JP2001147952A - プリント回路基板設計支援装置及びプリント回路基板設計方法並びに制御プログラム記録媒体 - Google Patents
プリント回路基板設計支援装置及びプリント回路基板設計方法並びに制御プログラム記録媒体Info
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Abstract
板レイアウトの最適化を図ることにより不要電磁波の放
射を抑制可能としたプリント回路基板を得る。 【解決手段】 グランドプレーン構造、電源プレーン構
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイア
ウト情報を入力する機能2と、入力された情報を用いて
電源、グランド両プレーン間の電圧、電流分布を計算す
るためのモデルを生成する機能3と、特定の周波数を選
択して当該周波数において電源、グランド両プレーンの
電圧、電流分布を計算する機能4と、得られた電圧、電
流分布をプリント回路基板の形状に従って二次元的な電
圧、電流レベルマップとして表す機能5を有する。本装
置により電源電圧変動の要因となる層間ビアホールや層
内配線パターンを特定することができる。
Description
計支援装置及びプリント回路基板設計方法並びに制御プ
ログラム記録媒体に関し、特に多層プリント回路路基板
の電源プレーンとグランドプレーン間の電圧変動に起因
して発生する不要電磁波を、同電圧変動を抑制すること
により低減するための設計支援装置及び設計方法並びに
それに使用する等価回路モデルに関するものである。
電子部品とそれらの部品を接続する配線回路などから構
成され、電子機器の心臓部としてほとんど全ての機器に
搭載されている。プリント回路基板の電子回路が動作す
ると回路には電圧が発生し、電流が流れることにより、
電磁波が発生する。近年の信号処理速度の高速化にとも
なう回路動作の高周波化は不要な電磁波の発生、放射を
増大させ、その結果、当該電子機器周辺の無線通信シス
テムやラジオ、TVなどに妨害を与える問題が発生して
いる。そのため、VCCI(情報処理装置等電波障害自
主規制協議会)では、電子機器から発生する不要電磁波
に対して一定レベル以下に抑制することを義務付けてい
る。
基準を与えるためのグランドと、ICやLSIに対して
動作電源を供給するための電源とがプレーン状である場
合が多く、これら電源プレーンとグランドプレーンとは
平行板線路として作用し、両者間の電圧変動は不要電磁
波放射の原因であることが知られている(例えば、電子
情報通信学会英文誌B、E-80-B巻、No.11 、1997年
11月、p.1645-1651参照)。こうした電源−グランド
プレーンからの不要電磁波放射を抑制するための手段と
して、種々の構造のプリント回路基板やプリント回路基
板の設計手法が用いられている。
のプリント配線基板及びその設計方法においては、図3
0に示すように、長方形の板状の基材101の部品面
に、基材101の長手方向に伸びる複数の導体パターン
102a及び信号配線105aが形成されている。基材
101の、部品面と反対側の半田面には、基材の長手方
向と垂直な方向に延びる複数の導体パターン102b及
び信号配線105bが形成されている。導体パターン1
02a及び102bは電源パターンまたはグランドパタ
ーンとして用いられている。導体パターン102a及び
102bの分離された部分同士がチップ型抵抗体104
を介して接続される。これにより、基板のサイズと、放
射ノイズの波長との関係から発生する定在波の周波数に
おける導体パターン102a及び102bのインピーダ
ンスの低下がチップ型抵抗体104の損失によって抑制
され、定在波の共振のQ値が抑えられる。
路基板及び電子機器においては、図31に示すように、
電源層111及びグランド層112を有し、前記電源層
とグランド層の間に誘電体層113を配置する回路基板
110において、誘電体層113は誘電率の異なる二つ
の誘電体113a、113bを配置させることにより、
電源層及びグランド層に沿った平面でその誘電率に分布
を持たせるように構成し、各部位について異なる共振条
件として広く周波数軸上に分布した弱い共振とし、特定
の周波数に発生させていた強い電磁波放射を低減させ
る。
リント回路基板においては図32に示すように、電源層
122のパターン形状と、グランド層123の電源パタ
ーン形状のエッジ部に、連続的又は離散的な配置形式に
従って、電源層に流れる高周波電流をグランド層へ流す
コンデンサ手段124を備えることで、多層プリント板
122から放射される電波の低減を実現している。
基板配線方法においては、図33に示すように、多層プ
リント配線基板131に各部ブロック132,133,
……,143間の高周波成分の多いデジタル信号が、そ
れぞれX方向もしくはY方向に直線的に配線できるよう
に各部品ブロックを配置する。そして、各ブロック間の
高周波成分の多いデジタル信号を、それぞれX方向もし
くはY方向に配置し、配線した層に隣接する電源/グラ
ンド層の各ブロック間の高周波成分の多いディジタル信
号を配線した領域151,152,153に重なる領域
では、高周波成分の多いデジタル信号の配線方向と直交
するカットライン161,162の発生を禁止すること
により不要電磁波の放射を低減している。
ータ支援設計システムにおいては、図34に示すように
CADシステムに設けられたバイパスコンデンサの配置
評価ツール171により、回路基板のレイアウト設計上
必要な基板レイアウト情報174を利用して、バイパス
コンデンサの配線路に関するパラメータを決定し、この
パラメータに基づいて算出したインピーダンス特性から
バイパスコンデンサの有効範囲を決定する。バイパスコ
ンデンサの配線に関するパラメータとは、バイパスコン
デンサの配線路の配線長、抵抗率、配線幅、配線厚など
である。さらに、ツール171は決定したバイパスコン
デンサの有効範囲を近似的楕円として、ディスプレー1
75の画面に表示する機能により不要電磁波放射を低減
したプリント回路基板の設計が行なっている。
技術はそれぞれ課題を抱えている。特開平11−145
569号公報の技術においては、抵抗体104の挿入に
より、配線の共振は抑制されるが、抵抗体の挿入により
電圧降下が生じてしまうため、電源線へは適用できな
い。よって、本技術による電源、グランドの電圧変動に
関わる放射の抑制は不可能である。
は、誘電率の異なる二つの誘電体113a,113bを
用いる必要があり、構造が複雑になる問題を有する。ま
た、特開平10−275981号公報の技術において
は、基板エッジ部に挿入する素子がリアクタンス素子で
あるコンデンサ124のため、電源、グランド間の共振
周波数が変るだけで、共振そのものは抑制されない。す
なわち、電磁波放射の周波数がシフトにより効果がある
場合のみ有効な技術である。
は、主に信号配線系の帰路電流の経路に不連続を設けな
いことを特徴としている。従って、信号配線系からの不
要電磁波の放射は抑制する効果があるものの、電源、グ
ランド両プレーン間の電源電圧変動に起因して発生する
不要電磁波放射に関しては考慮されていない。更に、特
開平10−97560号公報の技術においては、バイパ
スコンデンサの配線路を決定するための手段であり、L
SI,ICなどの能動デバイスのスイッチングノイズに
起因して発生する電源とグランド両プレーン間の電源電
圧変動を抑制する効果はあるものの、異なる層間に配線
された信号配線を接続するための層間ビアホールや電
源、グランド両プレーンに挟まれた層内の信号配線との
結合により発生する電源電圧変動を抑制する効果はな
い。
電子機器の開発期間の短縮要求から、不要電磁波放射抑
制対策は設計段階から盛り込む必要が生じている。ま
た、基板コストの削減のためには、できる限り新規の部
品追加や特別な配線構造を避け、従来の設計方法、回路
配置方法を維持し、基板レイアウトの最適化により不要
電磁波放射抑制を図る必要がある。 本発明の目的は、
従来の基板の設計手法及び構造を維持しつつ基板レイア
ウトの最適化を図ることにより不要電磁波の放射を抑制
するプリント回路基板設計支援装置及びプリント回路基
板設計方法並びに制御プログラム記録媒体を提供するこ
とである。
路基板設計支援装置は、グランドプレーン構造、電源プ
レーン構造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカッ
プリングコンデンサの搭載位置などのプリント回路基板
のレイアウト情報を入力する手段と、この入力情報を用
いて電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算する
ためのモデルを生成する手段と、特定の周波数を選択し
て当該周波数において電源、グランド両プレーンの電圧
分布を計算する計算手段と、得られた電圧分布をプリン
ト回路基板の形状に従って二次元の電圧レベルマップと
して表す表示手段と、これらの結果を記録保存する手段
とを含むことを特徴とする。
プリント回路基板の形状にオーバーラップさせて、電圧
の高い領域より段階的に表示することを特徴とする。ま
た、前記電圧分布マップを電圧レベルの高い順番に何段
階かのレベルとして規定し、これら各レベルに応じて電
源層とグランド層をまたがって配線するビアホールの配
置を禁止する領域から、配置しても支障のない領域まで
段階的にクラス分けする手段を、更に含むことを特徴と
する。
ランドプレーン間の電圧分布の計算に代えて、電源プレ
ーンとグランドプレーン間の複素インピーダンス特性を
計算する様構成し、その絶対値を表示するようにしたこ
とを特徴とする。
ウトの情報を含んでおり、この入力された信号配線情報
のうち電源、グランド両プレーンをまたぐ層間配線ビア
ホールを抽出する手段と、抽出されたビアホールの位置
と計算により得られた電源、グランド両プレーン間の電
圧分布図を一致させ、もしくは表示する手段と、電圧の
高い領域に位置するビアホールには警告を発生する手段
とを、更に含むことを特徴とする。
層をまたがって配線されたビアホールに対し、当該ビア
ホールに近接して電源プレーンとグランドプレーン間を
接続するコンデンサの搭載指示を出す手段を含むことを
特徴とする。また、警告の対象となったビアホールの位
置を電圧の低い領域を探し、その領域を指示し、もしく
は自動的に移動するよう回路基板レイアウト設計装置に
指示する手段を、更に含むことを特徴とする。
は、グランドプレーン構造、電源プレーン構造、LS
I、ICなどの能動デバイスとデカップリングコンデン
サの搭載位置などのプリント回路基板のレイアウト情報
を入力するステップと、この入力情報を用いて電源、グ
ランド両プレーン間の電圧分布を計算するためのモデル
を生成するステップと、特定の周波数を選択して当該周
波数において電源、グランド両プレーンの電圧分布を計
算するステップと、得られた電圧分布をプリント回路基
板の形状に従って二次元の電圧レベルマップに表示する
ステップと、該電圧マップを用いて電源層とグランド層
をまたがって配線する信号配線用のビアホールの配置位
置を決定するステップとを含むことを特徴とする。
置は、グランドプレーン構造、電源プレーン構造、LS
I、ICなどの能動デバイスとデカップリングコンデン
サの搭載位置などのプリント回路基板のレイアウト情報
を入力する手段と、この入力情報を用いて電源、グラン
ド両プレーンを流れる電流分布を計算するためのモデル
を生成する手段と、特定の周波数を選択して当該周波数
において電源、グランド両プレーン上を基板端部に平行
な二方向に流れる電流の分布を計算する手段と、得られ
た電流分布を各方向別にプリント回路基板の形状に従っ
て二次元的な電流レベルマップとして表す手段と、これ
らの結果を記録保存する手段とを含むことを特徴とす
る。
プリント回路基板の形状にオーバーラップさせて、各方
向別に電流レベルの高い領域より段階的に表示するよう
にしたことを特徴とし、また各方向毎に得られた電流分
