JP2872597B2 - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
- Publication number
- JP2872597B2 JP2872597B2 JP30658494A JP30658494A JP2872597B2 JP 2872597 B2 JP2872597 B2 JP 2872597B2 JP 30658494 A JP30658494 A JP 30658494A JP 30658494 A JP30658494 A JP 30658494A JP 2872597 B2 JP2872597 B2 JP 2872597B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- old
- coating
- mud
- cutting rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は畦塗り機に係り、主とし
て水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防ぐも
のに関する。
て水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防ぐも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の畦塗り機としては、たと
えば、実公平3−47441号公報に記載されているよ
うに、機枠に旧畦の側面部から旧畦の内部を耕起する回
転ロータを回転自在に設け、この回転ロータの後方部に
位置して前記機枠に前記回転ロータにて耕起された耕起
土を叩き締めて畦を形成する畦叩体を設け、前記機枠に
前記畦叩体を上下方向に叩き動作させる畦叩機構を設け
る構造が知られている。
えば、実公平3−47441号公報に記載されているよ
うに、機枠に旧畦の側面部から旧畦の内部を耕起する回
転ロータを回転自在に設け、この回転ロータの後方部に
位置して前記機枠に前記回転ロータにて耕起された耕起
土を叩き締めて畦を形成する畦叩体を設け、前記機枠に
前記畦叩体を上下方向に叩き動作させる畦叩機構を設け
る構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構造
では、回転ロータ及び畦叩体は機枠に設けられた定位置
で作動するものであるため、旧畦の側面部に対して泥土
を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦したり、旧畦の側面部
に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦した
り、旧畦の側面部に対して泥土を厚くかつ高く塗り付け
て旧畦を大きく修復整畦することができず、また、機枠
を牽引するトラクタの大きさによってはトラクタの車輪
を畦際に沿って配設しても回転ロータ及び畦叩体が旧畦
を修復整畦する適正位置に配設することができないこと
があり、さらに、畦叩機構にて畦叩体を叩き動作させる
際には機枠に伝わる振動が大きく、この機枠に設けた回
転ロータの回転駆動系に不具合が生じ易く、全体的に構
成が複雑になる、という問題がある。
では、回転ロータ及び畦叩体は機枠に設けられた定位置
で作動するものであるため、旧畦の側面部に対して泥土
を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦したり、旧畦の側面部
に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦した
り、旧畦の側面部に対して泥土を厚くかつ高く塗り付け
て旧畦を大きく修復整畦することができず、また、機枠
を牽引するトラクタの大きさによってはトラクタの車輪
を畦際に沿って配設しても回転ロータ及び畦叩体が旧畦
を修復整畦する適正位置に配設することができないこと
があり、さらに、畦叩機構にて畦叩体を叩き動作させる
際には機枠に伝わる振動が大きく、この機枠に設けた回
転ロータの回転駆動系に不具合が生じ易く、全体的に構
成が複雑になる、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、旧畦の側面部に対して泥土を厚く塗り付けて旧
畦を修復整畦したり、旧畦の側面部に対して泥土を薄く
塗り付けて旧畦を高く修復整畦したり、旧畦の側面部に
対して泥土を厚くかつ高く塗り付けて旧畦を大きく修復
整畦することができ、また、機枠を牽引するトラクタの
大きさに対応して畦切りロータリー及び畦塗り体を旧畦
を修復整畦する適正位置に配設することができ、畦塗り
用泥土を叩き締める振動がなく、畦切りロータリーの回
転駆動系に振動による不具合が生じることがなく、した
がって、全体的に構成が簡単で仕上がりが良好な畦塗り
機を提供することを目的とするものである。
もので、旧畦の側面部に対して泥土を厚く塗り付けて旧
畦を修復整畦したり、旧畦の側面部に対して泥土を薄く
塗り付けて旧畦を高く修復整畦したり、旧畦の側面部に
対して泥土を厚くかつ高く塗り付けて旧畦を大きく修復
整畦することができ、また、機枠を牽引するトラクタの
大きさに対応して畦切りロータリー及び畦塗り体を旧畦
を修復整畦する適正位置に配設することができ、畦塗り
用泥土を叩き締める振動がなく、畦切りロータリーの回
転駆動系に振動による不具合が生じることがなく、した
がって、全体的に構成が簡単で仕上がりが良好な畦塗り
機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦塗り機
は、機枠と、この機枠に回転自在に設けられ旧畦の側部
を畦塗り用泥土として切削する多数の切削爪を有する畦
切りロータリーと、この畦切りロータリーの後方に位置
して前記機枠に回転自在に設けられ畦切りロータリーに
て切削された泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復整畦す
る畦塗り体とを具備し、前記畦切りロータリーは、前記
機枠に回転自在に設けられた左右方向の第1の回転軸に
軸方向に位置調節自在に取着し、前記畦塗り体は、前記
機枠に回転自在に設けられた左右方向の第2の回転軸に
軸方向に位置調節自在に取着し、前記機枠は、前記第1
の回転軸の畦切りロータリー及び前記第2の回転軸の畦
塗り体をそれぞれ進行方向に回転駆動させる駆動手段を
有するものである。
は、機枠と、この機枠に回転自在に設けられ旧畦の側部
を畦塗り用泥土として切削する多数の切削爪を有する畦
切りロータリーと、この畦切りロータリーの後方に位置
して前記機枠に回転自在に設けられ畦切りロータリーに
て切削された泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復整畦す
る畦塗り体とを具備し、前記畦切りロータリーは、前記
機枠に回転自在に設けられた左右方向の第1の回転軸に
軸方向に位置調節自在に取着し、前記畦塗り体は、前記
機枠に回転自在に設けられた左右方向の第2の回転軸に
軸方向に位置調節自在に取着し、前記機枠は、前記第1
の回転軸の畦切りロータリー及び前記第2の回転軸の畦
塗り体をそれぞれ進行方向に回転駆動させる駆動手段を
有するものである。
【0006】請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載
の畦塗り機において、畦塗り体は、泥土を旧畦の上面部
に塗り付ける上面塗り部及び泥土を旧畦の側面部に塗り
付ける側面塗り部を有し、機枠に上下方向に位置調節自
在に支持された伝動ケースに回転自在に軸架したもので
ある。
の畦塗り機において、畦塗り体は、泥土を旧畦の上面部
に塗り付ける上面塗り部及び泥土を旧畦の側面部に塗り
付ける側面塗り部を有し、機枠に上下方向に位置調節自
在に支持された伝動ケースに回転自在に軸架したもので
ある。
【0007】
【作用】請求項1記載の畦塗り機では、旧畦の側面部に
対して泥土を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦する場合に
は、機枠に設けた第1の回転軸に沿って畦切りロータリ
ーを旧畦の側部に向かって突出移動することにより、こ
の畦切りロータリーにて旧畦の側面部を所定の厚さで深
く切削可能な位置に畦切りロータリーが調節設定され
る。
対して泥土を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦する場合に
は、機枠に設けた第1の回転軸に沿って畦切りロータリ
ーを旧畦の側部に向かって突出移動することにより、こ
の畦切りロータリーにて旧畦の側面部を所定の厚さで深
く切削可能な位置に畦切りロータリーが調節設定され
る。
【0008】この場合には、畦塗り体は機枠に設けた第
2の回転軸に沿って移動調節しないので、この畦塗り体
の外端部の位置より畦切りロータリーの外端部は旧畦の
側面部を厚く切削する分だけ僅かに外方に突出してい
る。
2の回転軸に沿って移動調節しないので、この畦塗り体
の外端部の位置より畦切りロータリーの外端部は旧畦の
側面部を厚く切削する分だけ僅かに外方に突出してい
る。
【0009】そして、機枠が旧畦際に沿って進行される
とともに、駆動手段にて畦切りロータリー及び畦塗り体
がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロータリーの
各切削爪にて旧畦の側部が所定の厚さに亘って畦塗り用
泥土として順次切削されるとともに、これらの切削土は
畦塗り体にて旧畦の側面部に沿って順次締め固められな
がら塗り付けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の
厚さで厚く順次修復されるとともに、この旧畦が所定の
形態に順次整畦される。
とともに、駆動手段にて畦切りロータリー及び畦塗り体
がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロータリーの
各切削爪にて旧畦の側部が所定の厚さに亘って畦塗り用
泥土として順次切削されるとともに、これらの切削土は
畦塗り体にて旧畦の側面部に沿って順次締め固められな
がら塗り付けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の
厚さで厚く順次修復されるとともに、この旧畦が所定の
形態に順次整畦される。
【0010】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を薄く
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、機枠に設けた
第2の回転軸に沿って畦塗り体を旧畦の側部に向かって
突出移動することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦
の側面部に対して所定の厚さで浅く畦塗り可能な位置に
畦塗り体が調節設定される。
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、機枠に設けた
第2の回転軸に沿って畦塗り体を旧畦の側部に向かって
突出移動することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦
の側面部に対して所定の厚さで浅く畦塗り可能な位置に
畦塗り体が調節設定される。
【0011】この場合には、畦切りロータリーは機枠に
設けた第1の回転軸に沿って移動調節しないので、この
畦切りロータリーの外端部の位置より畦塗り体の外端部
は旧畦の側面部を薄く畦塗りする分だけ僅かに外方に突
出している。
設けた第1の回転軸に沿って移動調節しないので、この
畦切りロータリーの外端部の位置より畦塗り体の外端部
は旧畦の側面部を薄く畦塗りする分だけ僅かに外方に突
出している。
【0012】そして、機枠が旧畦際に沿って進行される
とともに、駆動手段にて畦切りロータリー及び畦塗り体
がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロータリーの
各切削爪にて旧畦の側部が所定の厚さに亘って畦塗り用
泥土として順次切削されるとともに、これらの切削土は
畦塗り体にて旧畦の側面部に沿って順次締め固められな
がら塗り付けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の
厚さで薄く順次修復されるとともに、この旧畦が所定の
形態に順次整畦される。
とともに、駆動手段にて畦切りロータリー及び畦塗り体
がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロータリーの
各切削爪にて旧畦の側部が所定の厚さに亘って畦塗り用
泥土として順次切削されるとともに、これらの切削土は
畦塗り体にて旧畦の側面部に沿って順次締め固められな
がら塗り付けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の
厚さで薄く順次修復されるとともに、この旧畦が所定の
形態に順次整畦される。
【0013】つぎに、機枠を牽引するトラクタの大きさ
に対応して畦切りロータリー及び畦塗り体をそれぞれの
回転軸に沿って旧畦の側部に向かって突出移動するとと
もに、この畦切りロータリー及び畦塗り体を調節設定す
ることにより、トラクタの大きさに対応して旧畦を修復
整畦する適正位置に畦切りロータリー及び畦塗り体が配
設される。そして、この畦切りロータリー及び畦塗り体
にて旧畦が修復整畦される。
に対応して畦切りロータリー及び畦塗り体をそれぞれの
回転軸に沿って旧畦の側部に向かって突出移動するとと
もに、この畦切りロータリー及び畦塗り体を調節設定す
ることにより、トラクタの大きさに対応して旧畦を修復
整畦する適正位置に畦切りロータリー及び畦塗り体が配
設される。そして、この畦切りロータリー及び畦塗り体
にて旧畦が修復整畦される。
【0014】請求項2記載の畦塗り機では、旧畦の側面
部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦す
る場合には、機枠に設けた第2の回転軸に沿って畦塗り
体を旧畦の側部に向かって突出移動するとともに、この
畦塗り体を有する伝動ケースを上下方向に位置調節し、
この畦塗り体を旧畦の上面部に対して所定の高さ位置に
設定することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦の側
面部及び上面部に対して所定の厚さで浅くかつ所定の高
さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調節設定される。
部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦す
る場合には、機枠に設けた第2の回転軸に沿って畦塗り
体を旧畦の側部に向かって突出移動するとともに、この
畦塗り体を有する伝動ケースを上下方向に位置調節し、
この畦塗り体を旧畦の上面部に対して所定の高さ位置に
設定することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦の側
面部及び上面部に対して所定の厚さで浅くかつ所定の高
さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調節設定される。
【0015】この場合には、畦切りロータリーは機枠に
設けた第1の回転軸に沿って移動調節しないので、この
畦切りロータリーの外端部の位置より畦塗り体の外端部
は旧畦の側面部を所定の厚さで薄くかつ所定の高さで畦
塗りする分だけ僅かに外方に突出している。
設けた第1の回転軸に沿って移動調節しないので、この
畦切りロータリーの外端部の位置より畦塗り体の外端部
は旧畦の側面部を所定の厚さで薄くかつ所定の高さで畦
塗りする分だけ僅かに外方に突出している。
【0016】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を厚く
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、機枠に設
けた第1の回転軸に沿って畦切りロータリーを旧畦の側
部に向かって突出移動することにより、この畦切りロー
タリーにて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能な
位置に畦切りロータリーが調節設定される。
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、機枠に設
けた第1の回転軸に沿って畦切りロータリーを旧畦の側
部に向かって突出移動することにより、この畦切りロー
タリーにて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能な
位置に畦切りロータリーが調節設定される。
【0017】また、畦塗り体は、機枠に設けた第2の回
転軸に沿って旧畦の側部に向かって突出移動せず、この
畦塗り体を有する伝動ケースを上下方向に位置調節し、
この畦塗り体を旧畦の上面部に対して所定の高さ位置に
設定することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦の側
面部及び上面部に対して所定の厚さで厚くかつ所定の高
さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調節設定される。
転軸に沿って旧畦の側部に向かって突出移動せず、この
畦塗り体を有する伝動ケースを上下方向に位置調節し、
この畦塗り体を旧畦の上面部に対して所定の高さ位置に
設定することにより、この畦塗り体にて泥土を旧畦の側
面部及び上面部に対して所定の厚さで厚くかつ所定の高
さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調節設定される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0019】1は機枠で、この機枠1は主枠兼用の前後
方向のミッションケース2を有し、このミッションケー
ス2の前端部には前後方向の入力軸3が前方に向かって
回転自在に突出され、この入力軸3は前記ミッションケ
ース2内に設けた前後の軸受体4にて回転自在に軸支さ
れ、この前後の軸受体4の近傍に位置して前記入力軸3
には傘歯車5がそれぞれ固着されている。
方向のミッションケース2を有し、このミッションケー
ス2の前端部には前後方向の入力軸3が前方に向かって
回転自在に突出され、この入力軸3は前記ミッションケ
ース2内に設けた前後の軸受体4にて回転自在に軸支さ
れ、この前後の軸受体4の近傍に位置して前記入力軸3
には傘歯車5がそれぞれ固着されている。
【0020】また、前記ミッションケース2の前側部の
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が固着
されて右側に向かって一体に突設されているとともに、
前記ミッションケース2の前側部の左側には前記連結体
7と同一軸線上に位置して左右方向の連結パイプ8が左
側に向かって一体に突設されている。また、前記連結パ
イプ8の外端部には前後方向の連結アーム9が一体に固
着され、この左側の連結アーム9の先端部にはロワピン
10が固着されている。
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が固着
されて右側に向かって一体に突設されているとともに、
前記ミッションケース2の前側部の左側には前記連結体
7と同一軸線上に位置して左右方向の連結パイプ8が左
側に向かって一体に突設されている。また、前記連結パ
イプ8の外端部には前後方向の連結アーム9が一体に固
着され、この左側の連結アーム9の先端部にはロワピン
10が固着されている。
【0021】また、前記ミッションケース2の後側部の
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が固着
されて右側に向かって一体に突設され、この連結体12に
は水平状に配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝
動パイプ13の内端部が一体に固着され、この第1の伝動
パイプ13の外端部内には軸受体14がそれぞれ固着されて
いる。
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が固着
されて右側に向かって一体に突設され、この連結体12に
は水平状に配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝
動パイプ13の内端部が一体に固着され、この第1の伝動
パイプ13の外端部内には軸受体14がそれぞれ固着されて
いる。
【0022】また、前記第1の伝動パイプ13内には前記
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後端部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着
されている。
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後端部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着
されている。
【0023】また、前記第1の伝動パイプ13の外側部に
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着支持され、この第2の伝動パイプ19の左上がり
の内端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の
連結体7が固着されている。
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着支持され、この第2の伝動パイプ19の左上がり
の内端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の
連結体7が固着されている。
【0024】また、前記第2の伝動パイプ19の右下がり
の外端部内には軸受体20が固着され、この軸受体20と前
記連結体7内の軸受体6とにより前記第2の伝動パイプ
19内に挿通した第2の出力軸21が回転自在に支持されて
いるとともに、この第2の出力軸21は前記第2の伝動パ
イプ19の外端部から外方に向かって突出されている。
の外端部内には軸受体20が固着され、この軸受体20と前
記連結体7内の軸受体6とにより前記第2の伝動パイプ
19内に挿通した第2の出力軸21が回転自在に支持されて
いるとともに、この第2の出力軸21は前記第2の伝動パ
イプ19の外端部から外方に向かって突出されている。
【0025】しかして、前記第2の出力軸21は前記第2
の伝動パイプ19の傾斜方向に沿って、かつ、旧畦側を低
く傾斜して突出されている。また、前記第2の出力軸21
の内端部には前記入力軸3の前部の傘歯車5に噛合され
た傘歯車22が固着されている。
の伝動パイプ19の傾斜方向に沿って、かつ、旧畦側を低
く傾斜して突出されている。また、前記第2の出力軸21
の内端部には前記入力軸3の前部の傘歯車5に噛合され
た傘歯車22が固着されている。
【0026】さらに、前記第2の伝動パイプ19の左右方
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
【0027】また、前記ミッションケース2の上部には
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
【0028】また、前記入力軸3の前後の傘歯車5及び
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する畦塗り体及び泥土供給ロータリーをそれぞれ回転駆
動させる駆動手段Aが構成されている。
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する畦塗り体及び泥土供給ロータリーをそれぞれ回転駆
動させる駆動手段Aが構成されている。
【0029】つぎに、前記機枠1の第1の伝動パイプ13
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着支持され、この伝動ケ
ース30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固
着され、この軸受体32の左右の軸受31には左右方向の第
2の回転軸としての回転支軸33が回転自在に支持され、
かつ、この回転支軸33は右側に向かって水平状に突出さ
れている。
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着支持され、この伝動ケ
ース30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固
着され、この軸受体32の左右の軸受31には左右方向の第
2の回転軸としての回転支軸33が回転自在に支持され、
かつ、この回転支軸33は右側に向かって水平状に突出さ
れている。
【0030】また、前記回転支軸33には左右方向の略中
間部から右側に向かって所定の間隔毎にこの回転支軸33
に対して直交する方向の多数の取付孔34がそれぞれ貫通
して形成され、この各取付孔34にはボルト・ナットのよ
うな連結手段たとえば連結ピン35が挿脱自在に装着され
るようになっている。また、前記回転支軸33には前記連
結ピン35にて泥土を旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿
って塗り付ける畦塗り体36が回転支軸33の軸方向に位置
調節自在に取着されている。
間部から右側に向かって所定の間隔毎にこの回転支軸33
に対して直交する方向の多数の取付孔34がそれぞれ貫通
して形成され、この各取付孔34にはボルト・ナットのよ
うな連結手段たとえば連結ピン35が挿脱自在に装着され
るようになっている。また、前記回転支軸33には前記連
結ピン35にて泥土を旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿
って塗り付ける畦塗り体36が回転支軸33の軸方向に位置
調節自在に取着されている。
【0031】前記畦塗り体36は、前記回転支軸33に対し
て軸方向に摺動自在に挿通する挿通孔37を形成した中空
筒状の連結軸体38を有し、この連結軸体38の挿入端部と
反対側には前記各取付孔34に連通するとともに前記連結
ピン35を挿通する連通孔39が貫通して形成されている。
て軸方向に摺動自在に挿通する挿通孔37を形成した中空
筒状の連結軸体38を有し、この連結軸体38の挿入端部と
反対側には前記各取付孔34に連通するとともに前記連結
ピン35を挿通する連通孔39が貫通して形成されている。
【0032】また、前記連結軸体38の外端部には外周面
をテーパー状に形成した環状の挟持体40、この挟持体40
の外端部に配設され旧畦の上面部に泥土を塗り付ける円
筒状の上面塗り部41及び、前記挟持体40の内端部に配設
され旧畦の側面部に泥土を塗り付ける円錐形状の側面塗
り部42がそれぞれ取着されている。
をテーパー状に形成した環状の挟持体40、この挟持体40
の外端部に配設され旧畦の上面部に泥土を塗り付ける円
筒状の上面塗り部41及び、前記挟持体40の内端部に配設
され旧畦の側面部に泥土を塗り付ける円錐形状の側面塗
り部42がそれぞれ取着されている。
【0033】前記上面塗り部41は、金属にて円筒状に形
成された内筒体44及びこの内筒体44の外周部に一体の合
成樹脂にて円筒状に形成された外筒体45を有し、これら
の内端部には端面板46が一体に固着されているととも
に、その外端部にはこの上面塗り部41内に泥土が侵入す
ることを防止するカバー47が固着されている。
成された内筒体44及びこの内筒体44の外周部に一体の合
成樹脂にて円筒状に形成された外筒体45を有し、これら
の内端部には端面板46が一体に固着されているととも
に、その外端部にはこの上面塗り部41内に泥土が侵入す
ることを防止するカバー47が固着されている。
【0034】前記側面塗り部42は、前記伝動ケース30に
向かって拡大した金属にて円錐形状に形成された内側円
錐体48及びこの内側円錐体48の外周部に一体の合成樹脂
にて円錐形状に形成された外側円錐体49を有し、これら
の縮径した中心部にはフランジ50が一体に折曲形成さ
れ、この内側円錐体48のフランジ50が前記連結軸体38の
外周部に一体に固着されている。また、前記連結軸体38
と前記内側円錐体48との間には複数の補強用の支持片51
が放射状に一体に固着されている。
向かって拡大した金属にて円錐形状に形成された内側円
錐体48及びこの内側円錐体48の外周部に一体の合成樹脂
にて円錐形状に形成された外側円錐体49を有し、これら
の縮径した中心部にはフランジ50が一体に折曲形成さ
れ、この内側円錐体48のフランジ50が前記連結軸体38の
外周部に一体に固着されている。また、前記連結軸体38
と前記内側円錐体48との間には複数の補強用の支持片51
が放射状に一体に固着されている。
【0035】そして、前記側面塗り部42のフランジ50に
前記挟持体40を介して前記上面塗り部41の端面板46が当
接されているとともに、これらが複数のボルト・ナット
43にて着脱可能に共締め固定されている。
