JP2972563B2 - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
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- JP2972563B2 JP2972563B2 JP7300288A JP30028895A JP2972563B2 JP 2972563 B2 JP2972563 B2 JP 2972563B2 JP 7300288 A JP7300288 A JP 7300288A JP 30028895 A JP30028895 A JP 30028895A JP 2972563 B2 JP2972563 B2 JP 2972563B2
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Description
として水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防
ぐものに関する。
えば、特開平6−22604号公報に記載されているよ
うに、機枠に畦形成部(旧畦)に対して土盛りする耕耘
爪を有するロータリーを回転自在に設け、このロータリ
ーの後方部に位置して前記機枠に畦形成部の盛り土を締
め固めて畦を形成する回転具を回転自在に設け、この回
転具は、前記公報の図1に示されているように、畦上面
を形成する回転体並びにこの回転体の両端部に畦の内外
両側面を形成する円錐形状の内側回転板及び外側回転板
を有する構成、並びにその図9に示されているように、
回転体の一端部に畦の内側面を形成する円錐形状の内側
回転板を設ける構成が知られている。
では、回転具の内側回転板及び外側回転板並びに回転具
の内側回転板にて盛り土を締め固めて一定の高さの畦を
形成するものであるが、この回転具の内側回転板及び外
側回転板並びに回転具の内側回転板では地域や圃場の状
況によって畦を高く形成する要請に応じることができな
い、という問題がある。
回転板及び外側回転板を有する回転具または内側回転板
を有する回転具を標準高さの畦を形成する畦塗り体とし
た場合には、この畦塗り体とは別に前記各回転板より大
径の回転板を有する高畦用の畦塗り体を用意する必要が
あって不経済であり、また、その標準タイプの畦塗り体
と高畦用の畦塗り体とを全体として着脱交換する必要が
あるので、その取換えに面倒な手数を要する、という問
題がある。
もので、地域や圃場の状況に応じて形成された標準高さ
の畦及び標準高さより高い畦を確実に修復することがで
きる畦塗り機を提供することを目的とするものである。
は、機枠と、この機枠に回転自在に設けられ畦塗り用の
泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有するロータ
リーと、このロータリーの後方に位置して前記機枠に回
転自在に設けられ前記ロータリーにて跳ね上げられた泥
土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り体と、この
畦塗り体を回転駆動する駆動手段とを具備し、前記畦塗
り体は、泥土を旧畦の上面部に沿って塗り付けて旧畦の
上面部を水平状に修復する円筒状の上面修復体と、この
上面修復体の一端部に連設され泥土を前記旧畦の側面部
に沿って塗り付けて旧畦の側面部を下方に向かって拡開
したテーパー状に修復する円錐形状の側面修復体とを有
し、前記側面修復体の拡開側端部にこの拡開側端部に連
続して拡開する延長側面修復体を着脱可能に設け、前記
畦塗り体の上面修復体と側面修復体及び延長側面修復体
とは前記駆動手段により一体として泥土に対してスリッ
プ回転するものである。
面修復体を設けることにより、この延長側面修復体にて
側面修復体の外径が連続して拡開延長された円錐形状の
側面修復体を有する高畦用の畦塗り体が構成される。そ
うして、この高畦用の畦塗り体の側面修復体及び上面修
復体にて標準高さより高い旧畦の側面部及び上面部が修
復される。この際、畦塗り体は駆動手段にて回転駆動さ
れることにより、この畦塗り体の上面修復体及び側面修
復体並びに延長側面修復体が一体として泥土に対してス
リップ回転しつつ進行されるので、この畦塗り体の上面
修復体及び側面修復体並びに延長側面修復体にて泥土が
旧畦の上面部及び旧畦の側面部に塗り付けられながら十
分に締め固められ、この泥土にて旧畦の上面部及び旧畦
の側面部が同時に順次修復され、したがって、畦塗り後
の畦は簡単に崩れたり、水漏れすることがない状態に整
畦される。
面修復体を取り外すことにより、標準タイプの畦塗り体
が構成される。そして、畦塗り体の側面修復体及び上面
修復体にて標準高さの旧畦の側面部及び上面部が修復さ
れる。
の畦塗り機において、延長側面修復体は、その縮径側端
部に側面修復体の拡開側端部に当接する当接段部及びこ
の当接段部に連続して前記側面修復体の拡開側端部の内
側に着脱可能に当接支持される取付板部を有するもので
ある。
面修復体の縮径側端部の当接段部を当接するとともに、
側面修復体の拡開側端部の内側に延長側面修復体の縮径
側端部の取付板部を当接して支持されることにより、円
錐形状の拡大された高畦用の畦塗り体の側面修復体が簡
単に構成される。
の畦塗り機において、延長側面修復体の取付板部は、側
面修復体の拡開側端部にこの拡開側端部から挿着される
複数のボルト・ナットにて着脱可能に取り付け、かつ、
側面修復体の拡開側端部は外側部に前記複数のボルトの
ボルト頭部を埋設する埋設凹部を有するものである。
のボルト・ナットにて延長側面修復体の取付板部が簡単
に取り付けられるとともに、この複数のボルトのボルト
頭部が側面修復体の拡開側端部に形成された埋設凹部内
に埋設され、この複数のボルトのボルト頭部にて畦塗り
時に修復された旧畦の側面部に凹溝を形成することが防
止される。
付図面を参照して説明する。
機枠1は主枠兼用の前後方向のミッションケース2を有
し、このミッションケース2の前端部には前後方向の入
力軸3が前方に向かって回転自在に突出され、この入力
軸3は前記ミッションケース2内に設けた前後部の軸受
体4にて回転自在に軸支され、この前後の軸受体4の近
傍に位置して前記入力軸3には傘歯車5がそれぞれ固着
されている。
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が固着
されて右側に向かって一体に突設されているとともに、
前記ミッションケース2の前側部の左側には前記連結体
7と同一軸線上に位置して左右方向の連結パイプ8が左
側に向かって一体に突設されている。また、前記連結パ
イプ8の外端部には前後方向の連結アーム9が一体に固
着され、この左側の連結アーム9の先端部にはロワピン
10が固着されている。
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が固着
されて右側に向かって一体に突設され、この連結体12に
は水平状に配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝
動パイプ13の内端部が一体に固着され、この第1の伝動
パイプ13の外端部内に軸受体14が固着されている。
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着さ
れている。
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着支持され、この第2の伝動パイプ19の左上がり
の内端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の
連結体7が固着されている。
の外端部内には軸受体20が固着され、この軸受体20と前
記連結体7内の軸受体6とにより前記第2の伝動パイプ
19内に挿通した第2の出力軸21が回転自在に支持され、
この第2の出力軸21は前記第2の伝動パイプ19の外端部
から外方に向かって突出されている。また、前記第2の
出力軸21の内端部には前記入力軸3の前部の傘歯車5に
噛合された傘歯車22が固着されている。
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する畦塗り体及び泥土供給ロータリーをそれぞれ回転駆
動させ、かつ、後述する畦塗り体をダウンカット方向に
回転駆動させる駆動手段Aが構成されている。
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着支持され、この伝動ケ
ース30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固
着され、この軸受体32の左右の軸受31には左右方向の回
転軸33が回転自在に支持され、かつ、この回転軸33は右
側に向かって水平状に突出されている。
部から右側に向かって所定の間隔毎にこの回転軸33に対
して直交する方向の多数の取付孔34がそれぞれ貫通して
形成され、この各取付孔34にはボルト35a が挿脱自在に
装着され、このボルト35a の突出部にはナット35b が着
脱自在に螺着されている。また、前記回転軸33には前記
ボルト35a 及びナット35b にて泥土を旧畦の上面部及び
旧畦の側面部に沿って塗り付ける畦塗り体36が回転軸33
の軸方向に位置調節自在に取着されている。
記回転軸33に対して軸方向に摺動自在に挿通する挿通孔
37を形成した中空筒状の連結軸体38を有し、この連結軸
体38の挿入端部と反対側には前記各取付孔34に連通する
とともに前記ボルト35a を挿通する連通孔39が貫通して
形成されている。
肩部に泥土を塗り付けて旧畦の肩部をテーパー状に修復
する環状の肩部修復体40、この肩部修復体40の外端部に
連設され旧畦の上面部に泥土を塗り付けて旧畦の上面部
を水平状に修復する円筒状の上面修復体41及び前記肩部
修復体40の内端部に連設され旧畦の側面部に泥土を塗り
付けて旧畦の側面部を下方に向かって拡開したテーパー
状に修復する円錐形状の側面修復体42がそれぞれ取着さ
れている。
成された内筒体44及びこの内筒体44の外周部に一体の合
成樹脂にて円筒状に形成された外筒体45を有し、これら
の内端部には端面板46が一体に固着されているととも
に、その外端部にはこの上面修復体41内に泥土が侵入す
ることを防止するカバー47が固着されている。
向かって拡開した金属にて円錐形状に形成された内側円
錐体48及びこの内側円錐体48の外周部に一体の合成樹脂
にて円錐形状に形成された外側円錐体49を有し、これら
の縮径側端部にはフランジ50が一体に折曲形成され、こ
の内側円錐体48のフランジ50の内周縁部が前記連結軸体
38の外周部に一体に固着されている。
との間には複数の補強用の支持片51が放射状に一体に固
着されている。そして、前記側面修復体42のフランジ50
に前記肩部修復体40を介して前記上面修復体41の端面板
46が当接されているとともに、これらが前記側面修復体
42のフランジ50に複数のボルト・ナット43にて着脱可能
に共締め固定されている。
は、その円周方向に所定の間隔をおいて複数のボルト52
を挿通するボルト挿通孔53がそれぞれ貫通して形成され
ている。この各ボルト挿通孔53は、前記外側円錐体49に
形成され前記複数のボルト52のボルト頭部54を埋設する
前記内側円錐体48に向かって縮径した円錐形状の埋設凹
部55と、この埋設凹部55に連通され前記内側円錐体48に
形成された挿通孔56とにより形成されている。
は、この拡開側端部に連続して拡開する円錐形状の延長
側面修復体57が前記複数のボルト52及びこの各ボルト52
にワッシャ58を介して螺着するナット59にて着脱可能に
取着されている。
状に形成され内側円錐体60を有し、この内側円錐体60の
縮径側端部に前記側面修復体42の拡開側端部に当接する
環状の当接段部61及びこの当接段部61に連続して前記側
面修復体42の拡開側端部の内側に当接する環状の取付板
部62を有し、この取付板部62には円周方向に所定の間隔
をおいて前記複数のボルト挿通孔53に連通する連通孔63
がそれぞれ形成されている。また、前記内側円錐体60の
外側面にはこの延長側面修復体57の取り付け時に前記側
面修復体42の外側円錐体49に相互の端部が当接して連続
する合成樹脂製の外側円錐体64が一体に固着されてい
る。
の前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット65が
固着されているとともに、その後端部内の前記回転軸33
にはスプロケット66が固着され、この前後のスプロケッ
ト65,66間には無端チェーン67が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記駆動手段Aからの出力によって前記
無端チェーン67を介して前記回転軸33にて前記畦塗り体
36が進行方向に向かってダウンカット方向に回転駆動さ
れるようになっている。
上方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後
側部には左右方向の取付軸69が一体に突設されている。
また、前記支枠68の上端部には先端部に操作ハンドル70
を有する伸縮自在の棒状の調節体71が上下方向に回動自
在に軸支され、この調節体71の後端部は前記取付軸69に
上下方向に回動自在に軸着されている。
て前記支枠68の上端部に回動自在に軸支された調節体71
を伸縮することにより、支枠68に対して前記伝動ケース
30を介して前記畦塗り体36が上下方向に位置調節自在に
支持され、この畦塗り体36が旧畦に対して畦塗り作業を
行う所定の高さ位置に調節設定されるようになってい
る。
伝動パイプ19の外端部から右側に向かって一体に突出さ
れた断面略矩形状の連結軸部72を有し、この連結軸部72
にはボルト・ナット73にて旧畦の側部及び旧畦の畦際を
切削しかつこの切削土を畦塗り用の泥土として前記畦塗
り体36に向かって放出供給する多数の切削爪74を放射状
に突出したロータリー75が軸方向に位置調節自在に取着
されている。
部及び前記連結板17の後端部に突設された左右の支軸76
には支持フレーム77が上下方向に回動自在に軸支され、
この支持フレーム77の後端部には左右のゲージ輪78がそ
れぞれ回転自在に軸架されている。また、前記支持フレ
ーム77は調節体79にて上下方向に位置調節に支持され、
前記左右のゲージ輪78が所定の接地高さに調節設定され
るようになっている。そして、左右のゲージ輪78にて前
記ロータリー75が旧畦の側部及び畦際を切削する所定の
高さ位置に調節設定されるようになっている。
及び側部を被覆するとともに、切削泥土を前記畦塗り体
36に向かって誘導するロータリーカバーで、81は前記畦
塗り体36の上方部を被覆したカバー体である。
る。
結部を連結するとともに、トラクタのPTO軸に動力伝
達軸を介してミッション28の入力軸3を連結する。
の高さが標準高さより高い場合には、畦塗り体36の側面
修復体42の拡開側端部に延長側面修復体57を取り付け
る。この場合、側面修復体42の拡開側端部に延長側面修
復体57の縮径側端部の当接段部61を当接するとともに、
この側面修復体42の拡開側端部の内側に延長側面修復体
57の取付板部62を当接する。
方向に形成された各ボルト挿通孔53から延長側面修復体
57の取付板部62に形成された各連通孔63にボルト52をそ
れぞれ挿通し、この各ボルト52にワッシャ58を挿通する
とともに、ナット59を螺着して締め付けることにより、
この各ボルト52のボルト頭部54がそれぞれのボルト挿通
孔53の埋設凹部55内に埋設された状態で取付板部62に当
接した各ワッシャ58を介して各ボルト52が締着される。
側面修復体42の拡開側端部に延長側面修復体57が一体的
に取り付けられ、この延長側面修復体57にて側面修復体
42の外径が連続して拡開延長された円錐形状の拡大され
た側面修復体42を有する高畦用の畦塗り体36が構成され
る。
延長側面修復体57を取り付けることにより、標準高さよ
り高い旧畦の側面部及び上面部を修復する高畦用の畦塗
り体36が簡単に構成される。この場合、各ボルト52のボ
ルト頭部54はそれぞれのボルト挿通孔53の埋設凹部55内
に埋設され、側面修復体42の外部に突出されることがな
い状態で埋設凹部55内に埋設されるので、畦塗り修復時
に各ボルト52のボルト頭部54にて旧畦の修復した側面部
に凹溝などを形成することを防止するようになってい
る。
節操作することにより、この調節体79にて左右の支軸76
を中心として支持フレーム77が上下方向に回動されると
ともに、この支持フレーム77の左右のゲージ輪78が上下
動調節される。そして、調節体79にて左右のゲージ輪78
を所定の位置に設定することにより、この左右のゲージ
輪78にて圃場の状況に対応してロータリー75の高さが調
節設定される。
70にて調節体71を伸縮操作することにより、この調節体
71にて第1の伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心とし
て伝動ケース30が上下方向に回動されるとともに、この
伝動ケース30の回転軸33に軸着した畦塗り体36が上下動
調節される。そして、調節体71にて伝動ケース30が所定
の位置に設定されることにより、この畦塗り体36はロー
タリー75の設定位置に対応して旧畦を修復しかつ旧畦を
締め固める位置に調節設定される。
って牽引進行される一方、トラクタのPTO軸からの出
力によってミッション28を介して駆動手段Aが作動され
ることにより、この駆動手段Aにてロータリー75が切削
土を畦塗り体36に向かって供給する方向に向かって回転
駆動されるとともに、畦塗り体36がダウンカット方向に
向かって回転駆動される。
畦の側部及び畦際が所定の厚さに亘って畦塗り用の泥土
として順次切削されるとともに、これらの切削泥土は畦
塗り体36に供給され、この泥土は畦塗り体36にて旧畦の
上面部及び側面部に沿って順次締め固められながら塗り
付けられ、この泥土にて旧畦の上面部及び側面部が所定
の厚さで順次修復され、この旧畦が所定の形態に順次整
畦される。
沿って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿っ
て牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの
出力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸
3が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ
13内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2
の伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動
される。
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット6
5,66及び無端チェーン67)を介して回転軸33が回転さ
れるとともに、この回転軸33にて畦塗り体36の上面修復
体41及び側面修復体42が進行方向に向かってダウンカッ
ト方向に回転駆動される。また、第2の出力軸21が回転
駆動されることにより、この第2の出力軸21の連結軸部
72にてロータリー75の各切削爪74が進行方向に向かって
ダウンカット方向に回転駆動される。
畦の側部及び畦際が所定の厚さ(深さ)で順次切削され
るとともに、これらの切削土が畦塗り用の泥土として畦
塗り体36に向かって順次放出供給され、この泥土が畦塗
り体36の上面修復体41にて旧畦の上面部に順次締め固め
られながら塗り付けられ旧畦の上面部は水平状に修復さ
れるとともに、その泥土が畦塗り体36の側面修復体42に
て旧畦の側面部に順次締め固められながら塗り付けられ
旧畦の側面部が下方に向かって拡開したテーパー状に修
復される。
れた円錐形状の側面修復体42及び上面修復体41にて標準
高さより高い旧畦の上面部はもとよりこの上面部に続い
て旧畦の肩部及び旧畦の側面部の上部から裾部分は十分
に固く締め固められ、全体として崩れ難い状態で修復さ
れる。そして、旧畦の上面部及び旧畦の側面部の表面が
平滑状態に仕上げられる。
駆動されることにより、この畦塗り体36の上面修復体41
及び側面修復体42並びに延長側面修復体57が一体として
泥土に対してスリップ回転しつつ進行されるので、この
畦塗り体36の上面修復体41及び側面修復体42にて泥土が
旧畦の上面部及び旧畦の側面部に塗り付けられながら十
分に締め固められ、この泥土にて旧畦の上面部及び旧畦
の側面部が同時に順次修復され、したがって、畦塗り後
の畦は簡単に崩れたり、水漏れすることがない状態に整
畦される。
れているので、このカバー体81にて各切削爪74により畦
塗り体36に向かって跳ね飛ばされる切削土が捕捉され、
畦塗り体36の外方に向かって飛散されることが防止され
るとともに、畦塗り体36の上面修復体41及び側面修復体
42並びに延長側面修復体57に畦塗り用の泥土として案内
される。
び側面修復体42並びに延長側面修復体57は合成樹脂製の
外筒体45及び外側円錐体49,64を有するので、この畦塗
り時に上面修復体41及び側面修復体42並びに延長側面修
復体57に泥土が付着することが防止される。
の高さが標準高さの場合には、畦塗り体36の側面修復体
42の拡開側端部から延長側面修復体57を取り外すことに
より、標準タイプの畦塗り体36が構成される。そして、
前記標準高さより高い旧畦を修復する場合と同様に畦塗
り体36が回転駆動されることにより、この畦塗り体36の
側面修復体42及び上面修復体41にて標準高さの旧畦の側
面部及び上面部が修復される。
はダウンカット方向に回転駆動する場合について説明し
たが、この畦塗り体36はアップカット方向に回転駆動す
るようにしてもよく、この畦塗り体36は伝動ケース30の
回転軸33に回転自在に軸架し、畦塗り作業時には自転し
てダウンカット方向に回転自在としてもよい。
泥土を旧畦の上面部に沿って塗り付けて旧畦の上面部を
水平状に修復する円筒状の上面修復体と、この上面修復
体の一端部に連設され泥土を前記旧畦の側面部に沿って
塗り付けて旧畦の側面部を下方に向かって拡開したテー
パー状に修復する円錐形状の側面修復体とを有し、前記
側面修復体の拡開側端部にこの拡開側端部に連続して拡
開する延長側面修復体を着脱可能に設けたので、この側
面修復体の拡開側端部に延長側面修復体を取り付けるこ
とにより、地域や圃場の状況に応じて形成された標準高
さより高い畦用の畦塗り体を簡単に構成することがで
き、畦塗り体を全体として標準高さより高い畦用のもの
と交換する必要がなく、この延長側面修復体を取り付け
た畦塗り体にて標準高さより高い旧畦を確実に修復する
ことができる。また、畦塗り体を回転駆動する駆動手段
を具備し、前記畦塗り体の上面修復体と側面修復体及び
延長側面修復体とは前記駆動手段により一体として泥土
に対してスリップ回転するので、駆動手段にて畦塗り体
を回転駆動することにより、この畦塗り体の上面修復体
及び側面修復体並びに延長側面修復体が一体として泥土
に対してスリップ回転しつつ進行し、この畦塗り体の上
面修復体及び側面修復体並びに延長側面修復体にて泥土
を旧畦の上面部及び旧畦の側面部に塗り付けながら十分
に締め固めることができ、この泥土にて旧畦の上面部及
び旧畦の側面部を同時に修復でき、したがって、畦塗り
後の畦は簡単に崩れたり、水漏れすることがない状態に
整畦できる。
面修復体を取り外すことにより、地域や圃場の状況に応
じて形成された標準高さの畦用の畦塗り体に簡単に戻す
ことができ、この畦塗り体にて標準高さの旧畦を確実に
修復することができる。
長側面修復体を着脱することにより、簡単に標準高さの
畦用の畦塗り体及び標準高さより高い畦用の畦塗り体と
することができるので、旧畦の高さに対応する2種類の
畦塗り体を用意する必要がなく全体として取扱いが容易
であるとともに経済的である。
は、その縮径側端部に側面修復体の拡開側端部に当接す
る当接段部及びこの当接段部に連続して前記側面修復体
の拡開側端部の内側に着脱可能に当接支持される取付板
部を有するので、側面修復体の拡開側端部に延長側面修
復体の縮径側端部の当接段部を当接するとともに、側面
修復体の拡開側端部の内側に延長側面修復体の取付板部
を当接して支持することにより、側面修復体の拡開側端
部に延長側面修復体を連続させた状態で円錐形状の拡大
された高畦用の畦塗り体の側面修復体を簡単に構成する
ことができる。請求項3の発明によれば、延長側面修復
体の取付板部は、側面修復体の拡開側端部にこの拡開側
端部から挿着される複数のボルト・ナットにて着脱可能
に取り付け、かつ、側面修復体の拡開側端部は外側部に
前記複数のボルトのボルト頭部を埋設する埋設凹部を有
するので、この複数のボルト・ナットにて側面修復体の
拡開側端部に延長側面修復体を簡単に着脱することがで
き、側面修復体の拡開側端部に延長側面修復体を取り付
けた際には複数のボルト・ナットのボルト頭部を埋設凹
部に埋設してボルト頭部にて修復した旧畦の側面部に見
苦しい凹溝等を形成することを確実に防止できる。した
がって、仕上がり状態が良好で畦の耐久性を向上するこ
とができる。
省略した平面図である。
の一部の分解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 機枠と、 この機枠に回転自在に設けられ畦塗り用の泥土を切削し
て跳ね上げる多数の切削爪を有するロータリーと、 このロータリーの後方に位置して前記機枠に回転自在に
設けられ前記ロータリーにて跳ね上げられた泥土を旧畦
に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り体と、 この畦塗り体を回転駆動する駆動手段と 、 を具備し、 前記畦塗り体は、泥土を旧畦の上面部に沿って塗り付け
て旧畦の上面部を水平状に修復する円筒状の上面修復体
と、この上面修復体の一端部に連設され泥土を前記旧畦
の側面部に沿って塗り付けて旧畦の側面部を下方に向か
って拡開したテーパー状に修復する円錐形状の側面修復
体とを有し、 前記側面修復体の拡開側端部にこの拡開側端部に連続し
て拡開する延長側面修復体を着脱可能に設け、 前記畦塗り体の上面修復体と側面修復体及び延長側面修
復体とは前記駆動手段により一体として泥土に対してス
リップ回転する ことを特徴とする畦塗り機。 - 【請求項2】 延長側面修復体は、その縮径側端部に側
面修復体の拡開側端部に当接する当接段部及びこの当接
段部に連続して前記側面修復体の拡開側端部の内側に着
脱可能に当接支持される取付板部を有することを特徴と
する請求項1記載の畦塗り機。 - 【請求項3】 延長側面修復体の取付板部は、側面修復
体の拡開側端部にこの拡開側端部から挿着される複数の
ボルト・ナットにて着脱可能に取り付け、かつ、側面修
復体の拡開側端部は外側部に前記複数のボルトのボルト
頭部を埋設する埋設凹部を有することを特徴とする請求
項2記載の畦塗り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7300288A JP2972563B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 畦塗り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP7300288A JP2972563B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 畦塗り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09140208A JPH09140208A (ja) | 1997-06-03 |
JP2972563B2 true JP2972563B2 (ja) | 1999-11-08 |
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ID=17882992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7300288A Expired - Fee Related JP2972563B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 畦塗り機 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2972563B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6745108B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2020-08-26 | 松山株式会社 | 農作業機 |
JP6583690B2 (ja) * | 2016-08-10 | 2019-10-02 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 整畦機 |
JP6200607B2 (ja) * | 2017-01-12 | 2017-09-20 | 小橋工業株式会社 | 畦塗り機 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7300288A patent/JP2972563B2/ja not_active Expired - Fee Related
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