JP3224700B2 - ラジアルタイヤの成形装置 - Google Patents

ラジアルタイヤの成形装置

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JP3224700B2 JP26270194A JP26270194A JP3224700B2 JP 3224700 B2 JP3224700 B2 JP 3224700B2 JP 26270194 A JP26270194 A JP 26270194A JP 26270194 A JP26270194 A JP 26270194A JP 3224700 B2 JP3224700 B2 JP 3224700B2
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    • B29L2030/00Pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29L2030/008Innerliners

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジアルタイヤの成形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、ブラダを使用しない加硫
方式のタイヤ加硫機の中心機構を既に提案した(特願平
5−310587号明細書)。このブラダレス式タイヤ
加硫機中心機構を図5〜図10により説明すると、1が
タイヤ加硫機の主フレーム、3が断熱板2を介して主フ
レーム1に固定した下熱板、4が下熱板3にボルト締め
した下金型、8が案内手段及び駆動手段(何れも図示せ
ず)により主フレーム1に接近、離隔可能な可動フレー
ム、6が断熱板7を介して可動フレーム8に固定した上
熱板、5が上熱板6にボルト締めした上金型、9が可動
フレーム8に組み付けた上ビードリング昇降装置、10
が上ビードリング昇降装置9にボルト締めした上外筒
で、この上外筒10の下端部に上ビードリング10a
(図2参照)が形成されている。
【0003】11が下金型4にボルト締めした下ビード
リング、12が下熱板3に吊り下げられた下外筒であ
る。13が下外筒12に昇降可能に嵌挿した4重軸の第
1軸、14が第1軸13の下端部にボルト締めしたフラ
ンジ、15が第1軸13に昇降可能に嵌挿した4重軸の
第2軸、16が第2軸15の下端部に螺合したフラン
ジ、17が第2軸15に昇降可能に嵌挿した4重軸の第
3軸、18が第3軸17の下端部に螺合したフランジ、
19が第3軸17に昇降可能に嵌挿した4重軸の第4
軸、20がガイドロッド、21がガイドフランジ、22
がフランジで、ガイドロッド20の一端部がフランジ1
8に螺合し、ガイドロッド20の他端部がフランジ22
に螺合されている。
【0004】1aが主フレーム1の座、25が座1aに
固定した複数のシリンダ(なお図では1本のみを示して
いる)で、各シリンダ25のピストンロッドの先端部が
フランジ16に螺合されている。26がフランジ16に
固定した複数のシリンダ(なお図では1本のみを示して
いる)で、同各シリンダ26の先端部がフランジ14に
螺合されており、各シリンダ25の作動により、第1軸
13と第2軸15とが同時に移動し、各シリンダ26の
作動により、第1軸13が第2軸15に対して相対的に
移動する。
【0005】27がフランジ18に固定した複数のシリ
ンダ(なお図では1本のみを示している)で、同各シリ
ンダ27のピストンロッドの先端部がフランジ16に螺
合されている。28がフランジ22に固定したシリンダ
で、シリンダ28のピストンロッドの先端部がガイドフ
ランジ21に螺合されており、各シリンダ27の作動に
より、第3軸17と第4軸19とが同時に且つ第2軸1
5に対して相対的に移動し、シリンダ28の作動によ
り、第4軸19が第3軸17に対して相対的に移動す
る。
【0006】なお各軸間、及び第1軸13と下外筒12
との間には、必要に応じてガイドブッシュ、シール部
材、これらの抜け止め部材等が組み込まており、第3軸
17と第4軸19との間には、加圧加熱媒体通路になる
空間部24が形成されおり、空間部24の下端部には、
配管23が接続している。29が内側上フランジ(第1
フランジ部材)で、バヨネットロック機構により、内側
上フランジ29が第3軸17の上端部に組み付けられて
いる。即ち、内側上フランジ29の内周部に形成した爪
29bが第3軸17側に形成した爪17aの中間にある
