JPH07251338A - 連続搬送物に対する作業装置 - Google Patents
連続搬送物に対する作業装置Info
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- JPH07251338A JPH07251338A JP6043890A JP4389094A JPH07251338A JP H07251338 A JPH07251338 A JP H07251338A JP 6043890 A JP6043890 A JP 6043890A JP 4389094 A JP4389094 A JP 4389094A JP H07251338 A JPH07251338 A JP H07251338A
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- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 自動車のドアWを支持するハンガー2上部の
爪部10,10と、コンベア1のプッシャ11との間に
係合を解除し得る遊び部15を設け、コンベア1による
ハンガー2の搬送速度をパルスジェネレータ46で検出
する。搬送方向に移動可能な同期台車18に、塗布ロボ
ット19と、ハンガー2の搬送位置を検知するスイッチ
42のON動作によりハンガー2をコンベア1での搬送
位置に対して遊び部15の範囲内で搬送方向前方位置で
把持するクランプ装置21とを設け、ハンガー2をクラ
ンプ装置21により把持してコンベア1との駆動連結を
切り離し、その後、サーボモータ35により同期台車1
8をパルスジェネレータ46による検出速度に基づきコ
ンベア速度の平均速度で同期移動させる。 【効果】 塗布ロボット19が、コンベア1の搬送速度
の変動の影響を受けて振動することなくワーク2の塗布
箇所に対し精度良く接着剤の塗布作業を行うことができ
る。
爪部10,10と、コンベア1のプッシャ11との間に
係合を解除し得る遊び部15を設け、コンベア1による
ハンガー2の搬送速度をパルスジェネレータ46で検出
する。搬送方向に移動可能な同期台車18に、塗布ロボ
ット19と、ハンガー2の搬送位置を検知するスイッチ
42のON動作によりハンガー2をコンベア1での搬送
位置に対して遊び部15の範囲内で搬送方向前方位置で
把持するクランプ装置21とを設け、ハンガー2をクラ
ンプ装置21により把持してコンベア1との駆動連結を
切り離し、その後、サーボモータ35により同期台車1
8をパルスジェネレータ46による検出速度に基づきコ
ンベア速度の平均速度で同期移動させる。 【効果】 塗布ロボット19が、コンベア1の搬送速度
の変動の影響を受けて振動することなくワーク2の塗布
箇所に対し精度良く接着剤の塗布作業を行うことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベアにより連続搬
送される搬送物に対して加工や組立て等の所定の作業を
行うようにした作業装置の改良に関するものである。
送される搬送物に対して加工や組立て等の所定の作業を
行うようにした作業装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、搬送物としてのワークに接着
剤を塗布する作業を行う場合、接着剤塗布ガンを有する
ロボットを使用することは知られている。このロボット
による塗布作業においては、塗布ロボットとワークの接
着剤塗布面との相対位置を精度良く求めることが要求さ
れる。
剤を塗布する作業を行う場合、接着剤塗布ガンを有する
ロボットを使用することは知られている。このロボット
による塗布作業においては、塗布ロボットとワークの接
着剤塗布面との相対位置を精度良く求めることが要求さ
れる。
【0003】しかるに、ワークのプレス加工や溶接加工
等の加工上の誤差等によって、その接着剤塗布面の形状
寸法及び位置が各ワーク毎に少しずつ異なっている。ま
た、このワークを搬送するハンガーや載置台等の搬送装
置によるワークの保持位置についても各搬送装置におい
て若干異なる。このため、上記接着剤塗布ロボットによ
ってワークの塗布面に接着剤を塗布しても、接着剤の塗
布位置や塗布面と塗布ガンとの距離が基準値からずれ
て、接着剤の正確な塗布が行えず、所定の接着性能が得
られない問題が生じる虞れがある。
等の加工上の誤差等によって、その接着剤塗布面の形状
寸法及び位置が各ワーク毎に少しずつ異なっている。ま
た、このワークを搬送するハンガーや載置台等の搬送装
置によるワークの保持位置についても各搬送装置におい
て若干異なる。このため、上記接着剤塗布ロボットによ
ってワークの塗布面に接着剤を塗布しても、接着剤の塗
布位置や塗布面と塗布ガンとの距離が基準値からずれ
て、接着剤の正確な塗布が行えず、所定の接着性能が得
られない問題が生じる虞れがある。
【0004】この問題を解決するための作業装置の一例
として、例えば実開昭63―981号公報に示されるも
のがある。このものでは、ハンガーで車体構成部品とし
てのドアを吊持して間欠的にタクト搬送し、このドアが
所定の塗布ステーションに来ると、そのドアを支持した
ハンガーを受け治具で搬送路側方に引き込んで持ち上
げ、その停止固定状態でロボットによりドアのインナパ
ネル面に接着材を塗布するようになされている。
として、例えば実開昭63―981号公報に示されるも
のがある。このものでは、ハンガーで車体構成部品とし
てのドアを吊持して間欠的にタクト搬送し、このドアが
所定の塗布ステーションに来ると、そのドアを支持した
ハンガーを受け治具で搬送路側方に引き込んで持ち上
げ、その停止固定状態でロボットによりドアのインナパ
ネル面に接着材を塗布するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のものでは、
ワークを一旦停止状態にするので、その搬送位置の精度
やワークの加工誤差等に拘らず接着剤の塗布作業を精度
良く行うことができる。
ワークを一旦停止状態にするので、その搬送位置の精度
やワークの加工誤差等に拘らず接着剤の塗布作業を精度
良く行うことができる。
【0006】しかし、ラインの一部に作業者による作業
を行うステーションが含まれているときには、上記タク
ト搬送よりもワークを連続的に搬送する方が作業性の点
でよく、このコンベアによって搬送されるワークを止め
ることなく、その搬送を継続しながら所定作業を自動的
に行うようにすることが望まれている。
を行うステーションが含まれているときには、上記タク
ト搬送よりもワークを連続的に搬送する方が作業性の点
でよく、このコンベアによって搬送されるワークを止め
ることなく、その搬送を継続しながら所定作業を自動的
に行うようにすることが望まれている。
【0007】そこで、本願出願人は、前に、搬送物とし
てのワークを支持するハンガーをコンベアに対し遊びを
もって係合させてコンベアによりワークを連続搬送し、
このハンガーが作業ステーションの所定位置に移動する
と、搬送路側方の作業台上のクランプ装置によりハンガ
ーをコンベアに対し遊びの範囲でクランプ保持して、そ
のコンベアとの駆動連結を切り離し、この状態で作業台
をコンベアの搬送速度と同じ速度で搬送方向に移動さ
せ、その間に作業台上の塗布ロボットによりワークに接
着剤の塗布作業を施すようにしたものを提案している。
てのワークを支持するハンガーをコンベアに対し遊びを
もって係合させてコンベアによりワークを連続搬送し、
このハンガーが作業ステーションの所定位置に移動する
と、搬送路側方の作業台上のクランプ装置によりハンガ
ーをコンベアに対し遊びの範囲でクランプ保持して、そ
のコンベアとの駆動連結を切り離し、この状態で作業台
をコンベアの搬送速度と同じ速度で搬送方向に移動さ
せ、その間に作業台上の塗布ロボットによりワークに接
着剤の塗布作業を施すようにしたものを提案している。
【0008】しかし、この提案のものにも問題が全くな
い訳ではなく、改良の余地がある。すなわち、上記提案
のものでは、ワークを支持するハンガーを作業台上のク
ランプ装置でクランプし、この状態でロボットを作動さ
せるので、ロボットとワークとを同じ作業台上で移動せ
て、両者間の相対距離を一定とでき、コンベアの搬送速
度の影響を受けることなく塗布作業を行うことができ
る。
い訳ではなく、改良の余地がある。すなわち、上記提案
のものでは、ワークを支持するハンガーを作業台上のク
ランプ装置でクランプし、この状態でロボットを作動さ
せるので、ロボットとワークとを同じ作業台上で移動せ
て、両者間の相対距離を一定とでき、コンベアの搬送速
度の影響を受けることなく塗布作業を行うことができ
る。
【0009】ところが、反面では、この作業台の移動速
度はコンベアの搬送速度と同じ速度に制御されるので、
このコンベアの搬送速度がばらついていると、その速度
変化(サージング)の影響を受けるようになり、たとえ
作業台上でロボットとワークハンガーとが一体的に移動
したとしても、このハンガーの移動速度に変化が生じ、
その動きがぎくしゃくしてロボットが揺さぶられ、その
結果、接着剤をワークの目的の箇所に正確に塗布するこ
とが困難になる。
度はコンベアの搬送速度と同じ速度に制御されるので、
このコンベアの搬送速度がばらついていると、その速度
変化(サージング)の影響を受けるようになり、たとえ
作業台上でロボットとワークハンガーとが一体的に移動
したとしても、このハンガーの移動速度に変化が生じ、
その動きがぎくしゃくしてロボットが揺さぶられ、その
結果、接着剤をワークの目的の箇所に正確に塗布するこ
とが困難になる。
【0010】例えば図15は作業台が移動を開始してか
ら停止するまでの間の速度変化を示しており、ロボット
の塗布作業中の速度が大きく変化している。
ら停止するまでの間の速度変化を示しており、ロボット
の塗布作業中の速度が大きく変化している。
【0011】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、上記のようにコンベアとの駆動連結を
一時的に切り離した状態で作業台を移動させる場合に、
その移動速度を適正に設定するようにし、作業台が移動
するときにコンベアの速度変化の影響を受け難くして、
確実な作業精度の向上を図ることにある。
で、その目的は、上記のようにコンベアとの駆動連結を
一時的に切り離した状態で作業台を移動させる場合に、
その移動速度を適正に設定するようにし、作業台が移動
するときにコンベアの速度変化の影響を受け難くして、
確実な作業精度の向上を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明では、コンベアの設定基準速度と見做され
る平均の搬送速度を検出し、その平均速度で作業台をコ
ンベアとは独立して移動させるようにした。
に、この発明では、コンベアの設定基準速度と見做され
る平均の搬送速度を検出し、その平均速度で作業台をコ
ンベアとは独立して移動させるようにした。
【0013】具体的には、請求項1の発明では、上記の
如く、搬送物を支持して搬送路に沿って搬送するコンベ
アと、上記搬送路の所定の作業ステーションに配設され
た作業手段とを備え、搬送路を連続搬送される搬送物に
対し作業手段により所定の作業を施すようにした連続搬
送物に対する作業装置が前提である。
如く、搬送物を支持して搬送路に沿って搬送するコンベ
アと、上記搬送路の所定の作業ステーションに配設され
た作業手段とを備え、搬送路を連続搬送される搬送物に
対し作業手段により所定の作業を施すようにした連続搬
送物に対する作業装置が前提である。
【0014】そして、上記搬送物が作業ステーションに
おける所定の搬送位置に移動したことを検知する検知手
段と、コンベアの搬送速度を検出する速度検出手段と、
この速度検出手段により検出されたコンベアの搬送速度
の平均速度を算出する平均速度算出手段と、上記作業手
段を固定支持しかつ上記搬送路に沿って移動可能な作業
台と、この作業台を搬送物の搬送方向に移動させる駆動
手段と、上記検知手段の出力に基づき上記コンベアによ
る搬送物の駆動を切り離して作業台と共に移動させる切
離し手段と、少なくとも上記切離し手段の作動後、作業
台が上記平均速度算出手段により算出された平均速度で
