JP3657421B2 - タイヤ加硫装置用搬送ローダ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤ加硫装置用搬送ローダに関する。さらに詳しくは、タイヤ加硫プレスに対して加硫前のタイヤ(グリーンタイヤ)を搬入する搬入ローダ、若しくは、加硫後のタイヤ(加硫済タイヤ)を搬出する搬出ローダなど、各タイヤ加硫装置用搬送ローダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、搬出ローダは、図9に示されるように、タイヤ加硫プレス100のポストキュアインフレータ側101に位置し、タイヤを把持するタイヤチャック102と、タイヤチャック102を旋回させる旋回アーム103を備えてなり、タイヤ加硫プレス100から加硫済のタイヤをポストキュアインフレータ101へ受け渡す。このような搬出ローダは、旋回用に2つの流体圧シリンダ104、105を備えており、タイヤ加硫プレス内所定位置P1と、ポストキュアインフレータ内所定位置P2と待機位置P3の3点で停止できるようになっている(特開平1─113212号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の2つの流体圧シリンダ104、105は、ロッドの先端同志を繋ぎ合わせてあり、シリンダ部が大きくポストキュアインフレータ側101に向けて突出するため、ポストキュアインフレータをタイヤ加硫プレス側に詰めて配置することができず、占有面積が大きくなる。加えて、旋回アームも長くなるので、旋回モーメントが大きくなり、停止位置精度の保持が困難となるという問題があった。
【0004】
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コンパクト化が可能で、停止位置精度が向上し、かつ空間の有効利用を図ることができるタイヤ加硫装置用搬送ローダを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1にかかる発明は、タイヤ加硫プレスに対して加硫前または加硫後のタイヤの出し入れを行うタイヤ加硫装置用搬送ローダであって、
前記タイヤのビード部を支持しうる拡縮自在なタイヤチャックと、
該タイヤチャックを先端に有し基端が前記タイヤ加硫プレスに軸支される旋回自在な旋回アームと、
前記タイヤ加硫プレス側にロッド端が枢着された第1流体圧シリンダと、前記旋回アーム側にロッド端が枢着された第2流体圧シリンダと、前記第1および第2流体圧シリンダのシリンダ部分を逆向きにし、かつ、上下に重ねて連結する枠体とからなる駆動部と、前記第1流体圧シリンダのロッド端を回転自在に枢着する第1ロッド枢着部と、前記駆動部の枠体、および、前記第2流体圧シリンダのロッド端を回転自在に枢着する第2ロッド枢着部と、前記第1ロッド枢着部と同軸に一端が回転自在に支持され、前記第2ロッド枢着部をスライド自在に支持するガイドロッドと、前記ガイドロッド上の両端に設けられたストッパと、前記枠体および前記第2ロッド枢着部に設けられ、前記ストッパと当接する緩衝部材とを備えてなることを特徴とする。
シリンダ部分を重ねたことにより全長が短くなり、その分、旋回モーメントが小さくなって停止精度が向上する。また、旋回アームの角度に関係なく、緩衝部材がストッパに常に垂直に当たるので、停止時の旋回アームの振れが吸収されやすく、停止精度が更に向上し、かつ耐久性もよい。
【0006】
請求項2にかかる発明は、タイヤ加硫プレスに対して加硫前または加硫後のタイヤの出し入れを行うタイヤ加硫装置用搬送ローダであって、前記タイヤのビード部を支持しうる拡縮自在なタイヤチャックと、該タイヤチャックを先端に有し基端が前記タイヤ加硫プレスに軸支される旋回自在な旋回アームと、前記タイヤ加硫プレス側にロッド端が枢着された第1流体圧シリンダと、前記旋回アーム側にロッド端が枢着された第2流体圧シリンダと、前記第1および第2流体圧シリンダのシリンダ部分を逆向きにし、かつ、上下に重ねて連結する枠体とからなる駆動部と、一端がタイヤ加硫プレス側に回転自在に支持され、前記旋回アームの中央下面に向けて跨設し、前記旋回アームの中央下面で回転自在かつスライド自在に支持され、かつ、前記駆動部の枠体の上方に遊嵌されるガイドロッドとを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態におけるタイヤ加硫装置用搬送ローダについて、図1乃至図8を参照しつつ説明する。
図1および図2は、本発明の搬送ローダおよびタイヤ加硫装置の全体の構成を示す平面および側面図であり、図3乃至図5は、本発明の搬送ローダの要部の説明図であり、図6乃至図8は、動作の説明図である。
【0008】
図2は図1のA─A線矢視図である。図1および図2において、タイヤ加硫装置1は、加硫成形前のグリーンタイヤ7を加硫成形するタイヤ加硫プレス2と、加硫成形された加硫済タイヤ8を膨張冷却するポストキュアインフレータ9と、冷却された加硫済タイヤ8を送出する放出コンベア5および搬出コンベア6を備えており、タイヤ加硫プレス2へのグリーンタイヤ7の搬入には、搬入ローダ3が、タイヤ加硫プレス2およびポストキュアインフレータ9からの加硫済タイヤ8の搬出には、搬出ローダ4が用いられている。
【0009】
タイヤ加硫プレス2は、2つのグリーンタイヤ7を同時に加硫成形できる2連式のものを示しており、各グリーンタイヤ7を加硫成形するための2つのモールド(金型)10に対し、それぞれ2つずつ、プレス2前方からグリーンタイヤ7を各モールド10に搬入する搬入ローダ3、および、各モールド10から加硫済タイヤ8を搬出してポストキュアインフレータ9に搬出する搬出ローダ4を備えている。
【0010】
各モールド10は上下に開閉自在にされた上下のモールド部10A,10Bとで構成されている。各上モールド部10Aはフレーム本体12外に固設された複数の昇降シリンダ14によって、フレーム本体12下部に固定された各下モールド部10Bに対して昇降自在とされている。又、各搬入ローダ3はフレーム本体12前面側中央部に立設されたガイド支柱12Aに昇降、旋回自在に設けられ、その旋回アーム31先端のタイヤチャック32でグリーンタイヤ7の上ビード部7Aを把持して各モールド10に搬送する(図2参照)。
【0011】
このタイヤ加硫プレス2は、各搬入ローダ3でグリーンタイヤ7を把持して開状態の各モールド10(上モールド部10Aと下モールド10B)の間に旋回搬送して、各モールド10の閉状態とともにグリーンタイヤ7内に加熱媒体を供給しつつ加圧することで所望形状に加硫成形するものである。
【0012】
ポストキュアインフレータ9は、2つの加硫済タイヤ8を同時に膨張冷却できる2連式のものを示しており、タイヤ加硫プレス2後方に所定スペースを隔てて並設されている。ポストキュアインフレータ9は、タイヤ加硫プレス2のモールド10内位置(イン位置)P1から(アウト位置)P2に搬送される加硫済タイヤ8を、各下リム17上に支持する。続いて、各下リム17を昇降シリンダ26の駆動によって上昇させ、各上リム16と各下リム17とで加硫済タイヤ8を挟持し、加硫済タイヤ8内に高圧エア(冷却エア)を供給することで膨張冷却する。その後、反転軸19を180°回動させることで加硫済タイヤ8を反転させて上方に支持する。
【0013】
搬出ローダ4は、フレーム本体12後方側中央部に立設されたガイド支柱12B(ポストキュアインフレータ3に対峙する側)に搬入ローダと同様に配置されている。各搬出ローダ4は前記ガイド支柱12Bに沿って設けられたガイドレール33を昇降するガイド台34に取付けられており、旋回アーム31とタイヤチャック32とを備えている。
【0014】
この各搬出ローダ4は、タイヤ加硫プレス2の各モールド10内イン位置P1から加硫済タイヤ8を把持してポストキュアインフレータ9の各アウト位置P2まで旋回搬送するばかりでなく、ポストキュアインフレータ9で膨張冷却された加硫済タイヤ8をアウト位置P2で把持して、タイヤ加硫プレス2とポストキュアインフレータ9間の旋回経路a途中の中間位置P3まで旋回搬送させ、放出コンベア5に加硫済タイヤを受け渡す。
【0015】
各放出コンベア5は、複数のローラからなるローラコンベアであって、各搬送ローダ4の旋回経路a中の各中間位置P3の下方に位置して、且つポストキュアインフレータ9のアウト位置P2側方に近接して2列配置されている。この放出コンベア5は、各搬出ローダ4で中間位置P3まで搬送される加硫(冷却)済タイヤ8を受けて、加硫(冷却)済タイヤ8の自重によって搬出コンべア6まで放出させる。又、搬出コンベア6はベルトコンベアであって、ポストキュアインフレータ9後方に所定間隔を隔てて並設されており、各放出コンベア5から放出される加硫(冷却)済タイヤ8を所定のタイヤ検査、出荷場所まで搬出する。
【0016】
