JP2001129731A - 組立ライン制御システム - Google Patents

組立ライン制御システム

Info

Publication number
JP2001129731A
JP2001129731A JP2000236246A JP2000236246A JP2001129731A JP 2001129731 A JP2001129731 A JP 2001129731A JP 2000236246 A JP2000236246 A JP 2000236246A JP 2000236246 A JP2000236246 A JP 2000236246A JP 2001129731 A JP2001129731 A JP 2001129731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
vehicle
lot
lane
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000236246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4243009B2 (ja
Inventor
Rick Madden
リック・マッデン
Jeff French
ジェフ・フレンチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Canada Inc
Original Assignee
Honda Canada Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Canada Inc filed Critical Honda Canada Inc
Publication of JP2001129731A publication Critical patent/JP2001129731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4243009B2 publication Critical patent/JP4243009B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41815Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by the cooperation between machine tools, manipulators and conveyor or other workpiece supply system, workcell
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/4183Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by data acquisition, e.g. workpiece identification
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31274Convey products, move equipment according to production plan in memory
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32266Priority orders
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立ライン制御システム、特に自動車組立ラ
インの保管・ロット制御システムを提供する。 【解決手段】 組立ライン制御システム、より具体的に
は、車両組立ラインの保管・ロット制御システムが開示
されている。製造組立ラインに通信ネットワークが重ね
られる。この組立ラインは、いくつかのリーダと処理ス
テーションを組込んで、リーダと処理ステーションのす
ぐ近くを通過する車両のID、および車両のビルド・イ
ンストラクション、ステータス、位置、条件、欠陥と修
理の履歴などを決定し、確認する。この情報は、コンピ
ュータデータベースに格納される。これらの車両、在庫
ステータス、生産スケジュールなどに関して格納された
情報に基づいて、製造プロセスを通る車両のルーティン
グが決定され、実施される。この組立ラインは、様々な
保管ループや転換レーンを取入れて、同様なビルド・イ
ンストラクションを有する多数の車両の構成要素を互い
に接触させる可能性を高めていることから、部品交換の
可能性が少なくなり、生産スケジュールが満たされ、部
品不足に対処されるなどする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立ライン制御シ
ステムに関し、特に、車両組立ラインの保管・ロット制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組立ライン、特に車両組立ライン
では、車両などの一部完成したアセンブリ(組立体)の
連続送りは、一般に多数の組立ステーションを通過す
る。各アセンブリ、あるいは場合により車両は、一般
に、特定の組立と関係のあるインストラクションすなわ
ちビルドシートをゆうしている。ビルドシートは、実行
する必要のある処理に関するインストラクションと、ア
センブリを搬送すべき場所を含む。ビルドシートは、一
般に、特定の車両用のコンピュータ記録をプリントアウ
トしたものであり、直接または間接に、車両に付けられ
る。さらに、車両には、組立シートも結び付けられてい
る。組立シートは、この組立シートを結び付けた特定の
車両向けに取付ける必要のある様々な部品または構成部
品を特定する。その結果、組立シートは、取付けられる
部品を特定し、またビルドシートには、組立シート上で
特定される部品を組立てるときに、どこに、どのような
処理を使用すべきであるかというインストラクションが
記載されている。
【0003】最近、車両産業は、2つの異種の製造技
法、すなわちジャストインタイム(JIT)生産と大量
受注生産をかかえてきた。
【0004】JIT生産は、在庫、それゆえコストを減
らそうとして、製造工場、「ライン側」(すなわち、部
品を、アセンブリ上/アセンブリ内に取付けできるよう
にする製造組立ラインに物理的にもっとも近い場所)へ
の部品供給を総合調整することになる。技術的に公知の
ものとして、JIT生産は、メーカから、同一の部品、
構成部品、またはアセンブリの数回の出荷を必要とする
場合がある(これは、例えば、組立メーカの別の工場、
同一の製造工場内の別の組立ライン、あるいはHond
a(商標)のような大車両メーカに対するTierIメ
ーカなどの別の、または外部のメーカである)。これら
の部品の出荷は、製造障害または引渡し障害のために、
製造工場への到着が遅れる場合がしばしばある。このよ
うな遅れと、関連する在庫が少ないという問題の結果、
ただ1日の出荷の遅れ、もしくはただ1回の部品出荷の
遅れが、工場製造・生産スケジュールに激しい影響を与
えるのは珍しいことではない。
【0005】大量受注生産とは、同一のプラットフォー
ムまたは基本車両シャシを有する同一の組立ライン上
で、Honda(商標) Civic(商標)などの同
一車両ブランドの多数のバリエーションを製作するプロ
セスを表わす多くの語の1つである。さらに、別の車両
と同じプラットフォームを共用するが、ただし、著しく
異なるビルドシートとインストラクションを必要とする
他の別々の車両ブランド(例えば、Acura(商標)
1.6EL(商標))は、製造コストを減らすために、
Honda(商標) Civic(商標)と同一のアセ
ンブリ上でも製造される。大量受注生産の結果として、
単一のプラットフォームが、いくつかの異なる車両ブラ
ンドの間で、何千ものバリエーションを生むのは、珍し
いことではない。これらのバリエーションには、ビルド
シートのインストラクションを果たすために、対応する
数の異なる部品を、組立ラインで使えるようにすること
が必要である。「parts(部品)」という語は、固
定されるか、付けられるか、またはそれ以外に、製造さ
れる特定の車両に強い影響を与える任意タイプの構成部
品を含めるのに、きわめて一般的に使用されることに留
意されたい。「part(要素)」という語は、例え
ば、フリュイド、塗料のタイプ、塗料の色、ハンドルの
サイズ、排気システム、エンジンのサイズと形態、トラ
ンスミッション、ドアの数、シートの選択(1つまたは
複数)などを含む場合がある。
【0006】JITと大量受注生産を同時に受入れるに
は、一般に、多数の部品を、単一の作業ステーション
(例えば、音響システム(ラジオ)設置ステーション)
に使えるようにすることが必要である。とはいえ、ライ
ン側のスペースの物理的制限のために、部品切換の回数
を制限する多数の製造法が試みられてきた。すなわち、
部品切換は、経済的な音響システムなどの一組の部品を
ライン側から除去して、グレードアップした(または豪
華な)音響システムなどの別の組の部品を、ライン側で
取替える。切換えの回数を制限するために、類似する形
態を有する類似する車両ブランドは、従来的には、ロッ
トまたはグループ単位で製造される予定である。すなわ
ち、同様な車両ブランドを有し、かつ、同様なやり方で
顧客が「オプションを付けた」か、あるいは構成した車
両を分類する生産スケジュールが作成され、実施され
る。このようにして、ライン側において、特定ロットの
車両を製造するのに必要な異なる部品の数が著しく減ら
される。にもかかわらず、ロットごとに切換えがあると
きはいつでも、ライン側の部品を交換して、次の車両ロ
ット用のビルド・インストラクションを受入れなければ
ならない。例えば、特定のステーションが、第1のロッ
トの最後の車両で、その作業を完了し、第2のロットの
第1の車両で作業を開始しようとしたときに、このステ
ーションのすぐ近くにあるライン側部品を、一般に変更
して、車両ロットの切換えを受入れなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両が検査で不合格と
なって、修理しなければならないとき、あるいは、部品
不足またはビルド変更を実施しなければならないときは
いつでも、上述の組立ラインおよび方法の障害に遭遇す
ることが多い。技術的に公知であるように、一部完成し
た車両または車両アセンブリは、一般に、製造中に、1
つまたは複数の地点で検査されて、欠陥を特定する。こ
のような検査の結果、検査で不合格となった車両アセン
ブリは、一般に、組立ラインから除去されて、その欠陥
が修理される。次に、修理済み車両は、車両組立ライン
に再び入れられる。様々な検査、組立ラインからの除
去、修理、再挿入の結果、車両ロットの構成要素は、一
般に「ごた混ぜ」されてしまう。すなわち、修理済み車
両は、修理済み車両のものとはきわめて異なるビルド・
インストラクションを用いて、組立ライン上の使える位
置にて、別の車両ロットの中央に入れられる。その結
果、部品は、修理済み車両の組立が、修理済み車両のビ
ルド・インストラクションに基づいて達成されるよう
に、残りの作業ステーション(すなわち、挿入点の下流
側の作業ステーション)のライン側で、使えるようにし
なければならない。これにより、しばしば、組立ライン
は、減速するか、または停止して、部品制御システム
が、適正な部品および構成部品を、この修理済み車両に
直面する様々な作業ステーションに供給するようにして
いる。さらに、塗料の色やタイプなどのいくつかのpa
rt(要素)は、前の塗料の色やタイプから塗装システ
ムを洗浄する必要があるために、著しい遅れを必要とす
る場合がある。例えば、白色に塗装される予定の修理済
み車両を、赤色に塗装される車両ロットに入れる場合に
は、塗装システム(塗装ライン、塗装室、ノズルなど)
は、修理済みの白塗り予定の車両を塗装する前に、いか
なる残留赤色塗料も洗浄して落とさなければならない。
このような洗浄処理は、まったく時間浪費である。
【0008】部品不足から、従来の組立ラインにおいて
別の障害に直面する。万一、JIT引渡しシステムに何
か障害(これは、前述の通り、部品のただ1回の出荷の
遅れから発生する場合もある)があれば、特定のビルド
・インストラクションを実行する能力に激しい影響を与
える場合がある。このことから、部品が、工場に搬送さ
れ、最後にはライン側に搬送されるまで、ラインが停止
するか、あるいは、組立ラインから車両が移される。
【0009】所要のビルド・インストラクションの変更
から、従来の組立ラインにおいて、さらに別の障害に直
面する。例えば、特定タイプの車両用の生産目標が満た
されていない場合には、生産ライン上の車両ロットの順
序を変更することが望ましいことがある。生産目標が満
たされていない場合には、代わりの処置は、できれば、
個々の車両のビルド・インストラクションを変更するこ
とになろう。
【0010】特定の部品または構成部品を取替えている
ときには、従来の組立ラインで、さらなる障害に直面す
る(不足、メーカの取替え、車両または部品の仕様の変
更など)。この場合には、組立に関する車両のビルド・
インストラクションを変更する必要があることもある。
しかしながら、従来の組立ラインと、紙ベースのビルド
・インストラクションでは、この処理は、適時に、エラ
ーを受ける。
【0011】それゆえに、これらの欠点を処理する組立
システムが望ましい。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一面により、複
数のアセンブリを製作する方法が提供され、前記方法
は、前記複数のアセンブリからアセンブリロットを形成
する工程;前記アセンブリロットを、第1の場所から第
2の場所に移す工程;各アセンブリが前記第1の場所と
第2の場所との間で移動するときに、前記ロットのうち
の第1のロットの各アセンブリの位置を追跡する工程;
前記第1のロットの或るアセンブリが、前記第1のロッ
トの切離されたアセンブリであり、これは、前記第1の
ロットの別のアセンブリから切離されたアセンブリであ
ると判定する工程;代替経路に沿って、前記複数のアセ
ンブリの少なくとも1つを送って、前記切離されたアセ
ンブリが、前記第1のロットの別のアセンブリと再結合
するようにしている工程、を含む。
【0013】本発明の他の面により、第1の場所と第2
の場所との間で、製造プロセスを通じてアセンブリを送
る方法が提供され、前記方法は、(a)前記アセンブリ
の製造優先順位を決定する工程、(b)前記製造優先順
位の前記決定に基づいて、ルーティングパスを決定する
工程、(c)前記ルーティングパスにより、前記アセン
ブリを送る工程、を含む。
【0014】本発明の他の面により、アセンブリを第1
の地点から第2の地点に移す複数のコンベヤ;前記複数
のコンベヤを相互連結して、前記第1の地点から前記第
2の地点への複数の経路を形成する複数の切換え地点;
前記複数の切換え地点と前記複数のコンベヤを制御し
て、前記第1の地点と第2の地点との間に位置付けられ
た第2のアセンブリを迂回する経路に沿って、第1のア
センブリを、前記第1の地点から前記第2の地点に移す
コントローラ 、を備えた組立ラインが提供される。
【0015】本発明の他の面により、すぐ近くに位置付
けられた第1のアセンブリグループの構成要素である第
1のアセンブリを有する第1のステーション;すぐ近く
に位置付けられた第2のアセンブリグループの構成要素
である第2のアセンブリを有する第2のステーション
(前記第1のステーションの下流側にある);すぐ近く
に位置付けられた前記第1のアセンブリグループの構成
要素である第3のアセンブリを有する第3のステーショ
ン(前記第1と第2のステーションの下流側にある);
前記第1のアセンブリを、前記第1のステーションか
ら、前記第2のアセンブリと前記第2のステーションを
迂回して、前記第3のステーションに移すようにしたル
ータ、を備えた組立ラインが提供される。
【0016】本発明の他の面により、製造ライン上でア
センブリを製造する方法が提供され、前記方法は、前記
製造ライン上で第2のアセンブリに先行する第1のアセ
ンブリの製造優先順位を決定する工程;前記第2のアセ
ンブリの製造優先順位を決定する工程;前記第2のアセ
ンブリの前記製造優先順位が、前記第1のアセンブリの
前記製造優先順位よりも高い場合には、前記第2のアセ
ンブリが、前記製造ライン上で前記第1のアセンブリに
先行するように、前記第1のアセンブリと第2のアセン
ブリの順序を付け直す工程、を含む。
【0017】本発明の他の面により、複数の組立レーン
を備えた組立プロセスを通じて、アセンブリを送るシス
テムが提供され、前記システムは、前記アセンブリに固
有のアセンブリ識別子を含む信号を、アセンブリ識別子
から受取り、前記組立プロセスにおいて、前記アセンブ
リの現在位置を示す信号を受取り、前記アセンブリの現
在製造優先順位に関する信号を受取る受信機;前記受信
機の出力に応じて、前記アセンブリ用の現在ルートを決
定するプロセッサ;前記プロセッサの出力に応じて、前
記ルートを、前記複数の組立レーンに示す信号を送る送
信機、を備えている。
【0018】本発明の他の面により、プロセッサにロー
ドされるときに、前記プロセッサを、前記アセンブリに
固有のアセンブリ識別子を含む信号を、アセンブリ識別
子から受取り、前記組立プロセスにおいて、前記アセン
ブリの現在位置に関する信号を受取り、前記アセンブリ
の現在製造優先順位に関する信号を受取り、前記受取ら
れた信号に応じて、前記アセンブリ用の現在ルートを決
定し、前記現在ルートを示す信号を複数の組立レーンに
送るようにしたコンピュータソフトウェア媒体が提供さ
れる。
【0019】本発明の他の面により、組立プロセスにお
いて、第1と第2のアセンブリを製造する方法が提供さ
れ、前記方法は、前記組立プロセスを通じて、前記第1
と第2のアセンブリを追跡する工程;前記第1のアセン
ブリの製造優先順位を決定する工程;前記第2のアセン
ブリの製造優先順位を決定する工程;前記第2のアセン
ブリの優先順位が、前記第1のアセンブリの優先順位よ
りも高い場合には、前記組立プロセスにおいて、前記第
1のアセンブリの下流側に前記第2のアセンブリを位置
付ける工程、を含む。
【0020】本発明の他の面により、複数のアセンブリ
を製造するシステムが提供され、前記システムは、前記
アセンブリを第1の位置から第2の位置へ移す、複数の
経路を前記第1の位置と第2の位置との間に置いたコン
ベヤシステム;前記複数のアセンブリをロットに割当て
るようにし、また各構成要素が、前記第1の場所と第2
の場所との間で移るときに前記ロットのうちの第1のロ
ットの各構成要素の位置を追跡するようにし、さらに、
前記第1のロットのアセンブリが、前記第1のロットか
ら、いつ切離されるか決定するようにしたコンピュータ
であって、前記コンベヤシステムの代替経路に沿って前
記複数のアセンブリの少なくとも1つを送って、そのロ
ットから切離された或るアセンブリが、そのロットと再
結合して、前記第1のロットの前記他のアセンブリとと
もに連続した1グループを形成できるようにしたコンピ
ュータ、を備える。
【0021】
【発明の実施の形態】本明細書の残り部分を通じて以下
の用語が使用される。これらの用語の意味は以下のとお
り定義される。PBS 塗装車体保管−要素100A
として図1Aに示される。この用語は、塗装済みの一部
完成車両用の一領域をさす。ここに述べる実施例では、
PBS領域はABS領域よりも下位の段階に置かれる。
ABS 組立車体保管−要素100Bとして図1Bに
示される。このABS領域は、ここに述べられる実施例
において、PBS領域よりも上位に位置付けられ、PB
S領域と「最終組立(AF)」領域から、一部完成車両
を受取り、車両のステータス(状態)及び条件に応じ
て、これらの車両を「最終組立(AF)」領域とPBS
領域に移す。PBSステータス 車両は、PASS
(合格)かFAIL(不合格)のいずれかにセットされ
た関連PBSステータス標識を有している。合格PBS
ステータスは、特定の車両が、様々な品質基準を満たし
ており、次に、最終組立に移せることを示している。不
合格PBSステータスは、車両が、「最終組立」の前に
修理する必要のある欠陥があることを示している。特定
車両用のPBSステータス標識は、任意の検査領域およ
び/または修理領域(図2(*「図1B」の誤り)の1
48、150、154の領域)で変更できる。この検査
領域は、様々な検査を行う。これらの試験のどれか1つ
が不合格であると、車両のPBSステータスがFAIL
に変更される場合がある。品質検査がまったく不合格に
ならなかったか、または、示された欠陥がすべて修理さ
れた車両は、PBSステータスがPASSにセットされ
るであろう。PBSステータス標識は、製造ネットワー
ク200のデータベース208(図2)に格納される。
生産ステータス 各車両は、対応する「生産ステータ
ス」標識を有している。「生産ステータス」標識は、S
CRAP(スクラップ)、HOLD(保留)、またはR
ELEASED(解放される)の1つにセットできる。
SCRAPの「生産ステータス」を有する車両は、大き
な欠陥が示されたことと、車両がスクラップされるべき
ことを示している。HOLDの「生産ステータス」標識
は、少なくとも一時的に、製造プロセスを継続すべきで
ないことを表わしている。車両は、一時保管レーン(例
えば、図1のレーン110)にオフラインまたはオンラ
インで保管される。RELEASED「生産ステータ
ス」は、車両が、製造プロセスの次の段階に進めること
を示している。この生産ステータスは、組立プロセスを
通じて更新できる。「生産ステータス」標識は、製造ネ
ットワーク200のデータベース208(図2)に格納
される。この生産ステータスは、SCRAPの場合に、
任意の車両検査領域でセットできる。HOLDまたはR
ELEASEDの「生産ステータス」は、車両の生産目
標、実際の車両生産統計、車両のロット(またはグルー
プ)内の他の車両の場所に応じて、製造ネットワーク2
00(図2)で決定される。この「生産ステータス」標
識はまた、製造ネットワーク200のデータベース20
8(図2)にも格納される。AF 最終組立。AF領
域は、塗装した車体上または車体中に、例えば、計器
盤、サスペンション・サブアセンブリ、ガラス、ドア、
エンジン/トランスミッション・アセンブリなどの様々
な構成部品を取付ける。ロット条件 各車両は、ロッ
ト(またはグループ)と関連し、またロット(またはグ
ループ)の一構成要素である。各車両は、DELAYE
D(遅延する)、CURRENT(現在)、またはFU
TURE(将来)にセットできる関連「ロット条件」標
識(以後、「ロット条件」と互換性をもって使用され
る)を有している。特定の車両用の「ロット条件」は、
そのロットの他の構成要素の位置と、製造障害にまった
く直面していないとすれば車両があるはずの位置に関し
てセットされる。例えば、欠陥が示されているために、
そのロットの他の構成要素とは接触させない車両は、そ
のロットより遅れるであろう。すなわち、この車両は、
DELAYED(遅延した)ことになり、この車両のロ
ット条件は、適宜にセットされる。そのロットのうち製
造プロセスを受けている他の構成要素とともに、製造プ
ロセス中に車両が位置付けられる場合には、そのロット
条件は、CURRENT(現在)にセットされる。車両
が、後で処理される予定のロットの構成要素である場合
には、この車両のロット条件は、FUTURE(将来)
にセットされる。この「ロット条件」標識はまた、製造
ネットワーク200のデータベース208(図2)にも
格納される。
【0022】例えば、車両のPBSステータス、ロット
条件の標識、ロットナンバー、生産ステータスを含め、
いくつかのファクタに基づいて、車両の製造優先順位
(すなわち、組立ライン10(図1C)内の他の車両と