移動するように上記駆動手段を制御する制御手段とを設
ける。
おける所定の搬送位置に移動したことを検知する検知手
段と、コンベアの搬送速度を検出する速度検出手段と、
この速度検出手段により検出されたコンベアの搬送速度
の平均速度を算出する平均速度算出手段と、上記作業手
段を固定支持しかつ上記搬送路に沿って移動可能な作業
台と、この作業台を搬送物の搬送方向に移動させる駆動
手段と、上記検知手段の出力に基づき上記コンベアによ
る搬送物の駆動を切り離して作業台と共に移動させる切
離し手段と、少なくとも上記切離し手段の作動後、作業
台が上記平均速度算出手段により算出された平均速度で
移動するように上記駆動手段を制御する制御手段とを設
ける。
【0015】請求項2の発明では、切離し手段は、作業
台に設けられて搬送物をクランプするクランプ手段から
なるものとし、このクランプ手段で搬送物をクランプし
たときに、コンベアによる搬送物の駆動を切り離すよう
に構成する。
台に設けられて搬送物をクランプするクランプ手段から
なるものとし、このクランプ手段で搬送物をクランプし
たときに、コンベアによる搬送物の駆動を切り離すよう
に構成する。
【0016】請求項3の発明では、速度検出手段は、作
業ステーションに搬入される前の搬送物にクランプされ
る検出台車に駆動連結されているものとする。
業ステーションに搬入される前の搬送物にクランプされ
る検出台車に駆動連結されているものとする。
【0017】
【作用】上記の構成により、請求項1の発明では、コン
ベアの作動により、該コンベアに支持された搬送物が搬
送路に沿って搬送される。この搬送物が作業ステーショ
ンにおける所定の搬送位置に移動すると、そのことが検
知手段により検出され、この検知手段の出力に基づき切
離し手段が作動し、コンベアによる搬送物の駆動が切り
離されて搬送物が作業台と共に移動可能となる。この状
態でコンベアの搬送速度が速度検出手段により検出され
るとともに、そのコンベアの搬送速度の平均値が平均速
度算出手段により算出され、制御手段による駆動手段の
制御により、上記算出された平均速度で作業台が搬送路
に沿って移動し、この間に作業手段による搬送物の目標
箇所への作業が行われる。
ベアの作動により、該コンベアに支持された搬送物が搬
送路に沿って搬送される。この搬送物が作業ステーショ
ンにおける所定の搬送位置に移動すると、そのことが検
知手段により検出され、この検知手段の出力に基づき切
離し手段が作動し、コンベアによる搬送物の駆動が切り
離されて搬送物が作業台と共に移動可能となる。この状
態でコンベアの搬送速度が速度検出手段により検出され
るとともに、そのコンベアの搬送速度の平均値が平均速
度算出手段により算出され、制御手段による駆動手段の
制御により、上記算出された平均速度で作業台が搬送路
に沿って移動し、この間に作業手段による搬送物の目標
箇所への作業が行われる。
【0018】すなわち、このときには、切離し手段によ
りコンベアとの係合を解除された搬送物が作業台と共に
移動し、この作業台には作業手段が固定支持されている
ので、同一の作業台上に存在する作業手段と搬送物とは
静止状態の関係となり、搬送物の搬送状態を維持しなが
ら、作業手段がコンベアによる駆動系の影響を受けるこ
となく搬送物の作業箇所に対して精度良く作業を行うこ
とができる。
りコンベアとの係合を解除された搬送物が作業台と共に
移動し、この作業台には作業手段が固定支持されている
ので、同一の作業台上に存在する作業手段と搬送物とは
静止状態の関係となり、搬送物の搬送状態を維持しなが
ら、作業手段がコンベアによる駆動系の影響を受けるこ
となく搬送物の作業箇所に対して精度良く作業を行うこ
とができる。
【0019】しかも、上記コンベアの搬送速度の平均値
が求められ、この平均速度でコンベアが駆動されるの
で、たとえコンベアの搬送速度にばらつきがあっても、
作業台はコンベアの平均速度で安定して移動してその動
きがスムーズとなり、作業手段の振動を抑制してその作
業精度をさらに向上させることができる。
が求められ、この平均速度でコンベアが駆動されるの
で、たとえコンベアの搬送速度にばらつきがあっても、
作業台はコンベアの平均速度で安定して移動してその動
きがスムーズとなり、作業手段の振動を抑制してその作
業精度をさらに向上させることができる。
【0020】請求項2の発明では、切離し手段は作業台
に設けられたクランプ手段であり、このクランプ手段に
より搬送物がクランプされ、このクランプに伴ってコン
ベアによる搬送物の駆動が切り離され、搬送物が作業台
と共に移動可能となる。従って、搬送物のコンベアによ
る駆動の切離しを容易に行うことができる。
に設けられたクランプ手段であり、このクランプ手段に
より搬送物がクランプされ、このクランプに伴ってコン
ベアによる搬送物の駆動が切り離され、搬送物が作業台
と共に移動可能となる。従って、搬送物のコンベアによ
る駆動の切離しを容易に行うことができる。
【0021】搬送物や作業手段が載置される作業台はコ
ンベアと同期移動されるが、この作業台の重量が大きく
なる程、作業台を駆動する駆動手段の負荷が大きくな
り、同期移動が困難となる虞れがある。このコンベアの
搬送速度との同期が維持できなくなると、搬送物がコン
ベアに対し前後に相対移動してコンベアとの駆動の切離
し状態が解除されるので、搬送物がコンベアの駆動系に
影響されることになる。しかし、請求項3の発明では、
速度検出手段が作業ステーションに搬入される前の搬送
物にクランプされる検出台車に駆動連結されているの
で、この速度検出手段の作業台への載置を回避した分だ
け、作業台全体を軽量にして、そのコンベアとの同期移
動を容易にでき、作業中に搬送物のコンベアとの駆動の
切離し状態が解除されるのを防止して、搬送物の作業箇
所に対して精度良く作業を行うことができる。
ンベアと同期移動されるが、この作業台の重量が大きく
なる程、作業台を駆動する駆動手段の負荷が大きくな
り、同期移動が困難となる虞れがある。このコンベアの
搬送速度との同期が維持できなくなると、搬送物がコン
ベアに対し前後に相対移動してコンベアとの駆動の切離
し状態が解除されるので、搬送物がコンベアの駆動系に
影響されることになる。しかし、請求項3の発明では、
速度検出手段が作業ステーションに搬入される前の搬送
物にクランプされる検出台車に駆動連結されているの
で、この速度検出手段の作業台への載置を回避した分だ
け、作業台全体を軽量にして、そのコンベアとの同期移
動を容易にでき、作業中に搬送物のコンベアとの駆動の
切離し状態が解除されるのを防止して、搬送物の作業箇
所に対して精度良く作業を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1)図6〜図13は本発明の実施例1の構造を
示し、本実施例の作業装置は、自動車のドアのインナパ
ネルに雨漏り防止用シートを貼着する際の接着剤の塗布
作業を塗布ロボットにて自動的に行うためのものであ
る。
する。 (実施例1)図6〜図13は本発明の実施例1の構造を
示し、本実施例の作業装置は、自動車のドアのインナパ
ネルに雨漏り防止用シートを貼着する際の接着剤の塗布
作業を塗布ロボットにて自動的に行うためのものであ
る。
【0023】図6において、1はチェーンにて形成され
るコンベアで、このコンベア1は図示しない駆動装置に
よって所定の速度(例えば約2.4m/分程度)で連続
して移動する。2はコンベア1により駆動される搬送物
支持体としてのハンガーで、このハンガー2に搬送物と
しての自動車のドアWを固定支持するようになってい
る。つまり、ドアWはハンガー2に固定支持されてコン
ベア1により搬送される。
るコンベアで、このコンベア1は図示しない駆動装置に
よって所定の速度(例えば約2.4m/分程度)で連続
して移動する。2はコンベア1により駆動される搬送物
支持体としてのハンガーで、このハンガー2に搬送物と
しての自動車のドアWを固定支持するようになってい
る。つまり、ドアWはハンガー2に固定支持されてコン
ベア1により搬送される。
【0024】上記ハンガー2は、図7及び図8に示すよ
うに略方形の枠体からなり、このハンガー2にはドアW
を前後方向(図7の左右方向)の両端部にて支持するた
めの支持装置4が形成されている。この支持装置4は、
前側に位置する固定支持部4aと、後側に位置する可動
支持部4bとからなり、ドアWはこれら固定支持部4a
と可動支持部4bとによって前後が挟持され、ドアWの
下側はハンガー2に設けたドア受け5,5,…にて支持
されるようになっている。
うに略方形の枠体からなり、このハンガー2にはドアW
を前後方向(図7の左右方向)の両端部にて支持するた
めの支持装置4が形成されている。この支持装置4は、
前側に位置する固定支持部4aと、後側に位置する可動
支持部4bとからなり、ドアWはこれら固定支持部4a
と可動支持部4bとによって前後が挟持され、ドアWの
下側はハンガー2に設けたドア受け5,5,…にて支持
されるようになっている。
【0025】ハンガー2上部の中央位置にはフック部6
が形成され、このフック部6の上側にはハンガー側ロー
ラ支持体7が設けられている。また、上記フック部6と
ハンガー側ローラ支持体7との間には、搬送方向に対し
て直角方向に延びる結合ピン14が一方に突出した状態
で形成されている。
が形成され、このフック部6の上側にはハンガー側ロー
ラ支持体7が設けられている。また、上記フック部6と
ハンガー側ローラ支持体7との間には、搬送方向に対し
て直角方向に延びる結合ピン14が一方に突出した状態
で形成されている。
【0026】図9及び図10に示すように、上記ハンガ
ー側ローラ支持体7にはハンガー側ガイドローラ8,8
が支持され、このガイドローラ8,8は搬送方向に延び
るハンガー側ガイドレール9,9に案内される。また、
ハンガー側ローラ支持体7の最上部には、係合部として
の爪部10,10が搬送方向に対して前後に2個対向し
て設けられており、その前後の間隔L1は例えばL1=
約70mmとなっている。
ー側ローラ支持体7にはハンガー側ガイドローラ8,8
が支持され、このガイドローラ8,8は搬送方向に延び
るハンガー側ガイドレール9,9に案内される。また、
ハンガー側ローラ支持体7の最上部には、係合部として
の爪部10,10が搬送方向に対して前後に2個対向し
て設けられており、その前後の間隔L1は例えばL1=
約70mmとなっている。
【0027】上記チェーンにて構成されるコンベア1は
コンベア搬送方向に例えば2mの間隔をあけた等間隔で
垂設されたプッシャ11,11,…を有し、この各プッ
シャ11が上記爪部10,10の間に係合されている。
このプッシャ11の搬送方向の長さL2は例えばL2=
約30mmとされており、従って、プッシャ11と前後
の爪部10,10との間にはL1−L2=40mmの間
隔の遊び部15(プッシャ11が爪部10,10間の中
央にあるときにはプッシャ11の前後両側に20mmず
つ)が設けられている。
コンベア搬送方向に例えば2mの間隔をあけた等間隔で
垂設されたプッシャ11,11,…を有し、この各プッ
シャ11が上記爪部10,10の間に係合されている。
このプッシャ11の搬送方向の長さL2は例えばL2=
約30mmとされており、従って、プッシャ11と前後
の爪部10,10との間にはL1−L2=40mmの間
隔の遊び部15(プッシャ11が爪部10,10間の中
央にあるときにはプッシャ11の前後両側に20mmず
つ)が設けられている。
【0028】上記コンベア1の上側にはコンベア1と平
行に延びる断面H形状のコンベアガイドレール12が配
設され、このガイドレール12にはコンベア側ガイドロ
ーラ13,13,…が転動可能に支持され、このコンベ
ア側ガイドローラ13,13,…は上記プッシャ11の
前後両隣りでコンベア1に連結されており、コンベア1
がガイドローラ13,13,…によりコンベアガイドレ
ール12に支持されて案内されるようになっている。
行に延びる断面H形状のコンベアガイドレール12が配
設され、このガイドレール12にはコンベア側ガイドロ
ーラ13,13,…が転動可能に支持され、このコンベ
ア側ガイドローラ13,13,…は上記プッシャ11の
前後両隣りでコンベア1に連結されており、コンベア1
がガイドローラ13,13,…によりコンベアガイドレ
ール12に支持されて案内されるようになっている。
【0029】一方、図6に示すように、コンベア1の搬
送方向の所定位置には作業ステーションとしての塗布ス
テーションStが設けられている。この塗布ステーショ
ンStには、コンベア1の真下位置よりも搬送方向外側
にオフセットした位置に固定され、上面の左右両側部に
レール17aが取り付けられた基台17と、この基台1
7のレール17a上に搬送方向に移動可能に支持された
作業台としての同期台車18(ロボット台車)と、この
同期台車18に固定状態で搭載された作業手段としての
塗布ロボット19と、図11に示すように、同期台車1
8にコンベア1の搬送方向と直角方向に進退移動可能に
上載支持された進退プレート20と、この進退プレート
20に載置され、後述するスイッチ42の出力に基づき
上記コンベア1によるドアW(ハンガー2)の駆動を切
り離して同期台車18と共に移動させる切離し手段とし
てのクランプ装置21,21(クランプ手段)とが設け
られている。尚、図11に示す如く、上記コンベア1は
互いに平行な左右の2連とされており、搬送物としての
自動車の左右のドアW,Wについてそれぞれ同時に塗装
等の処理を行うべく、塗布ステーションSt等も1対に
設定されているが、本実施例では左側のコンベア1及び
塗布ステーションStのみについて説明する。
送方向の所定位置には作業ステーションとしての塗布ス
テーションStが設けられている。この塗布ステーショ
ンStには、コンベア1の真下位置よりも搬送方向外側
にオフセットした位置に固定され、上面の左右両側部に
レール17aが取り付けられた基台17と、この基台1
7のレール17a上に搬送方向に移動可能に支持された
作業台としての同期台車18(ロボット台車)と、この
同期台車18に固定状態で搭載された作業手段としての
塗布ロボット19と、図11に示すように、同期台車1
8にコンベア1の搬送方向と直角方向に進退移動可能に
上載支持された進退プレート20と、この進退プレート
20に載置され、後述するスイッチ42の出力に基づき
上記コンベア1によるドアW(ハンガー2)の駆動を切
り離して同期台車18と共に移動させる切離し手段とし
てのクランプ装置21,21(クランプ手段)とが設け
られている。尚、図11に示す如く、上記コンベア1は
互いに平行な左右の2連とされており、搬送物としての
自動車の左右のドアW,Wについてそれぞれ同時に塗装
等の処理を行うべく、塗布ステーションSt等も1対に
設定されているが、本実施例では左側のコンベア1及び
塗布ステーションStのみについて説明する。
【0030】塗布ステーションStでの構成をさらに詳
述すると、図12に示すように、ロボット台車としての
同期台車18が基台17に対してコンベア搬送方向(同
図において紙面の表から裏に向かう方向)に移動可能に
設けられ、この同期台車18上の左端部に塗布ロボット
19が載置されている。この同期台車18は、駆動手段
としてのサーボモータ35によってコンベア1にて搬送
されるハンガー2の搬送速度と略同期した所定の速度で
ドア搬送方向に移動するようになっている。
述すると、図12に示すように、ロボット台車としての
同期台車18が基台17に対してコンベア搬送方向(同
図において紙面の表から裏に向かう方向)に移動可能に
設けられ、この同期台車18上の左端部に塗布ロボット
19が載置されている。この同期台車18は、駆動手段
としてのサーボモータ35によってコンベア1にて搬送
されるハンガー2の搬送速度と略同期した所定の速度で
ドア搬送方向に移動するようになっている。
【0031】上記同期台車18上には、上記搬送方向と
直角方向に延びる進退ガイドレール23が設けられ、こ
の進退ガイドレール23上には前後1対の進退プレート
20,20がコンベア1のハンガー2に対し図12にお
いて左右方向に進退移動可能に支持され、これら前後の
進退プレート20,20同士は、図11に示す如く連結
プレート28により移動一体に連結されている。
直角方向に延びる進退ガイドレール23が設けられ、こ
の進退ガイドレール23上には前後1対の進退プレート
20,20がコンベア1のハンガー2に対し図12にお
いて左右方向に進退移動可能に支持され、これら前後の
進退プレート20,20同士は、図11に示す如く連結
プレート28により移動一体に連結されている。
【0032】この各進退プレート20上にはクランプ装
置21及び起立用モータ25が載置されている。上記起
立用モータ25は、ハンガー2の下端枠に係合してそれ
を引き寄せるための直角部材27にシャフト26を介し
て連結されており、このモータ25の作動によりシャフ
ト26を回動させてその先端の直角部材27を起立状態
にし、ハンガー2の下端枠に係合させるようにしてい
る。
置21及び起立用モータ25が載置されている。上記起
立用モータ25は、ハンガー2の下端枠に係合してそれ
を引き寄せるための直角部材27にシャフト26を介し
て連結されており、このモータ25の作動によりシャフ
ト26を回動させてその先端の直角部材27を起立状態
にし、ハンガー2の下端枠に係合させるようにしてい
る。
【0033】一方、上記クランプ装置21は、ハンガー
2の搬送方向の前後枠を把持するために、搬送方向の前
後にそれぞれ設けられている(図11参照)。この各ク
ランプ装置21は、ハンガー2における各前後枠の下端
部とそれよりも少し上部との2箇所で把持すべくクラン
パ29,30を備えている。図13に示すように、この
各クランパ29,30の基端部は進退プレート20に立
設した支持体20aの右端部に揺動可能に支持され、先
端背面部はエアシリンダ31,32のピストンロッド3
1a,32a先端に回動可能に取り付けられており、シ
リンダ31,32の伸長作動により、クランパ29,3
0を基端部を中心として回動させ、これによってハンガ
ー2を同期台車18側でクランプ保持するとともに、そ
の保持状態ではコンベア搬送方向前側にハンガー2を押
してずらせるようになっている。
2の搬送方向の前後枠を把持するために、搬送方向の前
後にそれぞれ設けられている(図11参照)。この各ク
ランプ装置21は、ハンガー2における各前後枠の下端
部とそれよりも少し上部との2箇所で把持すべくクラン
パ29,30を備えている。図13に示すように、この
各クランパ29,30の基端部は進退プレート20に立
設した支持体20aの右端部に揺動可能に支持され、先
端背面部はエアシリンダ31,32のピストンロッド3
1a,32a先端に回動可能に取り付けられており、シ
リンダ31,32の伸長作動により、クランパ29,3
0を基端部を中心として回動させ、これによってハンガ
ー2を同期台車18側でクランプ保持するとともに、そ
の保持状態ではコンベア搬送方向前側にハンガー2を押
してずらせるようになっている。
【0034】上記同期台車18には両進退プレート2
0,20を進退移動させるためのエアシリンダ33が設
けられている。このエアシリンダ33のピストンロッド
33aの先端は、上記前後の進退プレート20,20間
を連結する連結プレート28に設けられており、エアシ
リンダ33を伸長させることにより、連結プレート28
を介して進退プレート20,20を前進させてハンガー
2に近付けるようになっている。
0,20を進退移動させるためのエアシリンダ33が設
けられている。このエアシリンダ33のピストンロッド
33aの先端は、上記前後の進退プレート20,20間
を連結する連結プレート28に設けられており、エアシ
リンダ33を伸長させることにより、連結プレート28
を介して進退プレート20,20を前進させてハンガー
2に近付けるようになっている。
【0035】図11に示すように、上記塗布作業を行う
塗布ステーションStに位置するハンガー2とは1つ後
方、つまり塗布ステーションStのハンガー2とはハン
ガーピッチだけ後方のハンガー2の位置には、塗布ステ
ーションStでのハンガー2の正確な位置を検知しかつ
ハンガー2の速度を検出するための検出装置38が設け
られている。
塗布ステーションStに位置するハンガー2とは1つ後
方、つまり塗布ステーションStのハンガー2とはハン
ガーピッチだけ後方のハンガー2の位置には、塗布ステ
ーションStでのハンガー2の正確な位置を検知しかつ
ハンガー2の速度を検出するための検出装置38が設け
られている。
【0036】上記検出装置38は、コンベア1と平行に
配設された所定長さの案内台39と、この案内台39上
の案内レール40,40に案内支持される速度検出台車
41と、この検出台車41上に取り付けられた検知手段
としてのスイッチ42と、この検出台車41に図外のク
ラッチを介して駆動連結され、検出台車41が搬送方向
後端側の初期位置(原位置)から所定位置まで前進移動
したときに再度検出台車41を初期位置に復帰させるた
めの復帰モータ43と、上記結合ピン14に接触してハ
ンガー2を傾斜させる時期を検出するためのリミットス
イッチ44とを備えている。
配設された所定長さの案内台39と、この案内台39上
の案内レール40,40に案内支持される速度検出台車
41と、この検出台車41上に取り付けられた検知手段
としてのスイッチ42と、この検出台車41に図外のク
ラッチを介して駆動連結され、検出台車41が搬送方向
後端側の初期位置(原位置)から所定位置まで前進移動
したときに再度検出台車41を初期位置に復帰させるた
めの復帰モータ43と、上記結合ピン14に接触してハ
ンガー2を傾斜させる時期を検出するためのリミットス
イッチ44とを備えている。
【0037】そして、上記検出台車41は図外のギヤ装
置等により後述するパルスジェネレータ46に駆動連結
され、検出台車41の移動がパルスジェネレータ46に
伝達される。また、検出台車41には、塗布ステーショ
ンStに搬入される直前のドアWを支持しているハンガ
ー2をクランプする前後の検出爪45,45が図外のア
クチュエータによりハンガー2に向かう方向に出没可能
に取り付けられており、前側の検出爪45のみが突出し
た状態でハンガー2を係止させ、この係止後に後側の検
出爪45を突出させることにより、両クランパ45,4
5間にハンガー2をクランプする。そして、これらの検
出爪45,45にてハンガー2を把持した検出台車41
がハンガー2に引っ張られてハンガー2と共に移動する
とき、パルスジェネレータ46によってハンガー2の搬
送速度を検出するようになっている。
置等により後述するパルスジェネレータ46に駆動連結
され、検出台車41の移動がパルスジェネレータ46に
伝達される。また、検出台車41には、塗布ステーショ
ンStに搬入される直前のドアWを支持しているハンガ
ー2をクランプする前後の検出爪45,45が図外のア
クチュエータによりハンガー2に向かう方向に出没可能
に取り付けられており、前側の検出爪45のみが突出し
た状態でハンガー2を係止させ、この係止後に後側の検
出爪45を突出させることにより、両クランパ45,4
5間にハンガー2をクランプする。そして、これらの検
出爪45,45にてハンガー2を把持した検出台車41
がハンガー2に引っ張られてハンガー2と共に移動する
とき、パルスジェネレータ46によってハンガー2の搬
送速度を検出するようになっている。
【0038】また、上記スイッチ42は上記突出状態に
ある前側の検出爪45がハンガー2に当接したときにそ
のことを検出してON作動するもので、このスイッチ4
2がONとなったとき(詳しくは後側の検出爪45も突
出して両クランプ45,45間にハンガー2が係合クラ
ンプされたとき)に、塗布ロボット19の位置と塗布ス
テーションStのハンガー2の1つ前方のハンガー2と
の距離が丁度ハンガーピッチに一致するようになってお
り、このときに後述のコントローラ48を介して塗布ス
テーションStのサーボモータ35を駆動させる。
ある前側の検出爪45がハンガー2に当接したときにそ
のことを検出してON作動するもので、このスイッチ4
2がONとなったとき(詳しくは後側の検出爪45も突
出して両クランプ45,45間にハンガー2が係合クラ
ンプされたとき)に、塗布ロボット19の位置と塗布ス
テーションStのハンガー2の1つ前方のハンガー2と
の距離が丁度ハンガーピッチに一致するようになってお
り、このときに後述のコントローラ48を介して塗布ス
テーションStのサーボモータ35を駆動させる。
【0039】図1は、上記同期台車18をコンベア1に
よるハンガー2の搬送速度と略同期した所定の速度で移
動させるためのサーボモータ35の制御システムを示
す。46は上記検出台車41の移動に応じてそれと対応
したパルス信号を出力するパルスジェネレータで、コン
ベア1の搬送速度つまりハンガー2及びドアWの移動速
度を検出する速度検出手段を構成している。
よるハンガー2の搬送速度と略同期した所定の速度で移
動させるためのサーボモータ35の制御システムを示
す。46は上記検出台車41の移動に応じてそれと対応
したパルス信号を出力するパルスジェネレータで、コン
ベア1の搬送速度つまりハンガー2及びドアWの移動速
度を検出する速度検出手段を構成している。
【0040】このパルスジェネレータ46の出力信号は
コントローラ48に入力されている。このコントローラ
48には、パルスジェネレータ46から出力されたパル
ス信号を波形整形する波形整形器49と、この波形整形
器49で整形されたパルス信号のパルス数をカウントす
るパルスカウンタ50と、このパルスカウンタ50の出
力値をアナログ値に変換する第1D/A変換器51と、
この第1D/A変換器51に切換スイッチ52を介して
接続され、第1D/A変換器51の出力信号を増幅して
サーボモータ35を駆動するサーボアンプ53とが設け
られている。そして、47はサーボモータ35の回転に
応じてそれと対応したパルス信号を出力するパルスジェ
ネレータであり、このパルスジェネレータ47から出力
されたパルス信号を波形整形器54で波形整形した後に
上記パルスカウンタ50にフィードバック信号として入
力するようにしており、このパルスカウンタ50におい
て同期台車18が検出台車41の移動速度と同じ速度で
移動するようフィードバック制御している。
コントローラ48に入力されている。このコントローラ
48には、パルスジェネレータ46から出力されたパル
ス信号を波形整形する波形整形器49と、この波形整形
器49で整形されたパルス信号のパルス数をカウントす
るパルスカウンタ50と、このパルスカウンタ50の出
力値をアナログ値に変換する第1D/A変換器51と、
この第1D/A変換器51に切換スイッチ52を介して
接続され、第1D/A変換器51の出力信号を増幅して
サーボモータ35を駆動するサーボアンプ53とが設け
られている。そして、47はサーボモータ35の回転に
応じてそれと対応したパルス信号を出力するパルスジェ
ネレータであり、このパルスジェネレータ47から出力
されたパルス信号を波形整形器54で波形整形した後に
上記パルスカウンタ50にフィードバック信号として入
力するようにしており、このパルスカウンタ50におい
て同期台車18が検出台車41の移動速度と同じ速度で
移動するようフィードバック制御している。
【0041】また、この発明の特徴として、コントロー
ラ48には、上記波形整形器49で整形されたパルス信
号のパルス数をサンプリング周期設定器55からのサン
プリング周期毎にカウントするパルスカウンタ56と、
このパルスカウンタ56で計測されたパルス数をサンプ
リング周期で割って平均値を計算し、基準速度指令信号
を生成する平均値計算回路57と、この平均値計算回路
57の基準速度指令信号をアナログ値に変換する第2D
/A変換器58と、この第2D/A変換器58からの基
準速度指令信号のうちステップ状の出力信号を滑らかに
する加減速ユニット59とが設けられており、この加減
速ユニット59の出力信号は、上記切換スイッチ52を
経由した第1D/A変換器51からの信号に加算されて
サーボアンプ53に出力される。この実施例では、上記
平均値計算回路57により、パルスジェネレータ46に
て検出されたコンベア1の搬送速度の平均速度を算出す
る平均速度算出手段が構成される。
ラ48には、上記波形整形器49で整形されたパルス信
号のパルス数をサンプリング周期設定器55からのサン
プリング周期毎にカウントするパルスカウンタ56と、
このパルスカウンタ56で計測されたパルス数をサンプ
リング周期で割って平均値を計算し、基準速度指令信号
を生成する平均値計算回路57と、この平均値計算回路
57の基準速度指令信号をアナログ値に変換する第2D
/A変換器58と、この第2D/A変換器58からの基
準速度指令信号のうちステップ状の出力信号を滑らかに
する加減速ユニット59とが設けられており、この加減
速ユニット59の出力信号は、上記切換スイッチ52を
経由した第1D/A変換器51からの信号に加算されて
サーボアンプ53に出力される。この実施例では、上記
平均値計算回路57により、パルスジェネレータ46に
て検出されたコンベア1の搬送速度の平均速度を算出す
る平均速度算出手段が構成される。
【0042】さらに、コントローラ48は、上記第1D
/A変換器51からの出力信号を設定値と比較してアッ
プ及びダウンの2種類の信号を択一的に出力する比較器
60と、この比較器60からの各信号をロジック処理し
て上記切換スイッチ52をON/OFF切換えするとと
もに、比較器60の2種類の信号に対応してそれぞれ信
号を出力するロジック処理回路61と、このロジック処
理回路61からの各信号に基づき、上記平均値計算回路
57からの基準速度指令信号を補正する補正信号を出力
する補正回路62とを備えている。
/A変換器51からの出力信号を設定値と比較してアッ
プ及びダウンの2種類の信号を択一的に出力する比較器
60と、この比較器60からの各信号をロジック処理し
て上記切換スイッチ52をON/OFF切換えするとと
もに、比較器60の2種類の信号に対応してそれぞれ信
号を出力するロジック処理回路61と、このロジック処
理回路61からの各信号に基づき、上記平均値計算回路
57からの基準速度指令信号を補正する補正信号を出力
する補正回路62とを備えている。
【0043】上記比較器60は、第1D/A変換器51
からの出力信号を第1設定値及びそれよりも大きい第2
の設定値とそれぞれ比較するものであり、D/A変換器
51の出力信号が第1設定値以下のときには、コンベア
1のプッシャ11の搬送方向後側の爪部10との間隙が
略零となってプッシャ11が該爪部10に当接する状態
と見做し、アップ信号をロジック処理回路61に出力す
る。一方、D/A変換器51の出力信号が第2設定値以
上のときには、上記とは逆に、コンベア1のプッシャ1
1の搬送方向前側の爪部10との間隙が略零となってプ
ッシャ11が該爪部10に当接する状態と見做し、ダウ
ン信号をロジック処理回路61に出力する。
からの出力信号を第1設定値及びそれよりも大きい第2
の設定値とそれぞれ比較するものであり、D/A変換器
51の出力信号が第1設定値以下のときには、コンベア
1のプッシャ11の搬送方向後側の爪部10との間隙が
略零となってプッシャ11が該爪部10に当接する状態
と見做し、アップ信号をロジック処理回路61に出力す
る。一方、D/A変換器51の出力信号が第2設定値以
上のときには、上記とは逆に、コンベア1のプッシャ1
1の搬送方向前側の爪部10との間隙が略零となってプ
ッシャ11が該爪部10に当接する状態と見做し、ダウ
ン信号をロジック処理回路61に出力する。
【0044】そして、ロジック処理回路61では、比較
器60からアップ信号が出力されたときには、同期台車
18の移動速度が上昇するように速度上昇補正信号を、
また比較器60からダウン信号が出力されたときには、
同期台車18の移動速度が低下するように速度上昇補正
信号をそれぞれ補正回路62から出力させて、平均値計
算回路57からの基準速度指令信号を増減補正する一
方、サーボモータ35の作動開始により同期台車18が
コンベア1の追従移動を開始したときに、切換スイッチ
52をON作動させ、その後に比較器60からアップ及
びダウンの各信号が出力されなくなると、同スイッチ5
2をOFF作動させるようになっている。
器60からアップ信号が出力されたときには、同期台車
18の移動速度が上昇するように速度上昇補正信号を、
また比較器60からダウン信号が出力されたときには、
同期台車18の移動速度が低下するように速度上昇補正
信号をそれぞれ補正回路62から出力させて、平均値計
算回路57からの基準速度指令信号を増減補正する一
方、サーボモータ35の作動開始により同期台車18が
コンベア1の追従移動を開始したときに、切換スイッチ
52をON作動させ、その後に比較器60からアップ及
びダウンの各信号が出力されなくなると、同スイッチ5
2をOFF作動させるようになっている。
【0045】この実施例では、上記第2D/A変換器5
8、加減速ユニット59及びサーボアンプ53により制
御手段63が構成され、この制御手段63により、上記
クランプ装置21によるドアW(ハンガー2)のクラン
プ後、同期台車18が上記平均値計算回路57(平均速
度算出手段)により算出された平均速度で移動するよう
にサーボモータ35を制御する構成とされている。
8、加減速ユニット59及びサーボアンプ53により制
御手段63が構成され、この制御手段63により、上記
クランプ装置21によるドアW(ハンガー2)のクラン
プ後、同期台車18が上記平均値計算回路57(平均速
度算出手段)により算出された平均速度で移動するよう
にサーボモータ35を制御する構成とされている。
【0046】ここで、上記速度検出台車41、同期台車
18、クランプ装置21及び塗布ロボット19の各々の
制御のために行われる信号処理動作をフローチャート図
により説明する。速度検出台車41については図2に示
す動作に沿って行われる。すなわち、まず、ステップS
1で速度検出台車41が初期位置(原位置)にあると
き、ステップS2でハンガー2の位置を検出して台車搬
送の自動開始がなされたかどうかを判定する。この判定
がYESになると、ステップS3において搬送方向前側
の検出爪45を作動させて突出させ、次のステップS4
で該前側検出爪45の後側位置にハンガー2の有無を検
出してハンガー2のクランプを行ってよいかどうかを判
定する。この判定がYESになると、ステップS5にお
いて後側の検出爪45をも作動させて突出させ、両検出
爪45,45間にハンガー2を係合クランプする。
18、クランプ装置21及び塗布ロボット19の各々の
制御のために行われる信号処理動作をフローチャート図
により説明する。速度検出台車41については図2に示
す動作に沿って行われる。すなわち、まず、ステップS
1で速度検出台車41が初期位置(原位置)にあると
き、ステップS2でハンガー2の位置を検出して台車搬
送の自動開始がなされたかどうかを判定する。この判定
がYESになると、ステップS3において搬送方向前側
の検出爪45を作動させて突出させ、次のステップS4
で該前側検出爪45の後側位置にハンガー2の有無を検
出してハンガー2のクランプを行ってよいかどうかを判
定する。この判定がYESになると、ステップS5にお
いて後側の検出爪45をも作動させて突出させ、両検出
爪45,45間にハンガー2を係合クランプする。
【0047】この後のステップS6では、後述するよう
に塗布ロボット19による接着剤の塗布が完了してハン
ガー2をアンクランプしてもよいか否かを判定する。こ
の判定がYESになると、ステップS7で両検出爪4
5,45を没入させてハンガー2をアンクランプし、こ
のアンクランプの終了をステップS8で確認した後、ス
テップS9において復帰モータ43のクラッチをON作
動させ、ステップS10で検出台車41を後退させて初
期位置に復帰させ、次のサイクルに備える。
に塗布ロボット19による接着剤の塗布が完了してハン
ガー2をアンクランプしてもよいか否かを判定する。こ
の判定がYESになると、ステップS7で両検出爪4
5,45を没入させてハンガー2をアンクランプし、こ
のアンクランプの終了をステップS8で確認した後、ス
テップS9において復帰モータ43のクラッチをON作
動させ、ステップS10で検出台車41を後退させて初
期位置に復帰させ、次のサイクルに備える。
【0048】また、同期台車18の制御のために行われ
る信号処理動作は図3に示すとおりであり、まず、ステ
ップT1で同期台車18が初期位置(原位置)にあると
き、ステップT2において、上記ステップS5の終了に
より同期台車18のハンガー2への追従動作を開始すべ
きときが来たかどうかを判定する。この判定がYESに
なると、ステップT3で同期台車18の追従動作を開始
させ、その後、ステップT4で切換スイッチ52のON
動作により同期台車18を同期動作させる。次のステッ
プT5では、同期台車18の追従偏差が許容値以内つま
り略零かどうかを判定し、この判定がNOのときにはス
テップT6に進み、同期台車18の移動速度を基準速度
に補正値を加えた速度として同期台車18を急速追従さ
せた後、ステップT5に戻る。
る信号処理動作は図3に示すとおりであり、まず、ステ
ップT1で同期台車18が初期位置(原位置)にあると
き、ステップT2において、上記ステップS5の終了に
より同期台車18のハンガー2への追従動作を開始すべ
きときが来たかどうかを判定する。この判定がYESに
なると、ステップT3で同期台車18の追従動作を開始
させ、その後、ステップT4で切換スイッチ52のON
動作により同期台車18を同期動作させる。次のステッ
プT5では、同期台車18の追従偏差が許容値以内つま
り略零かどうかを判定し、この判定がNOのときにはス
テップT6に進み、同期台車18の移動速度を基準速度
に補正値を加えた速度として同期台車18を急速追従さ
せた後、ステップT5に戻る。
【0049】ステップT5の判定がYESになると、ス
テップT7において切換スイッチ52のOFF動作によ
り同期台車18を基準速度にて同期動作させる。この
後、ステップT8において、同期台車18の追従偏差が
許容値以内かどうかを判定し、この判定がNOのときに
はステップT9において基準速度を補正回路62からの
補正信号により増減補正してステップT8,T9を繰り
返す。
テップT7において切換スイッチ52のOFF動作によ
り同期台車18を基準速度にて同期動作させる。この
後、ステップT8において、同期台車18の追従偏差が
許容値以内かどうかを判定し、この判定がNOのときに
はステップT9において基準速度を補正回路62からの
補正信号により増減補正してステップT8,T9を繰り
返す。
【0050】ステップT8の判定がYESになると、ス
テップT10において同期台車18を基準速度にて同期
動作させる。この後、ステップT11においてクランプ
装置21の初期位置への復帰により接着剤の塗布が完了
したかどうかを判定し、この判定がYESになると、ス
テップT12に進み、同期台車18を後退させて初期位
置に復帰させ、次のサイクルに備える。
テップT10において同期台車18を基準速度にて同期
動作させる。この後、ステップT11においてクランプ
装置21の初期位置への復帰により接着剤の塗布が完了
したかどうかを判定し、この判定がYESになると、ス
テップT12に進み、同期台車18を後退させて初期位
置に復帰させ、次のサイクルに備える。
【0051】図4は上記クランプ装置21の制御のため
に行われる信号処理動作を示し、ステップU1でクラン
プ装置21が初期位置(原位置)にあるときにステップ
U2に進み、上記ステップT5でのYES判定に基づき
ハンガー2に対するクランプを行ってもよいかどうかを
判定する。この判定がYESになると、ステップU3に
おいてハンガー2のクランプ動作を開始させ、これをス
テップU4でクランプの完了が判定されるまで行う。ス
テップU4でクランプの完了が判定されると、ステップ
U5に進み、塗布ロボット19による接着剤の塗布の完
了に基づいてハンガー2をアンクランプしてもよいか否
かを判定する。この判定がYESになると、ステップU
6でクランプ装置21を作動停止させてハンガー2を解
放し、ステップU7でクランプ装置21を初期位置に復
帰させ、次のサイクルに備える。
に行われる信号処理動作を示し、ステップU1でクラン
プ装置21が初期位置(原位置)にあるときにステップ
U2に進み、上記ステップT5でのYES判定に基づき
ハンガー2に対するクランプを行ってもよいかどうかを
判定する。この判定がYESになると、ステップU3に
おいてハンガー2のクランプ動作を開始させ、これをス
テップU4でクランプの完了が判定されるまで行う。ス
テップU4でクランプの完了が判定されると、ステップ
U5に進み、塗布ロボット19による接着剤の塗布の完
了に基づいてハンガー2をアンクランプしてもよいか否
かを判定する。この判定がYESになると、ステップU
6でクランプ装置21を作動停止させてハンガー2を解
放し、ステップU7でクランプ装置21を初期位置に復
帰させ、次のサイクルに備える。
【0052】さらに、図5は塗布ロボット19の制御の
ために行われる信号処理動作を示し、ステップV1でロ
ボット19のアームが初期位置にあるときにステップV
2に進み、上記ステップU4でのYES判定に基づきド
アWに対し接着剤の塗布作業を開始してもよいかどうか
を判定する。この判定がYESになると、ステップV3
において、ハンガー2に支持されているドアWの位置を
検出し、ステップV4で接着剤の塗布を行う。次のステ
ップV5で接着剤の塗布の完了を判定し、この判定がY
ESになると、ステップV6で塗布ロボット19のアー
ムを初期位置に復帰させ、次のサイクルに備える。
ために行われる信号処理動作を示し、ステップV1でロ
ボット19のアームが初期位置にあるときにステップV
2に進み、上記ステップU4でのYES判定に基づきド
アWに対し接着剤の塗布作業を開始してもよいかどうか
を判定する。この判定がYESになると、ステップV3
において、ハンガー2に支持されているドアWの位置を
検出し、ステップV4で接着剤の塗布を行う。次のステ
ップV5で接着剤の塗布の完了を判定し、この判定がY
ESになると、ステップV6で塗布ロボット19のアー
ムを初期位置に復帰させ、次のサイクルに備える。
【0053】次に、上記実施例の作動について説明す
る。まず、図6に示すように、コンベア1の搬送状態で
は、そのプッシャ11がハンガー2における搬送方向前
側の爪部10に係合してそれを押圧し、このことによっ
てハンガー2がコンベア1に駆動されて搬送される。そ
して、図11に示すように、ハンガー2が検出台車41
の初期位置に到達して、その縦枠が該検出台車41にお
いて突出している前側の検出爪45に接触すると、スイ
ッチ42が作動するとともに、後側の検出爪45も突出
し、前後の検出爪45,45間にハンガー2の縦枠が係
合クランプされる。これによって検出台車41がハンガ
ー2と共に移動して追従動作が始まり、この検出台車4
1の移動によりパルスジェネレータ46からパルス信号
が出力される。
る。まず、図6に示すように、コンベア1の搬送状態で
は、そのプッシャ11がハンガー2における搬送方向前
側の爪部10に係合してそれを押圧し、このことによっ
てハンガー2がコンベア1に駆動されて搬送される。そ
して、図11に示すように、ハンガー2が検出台車41
の初期位置に到達して、その縦枠が該検出台車41にお
いて突出している前側の検出爪45に接触すると、スイ
ッチ42が作動するとともに、後側の検出爪45も突出
し、前後の検出爪45,45間にハンガー2の縦枠が係
合クランプされる。これによって検出台車41がハンガ
ー2と共に移動して追従動作が始まり、この検出台車4
1の移動によりパルスジェネレータ46からパルス信号
が出力される。
【0054】上記スイッチ47を作動させるハンガー2
は、塗布ステーションStに存在する1つ前側のハンガ
ー2に対してハンガーピッチだけ離れた位置にあり、こ
れにより、上記検出されたハンガー2よりも1つ前側の
ハンガー2が塗布ステーションStの塗布位置に到達し
たことが検知される。
は、塗布ステーションStに存在する1つ前側のハンガ
ー2に対してハンガーピッチだけ離れた位置にあり、こ
れにより、上記検出されたハンガー2よりも1つ前側の
ハンガー2が塗布ステーションStの塗布位置に到達し
たことが検知される。
【0055】そして、上記検出台車41の追従移動に伴
いサーボモータ35が作動を開始し、このことで塗布ス
テーションStの同期台車18は、図11において右側
の仮想線で示す初期位置から移動を開始する。このと
き、同時に、図13に示すように、エアシリンダ33に
よって進退プレート20がハンガー2側に接近移動を開
始する。
いサーボモータ35が作動を開始し、このことで塗布ス
テーションStの同期台車18は、図11において右側
の仮想線で示す初期位置から移動を開始する。このと
き、同時に、図13に示すように、エアシリンダ33に
よって進退プレート20がハンガー2側に接近移動を開
始する。
【0056】上記同期台車18の追従開始状態では、コ
ントローラ48における切換スイッチ52がON作動し
ており、同期台車18がコンベア1と同じ速度に急速に
追従するようにサーボモータ35が作動する。そして、
所定時間の経過後、同期台車18の移動速度が安定する
と、上記切換スイッチ52がOFF状態となり、上記パ
ルスジェネレータ46からのパルス信号のパルス数がパ
ルスカウンタ56でカウントされ、平均値計算回路57
において、このカウント値がサンプリング周期により除
されてコンベア1の搬送速度の平均値が計算され、この
平均値に相当する基準速度指令信号が生成されてサーボ
モータ35に出力され、このことで同期台車18が基準
速度としてコンベア1の平均速度で移動する。
ントローラ48における切換スイッチ52がON作動し
ており、同期台車18がコンベア1と同じ速度に急速に
追従するようにサーボモータ35が作動する。そして、
所定時間の経過後、同期台車18の移動速度が安定する
と、上記切換スイッチ52がOFF状態となり、上記パ
ルスジェネレータ46からのパルス信号のパルス数がパ
ルスカウンタ56でカウントされ、平均値計算回路57
において、このカウント値がサンプリング周期により除
されてコンベア1の搬送速度の平均値が計算され、この
平均値に相当する基準速度指令信号が生成されてサーボ
モータ35に出力され、このことで同期台車18が基準
速度としてコンベア1の平均速度で移動する。
【0057】この同期台車18の安定移動が開始する
と、図11に示すように、各クランプ装置21のクラン
パ29,30によってハンガー2の前後の両端部が把持
される。このとき、ハンガー2はそのコンベア1での搬
送位置よりも少し(例えば10mm程度)だけ搬送方向
前方位置で把持される。これによって、図6に示すよう
に、コンベア1のプッシャ11と前側の爪部10との係
合が解除され、ハンガー2のコンベア1との駆動連結が
完全に分離された状態となるとともに、ハンガー2は同
期台車18に支持されて、サーボモータ35の駆動によ
りハンガー2の平均速度と同じ速度で移動する。
と、図11に示すように、各クランプ装置21のクラン
パ29,30によってハンガー2の前後の両端部が把持
される。このとき、ハンガー2はそのコンベア1での搬
送位置よりも少し(例えば10mm程度)だけ搬送方向
前方位置で把持される。これによって、図6に示すよう
に、コンベア1のプッシャ11と前側の爪部10との係
合が解除され、ハンガー2のコンベア1との駆動連結が
完全に分離された状態となるとともに、ハンガー2は同
期台車18に支持されて、サーボモータ35の駆動によ
りハンガー2の平均速度と同じ速度で移動する。
【0058】次いで、図8に示すように、ハンガー2上
部の結合ピン14が検出装置38のリミットスイッチ4
4に接触すると、そのリミットスイッチ44がON作動
する。このリミットスイッチ44からのON信号に基づ
いて、図12に示すように、起立用モータ25によりシ
ャフト26が回動してその先端の直角部材27が起立状
態とされ、その後、図13に示すエアシリンダ33が収
縮作動してハンガー2の下端枠がコンベア1から離れる
方向に移動する。これによって、ハンガー2はドアWの
塗布面にロボット19により塗布される接着剤の垂れ現
象を防止し得る所定の傾斜状態となる。この傾斜状態で
塗布ロボット19が作動して、ドアWの目標点に対し接
着剤の塗布作業が行われる。
部の結合ピン14が検出装置38のリミットスイッチ4
4に接触すると、そのリミットスイッチ44がON作動
する。このリミットスイッチ44からのON信号に基づ
いて、図12に示すように、起立用モータ25によりシ
ャフト26が回動してその先端の直角部材27が起立状
態とされ、その後、図13に示すエアシリンダ33が収
縮作動してハンガー2の下端枠がコンベア1から離れる
方向に移動する。これによって、ハンガー2はドアWの
塗布面にロボット19により塗布される接着剤の垂れ現
象を防止し得る所定の傾斜状態となる。この傾斜状態で
塗布ロボット19が作動して、ドアWの目標点に対し接
着剤の塗布作業が行われる。
【0059】このように同期台車18上に設けられたク
ランプ装置21でハンガー2をクランプすると同時に、
自動的にコンベア1によるドアWの搬送駆動が切り離さ
れ、ドアWがハンガー2に支持されたまま同期台車18
と共に移動するので、ドアWのコンベア1による駆動の
切離しを容易に行うことができる。
ランプ装置21でハンガー2をクランプすると同時に、
自動的にコンベア1によるドアWの搬送駆動が切り離さ
れ、ドアWがハンガー2に支持されたまま同期台車18
と共に移動するので、ドアWのコンベア1による駆動の
切離しを容易に行うことができる。
【0060】そして、このとき、上記のように、ハンガ
ー2はクランプ装置21によりコンベア1での搬送位置
で把持されるのでなく、ハンガー2の爪部10,10間
におけるプッシャ11の遊び部15の範囲内で該プッシ
ャ11との係合を解除し得る位置、つまり遊び部15の
範囲内での搬送方向前側位置で把持され、このクランプ
によりコンベア1と爪部10,10との係合が解除され
てドアWはコンベア1による駆動系から切り離されるの
で、同一の同期台車18上に存在する塗布ロボット19
とドアWとは必ず静止状態の関係となり、この状態で同
期台車18はコンベア1と同期した移動速度で移動し、
この間に塗布ロボット19によるドアWの目標点への接
着剤の塗布作業が行われることとなる。従って、塗布ロ
ボット19は、搬送状態を維持しながらコンベア1によ
る駆動系の影響を受けることなくドアWの塗布箇所に対
して精度良く塗布作業を行うことができる。
ー2はクランプ装置21によりコンベア1での搬送位置
で把持されるのでなく、ハンガー2の爪部10,10間
におけるプッシャ11の遊び部15の範囲内で該プッシ
ャ11との係合を解除し得る位置、つまり遊び部15の
範囲内での搬送方向前側位置で把持され、このクランプ
によりコンベア1と爪部10,10との係合が解除され
てドアWはコンベア1による駆動系から切り離されるの
で、同一の同期台車18上に存在する塗布ロボット19
とドアWとは必ず静止状態の関係となり、この状態で同
期台車18はコンベア1と同期した移動速度で移動し、
この間に塗布ロボット19によるドアWの目標点への接
着剤の塗布作業が行われることとなる。従って、塗布ロ
ボット19は、搬送状態を維持しながらコンベア1によ
る駆動系の影響を受けることなくドアWの塗布箇所に対
して精度良く塗布作業を行うことができる。
【0061】しかも、上記コンベア1の搬送速度の平均
値が求められ、この平均速度で同期台車18が駆動され
るので、たとえコンベア1の搬送速度にばらつきがあっ
ても、同期台車18についてはコンベア1の平均速度で
安定して移動し、その動きがスムーズとなる。このた
め、コンベア1の搬送速度の変動の影響を受けて塗布ロ
ボット19が同期台車18上で振動するのを抑制するこ
とができ、ドアWに対する接着剤の塗布作業の精度をさ
らに向上させることができる。
値が求められ、この平均速度で同期台車18が駆動され
るので、たとえコンベア1の搬送速度にばらつきがあっ
ても、同期台車18についてはコンベア1の平均速度で
安定して移動し、その動きがスムーズとなる。このた
め、コンベア1の搬送速度の変動の影響を受けて塗布ロ
ボット19が同期台車18上で振動するのを抑制するこ
とができ、ドアWに対する接着剤の塗布作業の精度をさ
らに向上させることができる。
【0062】また、上記平均値計算回路57で生成され
た基準速度指令信号は加減速ユニット59を経由してサ
ーボモータ35に出力されるので、基準速度指令信号が
ステップ状の信号に変化したとしても、その信号は加減
速ユニット59において滑らかな信号に補正される。こ
のため、同期台車18の移動速度変化が滑らかに行われ
ることとなり、上記塗布ロボット19の振動をさらに有
効に低減することができる。
た基準速度指令信号は加減速ユニット59を経由してサ
ーボモータ35に出力されるので、基準速度指令信号が
ステップ状の信号に変化したとしても、その信号は加減
速ユニット59において滑らかな信号に補正される。こ
のため、同期台車18の移動速度変化が滑らかに行われ
ることとなり、上記塗布ロボット19の振動をさらに有
効に低減することができる。
【0063】さらに、コンベア1の搬送速度と同期台車
18の移動速度とを比較器60において比較し、両速度
間の差によりハンガー2の爪部10,10における遊び
部15の範囲を越えてハンガー2が前後に相対移動した
とき、例えば同期台車18の移動速度が遅くてハンガー
2の前側爪部10にコンベア1のプッシャ11が接触し
そうになると、比較器60からアップ信号が出力されて
同期台車18の移動速度がコンベア1の平均速度からな
る基準速度よりも上昇補正される。逆に、同期台車18
の移動速度が速くてハンガー2の後側爪部10にプッシ
ャ11が接触しそうになると、比較器60からのダウン
信号により同期台車18の移動速度が基準速度よりも上
昇補正される。しかも、上記コンベア1の搬送速度を検
出するパルスジェネレータ46は検出台車41に駆動連
結され、この検出台車41は、塗布ステーションStに
搬入される前のドアWを支持するハンガー2にクランプ
されて追従動作するので、これら検出台車41やスイッ
チ42等の検出装置38を同期台車18に搭載せずとも
すみ、その分、同期台車18を軽量にして、そのコンベ
ア1との同期移動を容易に行うことができる。これらの
相乗的な作用により、塗布ロボット19の接着剤塗布中
に、ハンガー2の爪部10,10とコンベア1のプッシ
ャ11とが係合してハンガー2がコンベア1に駆動連結
されるのを確実に防止でき、同期台車18がコンベア1
の移動の影響を受けるのを防いで、塗布ロボット19に
対し、搬送状態を維持しながらコンベア1による駆動系
の影響を受けることなくドアWの塗布箇所に対して精度
良く塗布作業を行わせることができる。
18の移動速度とを比較器60において比較し、両速度
間の差によりハンガー2の爪部10,10における遊び
部15の範囲を越えてハンガー2が前後に相対移動した
とき、例えば同期台車18の移動速度が遅くてハンガー
2の前側爪部10にコンベア1のプッシャ11が接触し
そうになると、比較器60からアップ信号が出力されて
同期台車18の移動速度がコンベア1の平均速度からな
る基準速度よりも上昇補正される。逆に、同期台車18
の移動速度が速くてハンガー2の後側爪部10にプッシ
ャ11が接触しそうになると、比較器60からのダウン
信号により同期台車18の移動速度が基準速度よりも上
昇補正される。しかも、上記コンベア1の搬送速度を検
出するパルスジェネレータ46は検出台車41に駆動連
結され、この検出台車41は、塗布ステーションStに
搬入される前のドアWを支持するハンガー2にクランプ
されて追従動作するので、これら検出台車41やスイッ
チ42等の検出装置38を同期台車18に搭載せずとも
すみ、その分、同期台車18を軽量にして、そのコンベ
ア1との同期移動を容易に行うことができる。これらの
相乗的な作用により、塗布ロボット19の接着剤塗布中
に、ハンガー2の爪部10,10とコンベア1のプッシ
ャ11とが係合してハンガー2がコンベア1に駆動連結
されるのを確実に防止でき、同期台車18がコンベア1
の移動の影響を受けるのを防いで、塗布ロボット19に
対し、搬送状態を維持しながらコンベア1による駆動系
の影響を受けることなくドアWの塗布箇所に対して精度
良く塗布作業を行わせることができる。
【0064】上記接着剤の塗布作業が終了すると、エア
シリンダ35が伸長作動して進退プレート20,20が
コンベア1側に接近移動し、ハンガー2が傾斜状態から
元の起立状態に戻される。これによってコンベア1のプ
ッシャ11が前後の爪部10,10の間の正規の位置に
配置された状態となる。次いで、クランプ装置21,2
1のクランパ29,30によるハンガー2の把持が解除
され、ハンガー2の前側の爪部10がプッシャ11に当
接する。そして、その後は当初の状態と同様にハンガー
2はコンベア1により搬送される。
シリンダ35が伸長作動して進退プレート20,20が
コンベア1側に接近移動し、ハンガー2が傾斜状態から
元の起立状態に戻される。これによってコンベア1のプ
ッシャ11が前後の爪部10,10の間の正規の位置に
配置された状態となる。次いで、クランプ装置21,2
1のクランパ29,30によるハンガー2の把持が解除
され、ハンガー2の前側の爪部10がプッシャ11に当
接する。そして、その後は当初の状態と同様にハンガー
2はコンベア1により搬送される。
【0065】そして、塗布ステーションStの同期台車
18は図11の左側の仮想線にて示す終了位置に到達す
ると、次のハンガー2のために上記元の初期位置に戻
り、検出装置38の検出台車41も元の初期位置に戻
る。
18は図11の左側の仮想線にて示す終了位置に到達す
ると、次のハンガー2のために上記元の初期位置に戻
り、検出装置38の検出台車41も元の初期位置に戻
る。
【0066】(実施例2)図14は実施例2を示し
(尚、実施例1の対応図と同じ部分については同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する)、実施例1では自
動車のドアWを搬送物とし、そのドアWのインナパネル
に雨漏り防止用シートを貼着するための接着剤の塗布作
業を塗布ロボット19にて自動的に行うようにしている
のに対し、自動車の車体にウィンドガラスをロボットに
より取り付けるラインに適用したものである。
(尚、実施例1の対応図と同じ部分については同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する)、実施例1では自
動車のドアWを搬送物とし、そのドアWのインナパネル
に雨漏り防止用シートを貼着するための接着剤の塗布作
業を塗布ロボット19にて自動的に行うようにしている
のに対し、自動車の車体にウィンドガラスをロボットに
より取り付けるラインに適用したものである。
【0067】すなわち、図14において、ハンガー2
は、搬送物としての自動車の車体W1をその前後方向を
搬送方向にして吊下げ支持する門形のものであり、この
ハンガー2において左右方向に延びる上部枠2aには前
後方向に延びるローラ取付枠2bが一体に形成され、こ
の取付枠2bの前後端上部にはそれぞれローラ支持体
7,7が取り付けられ、この各ローラ支持体7にはそれ
ぞれハンガー側ガイドレール9に案内されるハンガー側
ローラ8が支持されている。
は、搬送物としての自動車の車体W1をその前後方向を
搬送方向にして吊下げ支持する門形のものであり、この
ハンガー2において左右方向に延びる上部枠2aには前
後方向に延びるローラ取付枠2bが一体に形成され、こ
の取付枠2bの前後端上部にはそれぞれローラ支持体
7,7が取り付けられ、この各ローラ支持体7にはそれ
ぞれハンガー側ガイドレール9に案内されるハンガー側
ローラ8が支持されている。
【0068】上記前側にあるハンガー側ローラ8の前方
には同様にハンガー側ガイドレール9に案内される案内
ローラ70が配置され、この案内ローラ70はローラ支
持体71に支持されている。このローラ支持体71はロ
ッド72を介して上記前側のハンガー側ローラ8の支持
体7に移動一体に連結されている。また、上記案内ロー
ラ70の支持体71には前後1対の爪部10,10が間
隔をあけて突設され、この爪部10,10間にコンベア
1のプッシャ11が配置されており、コンベア1の搬送
移動に伴い、そのプッシャ11が案内ローラ70の支持
体71の前側爪部10に係合することにより、ハンガー
2を移動させて車体W1を搬送するようになっている。
には同様にハンガー側ガイドレール9に案内される案内
ローラ70が配置され、この案内ローラ70はローラ支
持体71に支持されている。このローラ支持体71はロ
ッド72を介して上記前側のハンガー側ローラ8の支持
体7に移動一体に連結されている。また、上記案内ロー
ラ70の支持体71には前後1対の爪部10,10が間
隔をあけて突設され、この爪部10,10間にコンベア
1のプッシャ11が配置されており、コンベア1の搬送
移動に伴い、そのプッシャ11が案内ローラ70の支持
体71の前側爪部10に係合することにより、ハンガー
2を移動させて車体W1を搬送するようになっている。
【0069】上記コンベア1の搬送ラインの途中には作
業ステーションとしてのウィンドガラス搭載ステーショ
ンSt′が設けられている。このステーションSt′に
は、コンベア1の真下位置よりも搬送方向左側にオフセ
ットした位置に固定され、上面の左右両側部にレール1
7a,17aが取り付けられた基台17と、この基台1
7のレール17a,17a上に搬送方向に移動可能に支
持され、前後両端部にそれぞれ受台73,73が一体に
取り付けられた作業台としての同期台車18(ロボット
台車)と、この同期台車18に固定状態で搭載された作
業手段としてのウィンドガラス搭載ロボット74と、上
記同期台車18前後両端部の受台73,73上にそれぞ
れ取り付けられたクランプ装置21,21とが設けられ
ている。
業ステーションとしてのウィンドガラス搭載ステーショ
ンSt′が設けられている。このステーションSt′に
は、コンベア1の真下位置よりも搬送方向左側にオフセ
ットした位置に固定され、上面の左右両側部にレール1
7a,17aが取り付けられた基台17と、この基台1
7のレール17a,17a上に搬送方向に移動可能に支
持され、前後両端部にそれぞれ受台73,73が一体に
取り付けられた作業台としての同期台車18(ロボット
台車)と、この同期台車18に固定状態で搭載された作
業手段としてのウィンドガラス搭載ロボット74と、上
記同期台車18前後両端部の受台73,73上にそれぞ
れ取り付けられたクランプ装置21,21とが設けられ
ている。
【0070】上記基台17上面には両レール17a,1
7a間部分を切り欠いてなる凹溝17bが形成され、こ
の凹溝17bの左側側壁にはラック77が取り付けられ
ている。また、同期台車18上にはサーボモータ35が
出力軸(図示せず)を下側に向けて設置され、このサー
ボモータ35の出力軸には図示しないが上記ラック77
に噛合するピニオンが取り付けられており、サーボモー
タ35の作動によりそのピニオンのラック77との噛合
を介して同期台車18をコンベア1の搬送方向に沿って
前後に移動させるようにしている。
7a間部分を切り欠いてなる凹溝17bが形成され、こ
の凹溝17bの左側側壁にはラック77が取り付けられ
ている。また、同期台車18上にはサーボモータ35が
出力軸(図示せず)を下側に向けて設置され、このサー
ボモータ35の出力軸には図示しないが上記ラック77
に噛合するピニオンが取り付けられており、サーボモー
タ35の作動によりそのピニオンのラック77との噛合
を介して同期台車18をコンベア1の搬送方向に沿って
前後に移動させるようにしている。
【0071】また、上記ガラス搭載ロボット74は多関
節型のアーム75を有し、このアーム75先端部にはウ
ィンドガラスW2よりも若干小さい大きさの矩形枠状の
ハンド76が装着され、このハンド76の隅角部には吸
着パッド76a,76a,…が取り付けられており、こ
れらの吸着パッド76a,76a,…によりウィンドガ
ラスW2を吸着保持して、ハンガー2上の車体W1のウ
ィンド開口部に装着する。
節型のアーム75を有し、このアーム75先端部にはウ
ィンドガラスW2よりも若干小さい大きさの矩形枠状の
ハンド76が装着され、このハンド76の隅角部には吸
着パッド76a,76a,…が取り付けられており、こ
れらの吸着パッド76a,76a,…によりウィンドガ
ラスW2を吸着保持して、ハンガー2上の車体W1のウ
ィンド開口部に装着する。
【0072】さらに、上記前後のクランプ装置21,2
1は何れも同じ構成で、前後に対向して配置されかつ各
々の基端部が受台73上面の右端部(コンベア1側)に
上下方向の軸心をもって揺動可能に支持された前後1対
のクランパ78,78と、該各クランパ78の背面側部
と受台73上面の左端部との間に架設された1対のエア
シリンダ79,79とからなる。各クランパ78の先端
部はコンベア1側に突出していて、そのハンガー2の縦
枠の半部を抱持可能に折り曲げられており、両シリンダ
79,79の伸縮作動により両クランパ78,78を回
動させて開閉し、シリンダ79,79を伸長させたとき
には両クランパ78,78を閉じて、その先端部間にハ
ンガー2の縦枠をクランプ支持する。そして、このクラ
ンパ装置21によりハンガー2をクランプしたとき、上
記案内ローラ70の支持体71の爪部10,10間にコ
ンベア1のプッシャ11がそれぞれ間隙をあけて位置付
けられ、ハンガー2つまり車体W1(搬送物)がコンベ
ア1の駆動連結から切り離されるようになっている。
尚、リヤウィンドガラスW2を車体W1に取り付ける場
合には前側のクランパ装置21により、またフロントウ
ィンドガラスW2を車体W1に取り付ける場合には後側
のクランパ装置21によりそれぞれハンガー2をクラン
プする。
1は何れも同じ構成で、前後に対向して配置されかつ各
々の基端部が受台73上面の右端部(コンベア1側)に
上下方向の軸心をもって揺動可能に支持された前後1対
のクランパ78,78と、該各クランパ78の背面側部
と受台73上面の左端部との間に架設された1対のエア
シリンダ79,79とからなる。各クランパ78の先端
部はコンベア1側に突出していて、そのハンガー2の縦
枠の半部を抱持可能に折り曲げられており、両シリンダ
79,79の伸縮作動により両クランパ78,78を回
動させて開閉し、シリンダ79,79を伸長させたとき
には両クランパ78,78を閉じて、その先端部間にハ
ンガー2の縦枠をクランプ支持する。そして、このクラ
ンパ装置21によりハンガー2をクランプしたとき、上
記案内ローラ70の支持体71の爪部10,10間にコ
ンベア1のプッシャ11がそれぞれ間隙をあけて位置付
けられ、ハンガー2つまり車体W1(搬送物)がコンベ
ア1の駆動連結から切り離されるようになっている。
尚、リヤウィンドガラスW2を車体W1に取り付ける場
合には前側のクランパ装置21により、またフロントウ
ィンドガラスW2を車体W1に取り付ける場合には後側
のクランパ装置21によりそれぞれハンガー2をクラン
プする。
【0073】また、ウィンドガラス搭載ステーションS
t′の後側にはハンガーピッチだけ離れてハンガー位置
検出用の検出台車41を有する検出装置38が配設さ
れ、この検出装置38においてハンガー2の移動速度
(コンベア搬送速度)を検出するようにしている。その
他の構成は上記実施例1と同様である。
t′の後側にはハンガーピッチだけ離れてハンガー位置
検出用の検出台車41を有する検出装置38が配設さ
れ、この検出装置38においてハンガー2の移動速度
(コンベア搬送速度)を検出するようにしている。その
他の構成は上記実施例1と同様である。
【0074】したがって、この実施例においては、コン
ベア1の作動に伴い、そのプッシャ11が案内ローラ7
0の支持体71の前側爪部10に係合し、この状態で搬
送物としての自動車の車体W1がハンガー2により支持
されてラインを搬送される。
ベア1の作動に伴い、そのプッシャ11が案内ローラ7
0の支持体71の前側爪部10に係合し、この状態で搬
送物としての自動車の車体W1がハンガー2により支持
されてラインを搬送される。
【0075】そして、あるハンガー2がウィンドガラス
搭載ステーションSt′に移動すると、そのことがステ
ーションSt′後側の検出装置38により検出され、そ
の検出台車41の移動によりコンベア1の搬送速度が検
出されるとともに、その平均速度が算出される。ハンガ
ー2が同期台車18上の後側のクランプ装置21の位置
に移動したとき、該後側クランプ装置21が作動して両
クランパ78,78が閉じ、該クランパ78,78間に
ハンガー2の縦枠がクランプ保持され、このことでハン
ガー2はコンベア1の駆動連結を切り離した状態で同期
台車18に支持される。この状態でサーボモータ35が
作動して同期台車18が上記コンベア1の平均速度を基
準速度として移動し、ウィンドガラス搭載ロボット74
がフロントウィンドガラスW2を保持して車体W1のウ
ィンド開口部に装着する。
搭載ステーションSt′に移動すると、そのことがステ
ーションSt′後側の検出装置38により検出され、そ
の検出台車41の移動によりコンベア1の搬送速度が検
出されるとともに、その平均速度が算出される。ハンガ
ー2が同期台車18上の後側のクランプ装置21の位置
に移動したとき、該後側クランプ装置21が作動して両
クランパ78,78が閉じ、該クランパ78,78間に
ハンガー2の縦枠がクランプ保持され、このことでハン
ガー2はコンベア1の駆動連結を切り離した状態で同期
台車18に支持される。この状態でサーボモータ35が
作動して同期台車18が上記コンベア1の平均速度を基
準速度として移動し、ウィンドガラス搭載ロボット74
がフロントウィンドガラスW2を保持して車体W1のウ
ィンド開口部に装着する。
【0076】このフロントウィンドガラスW2の装着
後、上記後側のクランプ装置21が作動停止し、両クラ
ンパ78,78が開いてハンガー2のクランプ保持が解
除され、ハンガー2は再度コンベア1に駆動連結されて
搬送され、同時に同期台車18の移動が停止する。
後、上記後側のクランプ装置21が作動停止し、両クラ
ンパ78,78が開いてハンガー2のクランプ保持が解
除され、ハンガー2は再度コンベア1に駆動連結されて
搬送され、同時に同期台車18の移動が停止する。
【0077】次いで、ハンガー2が同期台車18上の前
側クランプ装置21の位置に移動すると、該前側クラン
プ装置21が作動して両クランパ78,78が閉じ、ハ
ンガー2の縦枠が再度クランプ保持され、ハンガー2は
コンベア1の駆動連結を切り離した状態で同期台車18
に支持される。この状態でサーボモータ35の作動によ
り同期台車18がコンベア1の平均速度を基準速度とし
て移動し、ウィンドガラス搭載ロボット74が今度はリ
ヤウィンドガラスW2を保持して車体W1のウィンド開
口部に装着する。
側クランプ装置21の位置に移動すると、該前側クラン
プ装置21が作動して両クランパ78,78が閉じ、ハ
ンガー2の縦枠が再度クランプ保持され、ハンガー2は
コンベア1の駆動連結を切り離した状態で同期台車18
に支持される。この状態でサーボモータ35の作動によ
り同期台車18がコンベア1の平均速度を基準速度とし
て移動し、ウィンドガラス搭載ロボット74が今度はリ
ヤウィンドガラスW2を保持して車体W1のウィンド開
口部に装着する。
【0078】このリヤウィンドガラスW2の装着後、上
記前側クランプ装置21が作動停止してハンガー2のク
ランプ保持が解除され、ハンガー2は再度コンベア1に
駆動連結されて搬送される。以上で前後のウィンドガラ
スW2,W2の車体W1への装着が完了し、同期台車1
8及び検出台車41は元の位置に戻る。
記前側クランプ装置21が作動停止してハンガー2のク
ランプ保持が解除され、ハンガー2は再度コンベア1に
駆動連結されて搬送される。以上で前後のウィンドガラ
スW2,W2の車体W1への装着が完了し、同期台車1
8及び検出台車41は元の位置に戻る。
【0079】この実施例の場合、ウィンドガラス搭載ス
テーションSt′で各クランプ装置21により搬送物と
しての車体W1をクランプして同期台車18を移動させ
る際、その速度がコンベア1の平均速度であるので、コ
ンベア1の搬送速度にサージングがあっても、その影響
を受けることなく同期台車18を移動させて、ウィンド
ガラスW2の装着時にロボット74の揺れをなくすこと
ができ、ウィンドガラスW2を車体W1のウィンド開口
部に正確に装着することができる。
テーションSt′で各クランプ装置21により搬送物と
しての車体W1をクランプして同期台車18を移動させ
る際、その速度がコンベア1の平均速度であるので、コ
ンベア1の搬送速度にサージングがあっても、その影響
を受けることなく同期台車18を移動させて、ウィンド
ガラスW2の装着時にロボット74の揺れをなくすこと
ができ、ウィンドガラスW2を車体W1のウィンド開口
部に正確に装着することができる。
【0080】尚、上記各実施例では、同期台車18上に
クランプ装置21を設け、このクランプ装置21にハン
ガー2をクランプ保持することにより、搬送物のクラン
プ保持と同時に、ハンガー2に支持される搬送物のコン
ベア1との駆動連結を切離しするようにしているが、こ
の他、同期台車18以外の位置に設けた別の切離し手段
により搬送物のコンベア1との駆動連結を切離しした
後、その切り離した搬送物を同期台車18上に移動一体
に支持するようにしてもよく、同様の作用効果が得られ
る。
クランプ装置21を設け、このクランプ装置21にハン
ガー2をクランプ保持することにより、搬送物のクラン
プ保持と同時に、ハンガー2に支持される搬送物のコン
ベア1との駆動連結を切離しするようにしているが、こ
の他、同期台車18以外の位置に設けた別の切離し手段
により搬送物のコンベア1との駆動連結を切離しした
後、その切り離した搬送物を同期台車18上に移動一体
に支持するようにしてもよく、同様の作用効果が得られ
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、コンベアにより搬送物を支持して連続搬送し、
その途中の所定のステーションで搬送物を作業台上の作
業手段により搬送物に作業を施す場合において、搬送物
が所定位置に移動したときに、そのコンベアによる駆動
を切離し手段により切り離して作業台と共に移動可能と
し、この状態でコンベアの搬送速度を速度検出手段によ
り検出してその平均速度を求め、このコンベアの平均速
度で作業台を搬送路に沿って移動させて、その間に作業
手段により搬送物に作業を行うようにしたことにより、
同じ作業台上に作業手段と搬送物とを配置して両者を相
対的に静止した状態で作業を行うことができる。しか
も、コンベアの搬送方向に移動する作業台がコンベアの
平均速度で移動するので、コンベア速度が変化しても、
その影響を大きく受けることなく作業台を一定速度で移
動させてその振動を抑制することができ、よって作業手
段の作業精度の向上を図ることができる。
よると、コンベアにより搬送物を支持して連続搬送し、
その途中の所定のステーションで搬送物を作業台上の作
業手段により搬送物に作業を施す場合において、搬送物
が所定位置に移動したときに、そのコンベアによる駆動
を切離し手段により切り離して作業台と共に移動可能と
し、この状態でコンベアの搬送速度を速度検出手段によ
り検出してその平均速度を求め、このコンベアの平均速
度で作業台を搬送路に沿って移動させて、その間に作業
手段により搬送物に作業を行うようにしたことにより、
同じ作業台上に作業手段と搬送物とを配置して両者を相
対的に静止した状態で作業を行うことができる。しか
も、コンベアの搬送方向に移動する作業台がコンベアの
平均速度で移動するので、コンベア速度が変化しても、
その影響を大きく受けることなく作業台を一定速度で移
動させてその振動を抑制することができ、よって作業手
段の作業精度の向上を図ることができる。
【0082】請求項2の発明によると、上記切離し手段
は作業台に設けられて搬送物をクランプするクランプ手
段とし、このクランプ手段のクランプ時にコンベアによ
る搬送物の駆動を切り離して、搬送物が作業台と共に移
動可能とするようにしたことにより、搬送物のコンベア
による駆動の切離しの容易化を図ることができる。
は作業台に設けられて搬送物をクランプするクランプ手
段とし、このクランプ手段のクランプ時にコンベアによ
る搬送物の駆動を切り離して、搬送物が作業台と共に移
動可能とするようにしたことにより、搬送物のコンベア
による駆動の切離しの容易化を図ることができる。
【0083】請求項3の発明によると、上記コンベアの
搬送速度を検出する速度検出手段を、作業ステーション
に搬入される前の搬送物にクランプされる検出台車に駆
動連結するようにしたにより、この速度検出手段の作業
台への載置を回避した分だけ、作業台全体を軽量にし
て、そのコンベアとの同期移動を容易にでき、作業中に
搬送物のコンベアとの駆動の切離し状態が解除されるの
を防止し、搬送状態を維持しながら作業手段に対するコ
ンベアによる駆動系の影響を低減して搬送物の作業精度
をさらに向上させることができる。
搬送速度を検出する速度検出手段を、作業ステーション
に搬入される前の搬送物にクランプされる検出台車に駆
動連結するようにしたにより、この速度検出手段の作業
台への載置を回避した分だけ、作業台全体を軽量にし
て、そのコンベアとの同期移動を容易にでき、作業中に
搬送物のコンベアとの駆動の切離し状態が解除されるの
を防止し、搬送状態を維持しながら作業手段に対するコ
ンベアによる駆動系の影響を低減して搬送物の作業精度
をさらに向上させることができる。
【図1】本発明の実施例1においてサーボモータの制御
システムの構成を示すブロック図である。
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】速度検出台車の制御のために行われる信号処理
動作を示すフローチャート図である。
動作を示すフローチャート図である。
【図3】同期台車の制御のために行われる信号処理動作
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図4】クランプ装置の制御のために行われる信号処理
動作を示すフローチャート図である。
動作を示すフローチャート図である。
【図5】塗布ロボットの制御のために行われる信号処理
動作を示すフローチャート図である。
動作を示すフローチャート図である。
【図6】実施例1の全体構成を概略的に示す構成図であ
る。
る。
【図7】ハンガーに支持されたドアのコンベアによる搬
送状態を示す説明図である。
送状態を示す説明図である。
【図8】ドアのコンベアによる搬送状態を示す側面図で
ある。
ある。
【図9】ハンガーにおける爪部の構造を詳細に示す正面
図である。
図である。
【図10】爪部の構造を詳細に示す側面図である。
【図11】実施例1の全体構成を示す平面図である。
【図12】同期台車上の要部を示す側面図である。
【図13】同期台車上の要部を示す平面図である。
【図14】本発明の実施例2を概略的に示す斜視図であ
る。
る。
【図15】作業台の速度変化を例示する特性図である。
1 コンベア 2 ハンガー 10 爪部 11 プッシャ 15 遊び部 18 同期台車(作業台) 19 塗布ロボット(作業手段) 21 クランプ装置(クランプ手段、切離し手段) 35 サーボモータ(駆動手段) 38 検出装置 41 速度検出台車 42 スイッチ(検知手段) 46 パルスジェネレータ(速度検出手段) 48 コントローラ 57 平均値計算回路(平均速度算出手段) 63 制御手段 74 ウィンドガラス搭載ロボット(作業手段) St 塗布ステーション(作業ステーション) St′ ウィンドガラス搭載ステーション(作業ステー
ション) W ドア(搬送物) W1 車体(搬送物)
ション) W ドア(搬送物) W1 車体(搬送物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/52 B 47/61 B
Claims (3)
- 【請求項1】 搬送物を支持して搬送路に沿って搬送す
るコンベアと、上記搬送路の所定の作業ステーションに
配設された作業手段とを備え、搬送路を連続搬送される
搬送物に対し作業手段により所定の作業を施すようにし
た連続搬送物に対する作業装置において、 上記搬送物が作業ステーションにおける所定の搬送位置
に移動したことを検知する検知手段と、 コンベアの搬送速度を検出する速度検出手段と、 上記速度検出手段により検出されたコンベアの搬送速度
の平均速度を算出する平均速度算出手段と、 上記作業手段を固定支持しかつ上記搬送路に沿って移動
可能な作業台と、 上記作業台を搬送物の搬送方向に移動させる駆動手段
と、 上記検知手段の出力に基づき上記コンベアによる搬送物
の駆動を切り離して作業台と共に移動させる切離し手段
と、 少なくとも上記切離し手段の作動後、作業台が上記平均
速度算出手段により算出された平均速度で移動するよう
に上記駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特
徴とする連続搬送物に対する作業装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の連続搬送物に対する作業
装置において、 切離し手段は、作業台に設けられて搬送物をクランプす
るクランプ手段からなり、搬送物をクランプしたとき
に、コンベアによる搬送物の駆動を切り離すように構成
されていることを特徴とする連続搬送物に対する作業装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の連続搬送物に対する作業
装置において、 速度検出手段は、作業ステーションに搬入される前の搬
送物にクランプされる検出台車に駆動連結されているこ
とを特徴とする連続搬送物に対する作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043890A JPH07251338A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 連続搬送物に対する作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6043890A JPH07251338A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 連続搬送物に対する作業装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07251338A true JPH07251338A (ja) | 1995-10-03 |
Family
ID=12676306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6043890A Withdrawn JPH07251338A (ja) | 1994-03-15 | 1994-03-15 | 連続搬送物に対する作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07251338A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008000892A (ja) * | 1999-08-03 | 2008-01-10 | Honda Canada Inc | 組立ライン制御システム |
JP2011143521A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Honda Motor Co Ltd | 組付け搬送装置 |
CN111204580A (zh) * | 2020-01-10 | 2020-05-29 | 衢州市立掏智能科技有限公司 | 一种建筑材料智能搬运机器人 |
JP2021063240A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 株式会社イデヤ | 部分めっき装置および部分めっき方法 |
-
1994
- 1994-03-15 JP JP6043890A patent/JPH07251338A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008000892A (ja) * | 1999-08-03 | 2008-01-10 | Honda Canada Inc | 組立ライン制御システム |
JP2011143521A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Honda Motor Co Ltd | 組付け搬送装置 |
JP2021063240A (ja) * | 2019-10-10 | 2021-04-22 | 株式会社イデヤ | 部分めっき装置および部分めっき方法 |
CN111204580A (zh) * | 2020-01-10 | 2020-05-29 | 衢州市立掏智能科技有限公司 | 一种建筑材料智能搬运机器人 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |