JP2001028903A - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
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Abstract
げる前処理体、及びこの前処理体により耕耘された土壌
を回転しながら畦に成形する整畦体を、水平方向に回動
し、あるいはオフセット量を調節可能とする。 【解決手段】 .伝動フレーム12を回動中心として
前処理体19及び整畦体20を伝動フレーム12の基部
に設けたリンク体25を介して水平方向に180度回動
可能とすると共に、伝動フレーム12の基部側を本体フ
レーム2に対して平行リンク5,6を介して水平方向の
オフセット量を調節可能に支持した。.支持・伝動フ
レーム7とリンク体25との間、及び平行リンク5,6
の一方のリンク枢支部と他方のリンクの中間部との間に
シリンダ機構22,26を介装し、これらシリンダ機構
22,26の伸縮作動により前処理体19及び整畦体2
0を水平方向に回動し、あるいは水平方向のオフセット
量を調節可能とした。
Description
場を耕耘して畦状に盛り上げる前処理体、及びこの前処
理体により耕耘された土壌を回転しながら畦に成形する
整畦体を、水平方向に回動し、あるいはオフセット量を
調節可能とした畦塗り機に関する。
れ、該本体フレームに、整畦体及び前処理体を左右オフ
セット状態に設け、上記整畦体及び前処理体を、本体フ
レームに対して左右方向に回動可能に支持し、整畦体及
び前処理体を、機体の進行方向に対してオフセットされ
た通常作業位置から直角旋回位置及び180度旋回作業
位置に固定、固定解除可能に支持した畦塗り機が、本出
願人により特願平8−158471号(特開平10−4
706号)において提案されている。
機においては、前処理体及び整畦体の伝動、オフセット
回動支持構造が複雑であり、また、水平方向の回動、切
り換え操作が面倒なものであった。さらに、前処理体及
び整畦体自体を、後進して作業を行うために水平方向に
180度回転させることはできなかった。本発明は、こ
のような問題点を解決することを目的になされたもので
ある。
めに本発明は、 A.走行機体の後部に装着され、該走行機体から動力を
受け、元畦の一部及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる
耕耘ロ−タを備えた前処理体、及びこの前処理体により
耕耘された土壌を回転しながら畦に成形するドラム状の
整畦体を備え、前記前処理体及び整畦体を1つのフレー
ム構造により支持し、かつ1つの伝動フレームから前処
理体及び整畦体に動力伝達するようにした畦塗り機にお
いて、上記伝動フレームを回動中心として前処理体及び
整畦体を伝動フレームの基部に設けたリンク体を介して
水平方向に180度回動可能とすると共に、伝動フレー
ムの基部側を本体側フレームに対して平行リンクを介し
て水平方向のオフセット量を調節可能に支持したことを
特徴としている。
間、及び平行リンクの一方のリンク枢支部と他方のリン
クの中間部との間にシリンダ機構を介装し、これらシリ
ンダ機構の伸縮作動により前処理体及び整畦体を水平方
向に回動し、あるいは水平方向のオフセット量を調節可
能としたことを特徴としている。
作用を行う。 .上記A.の構成により、伝動フレームを回動中心と
して前処理体及び整畦体が水平方向に180度回動する
ことで、走行機体及び畦塗り機をバックさせながら作業
して畦際までの畦整形作業が行われる。また、前処理体
及び整畦体の水平方向のオフセット量が自在に調節さ
れ、トラクタの幅に合った適切な位置で作業が行われ
る。
クタに乗ったまま、前処理体及び整畦体の水平方向の回
動、及びオフセット量の調節操作が容易に行える。
の図面を参照して具体的に説明する。図1及び図2にお
いて、符号1は図示しないトラクタの後部に設けられた
トップリンク及びロアリンクからなる三点リンク連結機
構に連結されて、整畦作業を行う畦塗り機である。この
畦塗り機1は、伝動フレームを兼ねる本体フレーム2
を、機体の進行方向と直交するようにして設けている。
この本体フレーム2には、前端部から前方に向け突出
し、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント及
び伝動軸を介して動力を受ける図示しない入力軸が設け
られ、また、上方に突出するトップリンク連結部3を設
けると共に、下部左右両側にロアリンク連結部4,4を
設け、トラクタの三点リンク連結機構に連結するように
している。
左右一対の平行リンク5,6の後端部に支持・伝動フレ
ーム7が枢着され、左右方向に移動(オフセット)可能
になっている。この支持・伝動フレーム7の左右中央位
置に、入力軸から入力された動力が伝動機構8を介して
伝達され、ベベルギヤ9,10により変速して後述する
前処理体19及び整畦体20に動力伝達する変速ギヤボ
ックス11を設けている。この変速ギヤボックス11の
下側に伝動フレーム12の基端部がベアリング13を介
して水平方向に回動自在に軸支されている。伝動フレー
ム12の基端部にはベアリング14,14を介して伝動
軸15が軸支され、その上端部は変速ギヤボックス11
内に突出していて、ここに上記ベベルギヤ10が固設さ
れている。伝動フレーム12は1つのフレーム構造のも
ので、伝動軸15に固設されているスプロケットホイー
ル16に巻装されたチェーン17を介して先端側に動力
伝達するようにしている。
部及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる耕耘ロ−タ18
を備えた前処理体19、及びこの前処理体19により耕
耘された土壌を回転しながら畦に成形する多角円錐ドラ
ムからなる整畦体20を支持している。前処理体19及
び整畦体20には、伝動フレーム12の先端部に水平方
向に回動自在に枢着された伝動ケース21からそれぞれ
動力伝達される。そして、前処理体19及び整畦体20
は、伝動フレーム12の基端部(変速ギヤボックス11
の位置)及び伝動フレーム12の伝動ケース21への枢
着部を回動中心として水平方向に180度回動可能であ
る。
支持・伝動フレーム7との枢支位置と、他方のリンク6
の中間部との間に、オフセット量調節用電動シリンダ2
2が介装され、この電動シリンダ22の伸縮作動により
前処理体19及び整畦体20の左右のオフセット量が無
段階に調節可能である。そして、前処理体19及び整畦
体20を右側にオフセットした図1及び図2の状態か
ら、図4の前処理体19及び整畦体20を機体中央側に
寄せた状態、図5の前処理体19及び整畦体20を18
0度回転させて左側にオフセットした状態、図6の前処
理体19及び整畦体20を180度回転させて機体中央
側に寄せた状態まで、無段階に調節可能である。
すように、伝動フレーム側枢支部23及び本体フレーム
側枢支部24により枢着されたリンク体25が設けら
れ、このリンク体25の先端部と支持・伝動フレーム7
との間に電動シリンダ26が介装されている。そして、
この電動シリンダ26を伸縮作動させると、リンク体2
5が本体フレーム側枢支部24を中心に回動し、伝動フ
レーム12は伝動フレーム側枢支部23により基端部を
中心に回動して、前処理体19及び整畦体20を、図1
の位置から図5及び図6の位置まで、無段階に180度
の範囲内で回転移動させる。
処理体カバー19a及び整畦体カバー20aにより覆わ
れている。このうちの前処理体カバー19aは、左右ス
ライド調節ハンドル27により左右方向にスライドして
耕耘土壌の放出方向を調節するようにしている。また、
前処理体19は上下調節(耕耘深さ調節)も可能であ
る。一方、整畦体20の近傍には整畦体上下調整装置2
8が設けられ、整畦体20の上下調節が行われる。ま
た、伝動ケース21の端部には、三角ディスク状のゲー
ジホイール29が上下調節ハンドル30により上下調節
され、前処理体19及び整畦体20の全体が上下調節さ
れる。
トラクタの三点リンク連結機構に畦塗り機1のトップリ
ンク連結部3及びロアリンク連結部4,4を連結し、ト
ラクタのPTO軸から入力軸に動力を伝達し、この動力
を伝動機構8を介して変速ギヤボックス7に伝達し、こ
こでベベルギヤ9,10により変速し、伝動フレーム1
2、伝動ケース21を介して前処理体19及び整畦体2
0に伝達して駆動回転させ、それぞれの作業が行われ
る。
元畦の一部及び圃場を耕耘して元畦に対して畦状に盛り
上げ、その耕耘された土壌を、整畦体20の多角円錐状
ドラムの多角の稜線と平面部が回転して畦法面を叩いて
畦に成形する。また、多角円錐状ドラムと一体的に設け
た水平筒状体20bが、畦の頂部に回転しながら接して
畦の頂部を均平にする。
