JPH0729763Y2 - ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造 - Google Patents

ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造

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JPH0729763Y2
JPH0729763Y2 JP1988147455U JP14745588U JPH0729763Y2 JP H0729763 Y2 JPH0729763 Y2 JP H0729763Y2 JP 1988147455 U JP1988147455 U JP 1988147455U JP 14745588 U JP14745588 U JP 14745588U JP H0729763 Y2 JPH0729763 Y2 JP H0729763Y2
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JP
Japan
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cover
tilling
center
shaft
plowing
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JP1988147455U
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JPH0267702U (ja
Inventor
三雄 矢野
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はロータリー耕耘装置により浅耕、深耕を容易に
行えるように耕耘カバーを回動可能とする構成に関する
ものである。
(ロ)従来技術 従来からロータリー耕耘装置の耕耘カバーを前後に回動
可能とする技術は公知となっているのである。例えば、
特開昭63-177702号公報の如くである。また、該耕耘カ
バーの回動中心を、耕耘爪軸の近傍ながら、前方下方に
配置した技術は公知とされている。例えば、実開昭63-1
65106号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、従来の技術は特開昭63-177702号公報において
は、耕耘爪軸を中心に耕耘カバーを回動する構成である
ため、耕耘カバーと耕耘爪先端の回動軌跡との間隔は耕
耘カバーの回動に関係なく常に一定間隔となり、深耕作
業時においても土の持ち回りが生じて馬力ロスがあった
のである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案は更に馬力ロスを低下するように、次の如く構成
したものである。
耕耘爪17の回動軌跡上方を覆う耕耘カバー20を、前後に
回動可能し、該耕耘カバー20の左右端に配置したサイド
カバー20aの下部に回動中心を設け、該回動中心をサイ
ドフレーム10とチェーンケース11の内側面に配置した枢
支軸21,21に枢支する構成において、該枢支軸21,21は、
耕耘爪軸16の近傍の軸受部の上方であって、伝動軸12の
中心と耕耘爪軸16の中心を結ぶ線Aより前方の位置に配
置した。
(ホ)実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示した
実施例の構成に基づいて、本考案の構成を説明する。
第1図は本考案の耕耘カバーを装備したロータリー耕耘
装置側面断面図、第2図は同じく平面図、第3図は耕耘
部正面断面図である。
トラクターの後部より突出したトップリンクヒッチに、
トップリンク1の前端が枢支され、該トップリンク1の
後端はトップマスト2の上端に枢支され、該トップマス
ト2の下部はギヤボックス3の上端に枢支されている。
該ギヤボックス3の前端から入力軸6を突出し、ユニバ
ーサルジョイント7を介してトラクター後部に突出した
PTO軸と連結して動力が得られるようにしている。
また、ギヤボックス3の両側にはメインビーム4L,4Rが
側方に突設され、該メインビーム4L,4Rの中途部に支持
プレート5,5が固設され、該支持プレート5,5と前記トッ
プマスト2の間にサイドサポート8,8を介装してトップ
マスト2を支持し、該サイドサポート8,8と支持プレー
ト5,5を枢支するピン9,9にロアリンク装着可能としてい
る。
前記メインビーム4R端部にはサイドフレーム10が固設さ
れ、メインビーム4L端部にはチェーンケース11が固設さ
れ、該チェーンケース11下端と前記サイドフレーム10下
端との間に耕耘爪軸16が横架され、該耕耘爪軸16上に耕
耘爪17,17・・・が植設されている。
前記入力軸6より伝達された動力は、ギヤボックス3内
のベベルギヤを介してメインビーム4L内に横架した伝動
軸12に伝えられ、該伝動軸12端部のチェーンケース11内
で固設したスプロケット13からチェーン14を介して耕耘
爪軸16上のスプロケット15に伝えられて、耕耘爪軸16が
回動されるのである。
そして本考案の要部である耕耘カバー20の回動中心が、
前記サイドフレーム10とチェーンケース11の内側の側面
で、耕耘爪軸16近傍に設けられているのである。
即ち、サイドフレーム10とチェーンケース11の内側面に
おいて、耕耘爪軸16の軸架部よりやや上方であって、伝
動軸12の中心と耕耘爪軸16の中心を結ぶ線Aより前方に
枢支軸21,21を設け、該枢支軸21,21に耕耘カバー20のサ
イドカバー20a下端を係合し、三日月状の嵌合体22,22を
下から嵌合してサイドカバー20a下端に固定し、耕耘カ
バー20を前後回動自在に枢支しているのである。
また、該耕耘カバー20前端には支持ステー23を突出し、
前記メインビーム4L上にも支持ステー24を突出し、該支
持ステー23と支持ステー24の間に油圧シリンダー25を介
装して、油圧により運転席より遠隔操作して耕耘カバー
を回動可能としているのである。但し、ハンドルやネジ
杆等を介装して該ハンドルの回動により回動可能として
もよい。
そして、耕耘カバー20後端にはリヤカバー26を枢支し、
該リヤカバー26とメインビーム4L,4Rとの間にはスプリ
ング(図示せず)を外嵌した支持ロッド27,27が介装さ
れ、リヤカバー26を下方に付勢している。該支持ロッド
27の上部は耕深を検知するセンサーロッドを兼用してい
る。
(ヘ)考案の作用 このような構成において深耕作業を行う場合には、油圧
シリンダー25を伸長させ、第4図に示すように、耕耘カ
バー20は枢支軸21を中心に前方へ回動され、耕耘カバー
20前端と耕耘爪先端の回動軌跡Bとの間隔Cは、第5図
に示す従来のロータリー耕耘装置の場合の間隔C′と殆
ど変わらず回動でき、他方耕耘カバー20の後端(リヤカ
バー26の枢支軸28)と回動軌跡Bとの間隔Dは、耕耘カ
バー20の回動中心が前方へ偏心しているために従来にお
ける間隔D′より大きく変化させることができるのであ
る。
そして、回動軌跡Bの下端から耕耘カバー20後端の高さ
Hも耕耘カバー20を同じ角度回動した場合には、従来の
高さH′より高く回動できるのである。故に、耕耘カバ
ー20後部及びリヤカバー26と回動軌跡Bとの間に形成す
る空間を従来の空間より大きくすることができるのであ
る。
また、浅耕の場合には第4図の二点鎖線で示すように、
耕耘カバー20後端を従来より低くでき、回動軌跡Bとの
間に形成する空間も小さくなるのである。
(ト)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が得
られるのである。
第1に、耕耘カバーを前方へ回動して深耕作業を行う場
合、耕耘カバーを同じ回動角変化させた場合であって
も、耕耘カバー20後部でリヤカバー26との連結部の近傍
と、回動軌跡Bとの間に形成する空間は従来より大きく
変化することができるようになり、その空間に土が溜ま
って耕耘カバーを押し上げることがなく、土の持ち回り
を減少させて馬力ロスを低減することができるようにな
ったのである。
第2に、浅耕時には耕耘カバーを後方に回動して耕耘カ
バー20の後部とリヤカバー26との連結部と、回動軌跡B
との間に形成する空間を小さくできるようになり、土の
流れをスムーズにして表面の仕上がりを良好にすること
ができたのである。
第3に、耕耘カバー前端と回動軌跡Bとの間隔は浅耕、
深耕時にかかわらず殆ど変化しないので、土の閉じ込み
が少なく馬力ロスを低減できたのである。
第4に、耕耘カバーを従来と同じ角度回動した場合であ
っても、耕耘カバーの後端を高く持ち上げることができ
るので、リヤカバーによる耕深変化の検知感度も従来よ
りよくなり、耕深制御も正確に行えるようになったので
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の耕耘カバーを装備したロータリー耕耘
装置側面断面図、第2図は同じく平面図、第3図は耕耘
部正面断面図、第4図は本考案のロータリー耕耘装置模
式図、第5図は同じく従来の模式図である。 B……回動軌跡、12……伝動軸 16……耕耘爪軸、17……耕耘爪 20……耕耘カバー、20a……サイドカバー 21……枢支軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】耕耘爪17の回動軌跡上方を覆う耕耘カバー
    20を、前後に回動可能し、該耕耘カバー20の左右端に配
    置したサイドカバー20aの下部に回動中心を設け、該回
    動中心をサイドフレーム10とチェーンケース11の内側面
    に配置した枢支軸21,21に枢支する構成において、該枢
    支軸21,21は、耕耘爪軸16の近傍の軸受部の上方であっ
    て、伝動軸12の中心と耕耘爪軸16の中心を結ぶ線Aより
    前方の位置に配置したことを特徴とするロータリー耕耘
    装置の耕耘カバー回動構造。
JP1988147455U 1988-11-10 1988-11-10 ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造 Expired - Lifetime JPH0729763Y2 (ja)

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JP1988147455U JPH0729763Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造

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JP1988147455U JPH0729763Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0267702U JPH0267702U (ja) 1990-05-22
JPH0729763Y2 true JPH0729763Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31417871

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988147455U Expired - Lifetime JPH0729763Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 ロータリー耕耘装置の耕耘カバー回動構造

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63165106U (ja) * 1987-04-17 1988-10-27

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JPH0267702U (ja) 1990-05-22

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