JP7429849B2 - 車両のバックドア構造 - Google Patents

車両のバックドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7429849B2
JP7429849B2 JP2020055937A JP2020055937A JP7429849B2 JP 7429849 B2 JP7429849 B2 JP 7429849B2 JP 2020055937 A JP2020055937 A JP 2020055937A JP 2020055937 A JP2020055937 A JP 2020055937A JP 7429849 B2 JP7429849 B2 JP 7429849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
width direction
fixing part
vehicle width
back door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020055937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021154833A (ja
Inventor
知紀 祖父江
満 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2020055937A priority Critical patent/JP7429849B2/ja
Priority to DE102021107180.1A priority patent/DE102021107180A1/de
Publication of JP2021154833A publication Critical patent/JP2021154833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7429849B2 publication Critical patent/JP7429849B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/10Doors arranged at the vehicle rear
    • B60J5/101Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/10Doors arranged at the vehicle rear
    • B60J5/101Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans
    • B60J5/107Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans constructional details, e.g. about door frame, panels, materials used, reinforcements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両のバックドア構造に関する。
車両のバックドアは、インナ構造体と、該インナ構造体の車両外側に設置されるパネル部材と、を備えている。インナ構造体の上部には、窓開口部が設けられており、下部には、インナ構造体を軽量化するために、下側開口部が設けられている。例えば、特許文献1に開示されている車両用のバックドア(テールゲート)は、インナパネルと、アウタパネルとを備えており、インナパネルは、外縁部を残して開口部が形成された額縁形状である。
バックドアには、ドア用部品であるテールゲート用として、キーシリンダ、ワイパモータ、アウタハンドル、及びドアロック等が取り付けられる。このため、バックドアには、軽量であること、及び所定の取付剛性を有していることが求められる。この例のバックドアの下部には、T字状の補強部が設けられている。当該補強部は、インナパネルの左右の縁部と、インナパネルの下部に接合され、インナパネルを補強している。
特開2007-126151号公報
上記例のようなバックドアの補強部は、バックドアの車幅方向のほぼ全域で、車幅方向に延びている。このため、補強部材のサイズが必要以上に大きくなり、重量が増大する可能性がある。補強部の重量の増大は、バックドアの軽量化を阻害する。
一方で、バックドアには、例えばバックドアの開閉時に、縦方向に沿って荷重が作用する。上記例の補強部は、縦方向の長さが短いため、縦方向の荷重に対してたわみが発生しやすくなる可能性がある。そのため、バックドアを軽量化しつつ所定の剛性を確保する上で、上記例のような構造には、改善の余地があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、バックドアの軽量化を阻害せずに、縦方向の強度及び剛性を向上させ、バックドアドアの縦方向のたわみを低減することができる車両のバックドア構造を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る車両のバックドア構造は、インナ構造体と、該インナ構造体の車両外側に設置されるパネル部材と、を備えている。