体19及び整畦体20を図1及び図2の状態に機体の右
側セットされて前進方向に移動しながら圃場を左回り
し、畦塗り機1の右側に畦を形成していく。圃場の角部
などにおいて畦を精度良く形成しようとするときは、一
旦前処理体19及び整畦体20の駆動回転を停止し、ト
ラクタの三点リンク連結機構により畦塗り機1を持ち上
げ、電動シリンダ26を伸長させる。すると、リンク体
25を介して伝動フレーム12は基端部を中心に水平方
向に回動し、前処理体19及び整畦体20は、図1の位
置から図5の位置まで180度回転移動する。このと
き、電動シリンダ26及びリンク体25は、図3(a)
〜(c)のように順に作動する。そして、畦塗り機1が
図5または図6の状態で前処理体19及び整畦体20を
駆動させ、トラクタを畦を形成しようとする側に後退さ
せて畦塗り機1を矢印方向に移動させながら作業を行う
ことで、畦際まで精度の高い畦形成が行われる。
(幅)や圃場の状態や土質等により畦塗り機1のオフセ
ット量を調節するときは、オフセット量調節用電動シリ
ンダ22を伸縮させることによって、平行リンク5,6
が左右方向に回動して畦塗り機1を水平方向に移動さ
せ、オフセット量を任意に調節して適切な整畦作業を行
うことができる。
よれば、以下の効果を奏することができる。
体及び整畦体を伝動フレームの基部に設けたリンク体を
介して水平方向に180度回動可能とすると共に、伝動
フレームの基部側を本体側フレームに対して平行リンク
を介して水平方向のオフセット量を調節可能に支持した
ので、通常の整畦作業のほか、伝動フレームを回動中心
として前処理体及び整畦体を水平方向に180度回動す
ることで、走行機体及び畦塗り機をバックさせながら作
業して畦際までの畦整形作業を行うことができる。ま
た、前処理体及び整畦体の水平方向のオフセット量が自
在に調節されることで、トラクタの幅に合った適切な位
置で整畦作業を行うことができる。
び平行リンクの一方のリンク枢支部と他方のリンクの中
間部との間にシリンダ機構を介装し、これらシリンダ機
構の伸縮作動により前処理体及び整畦体を水平方向に回
動し、あるいは水平方向のオフセット量を調節可能とし
たので、作業者はトラクタに乗ったまま、前処理体及び
整畦体の水平方向の回動、及びオフセット量の調節操作
を容易に行ことができる。
右側にオフセットした状態の平面図である。
の平面図(a)、伝動フレームの回動部分の断面図
(b)である。
で、(a)は通常作業時、(b)は90度回動状態、
(c)は180度回動状態(バック作業時)を示す。
状態の平面図である。
オフセットした状態の平面図である。
央側に移動させた状態の平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行機体の後部に装着され、該走行機体
から動力を受け、元畦の一部及び圃場を耕耘して畦状に
盛り上げる耕耘ロ−タを備えた前処理体、及びこの前処
理体により耕耘された土壌を回転しながら畦に成形する
ドラム状の整畦体を備え、前記前処理体及び整畦体を1
つのフレーム構造により支持し、かつ1つの伝動フレー
ムから前処理体及び整畦体に動力伝達するようにした畦
塗り機において、 上記伝動フレームを回動中心として前処理体及び整畦体
を伝動フレームの基部に設けたリンク体を介して水平方
向に180度回動可能とすると共に、伝動フレームの基
部側を本体側フレームに対して平行リンクを介して水平
方向のオフセット量を調節可能に支持したことを特徴と
する畦塗り機。 - 【請求項2】 上記本体側フレームとリンク体との間、
及び平行リンクの一方のリンク枢支部と他方のリンクの
中間部との間にシリンダ機構を介装し、これらシリンダ
機構の伸縮作動により前処理体及び整畦体を水平方向に
回動し、あるいは水平方向のオフセット量を調節可能と
したことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。
Priority Applications (1)
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- 1999-07-22 JP JP20757999A patent/JP3868673B2/ja not_active Expired - Lifetime
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