JP2001058323A - タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機 - Google Patents

タイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、タイヤ加硫のサイクルタイムを短
縮することで生産性を向上することにある。 【解決手段】 本発明は、ブラダ機構2(ブラダ20)
とタイヤ加硫プレス4とを用いて、グリーン加硫プレス
4の外部でグリーンタイヤ6に予備加熱、及びシェーピ
ングを施し、続いてタイヤ加硫プレス4にて予備加熱な
どしたタイヤ7全体に加硫成形を施すようにした。これ
で、タイヤ加硫プレス4でタイヤを拘束する時間を短縮
でき、タイヤ加硫成形のサイクルタイムを短縮して、生
産性を向上するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラダとタイヤ加
硫プレス、又はブラダ式のタイヤ加硫プレスを用いて、
グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ加硫方法及びタイ
ヤ加硫機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラダ式のタイヤ加硫プレスにてグリー
ンタイヤを加硫成形するには、グリーンタイヤをブラダ
にてシェーピングして該タイヤをモールド(金型)内に
装着し、ブラダ内に加熱媒体(加熱ガス、スチームな
ど)を供給することで、加熱によるゴムの変質によって
加硫成形を施すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリー
ンタイヤは、図29に断面として示す様に、不均厚なも
のであって、タイヤ加硫プレスでの未加硫タイヤの発生
を防ぐため、厚肉部のトレッド部Rやビード部Vの昇温
を基準として加硫時間が設定されている。このため、グ
リーンタイヤの薄肉部であるサイドウォール部Sの内外
が加硫温度に達しても、厚肉部のトレッド部Rやビード
部Vの内部が加硫温度に達するまで待機しなければなら
ず、その間の熱エネルギの損失による生産コストの上昇
を招くばかりでなく、タイヤ加硫のサイクルタイムも長
くなるため、生産性を低下させている。特に、ブラダを
用いて加硫成形するものでは、このブラダを加熱媒体で
温めてグリーンタイヤ内周を加熱するので、熱伝達率が
悪く加硫温度まで昇温させるのに長い時間を要する。
【0004】本発明は、タイヤ加硫のサイクルタイムを
短縮することで生産性を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(第1の発明)で
は、ブラダとタイヤ加硫プレスを用いてグリーンタイヤ
を加硫成形するもので、タイヤ加硫プレスの外部にてグ
リーンタイヤにシェーーピングを施し、続いてタイヤ加
硫プレスにてシェーピングしたタイヤ全体に加硫成形を
施すようにした。タイヤ加硫プレスによる加硫成形前
に、予めブラダを加熱ガスで昇温してグリーンタイヤを
シェーピングしているので、タイヤ加硫プレスでタイヤ
を拘束する時間が短くなる。又、グリーンタイヤ全ての
加硫成形をタイヤ加硫プレスで行うのではなく、グリー
ンタイヤのシェーピング及びブラダの加熱と、シェーピ
ングしたタイヤの加硫成形とを分けて行うことで並行し
て加硫を実施できるので、トータル的にタイヤ加硫のサ
イクルタイムの短縮化を図れる。
【0006】更に、予備処理工程において、グリーンタ
イヤに予備加熱を施すと、更にタイヤ加硫プレスでのタ
イヤの拘束時間を短縮できる。特に、グリーンタイヤの
トレッド部、ビード部の厚肉部に予備加熱を施し、この
厚肉部を加硫開始直前の温度まで加熱すると、タイヤ加
硫プレスにて直ちに加硫成形に移行できる。又、予備加
熱工程において、タイヤ加硫プレスから搬出されたブラ
ダを用いると、ブラダがタイヤ加硫プレスにて加熱され
ているので、予備処理手段でブラダを加熱する時間を短
縮できる。
【0007】又、本発明(第2の発明)では、ブラダ式
のタイヤ加硫プレスを用いてグリーンタイヤに加硫成形
を施すもので、タイヤ加硫プレスの外部にてグリーンタ
イヤに予備加熱を施し、続いてタイヤ加硫プレスにて予
備加熱したタイヤ全体に加硫成形を施すようにした。タ
イヤ加硫プレスにて予備加熱したタイヤを加硫成形する
ので、このタイヤ加硫プレスでタイヤを拘束する時間が
短くなる。又、グリーンタイヤ全ての加硫成形をタイヤ
加硫プレスで行うのでなく、グリーンタイヤの予備加熱
と、予備加熱したタイヤの加硫成形とを分けて行うこと
で並行して加硫を実施できるので、トータル的にタイヤ
加硫のサイクルタイムの短縮化を図れる。
【0008】更に、予備工程において、グリーンタイヤ
のトレッド部、ビード部の厚肉部に予備加熱を施すと、
タイヤ加硫プレスで厚肉部を加硫温度まで加熱する時間
を短縮できる。特に、加硫開始直前の温度まで加熱する
と、タイヤ加硫プレスにて直ちに加硫成形に移行でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の発明(請求項1〜請求項9
記載)、第2の発明(請求項10〜請求項14載)にお
けるタイヤ加硫方法及びタイヤ加硫機について説明す
る。
【0010】第1の発明は、ブラダ機構とタイヤ加硫プ
レスを用いて、このタイヤ加硫プレスの外部でグリーン
タイヤに予備加熱及びシェーピングを施し、続いてタイ
ヤ加硫プレスにて予備加熱などしたタイヤ全体に加硫成
形を施すようにした。これで、タイヤ加硫プレスでタイ
ヤを拘束する時間を短くして、タイヤ加硫成形のサイク
ルタイムの短縮化を図りつつ生産性を向上するものであ
る。
【0011】以下、第1の発明におけるタイヤ加硫機を
説明し、その後にタイヤ加硫方法について説明する。
【0012】図1及び図2に示すタイヤ加硫機1は、シ
ェーピング用のブラダ機構2と、グリーンタイヤ6に予
備加熱及びシェーピングを施す予備処理ユニット3と、
予備加熱などしたタイヤ7(以下、「予備加熱済タイヤ
7」という)全体に加硫成形を施すタイヤ加硫プレス4
と、加硫成形したタイヤ8(以下、「加硫済タイヤ8」
という)をブラダ機構2から取り外すためのタイヤユニ
ット5と、各タイヤ6〜8を搬送する4つの搬送ローダ
9〜12と、加硫済タイヤ8が取り外されたブラダ機構
2をタイヤユニット5から予備処理ユニット3まで搬送
する搬送コンベア13からなる。このタイヤ加硫機1で
は、ブラダ機構2を予備処理ユニット3、タイヤ加硫プ
レス4及びタイヤユニット5の間で持ち回すことで、グ
リーンタイヤ6に加硫成形を施すものである。
【0013】ブラダ機構2は、各ユニット3、5及びタ
イヤ加硫プレス4に着脱自在にされており、グリーンタ
イヤ6の予備加熱、シェーピング及び加硫成形に用いら
れる。このブラダ機構2としては、図3に示す様に、可
撓性(伸縮変形自在)で袋状のブラダ20と、ブラダ2
0の上端部をそれぞれクランプ把持する上下クランプリ
ング21、22と、ブラダ20を伸縮変形するためのセ
ンターポスト23とで構成する。下クランプリング22
は、ブラダ支持体24外周にシールリングを介装して一
体化されており、ブラダ支持体24及び上クランプリン
グ21とでブラダ20内を密封する。このブラダ支持体
24にはセンターポスト23を貫通させる可動穴25が
形成されており、可動穴25周りにブラダ20内外を連
通する複数のガス通路26を有している。これら各ガス
通路26先端にはガス管を通して接続カプラ27を有
し、各接続カプラ27はブラダ20内からのガス抜けを
防止する弁機能(逆止弁)を備えている〔図3参照〕。
【0014】センターポスト23は、上クランプリング
21外側からシールリングを介装してブラダ20内を挿
通し、更にブラダ支持体24の可動穴25を摺動自在に
貫通しており、上クランプリング21に把持リング28
を介在して支持されている。このセンターポスト23に
は、ブラダ20の伸展状態において、ブラダ支持体24
の突出下端からブラダ20内近傍に亘ってネジ29が形
成されており、このネジ29にブラダ支持体24下端面
に当接するロックギヤ30を螺着している。このロック
ギヤ30の外周にはギヤが形成されている。又センター
ポスト23の下端にはT型のジョイント32が設けられ
ている。33はセンターポスト23とブラダ支持体24
の間に介装されたシリールリングであって、ブラダ20
の伸展状態でネジ29と接しないように配置されている
〔図3参照〕。
【0015】この構成で、ブラダ機構2は、図3の如く
ブラダ20の伸展状態からセンターポスト23(ロック
ギヤ30)をシェーピングの位置まで引き下げること
で、ブラダ20を縮めて拡径する状態に変形し、この状
態で各ガス通路26からブラダ20内に低圧加熱ガスを
封入することで、ブラダ20をグリーンタイヤ6内周に
密着させてシェーピングを施す〔図4参照〕。又、ブラ
ダ20のシェーピング状態からセンターポスト23を引
き上げることで、図3の如くブラダ20を伸展状態とす
る。そして、ブラダ機構2はセンターポスト23を引き
下げたなどした後に、ロックギヤ30を上動してブラダ
支持体24に当接することで、把持リング28とでブラ
ダ20の伸縮状態を維持する。
【0016】予備処理ユニット3は、タイヤ加硫プレス
4の前方に設けられ、ブラダ機構2とでグリーンタイヤ
6に予備加熱及びシェーピングを施すものである。この
予備処理ユニット3の一例としては、図4に示す様に、
ブラダ機構2を支持するブラダ支持台35と、グリーン
タイヤ6外周を加熱する加熱ヒータ36(赤外線ヒー
タ、セラミックスヒータ等)と、ブラダ機構2のブラダ
20内に低圧加熱ガスを供給するガス供給源37と、図
5に示す如くブラダ機構2のセンターポスト23を引き
下げなどするポスト駆動装置38とで構成する。このブ
ラダ支持台35は、搬送コンベア13を支持して搬送さ
れるブラダ機構2を移載するもので、ブラダ機構2のセ
ンターポスト23下端側(ブラダ支持体24、各接続カ
プラ27など)をタイヤユニット5側から内部に収納す
る搬入通路35Aが形成されている。又加熱ヒータ36
はグリーンタイヤ6を収納する断熱容器39内周に配置
され、断熱容器39内に収納されるグリーンタイヤ6外
周を加熱する。この断熱容器39には搬送コンベア13
で搬送されるブラダ機構2を内部に収納するための開閉
扉39aが設けられている。ガス供給源37は複数のガ
ス管40を通してブラダ20内に低圧加熱ガスを封入す
るもので、各ガス管40先端にはブラダ機構2の各接続
カプラ27に接離自在な接続カプラ41が設けられてい
る〔図4参照〕。
【0017】又、ポスト駆動装置38は、図5に示す如
くセンターポスト23の引き下げなどする駆動用シリン
ダ43と、センターポスト23に対してロックギヤ30
を上下動するロックギヤ駆動機構44とで構成され、こ
れらをブラダ支持台35の下部に配置している。駆動用
シリンダ43は、圧力媒体の給排にて進退するロッド4
5を有し、このロッド45先端にセンターポスト23の
ジョイント32を把持するチャック46が設けられてい
る。ロックギヤ駆動機構44は、ロックギヤ30に噛み
合うピニオンロッド47を有し、このピニオンロッド4
7をギヤモータ48で回動することでロックギヤ30を
上下動する。又ピニオンロッド47、ギヤモータ48
は、支持ブラケットを介して進退用シリンダ49のロッ
ド50に連結されており、この進退用シリンダ49に圧
力媒体を給排することでロックギヤ30に対して進退さ
れる。
【0018】この構成で、予備処理ユニット3は、駆動
用シリンダ43のロッド45を伸長し、チャック46で
センターポスト23のジョイント32を把持した後、ロ
ッド45を退避してセンターポスト23(ロックギヤ3
0)をシェーピングの位置まで引き下げることで、図4
の如くブラダ20を縮めて拡径する状態にする。この状
態でガス供給源37からブラダ機構2の各ガス通路26
を通してブラダ20内に低圧加熱ガスを封入すること
で、このブラダ20をグリーンタイヤ6内周に密着させ
てシェーピングを施す。又、ポスト駆動装置38の進退
用シリンダ49のロッド50を伸長することでピニオン
ロッド47をロックギヤ30に噛み合わせた後、ギヤモ
ータ48でピニオンロッド47を回動してロックギヤ3
0をブラダ支持体24の下端面に当接させる。これで、
グリーンタイヤ6、ブラダ2の形状をシェーピング状態
に維持する〔図4及び図5参照〕。そして、予備処理ユ
ニット3はシェーピング状態のグリーンタイヤ6外周か
ら加熱することで、グリーンタイヤ6のトレッド部R、
上下ビード部Vの厚肉部に予備加熱を施す。
【0019】タイヤ加硫プレス4は、シェーピング状態
のブラダ機構2を装着して予備加熱済タイヤ7全体に加
硫成形を施すものである。このタイヤ加硫プレス4とし
ては、図6に示す様に、予備加熱済タイヤ7を加硫成形
する上下2つのモールド55、56と、ブラダ機構2の
ブラダ20内に高圧の加熱媒体(加熱ガス、スチーム
等)を供給する熱供給源67と、図7に示す如くセンタ
ーポスト23の引き下げなどするポスト駆動機構68と
を備えている。
【0020】上モールド55は上部プラテン57(熱
板)に昇降自在な上モールドプレート59に設けられ、
下モールド56はタイヤ加硫フレーム4A〔図2参照〕
に固定した下部プラテン58に設けられている。これら
各モールド55、56は各プラテン57、58内に導入
される加熱媒体によって予め加熱されている。上部プラ
テン57は上モールドプレート59と独立して昇降す
る。又上モールド55は上モールドプレート59に固定
された上サイドモールド60と、該プレート59に対し
て径方向に開閉自在に設けられたトレッドモールド61
とでなる。上サイドモールド60の下端には予備加熱済
タイヤ7の上ビード部Vをセットする上ビードリング6
2が設けられている。トレッドモールド61は複数のセ
グメントからなり、これら各セグメントを上部プラテン
57のアウターリング63に嵌め込んでいる。このアウ
ターリング63の内周にはトレッドモールド61の各セ
グメンを開閉自在に保持するテーパー溝64が形成され
ている〔図6参照〕。
【0021】又、下モールド56は下サイドモールとし
て用いられ、その上端に予備加熱済タイヤ7の下ビード
部Vをセットする下ビードリング66が設けられてい
る。この下モールド56はブラダ機構2の下クランプリ
ング22を下ビードリング66内に嵌め込むことで、ブ
ラダ機構2をタイヤ加硫プレス4内に装着、支持してセ
ンターポスト23の下端側(ブラダ支持体24、各カプ
ラ27など)を内部に収納する。熱供給源67は複数の
ガス管69を通してブラダ20内に高圧の加熱媒体(加
熱ガス、スチーム等)を供給するもので、各ガス管69
先端にはブラダ機構2の各接続カプラ27に接離自在な
接続カプラ70が設けられている〔図6参照〕。
【0022】ポスト駆動装置68は、図7に示す様に、
予備処理ユニット3のポスト駆動装置38〔図5参照〕
と同じ構成を有し、センターポスト23の引き下げなど
する駆動用シリンダ43(チャック46を含む)と、ロ
ックギヤ30を上下動するロックギヤ駆動機構44(ピ
ニオンロッド47、ギヤモータ48及び進退用シリンダ
49)とでなり、これらを下部プラテン58の下部に配
置している。
【0023】この構成で、タイヤ加硫プレス4は、シェ
ーピング状態の予備加熱済タイヤ7及びブラダ機構2を
下モールド56に装着、支持し、上モールドプレート5
9(上部プラテン57)の下降にてセンターポスト23
(ロックギヤ30)をシェーピングの位置から加硫成形
の位置まで引き下げる。これと同時に、熱供給源67か
らブラダ20内に高圧の加熱媒体(加熱ガス、スチーム
等)を供給することで、ブラダ20をシェーピング状態
から更に縮んで拡径するように膨張させる。これで、ブ
ラダ20は予備加熱済タイヤ7を内部から閉状態の各モ
ールド55、56に押し付けて製品形状に成形し、加熱
によるゴムの変質で加硫を施す〔図15(a)参照〕。
又、タイヤ加硫プレス4は、センターポスト23を引き
下げた後、ロックギヤ駆動機構44の進退用シリンダ4
9にてピニオンロッド47をロックナット30に噛み合
わせ、ギヤモータ48の駆動でピニオンロッド47を回
動させることでロックギヤ30を上動してブラダ支持体
24の下端面に当接する。これで、予備加熱済タイヤ7
及びブラダ20の形状を加硫成形状態に維持する〔図1
5参照〕。
【0024】タイヤユニット5は、タイヤ加硫プレス4
の前方で予備処理ユニット3に並設されており、加硫済
タイヤ8を、ブラダ機構2から取り外すものである。こ
のタイヤユニット5としては、図8に示す様に、ブラダ
機構2を支持するタイヤ取外台71と、ブラダ機構2の
ブラダ20内の残圧内部ガスを排気する排気口と、図9
に示す如くブラダ機構2のセンターポスト23の引き上
げなどするポスト駆動装置75とで構成する。このタイ
ヤ取外台71は、搬送コンベア13を支持して搬送する
ブラダ機構2を移載するもので、ブラダ機構2のセンタ
ーポスト23下端側(ブラダ支持体24、各接続カプラ
27など)を内部から搬出する搬出通路71Aが形成さ
れている〔図8参照〕。
【0025】ポスト駆動装置75は、図9に示す様に、
予備処理ユニット3のポスト駆動装置38〔図5参照〕
と同じ構成を有し、センターポスト23の引き上げなど
する駆動用シリンダ43(チャック46を含む)と、ロ
ックギヤ30を上下動するロックギヤ駆動機構44(ピ
ニオンロッド47、ギヤモータ48及び進退用シリンダ
49)とでなり、これらをタイヤ取外台71の下部に配
置している。
【0026】この構成で、タイヤユニット5は、ポスト
駆動装置75の駆動用シリンダ43のロッド45を伸長
し、チャック46でセンターポスト23のジョイント3
2を把持することでセンターポスト23を固定する〔図
9参照〕。この状態で、ロックギヤ駆動機構44の進退
用シリンダ49にてピニオンロッド47をロックナット
30に噛み合わせ、ギヤモータ48の駆動でピニオンロ
ッド47を回動させることでロックギヤ30を下動させ
た後、駆動用シリンダ43のロッド45を伸長させるこ
とで、センターポスト23を加硫成形の位置から引き上
げる。これで、ブラダ機構2のブラダ20を加硫済タイ
ヤ8から剥がして伸展状態とし、この加硫済タイヤ8を
ブラダ機構2から取り外す〔図17(c)参照〕。又ブ
ラダ20の伸展と同時に、ブラダ機構2の各ガス通路2
6を通して残留内部ガスをブラダ20外へ排出する。
【0027】搬送ローダ9、10は、グリーンタイヤ6
又は加硫済タイヤ8の上ビード部Vを内側から把持する
タイヤチャック80を備えている。このタイヤチャック
80は放射方向に一斉に拡縮径する3枚以上の爪81と
有し、縮径状態の各爪81をタイヤ6、8内に差し込み
拡径し、これら各タイヤ6、8の上ビード部Vを把持す
る。又、再び各爪81を縮径することでタイヤ6、8を
開放する。そして、搬送ローダ9は予備処理ユニット3
に並設されたガイド支柱82に旋回、昇降自在に設けら
れ、旋回アーム82先端にタイヤチャック80を設けて
いる。この構成で、搬送ローダ9は搬入コンベア14で
送り込まれるグリーンタイヤ6を内側から把持した後、
予備処理ユニット3まで搬送する。又搬送ローダ10は
タイヤユニット5の前方に設けられたガイド支柱84に
旋回、昇降自在に設けられ、旋回アーム85先端にタイ
ヤチャック80を設けている。この構成で、搬送ローダ
10はタイヤユニット5の加硫済タイヤ80を内側から
把持した後、搬出コンベア15まで搬送する。
【0028】搬送ローダ11、12は、ブラダ機構2の
把持リング28を把持するブラダチャック86を備えて
いる。そして、搬送ローダ11は予備処理ユニット3と
タイヤ加硫プレス4との間に設けられたガイド支柱87
に旋回、昇降自在に設けられ、旋回アーム88先端にブ
ラダチャック86を設けている。この構成で、搬送ロー
ダ11は、予備処理ユニット3で予備加硫及びシェーピ
ングしたブラダ機構2の把持リング28を把持した後、
タイヤ加硫プレス4まで予備加熱済タイヤ7、ブラダ機
構2を搬送する。又搬送ローダ12はタイヤ加硫プレス
4とタイヤユニット5との間に設けられたガイド支柱8
9に旋回、昇降自在に設けられ、旋回アーム90先端に
ブラダチャック86を設けている。この構成で、搬送ロ
ーダ12は、タイヤ加硫プレス4で加硫成形したブラダ
機構2の把持リング28を把持した後、タイヤユニット
5まで加硫済タイヤ8、ブラダ機構2を搬送する。
【0029】又、搬送コンベア13は、ブラダ機構2を
タイヤユニット5から予備処理ユニット3に搬送するも
のである。この搬送コンベア13としては、図10に示
す様に、予備処理ユニット3の搬入通路35A両側とタ
イヤユニット5の搬出通路71A両側とで支持される2
本の支持枠91を備え、各支持枠91には所定ピッチご
とに複数のローラ92が連続するローラ列rが設けられ
ている。これら各ローラ列rのローラ92間には、ブラ
ダ機構2のセンターポスト23下端側(ブラダ支持体2
4、各接続カプラ27など)を挿通させる隙間を有して
いる。又各ローラ列rには搬送ベルト93(無端ベル
ト)が夫々架け渡されている。各搬送ベルト93はタイ
ヤユニット5側端の駆動用ローラ92Aに連結された減
速機付きモータ94で循環動される。
【0030】この構成で、搬送コンベア13は各搬送ベ
ルト93上でブラダ機構2の下クランプリング22を支
持しつつ、センターポスト23の下端側(ブラダ支持体
24、各接続カプラ27など)をローラ92間の隙間か
ら下部に突出させる。そして、減速機付きモータ94を
駆動して各搬送ベルト93を循環動することで、ブラダ
機構2をタイヤユニット5の搬出通路71Aから開状態
の予備処理ユニット3まで搬送する〔図10参照〕。
尚、ブラダ機構2をタイヤユニット5から予備処理ユニ
ット3まで搬送する手段としては、搬送コンベア13を
用いる他に、ブラダ機構2の把持リング28をチャック
して旋回搬送する搬送ローダを用いても良い。
【0031】次に、第1の発明のタイヤ加硫機1でのタ
イヤ加硫方法について説明する。
【0032】グリーンタイヤ6を加硫成形するには、予
備処理ユニット3で予備加熱及びシェーピングを施し、
続いてタイヤ加硫プレス4にて加硫成形を施すことで行
う。
【0033】予備処理ユニット3での予備加熱及びシェ
ーピングは、搬送ローダ9のタイヤチャック80で搬入
コンベア14上のグリーンタイヤ6の上ビード部Vを内
側から把持して予備処理ユニット3まで搬送する。そし
て、搬送ローダ9を下降することで、グリーンタイヤ6
をブラダ機構2のブラダ20外周に位置決めする。尚、
ブラダ機構2の各接続カプラ27は、予備処理ユニット
3への搬入によって自動的に各接続カプラ41に接続さ
れる〔図11(a)及び(b)参照〕。
【0034】続いて、グリーンタイヤ6を位置決めした
状態で、ポスト駆動装置38の駆動シリンダ43にてセ
ンターポスト23(ロックギヤ30)をシェーピング位
置まで引き下げることで、ブラダ20を伸展状態から縮
ませ拡径してグリーンタイヤ6内側に入り込むように変
形させる。この状態で、ポスト駆動装置38の進退用シ
リンダ49にてピニオンロッド47をロックギヤ30に
噛み合わせた後、ギヤモータ48を駆動してロックギヤ
30を上動してブラダ支持体24の下端面に当接させる
ことで、ブラダ20のシェーピング状態を維持する〔図
11(c)参照〕。そして、進退用シリンダ49にてピ
ニオンロッド47などをロックギヤ30から退避した
後、ガス供給源37から低圧の加熱ガスをブラダ20内
に供給することで、ブラダ20を膨張させてグリーンタ
イヤ6内周に密着させてシェーピングを施す〔図12
(a)参照〕。このシェーピングが終了すると、搬送ロ
ーダ9によるグリーンタイヤ6の把持を開放して予備処
理ユニット3から退避すると共に、グリーンタイヤ6が
ブラダ機構2に保持されつつトレッド部Rなどの厚肉部
を加熱ヒータ36にて加熱する。ここで、シェーピング
とはグリーンタイヤ6の内側からブラダ20を膨張する
ことでグリーンタイヤ6をブラダ機構2で支持し、タイ
ヤ加硫プレス4の各モールド55、56間に入れる予備
加熱済タイヤ7の形状を整えることである。尚、搬送ロ
ーダ9は、再び搬入コンベア14に送り込まれるグリー
ンタイヤ6を予備処理ユニット3まで搬送して予備加熱
及びシェーピングに移行させることで、予備処理ユニッ
ト3での予備加熱などとタイヤ加硫プレス4での加硫成
形をが同時並行して行われる。
【0035】このシェーピングと並行して又はシェーピ
ング後に、加熱ヒータ36にてグリーンタイヤ6外周か
らトレッド部R、上下ビード部Vの厚肉部に予備加熱を
施す〔図12(a)参照〕。この予備加熱条件は、加硫
開始直前の温度、例えば100〜140℃の範囲までト
レッド部Rなどの厚肉部を加熱する。加熱時間は最適な
温度を選択して、この加熱温度でトレッド部Rなどの内
層まで予備加熱(100〜140℃まで加熱)できる時
間とする。尚、予備加熱条件はタイヤサイズなどによっ
て適宜変更される。又、予備加熱条件において、グリー
ンタイヤ6のトレッド部Rなどは外周からの加熱の他
に、低圧の加熱ガスによってブラダ20と共に加熱され
ることから、ブラダ20側からの昇温も考慮して決定さ
れる。この様に、ブラダ20を低圧の加熱ガスで昇温さ
せると、タイヤ加硫プレス4でブラダ20を加熱する必
要がなくなる。特に、ブラダ20はグリーンタイヤ6に
対する熱伝達率が悪いという熱の不良導体であり、昇温
時間も長くなる。従って、ブラダ20に対して予備加熱
することは、タイヤ加硫プレス4で予備加熱済タイヤ7
を加硫温度まで昇温する時間を短縮できる。
【0036】予備加熱などが終了すると、搬送ローダ1
1のブラダチャック86でブラダ機構2の把持リング2
8を把持して、シャーピング状態の予備加熱済タイヤ
7、ブラダ機構2をタイヤ加硫プレス4まで搬送する
〔図12(b)参照〕。このとき、ブラダ機構2の各接
続カプラ27が接続カプラ41から離れることになる
が、各接続カプラ27の弁機能によってブラダ20内か
らの低圧加熱ガスの抜けを防止してシェーピング状態が
維持される。又、予備加熱済タイヤ7は搬送中に大気に
よって温度低下をきたすことになるが、搬送ローダ11
での搬送は瞬時に行われることから温度低下の影響は少
ない。特に、ブラダ20内に封入される加熱ガスにて予
備加熱済タイヤ7が保温されることから、予備加熱済タ
イヤ7のトレッド部Rなどを加硫開始温度の状態として
タイヤ加硫プレス4内に搬送できる。
【0037】タイヤ加硫プレス4での加硫成形は、搬送
ローダ11を旋回することで、シェーピング状態の予備
加熱済タイヤ7及びブラダ機構2を開状態の各モールド
55、56間に搬入する〔図13参照〕。
【0038】続いて、搬送ローダ11を下降してブラダ
機構2を下モールド56に装着、支持し、予備加熱済タ
イヤ7の下ビード部Vを下ビードリング66にセットす
る。これで、ブラダ機構2のセンターポスト23の下端
側(ブラダ支持体24、各接続カプラ27など)が下モ
ールド56内に収納され、各接続カプラ27を各接続カ
プラ70に接続する。そして、搬送ローダ11をタイヤ
加硫プレス4から退避させた後、上モールドプレート5
9を下降させることで、トレッドモールド61の各セグ
メントを開状態として予備加熱済タイヤ7外周に位置さ
せる。この上モールドプレート59の下降によってブラ
ダ機構2のセンターポスト23(ロックギヤ30)も引
き下げられ、ブラダ20をシェーピング状態から更に縮
まるように変形する〔図14参照〕。尚、予備加熱済タ
イヤ、ブラダ20はシェーピング状態であるが、搬送途
中などで加熱ガスが多少抜けることもあることから、必
要に応じて予備処理ユニット3より若干高圧の加熱ガス
をブラダ20内に封入しても良い。
【0039】そして、上部プラテン57を下降してトレ
ッドモールド61の各セグメントを閉じることで、予備
加熱済タイヤ7を各モールド55、56内に装着する。
このとき、上部プラテン57に伴って上モールドプレー
ト59も下降することから、センターポスト23(ロッ
クギヤ30)が加硫成形の位置まで引き下げられる。
尚、上下モールド55、56の閉状態において、各モー
ルド55、56が開かないように上部プラテン57側か
ら型締付力を負荷する。続いて、熱供給源67から各ガ
ス管69を通して高圧の加熱媒体(加熱ガス、スチーム
など)をブラダ20内に供給し、このブラダ20に作用
する加熱媒体によって予備加熱済タイヤ7全体に加硫成
形を施す〔図15(a)参照〕。この加硫成形において
は、予備加熱済タイヤ7の厚肉部が加硫開始直前の温度
(100〜140℃)まで予備加熱され、熱の不良導体
となるブラダ20も加熱されていることから、予備加熱
済タイヤ7をブラダ20内の加熱媒体や各モールド5
5、56にて短時間で加硫温度まで昇温できる。又グリ
ーンタイヤ6に予めシェーピングを施しているので、シ
ェーピングする時間やブラダ20を加熱する必要もな
い。したがって、タイヤ加硫プレス4では、予備加熱済
タイヤ7全体を短時間で加硫温度にしてゴムの変質によ
る加硫に移行できる。又、ブラダ20内に供給される加
熱媒体は、このブラダ20を膨らませるように作用する
ことから、このブラダ20の膨らみで予備加熱済タイヤ
7を各モールド55、56に押し付けて製品形状に成形
する。
【0040】タイヤ加硫プレス4での加硫成形が終了す
ると、ポスト駆動装置68の駆動シリンダ43にてチャ
ック46を上昇して、このチャック46にてジョイント
32を把持することでセンターポスト23を固定する
〔図15(b)参照〕。この状態で、ロックギヤ駆動機
構44の進退用シリンダ49にてピニオンロッド47を
ロックギヤ30に噛み合わせた後、ギヤモータ48の駆
動でピニオンロッド47を回動することでロックギヤ3
0をブラダ支持体24の下端面に当接させる〔図15
(c)参照〕。これで、加硫済タイヤ8及びブラダ20
は、加硫成形の形状が維持される。そして、進退用シリ
ンダ49にてピニオンロッドなどをロックギヤ30から
退避した後、上部プラテン57及び上モールドプレート
59を上昇させることで、各モールド55、56を開状
態として加硫成形の状態にある加硫済タイヤ8、ブラダ
機構2を搬出可能とする〔図16参照〕。
【0041】続いて、搬送ローダ12を開状態の各モー
ルド55、56間に入れて、ブラダ機構2の把持リング
28を搬送ローダ12のブラダチャック86で把持した
後に、タイヤユニット5に向けて搬送する〔図16参
照〕。
【0042】この搬送ローダ12による搬送は、ブラダ
機構2の下クランプリング22をタイヤユニット5上の
搬送コンベア13の各搬送ベルト63に移載するように
行う〔図17(a)参照〕。続いて、ポスト駆動装置7
5の駆動用シリンダ43にてチャック46を上昇させ
て、このチャック46にてジョイント32を把持するこ
とでセンターポスト23を固定する。この状態で、ロッ
クギヤ駆動機構44の進退用シリンダ49にてピニオン
ロッド47をロックギヤ30に噛み合わせた後、ギヤモ
ータ48の駆動でピニオンロッド47を回動することで
ロックギヤ30をブラダ支持体24から離れるように下
動させる。そして、進退用シリンダ49にてピニオンロ
ッド47などをロックギヤ30から退避した後、駆動用
シリンダ46にてセンターポスト23(ロックギヤ3
0)を引き上げることで、ブラダ20を加硫成形の状態
から伸展状態にする〔図17(b)及び(c)参照〕。
このとき、ブラダ20は加硫済タイヤ8内側から抜ける
ように伸展して、加硫済タイヤ8のシェーピングを開放
する。これと同時に、残留内部ガスをブラダ20外へ排
気することで、加硫済タイヤ8の取外しを容易にできる
〔図17(c)参照〕。
【0043】タイヤユニット5で取り外された加硫済タ
イヤ8は、搬送ローダ10のタイヤチャック80で加硫
済タイヤ8の上ビード部Vを内側から把持し、搬出コン
ベア15まで搬出する〔図18参照〕。そして、加硫済
タイヤ8は搬出コンベア15にてポストキュアインフレ
ータなどの次工程に搬送される。
【0044】又、タイヤユニット5に残されたブラダ機
構2は、搬送コンベア13の減速機付きモータ94の駆
動で循環動される搬送ベルト93によって予備処理ユニ
ット3に向けて搬送され、開閉扉39aを開状態とした
予備処理ユニット3内に収納される〔図10参照〕。こ
れで、ブラダ機構2は予備処理ユニット3、タイヤ加硫
プレス4及びタイヤユニット5の順に持ち回され、再び
予備処理ユニット3に搬送される新たなグリーンタイヤ
6の予備加熱、シェーピング及び加硫成形に用いられる
ことになる。このように、ブラダ機構2を持ち回すと、
タイヤ加硫プレス4などで加熱されたものを用いれるか
ら、予備処理ユニット3での予備加熱の時間を短縮で
き、その予備加熱するためのエネルギも低減できる。
【0045】尚、予備処理ユニット3としては、図4に
示すものに限定されるものでなく、図19に示す如くタ
イヤ加硫プレス4から排出される加熱媒体(スチーム、
ドレンなど)を利用して常温ガスを加熱し、この加熱ガ
スをガス管98を通してブラダ機構2のブラダ20内に
封入するものでも良い。タイヤ加硫プレス4から排出さ
れる加熱媒体の排熱を利用(リサイクル利用)するの
で、効率の良い熱利用が可能となり、又省エネ化が図れ
る。又、タイヤ加硫プレス4の外部にて、予備加熱及び
シェーピングを施すものを説明したが、グリーンタイヤ
6に対して予備加熱することなく、シェーピングのみを
施しつつブラダ20を加熱ガスで加熱するようにしても
良い。
【0046】次に、第2の発明のタイヤ加硫方法及びタ
イヤ加硫方法を説明する。
【0047】第2の発明は、ブラダ式のタイヤ加硫プレ
スを用いて、このタイヤ加硫プレスの外部でグリーンタ
イヤに予備加熱を施し、続いてタイヤ加硫プレスにて予
備加熱したタイヤ全体に加硫成形を施すようにした。こ
れで、タイヤ加硫プレスでタイヤを拘束する時間を短く
して、タイヤ加硫成形のサイクルタイムの短縮化を図り
つつ生産性を向上するものである。
【0048】以下、第2の発明におけるタイヤ加硫機を
説明し、その後にタイヤ加硫方法について説明する。
尚、図20〜図28において、図1〜図6に示したと同
一符号は同一部材を示してその詳細な説明は省略する。
【0049】図20及び図21に示すタイヤ加硫機10
1は、グリーンタイヤ6に予備加熱を施す予備処理ユニ
ット103と、予備加熱したタイヤ107(以下、「予
備加熱済タイヤ107」という)全体に加硫成形を施す
ブラダ式のタイヤ加硫プレス104と、グリーンタイヤ
6などを搬送する搬送ローダ109からなる。
【0050】予備処理ユニット103は、ブラダ式のタ
イヤ加硫プレス104の前方に設けられ、グリーンタイ
ヤ6に予備加熱を施すものである。この予備処理ユニッ
ト103としては、図22に示す様に、グリーンタイヤ
6の上下ビード部Vを夫々把持する上下2つのタイヤチ
ャック105、106と、グリーンタイヤ6外周を加熱
する加熱ヒータ36とで構成される。上チャックタイヤ
105は搬送ローダ109の旋回アーム120先端に設
けられてグリーンタイヤ6などを搬送するものに兼用さ
れ、下タイヤチャック106は上タイヤチャック105
に対峙するようにブラダ支持台35に設けられている。
これら各タイヤチャック105、106は放射方向に一
斉に拡径する3枚以上の爪110を有し、縮径状態の各
爪110をグリーンタイヤ6内に差し込み拡径し、この
タイヤ6の各ビード部Vを各上下リム111との間で把
持する。又加熱ヒータ36はブラダ支持台35に設けら
れた断熱容器39内周に設けられて、この断熱容器39
内に収納されるグリーンタイヤ6外周からトレッド部
V、各ビード部Vの厚肉部を加熱する〔図22参照〕。
【0051】この構成で、予備処理ユニット103は、
グリーンタイヤ6を断熱容器39内で把持した後、加熱
ヒータ36にてグリーンタイヤ6外周から加熱すること
でトレッド部Rなどの厚肉部に予備加熱を施す〔図22
参照〕。
【0052】ブラダ式のタイヤ加硫プレス104(以
下、「タイヤ加硫プレス104」という)は、図23に
示す様に、図6に示すと同様な上下モールド55、5
6、上下部プラテン57、58などの他にブラダ機構1
02を備えてなり、予備加熱済タイヤ107全体に加硫
成形を施すものである。ブラダ機構102は、図3と同
様な上下クランプリング21、22でクランプ把持され
るブラダ20、センターポスト23及びブラダ支持体2
4などを備え、センターポスト23を昇降用シリンダ1
12で引き下げなどするものである。このブラダ機構1
02は、下クランプリング22を下モールド56の下ビ
ードリング66上に固定し、ブラダ支持体24及び昇降
用シリンダ112を下モールド56の下部に配置するこ
とで、タイヤ加硫プレス104に装着されている。セン
ターポスト23は昇降用シリンダ112のロッドで兼用
されており、ブラダ支持体24の可動穴25を摺動自在
に貫通し、更にブラダ20内を挿通して上クランプリン
グ21外に突出している。このセンターポスト23は把
持リング28を介在して上クランプリング21に支持さ
れている。又ブラダ支持体24の各ガス通路26は、各
ガス管113を通して直接熱供給源67に接続されてい
る〔図23参照〕。
【0053】この構成で、タイヤ加硫プレス104は、
昇降用シリンダ112にてセンターポスト23をシェー
ピングの位置まで引き下げることで、ブラダ20を縮め
て拡径する状態に変形し、この状態でブラダ機構102
の各ガス通路26から低圧加熱ガスをブラダ20内に封
入することで、このブラダ20をグリーンタイヤ6内周
に密着させてシェーピングを施す〔図26参照〕。続い
て、センターポスト23を加硫成形の位置まで更に引き
下げつつ、熱供給源67からブラダ機構102の各ガス
通路26を通してブラダ20内に高圧の加熱媒体(加熱
ガス、スチームなど)を供給する。これで、ブラダ20
はシェーピング状態から更に縮んで拡径するように膨張
され、このブラダ20の膨張によって予備加熱済タイヤ
107を閉状態の各モールド55、56に押し付けて製
品形状に成形し、加熱によるゴムの変質で加硫を施す
〔図27参照〕。
【0054】又、タイヤ加硫プレス104で加硫成形し
た加硫済タイヤ8は、搬出用のアンローダ115の旋
回、昇降によって搬出コンベア15に搬出され、この搬
出コンベア15でポストキュアインフレータなどの次工
程に送り込まれる。このアンローダ115はタイヤ加硫
プレス104の後方に並設されたガイド支柱116に旋
回、昇降自在に設けられ、旋回アーム117先端に上タ
イヤチャック105と同様なタイヤチャック118を備
えている〔図20及び図21参照〕。
【0055】搬送ローダ109は、予備処理ユニット1
03に並設するガイド支柱119に昇降、旋回自在に設
けられている。この搬送ローダ109は旋回アーム12
0先端に予備処理ユニット103の上タイヤチャック1
05を有しており、グリーンタイヤ6などの搬送、予備
処理ユニット103でのグリーンタイヤ6の把持を兼用
している。この構成で、搬送ローダ109は搬入コンベ
ア14に送り込まれるグリーンタイヤ6の上ビード部V
を内側から把持した後、予備処理ユニット103まで搬
送し、又予備処理ユニット103から予備加熱済タイヤ
107をタイヤ加硫プレス104まで搬送する。
【0056】次に、第2の発明のタイヤ加硫機101で
のタイヤ加硫方法について説明する。
【0057】グリーンタイヤ6を加硫成形するには、予
備処理ユニット103で予備加熱を施し、続いてタイヤ
加硫プレス104にて加硫成形を施すことで行う。
【0058】予備処理ユニット103での予備加熱は、
搬送ローダ109のタイヤチャック105で搬入コンベ
ア14上のグリーンタイヤ6の上ビード部Vを内側から
把持して予備処理ユニット3まで搬送する。そして、搬
送ローダ109を下降することで、断熱容器39内に収
納する〔図24(a)及び(b)参照〕。
【0059】続いて、グリーンタイヤ6を搬送ローダ1
09で把持した状態で、予備処理ユニット103の下タ
イヤチャック106で下ビード部Vを把持した後、加熱
ヒータ36にてグリーンタイヤ6外周からトレッド部
V、上下ビード部の厚肉部に予備加熱を施す〔図24
(c)参照〕。この予備加熱条件は、加硫開始直前の温
度、例えば100〜140℃の範囲までトレッド部Rな
どの厚肉部を加熱する。加熱時間は最適な温度を選択し
て、この加熱温度でトレッド部Rなどの内層まで予備加
熱(100〜140℃まで加熱)できる時間とする。
尚、予備加熱条件はタイヤサイズなどによって適宜変更
される。
【0060】予備加熱が終了すると、搬送ローダ109
にて予備加熱済タイヤ107をタイヤ加硫プレス104
まで搬送する〔図25参照〕。このとき、予備加熱済タ
イヤ107は搬送中に大気によって温度低下をきたすこ
とになるが、搬送ローダ109での搬送は瞬時に行われ
ることから温度低下の影響は少ない。
【0061】タイヤ加硫プレス104での加硫成形は、
搬送ローダ109を旋回することで、予備加熱済タイヤ
107を開状態の各モールド55、56間に搬入する
〔図25参照〕。
【0062】続いて、搬送ローダ109を下降すること
で、伸展状態のブラダ20外周に予備加熱済タイヤ10
7を位置し、この予備加熱済タイヤ107の下ビード部
Vを下ビードリング66にセットする。そして、予備加
熱済タイヤ107を搬送ローダ109で保持した状態
で、昇降用シリンダ112にてセンターポスト23をシ
ェーピングの位置まで引き下げることで、ブラダ20を
伸展状態から縮ませ拡径してグリーンタイヤ6内側に入
り込むシェーピング状態にする。これと同時に、熱供給
源67から低圧の加熱ガスをブラダ20内に封入するこ
とで、ブラダ20を膨張させて、予備加熱済タイヤ10
7内周にブラダ20を密着させてシェーピングを施す
〔図26参照〕。このシェーピングが終了すると、搬送
ローダ109による予備加熱済タイヤ107の把持を開
放してタイヤ加硫プレス104から退避させた後、上モ
ールドプレート59を下降させることで、トレッドモー
ルド61の各セグメントを開状態として予備加熱済タイ
ヤ107外周に位置させる。これと同時に、昇降用シリ
ンダ112にてセンターポスト23をシェーピングの位
置から引き下げることで、ブラダ20をシェーピング状
態から更に縮むように変形する〔図26参照〕。尚、搬
送ローダ109は、再び搬入コンベア14に送り込まれ
るグリーンタイヤ6を予備処理ユニット103まで搬送
して予備加熱に移行させることで、予備処理ユニット1
03での予備加熱とタイヤ加硫プレス104での加硫成
形をが同時並行して行われる。
【0063】そして、上部プラテン57を下降してトレ
ッドモールド61の各セグメントを閉じることで、予備
加熱済タイヤ107を各モールド55、56内に装着す
る。これと同時に、昇降用シリンダ112にてセンター
ポスト23を加硫成形の位置まで引き下げる。尚、上下
モールド55、56の閉状態において、各モールド5
5、56が開かないように上部プラテン57側から型締
力を負荷する。続いて、熱供給源67から各ガス管11
3を通して高圧の加熱媒体(加熱ガス、スチームなど)
をブラダ20内に供給し、このブラダ20に作用する加
熱媒体によって予備加熱済タイヤ107全体に加硫成形
を施す〔図27参照〕。この加硫成形において、予備加
熱済タイヤ107の厚肉部が加硫開始直前の温度(10
0〜140℃)まで予備加熱されていることから、予備
加熱済タイヤ107をブラダ20内の加熱媒体や各モー
ルド55、56にて短時間で加硫温度まで昇温できる。
したがって、タイヤ加硫プレス104では、予備加熱済
タイヤ107全体を短時間で加硫温度にしてゴムの変質
による加硫に移行できる。又、ブラダ20内に供給され
る加熱媒体は、このブラダ20を膨らませるように作用
することから、このブラダ20の膨らみで予備加熱済タ
イヤ107を各モールド55、56に押し付けて製品形
状に成形する。
【0064】タイヤ加硫プレス104での加硫成形が終
了すると、上部プラテン57及び上モールドプレート5
9を上昇させることで、上下モールド55、56を開状
態とした後、昇降用シリンダ112にてセンターポスト
23を加硫成形の位置から引き上げることで、ブラダ2
0を加硫成形の状態から伸展状態にする〔図28参
照〕。このとき、ブラダ20は加硫済タイヤ8内側から
抜けるように伸展して、加硫済タイヤ8の保持を開放す
る。これと同時に、ブラダ20内の残留圧力を開放する
ことで、加硫済タイヤ8の取外しを容易にできる。
【0065】ブラダ機構102から取り外された加硫済
タイヤ8は、アンローダ115のタイヤチャック118
で加硫済タイヤ8の上ビード部Vを内側から把持し、搬
出コンベア15まで搬出する〔図28参照〕。そして、
加硫済タイヤ8は搬出コンベア15にてポストキュアイ
ンフレータなどの次工程に搬送される。
【0066】尚、第2の発明においては、加熱ヒータ3
6にてグリーンタイヤ6外周を加熱してトレッド部Rな
どの厚肉部に予備加熱を施すものを示したが、例えば、
予備処理ユニット103の上下タイヤチャック105、
106でグリーンタイヤ6を密封把持し、このグリーン
タイヤ6内に低圧の加熱ガスを給排することで、グリー
ンタイヤ6内側から厚肉部に予備加熱を施すようにして
も良い。この場合、タイヤ加硫プレス104から排出さ
れる加熱媒体(スチーム、ドレンなど)にて常温のガス
を加熱して、この加熱ガスをグリーンタイヤ6内に供給
することが好ましく、これでタイヤ加硫プレス4から排
出される加熱媒体の排熱を利用(リサイクル利用)する
ので、効率の良い熱利用が可能となり、又省エネ化が図
れる。
【0067】
【発明の効果】本発明(第1の発明)によれば、タイヤ
加硫プレスの外部にてグリーンタイヤに予備加熱及びシ
ェーピングを施し、続いてタイヤ加硫プレスにてタイヤ
全体に加硫成形を施すようにしたので、タイヤ加硫プレ
スでタイヤを拘束する時間を短縮できる。又グリーンタ
イヤ全ての加硫(加熱、シェーピングなど)をタイヤ加
硫プレスで行うのでなく、グリーンタイヤの予備加熱及
びシェーピングと、予備加熱などしたタイヤの加硫成形
とを分けて行うことで並行して加硫を実施できる。した
がって、トータル的にタイヤ加硫のサイクルタイムの短
縮化を図れ、もって生産性を向上できる。タイヤ加硫プ
レスから搬出されたブラダは、タイヤ加硫プレスで加熱
されているので、予備工程において、このブラダを用い
て予備加熱及びシェーピングを行うようにすると、予備
工程におけるグリーンタイヤやブラダの加熱時間を短縮
できる。
【0068】又、本発明(第2の発明)によれば、タイ
ヤ加硫プレスの外部にてグリーンタイヤに予備加熱を施
し、続いてタイヤ加硫プレスにてタイヤ全体に加硫成形
を施すようにしたので、タイヤ加硫プレスでタイヤを拘
束する時間を短縮できる。又グリーンタイヤ全ての加硫
(加熱、シェーピングなど)をタイヤ加硫プレスで行う
のでなく、グリーンタイヤの予備加熱と、予備加熱など
したタイヤの加硫成形とを分けて行うことで並行して加
硫を実施できる。したがって、トータル的にタイヤ加硫
のサイクルタイムの短縮化を図れ、もって生産性を向上
できる。
【0069】本発明(第1の発明及び第2の発明)で
は、予備処理工程において、グリーンタイヤのトレッド
部、ビード部の厚肉部に予備加熱を施すと、タイヤ加硫
プレスにて直ちに加硫成形を施せ、このタイヤ加硫プレ
スでタイヤを拘束する時間を更に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明におけるタイヤ加硫機の全体構成を
示す上面図である。
【図2】図1のA−A矢視図で、タイヤ加硫機の全体構
成を示す側面図である。
【図3】タイヤ加硫機におけるブラダ機構の構成を示す
断面図である。
【図4】タイヤ加硫機における予備処理ユニットの構成
を示す断面図である。
【図5】予備処理ユニットのポスト駆動装置の構成を示
す拡大図である。
【図6】タイヤ加硫機におけるタイヤ加硫プレスの構成
を示す断面図である。
【図7】タイヤ加硫プレスのポスト駆動装置の構成を示
す拡大図である。
【図8】タイヤ加硫機におけるタイヤユニットの構成を
示す断面図である。
【図9】タイヤユニットのポスト駆動装置の構成を示す
拡大図である。
【図10】タイヤ加硫機における搬送コンベアの構成を
示す図である。
【図11】グリーンタイヤを予備処理ユニットに収納す
る手順を示す図である。
【図12】グリーンタイヤに予備加熱、シェーピングを
施し、予備加熱済タイヤを搬送する手順を示す図であ
る。
【図13】予備加熱済タイヤ、ブラダ機構をタイヤ加硫
プレスに搬入する手順を示す図である。
【図14】予備加熱済タイヤ、ブラダ機構をタイヤ加硫
プレスに装着する手順を示す図である。
【図15】予備加熱済タイヤに加硫成形を施す手順を示
す図である。
【図16】加硫済タイヤ、ブラダ機構をタイヤ加硫プレ
スから搬出する手順を示す図である。
【図17】加硫済タイヤをブラダ機構から取り外す手順
を示す図である。
【図18】ブラダ機構の搬送、このブラダ機構から取り
外された加硫済タイヤを搬出する手順を示す図である。
【図19】予備処理ユニットの変形を示す断面図であ
る。
【図20】第2の発明におけるタイヤ加硫機の全体構成
を示す上面図である。
【図21】図20のB−B矢視図で、タイヤ加硫機の全
体構成を示す側面図である。
【図22】タイヤ加硫機における予備処理ユニットの構
成を示す断面図である。
【図23】タイヤ加硫機におけるタイヤ加硫プレスの構
成を示す断面図である。
【図24】グリーンタイヤを予備処理ユニットに収納
し、予備加熱を施す手順を示す図である。
【図25】予備加熱済タイヤをタイヤ加硫プレスに搬入
する手順を示す図である。
【図26】予備加熱済タイヤにシェーピングを施す手順
を示す図である。
【図27】予備加熱済タイヤに加硫成形を施す手順を示
す図である。
【図28】加硫済タイヤをブラダ機構からから搬出する
手順を示す図である。
【図29】グリーンタイヤの断面を示す模式図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫機 2 ブラダ機構 3 予備処理ユニット 4 タイヤ加硫プレス 5 タイヤユニット(タイヤ取外手段) 6 グリーンタイヤ 7 予備加熱済タイヤ 8 加硫済タイヤ 9〜12 搬送ローダ 13 搬送コンベア(搬送手段) 20 ブラダ 101 タイヤ加硫機 102 ブラダ機構 103 予備処理ユニット 104 タイヤ加硫プレス 107 予備加熱済タイヤ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性で袋状のブラダと、タイヤ加硫プ
    レスとを用いて、グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ
    加硫方法であって、 前記タイヤ加硫プレスの外部にて、前記ブラダを前記グ
    リーンタイヤ内に装着して該ブラダ内への加熱ガスの封
    入でブラダを前記グリーンタイヤ内周に密着させてシェ
    ーピングを施す予備工程と、 前記タイヤ加硫プレスに、前記シェーピングしたタイヤ
    及びブラダを装着して該ブラダ内への加熱媒体の供給で
    タイヤ全体に加硫成形を施す加硫工程と、 を含んでなるタイヤ加硫方法。
  2. 【請求項2】 前記予備工程において、前記グリーンタ
    イヤに予備加熱を施すものである請求項1に記載のタイ
    ヤ加硫方法。
  3. 【請求項3】 前記予備工程において、前記グリーンタ
    イヤ外周からトレッド部、ビード部の厚肉部を加熱し
    て、該厚肉部に予備加熱を施すものである請求項2に記
    載のタイヤ加硫方法。
  4. 【請求項4】 前記予備工程において、前記グリーンタ
    イヤを加硫開始直前の温度まで予備加熱するものである
    請求項2又は請求項3に記載のタイヤ加硫方法。
  5. 【請求項5】 前記予備工程において、前記加硫工程の
    後に、前記タイヤ加硫プレスから搬出されるブラダを用
    いてシェーピングを施すものである請求項1に記載のタ
    イヤ加硫方法。
  6. 【請求項6】 グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ加
    硫機において、 可撓性で袋状のブラダと、 前記グリーンタイヤ内に前記ブラダを装入し、該ブラダ
    内への加熱ガスの封入でブラダを前記グリーンタイヤ内
    周に密着させてシェーピングを施す予備処理手段と、 前記予備処理手段とは別に設けられ、前記シェーピング
    したタイヤ及びブラダを装着して該ブラダ内への加熱媒
    体の供給でタイヤ全体に加硫成形を施すタイヤ加硫プレ
    スと、 を含んでなるタイヤ加硫機。
  7. 【請求項7】 前記予備処理手段は、前記グリーンタイ
    ヤに予備加熱を施すものである請求項6に記載のタイヤ
    加硫機。
  8. 【請求項8】 前記予備処理手段は、前記グリーンタイ
    ヤ外周からトレッド部、ビード部の厚肉部を加熱して、
    該厚肉部に予備加熱を施すものである請求項7に記載の
    タイヤ加硫機。
  9. 【請求項9】 前記タイヤ加硫プレスから搬出される加
    硫したタイヤ及びブラダを装着して、該加硫したタイヤ
    を前記ブラダから取り外すタイヤ取外手段と、 該タイヤ取外手段から前記予備処理手段に向けてブラダ
    を搬送する搬送手段とを備えてなる請求項6に記載のタ
    イヤ加硫機。
  10. 【請求項10】 可撓性で袋状のブラダを備えるタイヤ
    加硫プレスを用いて、グリーンタイヤを加硫成形するタ
    イヤ加硫方法であって、 前記タイヤ加硫プレスの外部にて、前記グリーンタイヤ
    を加熱して該グリーンタイヤに予備加熱を施す予備工程
    と、 前記タイヤ加硫プレスにて、前記予備加熱したタイヤを
    ブラダ外周に装着して該ブラダ内への加熱媒体の供給で
    タイヤ全体に加硫成形を施す加硫工程と、 を含んでなるタイヤ加硫方法。
  11. 【請求項11】 前記予備工程において、前記グリーン
    タイヤ外周からトレッド部、ビード部の厚肉部を加熱し
    て、該厚肉部に予備加熱を施すものである請求項10に
    記載のタイヤ加硫方法。
  12. 【請求項12】 前記予備工程において、前記グリーン
    タイヤを加硫開始直前の温度まで予備加熱するものであ
    る請求項10又は請求項11に記載のタイヤ加硫方法。
  13. 【請求項13】 グリーンタイヤを加硫成形するタイヤ
    加硫機において、 前記グリーンタイヤを加熱して、該グリーンタイヤに予
    備加熱を施す予備処理手段と、 前記予備処理手段とは別に設けられ、前記予備加熱した
    タイヤを外周に装着する可撓性で袋状のブラダを備え、
    該ブラダ内への加熱媒体の供給でタイヤ全体に加硫成形
    を施すブラダ式のタイヤ加硫プレスと、 を含んでなるタイヤ加硫機。
  14. 【請求項14】 前記予備処理手段は、前記グリーンタ
    イヤ外周からトレッド部、ビード部の厚肉部を加熱し
    て、該厚肉部に予備加熱を施すものである請求項13に
    記載のタイヤ加硫機。
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