比較した特定車両の優先順位)を決定できる。車両の製
造優先順位に基づいて、組立ライン10を通じて、車両
が送られる。
【0023】図1Cを参照して、本発明の一面を実施す
る車両組立ライン10が例示される。一般に、車両組立
ライン10は、白塗り車体領域12、塗装領域14、保
管組立ライン100、最終組立領域16から成ってい
る。塗装されてないか、単一車体であるか、またはボデ
ィー・オン・フレーム様式の車両フレームである白塗り
車体が、白塗り車体生産領域12内で製造される。白塗
り車体生産領域12は、これらの白塗り車体を塗装領域
14に送って、そこで、様々なコーティング(例えば、
プライマー、カラーコート、金属コート、クリアコート
など)を、白塗り車体に施す。次に、これらの塗装車両
は、塗装車体保管(PBS)領域100A(図1Aに示
される)と組立車体保管領域100B(図1Bに示され
る)から成る保管組立領域100に移される。保管組立
領域100で処理された後で、車両は、最終組立領域1
6に移される。最終組立領域16では、例えば、内装、
カーペット、計器盤、シート、ドライブトレイン、フリ
ュイドなどの取付けを含め、様々な作業を行う。
【0024】組立ライン10上で生産される車両は、一
意の識別子、一般に「車両識別番号(VIN)」を少な
くとも1つ有している。上述の通りに製造される各車両
は、車両に行われる処理と、これらの処理の場所を述べ
たビルドシートと、車両に取付けられる部品を示す組立
シートを備えている。この情報は、コンピュータのデー
タベース(図2のデータベース208A、208B)に
格納される。
【0025】(顧客注文に基づいて)製造される必要の
ある車両を詳述した情報から、生産スケジュールが設定
される。この生産スケジュールは、コンピュータ(例え
ば、サーバー206)に顧客注文を入力することで決定
される。次に、コンピュータは、注文を受けた車両を製
作するのに必要な部品を決定し、部品が、これらの車両
に使えるかどうか判定し、(必要であれば)さらに多く
の部品を注文することなどを行う場合がある。コンピュ
ータのデータベースに格納されたこの情報に基づいて、
生産スケジュールを設定する。この生産スケジュール
は、同様な車両(すなわち、これらの類似したアセンブ
リとビルドシートを有する車両)をまとめて、グループ
またはロットにする。生産スケジュールにおける車両の
それぞれには、一意の識別子(例えば、VINなど)と
ロットナンバーが割当てられる。同一車両ロットの構成
要素である各車両には、同一のロットナンバーが割当て
られる。この情報は、データベースに格納される(例え
ば、図2のデータベース208)。さらに、各車両に
は、他の3つのデータ、すなわちPBSステータス標
識、ロット条件標識、生産ステータス標識(これらもす
べて、データベース208に格納される)も割当てられ
ている。上述の通り、PBSステータス標識は、PAS
SかFAILのいずれかにセットできる。下記の通り、
PBSステータスは、情報をコンピュータ端末に入力す
るか、あるいは、データベース208と通じている自動
検査装置(例えば、ロボットパネルギャップ測定装置)
によってセットされる。「ロット条件標識」は、DEL
AYED、CURRENT、またはFUTUREにセッ
トできる。ロット条件標識(以後、「ロット条件」と呼
ぶ)は、生産スケジュールに基づいて、あるいは、同一
ロット内の他の車両のステータスに基づいて、中央コン
ピュータ(例えば、図2のサーバー206)によりセッ
トできる。さらに、各車両には、生産ステータス標識
(以後、「生産ステータス」と呼ぶ)も結び付けられ
る。車両の生産ステータスの条件は、SCRAP、HO
LD、またはRELEASEDにセットできる。上記の
通り、生産ステータスは、車両が、次の製造プロセスに
進む(すなわち、RELEASED)ことができるか、
車両が、以後の生産に、一時的に使えない(すなわち、
HOLD)か、あるいは、車両が大きな欠陥を有する
(したがって、SCRAPPED(スクラップされるべ
き)かどうか示す。
【0026】一般に、図1Aと図1Bは、二段階保管組
立領域100を示している。車両は、保管組立領域10
0により、塗装領域14(図1C)からレーン142
(図1B)上に受取られる。保管領域100は、検査用
の領域を備え、できれば、受取られた車両の欠陥の修理
と、最終組立領域16(図1C)に移す前の車両の並べ
替えを行う。
【0027】保管組立領域100の目標は、塗装領域1
4(図1C)から受取られた車両を、車両の高合格率の
車両ロットを有する保管組立領域100(図1A、図1
B、図1C)を経て、最終組立領域16に移すことであ
る(すなわち、PBSステータスがPASSEDである
高合格率の車両を、保管領域100から最終組立16に
移すことになっている)。さらに、保管領域100は、
最終組立領域16に移す前に、車両の順序を並べ替え
て、同じロットナンバーを有する車両が、できれば、連
続したグループを形成するように並べられるように設計
されている。このようにして、「最終組立」領域16で
求められる部品切換の回数が減らされる。しかしなが
ら、最終組立領域16が、確実に保管組立領域100か
らの車両の不足を蒙ることがないようにするため、時
折、特定ロット内の車両を、連続的に並べられていない
最終組立領域16に移す必要があることに注意しなけれ
ばならない。
【0028】保管組立領域100内の車両の並べ替え
は、2地点間の異なるルートの数、車両を保留する能
力、様々な切換え場所で車両に与えられる優先順位、お
よび、これらの面の総合調整を有することで達成され
る。例示される通り、保管組立領域100は、複数のレ
ーンから構成されている。これらのレーン、および、車
両組立ライン10に取入れられた他のレーンは、車両
(すなわち、塗装済みの車体)を、保管組立領域100
内に運搬するために、例えばコンベヤ(例えば、オーバ
ヘッドコンベヤ、アンダーボディーコンベヤ、半自動ロ
ボット車両キャリア、手動運搬車両キャリア、もしく
は、それらに類するもの)(以後、一般に、まとめて
「コンベヤ」と呼ぶ)などの運搬機構を含む。これらの
コンベヤはそれぞれ、他のコンベヤには関係なく、動作
させる場合がある。さらに、これらの独立した運搬装置
(例えば、コンベヤ)を、同一速度で動作させる必要は
ない。実際、以下で明らかとなるように、いくつかのコ
ンベヤを、他のコンベヤよりも速い速度で動作させるこ
とが望ましい場合がある。最後に、これらのレーンを独
立して動作させると、車両がレーンに入ったり、レーン
を離れることのないようにすることが可能である。例え
ば、車両を入れさせるが、ただし、車両が離れないよう
にすれば、レーン110Eを、永久の保管領域に変換で
きよう。同様に、必要であれば(例えば、保守目的
で)、レーン110の1つを、完全に停止できよう。さ
らに、コンベヤは、下記の通り、各車両が組立ライン1
0を通ると、さらに具体的に言えば保管組立領域100
に入ると、その車両の位置を(リアルタイムで)追跡で
きるようにしている。この追跡情報は、製造ネットワー
ク200(図2)のデータベース208に格納される。
各車両が「車両識別子(VID)」134を通過する
と、車両を識別する(さらに、コンピュータデータベー
スを更新する)ことで、車両の追跡が助けられる。車両
が、VID134のすぐ近くのレーン上を通ると、VI
D134は、車両のIDを得て、この情報(例えば、V
INにより決定される場合がある)を、通信リンクを通
じて、データベース208に送る。
【0029】一般に、製造される車両は、製造プロセス
の開始から、車両をその最終目的地に引渡すときまで追
跡される。車両の追跡は、特定の車両に対して構成部品
または部品を製造した第1のプロセスから開始する。こ
の追跡は、白塗り車体生産領域12(図1)内での白塗
り車体の製造中に開始する場合がある。領域12では、
特定の車両と、その関連する一意の識別子(例えば、そ
のVIN)に関して、白塗り車体の特定部分(例えば、
白塗り車体のフロントエンジンルーム構成部品)を溶接
する構成部品が選択される。この時点以降、車両は、コ
ンベヤ216(図2)で車両を移すことで、追跡され
る。コンベヤ216は、PLC214と共同して、デー
タベース208とやり取りし、更新して、データベース
208が、組立ライン10を通ると、車両の位置に関し
て記録を保存するようにしている。VID134は、バ
ックアップと確認装置の働きをする。このような記録
を、組立ライン10内の車両の位置に関するデータベー
ス208で確実に保存できるようにするために、VID
134は、VIDの位置のすぐ近くを通ると車両を識別
し、次に、その位置をデータベース208に送って、そ
の記録を更新できるようにしている。さらに、VID1
34は、様々なレーン上に車両を載せる順番を確認する
働きもする。これは、特に、2つ以上のレーンが単一レ
ーンに車両を送る場合に、非常に役立つ。
【0030】組立ライン10での車両の位置は、直接に
(すなわち、SmartEye(商標)リーダ、バーコ
ードリーダ、または特定の車両を識別できる(例えば、
車両のVINにより)他のリーダで、SmartEye
(商標)ラベルなどの車両識別子を読取ることで)、あ
るいは間接に決定できることに留意されたい。組立ライ
ン10での車両の位置は、組立ライン10を通じて、車
両の一意の識別子(例えば、VINなど)を、コンベヤ
などの運搬装置上で移される一意の車両キャリア識別子
と結び付けることにより、間接に決定できる。車両キャ
リアは、上記の通り、例えば、オーバヘッドキャリア、
アンダーボディーキャリア、もしくは、それらに類する
ものである。車両の識別子と、車両を結び付けるキャリ
ア識別子は、車両をキャリアからキャリアへと移す場合
(また、移すとき)に、徐々に変わることがある。一意
の車両識別子とキャリア識別子との対応付けは、データ
ベース208(図2)に格納されよう。コンベヤなどの
組立ライン10のコンベヤは、コンベヤが移すキャリア
の位置に関する情報でデータベース208を更新する。
車両キャリアの位置情報は、例えばコンベヤのルートに
沿って配置されたトグルスイッチまたはバーコードリー
ダなどの複数のチェックポイントを有することで、収集
される。車両キャリアが、各チェックポイントを通る
と、信号は、コンベヤから、PLC214を経て、デー
タベース208に送られよう。車両キャリアが通るチェ
ックポイントと、データベース208が受取った前回信
号から得られた前回車両位置データに対応する前回格納
情報に基づいて、特定の車両が、特定の車両キャリアと
結び付けられるという事実により、特定コンベヤ上の車
両の位置を決定できる。代わりの一実施例では、コンベ
ヤは、トグルスイッチ情報ではなくて、他のオペレーシ
ョン情報をデータベース208に送ることができ、その
情報から、車両の位置を決定できよう。例えば、コンベ
ヤなどの運搬装置は、コンベヤの運転速度に対応する情
報をデータベース208に送れる。この情報と、最後の
更新から経過した時間に基づいて、各車両キャリアの位
置、したがって、搬送される車両の位置も決定されよ
う。
【0031】保管組立領域100のレーンは、いくつか
の切換え(または、交差)点で、互いに交差するように
配置されている。車両の総合ステータス(これは、例え
ば、そのPBSステータス、そのロット条件、および生
産ステータスを含む)に基づいて、ルーティング・イン
ストラクションを生成して、それらの切換え地点に送っ
て、決定されたルートにより、車両を運搬するようにし
ている。これらの切換え地点(図1Aと図1B上で、点
または円で示される)は、例えば、レールコンベヤ・ス
イッチ、半自動ロボット車両キャリア、レーンからレー
ンへと車両を移すロボットハンドラ、もしくは、それら
に類するものにより実施されるインストラクションであ
る。述べられた実施例において、これらの切換え地点
は、追跡車両が、切換え地点のすぐ近くの或る地点に到
達することなど、或るイベントが発生したときに、オペ
レーションを実施するコンピュータアプリケーションま
たはサブルーチンなどのコントローラ(「処理ステーシ
ョン」と呼ぶ)により制御される。これらの切換え地点
のコントローラは、切換え地点のすぐ近くのコンピュー
タで実行するコンピュータアプリケーションであるか、
あるいは、下記の通り、このコントローラは、例えばサ
ーバー206(図2)などの集中型の単一マシンであ
る。単一処理ステーションは、いくつかの切換え地点を
制御することで、車両の移動を総合調整する場合があ
る。例えば、処理ステーション108は、レーン102
から受取られた車両を総合調整して、5つのレーン(1
10A、110B、110C、110D、110Eのレ
ーン)の1つに移される。同様に、処理ステーション1
12は、110A〜110Eのレーンからレーン114
に送られようとする車両の移動を制御する。このコント
ローラは、プログラマブル・ロジック・コントローラ
(PLC)、もしくは、それに類するものに助けられ
て、直接に、または間接にレーンのコンベヤをオペレー
ションする場合がある。
【0032】一般に、コンベヤ、切換え地点、コントロ
ーラ(例えば、下記の処理ステーション)は、組立ライ
ン10を経て車両を送るルータを形成している。ルータ
は、組立ライン10と、組立ライン上の車両に関する情
報(例えば、機器の可用性、車両製造の優先順位、コン
ベヤの可用性、生産スケジュール、「最終組立」、「塗
装」などのような様々な生産領域のステータス)に基づ
いて、各個の車両用のルーティングパスを決定して、こ
れらの車両を、適宜に送る。
【0033】前述の通り、保管領域100の目標は、車
両の順序を並べ替えて、同一ロットナンバーを有する連
続した車両グループが、最終組立領域16(図1C)に
移されるようにすることである。車両のPBSステータ
ス、ロット条件、生産ステータスに基づいて、車両を、
レーン102(処理ステーション108により制御され
る)から保管レーン110の1つへ移す。同様に、車両
は、同一標識に基づいて、処理ステーション112によ
り、保管レーン110から外に移される。
【0034】一般に、保管組立領域100に送られた車
両は、検査プロセスを受け、その結果が、コンピュータ
端末を通じて、あるいは、ロボット検査装置または自動
検査装置を経て、データベース208に入力される。車
両が検査で不合格となれば、そのPBSステータス標識
が、FAILにセットされる。その結果、この車両は修
理する必要がある場合もある。さらに、車両ロットの単
一構成要素は、検査で不合格となる車両だけである可能
性がある。このような場合、不合格となった車両は修理
してから、「最終組立」領域16(図1C)に送る。さ
らに、この不合格となった車両は、修理されると、その
車両ロットの他の構成要素と再結合することが望まし
い。これは、例えば、不合格となった車両を、保管レー
ン110を通じて、検査・修理領域154内に急送する
ことで達成される。可能である場合には、必要な修理は
どんなものも実行し、不合格となった車両は、そのPB
SステータスがPASSEDに変更される。次に、修理
された車両は、最後にレーン174にすばやく移すこと
ができる。その間、修理された車両ロットの他の構成要
素は、保管レーン110に一時的に保管されるか、ある
いは、通常のやり方でレーン118に移され、最後にレ
ーン174に移されたかもしれない。ここで修理された
車両を、レーン110から外に急送すれば、この車両
は、そのロットの他の構成要素に「追いついた」可能性
がある。修理された車両が、その車両ロットの他の構成
要素と比較して、まだ後ろにあるか、すなわちDELA
YEDである場合には、その修理された車両は、転換レ
ーン180の使用により、保管組立領域100を通って
再び急送することができる。そのロットの他の構成要素
は、コンベヤ・コントローラ、処理ステーション178
により、レーン182に向けられてきたかもしれない。
このようにして、修理された車両は、レーン186まで
の(最後には、最終組立領域16への)ルートが、その
ロットの他の構成要素よりも短くなる。次に、修理され
た車両は、適切な時間に、コンピュータにレーン180
内のコンベヤを作動させることで、適切な位置に、その
ロットの他の構成要素を再結合することができる。多く
の場合に、これら2つのプロセス(保管レーン110か
らのFAILED車両の急送と、転換レーン180の使
用)のいずれかは、多数の車両を再結合して、最終組立
領域186の前に、連続したグループを形成するのに充
分であろう。
【0035】図1A及び図1Bは、本発明を実施する保
管組立ライン100を示している。図1Aでは、塗装車
体保管領域100Aは、二段階保管組立ライン100の
下位段階を示している。図1Bは、保管組立ライン10
0の上位段階(塗装検査、修理、およびABSの領域1
00B)を示している。
【0036】図1Aを参照して、部分組立車両(以後、
「車両」という語は、部分組立車両と完全組立車両を含
める目的で使用される)は、上位段階100B(図1
B)のレーン12(*「142」の誤りか?)のすぐ近
くの第2の修理・検査領域150から、レーン102上
に受取られる。レーン102は、製造ネットワーク20
0(図2−以下で詳しく説明される)とやり取りしてい
るコンベヤを含む。レーン102のコンベヤは、例え
ば、オーバヘッドコンベヤ、アンダーボディー車両コン
ベヤ、他のロボット運搬装置には無関係に方向づけるこ
とができるロボット車両運搬装置、手動運搬、もしく
は、それらに類するものである。レーン102のすぐ近
くには、処理ステーション104が位置付けられてい
る。直接に、または製造ネットワーク200を通じて、
レーン102のコンベヤと接続する処理ステーション1
04は、レーン102とレーン132上の車両の位置を
同時に決定する。処理ステーション104は、論理的に
のみ存在し得ることに留意されたい。すなわち、処理ス
テーション104と、下記の他の処理ステーションは、
物理的な場所を持たなくて、論理的にのみ存在する場合
があるか、あるいは、事実上、例えば、コンピュータサ
ーバー206、またはホストコンピュータ204(図
2)上で実行するコンピュータ・アプリケーション、ま
たはサブルーチンである場合もある。さらに、求められ
る場合に、かつ処理ステーションが論理的にのみ存在す
る場合には、それらのコンピュータアプリケーション
が、異なるコンピュータで実行されるであろう。レーン
102(または、他のレーン)のコンベヤ上の車両の位
置(これは、このデータを、データベース208に送っ
て、そのデータベース内でそのデータを更新すれば、コ
ンベヤ上の車両キャリアまたは車両自体の位置から決定
できる)に基づいて、製造ネットワーク200(図2)
は、処理ステーション104などの処理ステーションで
境界が定められた物理的場所に到達する車両が取るべき
経路を決定する。以後、下記の物理的場所と、ここに述
べられる処理ステーションのオペレーションは、或る車
両が、処理ステーションの位置で特定される物理的領域
に到達することなど、いくつかのイベントが発生したと
きに、製造ネットワークで行われるオペレーションにす
ぎない。レーン102とレーン132上の車両のステー
タスに基づいて、処理ステーション104は、オペレー
ション300(図3−以下で詳しく説明される)を実行
して、特定した車両を、レーン102かレーン132の
いずれかからレーン106に移す。
【0037】レーン106は、レーン102かレーン1
32のいずれかから受取られた車両を、保管レーン11
0A〜110E(まとめて、保管レーン110)に送
る。レーン106のすぐ近くには、処理ステーション1
08と車両識別子(VID)134Aがある。処理ステ
ーション108は、オペレーション400(図4)の実
行により、それらの車両を、レーン106からレーン1
10に送る。VID134Aは、例えばSmartEy
e(商標)か、バーコードリーダであり、或る領域に入
る特定の車両のIDを決定する。VID134Aは、特
定の車両に固有の「車両識別番号(VIN)」または他
の識別子を読取るか、または走査するために、文字、バ
ーコードまたはSmartEye(商標)のコード認
識、もしくは、それらに類するものを使用する。 車両
が、レーン102または132からVID134Aの先
へ送られると、それらの車両のIDが決定され、また、
サーバー206のデータベース208上に格納された記
録、データ、および他の情報が、製造ネットワーク20
0(図2)を使って、通信を通じて更新される。次に、
これらの車両は、保管レーン110の1つに送られる。
車両の位置はまた、コンベヤ216からPLC214を
経て受取られた位置情報で製造ネットワーク202のデ
ータベース208を絶えず更新することにより、追跡さ
れる(図2)。
【0038】保管レーン110A〜110Eは、さらな
る処理が求められるか、または得られるまで、一時的に
車両を保管する。以下でさらに詳しく説明されるよう
に、保管レーン110A〜110Eは、車両ロットを並
べ替える能力、すなわち、別のロットの車両が先行し、
かつ/または、後続する順番に並んでいない車両を戻し
て順番に並べて、車両の元の適正なロットの他の構成要
素と再結合しようとする能力を、製造システム(製造ネ
ットワーク200と協働し、かつ製造ネットワーク20
0で制御される保管組立ライン100の組合せである)
に一部提供する目的で使用される。
【0039】保管レーン110A〜110Eの先端に
は、処理ステーション112がある。処理ステーション
112は、図5のオペレーション500の実行に基づい
て(また、製造ネットワーク200と共同して)、車両
が保管レーン110A〜110Eからレーン114上に
移される順序を決定する。
【0040】レーン114は、レーン118と122に
分かれる。レーン114の先端のすぐ近く(すなわち、
もっとも下流の位置)には、処理ステーション116が
ある。レーン114に搬送された車両は、処理ステーシ
ョン116で下された決定に基づいて、レーン114か
ら、レーン118かループレーン122のいずれかに送
られる。処理ステーション116は、製造ネットワーク
200と共同して、オペレーション600(図6)の実
行と、処理ステーション116に入る車両のステータス
に基づいて、車両を搬送するレーンを決定する。
【0041】レーン118の端には、コンベヤシフタ1
20が付いており、このコンベヤシフタにより、車両
が、塗装車体保管領域100A(保管組立ライン100
の下位段階)から、ABS領域100B(保管組立ライ
ン100の上位段階)に移される。コンベヤシフタ12
0の下位段階部分のすぐ近くには、処理ステーション1
88とVID134Bがある。VID134Bは、コン
ベヤシフタ120に送られる車両のIDを決定する。処
理ステーション188は、オペレーション1200(図
12)を通じて、コンベヤシフタ120への車両の流れ
を制御する。
【0042】ループレーン122は、車両を、レーン1
14からレーン126に搬送する。レーン124からの
車両もレーン126に送られる。レーン124からの車
両は、第1の車両修理・検査領域148(図1B)を通
って、ABS領域100B(図1B)から受取られる。
レーン122のすぐ近くにVID134Cがある。VI
D134Cで収集された情報を用いて、処理ステーショ
ン136は、オペレーション700(図7−以下でさら
に詳しく説明される)の実行を通じて、製造ネットワー
ク200と共同して、車両の移動を制御し、レーン12
6に送られる車両間の衝突を確実に回避できるようにし
ている。さらに、レーン126上の各車両のID、場
所、相対的位置を決定し、サーバー206上に格納され
たデータベース208を必要に応じて更新する。
【0043】レーン126は、処理ステーション128
の所で、スプールレーン130とレーン132に分かれ
る。処理ステーション128は、製造ネットワーク20
0と共同して、オペレーション800(図8−以下でさ
らに詳しく説明される)を実行する。スプールレーン1
30は、スクラップPBSステータスを有する車両など
の車両を、保管組立ライン100から除去する目的で使
用される。
【0044】レーン132自体、2つに分かれて、一方
の部分が、レーン152に至り、また他方の部分が、転
換レーン140を経てレーン102に戻る。レーン13
2上で車両が取る経路は、オペレーション300(図3
−以下で詳しく説明される)の間、処理ステーション1
04により決定される。
【0045】図1Bを参照して、塗装検査、修理、AB
S領域100B(保管組立ライン100の上位段階)が
示されている。「上塗り塗装室(図には示されていな
い)」から移された車両は、末端レーン142で受取ら
れる。レーン142の末端のすぐ近くには、VID13
4Dがあり、このVIDは、前に説明された通り、車両
が所定の経路でVID134Dの先へ送られるときに、
個々の車両を識別する働きをする。レーン142上で、
VID134Dの下流側には、検査・修理領域148が
ある。オペレーション1500による検査領域は、後
で、さらに徹底的に説明される通り、領域148に入る
車両に関する記録にアクセスし、検査を通じて、これら
の車両のどんな欠陥も、またはどんな障害も識別する。
インラインまたはオフラインで実行される検査は、手動
で(すなわち、仲間により)、または、自動化により、
行われる場合がある。次に、特定の車両用の検査情報
は、サーバー206が中心的役割を果たすデータベース
208に送られて、格納される。次に、検査領域148
で識別された欠陥は、下流側のステーションで修理され
る場合がある。検査・修理領域148の下流側には、交
差点があり、そこで、レーン172がレーン142と合
流する。この合流点のすぐ近くには、VID134Eが
ある。(レーン158、162、170だけでなく、レ
ーン172も、手動移送レーン(すなわち、自動化され
ていないが、仲間により制御されるレーン)であり、こ
れらのレーンは、図1Bにおいて太い線で示されてい
る。ただし、望ましい場合には、レーン172、16
2、158、170は、自動化される場合がある)。さ
らに、レーン142上で、VID134Eの下流側に
は、第2の検査・修理領域150もある。前と同じよう
に、領域150は、車両が通過するたびに、いかなる欠
陥も識別し、識別された欠陥に対応するデータをコンピ
ュータサーバー206に送り、特定の車両用に識別され
た欠陥について、コンピュータサーバー206が蓄積し
た記録を入手し、可能な修理を実行し、このような修理
に対応する情報をコンピュータサーバー206に送っ
て、その記録を更新することを目的としている。修理領
域154のような修理領域150は、特定の車両用の特
定の欠陥を修理できない場合があることに留意された
い。次に、第2の検査・修理領域150を出た車両は、
最後にレーン102(図1A)に搬送される。
【0046】さらに、車両は、レーン138(図1A)
からレーン152(図1B)に車両を搬送することによ
り、保管組立ライン100のABS領域100Bでも受
取られる。レーン152は、車両を、第3の検査・修理
領域154を通って、処理ステーション188に搬送す
る。さらに、検査・修理領域154は、手動で、かつ/
または、自動化により、受取られた車両のどんな欠陥も
識別し、それらの識別された欠陥を、コンピュータサー
バー206でログし、できれば修理を行い(使用できる
時間、欠陥の性質、使えるツールなどに応じて)、いか
なる実行された修理も、コンピュータサーバー206で
記録する。レーン152上で、第3の検査・修理領域1
54の下流側には、VID134Fがある。VID13
4Fは、その位置を通って搬送された車両を識別する。
さらに、レーン152上で、VID134Fの下流側に
は、処理ステーション156がある。車両が、処理ステ
ーション156に到達するステータスに基づいて(処理
ステーション156の動作は、図9に関して、以下で説
明される)、車両は、レーン158かレーン162のい
ずれかに搬送される。最後に、レーン162は、移送レ
ーン172経由のレーン142のVID134Eのすぐ
近くの合流点で、車両をレーン142に戻す。レーン1
58に搬送された車両は、レーン158の先端のすぐ近
くにある処理ステーション166(*「160」の誤
り)に搬送される。処理ステーション160(その動作
は、図10に関して、以下で詳しく説明される)は、と
りわけ車両の総合的な状況と位置に基づいて、車両をレ
ーン172に移すべきかレーン164に移すべきかどう
か決定する。レーン172に移された車両は、最後に、
レーン142と合流する。レーン164に移された車両
は、レーン164の先端のすぐ近くにある処理ステーシ
ョン166に搬送される。処理ステーション166(オ
ペレーション1100の実行により−図11)は、到達
した車両を、レーン170かレーン168のいずれかに
搬送するようにコンベヤに指示する。レーン170に搬
送された車両は、レーン146と合流して、レーン12
4(図1A)に搬送される。レーン168に搬送された
車両は、処理ステーション188に移る。処理ステーシ
ョン188は、「塗装車体保管」領域100A(図1
A)のレーン168からABSレーン174への車両の
移動を制御(オペレーション1200の実行により−図
12)する。
【0047】レーン174に搬送された車両は、VID
134Hを通過する。このVIDは、上述の通り、車両
のIDと場所を含む情報をコンピュータサーバー206
(図2)に送る。レーン174上でVID134Hの下
流側には、EcoWrap領域176があり、ここで
は、塗装された車体の一部に保護フィルムを付ける。E
coWrap領域176を出ると、車両は、レーン17
4の先端と、レーン180と182の末端のすぐ近くの
処理ステーション178に搬送される。処理ステーショ
ン178は、オペレーション1300(図13、および
以下で詳しく説明される)の実行により、レーン174
とレーン186間の移動を制御する。レーン180は、
車両を、レーン174からレーン186に転換する。さ
らに、レーン182が、レーン174とレーン186の
間に接続されるが、ただし、その迂回ルーティングによ
り、一時的な車両管理を行い、さらに車両を並べ替え、
それゆえ、ロット制御ができるようにしている。このよ
うなコンベヤシステムが使用される場合、レーン182
から分かれたスプールレーン190により、空の車両キ
ャリアを手動で除去できる。レーン180と182の先
端と、レーン186の末端のすぐ近くには、処理ステー
ション184とVID1341がある。以下で説明され
る通り、処理ステーション184は、オペレーション
(オペレーション1400、図14)を実行して、レー
ン180と182からレーン186への車両の移動を制
御する。ここで、明らかであるように、レーン184の
すぐ近くのVID1341は、レーン186上で搬送さ
れる車両のIDと順序を識別して、適宜に、コンピュー
タサーバー206上のデータベース208の記録を更新
する。レーン186は、車両を最終組立に搬送する。
【0048】図2を参照して、製造ネットワーク200
は、ネットワークバックボーン202から成っている。
このネットワークバックボーンは、通信できるようにす
るもので、例えば、10BaseT、100Base
T、もしくはそれらに類するものなどの公知の物理的ワ
イヤリング技術、または無線通信サービス、および、例
えばイーサネット(登録商標)、トークンリング、また
はTCP/IPネットワークなどの公知のネットワーク
通信標準により提供される。図に示される通り、ネット
ワークバックボーン202に接続されるものは、ホスト
コンピュータ204、ネットワークまたはコンピュータ
サーバー206、工場標識207、プリンタ210、端
末212、プログラマブル・ロジック・コントローラ
(PLC)214である。PLC214に接続されるも
のは、製造機器216であり、この製造機器は、リーダ
(例えば、VID134A〜I、以後、まとめてVID
134と呼ぶ)、ロボット(溶接、VINの型打ち、塗
装、シーラ、サーフェイサ、フリュイド・フィラ、エン
ジンプレーサ、品質試験機器、ガラス取付けなど)、コ
ンベヤ、車両キャリア、トルクガン、データ入出力用の
コンピュータ端末、修理・検査ロボット、などを含む
が、ただし、それらに限定されることはない。PLC2
14には、一般に、IPアドレス、もしくはそれに類す
るものなどの一意のアドレスが割当てられている。その
結果、新規の複数の機器の追加は、新規PLC214を
ネットワーク200に入れて、それらの機器を、このP
LCに接続することで、容易に行うことができる。
【0049】サーバー206用のインストラクションが
入っているコンピュータ媒体205は、サーバー206
で読取り可能である。コンピュータ媒体205には、例
えば、データベース・ソフトウェア、コンピュータ・ア
プリケーション(例えば、処理ステーション104、1
08、112、116、188、136、128、15
6、160、166、178、184、および、検査領
域148、150、154に対応するサブルーチンを含
む)、コンピュータデータ、ネットワークソフトウェ
ア、組立ライン10(図1C)のレイアウトに対応する
データ、もしくは、それらに類するものが入っている。
コンピュータ媒体205が、コンピュータ・ディスケッ
トとして例示されているが、このコンピュータ媒体は、
テープ、メモリチップ、あるいは、他の取外し可能また
は取外し不能なコンピュータで読取り可能な媒体であっ
てもよい。さらに、このソフトウェア媒体は、リモート
コンピュータのメモリなどのリモート媒体であり、ネッ
トワーク、インターネット、イントラネット、専用デー
タリンク、もしくは、それらに類するものなどの適切な
リンクを使って、ダウンロードされる。
【0050】SmartEye(商標)リーダなどのV
ID134から収集されたデータは、車両ID(VI
N)と車両の場所を含み、ネットワークバックボーン2
02を使ってPLC214に接続できるリーダから送ら
れて、サーバー206上で実行するデータベース208
Aに格納される。冗長データベースであるデータベース
208Bは、コンピュータサーバー206で格納されて
いる。データベース208Aは、識別された欠陥、PB
Sステータス、ロットナンバー、行われた修理、求めら
れる修理、時間に応じた測定値として保管組立ライン1
00上の物理的位置、工場の至る所に車両を運搬させる
キャリア識別子(徐々に変わる場合がある)、車両上に
取付けられる個々の構成部品の識別子、組立中に実行さ
れる設置インストラクション(例えば、ラグナット、ボ
ルトなどの取付けに使用されるトルク設定値)などを含
め、製造プロセスを通じての各車両の進行に対応する拡
張データだけでなく、従来のビルド・インストラクショ
ン・データに対応する特定の車両に関するデータも格納
している。事実上、すべての部分、すべてのプロセス、
すべての修理・検査の詳細は、製造プロセスおよび製造
される車両と関係があり、データベース208A、20
8Bに格納される。特定の車両に合わされた上記データ
に加えて、全体として組立プロセスに対応する一般デー
タも、ホスト206上のデータベース208Aに格納さ
れる。この一般組立プロセス・データには、在庫デー
タ、生産スケジュール、ツール(ロボットを含む)可用
性、品質の結果などがある。本発明の一実施例におい
て、データベース208Aは、生産データの収集に用い
られて、製造プロセスを通じて、車両のルーティングを
決定するが、一方、データベース208Bは、非生産調
査(例えば、生産ステータスに関して、管理者とメーカ
が行うもの)とバックアップの目的で使用されるデータ
ベース208Bの複製である。もっぱら製造目的でデー
タベース208Aを用いれば、非生産調査や、冗長デー
タベース208Bへのアクセスが制限されることで、デ
ータベース・アクセスへのシステムの応答時間が向上す
る。データベース208Bは、必要に応じて、数秒ごと
に、または数分ごとに更新される。データベース208
Aが障害を起こす場合には、データベース208Aが正
常に動作する時間まで、生産アクセスが、自動的にデー
タベース208Bに移されることになる。データベース
208A、208Bは、IBM(商標) Univer
sal Database(商標)(UDB)、Ora
cle(商標)データベース、もしくは、それらに類す
るものなどの市販のソフトウェアである。以後、データ
ベース208A、208Bは、互換性をもって、かつま
とめて、データベース208と呼ばれる。
【0051】Yaskawa(商標)、Mitsubi
shi(商標)、Allen Bradley(商標)
などのメーカからの市販品であるPLC214により、
様々な製造機器216間でやり取りすることができ、ま
たデータを、ネットワークバックボーン202を使っ
て、機器216からサーバー206に(また、その逆方
向に)送ることができる。その結果、PLC214によ
り、電子インストラクションを含むデータを双方向に、
機器からホストコンピュータへ、またホストコンピュー
タから機器へ伝送できる。その結果、この生産プロセス
を調整する対策、例えば、新規ロボットビルド・インス
トラクション(ラダー論理命令の形式を取る場合があ
る)を、コンピュータサーバー206から、様々な製造
機器216に送ることができる。同様に、実行されるオ
ペレーション、機器の可用性などの機器216の性能に
関するデータを、ネットワークバックボーン202を使
って、機器216から、PLC214を経てコンピュー
タサーバー206に送ることができる。
【0052】端末212により、ラインワーカ(仲間と
も呼ばれる)、管理者、他の関係者から、リアルタイム
でデータを入力、出力することができる。例えば、特定
の車両に関して仲間が実行した修理または特定した欠陥
に対応するデータは、キーボード、タッチスクリーン、
バーコードリーダ、もしくは、それらに類するものなど
の入力装置を使用することで、端末212に入力され
る。次に、この情報は、データ表示のために、他の任意
の端末またはネットワーク装置(例えば、工場標識20
7)が使えることになる。このように表示されたデータ
は、公知の様々なやり方で、コンピュータサーバー20
6により要約されるか、または照合される。ネットワー
ク202などのネットワークは、物理的に単一サイト上
に位置付けられる必要はない。すなわち、ネットワーク
202は、「ローカルエリアネットワーク(LAN)」
として例示されるが、「広域ネットワーク(WAN)」
の一部であることもある。本発明の一実施例において、
端末212は、製造工場全体にわたって、いくつかの物
理的場所で、他の製造工場で、製造オフィスで、メーカ
の工場やオフィスで、その他の場所(例えば、販売業
者、卸売店など)で使えることになる。これらの端末2
12は、広域ネットワーク(例えば、専用接続、仮想専
用接続を通じて、あるいは、「公衆交換電話網(PST
N)」などの公衆回線またはインターネットを通じて提
供される)を通じて、データベース208とやり取りす
ることになる。端末212は、カスタム・ソフトウェア
を通じて、あるいは、Internet Explor
er(商標)またはNetscape(商標) Nav
igator(商標)などのウェブブラウザのような市
販ソフトウェアを通じて、データベース208上のデー
タにアクセスできる。
【0053】サーバー206は、製造ネットワーク20
0を監視し、制御する。さらに、前に示されたように、
サーバー206は、データベース208Aの中心的役割
を果たす。サーバー206は、AIX(商標)を実行す
るIBM(商標) RS/6000(商標)などの従来
のワークステーションである場合もある。さらに、サー
バー206は、データを保管できるようにし、万一サー
バー206に障害があれば冗長容量に備え、逆もまた同
じである。求められる場合には、サーバー206は、こ
こに述べられた機能を提供するいくつかの個別コンピュ
ータであってもよい。
【0054】プリンタ210は、製造工場の至る所に分
散され、またIDカード、追跡シート、車体、フレー
ム、計器盤、エンジン、ナックル用の組立シートと検査
カード、および、在庫プリントアウトなどを印刷できる
ようにする場合がある。
【0055】図1A、図2、図3を参照して、車両が、
レーン102、138のすぐ近くの処理ステーション1
04に到達したときに、オペレーション300を実行す
る。車両が処理ステーション104に到達したかどうか
の決定は、一般には組立ライン10内、特定的には保管
組立ライン100内のすべての車両の位置を追跡したデ
ータを、前述の通り、受取って、保存しているデータベ
ース208の記録にサーバー206をアクセスさせるこ
とで決定される。この位置決定は、オペレーション30
0と他のオペレーション400〜1500について、サ
ーバー206により絶えず行われる。以後、オペレーシ
ョン300〜1500と位置決定(すなわち、車両が、
処理ステーションのすぐ近くにくると、決定する)は、
双方ともサーバー206上で行われるから、理解しやす
くするために、この位置決定を行うものとして、これら
の処理ステーションを参照する。オペレーション300
は、レーン132から、レーン152を経て修理領域1
54へ(図1B)、またはレーン106へ(転換レーン
140を経て)、またレーン102からレーン106へ
移す動作を管理する。処理ステーション104により、
レーン102とレーン132の双方のレーンからレーン
106に移る車両が確実に互いに衝突することのないよ
うにしている。さらに、処理ステーション104によ
り、一方の車両をレーン132からレーン138に、ま
た他方の車両をレーン102から106に同時に移すこ
とができる。
【0056】「不合格」PBSステータス(S304)
を有する車両がレーン132の先端にあることが、処理
ステーション104により判定される(S302)場合
には、その車両は、レーン138に送られて(S30
6)、修理ステーション154(図1B)で修理される
ようにしている。ステップS302、S304において
処理ステーション104で行われる判定は、コンピュー
タサーバー206に格納されたデータベース208にア
クセスすることで達成されて、処理ステーション104
のすぐ近くに車両キャリアがあるかどうか判定し、もし
あれば、そのキャリアが搬送する車両のIDとPBSス
テータスも決定される。このクエリーは、ネットワーク
バックボーン202を使って、処理ステーション104
(これは、上述の通り、仮想的にのみ存在し、例えば、
コンピュータサーバー206またはホストコンピュータ
204上で実行するコンピュータ・アプリケーションで
ある場合もある)から、コンピュータサーバー206に
送られる。このクエリーに対する応答は、例えば、イン
ストラクションにアクセスする構造化問合せ言語(SQ
L)または他のデータベース208に基づくものであっ
て、処理ステーション104に送り戻される。このクエ
リー応答に基づいて、処理ステーション104は、再
度、ネットワークバックボーン202を使って、かつ、
コンベヤ(1つまたは複数)216に接続したPLC2
14を通じて、インストラクションをコンベヤ(1つま
たは複数)216に送る。
【0057】車両がレーン132の先端にあって、この
車両が、「不合格」PBSステータスを有することが、
処理ステーション104により判定される場合には、そ
の車両は、レーン138に送られる(S306)。レー
ン132の先端にある車両が別のPBSステータス(す
なわち、PASSED)を有する場合には、コンベヤ
と、レーン132とレーン140間、およびレーン14
0とレーン102間のスイッチに指示して、車両を、レ
ーン132から、転換レーン140を経てレーン106
に移す(S308)。レーン132の先端に車両がない
か、あるいは、ステップS306またはS308で処理
された車両がある場合には、処理ステーション104
は、S310において、レーン102の先端に車両があ
るかどうか判定する。車両キャリアの位置と、その特定
キャリア(すなわち、車両を搬送するキャリアである
か、もしそうであれば、どの車両か)のステータスに基
づいて、再度、レーン102の先端に車両がないと判定
される場合には、車両がレーン132または102の先
端にあると処理ステーション104で判定されるまで、
オペレーション300が中止する。処理ステーション1
04により、車両がレーン102の先端にあると判定さ
れた(S310)場合には、この車両は、再度、処理ス
テーション104から送られたインストラクションで、
ネットワークバックボーン202を通じて、またPLC
214を経て、コンベヤ216(および、レーン102
とレーン106間のスイッチ)により、レーン106に
移される(S312)。
【0058】図4に流れ図形式で示されているオペレー
ション400は、保管レーン110の積込み用の処理ス
テーション108で実行される。レーン106上の車両
が、HOLDまたはSCRAPの生産ステータスを有す
るものと判定される(上述のやり方で、すなわち、処理
ステーション、コンピュータサーバー206、ネットワ
ークバックボーン202、および、コンベヤ(1つまた
は複数)216とやり取りするPLC214の対話を通
じて)(S402)場合には、車両は、コンベヤ(1つ
または複数)のオペレーションにより、もっともHOL
DまたはSCRAPの車両を有するレーン110、ある
いは、もっとも空のレーン110に移される(S40
4)。リンク(すなわち、少なくとも1つの空のレーン
と、HOLDまたはSCRAPの車両を有する少なくと
も1つのレーン、あるいは、空の多数のレーン、あるい
は、HOLDまたはSCRAPの車両が同数ある多数の
レーン)がある場合には、処理ステーション108の優
先順位は、もっとも大きい英数字番号を付けたレーン
(すなわち、レーン110Eは、レーン110Dに先行
する)に積込むことである。レーン106に送られた車
両が、HOLDまたはSCRAPとは異なる生産ステー
タスを有し(S406)(すなわち、RELEASE
D)、また、車両がFAILEDのPBSステータスを
有する場合には、車両は、もっとも空の保管ライン11
0に移される(S408)。もっとも空の保管レーン
(すなわち、レーン110の2つ以上のレーンが空であ
る)に関して、リンクがある場合には、この場合も、優
先順位は、もっとも大きい英数字番号のレーンとなる。
車両のPBSステータスがPASSEDである(S40
6)場合には、レーン110に、同一ロットの車両があ
るかどうか判定する(S410)。この決定は、サーバ
206上のデータベース208にアクセスし、移される
予定の車両のロットナンバーを決定し、データベース2
08にアクセスして保管レーン110に車両があるかど
うか判定して、もしあれば、それらの車両のロットナン
バーを決定することで、行われる。移される予定の車両
と同じロットナンバーを有する他の車両が保管レーン1
10にあると判定される(S410)場合には、その車
両は、移される予定の車両と同じロットナンバーを有す
る最大数の車両があるレーン110に移される(S41
2)。リンクにより、この車両が、できる限り小さい英
数字のレーンに移される。移される予定の車両と同じロ
ットナンバーを有する車両が保管レーン110にない場
合には、この車両は、もっとも空の保管レーン110に
移される。また、空のレーンが2つ以上ある場合には、
車両は、もっとも小さい英数字のレーンに移される。こ
の後者の決定(すなわち、保管予定の車両と同じロット
ナンバーを有する保管車両があるかどうか判定する)
は、処理ステーション112が、S412において、デ
ータベース208にアクセスして、現在保管レーン11
0に保管されている車両のロットナンバーを決定し、そ
れらのロットナンバーを、保管レーン110に移される
予定の車両のロットナンバーと比較することで達成でき
る。レーン106内の車両と同じロットナンバーを有す
る車両が保管レーン110内にある場合には、レーン1
06内の車両は、できれば、同一ロットナンバーを有す
る車両がある保管レーン110に移される。ここで、明
らかであるように、保管レーン110を備え、かつ上述
のオペレーション400を行えば、レーン106により
保管レーン110に送られた車両を並べ替えることがで
きる。
【0059】車両は、保管レーン110に一時的に保管
されるだけである。図3〜図14に示されるオペレーシ
ョンの実行と同時に、オペレーション500(図5)
が、保管レーン110の先端のすぐ近くの処理ステーシ
ョン112で実行されている。オペレーション500
は、保管レーン110内の車両を分類して、これらの車
両を、様々な組立プロセスに戻すことを目的としてい
る。オペレーション500は、スクラップまたは保留の
車両を、保管レーンの1つの先端に移し、さらに、その
先端の後に、少なくとも1つの解放された車両が続き、
その解放された車両を最後にレーン118に移せるよう
に、それらがレーン114に移されることを目的として
いる。次に、これらの保留またはスクラップの車両は、
自動的に転換されるか、あるいは、レーン122、12
6、132、140、106を経て保管レーン110に
戻される。さらに、オペレーション500は、PASS
EDのPBSステータスを有する車両を、ロットの高合
格率(すなわち、PASSEDのPBSステータスを有
する車両が最終組立領域16(図C)に移される数が多
い)を保ちながらできるだけ速く、ABS領域100B
(図1B)に引渡すように設計されている。図5に示さ
れる通り、処理ステーション112は、FAILEDの
PBSステータスを有する解放された車両(すなわち、
HOLDでもSCRAPでもない車両)が、保管レーン
110の1つの先端にあるかどうか判定する(S50
2)。解放された車両が保管レーン110の1つの先端
にある場合には、その車両は、レーン114に移される
(S504)。リンクがある場合(すなわち、RELE
ASED車両を先端に有するレーンが2つ以上ある)に
は、優先順位は、DELAYEDのロット条件、および
/または、もっとも小さい英数字番号を有する車両のレ
ーンとなる。このような車両がない場合には、さらなる
決定が、処理ステーション112により行われて、少な
くとも1つの解放された車両を同一レーンに有する解放
されてない車両が、保管レーン110の1つの先端にあ
るかどうか判定する(S504)。このような条件が存
在する(解放されてない車両がレーン110の先端にあ
り、その時、解放された車両も同一レーンにある)場合
には、解放されてない車両が、レーン114に送られる
(S504)。S502、S506の条件のいずれも満
たされなければ、処理ステーション112は、合格PB
Sステータスを有する解放された車両が、保管レーン1
10の1つの先端にあるかどうか判定する(S508、
S514、S516)。このような車両が、保管レーン
110の1つの先端にある場合には、車両のロット条件
は、この車両が移されるかどうか判定する。「合格」P
BSステータスを有し、かつ遅延ロット条件を有する車
両では、処理ステーションは、遅延ロット条件のもっと
も古い車両(すなわち、割当てられたロットの他の構成
要素よりもさらに後ろにある車両)(S510)をレー
ン114に移す(S504)。このやり方で、そのロッ
トの他の構成要素ともっとも同期が外れている車両に
は、その車両を、他のロットナンバーと再結合するとい
う要望で優先順位を与える。遅延し、合格し、解放され
た車両が、現在、保管レーンの先端にない場合には、
「現在」のロット条件を有する保管ロットの先端にある
解放された合格した車両が、レーン114に移される
(S504)。最後に、PBS合格ステータスを有し、
解放され、「将来」のロット条件を有し、また保管レー
ン110の先端にある(S516)どんな車両も、レー
ン114に移される(S512)。万一、このような車
両が複数、保管レーン110の先端にあるとしたら、こ
れらの「将来の」ロット条件の車両のもっとも古いもの
に優先順位が与えられる(S518)。
【0060】それゆえに、オペレーション400及び5
00により、遅延ロット条件及び合格PBSステータス
を有する車両を、現在または将来ロット条件を有する
か、或いは別のPBSステータスを有する他の車両の前
に素早く回り込ませることができる。その結果、保管レ
ーン110により、同一のロットナンバーを有する車両
は、「最終組立」の間に行われる処理などの残り処理に
向かって、他の車両よりも速く進むことができる。それ
ゆえ、処理ステーション108によるオペレーション4
00と、処理ステーション112のオペレーション50
0を含め、様々な処理ステーションで行われる様々なオ
ペレーションを通じて、保管ロット110は、欠陥が以
後修理されてきたことが判明した車両を、そのロットの
他の構成要素と再結合できるようにすれば充分であろ
う。
【0061】図6、図1A、図2を参照して、オペレー
ション600は、処理ステーション116で実行され
る。オペレーション600は、レーン114から、レー
ン118かレーン122のいずれかへの車両の移動を制
御することを目的としている。レーン114の先端にあ
る車両(ネットワークバックボーン202を使って、P
LC214を通じて、処理ステーション116、コンピ
ュータサーバー206、コンベヤ216間の製造ネット
ワーク200を使ったやり取りで判定される)が、「合
格」PBSステータスを有する(S602)場合に、車
両は、コンベヤ216により、レーン118に移される
(S604)。レーン118に送られた車両は、コンベ
ヤシフタ120のすぐ近くのVID134Bにより識別
される。上述の通り、VID134Bは、VID134
Bのすぐ近くを通る車両のIDを得て、この情報を送っ
て、サーバ206が中心的役割を果たすデータベース2
08に格納する(S608)。とはいえ、レーン114
の先端にある、「合格」以外のPBSステータスを有す
る車両は、代わりに、ループレーン122に移される。
ループレーン122に送られる車両は、最後に、スプー
ルレーン130を経て製造プロセスから除去されるか、
保管レーン110に戻される(レーン126、132、
140、106を経て)か、あるいは、修理・検査領域
154に向けて移される(レーン126、132、13
8、152を経て搬送される)。
【0062】図7に示されるオペレーション700は、
レーン122と124の先端のすぐ近くの処理ステーシ
ョン136で実行される。処理ステーション136は、
オペレーション700の実行により、ループレーン12
2とレーン124からの車両(レーン146から移され
た−図1B)の移動を制御する。車両がレーン122の
先端にあると判定される(S702)場合には、その車
両は、レーン126に移される(S704)。レーン1
24の先端に車両があると判定される(S706)場合
には、この車両も、上述のものと同様なやり方でレーン
126に搬送される(製造ネットワーク200を使っ
て、処理ステーション136、PLC214、コンベヤ
216間のやり取りにより)(S708)。オペレーシ
ョンS702とS706を順番に実行することで、レー
ン122からの車両とレーン124からの車両との衝突
が起こることのないようにする。レーン126に搬送さ
れる車両は、VID134Cを通過し、それにより、車
両のID、位置などを含むデータがホスト202に送ら
れる(S710)。
【0063】図8に示されるオペレーション800は、
レーン126の先端にあって、かつスプールレーン13
0の前にある処理ステーション128で実行される。処
理ステーション128のすぐ近くにある車両または車両
キャリアが、処理ステーション128で決定される通
り、製造システムから除去される必要がある(S80
2)場合には、その車両を、スプールレーン130に移
す(S804)。その必要がなければ、自動的に、その
車両をレーン132に移す(S806)。
【0064】上述の通り、「上塗り塗装室」からの車両
がレーン142に移される。これらの車両は、レーン1
42のすぐ近くのVID 134Dにより識別されて、
通常のやり方で追跡される。レーン142に入る車両
は、検査領域148を通る。検査領域148では、上述
の通り、車両は、欠陥について検査され(手動、および
/または、自動化により)、車両のPBSステータスが
適宜にセットされる。検査領域148にて、車両が検査
で不合格となり、またこの車両が現在または将来のロッ
ト車両であれば、その車両は、レーン146に移され、
最後に、レーン110に移されて、一時保管される。車
両が検査で不合格となり、またこの車両が、遅延ロット
条件ステータスを有する場合には、その車両は、レーン
142を経て検査・修理領域150に移されて、車両が
修理され、最後に、そのロットの他の構成要素と再結合
されるようにしている。領域150にて、特定の車両に
対して確認されたあらゆる修理を行う場合には、その車
両のPBSステータスをPASSにセットする。あらゆ
る修理が、領域150にて行われるかどうかに関係な
く、遅延ロット車両を、レーン142を通じて、レーン
102に送る。
【0065】図9と図1Bを参照して、オペレーション
900は、レーン152の先端のすぐ近くの処理ステー
ション156で行われる。第3の検査・修理領域154
で検査された車両のPBSステータスは、自動化検査に
より、または、製造ネットワーク200の端末212に
入力されたデータの受取りにより、「合格」か「不合
格」のいずれかにセットされる(S902)。処理ステ
ーション156において、車両のPBSステータスが
「不合格」にセットされる(S904)場合には、その
車両は、最後に、レーン158、162、または172
と146(*「142」の誤り)を通じて、修理領域に
移されることになる。しかしながら、万一、車両が、
「合格」PBSステータスを有するとすれば、処理ステ
ーション156は、この処理ステーションのすぐ近くの
車両が、レーン168、174、182の車両と比較し
て、遅延するロットを有するかどうか判定する(S90
8)。処理ステーション156の車両が、比較的に遅れ
たロットを有する(すなわち、車両が、レーン168、
174、または182の車両よりも遅れる)と判定され
る場合には、この車両をレーン168に移す(S91
0)ことで、その車両を優先させる。このようにして、
処理ステーション178で制御されたレーン180と1
82に助けられて、この遅延ロット車両は、保管組立ラ
イン100のレーンを通じて、さらに速く移されて、そ
のロットの他の構成要素に当該遅延車両を再結合しよう
とする。
【0066】万一、処理ステーション156の車両が、
現在ロットの1構成要素であるとすれば(S912)、
その車両は、レーン172に移される(S914)。同
様に、将来のロットの1構成要素である車両(S91
6)は、レーン162に移される(S918)。CUR
RENTまたはFUTUREのロット条件を有する車両
は、レーン162または172に移されて、それらの車
両が、最後には、保管レーン110に移されるようにす
ることで、DELEYED車両(PASSEDのPBS
ステータスを有する)が、レーン174の前に、前述の
車両よりも先に進むことができる。
【0067】レーン158の先端のすぐ近くの処理ステ
ーション160は、オペレーション1000を実行し
て、単に、車両の移動を検知し、必要に応じてホストコ
ンピュータ202上でデータベース208を更新する監
視ステーションの働きをする(S1002)だけであ
る。
【0068】同様に、レーン164の先端のすぐ近くの
処理ステーション166は、オペレーション1100を
実行して、単に、車両の移動を検知し、必要に応じてホ
ストコンピュータ202上でデータベース208を更新
する監視ステーションの働きをする(S1102)だけ
である。処理ステーション166はまた、万一、「不合
格」PBSステータスを有する車両をレーン168に移
そうとする誤った試みが為されるとすれば、警告音を出
すことで、ゲートキーパーの働きもする。
【0069】処理ステーション188は、オペレーショ
ン1200(図12)を実行して、レーン118(図1
A)とレーン168(図1B)からレーン174(「P
aint Off」処理領域としても周知である)への
車両の移動を制御する。処理ステーション188は、ロ
ットの高合格率を保とうとする。レーン118かレーン
168のいずれかから到着した車両が、遅延したロッ
ト、現在のロット、または将来のロットの1構成要素で
あると処理ステーションにより判定される場合には、こ
れらの車両の1つがレーン174に移される。レーン1
18とレーン168間の優先権が、比較的に古いロット
を有する車両に与えられる。すなわち、遅延ロットの1
構成要素である車両のレーンは、現在のロットまたは将
来のロットの1構成要素である他のレーン(レーン11
8とレーン168)内の車両に優先する。同様に、処理
ステーション188により、将来のロットを有する車両
よりも、現在のロットを有する車両に優先権が与えられ
る(S1202)。レーン118から処理ステーション
188に到着した車両と、レーン168から到着した車
両間にロット差がなければ(S1204(*「S120
6」の誤り))、レーン168からの車両に優先権を与
えて(S1206?)、検査・修理領域148、15
0、154が留保されないようにしている。
【0070】レーン174の先端と、レーン180と1
82の末端のすぐ近くの処理ステーション178は、レ
ーン174と、転換レーン180または保管レーン18
2との間の車両の移動を制御する。この正規の順序は、
現在ロットの車両をレーン174から182に移すもの
である。しかしながら、レーン174から到着した車両
が、レーン182の末端の車両と比較して遅れるものと
処理ステーション178で判定される(S1302)場
合には、レーン174の車両は、転換レーン180に転
換される(それにより、レーン182内の車両の列を飛
び越す)(S1304)。このようにして、遅延車両を
優先させ、下流側の車両をさらに速く移して、遅延車両
を、その割当てられたロットの他の構成要素に再結合す
るようにしている。レーン174から処理ステーション
178に到着した車両が、レーン182の末端の車両と
比較して将来または現在のロット構成要素である場合に
は、この車両は、転換レーン180を経て移す(S13
04)。そうでなければ、前述の通り、他の車両(CU
RRENTまたはFUTUREのロットの車両)を保管
レーン182に移す(S1306)。最後に、処理ステ
ーション178は、レーン190への空の車両キャリア
の移動も制御する(S1308)。
【0071】処理ステーション184で実行されるオペ
レーション1400は、レーン186への車両の移動
(最後に、最終組立に至る)を制御することを目的とし
ており、したがって、最終組立の前に、車両の順序を変
える最後のチャンスであろう。処理ステーション114
は、遅延ロット、現在のロット、次に将来のロットの順
に、車両をレーン180とレーン182からレーン18
6上に移す(S1402)。
【0072】図15に示されるオペレーション1500
は、修理領域148で行われる。前と同じように、オペ
レーション1500は、イベントが発生した(すなわ
ち、修理領域148から車両が出る)ときに、サーバー
206(図2)により行われる。(「Paint」領域
12(*「14」の誤り)から)修理領域148に入る
車両は、欠陥について検査される。識別された欠陥はど
んなものも、サーバー206に送られて、適宜にデータ
ベース208を更新する。これらの欠陥は、コンピュー
タ端末212を通じて、あるいは、パネルギャップ・レ
ーザ測定装置などの自動検査装置により入力される。車
両が検査で合格すれば(S1502)、この車両は、レ
ーン142に移される(S1504)。車両が検査で不
合格となれば(S1502)、その車両のPBSステー
タスは、FAILにセットされる(1506)。次に、
車両の優先順位(すなわち、この車両は、DELAYE
DまたはCURRENTのロット条件を有する解放され
た車両である)と、修理領域150と154でのスペー
スの可用性に基づいて、車両のルーティングについて決
定を下す(S1508)。車両が優先順位を持たなく
て、スペースが使えない場合には、車両は、レーン14
6に移される(S1510)。スペースが使え、かつ車
両が優先順位を有する場合には、車両は、レーン142
に移すことで、修理領域に急送される(S1504)。
【0073】すでに明白なごとく、車両ロットの構成要
素の一部を修理する必要があるため、或いは、そのロッ
トに別ロットの構成要素が修理された後で挿入されたこ
とにより、これらの構成要素は、再配列のため様々なオ
ペレーションによりルート変更される。これにより、同
一ロットの車両を「最終組立」および他のプロセスの間
に連続処理する可能性が高まる。このように連続処理の
可能性が高まると、下流側の様々なワークステーション
で必要な切換の回数が制限される。
【0074】さらに、各車両用のビルド・インストラク
ションが電子的に格納されているから、車両が組立ライ
ン上にある間に、必要に応じて、このインストラクショ
ンを変えることができる。例えば、コンピュータサーバ
ー206により、あるいは、製造システムのオペレータ
により、特定タイプの車両(例えば、豪華な、またはグ
レードアップした音響システムを有する車両)に対し
て、生産目標が満たされていないと判定される場合に
は、上流(製造プロセスの初めの方)のロット用のビル
ド・インストラクションが、「オンザフライ」式で、ま
たはリアルタイムで変更される。例えば、グレードアッ
プした音響システムを有するロットの後のロット内の車
両は、経済的な音響システムを取付けるビルド・インス
トラクションを、当初、含んでいた可能性がある。コン
ピュータサーバー206に格納されている上記車両のビ
ルド・インストラクション記録を変更することで、その
後の車両ロットを途中で変更して、豪華な音響システム
を取付けさせることができる。同様に、いくつかの部品
が遅れる(すなわち、保管組立ライン100が、部品不
足を蒙っている)と判定される場合には、現在、保管組
立ライン100上にある車両の一部からのビルド・イン
ストラクションを変更して、生産ロスが減らされるよう
にしている。同様に、現在、保管組立ライン100上に
あって、それらの遅延部品を絶対に必要としている上記
車両は、一時保管(レーン110上)に置いて、当面の
部品在庫で完成できる他の車両を優先させるようにして
いる。この情報は、工場フロア上で、管理オフィス内で
アクセスできるデータベース208に格納されていて、
メーカ(社内または社外)が利用できるから、単一車両
へのビルド・インストラクションが変更されると、この
情報は、製造プロセス全体を通じて(すなわち、素材メ
ーカから、部品メーカへ、他の工場へ、工場フロアま
で)利用できる。さらに、ここで述べられるシステム
は、要求される場合、このような変更を、様々な関係者
(例えば、メーカ)に伝えて、ビルド変更を満たすのに
必要な在庫が使えるようにし、また車両を様々な製造ス
テーションに移すときに、その在庫が、製造フロア上に
準備の整ったステータスにすることができる。
【0075】上の説明から、ここに述べられる実施例と
本発明は、作業効率を高め、車両などのアセンブリの生
産をスムースに行うことは、当業者には明らかとなる。
すなわち、本発明を組立ラインに用いると、部品切換の
回数、塗装洗浄要件による運転停止時間、部品不足によ
る組立ラインの停止などが減らされる。
【0076】さらに、上述のシステム、特に多数のレー
ン(保管レーン、転換レーン、従来のレーン)、およ
び、サーバー206で制御されるコンベヤ間の多数の交
換と合流点により、2地点間に複数のルーティングパス
を作ることができる。このような2地点間の複数のルー
ティングパスにより、遅延車両は、遅延車両と、その遅
延車両と同一のロットまたはグループの他の車両との間
に挟まれている他の車両を迂回することができる。
【0077】ここに述べられる本発明の実施例は、最終
組立に先行する塗装車体保管領域と組立車体保管領域に
適用されるものとして説明されているが、一方、本発明
は、例えば、塗装領域14、最終組立領域16、および
白塗り車体製造領域12(図1C)のように、本組立プ
ロセスの他の部分にも適用できる。さらに、本発明は、
ライン側で部品を提供する在庫管理システムにも適用で
きよう。
【0078】本発明の1つ(または複数)の実施例が、
添付図面に例示され、かつ上で説明されてきたが、そこ
での変形や変更は、本発明の本質から逸脱することなく
行われることが当業者には明白である。このような変更
や変形はすべて、添付のクレームによって定められてい
る本発明の範囲内にあるものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の一実施例に基づいて構築された車両
組立ラインの第1の段階の平面図である。
【図1B】本発明の一実施例に基づいて構築された車両
組立ラインの第2の段階の平面図である。
【図1C】図1Aと図1Bの組立ラインを取入れた、本
発明の一実施例に基づいて構築されたアセンブリの模式
図である。
【図2】図1Aと図1Bの組立ラインといっしょに使用
されるコンピュータネットワークの模式図である。
【図3】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である。
【図4】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である
【図5】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である
【図6】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である。
【図7】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である
【図8】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である
【図9】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される作
業を例示した流れ図である。
【図10】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である
【図11】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である
【図12】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である。
【図13】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である
【図14】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である
【図15】図1Aと図1Bの組立ライン上で実施される
作業を例示した流れ図である。
【符号の説明】 14 塗装 100A 塗装車体保管 100B 組立車体保管 16 最終組立
フロントページの続き (71)出願人 500019812 715 Milner Avenue,Sc arborough,Ontario M 1B 2K8 Canada (72)発明者 ジェフ・フレンチ カナダ国 エル9アール 1エー2 オン タリオ、ニュー・ローウェル、パインウエ イ・コート 33