次に、本発明の搬送ローダを図1および図3乃至図5に基づいて詳細に説明する。図3は図1のB−B線矢視図であり、図4は旋回アームの第2ロッド枢着部の斜視説明図であり、図5は、図1のC─C線矢視図(b)と、その平面図(a)である。
【0017】
なお、以下、搬出ローダ4について詳細に説明するが、本発明の搬送ローダはこれに限らず、搬入ローダ3であってもよい。グリーンタイヤ置きの状態によっては、ターンテーブル式のタイヤホルダの他に、タイヤ受け台が多段式のものもあり、グリーンタイヤ7を把持する位置と、モールド10内のグリーンタイヤ7を離す位置の他、タイヤ加硫プレス2の高さに合わせてタイヤチャックの高さ調整を行うため中間位置で停止させる必要があるものなどに、本発明の搬送ローダは好適に利用される。
【0018】
図1に示されるように、搬出ローダ4は、タイヤチャック31と、旋回アーム32と、駆動部43と、ガイドロッド46を備えてなり、旋回アーム32の基端は、タイヤ加硫プレス2の後面側ガイド支柱12Bに配設された昇降自在なガイド台34に回転可能に取付けられる。また、ガイドロッド46は、タイヤ加硫プレス2からポストキュアインフレータ9に向けて延びるようにガイド台34に固定された固定用ロッド37の先端から旋回アーム32の略中央下面に向けて跨設されている。固定用ロッド37の先端に形成された第1ロッド枢着部44では、ガイドロッド46は回転自在に連結されており、旋回アーム32の略中央下面に形成された第2ロッド枢着部45では、ガイドロッド46は回転自在かつスライド自在である。
【0019】
図3に示されるように、旋回アーム32はその先端にタイヤチャック31を有し、基端に設けられた軸35によってガイド台34に軸支されており、タイヤチャック31をタイヤ加硫プレス2とポストキュアインフレータ9の間で旋回自在とする。タイヤチャック31は、図示しないシリンダによって放射方向に一斉に拡径又は縮径する3本以上の爪31aを周方向に等間隔に配置して構成されており、加硫済タイヤ8に縮径状態で各爪31aを差し込んで拡径することで、上ビード部8Aを把持し、再び各爪31aを縮径することで各タイヤ8を開放する機構となっている。また、固定用ロッド37は、旋回アーム32が軸支されているガイド台34にその根元側が固定される。ガイド台34は、流体圧シリンダ36の伸縮によって後面側ガイド支柱12Bのガイドレール33を昇降する。第2ロッド枢着部45は、旋回アーム32の略中央下面に固設されたU字形ブラケット52と、U字形ブラケット52に固定された軸受け部材53および垂下軸54を有し、ガイドロッド46を遊嵌支持するスライドブロック50を回転自在に支持する。
【0020】
図4に示されるように、旋回アーム32の略中央下面に設けられた第2ロッド枢着部45は、ガイドロッド46を貫通し、スライド自在に支持するスライドブロック50と、該スライドブロック50を回転自在に支持するためのU字形ブラケット52および軸受け部材53と、第2ロッド42aの先端を回転自在に支持するための垂下軸54からなる。
【0021】
スライドブロック50は、ガイドロッド46の挿入孔51の真上および真下に同軸の支軸50a、50bを突起状に有しており、上方の支軸50aは、旋回アーム32の下面に穿設された孔32aに遊嵌され、下方の支軸50bは、ブラケット52に支持された受け部材53の上面に形成れた孔に遊嵌される。U字形ブラケット52は略U字形の部材であり、旋回アーム32の下面に溶着などの方法により固定されて、軸受け部材53と旋回アーム32が適当な距離を保つようにされている。軸受け部材53の下面には、支軸50a、50bと同軸に垂下軸54が垂設されており、金具55を軸支する。金具55は、第2ロッド42a先端に連結されている。
【0022】
また、スライドブロック50には、緩衝部材48が取り付けられており、ガイドロッド46の自由端に設けられたストッパ56と当接可能である。
【0023】
第1ロッド枢着部44は、図5の(b)に示されるように、固定用ロッド37の先端に固定された固定具37aと固定具37aに遊嵌される軸38からなり、軸38の上下端にガイドロッド46および第ロッド41aが、それぞれ金具57、58によって連結されている。
【0024】
また、ガイドロッド46の端部の金具57は、上方に突出しており、駆動部43に連結された緩衝部材47が当接可能なストッパも兼ねる。
【0025】