当該車両のバックドア構造において、前記インナ構造体の上部には、窓開口部が設けられており、該窓開口部の車両下方側における車幅方向中間部には、車両上下方向に延びる補強部材が設けられ、前記補強部材の上部には、前記窓開口部の下側の縁部に接合される上側固定部が設けられ、前記補強部材の下部には、前記インナ構造体の下部に接合される下側固定部が設けられ、前記下側固定部は、前記バックドアの下部の車幅方向中間部に設けられたドアラッチの車幅方向両側に配置され、両側の前記下側固定部は、車幅方向に延びる下側接続部によって接続され、前記上側固定部は、前記バックドアの車幅方向中心を挟んで両側に配置され、両側の前記上側固定部は、車幅方向に延びる上側接続部によって接続され、前記上側固定部は、車幅方向で、前記両側の前記下側固定部の間に配置され、前記下側接続部の車幅方向長さは、前記上側接続部の車幅方向長さよりも長く設定されている。
本発明によれば、バックドアの軽量化を阻害せずに、縦方向の強度及び剛性を向上させ、バックドアドアの縦方向のたわみを低減することが可能となる。
本発明に係る車両のバックドア構造車体後部構造を、車両内側から見た斜視図である。 図1のバックドアを車両外側から見た斜視図である。 図1のバックドアを車両内側から見た正面図である。 図3の補強部材等を拡大して示す拡大正面図である。 図4の補強部材を単体で示す正面図である。 図5の補強部材の側面図である。 図5のA-A矢視断面図である。
以下、本発明に係る車両のバックドア構造の一実施形態について、図面(図1~図7)を参照しながら説明する。なお、図において、矢印Fr方向は車両前後方向における前方を示す。実施形態の説明における「前部(前端)及び後部(後端)」は、車両前後方向における前部及び後部に対応する。また、矢印L、R方向は、車幅方向における左側、右側を示している。また、本実施形態の説明における「左右」は、車両室内の乗員が車両前方を向いたときの左右に対応している。
本実施形態の車両のバックドア構造は、図1及び図2に示すように、インナ構造体10と、インナ構造体10の外側に取り付けられるパネル部材2と、インナ構造体10に設置される補強部材20と、を備えている。インナ構造体10は、金属材料により形成された枠形状であり、図示による詳細な説明は省略しているが、フレームインナ11とフレームアウタ(図示せず)とが接合されることによって構成されている。当該インナ構造体10は、フレームインナ11とフレームアウタとが接合されることによって形成された閉断面構造を有している。
図1及び図3に示すように、インナ構造体10の上部には、窓ガラス3が取り付けられる窓開口部12が設けられ、下部にはバックドア1の軽量化のための下側開口部13が設けられている。窓開口部12は、インナ構造体10の車両上下方向のほぼ中央よりも上方に配置され、車幅方向に延びる略長方形状である。下側開口部13は、窓開口部12の車両下方側に間隔を空けて配置され、車幅方向に延びる略長方形状である。
図示は省略しているが、上記の閉断面構造は、窓開口部12を取り囲むように閉断面が延びている上側環状閉断面構造と、下側開口部13を取り囲むように閉断面が延びている下側環状閉断面構造とを有している。この例では、窓開口部12と下側開口部13との間に位置し車幅方向に延びる中間閉断面部15は、上側環状閉断面構造の下部を構成し、且つ下側環状閉断面構造の上部を構成している。中間閉断面部15は、車幅方向視で、閉断面が形成され、該閉断面は、車幅方向に延びている。
図1及び図3に示すように、パネル部材2は、下側開口部13を塞ぐように、インナ構造体10の車両外側、この例では、車両後方側に配置されている板状の樹脂製の部材である。図示は省略しているが、パネル部材2は、インナ構造体10のフレームアウタの車両後方側に配置された状態で固定されている。
補強部材20は、図1、図3及び図4に示すように、概略的には、全体で車両上下方向に延びる部材であり、インナ構造体10の下側開口部13を車両上下方向に掛け渡すように、インナ構造体10の下側開口部13の車幅方向中間部に配置されている。
本実施形態の補強部材20は、図5に示すように、概略的な形状として、車幅方向両側に設けられ、車両上下方向に延びる長板状の部分(右側接続部37及び左側接続部38)と、これらの車両上下方向中心よりも上方側で、これらを繋ぐように車幅方向に延びる板状の部分(上側接続部25等)と、車両上下方向に延びる長板状の部分の下部を繋ぐ長板状の部分(下側接続部35)と、を有している。以下、補強部材20について詳細に説明する。
補強部材20は、図3~図5に示すように、複数の上側固定部21~23と、複数の下側固定部31,32と、複数の接続部と、ワイパ装置65(図2)を保持するワイパ保持部27と、ライセンスプレート4(図2)を固定するライセンスプレート固定部51,52と、を有している。上側固定部21~23は、補強部材20の上部に設けられ、窓開口部12の下側の縁部である中間閉断面部15に固定されている。本実施形態では、補強部材20は、3つの上側固定部、すなわち、第1の上側固定部21、第2の上側固定部22及び第3の上側固定部23を有している。第1~第3の上側固定部21~23は、ボルト等の締結部材により、中間閉断面部15を構成するフレームインナ11の前面に締結されている。
上側固定部21~23は、バックドア1の車幅方向中心を挟んで両側のそれぞれに配置されており、この例では、第1の上側固定部21は、車幅方向中心の右側に配置され、第2及び第3の上側固定部22,23は、車幅方向中心の左側に配置されている。また、第3の上側固定部23は、第2の上側固定部22よりも車幅方向の左外側に間隔を空けて配置され、且つ車両下方側に配置されている。また、第1の上側固定部21と、第3の上側固定部23は、互いに車幅方向に間隔を空けて配置され、車両上下方向の位置がほぼ同じになるように配置されている。
また、本実施形態では、第1の上側固定部21と、第2及び第3の上側固定部22,23とは、車幅方向に延びる板状の上側接続部25によって一体的に接続されている。ワイパ保持部27は、上側接続部25の車幅方向中間部に設けられている。ワイパ保持部27については、後で説明する。
下側固定部31,32は、図3~図5に示すように、補強部材20の下部に設けられ、インナ構造体10の下部に固定されている。本実施形態では、補強部材20は、2つの下側固定部、すなわち、第1の下側固定部31及び第2の下側固定部32を有している。第1及び第2の下側固定部31,32は、第1~第3の上側固定部21~23と同様に、ボルト等の締結部材により、下側開口部13の車両下方側に位置する下側環状閉断面構造の下側閉断面部16を構成するフレームインナ11の前面に締結されている。
下側固定部は、ドアラッチ58を挟んで両側に配置されており、この例では、第1の下側固定部31は、ドアラッチ58の右側に配置され、第2の下側固定部32は、ドアラッチ58の左側に配置されている。また、第1の下側固定部31及び第2の下側固定部32は、互いに車幅方向に間隔を空けて配置され、車両上下方向の位置がほぼ同じになるように配置されている。
また、本実施形態では、第1の下側固定部31と第2の下側固定部32とは、車幅方向に延びる長板状の下側接続部35によって接続されている。また、第1の下側固定部31と、第1の上側固定部21とは、車両上下方向に延びる右側接続部37によって接続されており、第2の下側固定部32と第3の上側固定部23とは、車両上下方向に延びる左側接続部38によって接続されている。下側接続部35には、車幅方向に延びる貫通孔が設けられ、右側接続部37及び左側接続部38のそれぞれには、車両上下方向に延びる貫通孔が設けられており、いわゆる肉抜き構造をなしている。
バックドア1を縦方向(バックドア1が閉じているときの車両上下方向)に補強する補強部材20を設けることにより、縦方向の強度・剛性を向上させ、上下方向のドア構造のたわみの発生を低減することができる。また、第1及び第2の下側固定部31,32を、ドアラッチ58を跨いで配置することで、ドアラッチ58の取付部の取付剛性・取付強度を向上させ、開閉時の衝撃によるバックドア1の変形及び振動の発生を低減させることができる。さらに、第1~第3の上側固定部21~23を、上記のように配置することにより、窓開口部12の下端の車幅方向の剛性を向上させることが可能となり、その結果、車幅方向の曲げ変形とねじれ変形を低減することができる。
また、本実施形態では、図4及び図5に示すように、第1~第3の上側固定部21~23は、車幅方向で、第1の下側固定部31と第2の下側固定部32との間に配置されている。また、下側接続部35の車幅方向長さは、上側接続部25の車幅方向長さよりも長く設定されている。このように構成することにより、下側接続部35をより長く設定することが可能となる。その結果、ねじれ変形をより低減することができる。
さらに、図3~図5に示すように、ワイパ保持部27は、上記したように上側接続部25に設けられ、第1の上側固定部21と、第2及び第3の上側固定部22,23との間に配置されている。補強部材20にワイパ装置65を保持するようにすることで、バックドア1のフレーム部材(フレームインナ11等)に作用する負荷を低減することができ、フレームインナ11等の変形や振動の発生、応力集中による破損を防ぐことができる。また、上記のように、ワイパ保持部27を左右の上側固定部21~23の間に配置することで、重量のあるワイパモータを確実に保持するための強度及び剛性が確保でき、振動の発生を抑えることができる。
また、図6に示すように、本実施形態では、ワイパ装置65のワイパモータは、車両前後方向に延びる回転軸66を有している。当該回転軸66は、ワイパの回転中心となる。当該回転軸66は、車幅方向視で、第2の上側固定部22に重なって配置されている。これにより、ワイパ装置65の駆動により、車両幅方向に向かって発生する変形を抑制でき、バックドア1の変形を抑えることができる。
また、本実施形態では、図3~図5に示すように、第1~第3の上側固定部21~23と、第1及び第2の下側固定部31,32との間には、パネル部材2が固定される2つのパネル固定部、すなわち第1のパネル固定部41及び第2のパネル固定部42が設けられている。第1のパネル固定部41及び第2のパネル固定部42は、車幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。また、第1のパネル固定部41と第2のパネル固定部42との間には、これらを繋ぐ板状の中央接続部(第1の接続部)45が設けられている。該中央接続部45の上部には、ワイパ保持部27に向かって車両上方に延びる延長部46が設けられている。