布マップを、電流レベルの高い順番に何段階かのレベル
として規定し、各レベルに応じて電源、グランド両プレ
ーンで挟まれた層に同方向の配線の設置を禁止する領域
から、配線を設置に支障のない領域までの段階的にクラ
ス分けする手段を、更に含むことを特徴とする。
の情報を含んでおり、この入力された信号配線情報のう
ち電源、グランド両プレーンに挟まれた層内の信号配線
を抽出する手段と、抽出された内層の信号配線の位置と
計算により得られた電源、グランド両プレーン間の各方
向の電流分布図を一致させ、もしくは表示する手段と、
電流の高い領域に位置する同一方向の内層配線には警告
を発生する手段とを、更に含むことを特徴とする。
置を電源、グランド両プレーンを流れる電流レベルの低
い領域を探し、その領域を指示し、もしくは前記配線が
電流レベルの低い領域に自動的に移動するよう回路基板
レイアウト設計装置に指示する手段を、更に含むことを
特徴とする。
は、グランドプレーン構造、電源プレーン構造、LS
I、ICなどの能動デバイスとデカップリングコンデン
サの搭載位置などのプリント回路基板のレイアウト情報
を入力スルステップと、この入力情報を用いて電源、グ
ランド両プレーン間の電圧分布を計算するためのモデル
を生成するステップと、特定の周波数を選択して当該周
波数において電源、グランド両プレーンの基板端部に平
行な二方向の電流分布を計算するステップと、得られた
電流分布を各方向別にプリント回路基板の形状に従って
二次元的な電流レベルマップとして表するステップと、
該電流レベルマップにより、電源、グランド両プレーン
に挟まれた内層配線の位置を決定するステップとを含む
ことを特徴とする。
録媒体は、当該プログラムが、グランドプレーン構造、
電源プレーン構造、LSI、ICなどの能動デバイスと
デカップリングコンデンサの搭載位置などのプリント回
路基板のレイアウト情報を入力するステップと、この入
力情報を用いて電源、グランド両プレーン間の電圧分布
を計算するためのモデルを生成するステップと、特定の
周波数を選択して当該周波数において電源、グランド両
プレーンの電圧分布を計算するステップと、得られた電
圧分布をプリント回路基板の形状に従って二次元の電圧
レベルマップに表示するステップと、該電圧マップを用
いて電源層とグランド層をまたがって配線する信号配線
用のビアホールの配置位置を決定するステップとを含む
ことを特徴とする。
した記録媒体は、当該プログラムが、グランドプレーン
構造、電源プレーン構造、LSI、ICなどの能動デバ
イスとデカップリングコンデンサの搭載位置などのプリ
ント回路基板のレイアウト情報を入力スルステップと、
この入力情報を用いて電源、グランド両プレーン間の電
圧分布を計算するためのモデルを生成するステップと、
特定の周波数を選択して当該周波数において電源、グラ
ンド両プレーンの基板端部に平行な二方向の電流分布を
計算するステップと、得られた電流分布を各方向別にプ
リント回路基板の形状に従って二次元的な電流レベルマ
ップとして表するステップと、該電流レベルマップによ
り、電源、グランド両プレーンに挟まれた内層配線の位
置を決定するステップとを含むことを特徴とする。
モデルは、電源及びグランドの両プレーン間の電圧分
布、電流分布、複素インピーダンスを計算するために、
前記両プレーンを、コンデンサとコイルとプレーンにお
ける導電抵抗とにより表現した等価回路モデルであっ
て、回路基板を構成する誘電体の誘電損による抵抗を前
記コンデンサと並列に設けたこを特徴とし、また、前記
両プレーンからの電磁波の放射損失による抵抗を、当該
モデルの周辺に設けたことを特徴とする。
を用いて説明する。図1は本発明の第一の実施の形態に
よるプリント回路配線基板設計支援装置1を示すブロッ
ク図である。グランドプレーン構造、電源プレーン構
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイア
ウト情報を入力する機能(手段)2と、入力された情報
を用いて電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算
するためのモデルを生成する機能(手段)3と、特定の
周波数を選択して当該周波数において電源、グランド両
プレーンの電圧分布を計算する機能(手段)4と、得ら
れた電圧分布をプリント回路基板の形状に従って2次元
的な電圧レベルマップとして表す機能(手段)5と、こ
れらの結果を記録保存する機能(手段)6により構成さ
れている。
1の各構成要素とその機能を説明する。プリント回路基
板レイアウト入力機能2では、グランドプレーン構造1
2、電源プレーン構造13、LSI、IC14などの能
動デバイスとデカップリングコンデンサ15の搭載位置
などが入力され、図2の斜視図に示すような信号配線を
除いた回路レイアウト11が生成される。モデル生成機
能3では、上記で得られたレイアウト11に基づき、図
3に示すような電源プレーン、グランドプレーンを平板
線路とみなす計算モデル22を作製する。
ータであるSPICE(SimulationProgram with Integ
rated Circuit Emphasis )を用いることを仮定し、モ
デルはコンデンサ23、インダクタ24、抵抗25の集
中定数回路素子で構成された回路22とした。上記の
他、計算手法としては伝送線路解析、モーメント法やF
DTD(Finite Difference Time-Domain )法などの電
磁界解析の手段をとり、それぞれの計算手法に対応した
モデルを作成する。
する場合を例に、モデルの作成手順を説明する。図3に
示した様な等価回路モデルは基本的に既に報告されてい
る手法、例えば、IEEE TRANSACTION ON COMPONENT, PAC
KAGING AND MANUFACTUERINGTECHNOLOGY. PART B. VOL.1
8, NO.4, pp.628-639, NOVEMBER 1995 に記載の技術を
用いることができる。
チャートである図4を参照しつつ説明する。先ず、解析
対象とする基板のレイアウト構造から電源とグランドの
両プレーン間の距離d、基板を構成する誘電体の比誘電
率εr 、プレーを構成する材料の抵抗率ρ、解析する周
波数帯域の上限周波数を入力する(ステップ201)。
現在、CISPR(国際無線障害特別委員会)で制定さ
れている不要電磁波放射規格に定められた周波数上限は
1000MHzであることから、現段階では同周波数を上
限周波数として設定する。
体を図5に示す様に、一辺がlの正方形で分割した容量
セルと、図6に示す様な誘電セルとに分割する(ステッ
プ202)。誘電セルは容量セルと寸法が等しく半セル
ずれて配置される。誘電セルはX軸方向に流れる電流に
対応するX軸セルと、Y軸方向に流れる電流に対応する
Yセルの二つに分けられる。長さlは上述の上限周波数
における波長の1/20以下の寸法とする。ここでは、
上限周波数1000MHzにおける波長が0.3mである
ので、l<0.015mとなる。
の1/2もしくは1/4の大きさになる。各セルにおけ
る点は図3に示した等価回路モデルの各回路及び要素の
接点(ノード)である。コンデンサ23の容量C、イン
ダクタ24のインダクタンスL、抵抗25の抵抗値Rは
図4のステップ203の式でそれぞれ表され、これらの
各式を用いて計算する(ステップ203)。これら式に
おいて、ε0 は真空中の誘電率、μ0 は真空中の透磁
率、tはプレーンの厚さである。周波数が高くなるに従
って、表皮厚さds は薄くなる。ds がプレーンの厚さ
tに比べて薄い場合には、tの代わりにds を用いる。
四辺の各点に対する容量はC/2,C/4、インダクタ
ンスと抵抗はそれぞれ2L,2Rとする。
路モデルに対して、基板のレイアウト情報により得られ
たデカップリングコンデンサの搭載位置に相当するノー
ドとグランド間に、デカップリングコンデンサとその寄
生インダクタンス、寄生抵抗で構成された直列回路を接
続して作成する(ステップ204)。
を行う際は、電源プレーン、グランドプレーンを平行線
路と見なしてたモデルを作成し、またFDTD法やモー
メント法などの電磁解析手段を用いる際には、基板の構
造データをそのまま電界計算ポイントと磁界計算ポイン
トに離散化したり、電源プレーン、グランドプレーンを
網目状に分解して各格子を電流素に区切ったモデルを作
成する。尚、基板に含まれる各素子は等価回路として表
すことが可能であるため、電源プレーン、グランドプレ
ーンの特性を等価回路で表現したモデルを用いる回路解
析による計算手法が最も都合がよい。尚、図3に示した
等価回路モデルに対し、より精度の良いモデルが存在
し、これについては後述するものとする。
ンダクタス24及び抵抗25は、電源、グランド両プレ
ーンを分割した各要素における容量成分とインダクタン
ス成分、導体損を表現している。また、コンデンサ2
6、インダクタンス27、抵抗28は図7の基板の断面
図に示すように電源、グランド両プレーンを結ぶデカッ
プリングコンデンサ31の容量、デカップリングコンデ
ンサを搭載するためのパッド32と、これらのパッドと
電源、グランド両プレーンを接続するためのビアホール
33が有するインダクタンス成分及びこれらの持つ損失
分を集中定数回路素子として表したものである。
算機能4により、この回路に関係する周波数、例えばク
ロック周波数とその整数倍の周波数を選択し、当該周波
数における電圧分布を前記にのモデルに応じた計算手法
を用いて計算する。この場合、図3の回路モデルを使用
して計算する場合を例にとり、その計算手順を図8に示
すフローチャートにより説明する。先ず、解析の対象と
する周波数を選択する(ステップ211)。一般に、プ
リント回路基板において、不要電磁波の放射はクロック
周波数の整数倍の周波数において生じるために、これら
の周波数の設定をなす。また、回路の仕様情報から上記
周波数を直接読込む機能を設けても良い。
の等価回路モデルを示す様に、電圧源215と抵抗21
6の直列回路を接続して回路全体を励振し(ステップ2
12)、そのときの各ノードにおける電圧を計算して求
める(ステップ213)。電圧の分布は解放端である基
板の四角において常に最大となる。よって、励振はこれ
らの基板の四角に相当するノードにて行うことが望まし
い(もしくは、LSI等の能動素子の搭載位置に相当す
るノードに行っても良い)。接続する電源は内部抵抗無
限大の電流源としても良い。最後に、得られた各ノード
の電圧を出力する(ステップ214)。回路モデルによ
る回路計算では、SPICE等の回路シミュレータを用
いることができる。こうして計算された電圧分布は図1
0に示すように、プリント回路基板の形状にオーバーラ
ップさせて、電圧の高い領域より9a〜9dのように段
階的に表示する。なお、図10において、白色表示領域
9aは最も電圧が高い領域、横線で示す領域9bは二番
目に電圧が高い領域、斜線で示す領域9cは三番目に電
圧が高い領域、黒色表示領域9dは最も電圧が低い領域
を示しており、他の図においても同様とする。
1が不要電磁波放射を抑制するためのプリント回路基板
の設計支援できる理由を示す。一般に、多層プリント回
路基板では電位の基準を提供するグランドプレーンとI
C、LSIなどの能動素子に電力を供給する電源プレー
ンを内層に有し、表面を含めた他の層はもっぱら、信号
の配線に割り当てられる。例えば、図11の断面図に示
すような4層のプリント回路基板34においては、表面
層である第一層37と第四層38にて部品の搭載とクロ
ック信号やデータ信号の配線を行い、内層である第二層
と第三層は層全体が前記グランドプレーンと電源プレー
ン12,13として構成される。
するパルス状の電流は電源、グランド両プレーンの間に
電源電圧変動を発生させ基板の端部まで伝搬し、基板端
部に表れた電圧により不要電磁波が放射される。こうし
たスイッチング時に発生する電源電圧変動を抑制するた
めにさまざまな電源デカップリング回路が提案されてい