駆動部43は、図5の(b)に示されるように、第1流体圧シリンダ41および第2流体圧シリンダ42のシリンダ部分を連結したものである。枠体59は、第1流体圧シリンダ41のロッド側フランジと第2流体圧シリンダ42のシリンダ側フランジを連結するものであり、また、枠体60は、第1流体圧シリンダ41のシリンダ側フランジと第2流体圧シリンダ42のロッド側フランジを連結するものである。これら枠体59、60の上方には円筒部59a、60aが形成されており、ガイドロッド46に遊嵌される。またブラケット59の円筒部59aの上方には緩衝部材47が取付けられている。本発明では、このように、流体圧シリンダ41、42のシリンダ部分が上下に重ねて連結されているので、設備の幅が小さくでき、その分、旋回アームの長さを短くすることができる。その結果、旋回モーメントが小さくなるので停止位置精度が向上する。
【0026】
また、緩衝部材47、48は、ガイドロッド46上を移動する部材(枠体59またはスライドブロック50)に設けられており、ストッパ56、57はガイドロッド46に設けられている。したがって、旋回アーム32が回転しても、緩衝部材47、48と、ストッパ56、57は常に同じ角度(垂直)で当たるため、緩衝効果が大きく、停止位置精度が更に向上し、かつ耐久性もよい。なお、ガイドロッド46の両端に緩衝部材を、スライドする駆動部43側にストッパを設けるようにしてもよい。
【0027】
次に、搬出ローダ4の動作を図5ないし図8に基づいて説明する。
この搬出ローダ4は、第1および第2ロッド41a、42aの伸縮によって、タイヤ加硫プレス2に対してタイヤチャック31の軌道a上、アウト位置P2(図5および図6参照)、中間位置P3(図7参照)、イン位置P1(図8参照)の3位置に正確に停止させることができる。
【0028】
図5に示されるように、第1および第2ロッド41a、42aが共に最短に収縮すると、緩衝部材47がストッパ57に当接する。旋回アーム32は、図6に示されるように、ガイドロッド46に沿って固定用ロッド37側に引き寄せられ、ポストキュアインフレータ9のタイヤ把持位置でもあるアウト位置P2にタイヤチャック31を停止させる。
【0029】
次に、図7に示されるように、第2ロッド42aのみ伸長すると、緩衝部材47にストッパ57が当たって駆動部43は動かないが、第2枢着部45がガイドロッド46上を固定用ロッド37から遠ざかり、旋回アーム32を旋回させ、タイヤチャック31を中間位置P3に停止させる。この中間位置P3では、ポストキュアインフレータ9にアウト位置P2で加硫済タイヤ8を渡したあと、タイヤチャック31を一旦退避させたり、ポストキュアインフレータ9で冷却された加硫済タイヤ8をアウト位置P2で受け取ったあと、中間位置P3の下方に位置する放出コンベア5(図1および図2参照)に加硫・冷却済タイヤ8を渡したりする操作が行われる。
【0030】
さらに、図8に示されるように、第1ロッド41aも伸長させて、第1およびと第2ロッド41a、42aが共に最長となると、緩衝部材48がストッパ56に当たり(図8の(a)および図5の(a)参照)、衝撃が吸収されてイン位置P1に正確に停止する。イン位置P1では、モールド10内で加硫された加硫済タイヤ8を把持する。把持された加硫済タイヤ8はポストキュアインフレータ9(アウト位置P2)に運ばれる。
【0031】
以上、本発明では、搬出ローダ4を旋回させる第1および第2流体圧シリンダ41、42のそれぞれの枢着部、第1枢着部44および第2枢着部45の間にシリンダが重ねられて配置されているので、枢着部よりポストキュアインフレータ9側に飛び出すような部材(シリンダ)がなく、タイヤ加硫プレス2とポストキュアインフレータ9の間の距離を短くし、その分、旋回アームの長さを短くでき、旋回モーメントが小さくなり、停止位置精度が向上する。さらに、中間位置P3に放出コンベア5も搬出ローダ4に向けて詰めて配置することができるので、タイヤ加硫装置1全体をコンパクトに配置することができ(図1参照)、占有設置面積が小さくなる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように請求項1及び請求項2にかかる発明では、旋回アームとタイヤ加硫プレスの間に設けられる2つの流体圧シリンダのシリンダ部分を逆に重ねて1本化したものであり、旋回アームの短縮化が可能となり、その分、旋回モーメントが小さくなるので停止精度が向上する。また、タイヤ加硫装置を構成するタイヤ加硫プレス、ポストキュアインフレータなどを近接して立設することが可能であり、設置スペースを小さくし、装置周りの空き空間を広くすることができる。
【0033】
また、シリンダの駆動部と旋回アーム側のロッド枢着部をスライドさせるガイドロッドをタイヤ加硫プレス側のロッド枢着部に回転自在に設けて、ガイドロッドにストッパを、ガイドロッドに沿ってスライドする部材(駆動部および旋回アーム側ロッド枢着部)に緩衝部材を設けたので、旋回アームの角度に関係なく、緩衝部材がストッパに常に垂直に当たるので、緩衝効果が大であり停止位置精度が更に向上し、且つ耐久性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ加硫装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線矢視図であって、タイヤ加硫装置の全体構成を示す側面図である。
【図3】図1のB─B線矢視図であって、搬送ローダの構成を示す側面図である。
【図4】旋回アームの略中央下部の斜視説明図である。
【図5】図1のC─C線矢視図およびその平面図であって、搬送ローダの駆動部の構成を示す図である。
【図6】搬送ローダの動作説明図であり、タイヤチャックがアウト位置にある状態を示す図である。
【図7】搬送ローダの動作説明図であり、タイヤチャックが中間位置にある状態を示す図である。
【図8】搬送ローダの動作説明図であり、タイヤチャックがイン位置にある状態を示す図である。
【図9】従来の搬送ローダの説明図である。
【符号の説明】
1 タイヤ加硫装置
2 タイヤ加硫プレス
3 搬入ローダ(搬送ローダ)
4 搬出ローダ(搬送ローダ)
7 グリーンタイヤ(加硫前タイヤ)
8 加硫済タイヤ(加硫後タイヤ)
7A、8A タイヤのビード部
31 タイヤチャック
32 旋回アーム
41 第1流体圧シリンダ
41a 第1ロッド
42 第2流体圧シリンダ
42a 第2ロッド
43 駆動部
44 第1ロッド枢着部
45 第2ロッド枢着部
46 ガイドロッド
47、48 緩衝部材
56、57 ストッパ
59、60 枠体

Claims (2)

  1. タイヤ加硫プレスに対して加硫前または加硫後のタイヤの出し入れを行うタイヤ加硫装置用搬送ローダであって、
    前記タイヤのビード部を支持しうる拡縮自在なタイヤチャックと、
    該タイヤチャックを先端に有し基端が前記タイヤ加硫プレスに軸支される旋回自在な旋回アームと、
    前記タイヤ加硫プレス側にロッド端が枢着された第1流体圧シリンダと、前記旋回アーム側にロッド端が枢着された第2流体圧シリンダと、前記第1および第2流体圧シリンダのシリンダ部分を逆向きにし、かつ、上下に重ねて連結する枠体とからなる駆動部と、
    前記第1流体圧シリンダのロッド端を回転自在に枢着する第1ロッド枢着部と、
    前記駆動部の枠体、および、前記第2流体圧シリンダのロッド端を回転自在に枢着する第2ロッド枢着部と、
    前記第1ロッド枢着部と同軸に一端が回転自在に支持され、前記第2ロッド枢着部をスライド自在に支持するガイドロッドと、
    前記ガイドロッド上の両端に設けられたストッパと、
    前記枠体および前記第2ロッド枢着部に設けられ、前記ストッパと当接する緩衝部材と
    を備えてなることを特徴とするタイヤ加硫装置用搬送ローダ。
  2. タイヤ加硫プレスに対して加硫前または加硫後のタイヤの出し入れを行うタイヤ加硫装置用搬送ローダであって、
    前記タイヤのビード部を支持しうる拡縮自在なタイヤチャックと、
    該タイヤチャックを先端に有し基端が前記タイヤ加硫プレスに軸支される旋回自在な旋回アームと、
    前記タイヤ加硫プレス側にロッド端が枢着された第1流体圧シリンダと、前記旋回アーム側にロッド端が枢着された第2流体圧シリンダと、前記第1および第2流体圧シリンダのシリンダ部分を逆向きにし、かつ、上下に重ねて連結する枠体とからなる駆動部と、
    一端がタイヤ加硫プレス側に回転自在に支持され、前記旋回アームの中央下面に向けて跨設し、前記旋回アームの中央下面で回転自在かつスライド自在に支持され、かつ、前記駆動部の枠体の上方に遊嵌されるガイドロッドと
    を備えてなることを特徴とするタイヤ加硫装置用搬送ローダ。
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