第1及び第2のパネル固定部41,42によって、補強部材20にパネル部材2を固定することにより、パネル部材2の面剛性を向上させ、小さな荷重による面方向の変形を防ぐことができる。さらに、延長部46を設けることにより、ワイパ保持部27の強度及び剛性を、第1及び第2のパネル固定部41,42で補強することができ、振動等による応力集中を分散させることで、強度及び剛性を高めることができる。
本実施形態では、ライセンスプレート固定部51,52は、図3~図5に示すように、第1~第3の上側固定部21~23と第1及び第2の下側固定部31,32との間に配置されている。この例では、補強部材20は、2つのライセンスプレート固定部51,52、すなわち、第1のライセンスプレート固定部51と、第2のライセンスプレート固定部52とを有している。第1のライセンスプレート固定部51は、右側接続部37の車両上下方向の中間部に配置されている。この例では、第1のライセンスプレート固定部51は、右側接続部37の車両上下方向のほぼ中心に配置されている。また、第2のライセンスプレート固定部52は、左側接続部38の車両上下方向のほぼ中心に配置されている。
さらに、第1のライセンスプレート固定部51は、第1の上側固定部21及び第1の下側固定部31よりも、車幅方向でやや内側に配置されている。第2のライセンスプレート固定部52は、第1の上側固定部21の車両下方側で、第2の下側固定部32よりも車幅方向でやや内側に配置されている。第1のライセンスプレート固定部51は、第1のパネル固定部41よりも車両下方側で且つ右外側に配置され、第2のライセンスプレート固定部52は、第2のパネル固定部42よりも車両下方側で且つ左外側に配置されている。この例では、補強部材20の車両上下方向中央部の車幅方向長さは、補強部材20の上部及び下部の車幅方向長さよりも長い。
また、図3~図5に示すように、第1のパネル固定部41と第1のライセンスプレート固定部51の間、及び第2のパネル固定部42と第2のライセンスプレート固定部52との間は、車幅方向に延びる板状の傾斜接続部(第2の接続部)55,56が設けられている。詳細には、第1のパネル固定部41と第1のライセンスプレート固定部51の間に設けられた右側傾斜接続部55は、第1のパネル固定部41から車幅方向右外側に向かうに従い車両下方に傾斜して第1のライセンスプレート固定部51に接続される。同様に、第2のパネル固定部42と第2のライセンスプレート固定部52の間に設けられた左側傾斜接続部56は、第2のパネル固定部42から車幅方向左外側に向かうに従い車両下方に傾斜して第2のライセンスプレート固定部52に接続される。中央接続部45と、右側傾斜接続部55及び左側傾斜接続部56によって、車両下方に広がり、車両上方に凸となる凸形状が形成されている。
延長部46及び中央接続部45によって支持されるワイパ保持部27は、ライセンスプレート固定部51,52に繋がる右側傾斜接続部55及び左側傾斜接続部56によって支持される。そのため、ワイパ保持部27の強度及び剛性が向上し、さらに、振動等による応力集中を分散させることが可能となる。
また、図7に示すように、補強部材20の各接続部及び延長部46は、車両上下方向及び車幅方向に延びる基準面部60を有している。当該基準面部60の前面側には、車両前方に突出する前側リブ61が設けられ、基準面部60の後面側には、車両後方に突出する後側リブ62が設けられている。なお、図1、図3~図5では、補強部材20の基準面部60に設けられた前側リブ61及び後側リブ62の図示は省略しているが、前側リブ61及び後側リブ62は、車両上下方向に延びる部分、車幅方向に延びる部分、及び斜めに延びる部分を有している。
本実施形態では、図7に示すように、前側リブ61の基準面部60からのリブ高さは、後側リブ62のリブ高さよりも高く設定されている。ここでリブ高さとは、前側リブ61が車両前方に突出する長さ、及び、後側リブ62が車両後方に突出する長さである。
このように前側リブ61及び後側リブ62を設けることにより、補強部材20の応力集中を防ぎ、強度・剛性を向上させることができる。さらに、リブ高さを上記のように設置するで、裏表(前後)で収縮のバランスをとることにより、補強部材20の反り変形を抑制することが可能となり、補強部材20の成形において、金型からの離型時に、型に残る不具合(離型不良)を防止することが可能となる。
また、本実施形態の補強部材20の下部は、接続部により環形状が形成されている。すなわち、図3~図5における時計回りで、中央接続部45、左側傾斜接続部56、左側接続部38、下側接続部35、右側接続部37、右側傾斜接続部55の順に環形状が形成されている。
本実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態の第1~第3の上側固定部21~23を設けているが、これに限らない。例えば、車幅方向右側に、2つの上側固定部を設けて、合計で4個の上側固定部を設けてもよい。また、第1のパネル固定部41と第2のパネル固定部42との間に、さらに、パネル固定部を設けてもよい。
1 バックドア
2 パネル部材
3 窓ガラス
4 ライセンスプレート
10 インナ構造体
11 フレームインナ
12 窓開口部
13 下側開口部
15 中間閉断面部
16 下側閉断面部
20 補強部材
21 第1の上側固定部
22 第2の上側固定部
23 第3の上側固定部
25 上側接続部
27 ワイパ保持部
31 第1の下側固定部
32 第2の下側固定部
35 下側接続部
37 右側接続部
38 左側接続部
41 第1のパネル固定部
42 第2のパネル固定部
45 中央接続部(第1の接続部)
46 延長部
51 第1のライセンスプレート固定部
52 第2のライセンスプレート固定部
55 右側傾斜接続部(第2の接続部)
56 左側傾斜接続部(第2の接続部)
58 ドアラッチ
60 基準面部
61 前側リブ
62 後側リブ
65 ワイパ装置
66 回転軸

Claims (7)

  1. インナ構造体と、該インナ構造体の車両外側に設置されるパネル部材と、を備えている、車両のバックドア構造において、
    前記インナ構造体の上部には、窓開口部が設けられており、該窓開口部の車両下方側における車幅方向中間部には、車両上下方向に延びる補強部材が設けられ、
    前記補強部材の上部には、前記窓開口部の下側の縁部に固定される上側固定部が設けられ、
    前記補強部材の下部には、前記インナ構造体の下部に固定される下側固定部が設けられ、
    前記下側固定部は、前記バックドアの下部の車幅方向中間部に設けられたドアラッチの車幅方向両側に配置され、
    両側の前記下側固定部は、車幅方向に延びる下側接続部によって接続され、
    前記上側固定部は、前記バックドアの車幅方向中心を挟んで両側に配置され、
    両側の前記上側固定部は、車幅方向に延びる上側接続部によって接続され、
    前記上側固定部は、車幅方向で、前記両側の前記下側固定部の間に配置され、
    前記下側接続部の車幅方向長さは、前記上側接続部の車幅方向長さよりも長く設定されていることを特徴とする、車両のバックドア構造。
  2. 両側の前記上側固定部の間には、ワイパ装置のワイパモータを保持するワイパ保持部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の車両のバックドア構造。
  3. 前記ワイパモータは、車両前後方向に延びる回転軸を有し、
    前記回転軸は、車幅方向視で、少なくとも一つの前記上側固定部に重なって配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の車両のバックドア構造。
  4. 前記上側固定部と前記下側固定部との間には、前記パネル部材が固定されるパネル固定部が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の車両のバックドア構造。
  5. 前記パネル固定部は、車幅方向に互いに間隔を空けて設けられ、
    隣り合う前記パネル固定部は、車幅方向に延びる第1の接続部によって接続され、
    前記第1の接続部の上部には、前記ワイパ保持部に向かって車両上方に延びる延長部が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の車両のバックドア構造。
  6. 前記上側固定部と前記下側固定部との間には、ライセンスプレートが固定されるライセンスプレート固定部が設けられ、
    前記ライセンスプレート固定部は、前記パネル固定部よりも車両下方側で且つ車幅方向外側に配置されており、
    前記ライセンスプレート固定部と前記パネル固定部との間には、これらを接続する第2の接続部が設けられていることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の車両のバックドア構造。
  7. 前記補強部材は、車両上下方向及び車幅方向に延びる基準面部を有し、
    前記基準面部の前面には、車両前方に突出する前側リブが設けられ、
    前記基準面部の後面には、車両後方に突出する後側リブが設けられ、
    前記前側リブの前記基準面部からのリブ高さは、前記後側リブのリブ高さよりも高く設定されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の車両のバックドア構造。
JP2020055937A 2020-03-26 2020-03-26 車両のバックドア構造 Active JP7429849B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020055937A JP7429849B2 (ja) 2020-03-26 2020-03-26 車両のバックドア構造
DE102021107180.1A DE102021107180A1 (de) 2020-03-26 2021-03-23 Fahrzeug-Heckklappenstruktur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020055937A JP7429849B2 (ja) 2020-03-26 2020-03-26 車両のバックドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021154833A JP2021154833A (ja) 2021-10-07
JP7429849B2 true JP7429849B2 (ja) 2024-02-09

Family

ID=77659043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020055937A Active JP7429849B2 (ja) 2020-03-26 2020-03-26 車両のバックドア構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7429849B2 (ja)
DE (1) DE102021107180A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024161600A1 (ja) * 2023-02-02 2024-08-08 エイシャン ホンダ モーター カンパニー リミテッド バックドア

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118445A (ja) 1998-10-15 2000-04-25 Honda Motor Co Ltd ハッチバック型車両のテールゲート
JP2006290191A (ja) 2005-04-12 2006-10-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両用バックドアモジュール
JP2008037161A (ja) 2006-08-02 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 車両の後部ドア構造
JP2017210175A (ja) 2016-05-27 2017-11-30 本田技研工業株式会社 ドア構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6019418A (en) * 1997-07-31 2000-02-01 Lear Corporation Modular vehicle liftgate module
JP2007126151A (ja) 2001-03-13 2007-05-24 Kikuchi Co Ltd 車両用ドア

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000118445A (ja) 1998-10-15 2000-04-25 Honda Motor Co Ltd ハッチバック型車両のテールゲート
JP2006290191A (ja) 2005-04-12 2006-10-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車両用バックドアモジュール
JP2008037161A (ja) 2006-08-02 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 車両の後部ドア構造
JP2017210175A (ja) 2016-05-27 2017-11-30 本田技研工業株式会社 ドア構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102021107180A1 (de) 2021-09-30
JP2021154833A (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4221003B2 (ja) 車両の後部ドア構造
US7537267B2 (en) Hatchback door structure for vehicles
US7591501B2 (en) Hatchback door structure for vehicles
US20170174058A1 (en) Tailgate structure
US7300097B2 (en) Door for vehicle
JP7429849B2 (ja) 車両のバックドア構造
JP5708428B2 (ja) 車両用バックドア構造
JP2006116997A (ja) リヤゲート構造
CN110072721B (zh) 车门构造
EP2602173B1 (en) Framework structure of trunk lid
JP4718232B2 (ja) バックドア構造
JP6973579B2 (ja) 車両用バックドア構造
JP3274080B2 (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP7009690B2 (ja) 車両用バックドアインナパネル
JP7189498B2 (ja) 車両側部構造
JP6708976B2 (ja) 車両用バックドア
JP6891371B2 (ja) 車両用バックドアインナパネル
JP4729797B2 (ja) 自動車の開閉体構造
JP4388527B2 (ja) 車両の後部ドア構造
JPH0481322A (ja) 自動車のドア
JPH10244965A (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP6828326B2 (ja) 車両用バックドア構造
WO2022054390A1 (ja) 車両用開閉体
EP4177138A1 (en) Vehicle body rear structure
JP7135530B2 (ja) 車両用ドア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240104

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7429849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151