ときには、内側上フランジ29が吊り上下可能で、内側
上フランジ29を吊り込んだ後、回して、爪29bが爪
17aと重なる位置になったときには、爪29bが爪1
7aとが係合して、第3軸17にロックされる方式のバ
ヨネットロック機構により、内側上フランジ29が第3
軸17の上端部に組み付けられている。
【0007】29aが内側上フランジ29の上面に半径
方向に形成した複数のT溝で、このT溝29aには、ブ
ロック34、37が交互に滑動可能に挿入されている。
35、36が周方向に複数に分割したセグメント(第1
押圧部材及び第2押圧部材)で、これらのセグメント3
5、36が拡径したときには、リング状になり、上面が
上ビードリング10aに対向して、タイヤTのビード部
内側面を成形する曲面を形成する。これらセグメントの
うち、35が小型セグメント、36が大型セグメント
で、小型セグメント35は、ブロックビス止めされ、大
型セグメント36は、ブロック37にビス止めされてい
る。
【0008】30が第4軸19の頂部にバヨネットロッ
ク機構により組み付けた外側上フランジ(第2フランジ
部材)で、外側上フランジ30の下面に形成した突起3
0aとブロック34とがピン31、33と第1リンク3
2とにより連結されている。またブロック34と隣のブ
ロック37とがピン38、40と第2リンク39とによ
り連結されている。そして外側上フランジ30は、内側
上フランジ29への接近限界でブロック34、37を内
側上フランジ29との間で挟み込んで、ブロック34、
37の滑動隙間をなくして、固定する。
【0009】41がバヨネットロック機構により第2軸
15に組み付けた内側下フランジ、42がバヨネットロ
ック機構により第1軸13に組み付けた外側下フランジ
で、内側下フランジ41、外側下フランジ42は、対応
する軸との組み付け部の形状寸法が異なっていること、
上下の向きが逆になっていること以外は、フランジ4
1、42に組み付けられているセグメント、ブロック、
リンク等については、全く同じである。
【0010】前記図5〜図10に示すブラダレス式タイ
ヤ加硫機中心機構の作用は次の通りである。シリンダ2
8(または26)の作動により、第3軸17に対して第
4軸19を相対的に上昇させさせる(または第2軸15
に対して第1軸13を相対的に下降させる)と、内側上
フランジ29(または内側下フランジ41)に対して外
側上フランジ30が上昇し(または外側下フランジ42
が下降し)、第1リンク32を介してブロック34が半
径方向内方に滑動し、このブロック34の滑動に伴い第
2リンク39を介してブロック37が半径方向内方に滑
動するが、この間、ブロック34と第2リンク39との
間の角度が大→小へ変化するので、ブロック34の移動
量に対してブロック37の移動量が当初は小さく、次第
に等速になってゆき、当初リングをなしていたセグメン
ト35、36(図8の上半部参照)は、セグメント35
のピッチ円径がセグメント36のピッチ円径よりも小さ
くなって、セグメント35、36が縮径する(図8の下
半部参照)。
【0011】またシリンダ28(またはシリンダ26)
を上記とは逆に作動させると、縮径していたセグメント
35、37が拡径して、リング状になってゆく。またシ
リンダ25を作動させると、内側上フランジ29及び内
側下フランジ41と外側上フランジ30及び外側下フラ
ンジ42とが同時に昇降し、シリンダ27を作動させる
と、内側上フランジ29と外側上フランジ30との組に
対して内側下フランジ41と外側下フランジ42との組
が昇降する。
【0012】タイヤ加硫時には、予め上記上下の組を接
近させ、セグメント35、36を縮径させておき、ロー
ダ(図示せず)により未加硫タイヤTを吊り込んだ後、
シリンダ26、28を作動させて、セグメント35、3
6を拡径させる。次いでシリンダ35を作動させ、セグ
メント35、36を上昇させて、吊り込んだ未加硫タイ
ヤTの上ビード部を内側から支持する(図7参照)。
【0013】次いでシリンダ27を作動させ、下側のセ
グメントを下降させて、未加硫タイヤTの下ビード部を
下ビードリング11に押し込む。次いで上金型5を下降
させ、上ビードリング10aを未加硫タイヤTの上ビー
ド部に接触させた後、配管23から空間部(加圧加熱媒
体通路)24を経由して未加硫タイヤT内へ低圧気体を
送り込みながら、上金型5をさらに下降させて、整形工
程に入る。
【0014】上金型5と下金型4とを閉じたら、未加硫
タイヤT内へ高温高圧の加熱媒体を送り込んで、未加硫
タイヤTの加硫工程に入る。タイヤTの加硫が終わった
ら、先ずタイヤT内から加熱媒体を配管23を経て排出
した後、シリンダ27をフリーにし、シリンダ25を作
動させて、内側下フランジ41を内側上フランジ29に
接近させる。
【0015】次いで上金型5を上昇させて、加硫済タイ
ヤTを下金型4から引き剥がす。次いでシリンダ26、
27を作動させて、セグメント35、36を縮径させ、
上金型5をさらに上昇させた後、上外筒10を下降さ
せ、加硫済タイヤTを上金型5から引き剥がして、アン
ローダ(図示せず)よる取り出しを可能にする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記図5〜図10に示
すブラダレス式タイヤ加硫機中心機構では、インナーラ
イナーを巻きつけて成形するという方式を採用している
ため、インナーライナージョイント部が押圧成形領域に
あると、ゴムのボリュームが他の領域より多いために図
4に示すようにタイヤのビード先側へゴムがはみ出すと
いう不具合があった。
【0017】また押圧成形領域外のジョイント部分につ
いても、従来のブラダ式であれば、ブラダによる押圧で
ゴムが流動し、ジョイント部の厚さの変化を緩和すると
いう作用があったが、ブラダレス式の場合には、生タイ
ヤ状態のジョイントがそのまま残され、外観的に好まし
くないだけでなく、生タイヤ成形時のジョイントが完璧
でない場合には、加硫媒体がその部分からタイヤ内部へ
侵入するという不都合もある。従ってブラダレス式加硫
を不都合なしに実施しようとすると、少なくとも押圧成
形領域のゴムのボリュームが押圧領域全周域にわたり同
じであることが望ましい。即ち、タイヤ成形機のバンド
成形ドラムでの巻付成形により生じるインナーライナー
ジョイントを無くす必要がある。また加硫中、インナー
ライナーは、高温の加硫媒体に直接接触しているので、
ゴムが軟化流動して、厚みの変動が発生する。
【0018】これを改善するためには、予め加硫または
半加硫された(予備加硫された)継目なしのチューブ状
インナーライナーバンドをバンド成形ドラムへ供給し、
生タイヤを成形して、生タイヤのビード周りの全域を均
等な厚さのインナーライナーにする必要がある。本発明
は前記の問題点に鑑み提案するものであり、その目的と
する処は、生タイヤのビード周りの全域を均等な厚さ
のインナーライナーにすることができ、インナーライ
ナーバンドの準備作業を安全に、能率良く行うことがで
きるラジアルタイヤの成形装置を提供しようとする点に
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、インナーライナー、サイドウォール、カ
ーカスプライを円筒状のバンド構体とするバンド成形ド
ラムを含むタイヤ成形装置において、予めチューブ状に
されたインナーライナーバンドを拡径するインナーライ
ナー拡径機と、拡径されたインナーライナーバンドを外
方把持するインナーライナーバンド搬送機とを有し、
記インナーライナー拡径機とインナーライナーバンド搬
送機とバンド成形ドラムとを同一軸線上に配置するとと
もに、前記バンド成形ドラムを前記インナーライナーバ
ンド搬送機と同一軸線上になる位置および後工程の装置
と同一軸線上になる位置の間で移動可能に支持し、イン
ナーライナーバンド搬送機によりチューブ状のインナー
ライナーを同一軸線上の位置に待機する前記バンド成形
ドラムへ供給することを特徴としている。
【0020】
【作用】本発明のラジアルタイヤの成形装置は前記のよ
うに構成されており、バンド成形ドラムが第2位置b
(図1参照)にあるときに、インナーライナーバンド拡
張機により、予めチューブ状にされたインナーライナー
バンドを拡径し、インナーライナーバンド搬送機によ
り、この拡径されたインナーライナーバンドを外方把持
して、バンド成形ドラムへ供給して、バンド成形ドラム
に組み付ける一方、バンド成形ドラムが第1位置a(図
1参照)にあって所定作業を行っている間に次のインナ
ーライナーバンドの準備作業を行う。
【0021】
【実施例】次に本発明のラジアルタイヤの成形装置を図
1〜図3に示す一実施例により説明すると、101がバ
ンド成形ドラム、102が同バンド成形ドラム101の
軸、103が成形機、104がバンド搬送機、105
a、105bがシェーピングドラム、106が軸、10
7がベルト搬送機、108がベルトドラム、109が
軸、110がパワーユニット、111がステッチャ、1
12が軸、113がセンターベース、114がインナー
ライナーバンド搬送機、115がインナーライナーバン
ド拡張機、116がベース、121a、121bがサイ
ドウオール、122がインナーライナバンド、123が
カーカス、124a、124bがビード、125がバン
ド、126がNo.1ベルト、127がNo.2ベル
ト、128がトレッド、129がベルト、130がシェ
ーピング中のタイヤ、131が完成タイヤである。
【0022】バンド成形ドラム101の軸102は、成
形機103に支持されており、必要に応じて第1位置a
と第2位置bとの間に移動可能で、成形機103は、バ
ンド成形ドラム10Iの駆動装置及び第1位置〜第2位
置間の移動駆動装置を具えている。シェーピングドラム
は、左右のユニット105a、105bからなってお
り、軸106によりパワーユニット110に支持されて
いる。
【0023】ベルトドラム108は、軸9によりパワー
ユニット110に支持されているが、軸109は中空軸
になっており、中空部にシェーピングドラムの軸106
が貫通して、同軸配置になっている。パワーユニット1
10は、シェーピングドラム105a、105b及びベ
ルトドラム108の駆動装置を具えている。そして成形
機103とパワーユニット110とは、センターベース
113の両端にドラム軸を同芯とするように対面して配
置され、成形機103は、第1位置aと第2位置bとの
間を移動できるようになっている。
【0024】バンド成形ドラム101が第2位置bにあ
るとき、インナーライナーバンド搬送機114及びイン
ナーライナーバンド拡張機115は、バンド成形ドラム
101と軸芯が同軸になるように配置されている。イン
ナーライナーバンド搬送機114は、ベース116上を
走行可能で、バンド成形ドラム101への引き渡し位置
とインナーライナーバンド拡張機115からの受取位置
との間を往復するようになっている。なおcは待機位置
である。
【0025】インナーライナーバンド拡張機115は、
ベース116上の垂直軸Z2 周りに旋回可能で、インナ
ーライナーの供給が容易になっている。ビードセット装
置を具えたバンドバンド搬送機104は、センターベー
ス113上を走行可能である。ベルト搬送機107もセ
ンターベース113上を走行可能である。
【0026】ステッチャ111は、同時にタイヤ取り出
し機能を有し、センターベース113上を走行できる構
造になっている。図3に示すバンド工程では、サイドウ
ォール121a、121b、インナーライナーバンド1
22、カーカス123の貼り付けが行われて、バンド1
25が成形される。
【0027】このとき、バンド成形ドラム101は、サ
イドウォール121a、121bを貼り付け後、垂直旋
回軸Z1 周りに旋回し、第2位置bへ移動して、そこに
停止する。インナーライナーバンド122を予め円筒状
に把持したインナーライナーバンド搬送機114が待機
位置cから第2位置bへ移動して、停止した後、バンド
成形ドラム101が拡径され且つインナーライナーバン
ド搬送機114のバキュームカップ117の吸着が解除
されて、インナーライナーバンド122がインナーライ
ナーバンド搬送機114からバンド成形ドラム101へ
引き渡される。
【0028】その後、インナーライナーバンド搬送機1
14は、待機位置cへ戻るとともにバンド成形ドラム1
01が垂直旋回軸Z1 周りに旋回し、第1位置aに移動
して、引き続きカーカス123の貼り付が行われる。そ
の後、ビード124a、124bを保持したバンド搬送
機104が走行してきて、バンド125がシェーピング
ドラム105a、105bの位置に搬送される。この状
態を図3のA1、A2、A3、A4、E1、E2に示し
た。
【0029】ベルト工程では、No.1ベルト126、
No.2ベルト127、トレッド128がベルトドラム
108上で貼り付けられて、ベルト129が成形され
る。その後、ベルト搬送機107がベルト129を受け
取って、シェーピング位置へ搬送する。この状態を図3
のC1、C2、C3、F1に示した。シェーピング工程
では、バンド125がターンアップし、シェーピングし
て、ベルト129との組立てが行われる。この状態を図
3のB1、B2、B3に示した。
【0030】その後、ステッチャ111により最終組立
の終ったタイヤ131が取り出される。なお前記各機器
には、次のものが採用される。即ち、ベルトドラム10
8は、拡縮自在で、拡開時に組立てられるべきベルトの
内周長に等しいか、略等しい外周長を有する実質的に円
筒状の剛体ドラムである。そして縮経時には、外周長が
組立てられたベルト・トレッド構体の内周長よりも小さ
くなるものであって、例えば、特開昭55−13564
7号公報、特開昭55−135648号公報に記載され
た公知のものが採用される。
【0031】バンド成形ドラム101は、拡縮自在で、
通常、外周長が拡開位置と中開位置と縮小位置との3点
位置、或いは拡開位置と縮小位置との2点位置に変化さ
せられる構造になっており、中開位置または拡開位置で
組立てられるべきカーカスバンド内周長と等しいか、略
等しい外周長を有する実質的に円筒状の剛体ドラムあ
る。そして縮径時には、外周長が組立てられたカーカス
バンド内周長よりも小さくなるものである。
【0032】なお中開位置でカーカスバンドを組立てる
ものは、組立後、拡開位置にすることにより、カーカス
バンドを引き伸ばすことができるが、機構等は2点位置
のものと同等である。このバンド成形ドラム101は、
例えば特開昭55−124639号公報あるいは特公昭
52−47957号公報等に記載された公知のものが採
用される。
【0033】シェーピングドラム105a、105b
は、前記バンド成形ドラム101上で組立てられたカー
カスバンド125とビード124a、124b、及びベ
ルトドラム108上で組立てられるブレーカ・トレッド
構体を所定の手順で組立てるためのものであって、別名
シングルステージ用ドラムとも呼ばれ、例えば、特開昭
57−208233号公報等に記載された公知のものが
採用される。
【0034】バンド搬送機104は、円筒形に組立てら
れたカーカスバンド125を真空パッド等により外周か
ら把持して搬送するものであり、外方から把持するセグ
メントは拡縮自在であり、このセグメントに真空パッド
等が設けられている。この拡縮機構は、移動可能な台車
上に装備されており、シェーピングドラム105a、1
05bとバンド成形ドラム101との間を移動可能であ
る。このような搬送装置は、例えば特公昭55−382
65号公報に記載された公知のものを一部変更して使用
する。
【0035】ベルト搬送機107は、前記ベルトドラム
108上で組み立てられたベルトトレッド構体を外方か
ら包囲し、その外表面を部分的あるいは全域にわたり、
外方把持する拡縮自在のセグメントを有しており、この
拡縮機構は移動可能な台車上に装備され、同台車は、シ
ェーピングドラム105a、105bとベルト成形ドラ
ム101との間を移動可能で、例えば、特公昭52−1
951号公報や特公昭50−2625号公報などにより
公知のものである。
【0036】ステッチャ111は、数個の回転可能なロ
ーラホイールを有し、これを公知の駆動装置により回転
中のタイヤに押付けて材料間の接着を行うものであり、
特に例示する必要もなく業界内では公知のものである
が、本装置では、ステッチャを移動可能な台車上に取り
付け、ステッチ後、ローラによりタイヤを把持し、移動
して、タイヤを取り出すようになっている。
【0037】成形機103は、バンド成形ドラム101
を支持する軸102を回転可能に支持するとともに、モ
ータによりこれを駆動する機能を持つ架台である。パワ
ーユニット110は、シェーピングドラム105a、1
05b及びベルトドラム108をそれぞれ支持する軸1
06及び109を回転自在に支持するとともに、モータ
によりそれらを別個に回転させ、また左右のシェーピン
グドラム105a、105bを互いに接近または隔離す
べく駆動する機能(ショルダセット機能)を持つ架台で
ある。
【0038】上記各機器の機能は、よく知られている
が、本装置では、ベルトドラム108の軸109を中空
とすることにより、シェーピングドラム軸106、11
2と同芯に配置すべく作られている。インナーライナー
バンド搬送機114は、インナーライナーバンド拡張機
115により略円筒形に拡径、保持されたインナーライ
ナーバンド122を真空パッド等により、外周から把持
して、搬送するものであり、外方から把持するセグメン
トは、拡縮自在で、このセグメントに真空パッド等が設
けられている。
【0039】この拡縮機構は、移動可能な台車上に装備
されており、パンド成形ドラム101の第2位置と、イ
ンナーライナーバンド拡張機115の待機位置dとの間
に移動可能である。このような搬送装置は、バンド搬送
装置104と同様、特公昭55−38265号公報等に
記載されたもの等を一部変更して使用する。
【0040】インナーライナーバンド拡張機115は、
作業者により、チューブ状にされたインナーライナーバ
ンドが供給された後、内方から拡径して、略円筒状に
し、インナーライナーバンド搬送機114へ引き渡すの
に使用される。作業者が安全に供給作業をできるよう垂
直旋回軸Z2 軸周りに旋回可能である。拡張爪は、拡張
時にできるだけ、均一に拡張されるように爪部分の摩擦
の少ないものを使用するのが望ましく、図示のように爪
部分に長尺ローラ等を用いており、内方から拡径する。
拡縮爪部分の構造が異なる以外は、バンド搬送装置、イ
ンナーライナー搬送装置あるいは特公昭55−3826
5号公報に記載されたもの等を一部変更して使用する。
【0041】
【発明の効果】本発明のラジアルタイヤの成形装置は前
記のように構成されており、バンド成形ドラムが第2位
置b(図1参照)にあるときに、インナーライナーバン
ド拡張機により、予めチューブ状にされたインナーライ
ナーバンドを拡径し、インナーライナーバンド搬送機に
より、この拡径されたインナーライナーバンドを外方把
持して、バンド成形ドラムへ供給して、バンド成形ドラ
ムに組み付けるので、予め加硫または半加硫された(予
備加硫された)継目なしのチューブ状インナーライナー
バンドをバンド成形ドラムへ供給し、生タイヤを成形で
きて、生タイヤのビード周りの全域を均等な厚さのイン
ナーライナーにすることができる。
【0042】またバンド成形ドラムが第1位置a(図1
参照)にあって所定作業を行っている間に次のインナー
ライナーバンドの準備作業を行うので、インナーライナ
ーバンドの準備作業を安全に、能率良く行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラジアルタイヤの成形装置の一実施例
を示す平面図である。
【図2】図1の矢印D方向からみたインナーライナーバ
ンド拡張、搬送装置の側面図である。
【図3】同成形装置の成形工程を示す説明図である。
【図4】後記ブラダレス方式のタイヤ加硫機中心機構の
不都合を示す説明図である。
【図5】本件出願人が既に提案したブラダレス方式のタ
イヤ加硫機中心機構を示す縦断側面図である。
【図6】図5の矢印a部分の一状態を拡大縦断側面図で
ある。
【図7】図5の矢印a部分の別の状態を示す縦断側面図
である。
【図8】図7の矢視b−b線に沿う横断平面図である。
【図9】図8の矢視c−c線に沿う縦断側面図である。
【図10】図8の矢視d−d線に沿う縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
101 バンド成形ドラム 102 バンド成形ドラム101の軸 103 成形機 104 バンド搬送機 105a シェーピングドラム 105b 〃 106 軸 107 ベルト搬送機 108 ベルトドラム 109 軸 110 パワーユニット 111 ステッチャ 112 軸 113 センターベース 114 インナーライナーバンド搬送機 115 インナーライナーバンド拡張機 116 ベース 121a サイドウオール 121b 〃 122 インナーライナーバンド 123 カーカス 124a ビード 124b 〃 125 バンド 126 No.1ベルト 127 No.2ベルト 128 トレッド 129 ベルト 130 シェーピング中のタイヤ 131 完成タイヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インナーライナー、サイドウォール、カー
    カスプライを円筒状のバンド構体とするバンド成形ドラ
    ムを含むタイヤ成形装置において、予めチューブ状にさ
    れたインナーライナーバンドを拡径するインナーライナ
    ー拡径機と、拡径されたインナーライナーバンドを外方
    把持するインナーライナーバンド搬送機とを有し、前記
    インナーライナー拡径機とインナーライナーバンド搬送
    機とバンド成形ドラムとを同一軸線上に配置するととも
    に、前記バンド成形ドラムを前記インナーライナーバン
    ド搬送機と同一軸線上になる位置および後工程の装置と
    同一軸線上になる位置の間で移動可能に支持し、インナ
    ーライナーバンド搬送機によりチューブ状のインナーラ
    イナーを同一軸線上の位置に待機する前記バンド成形ド
    ラムへ供給することを特徴としたラジアルタイヤの成形
    装置。
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