る(例えば、特開平10−303568、特開平10−
184469などを参照のこと)。
これらのLSIやICなどの能動デバイスによるスイッ
チングノイズだけではなく、図11に示すような第一層
37と第四層38に設けられた配線パターン35を接続
するため、電源、グランドプ両プレーン13,12をま
たがって設けられたビアホール36によっても引き起こ
されることを見出した。さらに、この電源電圧変動、す
なわち不要電磁波放射レベルはビアホール36の位置に
依存することを明らかにした。
結果、電源プレーン13とグランドプレーン12は、両
プレーンを平板とする二次元の線路が構成されており、
定在波が発生して電圧分布が生じていること、さらには
電圧の強くなる位置すなわち電圧定在波の山となる付近
にビアホールがある場合に大きな電源電圧変動が発生す
ることが明らかになった。例えば、図12は発振器とI
Cで構成された回路を有する4層基板41(a),
(b)の断面を示した図である。いずれの基板とも層間
配線がなされており、(a)の基板では中央付近におい
て層間配線用のビアホール42が配置されており、
(b)に示す基板では基板端部に近い位置に層間配線の
ビアホール42が配置されている。
ンで構成された線路の共振周波数(この場合474MH
z)で基板の長さに沿った電源プレーン13とグランド
プレーン12間の電圧分布を求めたところ、図13
(a),(b)に示すような分布が得られた。縦軸は電
圧を対数で表示してある。いずれの基板も基板両端で強
く、中心よりやや右側の位置において低い電圧分布とな
るが、電圧の高い位置にビアホール42を有する(b)
の基板の方が電圧の低い位置にビアホール42を有する
(a)の基板よりも電源、グランド両プレーン間に誘起
される電圧は高くなり、それだけ不要電磁波放射量も増
大する。
プは層間配線のビアホールの位置を決める際に有効な情
報を与えることがわかる。電圧の高い順番に段階的にレ
ベルの幅を規定し、それぞれのレベルに応じて、ビア
ホールの配置を禁止する領域9a、ビアホールの配置
を極力避ける領域9b、必要によってはビアホールを
配置してもよい領域9c、ビアホールを配置しても支
障のない領域9dなどにクラス分けすることにより、層
間ビアホールの配置に関し、プリント回路レイアウトの
設計が支援できる。
ント回路基板47のレイアウトの一部を示した図であ
る。回路レイアウトの制約上、やむをえず電圧レベルの
高い領域(例えば、図10の9aに示す領域)に、第1
層の配線43aと第4層の配線43bを接続する層間配
線ビアホール42を設ける必要が生じた場合、同ビアホ
ールの近傍の電源、グランド両プレーン間に適当な容量
のコンデンサ45の搭載を指示を出す機能を追加する。
これにより、同ビアホール42に起因して増加する不要
電磁波放射を抑制するための設計支援が可能となる。こ
の際のコンデンサ45の容量Cは、コンデンサの搭載に
必要なパッドや同コンデンサとグランドプレーン、電源
プレーンを接続するためのビアホールの有する寄生のイ
ンダクタンスLとで構成された直列共振周波数が考慮す
る周波数と等しくなる値を目安とすることにより、抑制
効果は増加する。
ンピーダンス特性も位置に依存して変化する。前述の電
圧レベルの高いところでは複素インピーダンスの絶対値
は高く、電圧の低いところでは複素インピーダンスの絶
対値は低くい。従って、電圧分布の代わりに複素インピ
ーダンス分布を計算し、その絶対値を表示するようにし
てもよい。
計支援装置のみならず、いくつかの応用が考えられる。
図15はプリント回路基板設計支援装置1にクロック信
号やデータ信号などの信号配線レイアウトの情報を入力
する機能52と、入力された信号配線情報のうち電源、
グランド両プレーンをまたぐ層間配線ビアホールを抽出
する機能53と、抽出されたビアホールの位置と計算に
より得られた電源、グランド両プレーン間の電圧分布図
を一致させ、もしくは表示する機能54と電圧の高い領
域に位置するビアホールには警告を発生する機能55を
追加したプリント回路基板設計支援装置51である。
の電圧分布上に、入力された信号配線レイアウト情報か
ら層間配線ビアホール抽出機能53により抽出された層
間配線ビアホール57、58をプロットした図である。
電源、グランド両プレーン間の電圧の比較的低い59
c、59dの領域にあるビアホール57はそのままで、
電圧の高い59a、59bの領域にあるビアホール58
にのみ警告を発生することにより、不要電磁波放射の要
因となる層間ビアホールをその設計段階から把握するこ
とができる。
基板設計支援装置51において警告の対象となったビア
ホールの位置を電圧の低い領域を探し、その領域を指示
する機能、もしくは自動的に移動するよう回路基板レイ
アウト設計装置に指示する機能を追加することにより、
設計者の負担が低減できる。なお、信号配線レイアウト
の情報を入力する機能52はプリント回路基板レイアウ
ト入力機能2に盛り込んでもよい。
プリント回路配線基板設計支援装置61を示すブロック
図である。グランドプレーン構造、電源プレーン構造、
LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリングコン
デンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイアウト
情報を入力する機能62と、入力された情報を用いて電
源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するための
モデルを生成する機能63と、特定の周波数を選択し、
当該周波数において電源、グランド両プレーンのx,y
方向(図2参照)の電流分布を計算する機能64と、得
られた電流分布をx,y方向の別にプリント回路基板の
形状に従って二次元的な電流レベルマップとして表す機
能65と、これらの結果を記録保存する機能66とによ
り構成される。
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置情報より、電源プレーン、グラン
ドプレーンを平板線路とみなすモデルが作製できるのは
本発明の第一の実施の形態で述べた通りである。機能6
4では、この回路に関係する周波数、例えば、クロック
周波数とその整数倍の周波数において、電流分布の計算
を行う。この場合における電流分布の計算手法につい
て、図3に示した回路モデルを用いて計算する場合につ
き、図19のフローチャートを参照して説明する。
る(ステップ221)。一般に、プリント回路基板にお
いて不要電磁波の放射はクロック周波数の整数倍の周波
数において強い放射を生じるために、これらの周波数を
設定する。また、回路の仕様情報から上記周波数を直截
に設定しても良い。次に、これら周波数において、図9
の等価回路に示した様に、電圧源215と抵抗216の
直列回路を接続して回路を励振し(ステップ222)、
そのときの各抵抗もしくはインダクタンスに流れる電流
を計算して求める(ステップ223)。電圧の分布は解
放端である基板の四角において常に最大となる。よっ
て、励振はこれら基板の四角に相当するノードにて行う
ことが望ましい。接続する電源は内部抵抗無限大の電流
源としても良い。
力する(ステップ224)。回路モデルの回路計算で
は、SPICEなどの回路シミュレータを用いることが
できる。当該機能64で計算された電流分布を図20に
示す様に、x,yの方向別に電流の強い領域より段階的
に表示する。
するためのプリント回路基板の設計を支援できる理由を
示す。先にも述べたように、通常、多層プリント回路基
板においてはグランドプレーンと電源プレーンは基板の
内層におかれる。さらに層数の多い基板では、これら電
源、グランドの両プレーンに挟まれた層を信号の配線に
割り当てる場合がある。例えば、6層のプリント回路基
板においては、図21にその断面を示すように第二層を
グランドプレーン72、第五層を電源プレーン73とし
て、表面層である第一層74aと第六層74bの他に電
源、グランドの両プレーンで挟まれた第三層75a、第
四層75bにクロック信号やデータ信号のための信号線
を配線する。電源とグランドの両プレーン72,73間
には前記の電源電圧変動とともに、電流が流れて電流定
在波が生じる。
り欠いた斜視図である。上記電源とグランドの両プレー
ンを流れる電流はx方向成分76xとy方向成分76y
に分けて考えることができる。x軸方向の電流が強い領
域において内層75にx軸方向の配線77が存在する場
合、信号配線に流れる電流からの誘導により両プレーン
間に強い電流が発生し、大きな電源電圧変動が生じる。
この電源電圧変動はレベルの高い不要電磁波を発生させ
る要因となる。y方向の電流成分においても同様であ
る。
は、電源、グランド両プレーン内の配線レイアウトを決
める際に有効な情報を与える。図20に示すように各方
向毎に電流レベルの高い順番に何段階かのレベルを規定
し、それぞれのレベルに応じて電源、グランド両プレー
ンで挟まれた層上に、同方向の配線の設置を不可とす
る領域69a、極力避ける領域69b、必要によっ
て配線してもよい領域69c、配線に支障のない領域
69dなどにクラス分けすることにより、電源、グラン
ド両プレーンで挟まれた層に信号配線をするための指針
を与えることができる。
路基板設計支援装置のみならず、いくつかの応用が考え
られる。図23はプリント回路基板設計支援装置61に
クロック信号やデータ信号などの信号配線レイアウトの
情報を入力する機能82と、入力された信号配線情報の
うち電源、グランド両プレーンに挟まれた層内の信号配
線を抽出する機能83と、抽出された内層の信号配線の
位置と計算により得られた電源、グランド両プレーン間
のx方向、y方向のそれぞれの電流分布を一致させ、も
しくは表示する機能84と電流レベルの高い領域に位置
する同一方向の内層配線には警告を発生する機能85を
追加したプリント回路基板設計支援装置81である。
x方向、y方向の別に電流強度の分布を表示させ、入力
された信号配線レイアウトの層内配線抽出機能83によ
り抽出された内層配線86をプロットした図である。電
源、グランド両プレーン間の電流が比較的少ない89
c、89dの領域にある内層配線87はそのままで、電
流が強く流れる89a、89bの領域にある内層配線8
8にのみ警告を発生させることにより、不要電磁波放射
の要因となる内層配線をその設計段階から把握すること
ができる。
1において警告の対象となった内層配線の位置をその方
向において流れる電流の少ない領域を探し、その領域を
指示する機能、もしくは自動的に移動するよう回路基板
レイアウト設計装置に指示する機能を追加することによ
り、設計者の負担を低減できる。なお、信号配線レイア
ウトの情報を入力する機能82はプリント回路基板レイ
アウト入力機能62に盛り込んでもよい。
すような0.26m×0.26mの四層プリント回路基
板の電源、グランド両プレーンで構成された系の透過特
性を計算した。その結果を実測値と共に図26に示す。
図中、実線は実測値、破線は計算値を示す。ピークを取
る周波数において透過レベルに5〜10dBの差異が見
られた。この結果を詳細に検討した結果、発明者等は、
この原因が、計算に用いたモデル22がプレーンの導電
損のみを考慮したものであり、基板を構成する誘電材の
誘電損失の影響を無視しているためであることを見出し
た。
響を考慮した計算モデル231を構築し、計算を行っ
た。誘電損失の効果は抵抗232として盛り込んだ。こ
の抵抗232の抵抗値は誘電体の損失を現す誘電正接ta
n δを用いて、 Rd =d/(2πfε0 εr l2 tan δ) なる式により計算して求める。ここで、lはセルの一辺
の長さ、dは電源、グランド両プレーン間の距離、ε0
は真空中ん誘電率、εr は誘電材料の比誘電率、πは円
周率、fは周波数である。
は周波数に依存して変化する。計算の結果を実験値と共
に図28に示す。計算では、簡単のため、全周波数帯に
おいて誘電損失232に300MHzにおける値を用いて
いる。透過レベルは実測の結果とよく一致しており、実
際の特性を表現するためには本モデル231が優れてい
ることが分かる。高周波での差異は誘電損失232に周
波数特性を持たせなかったことに起因しており、周波数
特性を考慮することで、より正確な計算が可能となる。
波の放射による放射損失の影響を抵抗234により表現
した計算モデル233である。電源プレーン、グランド
プーンからの放射は主に、その端部において生じること
から放射抵抗234は端部に挿入する。また、放射抵抗
の値は構造が極めて類似した短形マイクロストップアン
テナの放射抵抗値を参照して定める(例えば、羽石他
著、「小型、平面アンテナ」電子情報通信学会P12
8,1996年参照)。特に、高周波では放射抵抗の影
響は大きくなり、この項を加えることでさらに精度のよ
い計算が可能となる。
ント回路基板の設計段階から不要電磁波放射抑制施策を
盛り込むことができ、また、従来の基板の設計手法、構
造を維持しつつ基板レイアウトの最適化を図ることによ
り不要電磁波の放射を抑制し得るという効果がある。
板設計支援装置のブロック図である。
された電源系の計算モデルである。
1の動作手順を示すフローチャートである。
表記した図である。
表記した図である。
4層基板の断面図である。
の計算手順を示すフローチャートである。
手順における等価回路モデルを示す図である。
マップである。
ホール付近における4層基板の断面図である。
ールを有する4層基板の断面図である。
布を示す図である。
基板のレイアウトの一部を示した図である。
路基板設計支援装置のブロック図である。
示した図である。
移動の様子を示した図である。
回路配線基板設計支援装置のブロック図である。
能64の計算手順を示すフローチャートである。
強度分布マップである。
斜視図である。
路基板設計支援装置のブロック図である。
した図である。
プレーンの回路例である。
特性を示す図である。
ルである。
路特性を示す図である。
を考慮した等価回路モデルである。
設計方法を示す図である。
示す図である。
ある。
法を示す図である。
ータ支援設計システムを示す図である。
向、y方向成分 77 信号配線パターン 81 プリント回路基板設計支援装置 82 信号配線レイアウト情報入力機能 83 内層配線パターン抽出機能 84 電流分布/内層信号配線パターン表示機能 85 警告発生機能 86,87 内層信号配線パターン
Claims (18)
- 【請求項1】 グランドプレーン構造、電源プレーン構
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイア
ウト情報を入力する手段と、この入力情報を用いて電
源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するための
回路モデルを生成する手段と、特定の周波数を選択して
当該周波数において電源、グランド両プレーンの電圧分
布を計算する計算手段と、得られた電圧分布をプリント
回路基板の形状に従って二次元の電圧レベルマップとし
て表す表示手段と、これらの結果を記録保存する手段と
を含むことを特徴とするプリント回路基板設計支援装
置。 - 【請求項2】 前記表示手段は、前記電圧分布をプリン
ト回路基板の形状にオーバーラップさせて、電圧の高い
領域より段階的に表示することを特徴とする請求項1項
記載のプリント回路基板設計支援装置。 - 【請求項3】 前記電圧分布マップを電圧レベルの高い
順番に何段階かのレベルとして規定し、これら各レベル
に応じて電源層とグランド層をまたがって配線するビア
ホールの配置を禁止する領域から、配置しても支障のな
い領域まで段階的にクラス分けする手段を、更に含むこ
とを特徴とする請求項1または2記載のプリント回路基
板設計支援装置。 - 【請求項4】 前記計算手段は、電源プレーンとグラン
ドプレーン間の電圧分布の計算に代えて、電源プレーン
とグランドプレーン間の複素インピーダンス特性を計算
する様構成し、その絶対値を表示するようにしたことを
特徴とする請求項1記載のプリント回路基板設計支援装
置。 - 【請求項5】 前記入力情報には信号配線レイアウトの
情報を含んでおり、この入力された信号配線情報のうち
電源、グランド両プレーンをまたぐ層間配線ビアホール
を抽出する手段と、抽出されたビアホールの位置と計算
により得られた電源、グランド両プレーン間の電圧分布
図を一致させ、もしくは表示する手段と、電圧の高い領
域に位置するビアホールには警告を発生する手段とを、
更に含むことを特徴とする請求項1記載のプリント回路
基板設計支援装置。 - 【請求項6】 電圧の高い領域に電源層とグランド層を
またがって配線されたビアホールに対し、当該ビアホー
ルに近接して電源プレーンとグランドプレーン間を接続
するコンデンサの搭載指示を出す手段を、更に含むこと
を特徴とする請求項5記載のプリント回路基板設計支援
装置。 - 【請求項7】 警告の対象となったビアホールの位置を
電圧の低い領域を探し、その領域を指示し、もしくは自
動的に移動するよう回路基板レイアウト設計装置に指示
する手段を、更に含むことを特徴とする請求項6記載の
プリント回路基板設計支援装置。 - 【請求項8】 グランドプレーン構造、電源プレーン構
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイア
ウト情報を入力するステップと、この入力情報を用いて
電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するため
の回路モデルを生成するステップと、特定の周波数を選
択して当該周波数において電源、グランド両プレーンの
電圧分布を計算するステップと、得られた電圧分布をプ
リント回路基板の形状に従って二次元の電圧レベルマッ
プに表示するステップと、該電圧マップを用いて電源層
とグランド層をまたがって配線する信号配線用のビアホ
ールの配置位置を決定するステップとを含むことを特徴
とするプリント回路基板設計方法。 - 【請求項9】 グランドプレーン構造、電源プレーン構
造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリング
コンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイア
ウト情報を入力する手段と、この入力情報を用いて電
源、グランド両プレーンを流れる電流分布を計算するた
めの回路モデルを生成する手段と、特定の周波数を選択
して当該周波数において電源、グランド両プレーン上を
基板端部に平行な二方向に流れる電流の分布を計算する
手段と、得られた電流分布を各方向別にプリント回路基
板の形状に従って二次元的な電流レベルマップとして表
す手段と、これらの結果を記録保存する手段とを含むこ
とを特徴とするプリント回路基板設計支援装置。 - 【請求項10】 前記表示手段は、前記電流分布をプリ
ント回路基板の形状にオーバーラップさせて、各方向別
に電流レベルの高い領域より段階的に表示するようにし
たことを特徴とする請求項9記載のプリント回路基板設
計支援装置。 - 【請求項11】 各方向毎に得られた電流分布マップ
を、電流レベルの高い順番に何段階かのレベルとして規
定し、各レベルに応じて電源、グランド両プレーンで挟
まれた層に同方向の配線の設置を禁止する領域から、配
線を設置に支障のない領域までの段階的にクラス分けす
る手段を、更に含むことを特徴とする請求項9記載のプ
リント回路基板設計支援装置。 - 【請求項12】 前記入力情報は信号配線レイアウトの
情報を含んでおり、この入力された信号配線情報のうち
電源、グランド両プレーンに挟まれた層内の信号配線を
抽出する手段と、抽出された内層の信号配線の位置と計
算により得られた電源、グランド両プレーン間の各方向
の電流分布図を一致させ、もしくは表示する手段と、電
流の高い領域に位置する同一方向の内層配線には警告を
発生する手段とを、更に含むことを特徴とする請求項9
記載のプリント回路基板設計支援装置。 - 【請求項13】 警告の対象となった内層配線の位置を
電源、グランド両プレーンを流れる電流レベルの低い領
域を探し、その領域を指示し、もしくは前記配線が電流
レベルの低い領域に自動的に移動するよう回路基板レイ
アウト設計装置に指示する手段を、更に含むことを特徴
とする請求項12記載のプリント回路基板設計支援装
置。 - 【請求項14】 グランドプレーン構造、電源プレーン
構造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリン
グコンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイ
アウト情報を入力スルステップと、この入力情報を用い
て電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するた
めの回路モデルを生成するステップと、特定の周波数を
選択して当該周波数において電源、グランド両プレーン
の基板端部に平行な二方向の電流分布を計算するステッ
プと、得られた電流分布を各方向別にプリント回路基板
の形状に従って二次元的な電流レベルマップとして表す
るステップと、該電流レベルマップにより、電源、グラ
ンド両プレーンに挟まれた内層配線の位置を決定するス
テップとを含むことを特徴とするプリント回路基板設計
方法。 - 【請求項15】 グランドプレーン構造、電源プレーン
構造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリン
グコンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイ
アウト情報を入力するステップと、この入力情報を用い
て電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するた
めの回路モデルを生成するステップと、特定の周波数を
選択して当該周波数において電源、グランド両プレーン
の電圧分布を計算するステップと、得られた電圧分布を
プリント回路基板の形状に従って二次元の電圧レベルマ
ップに表示するステップと、該電圧マップを用いて電源
層とグランド層をまたがって配線する信号配線用のビア
ホールの配置位置を決定するステップとを含むプリント
回路基板設計方法の制御プログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項16】 グランドプレーン構造、電源プレーン
構造、LSI、ICなどの能動デバイスとデカップリン
グコンデンサの搭載位置などのプリント回路基板のレイ
アウト情報を入力スルステップと、この入力情報を用い
て電源、グランド両プレーン間の電圧分布を計算するた
めの回路モデルを生成するステップと、特定の周波数を
選択して当該周波数において電源、グランド両プレーン
の基板端部に平行な二方向の電流分布を計算するステッ
プと、得られた電流分布を各方向別にプリント回路基板
の形状に従って二次元的な電流レベルマップとして表す
るステップと、該電流レベルマップにより、電源、グラ
ンド両プレーンに挟まれた内層配線の位置を決定するス
テップとを含むプリント回路基板設計方法の制御プログ
ラムを記録した記録媒体。 - 【請求項17】 プリント回路基板の設計支援において
使用され、電源及びグランドの両プレーン間の電圧分
布、電流分布、複素インピーダンスを計算するために、
前記両プレーンを、コンデンサとコイルとプレーンにお
ける導電抵抗とにより表現した等価回路モデルであっ
て、回路基板を構成する誘電体の誘電損による抵抗を前
記コンデンサと並列に設けたこを特徴とする等価回路モ
デル。 - 【請求項18】 前記両プレーンからの電磁波の放射損
失による抵抗を、当該モデルの周辺に設けたことを特徴
とする請求項17記載の等価回路モデル。
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