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアセンブリを製造する方法であっ
    て、 前記複数のアセンブリから、アセンブリロットを形成す
    る工程と、 前記アセンブリロットを、第1の場所から第2の場所に
    移す工程と、 各アセンブリが前記第1の場所と第2の場所との間で移
    動するときに、前記ロットのうちの第1のロットの各ア
    センブリの位置を追跡する工程と、 前記第1のロットの或るアセンブリが、前記第1のロッ
    トの切離されたアセンブリであり、これは、前記第1の
    ロットの別のアセンブリから切離されたアセンブリであ
    ると判定する工程と代替経路に沿って、前記複数のアセ
    ンブリの少なくとも1つを送って、前記切離されたアセ
    ンブリが、前記第1のロットの別のアセンブリと再結合
    するようにしている工程と、を含むことを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 前記複数のアセンブリの前記少なくとも
    1つが、前記切離されたアセンブリから成っていること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記切離されたアセンブリが、前記第1
    のロットから、それらの間に挟まれている別のロットの
    或るアセンブリにより切離され、また、前記切離された
    アセンブリが、別のロットの前記アセンブリを迂回する
    ように、前記代替経路に沿って、前記第1のロットの他
    のアセンブリに近い位置に送られて、前記第1のロット
    の連続したアセンブリグループを形成することを特徴と
    する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記切離されたアセンブリが第1の経路
    上の或る位置にあって、前記第1のロットの前記他のア
    センブリが第2の経路上の或る位置にあることで、前記
    切離されたアセンブリが、前記第1のロットの別のアセ
    ンブリから切離され、また前記切離されたアセンブリ
    が、前記第1のロットの別のアセンブリに近い位置に送
    られることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のロットの各アセンブリについ
    て、前記追跡が、 その位置を記録する記録を、複数のステーションで生成
    する工程と、 前記各アセンブリに対して一意のアセンブリ識別子を、
    前記記録された位置に結び付ける工程と、 前記第1のロットに固有のロット識別子を、前記記録さ
    れた位置に結び付ける工程と、を含むことを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のロットの各アセンブリの位置
    を追跡する工程が、前記アセンブリ識別子と前記ロット
    識別子に基づいて、前記記録にアクセスする工程を含む
    ことを特徴とする請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ルーティングが、 前記挟まれたアセンブリを保管位置に移す工程と、 前記切離されたアセンブリを、第1のロットの前記他の
    構成要素に近い位置に移す工程と、を含むことを特徴と
    する請求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アセンブリが、一部完成した車両で
    あることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 或るアセンブリを、製造プロセスを通じ
    て、第1の場所と第2の場所との間で送る方法であっ
    て、(a)前記アセンブリの製造優先順位を決定する工
    程と、(b)前記製造優先順位の前記決定に基づいて、
    ルーティングパスを決定する工程と、(c)前記ルーテ
    ィングパスにより、前記アセンブリを送る工程と、を含
    むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の場所と第2の場所との間の
    複数の位置で、前記製造優先順位を更新することと、前
    記製造優先順位を更新するたびに、工程(b)と工程
    (c)を繰返すことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記アセンブリの前記製造優先順位に
    は、前記アセンブリがさらなる製造に使えるか、また
    は、前記アセンブリが修理を必要とすることを示す欠陥
    標識が備えられることを特徴とする請求項10記載のル
    ーティング方法。
  12. 【請求項12】 前記アセンブリに欠陥がなければ、前
    記アセンブリが製造に使えることを前記欠陥標識が示す
    ことを特徴とする請求項11記載のルーティング方法。
  13. 【請求項13】 前記欠陥標識が前記アセンブリの修理
    の必要性を示す場合には、前記アセンブリを修理領域に
    送る工程が、前記ルーティングパスに含まれることを特
    徴とする請求項12記載のルーティング方法。
  14. 【請求項14】 前記アセンブリが、ある車両の一部を
    形成していることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 (d)前記アセンブリの欠陥を、前記
    修理領域で修理する工程と、(e)前記欠陥をすべて修
    理した場合には、前記欠陥標識を、修理を必要とするも
    のから、前記アセンブリがさらなる製造に使えるものに
    変更する工程と、(f)工程(b)と(c)を繰返す工
    程と、をさらに含むことを特徴とする請求項14記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 前記アセンブリの前記製造ステータス
    が、前記製造プロセスにおける他のアセンブリと比較し
    た前記アセンブリの優先順位を示すロット条件標識をさ
    らに含むことを特徴とする請求項11記載のルーティン
    グ方法。
  17. 【請求項17】 前記アセンブリの前記ロット条件標識
    が、前記他のアセンブリの前記少なくとも1つよりも高
    い優先順位を有する場合に、前記アセンブリが、前記製
    造プロセスにおける前記他のアセンブリの前記少なくと
    も1つを迂回するように送られることを特徴とする請求
    項16記載のルーティング方法。
  18. 【請求項18】 アセンブリを第1の地点から第2の地
    点へ移す複数のコンベヤと、 前記複数のコンベヤを相互連結して、前記第1の地点か
    ら前記第2の地点への複数の経路を形成する複数の切換
    え地点と、 前記複数の切換え地点と前記複数のコンベヤを制御し
    て、前記第1の地点と第2の地点との間に位置付けられ
    た第2のアセンブリを迂回する経路に沿って、第1のア
    センブリを、前記第1の地点から前記第2の地点に移す
    コントローラと、を備えることを特徴とする組立ライ
    ン。
  19. 【請求項19】 前記コントローラが、 前記複数のコンベヤ、および前記複数の切換え地点とや
    り取りするコンピュータを備え、 前記コンピュータが、前記第1の地点と前記第2の地点
    との間の前記複数の経路の1つに沿って、前記第1のア
    センブリを移すルーティングパスを形成するようにして
    いることを特徴とする請求項18記載の組立ライン。
  20. 【請求項20】 前記迂回する工程が、前記第1の地点
    と前記第2の地点との間の前記位置から、前記第1のア
    センブリの上流の或る位置へ前記第2のアセンブリを送
    る工程を含むことを特徴とする請求項19記載の組立ラ
    イン。
  21. 【請求項21】 前記複数のコンベヤが、複数の保管レ
    ーンを形成することを特徴とする請求項18記載の組立
    ライン。
  22. 【請求項22】 前記迂回する工程が、 前記第2のアセンブリを、前記複数の保管レーンの第1
    の保管レーンに移す工程と、 前記第1のアセンブリを、前記複数の保管レーンの第2
    の保管レーンに移す工程と、 前記第1のアセンブリを、前記第2の保管レーンから前
    記第2の地点に移す工程と、を含むことを特徴とする請
    求項21記載の組立ライン。
  23. 【請求項23】 すぐ近くに位置付けられた第1のアセ
    ンブリグループの構成要素である第1のアセンブリを有
    する第1のステーションと、 すぐ近くに位置付けられた第2のアセンブリグループの
    構成要素である第2のアセンブリを有する第2のステー
    ション(前記第1のステーションの下流側にある)と、 すぐ近くに位置付けられた前記第1のアセンブリグルー
    プの構成要素である第3のアセンブリを有する第3のス
    テーション(前記第1と第2のステーションの下流側に
    ある)と、 前記第1のアセンブリを、前記第1のステーションか
    ら、前記第2のアセンブリと前記第2のステーションを
    迂回して、前記第3のステーションに移すようにしたル
    ータと、を備えることを特徴とする組立ライン。
  24. 【請求項24】 製造ライン上でアセンブリを製造する
    方法であって、 前記製造ライン上で第2のアセンブリに先行する第1の
    アセンブリの製造優先順位を決定する工程と、 前記第2のアセンブリの製造優先順位を決定する工程
    と、 前記第2のアセンブリの前記製造優先順位が、前記第1
    のアセンブリの前記製造優先順位よりも高い場合には、
    前記第2のアセンブリが、前記製造ライン上で前記第1
    のアセンブリに先行するように、前記第1のアセンブリ
    と第2のアセンブリの順序を付け直す工程と、を含むこ
    とを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 複数の組立レーンを備えた組立プロセ
    スを通じて、アセンブリを送るシステムであって、 前記アセンブリに固有のアセンブリ識別子を含む信号
    を、アセンブリ識別子から受取り、前記組立プロセスに
    おいて、前記アセンブリの現在位置を示す信号を受取
    り、前記アセンブリの現在製造優先順位に関する信号を
    受取る受信機と、 前記受信機の出力に応じて、前記アセンブリ用の現在ル
    ートを決定するプロセッサと、 前記プロセッサの出力に応じて、前記ルートを、前記複
    数の組立レーンに示す信号を送る送信機と、を備えるこ
    とを特徴とするシステム。
  26. 【請求項26】 前記アセンブリの現在製造優先順位に
    関する前記信号が、前記アセンブリの検査の結果を示す
    ことと、前記プロセッサが、少なくとも一部、前記検査
    の前記結果に基づいて、前記アセンブリの現在製造優先
    順位を決定することを特徴とする請求項25記載のルー
    ティングシステム。
  27. 【請求項27】 プロセッサにロードされるときに、前
    記プロセッサを、 前記アセンブリに固有のアセンブリ識別子を含む信号
    を、アセンブリ識別子から受取り、 前記組立プロセスにおいて、前記アセンブリの現在位置
    に関する信号を受取り、 前記アセンブリの現在製造優先順位に関する信号を受取
    り、 前記受取られた信号に応じて、前記アセンブリ用の現在
    ルートを決定し、 前記現在ルートを示す信号を複数の組立レーンに送る、
    ようにしていることを特徴とするコンピュータソフトウ
    ェア媒体。
  28. 【請求項28】 組立プロセスにおいて、第1と第2の
    アセンブリを製造する方法であって、 前記組立プロセスを通じて、前記第1と第2のアセンブ
    リを追跡する工程と、 前記第1のアセンブリの製造優先順位を決定する工程
    と、 前記第2のアセンブリの製造優先順位を決定する工程
    と、 前記第2のアセンブリの優先順位が、前記第1のアセン
    ブリの優先順位よりも高い場合には、前記組立プロセス
    において、前記第1のアセンブリの下流側に前記第2の
    アセンブリを位置付ける工程と、を含むことを特徴とす
    る方法。
  29. 【請求項29】 複数のアセンブリを製造するシステム
    であって、 前記アセンブリを第1の位置から第2の位置へ移す、複
    数の経路を前記第1の位置と第2の位置との間に置いた
    コンベヤシステムと、 前記複数のアセンブリをロットに割当てるようにし、ま
    た各構成要素が、前記第1の場所と第2の場所との間で
    移るときに前記ロットのうちの第1のロットの各構成要
    素の位置を追跡するようにし、さらに、前記第1のロッ
    トのアセンブリが、前記第1のロットから、いつ切離さ
    れるか決定するようにしたコンピュータであって、前記
    コンベヤシステムの代替経路に沿って前記複数のアセン
    ブリの少なくとも1つを送って、そのロットから切離さ
    れた或るアセンブリが、そのロットと再結合して、前記
    第1のロットの前記他のアセンブリとともに連続した1
    グループを形成できるようにしたコンピュータと、を備
    えることを特徴とするシステム。
  30. 【請求項30】 前記コンベヤシステムが、相互連結さ
    れた複数のコンベヤを備えて、前記第1の位置と前記第
    2の位置との間にいくつかの経路を形成し、前記複数の
    コンベヤのそれぞれが、別々に動作でき、また前記複数
    のコンベヤの前記動作が、前記コンピュータにより制御
    されることを特徴とする請求項29記載のシステム。
  31. 【請求項31】 前記複数のコンベヤの少なくとも1つ
    が、変速コンベヤであることを特徴とする請求項30記
    載のシステム。
JP2000236246A 1999-08-03 2000-08-03 組立ライン制御システム Expired - Fee Related JP4243009B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/368254 1999-08-03
US09/368,254 US6516239B1 (en) 1999-08-03 1999-08-03 Assembly line control system

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007183157A Division JP4537427B2 (ja) 1999-08-03 2007-07-12 組立ライン制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001129731A true JP2001129731A (ja) 2001-05-15
JP4243009B2 JP4243009B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=23450487

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000236246A Expired - Fee Related JP4243009B2 (ja) 1999-08-03 2000-08-03 組立ライン制御システム
JP2007183157A Expired - Fee Related JP4537427B2 (ja) 1999-08-03 2007-07-12 組立ライン制御システム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007183157A Expired - Fee Related JP4537427B2 (ja) 1999-08-03 2007-07-12 組立ライン制御システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6516239B1 (ja)
JP (2) JP4243009B2 (ja)
CA (1) CA2280419C (ja)
GB (1) GB2352838B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214264A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Honda Motor Co Ltd 作業自動化方法
JP2010244200A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Hitachi Ltd 生産順序再計画システム、生産順序再計画装置及び方法
WO2014061455A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社日立製作所 自動車生産ライン管理システムおよび管理方法
US9448554B2 (en) 2012-12-28 2016-09-20 Hyundai Motor Company Vehicle-location recognition system and method, and vehicle assembly-history management system and method using the same
KR102007472B1 (ko) * 2019-06-03 2019-08-05 표용철 자동차용 범퍼 제작 공정을 제어하기 위한 방법 및 장치
KR102014981B1 (ko) * 2019-06-03 2019-08-27 표용철 자동차용 도어 트림 제작 공정을 제어하기 위한 방법 및 장치
JP2021535511A (ja) * 2018-08-27 2021-12-16 ビーエーエスエフ コーポレーション 自動車再仕上げ修理プロセスをデジタル的に追跡及び監視する方法及びシステム

Families Citing this family (85)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202115A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fuji Heavy Ind Ltd 生産管理システム
JP3654812B2 (ja) * 2000-02-25 2005-06-02 ルビコン株式会社 部品供給管理システムにおける表示方法及び管理方法
US20030196312A1 (en) * 2000-04-06 2003-10-23 Ford Motor Company Method for manufacturing an item
US7394371B2 (en) * 2000-05-05 2008-07-01 Ford Global Technologies Llc Method of tracking automotive production
US6942162B2 (en) * 2000-08-03 2005-09-13 Nordson Corporation Apparatus and method for remote monitoring and servicing material application systems
US7004402B2 (en) * 2000-08-22 2006-02-28 Nordson Corporation Apparatus and method for configuring, installing and monitoring spray coating application systems
JP3898428B2 (ja) * 2000-09-07 2007-03-28 本田技研工業株式会社 車両組立ラインのタクト設定方法
US20020062788A1 (en) * 2000-09-07 2002-05-30 Czech David M. Apparatus and method for configuring, installing and monitoring spray coating application systems
GB0022182D0 (en) * 2000-09-11 2000-10-25 Ford Motor Co A system for scheduling the servicing of equipment
US6889109B1 (en) * 2000-11-03 2005-05-03 Ford Motor Company Method for maintaining the quality of produced products
US6816749B2 (en) * 2000-12-22 2004-11-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of and apparatus for manufacturing rolled medium products
US6675066B2 (en) * 2001-05-25 2004-01-06 George Koch Sons, Llc Conveyor line process control system and method
SG108855A1 (en) * 2001-06-12 2005-02-28 United Technologies Corp Method and apparatus for managing maintenance operations
US20020198609A1 (en) * 2001-06-21 2002-12-26 Baron Carl N. Method and apparatus for regulating network access to functions of a controller
EP1406293A4 (en) * 2001-07-12 2007-11-28 Tokyo Electron Ltd WAFER PROCESSING DEVICE AND SYSTEM FOR ADJUSTING A TRANSFER MECHANISM
US20030111525A1 (en) * 2001-12-18 2003-06-19 Georgina Sweeney Method and system of determining status of automobile undergoing repair
US7116993B2 (en) * 2002-09-27 2006-10-03 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for providing location based information
US7298275B2 (en) * 2002-09-27 2007-11-20 Rockwell Automation Technologies, Inc. Machine associating method and apparatus
US8315898B2 (en) * 2002-10-30 2012-11-20 Palo Alto Research Center, Incorporated Planning and scheduling reconfigurable systems around off-line resources
US7093756B2 (en) * 2002-10-31 2006-08-22 Sap Aktiengesellschaft Distributed production control
US20040124255A1 (en) * 2002-12-06 2004-07-01 Dieter Heerdt Hot-melt equipment having internet connectivity and method of servicing and/or monitoring the same via the internet
US7272456B2 (en) * 2003-01-24 2007-09-18 Rockwell Automation Technologies, Inc. Position based machine control in an industrial automation environment
US6856844B1 (en) * 2003-01-29 2005-02-15 Mckenzie John D. Product assembly method and apparatus using wireless communication capability
US7043316B2 (en) * 2003-02-14 2006-05-09 Rockwell Automation Technologies Inc. Location based programming and data management in an automated environment
US6732005B1 (en) * 2003-03-19 2004-05-04 Ford Motor Company Method and system for reducing errors in a manufacturing process
CA2462711C (en) * 2003-03-31 2008-09-02 Honda Motor Co., Ltd. Assembly line quality control
US20050071498A1 (en) * 2003-09-30 2005-03-31 Farchmin David W. Wireless location based automated components
US20050070304A1 (en) * 2003-09-30 2005-03-31 Farchmin David W. Distributed wireless positioning engine method and assembly
US20050071988A1 (en) * 2003-10-06 2005-04-07 Jeff Owel Apparatus for fastening weld fasteners to a structure
US7251535B2 (en) * 2004-02-06 2007-07-31 Rockwell Automation Technologies, Inc. Location based diagnostics method and apparatus
US8645569B2 (en) * 2004-03-12 2014-02-04 Rockwell Automation Technologies, Inc. Juxtaposition based machine addressing
US7243002B1 (en) * 2004-03-27 2007-07-10 Translogic Corporation System and method for carrier identification in a pneumatic tube system
JP4306510B2 (ja) * 2004-03-29 2009-08-05 三菱自動車エンジニアリング株式会社 車両の検査管理システム
US20050228528A1 (en) * 2004-04-01 2005-10-13 Farchmin David W Location based material handling and processing
WO2006013644A1 (ja) * 2004-08-06 2006-02-09 Hirata Corporation 生産システム
US7431333B2 (en) * 2004-10-13 2008-10-07 Ford Global Technologies, Llc Occupant safety-restraint system and method for fully deploying an airbag prior to occupant contact
US7343213B1 (en) 2004-11-24 2008-03-11 Honda Motor Co., Ltd. System and method for analyzing and communicating transmission assembly failure information
US7780070B2 (en) * 2005-04-11 2010-08-24 The Boeing Company Method of manufacturing a product using scan targets
ATE403501T1 (de) * 2005-06-16 2008-08-15 Deutsche Post Ag Verfahren zum bearbeiten einer postsendung
EP1954615B1 (de) * 2005-12-02 2011-11-02 Ferag AG Verfahren und einrichtung zur wahlweisen bearbeitung von druckprodukten
JP4910385B2 (ja) * 2005-12-16 2012-04-04 ムラテックオートメーション株式会社 垂直搬送装置
WO2008022289A2 (en) 2006-08-17 2008-02-21 Experian Information Services, Inc. System and method for providing a score for a used vehicle
US7894934B2 (en) * 2006-12-05 2011-02-22 Veyance Technologies, Inc. Remote conveyor belt monitoring system and method
US8738410B2 (en) * 2007-05-31 2014-05-27 The Boeing Company Methods and systems for managing electronic work instructions for manufacture of product
US20080301012A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 Cogswell Thomas A Methods and systems for distributing computer modeled product design and manufacture data to peripheral systems
US20090038741A1 (en) * 2007-08-10 2009-02-12 Mueller Mark J Removable repair label
DE102008018937A1 (de) * 2008-04-15 2009-10-29 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zum Transport von Gegenständen über sich kreuzende Transportpfade
DE102008022560B4 (de) * 2008-04-30 2020-08-13 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Fertigungslinie zur Herstellung von Kraftfahrzeugen
US20090277748A1 (en) * 2008-05-09 2009-11-12 Caterpillar Inc. Modular manufacturing line including a buffer and methods of operation therefor
JP5234413B2 (ja) * 2008-08-04 2013-07-10 株式会社日立製作所 工程管理装置、工程管理方法及び工程管理システム
US8317432B2 (en) 2008-10-09 2012-11-27 Translogic Corporation Air valve pneumatic tube carrier system
US8382401B2 (en) 2008-10-09 2013-02-26 Translogic Corporation Variable diameter pneumatic tube brake
US8793014B2 (en) 2008-10-09 2014-07-29 Translogic Corporation Pneumatic transport delivery control
FR2944270B1 (fr) * 2009-04-10 2013-01-25 Pierre Jost Installation et procede de traitement d'imprimes
GB0916379D0 (en) 2009-09-18 2009-10-28 Pilkington Group Ltd Laminated glazing
US11301922B2 (en) 2010-11-18 2022-04-12 AUTO I.D., Inc. System and method for providing comprehensive vehicle information
US10977727B1 (en) 2010-11-18 2021-04-13 AUTO I.D., Inc. Web-based system and method for providing comprehensive vehicle build information
EP2788145A1 (de) * 2011-12-09 2014-10-15 Daimler AG Verfahren zum betreiben einer produktionsanlage
JP2013200647A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nec Corp 生産システムおよび生産方法
US9139383B2 (en) 2012-09-13 2015-09-22 Translogic Corporation Control of pneumatic carrier system based on carrier or payload identification
US9650214B2 (en) 2013-03-15 2017-05-16 Translogic Corporation Multiple carrier handling in a pneumatic transport system
KR101427973B1 (ko) * 2013-07-09 2014-08-07 현대자동차 주식회사 차량 조립용 체결 보증 시스템 및 그 제어 방법
US9439996B2 (en) 2014-02-28 2016-09-13 Translogic Corporation Light source disinfection in a pneumatic transport system
US10580054B2 (en) 2014-12-18 2020-03-03 Experian Information Solutions, Inc. System, method, apparatus and medium for simultaneously generating vehicle history reports and preapproved financing options
JP2017054295A (ja) 2015-09-09 2017-03-16 株式会社東芝 紙葉類処理システム
US20170154386A1 (en) * 2015-11-30 2017-06-01 Telogis, Inc. Vehicle manufacture tracking
US10409867B1 (en) 2016-06-16 2019-09-10 Experian Information Solutions, Inc. Systems and methods of managing a database of alphanumeric values
JP6397062B2 (ja) * 2017-01-26 2018-09-26 本田技研工業株式会社 ワークの位置検出方法とハンガーの保守作業要否判断方法
JP6715795B2 (ja) * 2017-03-30 2020-07-01 矢崎総業株式会社 製造システムおよび冶具板と誘導装置との接続方法
US11210276B1 (en) 2017-07-14 2021-12-28 Experian Information Solutions, Inc. Database system for automated event analysis and detection
CN107717277A (zh) * 2017-11-10 2018-02-23 上汽大众汽车有限公司 一种车身输送和定位设备
KR102005064B1 (ko) * 2017-11-28 2019-10-01 (주)지티유솔루션 공장 시스템 관리 방법
US10740404B1 (en) 2018-03-07 2020-08-11 Experian Information Solutions, Inc. Database system for dynamically generating customized models
EP3789266B1 (en) * 2018-05-01 2023-03-01 Murata Machinery, Ltd. Carrier system
US11157835B1 (en) 2019-01-11 2021-10-26 Experian Information Solutions, Inc. Systems and methods for generating dynamic models based on trigger events
ES2973671T3 (es) * 2019-05-09 2024-06-21 Duerr Systems Ag Procedimiento para el análisis de defectos de calidad
DE112020002294A5 (de) 2019-05-09 2022-03-03 Dürr Systems Ag Analyseverfahren und Vorrichtungen hierzu
EP4338849A3 (de) 2019-05-09 2024-05-15 Dürr Systems AG Verfahren zur kontrolle und nachbehandlung von werkstücken, kontrollanlage und behandlungsanlage
CN114502309A (zh) * 2019-10-11 2022-05-13 松下知识产权经营株式会社 标识符管理方法、机器人控制装置以及综合控制装置
WO2021070722A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 識別子管理方法、ロボット制御装置および統括制御装置
CN111077802B (zh) * 2019-12-23 2023-08-15 内蒙古第一机械集团股份有限公司 一种悬挂式生产线积放小车循环运动的仿真方法
US20230145508A1 (en) * 2021-11-08 2023-05-11 GM Global Technology Operations LLC Partially assembled vehicle that autonomously completes its own assembly, and methods for producing same
EP4283423A1 (en) * 2022-05-24 2023-11-29 Volvo Truck Corporation A computer-implemented method and a system for providing recommendation data associated to a vehicle
CN115477112A (zh) * 2022-08-10 2022-12-16 中国第一汽车股份有限公司 汽车部件输送线自适应存储方法以及系统
WO2024121148A1 (en) * 2022-12-07 2024-06-13 Gestamp Automoción, S.A. Tracking workpieces in industrial processes and quality control systems and methods

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4670974A (en) 1985-11-06 1987-06-09 Westinghouse Electric Corp. Windshield insertion system for a vehicle on a moving conveyor apparatus
JP2562135B2 (ja) * 1986-11-06 1996-12-11 トヨタ自動車株式会社 トラツキング方法
JPH01153241A (ja) 1987-09-17 1989-06-15 Deere & Co 製品組立方法及び装置
US5056028A (en) * 1989-07-25 1991-10-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Production management system with simultaneous multiple data transmission
JPH03228531A (ja) * 1990-02-02 1991-10-09 Sekisui Chem Co Ltd 組立ライン管理システム
US5377814A (en) * 1990-06-20 1995-01-03 Fabri-Check, Inc. Transport carrier for use in an article sorting system
JPH04240060A (ja) * 1991-01-22 1992-08-27 Hitachi Ltd 製造システム
US5442561A (en) 1992-05-12 1995-08-15 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Production management system and its application method
FI930875A (fi) 1992-10-29 1994-04-30 Pfu Ltd Maongsidigt produktionssystem
JP2894116B2 (ja) * 1992-11-16 1999-05-24 日産自動車株式会社 ペインティッドボディ・ストレージの順列修正システム
JPH0722490A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Mitsubishi Electric Corp ロット自動編成装置及び方法
CA2140569A1 (en) 1994-01-27 1995-07-28 Giuseppe Cardini Method and apparatus for manufacturing stators
JPH07251338A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Mazda Motor Corp 連続搬送物に対する作業装置
US5612886A (en) 1995-05-12 1997-03-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Method and system for dynamic dispatching in semiconductor manufacturing plants
US5794213A (en) * 1995-06-06 1998-08-11 Markman; Herbert L. Method and apparatus for reforming grouped items
JP3055656B2 (ja) * 1995-11-21 2000-06-26 本田技研工業株式会社 加工計画の自動作成方法
JP3765509B2 (ja) 1996-12-13 2006-04-12 本田技研工業株式会社 自動車組立ライン及び自動車搬送方法
JP3988378B2 (ja) * 2000-10-30 2007-10-10 トヨタ車体株式会社 自動車生産ライン

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214264A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Honda Motor Co Ltd 作業自動化方法
JP2010244200A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Hitachi Ltd 生産順序再計画システム、生産順序再計画装置及び方法
WO2014061455A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社日立製作所 自動車生産ライン管理システムおよび管理方法
JP2014081885A (ja) * 2012-10-18 2014-05-08 Hitachi Ltd 自動車生産ライン管理システムおよび管理方法
US9448554B2 (en) 2012-12-28 2016-09-20 Hyundai Motor Company Vehicle-location recognition system and method, and vehicle assembly-history management system and method using the same
JP2021535511A (ja) * 2018-08-27 2021-12-16 ビーエーエスエフ コーポレーション 自動車再仕上げ修理プロセスをデジタル的に追跡及び監視する方法及びシステム
JP7263506B2 (ja) 2018-08-27 2023-04-24 ビーエーエスエフ コーポレーション 自動車再仕上げ修理プロセスをデジタル的に追跡及び監視する方法及びシステム
KR102007472B1 (ko) * 2019-06-03 2019-08-05 표용철 자동차용 범퍼 제작 공정을 제어하기 위한 방법 및 장치
KR102014981B1 (ko) * 2019-06-03 2019-08-27 표용철 자동차용 도어 트림 제작 공정을 제어하기 위한 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008000892A (ja) 2008-01-10
US6516239B1 (en) 2003-02-04
GB2352838B (en) 2002-04-17
JP4243009B2 (ja) 2009-03-25
CA2280419C (en) 2001-01-23
GB2352838A (en) 2001-02-07
GB0016947D0 (en) 2000-08-30
CA2280419A1 (en) 1999-12-18
JP4537427B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4537427B2 (ja) 組立ライン制御システム
US6801821B2 (en) Assembly line control system
CN109709913A (zh) 智能车间物流调度系统
JP3528934B2 (ja) 生産設備制御装置
EP1138433A1 (en) A product disassembling and assembling system and a method of disassembling and assembling the product
CA2280414C (en) Zone inspection manufacturing line
JPH06155252A (ja) 物品生産工程の品質管理システム
WO2004036325A1 (ja) 工場の生産工程管理システムにおける工程処理構成の構築・管理方法
US5991527A (en) System for simulating a production environment
GB2364797A (en) Assembly line control system and method
Schmitz et al. Industry 4.0
JP3866561B2 (ja) 出荷守り切りシステムおよび行き先建物通過確認システム
JP2894116B2 (ja) ペインティッドボディ・ストレージの順列修正システム
JPH04223846A (ja) 生産ラインの作業指示装置および搬送制御装置
LeBlanc The impact of information systems technology on operations management
JP4627405B2 (ja) 製品生産システム
JPH02109665A (ja) 自律分散生産方法およびその装置
JPH06144318A (ja) 車両トラッキングデータの修正装置
Mitchel Tool and Manufacturing Engineers Handbook: Material and Part Handling in Manufacturing
JPH0264704A (ja) 自動化設備の制御システム
JPH06182657A (ja) 生産ラインにおける治具搬送システム
JP3259615B2 (ja) 生産管理装置
Schonberger J and its companions, total quali-ty control (TQC) and total pre
Donato Design of a manufacturing system for the production of flatwire wiring harnesses
Kampker et al. Flexibility through mobility: the e-mobile assembly of tomorrow

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070510

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070611

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080404

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080409

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080507

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080604

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081226

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4243009

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees