JPH0297303A - ロータリ耕耘装置における耕耘カバーの姿勢保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、ロータリ耕耘装置における耕耘カバーの姿
勢保持装置に関する。

［従来技術］ 従来、２点リンク機構を介して昇降自在に連結されたロ
ータリ耕耘装置にあっては、耕耘部の上方を主カバーで
被覆すると共に、主カバーの後端にはリヤカバーーを枢
支連結し、耕耘作業中はこのリヤカバーの下端縁を地面
に摺接させて耕耘土壌を」−から抑圧しながら均平にし
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記した従来装置の場合には、油圧昇降
装置あるいは耕深調節装置によってロータリ耕耘装置を
昇降動させたとき、２点リンク機構の特性上ロータリ耕
耘装置の傾きが大きく変わるために主カバーおよびリヤ
カバーの傾きも同時に変わり、このためリヤカバーの地
表面に対する角度が変わって耕耘土の埋め込みが不確実
となったり、土を均平にするための加圧力が変化すると
いう問題点を有していた。

［問題点を解決するための手段］ この発明は、上記欠点に鑑みて提案するものであって、
このため、次のような技術的手段を講じた。即ち、動力
車両１の機体後部に２点リンク機構を介してロータリ耕
耘装置１０を昇降自在に支持したものにおいて、該ロー
タリ耕耘装置１０の耕耘部の上方および後方を覆う主カ
バー１５とリヤカバーー１６とを耕耘軸１１の軸芯廻り
に前後揺動可能に支持すると共に、前記動力車両１とロ
タリ耕耘装置１０の主カバー１５との間には平行リンク
機構３０を介装して主カバー１５の傾き番ロータリ耕耘
装置１０の昇降動にかかわらず略−定に保持するように
構成したことを特徴とするロタり耕耘装置における耕耘
カバーの姿勢保持装置の構成とする。

［実施例および作用］ 以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。１は
トラクターで前軸２．２および後輪３．３を有し、機体
を構成するミッションケース４の後部には油圧シリンダ
ーケース５を載置し、油圧シリンダーケース５の左右両
側部にはリフトーム６．６を回動自由に枢着している。

ミッションケース４の後部には作業機を連結すべくヒツ
チ７が取付けられ、ヒツチ７の対向する板体７ａ、７ａ
には横向きのピン８．８が固着されている。ロタリ耕耘
装置１０は耕耘軸１１、耕耘爪１２・ギヤケース１３、
チェンケース１４、主カバー１５、リヤカバー１６、お
よびサイ１〜カバー１７．１．７等からなり、また伝動
主軸（図示省略）を内装している筒状フレーム１８．１
８には支持フレム１９．１９が一体的に固着されている
。支持フレーム１９．１９の削端部には側面視Ｕ字状の
アーム１９ａ、１９ａが固着され、前記ヒツチ７のピン
８．８に後方から嵌合され、抜は止めピン２０．２０を
差し込んでロータリ耕耘装置１−Ｏをトラクター１に連
結する。リヤカバー１６を枢着している主カバー１５は
耕耘軸１１の軸芯廻りに前後に回動できるように構成さ
れ、その回動調節はねじ式の調節機構２１にて行なう。

２２はそのハンドルであり、操縦席２３の右側後方に位
置するように配設される。２４は油圧シリンダーケス５
に固定されていて、前記調節機構２１の上部を支える支
持体、２５．２５は調節機構２１の下部を枢支する板体
で主カバー１５上に固着されている。なお、ここで調節
機構２上の上部枢支部から下部枢支部までの長さＬは、
ヒツチ７のピン８から耕耘軸１１の軸芯までの長さり、
に略等しく、またヒツチピン８から上部枢支部までの長
さＱは、耕耘軸１１の軸芯から下部枢支部までの長さ＋
２１に等しくなるように設定され、ここに平行リンク機
構３０が構成される。したがって、ロータリ耕耘装置１
０を上下動させても主カバー１５およびリヤカバー１６
の地面に対する姿勢はほとんど変わらず、略一定の傾斜
姿勢を保持したままの状態で耕耘作業が行なわれる。図
中符号３１．３１はリフトアーム６．６と支持フレーム
１９．１９とを連結するリフ１−ロッド、３２は耕深調
節用ハンドル、３３はゲージ輸、３４はトラクター１の
ＰＴｏ軸、３５はＰＴＯ軸３４とロータリ耕耘装置１０
側の入力軸（図示省略）とを連結するユニバーサルジヨ
イント、３６はリヤカバー１６を下向きに押圧する加圧
調整機構である。

上側において、耕耘作業を行なうときには、耕深調節ハ
ンドル３２を回動して耕深を設定し、ロータリ耕耘装置
１０の各回転部を回転させながら機体を走行させる。こ
のとき、例えば耕深を浅くする側へハンドル３２を操作
すると、ロータリ耕耘装置１０全体はピン８．８を中心
として上動するが、主カバー１５とリヤカバーー１６は
平行リンク機構３０によってその傾斜姿勢が保持されて
いるため、姿勢が変わらず、リヤカバー１６の下縁部に
よる耕起土壌の抑圧もその調節前後で変化しないので良
好な均平効果を発揮できる。なお、耕深を深くした場合
も同様であるので作用の説明を省略するが、主カバー１
５の最適な角度を調節するときには前記調節用ハンドル
２２を回して主カバー１５をわずかに前後方向に揺動さ
せるものである。

［発明の効果コ この発明は前記の如く構成したので、次のような技術的
効果を奏する。即ち、耕耘軸１１の軸芯廻りに主カバー
１５、リヤカバー１６を回動できるように支持するとと
もに、動力車両１側と口タリ耕耘装置１０の主カバー１
５との間には平行リンク機構３０を介装しているので、
ロータリ耕耘装置１０の耕深調節の前後で主カバー１５
とリヤカバーー１６の地面に対する傾きが大きく変わる
ことがなく、耕耘土の埋め込みを確実にするとともに、
抑圧均平も良好に行なえる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は全体側面図、第
２図は平面図、第３図は一部を省略した背面図、第４図
は要部の側面図である。 符号の説明 １〜ラクター ロータリ耕耘装置 耕耘軸 主カバー リヤカバー 平行リンク機構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）動力車両１の機体後部に２点リンク機構を介してロ
   ータリ耕耘装置１０を昇降自在に支持したものにおいて
   、該ロータリ耕耘装置１０の耕耘部の上方および後方を
   覆う主カバー１５とリヤカバー１６とを耕耘軸１１の軸
   芯廻りに前後揺動可能に支持すると共に、前記動力車両
   １とロータリ耕耘装置１０の主カバー１５との間には平
   行リンク機構３０を介装して主カバー１５の傾きをロー
   タリ耕耘装置１０の昇降動にかかわらず略一定に保持す
   るように構成したことを特徴とするロータリ耕耘装置に
   おける耕耘カバーの姿勢保持装置。