JP3898428B2 - 車両組立ラインのタクト設定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両組立ラインのタクト設定方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の組立ラインでは、混流方式と称して互いに異なる複数の車両(車種A、車種B)を共通のラインに流し、そこで組立を行うことでが組立ラインの数を抑えること並びに作業の集約化が図られている。この混流方式に関する発明としては、例えば、特許第2920801号公報「車両組立ラインにおける搬送方法」が知られている。
この搬送方法は、組立工程数の異なる複数機種Aと機種Bとを各々多数の車両を連ねた車両グループに構成し、そのグループ単位で纏めた各機種A,Bが順次組立ラインを流動する様にし、機種Bは機種Aより組立工程数が大きい場合、機種Bが組立ラインに進入する直前にライン速度をロングタクト、すなわち低速に切替える。また、組立ラインに機種Bが存在するときにはロングタクトのままとし、機種Bがライン出口から抜けて組立ラインに存在しなく、機種Aだけになったときはショートタクト、すなわちライン速度を高速に切替えることで、生産性を高めるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報の混流組立方式では、組立に手間が掛る車種Aと組立容易な車種Bを処理する場合、車種Aがライン中にあるときにはロングタクト、車種Aがライン中に無いとき、すなわち車種Bのみがラインにあるときにはショートタクトで処理するもので、ロングタクトのみのライン速度で組立ラインを運用するケースに比べて、上記公報のようにロングタクトとショートタクトとの2速で組立ラインを運用する方が平均ライン速度を上げることができ、その分だけ生産性を高めることはできる。
しかし、組立ラインに組立工程数の大きな方の機種が1台でもあればロングタクトにしなければならないので、平均ライン速度を上げる点においての効果はそれ程高くはない。
【0004】
そこで、本発明は組立ラインに組立工数(組立工程数)の大きい機種が存在しても一定の条件が満たされればライン速度を増加することのできる組立ライン構成を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、異なる複数の機種の塗装を終えた車体を共通のラインに流し、このラインで組付け部品を順次組付け、検査を経て完成車にする車両組立ラインに関し、
組付け部品を取付け作業位置、組付け手順及び部品の機能を基準にしてグルーピングすることにより、前記車両組立ラインを少なくとも3つのゾーンに区分し、これらのゾーン毎の標準組立工数を設定し、この標準組立工数と複数機種毎のゾーン毎組立工数とを比較し、ゾーン毎組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せにする車両組立ラインの構成方法で構成した車両組立ラインにおいて、
組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとにあるときにはロングタクト、組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーン及び次に大きいゾーンを除く他のゾーンにあるときはミドルタクト、組立工数の大きい車種が組立ラインに無いときはショートタクトにすることを特徴とする。
【0008】
すなわち、本発明では組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとにあるときにはロングタクト、組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーン及び次に大きいゾーンを除く他のゾーンにあるときはミドルタクト、組立工数の大きい車種が組立ラインに無いときはショートタクトにするという細かなタクト選択を実施することが出来、生産性を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る車両の組立ラインの構成図、図2は本発明に係る車両の組立ラインにおけるゾーン区分の説明図、図3は本発明に係る車両組立ラインのタクトの変化を説明する図、図4は図3に対する従来例相当の比較例を示す図、図5は本発明に係るフロー図、図6は本発明に係る機種別工数算定説明図である。
【0010】
図1において、車両の組立ライン10は、塗装工程を終えた車体11に、通線・伝達艤装に係る部品を順次組付け、検査し、必要に応じて補修する通線・伝達艤装ゾーン20と、内装部品を順次組付け、検査し、必要に応じて補修する内装ゾーン30と、下回り部品を順次組付け、検査し、必要に応じて補修する下回り艤装ゾーン40と、外装部品を順次組付け、検査し、必要に応じて補修する外装ゾーン50と、各ゾーン20〜50内では補修しなかった項目の検査を実施し、補修(各ゾーンの補修部で補修し切れなかった項目の補修を含む。)を施す複合保証ゾーン60と、をこの順に配置してなる。
又、組立ライン10は、図中に示すラインタクトが設定され、組立ライン10に連なり、部品を予め小組して供給するためのサブライン(101〜104)が設けられている。このサブライン(101〜104)は組立ライン10に同期するものと同期しないものとで構成されている。尚ラインタクトの変更については、後述にて図3と合せ説明する。
【0011】
図2で本発明に係る車両の組立ラインにおけるゾーン区分を説明する。
「通線・伝達艤装」に、配線、配管、ケーブル、エンジンルーム内作業、その他の組付け前作業を集約する。
「内装」に、インパネ、ペダル類、床マット、天井ライニング、サイドライニング、ヘッドライト、その他の内装作業を集約する。
「下回り艤装」に、サスペンション、(タイヤ)、エンジン、その他、下からの組付け作業を集約する。(タイヤ)は基本的には次の外装作業で組付けるが、この下回り艤装で組付けてもよい。
「外装」に、タイヤ、ウインドガラス、バンパ、ドア、シート、エンジンルーム後作業、その他の外装作業を集約する。
【0012】
図5にて、本発明のフローを説明する。なお、ST××はステップ番号を示す。
ST01:組立ラインを3つ以上の「ゾーン」に区分する。
ST02:そして、ゾーン毎の「標準組立工数」を設定する。
ST03:次に、複数機種毎の「ゾーン毎組立工数」を算定する。
ST04:そして、ゾーン毎の「標準組立工数」と複数機種毎の「ゾーン毎組立工数」とを比較する。
ST05:次に、「標準組立工数」より大きな工数比率の「ゾーン」を隣合せに配列する。
【0013】
ST06:ST05での配列を評価し、良ければST08に進み、悪ければST07に進む。
ST07:ST06でNoであれば、サブラインエリアによる組立工数の分担率を算定する。すなわち、図1に示すサブラインエリア(101〜105)は、組立ライン10に同期して組立てるものと、造りだめできる非同期のサブラインとに機種毎に区分され、前記ゾーンの定工数化を図った上で、各ゾーン毎の工数比率の高いゾーンを隣接させるようにする。
そして、ST04に戻し、ST04→ST05→ST06を再トライし、ST06がYesになるまで、トライを繰り返す。
ST08:ST06でYesなら、ライン編成を終える。
【0014】
次に図6にて、図5のライン編成(ST08)の一例を示す。
各ゾーンの工数を、異なる機種間で共通の標準組立工数を設定し、それを各ゾーン毎に[1.0]とした場合、機種A,Bについて工数比率(ゾーン毎組立工数)をゾーン別に算出し、機種Aの工数比率の上位2つである通線・伝達艤装ゾーンと内装ゾーンとを隣接させ、次に工数比率の高い下回り艤装ゾーンを隣接させ、これにつづいて定工数の外装ゾーン及び複合・保証ゾーンを隣接させてラインを編成する。
【0015】
ゾーン区分は、作業の便利のために機能別に組立項目をグループ分けしたものであっても、前記サブラインエリア(101〜105)により、組立ライン10のゾーン毎の工数の差を調整することができる。
【0016】
図3は本発明に係る車両組立ラインのタクトの変化を説明する図であり、組立ラインを、入口から出口にかけて、通線・伝達艤装ゾーン、内装ゾーン、下回り艤装ゾーン、外装ゾーン及び複合・保証ゾーンの5つのゾーンに区分し、この様な構成の組立ラインで、各組立工数の異なる○で示す車種Aと△で示す車種Bとを混流形式で組立を実施するときの経過時間を(a)〜(h)でパターン化した。
【0017】
なお、○(車種A)は、いわゆる高級車であって、部品点数が多く、組立工数が大きいもの、△(車種B)は、いわゆる大衆車であって、車種Aに比較して部品点数が少く、組立工数が小さいものを示す。
また、図右欄のタクトの種別で、Sはショートタクト、Mはミドルタクト、Lはロングタクトであり、Sはライン速度を高めたもの、Lはライン速度を低めたもの、Mはそれらの中間速度としたものに相当する。
【0018】
(a)では、入口に○(車種A)が来ているが、全ゾーンに△(車種B)が流動しているためタクトはS(ショートタクト)に設定することができる。
(b)では、(a)の○(車種A)が通線・伝達艤装ゾーンに来ている。ライン上に○(車種A)があり、この○(車種A)は組立が面倒であるため、タクトはL(ロングタクト)に設定変更する。
(c),(d)は、組立工数の大きな内装ゾーンに○(車種A)が流動しているため、タクトはL(ロングタクト)のまま維持する。
【0019】
(e)では、通線・伝達艤装ゾーン及び内装ゾーンに流動しているのは、前記した様に相対組立工数の少ない△(車種B)であり、また、下回りゾーン及び外装ゾーンには○(車種A)が流動しているが相対工数が少ないため組立には余裕が生じる。
そこで、タクトをM(ミドルタクト)に切替えてライン速度を増加することができる。
(f),(g)ともに通線・伝達艤装ゾーン及び内装ゾーンに△(車種B)が流動しており、且つ下回り艤装ゾーン〜複合・保証ゾーンの間には○(車種A)が流動しているので、タクトはM(ミドルタクト)のまま維持する。
(h)は(a)に戻った状態であり、全部のゾーンに△(車種B)が流動しているので、タクトをS(ショートタクト)に切替える。
【0020】
図4は図3に対する従来例相当の比較例を示す図であり、ゾーン区分の有無(図4ではゾーン区分せず。)を除いては図3と同じである。
(A):組立ラインに△(車種B)があるので、タクトはS(ショートタクト)を選択する。
(B):組立ラインに○(車種A)が進入したので、タクトをL(ロングタクト)に切替える。
(C)〜(G):組立ラインに○(車種A)があるので、タクトをL(ロングタクト)のまま維持する。
(H):組立ラインから○(車種A)が無くなり、△(車種B)のみとなったので、タクトをS(ショートタクト)に切替える。すなわち、(A)に戻る。
【0021】
図4の右端に記載したタクトの種別を数えると、Sは(1)個、Lは(6)個となる。(H)は(A)と同一であるから数えない。仮に、S(ショートタクト)を64秒/台、L(ロングタクト)を67秒/台とするば、次の計算により簡易的に平均タクトを求めることができる。平均タクト=(67×6+64×1)/7=66.6
すなわち、図における平均タクトは66.6秒/台程度になると考えられる。
【0022】
これに対して、図3の右端に記載したタクトの種別を数えると、Sは(1)個、Lは(3)個、Mは(3)個となる。(h)は(a)と同一であるから数えない。仮に、S(ショートタクト)を64秒/台、L(ロングタクト)を67秒/台、M(ミドルタクト)を65秒/台とするば、次の計算により簡易的に平均タクトを求めることができる。平均タクト=(67×3+65×3+64×1)/7=65.7
すなわち、図3における平均タクトは65.7秒/台程度になる。
【0023】
以上に述べた通りに従来はタクトをS(ショートタクト)とL(ロングタクト)の2つを切替えていたものを、本発明ではS(ショートタクト)、L(ロングタクト)及びM(ミドルタクト)の3つを切替えるようにしたものであり、本発明はM(ミドルタクト)を介在させたことにより、生産能率を高めることに成功したものである。
【0024】
図3では組立ラインを5つのゾーンに分けたが、最小3つのゾーンがあれば本発明は成立し、仮に3ゾーンであってもこれらのゾーン毎の標準組立工数を設定し、この標準組立工数と複数機種毎のゾーン毎組立工数とを比較し、ゾーン毎組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せにすればよい。
すなわち、最も組立工数の大きいゾーンと、次に大きいゾーンとが離れていると、タクトをLからMに替える時期が遅れ、Lの割合が増え、Mの割合が減ずることになるからである。従って、LからM(又はMからL)に速かに切替えるには、「組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せる」ことが必須である。
【0025】
図3では組立工数の最も大きいゾーンとしての内装ゾーンと、次に大きなゾーンとしての通・電ゾーンとを隣り合わせると共に、組立ラインの入口に配置したが、これらの2つのゾーンを出口に配置することもできる。
又は、組立ラインの途中であってもよい。すなわち、組立ラインに隣り合わせて組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを配置すれば、M(ミドルタクト)に切替えることが可能となる。
【0026】
従って、本発明は、塗装工程を終えた車体で且つ異なる複数の機種の車体を共通のラインに流し、このラインで組付け部品を順次組付け、検査を経て完成車にする車両組立ラインにおいて、組付け部品を取付け作業位置、組付け手順及び部品の機能を基準にしてグルーピングすることにより、前記車両組立ラインを少なくとも3つのゾーンに区分し、複数機種毎にこれらのゾーン毎の標準組立工数を設定し、この標準組立工数と複数機種毎のゾーン内組立工数とを比較し、ゾーン内組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せにすることを特徴とする。
【0027】
尚、実施の形態では、理解を容易にするために、内装ゾーンなどの具体的名称を使用したが、ゾーンはこれに限るものではなく、ラインタクトを変更するのに適したゾーンに区分けしてラインを編成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、車両組立ラインを少なくとも3つのゾーンに区分し、これらのゾーン毎の標準組立工数を設定し、この標準組立工数と複数機種毎のゾーン毎組立工数とを比較し、ゾーン毎組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せにすることにより、ラインタクトの変更を組立ラインの途中に機種が有っても実施出来、細かなタクト選択を実施することが出来、生産性を向上させることができる。
【0029】
加えて、請求項1では、組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとにあるときにはロングタクト、組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーン及び次に大きいゾーンを除く他のゾーンにあるときはミドルタクト、組立工数の大きい車種が組立ラインに無いときはショートタクトにすることにより、細かなタクト選択を実施することが出来、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の組立ラインの構成図
【図2】本発明に係る車両の組立ラインにおけるゾーン区分の説明図
【図3】本発明に係る車両組立ラインのタクトの変化を説明する図
【図4】図3に対する従来例相当の比較例を示す図
【図5】本発明に係るフロー図
【図6】本発明に係る機種別工数算定説明図
【符号の説明】
10…車両組立ライン、11…車体、20…通線・伝達ゾーン、30…内装ゾーン、40…下回り艤装ゾーン、50…外装ゾーン、60…複合・保証ゾーン。
Claims (1)
- 異なる複数の機種の塗装を終えた車体を共通のラインに流し、このラインで組付け部品を順次組付け、検査を経て完成車にする車両組立ラインに関し、
組付け部品を取付け作業位置、組付け手順及び部品の機能を基準にしてグルーピングすることにより、前記車両組立ラインを少なくとも3つのゾーンに区分し、これらのゾーン毎の標準組立工数を設定し、この標準組立工数と複数機種毎のゾーン毎組立工数とを比較し、ゾーン毎組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとを隣合せにする車両組立ラインの構成方法で構成した車両組立ラインにおいて、
組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーンと次に大きいゾーンとにあるときにはロングタクト、組立工数の大きい車種が組立工数の最も大きいゾーン及び次に大きいゾーンを除く他のゾーンにあるときはミドルタクト、組立工数の大きい車種が組立ラインに無いときはショートタクトにすることを特徴とする車両組立ラインのタクト設定方法。
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