内面に当接する弾性
凸状突起が設けられていることにより、折り畳んだ状態
の側壁を簡単に立設でき、組み立てが容易である。
また、底板の下面に形成された方形の輪郭を有する下面
凸部が、立設された状態の前・後・左・右側壁内に丁度
嵌合される大きさとされていることにより、内容物を入
れられるように組み立てた状態で積み重ねたとき、下面
凸部が前・後・左・右側壁の頂部内に嵌合し、横方向に
ずれるのが防止される。
しかも底板周囲に設けられた下部枠体が、立設されたと
きの側板の外面下部に位置することにより、折り畳まれ
た状態の側板を立設させるときの位置決めとなり、しか
も、この下部枠体が、内方に折り畳まれた前・後・左・
右側壁の最上面よりも、凸部の高さ以上高く形成されて
いることにより、側壁を折り畳んだ状態で、下部枠体の
上に同形のコンテナを積み重ねたとき上段のコンテナの
下面が下段のコンテナ内に折り畳まれた側壁を壊すおそ
れがない。
(実施例) 以下、図面に従って実施例を説明する。
前・後側壁3,3と左・右側壁4,4は、合成樹脂製格子2の
周縁を合成樹脂製の補強枠1で枠取りしてなり、この前
・後側壁3,3及び左・右側壁4,4は、底板6に、折り畳み
用の折曲部5によって内方に折り畳み可能に設けられて
いる。左・右側壁4,4の折曲部5は、前・後側壁3,3の折
曲部5より側壁の厚さ分高い位置に設けられており、前
・後側壁3,3を折り畳んだ上に左・右側壁4,4を折り畳む
ことができる。
前・後側壁3,3の左右両側には、外面向きのコ字状嵌部9
aが形成され、左・右側壁4,4の前後両側には、内向きの
コ字状嵌部9bが形成されている。前・後側壁3,3は、左
・右側壁4,4を立設したのち、左・右側壁4,4の内面を摺
接しながら起こすように設けられており、前・後側壁3,
3を立設したとき、前・後側壁3,3のコ字状嵌部9aが左・
右側壁4,4のコ字状嵌部9bに嵌合する。
左・右側壁4,4の前後両縁部に、左・右側壁4,4の板厚方
向に出没可能に形成された弾性凸状突起10が形成されて
いる。弾性凸状突起10は、左・右側壁4,4の内側に前・
後側壁3,3を立設したとき、前・後側壁3,3の内面に当接
して前・後側壁3,3が内方に倒れないようにする。
コンテナ組み立て時には、左・右側壁4,4を上方向に回
動して立設しておき、次に前・後側壁3,3を上方向に回
動し、その途中、左・右側壁4,4に設けた弾性凸状突起1
0を押し下げて前・後側壁3,3と左・右側壁4,4はそれぞ
れコ字状嵌部9で嵌合し、一方左・右側壁4,4に設けた
弾性凸状突起10が弾性によって内側に戻り、前・後側壁
3,3と左・右側壁4,4が強固に固定される。11は左・右側
壁4,4に形成された取手である。
コンテナを折り畳むときには左・右側壁4,4の弾性凸状
突起10を指で外側に押しながら前・後側壁3,3を下方向
に回動させ、続いて左・右側壁4,4を下方向に回動させ
る。
各側板の下端の折曲部を形成している底板6の下面に
は、下面凸部6aが形成されている。下面凸部6aは、前・
後側壁3,3及び左・右側壁4,4を立設したときの、前・後
・左・右側壁3,3,4,4内に丁度嵌合される大きさに形成
されている。
これにより、組み立てたコンテナを積み重ねるときに
は、上のコンテナの下面凸部を下のコンテナの側板内に
嵌合する。
また底板6には、その外周に下部枠体8が一体に形成さ
れている。下部枠体8は、折曲部5の外周を囲むように
設けられ、四隅が折曲部5より外側で、かつ、上方に突
出している突出部7を一体に備えている。突出部7は、
左・右側壁4,4を前・後側壁3,3の上に折り畳んだときの
上面よりも、下面凸部6aの突出高さ分程度上方に突出し
ている。
下部枠体8の下面は、下面凸部6aの周囲において段部8a
を形成している。
折り畳んだコンテナを積み重ねる場合には、一方のコン
テナーの下部枠体8の中に下面凸部6aを嵌合し、突出部
7の上端の上に他ののコンテナの下部枠体8の下面の段
部8aを載置する。
(考案の効果) 本考案は以上のような構成により、軽量で作業性に優れ
る一方、特にコンテナを組み立てて積み重ねた場合に横
からの衝撃に対する強度がさらに増し、また折り畳み時
の積み重ねも容易確実で、組み立てや折り畳みにも手間
がかからず、さらにコンテナ内部の物品が外部からでも
確認し得るなどの効果を奏する積み重ね式コンテナを提
供しえたのである。
すなわち、底板の前・後側縁に立設されている前・後側
壁および、底板の左・右側縁に立設されている左・右側
壁が内方に折り畳み可能とされているので、コンテナを
積み重ねる際の嵩を小さくすることができ、しかも、前
・後側壁及び左・右側壁が格子の周縁を補強枠で枠取り
形成されてなることにより、軽量でかつ強固であるとと
もにコンテナ内部の荷物の有無等を積み重ねたままで確
認できる。
さらに、前・後側壁が左・右側壁の内面間に配設され、
前・後側壁の左・右両縁に外面向きに開口しているコ字
状溝を有するコ字状嵌部が形成され、左・右側壁の前・
後両縁に内面と平行な内向きに開口しているコ字状溝を
有するコ字状嵌部が形成され、前・後側壁のコ字状嵌部
と左・右側壁のコ字状嵌部とが係合可能とされ、左・右
側壁に、前・後側壁のコ字状嵌部を左・右側壁のコ字状
嵌部に係合したとき、前・後側壁の内面に当接する弾性
凸状突起が設けられているので、折り畳んだ状態の側壁
を簡単に立設でき、組み立てが容易である。
また、請求項2の考案においては、底板の下面に形成さ
れた方形の輪郭を有する下面凸部が、立設された状態の
前・後・左・右側壁内に丁度嵌合される大きさとされて
いるので、内容物を入れられるように組み立てた状態で
積み重ねたとき、下面凸部が前・後・左・右側壁の頂部
内に嵌合し、横方向にずれるのが防止される。
しかも底板周囲に設けられた下部枠体が、立設されたと
きの側板の外面下部に位置するので、折り畳まれた状態
の側板を立設させるときの位置決めとなり、しかも、こ
の下部枠体が、内方に折り畳まれた前・後・左・右側壁
の最上面よりも、下面凸部の高さ以上高く形成されてい
るので、側壁を折り畳んだ状態で、下部枠体の上に同形
のコンテナを積み重ねたとき上段のコンテナの下面が下
段のコンテナ内に折り畳まれた側壁を壊すおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンテナ組み立て時の全体の斜視図、第2図は
コンテナ折り畳み時の全体の斜視図、第3図はコンテナ
組み立て時のコ字状嵌部9と弾性凸状突起10の断面図、
第4図は組み立てた2つのコンテナの垂直断面図、第5
図は折り畳んだ2つのコンテナを積み重ねた状態の垂直
断面図、第6図は前・後側壁3,3の上に左・右側壁4,4を
折り畳んだ状態の部分斜視図、第7図は、第6図の状態
から左・右側壁4,4を起こした状態を示す部分斜視図、
第8図は第7図の状態から、さらに前・後側壁3,3を起
こした状態の部分斜視図、第9図は、第2図におけるA
−A断面図、第10図は、第2図におけるB−B断面図で
ある。 1……補強枠、2……格子 3……前・後側壁、4……左・右側壁 5……折曲部、6……底板 7……突出部、8……下部枠体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板の前・後側縁に、前・後側壁が、内方
    に折り畳み可能に立設され、 底板の左・右側縁に、左・右側壁が、内方に折り畳み可
    能に立設され、 前・後側壁及び左・右側壁が、合成樹脂製格子の周縁を
    合成樹脂製の補強枠で枠取り形成してなり、 前・後側壁が左・右側壁の内面間に配設され、 前・後側壁の左・右両縁に外面向きに開口しているコ字
    状溝を有するコ字状嵌部が形成され、 左・右側壁の前・後両縁に内面と平行な内向きに開口し
    ているコ字状溝を有するコ字状嵌部が形成され、 前・後側壁のコ字状嵌部と左・右側壁のコ字状嵌部とが
    係合可能とされ、 左・右側壁に、前・後側壁のコ字状嵌部を左・右側壁の
    コ字状嵌部に係合したとき、前・後側壁の内面に当接す
    る弾性凸状突起が設けられたことを特徴とする 積み重ね式コンテナ。
  2. 【請求項2】底板の下面に、方形の輪郭を有する下面凸
    部が形成され、 該下面凸部は、立設された前・後・左・右側壁内に丁度
    嵌合される大きさとされ、 底板周囲に、立設されたときの側板の外面下部に位置す
    る下部枠体が設けられ、 下部枠体は、内方に折り畳まれたときの前・後・左・右
    側壁の最上面よりも、下面凸部の高さ以上高く形成され
    てなる 請求項1に記載の積み重ね式コンテナ。
JP1988089904U 1988-07-05 1988-07-05 積み重ね式コンテナ Expired - Lifetime JPH072413Y2 (ja)

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JPH0211037U JPH0211037U (ja) 1990-01-24
JPH072413Y2 true JPH072413Y2 (ja) 1995-01-25

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JP2001287737A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Gifu Plast Ind Co Ltd 折り畳みコンテナ
JP4585089B2 (ja) * 2000-06-15 2010-11-24 岐阜プラスチック工業株式会社 折り畳みコンテナの積載構造
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