前記挟持体40を介して前記上面塗り部41の端面板46が当
接されているとともに、これらが複数のボルト・ナット
43にて着脱可能に共締め固定されている。
【0036】しかして、前記上面塗り部41の外筒体45及
び側面塗り部42の外側円錐体49は超高分子量ポリエチレ
ンなどの合成樹脂にて形成し、これらの表面部に泥土が
付着することを防止するようになっている。なお、超高
分子量ポリエチレンなどの合成樹脂を、その内筒体44及
び内側円錐体48の表面部に対してコーティングなどによ
って塗着形成するようにしてもよい。
び側面塗り部42の外側円錐体49は超高分子量ポリエチレ
ンなどの合成樹脂にて形成し、これらの表面部に泥土が
付着することを防止するようになっている。なお、超高
分子量ポリエチレンなどの合成樹脂を、その内筒体44及
び内側円錐体48の表面部に対してコーティングなどによ
って塗着形成するようにしてもよい。
【0037】また、前記伝動ケース30内において、その
前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット52が固
着されているとともに、その後端部内の前記回転支軸33
にはスプロケット53が固着され、この前後のスプロケッ
ト52,53間には無端チェーン54が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記ミッション28からの出力によって前
記回転支軸33にて前記畦塗り体36が進行方向に向かって
回転駆動されるようになっている。
前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット52が固
着されているとともに、その後端部内の前記回転支軸33
にはスプロケット53が固着され、この前後のスプロケッ
ト52,53間には無端チェーン54が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記ミッション28からの出力によって前
記回転支軸33にて前記畦塗り体36が進行方向に向かって
回転駆動されるようになっている。
【0038】さらに、前記連結板17には板状の支枠55が
上方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後
側部には左右方向の取付軸56が一体に突設されている。
また、前記支枠55の上端部には先端部に操作ハンドル57
を有する伸縮自在の棒状の調節体58が上下方向に回動自
在に軸支され、この調節体58の後端部は前記取付軸56に
上下方向に回動自在に軸着されている。しかして、前記
操作ハンドル57を有する伸縮自在の調節体58は後述する
ゲージ輪を上下動調節する構成と同様であるから後述す
る。
上方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後
側部には左右方向の取付軸56が一体に突設されている。
また、前記支枠55の上端部には先端部に操作ハンドル57
を有する伸縮自在の棒状の調節体58が上下方向に回動自
在に軸支され、この調節体58の後端部は前記取付軸56に
上下方向に回動自在に軸着されている。しかして、前記
操作ハンドル57を有する伸縮自在の調節体58は後述する
ゲージ輪を上下動調節する構成と同様であるから後述す
る。
【0039】そして、前記操作ハンドル57を回動操作し
て前記支枠55に回動自在に軸支された調節体58を伸縮す
ることにより、支枠55に対して前記伝動ケース30を介し
て前記畦塗り体36が上下方向に位置調節自在に支持され
るようになっている。
て前記支枠55に回動自在に軸支された調節体58を伸縮す
ることにより、支枠55に対して前記伝動ケース30を介し
て前記畦塗り体36が上下方向に位置調節自在に支持され
るようになっている。
【0040】つぎに、前記第2の出力軸21は前記第2の
伝動パイプ19の外端部から右側に向かって一体に突出さ
れた断面略矩形状の第1の回転軸としての回転支軸59を
有し、この回転支軸59には右側に向かって所定の間隔毎
にこの回転支軸59に対して直交する方向の複数の取付孔
60がそれぞれ貫通して形成され、この各取付孔60には連
結ピン61が挿脱自在に装着されるようになっている。
伝動パイプ19の外端部から右側に向かって一体に突出さ
れた断面略矩形状の第1の回転軸としての回転支軸59を
有し、この回転支軸59には右側に向かって所定の間隔毎
にこの回転支軸59に対して直交する方向の複数の取付孔
60がそれぞれ貫通して形成され、この各取付孔60には連
結ピン61が挿脱自在に装着されるようになっている。
【0041】また、前記第2の出力軸21の回転支軸59に
は前記連結ピン61にて旧畦の側部及び旧畦の畦際を切削
するとともにこの切削土を畦塗り用泥土として前記畦塗
り体36に向かって放出供給する多数の切削爪62を有する
畦切りロータリー63が回転支軸59の軸方向に位置調節自
在に取着されている。
は前記連結ピン61にて旧畦の側部及び旧畦の畦際を切削
するとともにこの切削土を畦塗り用泥土として前記畦塗
り体36に向かって放出供給する多数の切削爪62を有する
畦切りロータリー63が回転支軸59の軸方向に位置調節自
在に取着されている。
【0042】前記畦切りロータリー63は、前記第2の出
力軸21の回転支軸59に対して軸方向に摺動自在に挿通す
る挿通孔64を形成した断面矩形状の連結軸体65を有し、
この連結軸体65の途中には前記各取付孔60に連通すると
ともに前記連結ピン61を挿通する連通孔66が貫通して形
成されている。そして、前記第2の出力軸21の回転支軸
59に前記連結軸体65を嵌合して前記連結ピン61にて固定
することにより、この連結軸体65は旧畦側を低く傾斜さ
せて回転自在に軸着されるようになっている。
力軸21の回転支軸59に対して軸方向に摺動自在に挿通す
る挿通孔64を形成した断面矩形状の連結軸体65を有し、
この連結軸体65の途中には前記各取付孔60に連通すると
ともに前記連結ピン61を挿通する連通孔66が貫通して形
成されている。そして、前記第2の出力軸21の回転支軸
59に前記連結軸体65を嵌合して前記連結ピン61にて固定
することにより、この連結軸体65は旧畦側を低く傾斜さ
せて回転自在に軸着されるようになっている。
【0043】また、前記連結軸体65の外周部には軸方向
に所定の間隔をおいて多数のホルダー67がそれぞれ外方
に向かって一体に突設され、この多数のホルダー67には
前記切削爪62が着脱可能にそれぞれ放射状に突出されて
いる。そして、多数の切削爪62の内で外端部側に位置す
る複数の切削爪62にて旧畦の側部を切削するとともに、
他の複数の切削爪62にて旧畦の畦際を切削して、これら
の切削土が前記畦塗り体36に向かって放出供給するよう
になっている。
に所定の間隔をおいて多数のホルダー67がそれぞれ外方
に向かって一体に突設され、この多数のホルダー67には
前記切削爪62が着脱可能にそれぞれ放射状に突出されて
いる。そして、多数の切削爪62の内で外端部側に位置す
る複数の切削爪62にて旧畦の側部を切削するとともに、
他の複数の切削爪62にて旧畦の畦際を切削して、これら
の切削土が前記畦塗り体36に向かって放出供給するよう
になっている。
【0044】つぎに、前記第2の伝動パイプ19の外端部
にフランジ68が固着され、このフランジ68には上下方向
の支持板69が一体に固着され、この支持板69の上端部に
は蝶番70にて前記畦切りロータリー63の上方部及び外方
部を被覆するカバー体71が上下動可能に連結されてい
る。このカバー体71は前記畦切りロータリー63の上方部
を被覆する山形状の上部カバー72及び前記畦切りロータ
リー63の外方部を被覆する上下方向の側部カバー73を有
して形成されている。
にフランジ68が固着され、このフランジ68には上下方向
の支持板69が一体に固着され、この支持板69の上端部に
は蝶番70にて前記畦切りロータリー63の上方部及び外方
部を被覆するカバー体71が上下動可能に連結されてい
る。このカバー体71は前記畦切りロータリー63の上方部
を被覆する山形状の上部カバー72及び前記畦切りロータ
リー63の外方部を被覆する上下方向の側部カバー73を有
して形成されている。
【0045】また、前記支持板69の上部には上下方向の
支持片74が一体に突設され、この支持片74の上端部には
支軸75にて左右方向の連結支杆76が上下方向に回動自在
に軸支され、この連結支杆76の外側部に形成されたねじ
杆部77には大径頭部78を有する円筒状のナット体79が回
動自在に螺着されているとともに、前記大径頭部78には
操作ハンドル80が突設されている。
支持片74が一体に突設され、この支持片74の上端部には
支軸75にて左右方向の連結支杆76が上下方向に回動自在
に軸支され、この連結支杆76の外側部に形成されたねじ
杆部77には大径頭部78を有する円筒状のナット体79が回
動自在に螺着されているとともに、前記大径頭部78には
操作ハンドル80が突設されている。
【0046】また、前記上部カバー72には連結片81が一
体に突設され、この連結片81の上端部には前記ナット体
79を摺動自在に挿通した支持体82が支軸83にて回動自在
に軸支されている。そして、前記操作ハンドル80にて前
記ナット体79を回動操作することにより、このナット体
79がねじ杆部77に沿って進退動されるとともに、この連
結支杆76が支持片74の支軸75を中心として上下回動さ
れ、かつ、前記蝶番70を中心として前記カバー体71が左
右方向に進退動されるようになっている。さらに、前記
伝動ケース30には前記畦塗り体36の上方部を被覆したカ
バー体84が取着されている。
体に突設され、この連結片81の上端部には前記ナット体
79を摺動自在に挿通した支持体82が支軸83にて回動自在
に軸支されている。そして、前記操作ハンドル80にて前
記ナット体79を回動操作することにより、このナット体
79がねじ杆部77に沿って進退動されるとともに、この連
結支杆76が支持片74の支軸75を中心として上下回動さ
れ、かつ、前記蝶番70を中心として前記カバー体71が左
右方向に進退動されるようになっている。さらに、前記
伝動ケース30には前記畦塗り体36の上方部を被覆したカ
バー体84が取着されている。
【0047】つぎに、前記ミッシヨンケース2の左側後
端部及び前記連結板17の後端部には支軸85が突設され、
この左右の支軸85には支持フレーム86が上下方向に回動
自在に軸支されている。この支持フレーム86は前記左右
の支軸85に上下方向に回動自在に軸支された前後方向の
左右の支持杆87を有し、この左右の支持杆87は左右方向
の連杆88にて連結されている。
端部及び前記連結板17の後端部には支軸85が突設され、
この左右の支軸85には支持フレーム86が上下方向に回動
自在に軸支されている。この支持フレーム86は前記左右
の支軸85に上下方向に回動自在に軸支された前後方向の
左右の支持杆87を有し、この左右の支持杆87は左右方向
の連杆88にて連結されている。
【0048】また、前記左右の支持杆87の後端部には中
空の上下方向のホルダー89がそれぞれ一体に固着され、
この左右のホルダー89内には抜き差し自在の固定ピン90
にて支柱91がそれぞれ上下方向に位置調節自在に装着支
持され、この左右の支柱91の下端部には車軸92にてゲー
ジ輪93がそれぞれ回転自在に軸架されている。
空の上下方向のホルダー89がそれぞれ一体に固着され、
この左右のホルダー89内には抜き差し自在の固定ピン90
にて支柱91がそれぞれ上下方向に位置調節自在に装着支
持され、この左右の支柱91の下端部には車軸92にてゲー
ジ輪93がそれぞれ回転自在に軸架されている。
【0049】さらに、前記連杆88には前記ミッションケ
ース2の後方部に位置して突片94が一体に突設されてい
る。また、前記トップマスト26の上部には板状の支枠95
が上方に向かって一体に突設され、この支枠95の上端部
には先端部に操作ハンドル96を有する伸縮自在の棒状の
調節体97が上下方向に回動自在に軸支され、この調節体
97の後端部が前記突片94に取付軸98にて上下方向に回動
自在に軸着されている。
ース2の後方部に位置して突片94が一体に突設されてい
る。また、前記トップマスト26の上部には板状の支枠95
が上方に向かって一体に突設され、この支枠95の上端部
には先端部に操作ハンドル96を有する伸縮自在の棒状の
調節体97が上下方向に回動自在に軸支され、この調節体
97の後端部が前記突片94に取付軸98にて上下方向に回動
自在に軸着されている。
【0050】そして、前記操作ハンドル96を回動操作し
て前記支枠95に回動自在に軸支された調節体97を伸縮す
ることにより、支枠95に対して前記支持フレーム86を介
して前記左右のゲージ輪93が上下方向に位置調節自在に
支持されるようになっている。
て前記支枠95に回動自在に軸支された調節体97を伸縮す
ることにより、支枠95に対して前記支持フレーム86を介
して前記左右のゲージ輪93が上下方向に位置調節自在に
支持されるようになっている。
【0051】前記調節体58,97は、前記支枠55,95の上
端部に支軸99にて上下方向に回動自在に軸架されたタン
ブラー100 をそれぞれ有し、このタンブラー100 に形成
された挿通孔101 内に前後方向の調節螺杆102 が回動自
在に挿通され、この調節螺杆102 の前端部に前記操作ハ
ンドル57,96がそれぞれ固着されている。また、前記調
節螺杆102 の後側部のねじ杆部103 には連動杆104 に固
着したナット体105 が螺合され、この連動杆104 の後端
部は前記取付軸56,98にて前記伝動ケース30及び突片94
にそれぞれ回動自在に軸支されている。
端部に支軸99にて上下方向に回動自在に軸架されたタン
ブラー100 をそれぞれ有し、このタンブラー100 に形成
された挿通孔101 内に前後方向の調節螺杆102 が回動自
在に挿通され、この調節螺杆102 の前端部に前記操作ハ
ンドル57,96がそれぞれ固着されている。また、前記調
節螺杆102 の後側部のねじ杆部103 には連動杆104 に固
着したナット体105 が螺合され、この連動杆104 の後端
部は前記取付軸56,98にて前記伝動ケース30及び突片94
にそれぞれ回動自在に軸支されている。
【0052】また、前記タンブラー100 の前後部に位置
して前記調節螺杆102 には位置決め兼用のベアリング10
6 及びカラー107 がそれぞれ固着され、このカラー107
には前記調節螺杆102 を被覆した中空円筒状のカバー10
8 の前端部が固着され、このカバー108 の後側部内には
前記連動杆104 の前側部が摺動自在に嵌合されている。
して前記調節螺杆102 には位置決め兼用のベアリング10
6 及びカラー107 がそれぞれ固着され、このカラー107
には前記調節螺杆102 を被覆した中空円筒状のカバー10
8 の前端部が固着され、このカバー108 の後側部内には
前記連動杆104 の前側部が摺動自在に嵌合されている。
【0053】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0054】トラクタの三点懸架機構に機枠1の三点連
結部を連結するとともに、トラクタのPTO軸に動力伝
達軸を介してミッション28の入力軸3を連結する。
結部を連結するとともに、トラクタのPTO軸に動力伝
達軸を介してミッション28の入力軸3を連結する。
【0055】また、圃場の状況に応じて調節体97の操作
ハンドル96にて調節螺杆102 を回動操作すると、この調
節螺杆102 のねじ杆部103 に螺合したナット体105 を介
して連動杆104 が進退動され、この連動杆104 にて左右
の支軸85を中心として支持フレーム86が上下方向に回動
されるとともに、この支持フレーム86の左右のゲージ輪
93が上下動調節される。そして、調節体97にて左右のゲ
ージ輪93を所定の位置に設定することにより、この左右
のゲージ輪93にて圃場の状況に対応して畦切りロータリ
ー63の高さが調節設定される。
ハンドル96にて調節螺杆102 を回動操作すると、この調
節螺杆102 のねじ杆部103 に螺合したナット体105 を介
して連動杆104 が進退動され、この連動杆104 にて左右
の支軸85を中心として支持フレーム86が上下方向に回動
されるとともに、この支持フレーム86の左右のゲージ輪
93が上下動調節される。そして、調節体97にて左右のゲ
ージ輪93を所定の位置に設定することにより、この左右
のゲージ輪93にて圃場の状況に対応して畦切りロータリ
ー63の高さが調節設定される。
【0056】また、旧畦の状況に応じて調節体58の操作
ハンドル57にて調節螺杆102 を回動操作すると、この調
節螺杆102 のねじ杆部103 に螺合したナット体105 を介
して連動杆104 が進退動され、この連動杆104 にて第1
の伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心として伝動ケー
ス30が上下方向に回動されるとともに、この伝動ケース
30の回転支軸33に軸着した畦塗り体36が上下動調節され
る。そして、調節体58にて伝動ケース30を所定の位置に
設定することにより、この畦塗り体36は畦切りロータリ
ー63の高さ位置に対応して旧畦を修復する高さ及び旧畦
の締め固め具合に対応して調節設定される。
ハンドル57にて調節螺杆102 を回動操作すると、この調
節螺杆102 のねじ杆部103 に螺合したナット体105 を介
して連動杆104 が進退動され、この連動杆104 にて第1
の伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心として伝動ケー
ス30が上下方向に回動されるとともに、この伝動ケース
30の回転支軸33に軸着した畦塗り体36が上下動調節され
る。そして、調節体58にて伝動ケース30を所定の位置に
設定することにより、この畦塗り体36は畦切りロータリ
ー63の高さ位置に対応して旧畦を修復する高さ及び旧畦
の締め固め具合に対応して調節設定される。
【0057】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を厚く
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、第2の出力軸
21の回転支軸59に沿って畦切りロータリー63を旧畦の側
部に向かって突出移動することにより、この畦切りロー
タリー63にて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能
な位置に畦切りロータリー63が調節設定される。そし
て、この回転支軸59の外側に位置する取付孔60及びこの
取付孔60に連通した畦切りロータリー63の連通孔66に連
結ピン61を装着固定することにより、回転支軸59に畦切
りロータリー63が連結固定される。
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、第2の出力軸
21の回転支軸59に沿って畦切りロータリー63を旧畦の側
部に向かって突出移動することにより、この畦切りロー
タリー63にて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能
な位置に畦切りロータリー63が調節設定される。そし
て、この回転支軸59の外側に位置する取付孔60及びこの
取付孔60に連通した畦切りロータリー63の連通孔66に連
結ピン61を装着固定することにより、回転支軸59に畦切
りロータリー63が連結固定される。
【0058】この場合には、畦塗り体36は伝動ケース30
に設けた回転支軸33に沿って移動調節しないので、この
畦塗り体36の外端部の位置より畦切りロータリー63の外
端部は旧畦の側面部を厚く(深く)切削する分だけ僅か
に外方に突出している。
に設けた回転支軸33に沿って移動調節しないので、この
畦塗り体36の外端部の位置より畦切りロータリー63の外
端部は旧畦の側面部を厚く(深く)切削する分だけ僅か
に外方に突出している。
【0059】そして、機枠1が旧畦際に沿って進行され
るとともに、駆動手段Aにて畦切りロータリー63及び畦
塗り体36がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロー
タリー63の各切削爪62にて旧畦の側部が所定の厚さに亘
って畦塗り用泥土として順次切削されるとともに、これ
らの切削土は畦塗り体36にて旧畦の側面部及び上面部に
沿って順次締め固められながら塗り付けられ、この泥土
にて旧畦の側面部が所定の厚さで厚く順次修復されると
ともに、この旧畦が所定の形態に順次整畦される。
るとともに、駆動手段Aにて畦切りロータリー63及び畦
塗り体36がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロー
タリー63の各切削爪62にて旧畦の側部が所定の厚さに亘
って畦塗り用泥土として順次切削されるとともに、これ
らの切削土は畦塗り体36にて旧畦の側面部及び上面部に
沿って順次締め固められながら塗り付けられ、この泥土
にて旧畦の側面部が所定の厚さで厚く順次修復されると
ともに、この旧畦が所定の形態に順次整畦される。
【0060】すなわち、トラクタにて畦塗り機を畦際に
沿って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿っ
て牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの
出力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸
3が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ
13内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2
の伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動
される。
沿って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿っ
て牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの
出力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸
3が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ
13内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2
の伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動
される。
【0061】また、第1の出力軸15が回転駆動されるこ
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット5
2,53及び無端チエーン54)を介して回転支軸33が回転
されるとともに、この回転支軸33にて畦塗り体36が進行
方向に向かって回転駆動される。また、第2の出力軸21
が回転駆動されることにより、この第2の出力軸21の回
転支軸59にて畦切りロータリー63が進行方向に向かって
回転駆動される。
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット5
2,53及び無端チエーン54)を介して回転支軸33が回転
されるとともに、この回転支軸33にて畦塗り体36が進行
方向に向かって回転駆動される。また、第2の出力軸21
が回転駆動されることにより、この第2の出力軸21の回
転支軸59にて畦切りロータリー63が進行方向に向かって
回転駆動される。
【0062】そして、畦切りロータリー63の各切削爪62
にて旧畦の側部及び畦際が所定の深さで順次切削される
とともに、これらの切削土が畦塗り用泥土として畦塗り
体36に向かって順次放出供給される。
にて旧畦の側部及び畦際が所定の深さで順次切削される
とともに、これらの切削土が畦塗り用泥土として畦塗り
体36に向かって順次放出供給される。
【0063】この際、畦切りロータリー63は機枠1の第
2の出力軸21に旧畦側を低く傾斜させて回転自在に軸架
した連結軸体65に多数の切削爪62を軸方向に放射状に突
設して構成したことにより、この畦切りロータリー63は
旧畦の側部を切削し易い角度で突出され、この畦切りロ
ータリー63の各切削爪62にて旧畦の側部及び畦際の土を
確実に切削してこの切削土を畦塗り用泥土として畦塗り
体36に向かって供給される。
2の出力軸21に旧畦側を低く傾斜させて回転自在に軸架
した連結軸体65に多数の切削爪62を軸方向に放射状に突
設して構成したことにより、この畦切りロータリー63は
旧畦の側部を切削し易い角度で突出され、この畦切りロ
ータリー63の各切削爪62にて旧畦の側部及び畦際の土を
確実に切削してこの切削土を畦塗り用泥土として畦塗り
体36に向かって供給される。
【0064】また、畦切りロータリー63はカバー体71に
て被覆されているので、このカバー体71にて各切削爪62
により跳ね飛ばされる切削土が外方に向かって飛散され
ることが防止されるとともに、畦塗り用泥土として畦塗
り体36に向かって順次放出供給されるように案内され
る。
て被覆されているので、このカバー体71にて各切削爪62
により跳ね飛ばされる切削土が外方に向かって飛散され
ることが防止されるとともに、畦塗り用泥土として畦塗
り体36に向かって順次放出供給されるように案内され
る。
【0065】また、畦塗り体36に供給された畦塗り用の
泥土は、この畦塗り体36の上面塗り部41及び側面塗り部
42にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿って順次塗り
付けられ、この泥土にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部
が順次修復されるとともに、この旧畦が所定の形態に順
次整畦される。
泥土は、この畦塗り体36の上面塗り部41及び側面塗り部
42にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿って順次塗り
付けられ、この泥土にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部
が順次修復されるとともに、この旧畦が所定の形態に順
次整畦される。
【0066】この際、畦塗り体36は駆動手段Aにて回転
駆動されることにより、この畦塗り体36の上面塗り部41
及び側面塗り部42が泥土に対してスリップ回転しつつ進
行されるので、この畦塗り体36の上面塗り部41及び側面
塗り部42にて泥土が旧畦の上面部及び旧畦の側面部に塗
り付けられながら旧畦の上面部及び旧畦の側面部が同時
に順次修復整畦され、したがって、畦塗り後の畦は簡単
に崩れたり、水漏れすることがない状態に整畦される。
駆動されることにより、この畦塗り体36の上面塗り部41
及び側面塗り部42が泥土に対してスリップ回転しつつ進
行されるので、この畦塗り体36の上面塗り部41及び側面
塗り部42にて泥土が旧畦の上面部及び旧畦の側面部に塗
り付けられながら旧畦の上面部及び旧畦の側面部が同時
に順次修復整畦され、したがって、畦塗り後の畦は簡単
に崩れたり、水漏れすることがない状態に整畦される。
【0067】また、畦塗り体36はカバー体84にて被覆さ
れているので、このカバー体84にて各切削爪62により畦
塗り体36に向かって跳ね飛ばされる切削土が捕捉され、
畦塗り体36の外方に向かって飛散されることが防止され
るとともに、畦塗り体36の上面塗り部41及び側面塗り部
42に畦塗り用泥土として案内される。
れているので、このカバー体84にて各切削爪62により畦
塗り体36に向かって跳ね飛ばされる切削土が捕捉され、
畦塗り体36の外方に向かって飛散されることが防止され
るとともに、畦塗り体36の上面塗り部41及び側面塗り部
42に畦塗り用泥土として案内される。
【0068】さらに、この畦塗り体36の上面塗り部41及
び側面塗り部42は合成樹脂製の外筒体45及び外側円錐体
49を有するので、この畦塗り時に上面塗り部41及び側面
塗り部42に泥土が付着することが防止される。
び側面塗り部42は合成樹脂製の外筒体45及び外側円錐体
49を有するので、この畦塗り時に上面塗り部41及び側面
塗り部42に泥土が付着することが防止される。
【0069】したがって、畦切りロータリー63にて畦塗
り体36の上面塗り部41及び側面塗り部42に対して畦塗り
用泥土が十分に供給されるとともに、この畦塗り体36の
上面塗り部41及び側面塗り部42にて泥土が旧畦の上面部
及び旧畦の側面部に対して塗り付けられながら締め固め
られ、旧畦の側面部が所定の厚さで厚く順次修復される
とともに、この旧畦が所定の形態に順次整畦されるとと
もに、その表面が平滑状態に仕上げられる。
り体36の上面塗り部41及び側面塗り部42に対して畦塗り
用泥土が十分に供給されるとともに、この畦塗り体36の
上面塗り部41及び側面塗り部42にて泥土が旧畦の上面部
及び旧畦の側面部に対して塗り付けられながら締め固め
られ、旧畦の側面部が所定の厚さで厚く順次修復される
とともに、この旧畦が所定の形態に順次整畦されるとと
もに、その表面が平滑状態に仕上げられる。
【0070】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を薄く
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、伝動ケース30
の回転支軸33に沿って畦塗り体36を旧畦の側部に向かっ
て突出移動することにより、この畦塗り体36にて泥土を
旧畦の側面部に対して所定の厚さで浅く畦塗り可能な位
置に畦塗り体36が調節設定される。そして、回転支軸33
の外側に位置する取付孔34及びこの取付孔34に連通した
畦塗り体36の連通孔39に連結ピン35を装着固定すること
により、回転支軸33に畦塗り体36が連結固定される。
塗り付けて旧畦を修復整畦する場合には、伝動ケース30
の回転支軸33に沿って畦塗り体36を旧畦の側部に向かっ
て突出移動することにより、この畦塗り体36にて泥土を
旧畦の側面部に対して所定の厚さで浅く畦塗り可能な位
置に畦塗り体36が調節設定される。そして、回転支軸33
の外側に位置する取付孔34及びこの取付孔34に連通した
畦塗り体36の連通孔39に連結ピン35を装着固定すること
により、回転支軸33に畦塗り体36が連結固定される。
【0071】この場合には、畦切りロータリー63は第2
の出力軸21の回転支軸59に沿って移動調節しないので、
この畦切りロータリー63の外端部の位置より畦塗り体36
の外端部は旧畦の側面部を薄く畦塗りする分だけ僅かに
外方に突出している。
の出力軸21の回転支軸59に沿って移動調節しないので、
この畦切りロータリー63の外端部の位置より畦塗り体36
の外端部は旧畦の側面部を薄く畦塗りする分だけ僅かに
外方に突出している。
【0072】そして、機枠1が旧畦際に沿って進行され
るとともに、駆動手段Aにて畦切りロータリー63及び畦
塗り体36がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロー
タリー63の各切削爪62にて旧畦の側部及び畦際が所定の
厚さ(深さ)に亘って畦塗り用泥土として順次切削され
るとともに、これらの切削土は畦塗り体36にて旧畦の側
面部及び上面部に沿って順次締め固められながら塗り付
けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の厚さで薄く
順次修復されるとともに、この旧畦が所定の形態に順次
整畦される。
るとともに、駆動手段Aにて畦切りロータリー63及び畦
塗り体36がそれぞれ回転駆動されると、この畦切りロー
タリー63の各切削爪62にて旧畦の側部及び畦際が所定の
厚さ(深さ)に亘って畦塗り用泥土として順次切削され
るとともに、これらの切削土は畦塗り体36にて旧畦の側
面部及び上面部に沿って順次締め固められながら塗り付
けられ、この泥土にて旧畦の側面部が所定の厚さで薄く
順次修復されるとともに、この旧畦が所定の形態に順次
整畦される。
【0073】つぎに、機枠1を牽引するトラクタの大き
さに対応して畦切りロータリー63及び畦塗り体36をそれ
ぞれの回転支軸33,59に沿って旧畦の側部に向かって突
出移動するとともに、この畦切りロータリー63及び畦塗
り体36を調節設定して連結ピン35,61にてそれぞれ固定
することにより、トラクタの大きさに対応して旧畦を修
復整畦する適正位置に畦切りロータリー63及び畦塗り体
36が配設される。そして、この畦切りロータリー63及び
畦塗り体36にて旧畦が修復整畦される。
さに対応して畦切りロータリー63及び畦塗り体36をそれ
ぞれの回転支軸33,59に沿って旧畦の側部に向かって突
出移動するとともに、この畦切りロータリー63及び畦塗
り体36を調節設定して連結ピン35,61にてそれぞれ固定
することにより、トラクタの大きさに対応して旧畦を修
復整畦する適正位置に畦切りロータリー63及び畦塗り体
36が配設される。そして、この畦切りロータリー63及び
畦塗り体36にて旧畦が修復整畦される。
【0074】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を薄く
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、伝動ケー
ス30に設けた回転支軸33に沿って畦塗り体36を旧畦の側
部に向かって突出移動するとともに、操作ハンドル57に
て調節体58を伸縮調節して畦塗り体36を有する伝動ケー
ス30を上下方向に位置調節し、この畦塗り体36を旧畦の
上面部に対して所定の高さ位置に設定することにより、
この畦塗り体36にて泥土を旧畦の側面部及び上面部に対
して所定の厚さで浅くかつ所定の高さで畦塗り可能な位
置に畦塗り体36が調節設定される。
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、伝動ケー
ス30に設けた回転支軸33に沿って畦塗り体36を旧畦の側
部に向かって突出移動するとともに、操作ハンドル57に
て調節体58を伸縮調節して畦塗り体36を有する伝動ケー
ス30を上下方向に位置調節し、この畦塗り体36を旧畦の
上面部に対して所定の高さ位置に設定することにより、
この畦塗り体36にて泥土を旧畦の側面部及び上面部に対
して所定の厚さで浅くかつ所定の高さで畦塗り可能な位
置に畦塗り体36が調節設定される。
【0075】この場合には、畦切りロータリー63は第2
の出力軸21の回転支軸59に沿って移動調節しないので、
この畦切りロータリー63の外端部の位置より畦塗り体36
の外端部は旧畦の側面部を所定の厚さで薄くかつ所定の
高さで畦塗りする分だけ僅かに外方に突出している。そ
して、この畦切りロータリー63及び畦塗り体36にて旧畦
の側面部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復
整畦される。
の出力軸21の回転支軸59に沿って移動調節しないので、
この畦切りロータリー63の外端部の位置より畦塗り体36
の外端部は旧畦の側面部を所定の厚さで薄くかつ所定の
高さで畦塗りする分だけ僅かに外方に突出している。そ
して、この畦切りロータリー63及び畦塗り体36にて旧畦
の側面部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復
整畦される。
【0076】つぎに、旧畦の側面部に対して泥土を厚く
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、第2の出
力軸21の回転支軸59に畦切りロータリー63を旧畦の側部
に向かって突出移動することにより、この畦切りロータ
リー63にて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能な
位置に畦切りロータリー63が調節設定される。
塗り付けて旧畦を高く修復整畦する場合には、第2の出
力軸21の回転支軸59に畦切りロータリー63を旧畦の側部
に向かって突出移動することにより、この畦切りロータ
リー63にて旧畦の側面部を所定の厚さで深く切削可能な
位置に畦切りロータリー63が調節設定される。
【0077】また、畦塗り体36は、伝動ケース30に設け
た回転支軸33に沿って旧畦の側部に向かって突出移動せ
ず、この畦塗り体36を有する伝動ケース30を上下方向に
位置調節し、この畦塗り体36を旧畦の上面部に対して所
定の高さ位置に設定することにより、この畦塗り体36に
て泥土を旧畦の側面部及び上面部に対して所定の厚さで
厚くかつ所定の高さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調
節設定される。そして、この畦切りロータリー63及び畦
塗り体36にて旧畦の側面部に対して泥土を厚く塗り付け
て旧畦を高く修復整畦される。
た回転支軸33に沿って旧畦の側部に向かって突出移動せ
ず、この畦塗り体36を有する伝動ケース30を上下方向に
位置調節し、この畦塗り体36を旧畦の上面部に対して所
定の高さ位置に設定することにより、この畦塗り体36に
て泥土を旧畦の側面部及び上面部に対して所定の厚さで
厚くかつ所定の高さで畦塗り可能な位置に畦塗り体が調
節設定される。そして、この畦切りロータリー63及び畦
塗り体36にて旧畦の側面部に対して泥土を厚く塗り付け
て旧畦を高く修復整畦される。
【0078】前記実施例では、畦塗り体36及び畦切りロ
ータリー63はそれぞれの回転支軸33,59に対して連結ピ
ン35,61にて位置調節自在に取着する場合について説明
したが、これに限らず、畦塗り体36及び畦切りロータリ
ー63はそれぞれの回転支軸33,59に対してボルト・ナッ
トにて位置調節自在に取着するようにしてもよい。
ータリー63はそれぞれの回転支軸33,59に対して連結ピ
ン35,61にて位置調節自在に取着する場合について説明
したが、これに限らず、畦塗り体36及び畦切りロータリ
ー63はそれぞれの回転支軸33,59に対してボルト・ナッ
トにて位置調節自在に取着するようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、畦切りロータ
リーは機枠に回転自在に設けられた左右方向の第1の回
転軸に軸方向に位置調節自在に取着し、畦塗り体は機枠
に回転自在に設けられた左右方向の第2の回転軸に軸方
向に位置調節自在に取着したので、旧畦の状況に応じて
畦切りロータリー及び畦塗り体またはその一方の取着位
置を可変設定することにより、旧畦の側面部に対して泥
土を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦したり、旧畦の側面
部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を修復整畦するこ
とができ、また、機枠を牽引するトラクタの大きさに対
応して畦切りロータリー及び畦塗り体を旧畦を修復整畦
する適正位置に配設して旧畦を修復整畦することができ
る。
リーは機枠に回転自在に設けられた左右方向の第1の回
転軸に軸方向に位置調節自在に取着し、畦塗り体は機枠
に回転自在に設けられた左右方向の第2の回転軸に軸方
向に位置調節自在に取着したので、旧畦の状況に応じて
畦切りロータリー及び畦塗り体またはその一方の取着位
置を可変設定することにより、旧畦の側面部に対して泥
土を厚く塗り付けて旧畦を修復整畦したり、旧畦の側面
部に対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を修復整畦するこ
とができ、また、機枠を牽引するトラクタの大きさに対
応して畦切りロータリー及び畦塗り体を旧畦を修復整畦
する適正位置に配設して旧畦を修復整畦することができ
る。
【0080】また、機枠に第1の回転軸の畦切りロータ
リー及び第2の回転軸の畦塗り体をそれぞれ回転駆動す
る駆動手段を設けたので、この駆動手段にて畦切りロー
タリー及び畦塗り体を進行方向に向かって回転駆動する
ことにより、畦塗り用泥土を叩き締める振動がなく、畦
切りロータリーの回転駆動系に振動による不具合が生じ
ることを防止できる。したがって、全体的に構成が簡単
で仕上がりが良好な畦塗り機を提供することができる。
リー及び第2の回転軸の畦塗り体をそれぞれ回転駆動す
る駆動手段を設けたので、この駆動手段にて畦切りロー
タリー及び畦塗り体を進行方向に向かって回転駆動する
ことにより、畦塗り用泥土を叩き締める振動がなく、畦
切りロータリーの回転駆動系に振動による不具合が生じ
ることを防止できる。したがって、全体的に構成が簡単
で仕上がりが良好な畦塗り機を提供することができる。
【0081】請求項2の発明によれば、畦塗り体は泥土
を旧畦の上面部に塗り付ける上面塗り部及び泥土を旧畦
の側面部に塗り付ける側面塗り部を有し、機枠に上下方
向に位置調節自在に支持された伝動ケースに回転自在に
軸架したので、旧畦の状況に応じて畦塗り体を上下方向
に取着位置を可変設定することにより、旧畦の側面部に
対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦した
り、旧畦の側面部に対して泥土を厚くかつ高く塗り付け
て旧畦を大きく修復整畦することができ、したがって、
旧畦を所望の形態に修復整畦することができる。
を旧畦の上面部に塗り付ける上面塗り部及び泥土を旧畦
の側面部に塗り付ける側面塗り部を有し、機枠に上下方
向に位置調節自在に支持された伝動ケースに回転自在に
軸架したので、旧畦の状況に応じて畦塗り体を上下方向
に取着位置を可変設定することにより、旧畦の側面部に
対して泥土を薄く塗り付けて旧畦を高く修復整畦した
り、旧畦の側面部に対して泥土を厚くかつ高く塗り付け
て旧畦を大きく修復整畦することができ、したがって、
旧畦を所望の形態に修復整畦することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す畦塗り機の一部を省略
した平面図である。
した平面図である。
【図2】同上畦切りロータリーの拡大断面図である。
【図3】同上畦塗り体の拡大断面図である。
【図4】同上畦塗り機の側面図である。
【図5】同上背面図である。
【図6】同上ゲージ輪昇降機構の側面図である。
【図7】同上調節体の断面図である。
1 機枠 30 伝動ケース 33 第2の回転軸 36 畦塗り体 41 上面塗り部 42 側面塗り部 59 第1の回転軸 62 切削爪 63 畦切りロータリー A 駆動手段
Claims (2)
- 【請求項1】 機枠と、この機枠に回転自在に設けられ
旧畦の側部を畦塗り用泥土として切削する多数の切削爪
を有する畦切りロータリーと、この畦切りロータリーの
後方に位置して前記機枠に回転自在に設けられ畦切りロ
ータリーにて切削された泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を
修復整畦する畦塗り体とを具備し、 前記畦切りロータリーは、前記機枠に回転自在に設けら
れた左右方向の第1の回転軸に軸方向に位置調節自在に
取着し、 前記畦塗り体は、前記機枠に回転自在に設けられた左右
方向の第2の回転軸に軸方向に位置調節自在に取着し、 前記機枠は、前記第1の回転軸の畦切りロータリー及び
前記第2の回転軸の畦塗り体をそれぞれ進行方向に回転
駆動させる駆動手段を有することを特徴とする畦塗り
機。 - 【請求項2】 畦塗り体は、泥土を旧畦の上面部に塗り
付ける上面塗り部及び泥土を旧畦の側面部に塗り付ける
側面塗り部を有し、機枠に上下方向に位置調節自在に支
持された伝動ケースに回転自在に軸架したことを特徴と
する請求項1記載の畦塗り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30658494A JP2872597B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 畦塗り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30658494A JP2872597B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 畦塗り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154410A JPH08154410A (ja) | 1996-06-18 |
JP2872597B2 true JP2872597B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17958829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30658494A Expired - Fee Related JP2872597B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 畦塗り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2872597B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5261688B2 (ja) * | 2009-12-21 | 2013-08-14 | 株式会社ササキコーポレーション | 畦形成機 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP30658494A patent/JP2872597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08154410A (ja) | 1996-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3165637B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP3252138B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2001028903A (ja) | 畦塗り機 | |
JP2872597B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2875975B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972536B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP3889850B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2875966B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972563B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972541B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972549B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2000083407A (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972550B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2875967B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2875961B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972562B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2972527B2 (ja) | 畦塗り装置 | |
JP3091683B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP3647973B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2875970B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP2000300004A (ja) | 農作業機 | |
JPH09322606A (ja) | 畦塗機 | |
JP2875968B2 (ja) | 畦塗り機 | |
JP7457365B2 (ja) | アタッチメント及び畦形成方法 | |
JP3105894B1 (ja) | 歩行型畦形成機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |