JP3091683B2 - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
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- JP3091683B2 JP3091683B2 JP08049355A JP4935596A JP3091683B2 JP 3091683 B2 JP3091683 B2 JP 3091683B2 JP 08049355 A JP08049355 A JP 08049355A JP 4935596 A JP4935596 A JP 4935596A JP 3091683 B2 JP3091683 B2 JP 3091683B2
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- ridge
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畦塗り機に係り、主
として水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防
ぐものに関する。
として水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防
ぐものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の畦塗り機はトラクタの三
点懸架機構に連結して牽引されるものが一般的となって
いる。この種の畦塗り機は前記トラクタの三点懸架機構
に連結する三点連結部を前方に向かって突出した機枠を
有し、この機枠の進行方向の一側部に畦塗り用の泥土を
切削する多数の切削爪を有するロータリーを回転自在に
設け、このロータリーの後方に位置して機枠の一側部に
前記ロータリーの多数の切削爪にて切削された泥土を旧
畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り体を回転自在に設
ける構成が採られている。
点懸架機構に連結して牽引されるものが一般的となって
いる。この種の畦塗り機は前記トラクタの三点懸架機構
に連結する三点連結部を前方に向かって突出した機枠を
有し、この機枠の進行方向の一側部に畦塗り用の泥土を
切削する多数の切削爪を有するロータリーを回転自在に
設け、このロータリーの後方に位置して機枠の一側部に
前記ロータリーの多数の切削爪にて切削された泥土を旧
畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り体を回転自在に設
ける構成が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の畦塗り機の
構成では、機枠の一側部の前後にロータリー及び畦塗り
体が配設されているため、トラクタの三点懸架機構に連
結した場合には畦塗り機の重量がロータリー及び畦塗り
体側の片側に片寄り、畦塗り機の左右方向の重量バラン
スが悪く、非作業走行時(搬送時)には走行が不安定に
なり易く、トラクタの三点懸架機構の片側に荷重が偏っ
てかかりトラクタの油圧系統に悪影響を与えることがあ
り、また、作業時にはロータリーから供給された畦塗り
用の泥土によって畦塗り体が浮き上がる傾向があって、
この畦塗り体にて泥土を十分に締め固めることができ
ず、畦塗り後の畦は比較的軟らかく仕上げられ易い、と
いう問題がある。
構成では、機枠の一側部の前後にロータリー及び畦塗り
体が配設されているため、トラクタの三点懸架機構に連
結した場合には畦塗り機の重量がロータリー及び畦塗り
体側の片側に片寄り、畦塗り機の左右方向の重量バラン
スが悪く、非作業走行時(搬送時)には走行が不安定に
なり易く、トラクタの三点懸架機構の片側に荷重が偏っ
てかかりトラクタの油圧系統に悪影響を与えることがあ
り、また、作業時にはロータリーから供給された畦塗り
用の泥土によって畦塗り体が浮き上がる傾向があって、
この畦塗り体にて泥土を十分に締め固めることができ
ず、畦塗り後の畦は比較的軟らかく仕上げられ易い、と
いう問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、作業時には畦塗り体が浮き上がることを防止で
き、非作業走行時には左右方向の重量バランスがよい安
定した走行が可能な畦塗り機を提供することを目的とす
るものである。
もので、作業時には畦塗り体が浮き上がることを防止で
き、非作業走行時には左右方向の重量バランスがよい安
定した走行が可能な畦塗り機を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦塗り機
は、機枠と、この機枠の一側部に回転自在に設けられ畦
塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有す
るロータリーと、このロータリーの後方に位置して前記
機枠の一側部に回転自在に設けられ前記ロータリーの各
切削爪にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧畦
を修復する畦塗り体とを具備し、前記機枠に畦塗り作業
時には前記畦塗り体側に配置可能で非作業時には前記畦
塗り体と反対側の他側部に配置可能な重錘体を設けたも
のである。
は、機枠と、この機枠の一側部に回転自在に設けられ畦
塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有す
るロータリーと、このロータリーの後方に位置して前記
機枠の一側部に回転自在に設けられ前記ロータリーの各
切削爪にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧畦
を修復する畦塗り体とを具備し、前記機枠に畦塗り作業
時には前記畦塗り体側に配置可能で非作業時には前記畦
塗り体と反対側の他側部に配置可能な重錘体を設けたも
のである。
【0006】そして、畦塗り作業時には重錘体を畦塗り
体側に配置することにより、この重錘体にて畦塗り体が
泥土によって跳ね上げられることなくこの畦塗り体にて
泥土が十分に締め固められ旧畦が所定の形態に順次修復
され、したがって、畦塗り後の畦は崩れ難く長期に亘っ
て耐え得る畦に仕上げられる。
体側に配置することにより、この重錘体にて畦塗り体が
泥土によって跳ね上げられることなくこの畦塗り体にて
泥土が十分に締め固められ旧畦が所定の形態に順次修復
され、したがって、畦塗り後の畦は崩れ難く長期に亘っ
て耐え得る畦に仕上げられる。
【0007】また、非作業時には重錘体を畦塗り体と反
対側の他側部に配置することにより、この重錘体にて畦
塗り機の左右方向の重量バランスがよい安定した走行が
可能になる。
対側の他側部に配置することにより、この重錘体にて畦
塗り機の左右方向の重量バランスがよい安定した走行が
可能になる。
【0008】請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載
の畦塗り機において、重錘体は、機枠に上下方向の回動
中心軸を中心として畦塗り体側及びこの畦塗り体と反対
側の他側部に向かって回動自在に設けられた回動アーム
に取着したものである。
の畦塗り機において、重錘体は、機枠に上下方向の回動
中心軸を中心として畦塗り体側及びこの畦塗り体と反対
側の他側部に向かって回動自在に設けられた回動アーム
に取着したものである。
【0009】そして、回動中心軸を中心として回動アー
ムを左右方向に回動することにより、この回動アームに
取着した重錘体が畦塗り体側及びこの畦塗り体と反対側
の他側部に簡単に配置される。
ムを左右方向に回動することにより、この回動アームに
取着した重錘体が畦塗り体側及びこの畦塗り体と反対側
の他側部に簡単に配置される。
【0010】請求項3記載の畦塗り機は、請求項2記載
の畦塗り機において、回動アームは、この回動アームを
回動して重錘体を畦塗り体側に配置した際及び畦塗り体
と反対側の他側部に配置した際にこの回動アームを固定
する固定手段を有するものである。
の畦塗り機において、回動アームは、この回動アームを
回動して重錘体を畦塗り体側に配置した際及び畦塗り体
と反対側の他側部に配置した際にこの回動アームを固定
する固定手段を有するものである。
【0011】そして、重錘体を畦塗り体側に配置された
回動アーム及び重錘体を畦塗り体と反対側の他側部に配
置された回動アームはこの回動アームを固定手段にて確
実に固定され、この回動アームに取着された重錘体が畦
塗り作業時及び非作業時に対応させて状態に位置保持さ
れる。
回動アーム及び重錘体を畦塗り体と反対側の他側部に配
置された回動アームはこの回動アームを固定手段にて確
実に固定され、この回動アームに取着された重錘体が畦
塗り作業時及び非作業時に対応させて状態に位置保持さ
れる。
【0012】請求項4記載の畦塗り機は、請求項1また
は2記載の畦塗り機において、機枠は、畦塗り体と反対
側の他側部に配置してこの機枠を進行方向に直進させる
回転自在の直進走行輪を有するものである。
は2記載の畦塗り機において、機枠は、畦塗り体と反対
側の他側部に配置してこの機枠を進行方向に直進させる
回転自在の直進走行輪を有するものである。
【0013】そして、直進走行輪にてロータリー及び畦
塗り体が進行方向に対して左右方向に横逃げすることが
規制され、ロータリー及び畦塗り体が旧畦に沿って進行
方向に直進される。
塗り体が進行方向に対して左右方向に横逃げすることが
規制され、ロータリー及び畦塗り体が旧畦に沿って進行
方向に直進される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
付図面を参照して説明する。
【0015】1は機枠で、この機枠1は主枠兼用の前後
方向のミッションケース2を有し、このミッションケー
ス2の前端部には前後方向の入力軸3が前方に向かって
回転自在に突出され、この入力軸3は前記ミッションケ
ース2内に設けた前後の軸受体4にて回転自在に軸支さ
れ、この前後の軸受体4の近傍部に位置して前記入力軸
3には傘歯車5がそれぞれ固着されている。
方向のミッションケース2を有し、このミッションケー
ス2の前端部には前後方向の入力軸3が前方に向かって
回転自在に突出され、この入力軸3は前記ミッションケ
ース2内に設けた前後の軸受体4にて回転自在に軸支さ
れ、この前後の軸受体4の近傍部に位置して前記入力軸
3には傘歯車5がそれぞれ固着されている。
【0016】また、前記ミッションケース2の前側部の
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が右側
に向かって一体に突設されているとともに、前記ミッシ
ョンケース2の前側部の左側には前記連結体7と同一軸
線上に位置して左右方向の連結パイプ8が左側に向かっ
て一体に突設されている。また、前記連結パイプ8の外
端部には前後方向の連結アーム9が一体に固着され、こ
の左側の連結アーム9の先端部にはロワピン10が固着さ
れている。
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が右側
に向かって一体に突設されているとともに、前記ミッシ
ョンケース2の前側部の左側には前記連結体7と同一軸
線上に位置して左右方向の連結パイプ8が左側に向かっ
て一体に突設されている。また、前記連結パイプ8の外
端部には前後方向の連結アーム9が一体に固着され、こ
の左側の連結アーム9の先端部にはロワピン10が固着さ
れている。
【0017】また、前記ミッションケース2の後側部の
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が右側
に向かって一体に突設され、この連結体12には水平状に
配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝動パイプ13
の内端部が一体に固着され、この第1の伝動パイプ13の
外端部内には軸受体14がそれぞれ固着されている。
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が右側
に向かって一体に突設され、この連結体12には水平状に
配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝動パイプ13
の内端部が一体に固着され、この第1の伝動パイプ13の
外端部内には軸受体14がそれぞれ固着されている。
【0018】また、前記第1の伝動パイプ13内には前記
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着さ
れている。
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着さ
れている。
【0019】また、前記第1の伝動パイプ13の外側部に
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着され、この第2の伝動パイプ19の左上がりの内
端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の連結
体7が固着されている。
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着され、この第2の伝動パイプ19の左上がりの内
端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の連結
体7が固着されている。
【0020】また、前記第2の伝動パイプ19の右下がり
の外端部内には軸受体20が固着され、この軸受体20と前
記連結体7内の軸受体6とにより前記第2の伝動パイプ
19内に挿通した第2の出力軸21が回転自在に支持されて
いるとともに、この第2の出力軸21は前記第2の伝動パ
イプ19の外端部から外方に向かって突出されている。ま
た、前記第2の出力軸21の内端部には前記入力軸3の前
部の傘歯車5に噛合された傘歯車22が固着されている。
の外端部内には軸受体20が固着され、この軸受体20と前
記連結体7内の軸受体6とにより前記第2の伝動パイプ
19内に挿通した第2の出力軸21が回転自在に支持されて
いるとともに、この第2の出力軸21は前記第2の伝動パ
イプ19の外端部から外方に向かって突出されている。ま
た、前記第2の出力軸21の内端部には前記入力軸3の前
部の傘歯車5に噛合された傘歯車22が固着されている。
【0021】さらに、前記第2の伝動パイプ19の左右方
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
【0022】また、前記ミッションケース2の上部には
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
【0023】また、前記入力軸3の前後の傘歯車5及び
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する畦塗り体及びロータリーをそれぞれ回転駆動させる
駆動手段Aが構成されている。
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する畦塗り体及びロータリーをそれぞれ回転駆動させる
駆動手段Aが構成されている。
【0024】つぎに、前記機枠1の第1の伝動パイプ13
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着され、この伝動ケース
30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固着さ
れている。また、前記軸受体32の左右の軸受31には左右
方向の回転軸33が回転自在に支持され、かつ、この回転
軸33は右側に向かって水平状に突出されている。
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着され、この伝動ケース
30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固着さ
れている。また、前記軸受体32の左右の軸受31には左右
方向の回転軸33が回転自在に支持され、かつ、この回転
軸33は右側に向かって水平状に突出されている。
【0025】つぎに、前記回転軸33には泥土を旧畦の上
面部及び旧畦の側面部に沿って塗り付けて旧畦を修復す
る畦塗り体34が軸方向に位置調節自在に取着されてい
る。前記畦塗り体34は、前記回転軸33に挿通して軸方向
に位置調節自在に取着された軸受筒体35と、この軸受筒
体35の基端部に一体に連結され前記旧畦の側面部を泥土
を塗り付けて下方に向かって拡開したテーパー状に修復
する円錐形状の側面修復体36と、この側面修復体36の縮
径側端部に一体に連結され前記旧畦の上面部を泥土を塗
り付けて水平状に修復する円筒状の上面修復体37と、を
有して構成されている。
面部及び旧畦の側面部に沿って塗り付けて旧畦を修復す
る畦塗り体34が軸方向に位置調節自在に取着されてい
る。前記畦塗り体34は、前記回転軸33に挿通して軸方向
に位置調節自在に取着された軸受筒体35と、この軸受筒
体35の基端部に一体に連結され前記旧畦の側面部を泥土
を塗り付けて下方に向かって拡開したテーパー状に修復
する円錐形状の側面修復体36と、この側面修復体36の縮
径側端部に一体に連結され前記旧畦の上面部を泥土を塗
り付けて水平状に修復する円筒状の上面修復体37と、を
有して構成されている。
【0026】つぎに、前記伝動ケース30内において、そ
の前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット38が
固着されているとともに、その後端部内の前記回転軸33
にはスプロケット39が固着され、この前後のスプロケッ
ト38,39間には無端チェーン40が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記ミッション28からの出力によって前
記無端チェーン40を介して回転駆動される前記回転軸33
にて前記畦塗り体34が進行方向のダウンカット方向に向
かって回転されるようになっている。
の前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット38が
固着されているとともに、その後端部内の前記回転軸33
にはスプロケット39が固着され、この前後のスプロケッ
ト38,39間には無端チェーン40が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記ミッション28からの出力によって前
記無端チェーン40を介して回転駆動される前記回転軸33
にて前記畦塗り体34が進行方向のダウンカット方向に向
かって回転されるようになっている。
【0027】また、前記伝動ケース30の後端部の内側部
には左右方向のロックプレート41が内方に向かって水平
状に一体に突設され、このロックプレート41には上下方
向に貫通としたロックホール42が形成されている。
には左右方向のロックプレート41が内方に向かって水平
状に一体に突設され、このロックプレート41には上下方
向に貫通としたロックホール42が形成されている。
【0028】また、前記連結板17には板状の支枠43が上
方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後側
部には左右方向の取付軸44が一体に突設され、前記支枠
43の上端部には先端部に操作ハンドル45を有する伸縮自
在の棒状の調節体46が支軸47にて上下方向に回動自在に
軸支され、この調節体46の後端部は前記取付軸44に上下
方向に回動自在に軸着されている。
方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後側
部には左右方向の取付軸44が一体に突設され、前記支枠
43の上端部には先端部に操作ハンドル45を有する伸縮自
在の棒状の調節体46が支軸47にて上下方向に回動自在に
軸支され、この調節体46の後端部は前記取付軸44に上下
方向に回動自在に軸着されている。
【0029】そして、前記操作ハンドル45を回動操作し
て前記支枠43に回動自在に軸支された調節体46を伸縮す
ることにより、支枠43に対して前記伝動ケース30を介し
て前記畦塗り体34が上下方向に位置調節自在に支持され
ている。
て前記支枠43に回動自在に軸支された調節体46を伸縮す
ることにより、支枠43に対して前記伝動ケース30を介し
て前記畦塗り体34が上下方向に位置調節自在に支持され
ている。
【0030】つぎに、前記第2の出力軸21は前記第2の
伝動パイプ19の外端部から右側に向かって突出された断
面矩形状の連結軸部48を有し、この連結軸部48には前記
旧畦の側面部及び旧畦の畦際を切削するとともにこの切
削土を畦塗り用泥土として前記畦塗り体34に向かって跳
ね飛ばして供給するロータリー49が連結ピン50にて着脱
可能に連結されている。
伝動パイプ19の外端部から右側に向かって突出された断
面矩形状の連結軸部48を有し、この連結軸部48には前記
旧畦の側面部及び旧畦の畦際を切削するとともにこの切
削土を畦塗り用泥土として前記畦塗り体34に向かって跳
ね飛ばして供給するロータリー49が連結ピン50にて着脱
可能に連結されている。
【0031】前記ロータリー49は、前記連結軸部48に嵌
合した断面矩形状のロータリー軸51を有し、このロータ
リー軸51の外周部には軸方向に所定の間隔をおいて多数
の切削爪52が着脱可能にそれぞれ放射状に突出されてい
る。
合した断面矩形状のロータリー軸51を有し、このロータ
リー軸51の外周部には軸方向に所定の間隔をおいて多数
の切削爪52が着脱可能にそれぞれ放射状に突出されてい
る。
【0032】そして、前記ロータリー49は前記第2の出
力軸21からの出力によって前記旧畦側を低く傾斜させた
状態で回転駆動され、多数の切削爪52の内で外端部側に
位置する複数の切削爪52にて旧畦の側面部が切削され、
他の複数の切削爪52にて旧畦の畦際が切削され、これら
の切削土が前記畦塗り体34に向かって供給されるように
なっている。
力軸21からの出力によって前記旧畦側を低く傾斜させた
状態で回転駆動され、多数の切削爪52の内で外端部側に
位置する複数の切削爪52にて旧畦の側面部が切削され、
他の複数の切削爪52にて旧畦の畦際が切削され、これら
の切削土が前記畦塗り体34に向かって供給されるように
なっている。
【0033】このように、前記機枠1の左右方向の一側
部には前記多数の切削爪52を放射状に突出したロータリ
ー49が回転自在に設けられているとともに、このロータ
リー49の後方に位置して前記機枠1の左右方向の一側部
には前記伝動ケース30に軸架された畦塗り体34が回転自
在に設けられている。
部には前記多数の切削爪52を放射状に突出したロータリ
ー49が回転自在に設けられているとともに、このロータ
リー49の後方に位置して前記機枠1の左右方向の一側部
には前記伝動ケース30に軸架された畦塗り体34が回転自
在に設けられている。
【0034】つぎに、前記左側の連結アーム9の後端部
には延長アーム53が後方に向かって一体に突出され、こ
の延長アーム53の内側部には上下方向の第1の支柱ホル
ダー54が一体に固着されている。また、前記第1の支柱
ホルダー54に上下方向に位置調節自在に支持された支柱
55の下端部には左右方向の車軸56にてゲージ輪57が回転
自在に軸架されている。前記支柱55は、その上端部にハ
ンドル55a を有している。
には延長アーム53が後方に向かって一体に突出され、こ
の延長アーム53の内側部には上下方向の第1の支柱ホル
ダー54が一体に固着されている。また、前記第1の支柱
ホルダー54に上下方向に位置調節自在に支持された支柱
55の下端部には左右方向の車軸56にてゲージ輪57が回転
自在に軸架されている。前記支柱55は、その上端部にハ
ンドル55a を有している。
【0035】また、前記第1の支柱ホルダー54の外側に
位置して前記延長アーム53の外側部には上下方向の第2
の支柱ホルダー58が一体に固着されている。また、この
第2の支柱ホルダー58に上下方向に位置調節自在に支持
された支柱59の下端部には左右方向の車軸60にて前記機
枠1を進行方向に直進させる直進走行輪61が回転自在に
軸架されている。
位置して前記延長アーム53の外側部には上下方向の第2
の支柱ホルダー58が一体に固着されている。また、この
第2の支柱ホルダー58に上下方向に位置調節自在に支持
された支柱59の下端部には左右方向の車軸60にて前記機
枠1を進行方向に直進させる直進走行輪61が回転自在に
軸架されている。
【0036】前記直進走行輪61は、前記車軸60を中心と
して略円錐形状に形成された接地部62を有し、この接地
部62の拡開側端部の周縁部にはこの周縁部より大径で土
に食い込みながら回転進行する環状規制部63が一体に形
成されている。前記支柱59は、その上端部にハンドル59
a を有している。
して略円錐形状に形成された接地部62を有し、この接地
部62の拡開側端部の周縁部にはこの周縁部より大径で土
に食い込みながら回転進行する環状規制部63が一体に形
成されている。前記支柱59は、その上端部にハンドル59
a を有している。
【0037】さらに、前記延長アーム53の後端部には上
下に一対のロックプレート64がそれぞれ相対して水平状
に一体に突設され、この上下のロックプレート64には互
いに連通したロックホール65がそれぞれ形成されてい
る。また、この上下のロックホール65にはロックピン66
が挿脱自在に挿着されている。
下に一対のロックプレート64がそれぞれ相対して水平状
に一体に突設され、この上下のロックプレート64には互
いに連通したロックホール65がそれぞれ形成されてい
る。また、この上下のロックホール65にはロックピン66
が挿脱自在に挿着されている。
【0038】つぎに、前記ミッションケース2の後端部
には上下一対の連結プレート67がそれぞれ後方に向かっ
て平行に一体に突出され、この上下の連結プレート67の
後端部間には上下方向の回動中心軸68が取着されてい
る。また、前記回動中心軸68にはこの回動中心軸68を中
心として左右方向すなわち、前記畦塗り体34側及びこの
畦塗り体34と反対側の他側部の前記直進走行輪61側に向
かって回動する回動アーム69が回動自在に軸着されてい
る。
には上下一対の連結プレート67がそれぞれ後方に向かっ
て平行に一体に突出され、この上下の連結プレート67の
後端部間には上下方向の回動中心軸68が取着されてい
る。また、前記回動中心軸68にはこの回動中心軸68を中
心として左右方向すなわち、前記畦塗り体34側及びこの
畦塗り体34と反対側の他側部の前記直進走行輪61側に向
かって回動する回動アーム69が回動自在に軸着されてい
る。
【0039】前記回動アーム69は、左右方向のアーム部
70及びこのアーム部70の先端部から湾曲して後方に向か
って突出された前後方向の重錘支持部71を有して平面視
略L字状に形成されている。また、前記アーム部70の基
端部には前記回動中心軸68を挿通してこの回動中心軸68
に回動自在に支持された円筒状の軸支体72が一体に固着
されている。また、前記アーム部70には、この回動アー
ム69を前記直進走行輪61側に向かって回動した際に前記
上下のロックプレート64間に嵌合する上下方向のロック
パイプ73が一体に固着され、このロックパイプ73は前記
ロックピン66を挿通する挿通孔74を有している。
70及びこのアーム部70の先端部から湾曲して後方に向か
って突出された前後方向の重錘支持部71を有して平面視
略L字状に形成されている。また、前記アーム部70の基
端部には前記回動中心軸68を挿通してこの回動中心軸68
に回動自在に支持された円筒状の軸支体72が一体に固着
されている。また、前記アーム部70には、この回動アー
ム69を前記直進走行輪61側に向かって回動した際に前記
上下のロックプレート64間に嵌合する上下方向のロック
パイプ73が一体に固着され、このロックパイプ73は前記
ロックピン66を挿通する挿通孔74を有している。
【0040】そして、前記ロックホール65を有する上下
のロックプレート64、ロックピン66及び前記挿通孔74を
有するロックパイプ73にて前記回動アーム69を前記畦塗
り体34側と反対側の前記直進走行輪61側に配置した際に
この回動アーム69を固定及びこの固定を解除する固定手
段75が構成されている。
のロックプレート64、ロックピン66及び前記挿通孔74を
有するロックパイプ73にて前記回動アーム69を前記畦塗
り体34側と反対側の前記直進走行輪61側に配置した際に
この回動アーム69を固定及びこの固定を解除する固定手
段75が構成されている。
【0041】また、前記重錘支持部71には重錘体76が着
脱可能に取着されている。この重錘体76は、複数の単体
の重錘77にて構成され、この各重錘77は前記重錘支持部
71に上方から着脱可能に嵌合される嵌合凹部78を有して
いる。そして、この複数の重錘77は圃場の作業状況等必
要に応じて選択した数を前記重錘支持部71に取着するこ
とが可能になっている。
脱可能に取着されている。この重錘体76は、複数の単体
の重錘77にて構成され、この各重錘77は前記重錘支持部
71に上方から着脱可能に嵌合される嵌合凹部78を有して
いる。そして、この複数の重錘77は圃場の作業状況等必
要に応じて選択した数を前記重錘支持部71に取着するこ
とが可能になっている。
【0042】また、前記重錘支持部71の後端部には前記
伝動ケース30のロックプレート41に向かって突出したロ
ックプレート79が水平状に一体に突出され、このロック
プレート79の先端部には前記ロックプレート41のロック
ホール42に連通するロックホール80が形成され、この上
下のロックホール42,80にはロックピン81が挿脱自在に
挿着されるようになっている。
伝動ケース30のロックプレート41に向かって突出したロ
ックプレート79が水平状に一体に突出され、このロック
プレート79の先端部には前記ロックプレート41のロック
ホール42に連通するロックホール80が形成され、この上
下のロックホール42,80にはロックピン81が挿脱自在に
挿着されるようになっている。
【0043】そして、前記ロックホール42を有するロッ
クプレート41、ロックホール80を有するロックプレート
79及びロックピン81にて前記重錘体76を前記畦塗り体34
側に配置した際に前記回動アーム69を固定する固定手段
82が構成されている。なお、図中83は前記畦塗り体34の
上方部を被覆した畦塗り体カバーである。
クプレート41、ロックホール80を有するロックプレート
79及びロックピン81にて前記重錘体76を前記畦塗り体34
側に配置した際に前記回動アーム69を固定する固定手段
82が構成されている。なお、図中83は前記畦塗り体34の
上方部を被覆した畦塗り体カバーである。
【0044】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
る。
【0045】トラクタの三点懸架機構に機枠1の三点連
結部(左右のロワピン10,25、連結孔27)を連結すると
ともに、トラクタのPTO軸に動力伝達軸を介してミッ
ション28の入力軸3を連結する。また、圃場の状況に応
じて第1の支柱ホルダー54に対して支柱55を上下同調節
してケージ輪57を所定の位置に設定することにより、こ
のゲージ輪57にて圃場の状況に対応してロータリー49の
所定の高さに調節設定される。
結部(左右のロワピン10,25、連結孔27)を連結すると
ともに、トラクタのPTO軸に動力伝達軸を介してミッ
ション28の入力軸3を連結する。また、圃場の状況に応
じて第1の支柱ホルダー54に対して支柱55を上下同調節
してケージ輪57を所定の位置に設定することにより、こ
のゲージ輪57にて圃場の状況に対応してロータリー49の
所定の高さに調節設定される。
【0046】また、旧畦の状況に応じて調節体46の操作
ハンドル45を回動操作して調節体46を伸縮調節すること
により、第1の伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心と
して伝動ケース30が上下方向に回動され、この伝動ケー
ス30の回転軸33に軸着した畦塗り体34が上下動調節され
る。そして、調節体46にて伝動ケース30を所定の位置に
設定することにより、この畦塗り体34はロータリー49の
高さ位置に対応して旧畦を修復する高さ及び旧畦の締め
固め具合に対応する位置に調節設定される。
ハンドル45を回動操作して調節体46を伸縮調節すること
により、第1の伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心と
して伝動ケース30が上下方向に回動され、この伝動ケー
ス30の回転軸33に軸着した畦塗り体34が上下動調節され
る。そして、調節体46にて伝動ケース30を所定の位置に
設定することにより、この畦塗り体34はロータリー49の
高さ位置に対応して旧畦を修復する高さ及び旧畦の締め
固め具合に対応する位置に調節設定される。
【0047】さらに、連結プレート67の回動中心軸68を
中心として回動アーム69を畦塗り体34に向かって回動す
るとともに、この回動アーム69の重錘支持部71に支持し
た重錘体76を畦塗り体34側に配置する。そして、この重
錘支持部71のロックプレート79を伝動ケース30のロック
プレート41に重ね合わせるとともに、この両ロックプレ
ート41,79のロックホール42,80にロックピン81を挿着
し、このロックピン81にて伝動ケース30に回動アーム69
を固定する。
中心として回動アーム69を畦塗り体34に向かって回動す
るとともに、この回動アーム69の重錘支持部71に支持し
た重錘体76を畦塗り体34側に配置する。そして、この重
錘支持部71のロックプレート79を伝動ケース30のロック
プレート41に重ね合わせるとともに、この両ロックプレ
ート41,79のロックホール42,80にロックピン81を挿着
し、このロックピン81にて伝動ケース30に回動アーム69
を固定する。
【0048】この際、重錘体76は回動アーム69を伝動ケ
ース30に固定した後に、その重錘支持部71に取着しても
よく、また、回動アーム69を伝動ケース30に固定する前
にあらかじめ重錘支持部71に取着しておくようにしても
よい。この場合、重錘体76は圃場の状況に応じて複数の
重錘77の個数を選択して重錘支持部71に取着する。
ース30に固定した後に、その重錘支持部71に取着しても
よく、また、回動アーム69を伝動ケース30に固定する前
にあらかじめ重錘支持部71に取着しておくようにしても
よい。この場合、重錘体76は圃場の状況に応じて複数の
重錘77の個数を選択して重錘支持部71に取着する。
【0049】つぎに、トラクタにて畦塗り機を畦際に沿
って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿って
牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの出
力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸3
が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ13
内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2の
伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動さ
れる。
って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿って
牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの出
力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸3
が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ13
内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2の
伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動さ
れる。
【0050】また、第1の出力軸15が回転駆動されるこ
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット3
8,39及び無端チェーン40)を介して回転軸33が回転さ
れ、この回転軸33にて畦塗り体34が進行方向に向かって
泥土に対してスリップ回転する早い速度で回転駆動され
る。また、第2の出力軸21が回転駆動されることによ
り、この第2の出力軸21にてロータリー49が進行方向に
向かって回転駆動される。
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット3
8,39及び無端チェーン40)を介して回転軸33が回転さ
れ、この回転軸33にて畦塗り体34が進行方向に向かって
泥土に対してスリップ回転する早い速度で回転駆動され
る。また、第2の出力軸21が回転駆動されることによ
り、この第2の出力軸21にてロータリー49が進行方向に
向かって回転駆動される。
【0051】そして、ロータリー49の各切削爪52にて旧
畦の側面部及びこの旧畦の畦際が順次切削されるととも
に、これらの切削土が畦塗り用泥土として各切削爪52に
て畦塗り体34に向かって順次跳ね飛ばされて供給され
る。
畦の側面部及びこの旧畦の畦際が順次切削されるととも
に、これらの切削土が畦塗り用泥土として各切削爪52に
て畦塗り体34に向かって順次跳ね飛ばされて供給され
る。
【0052】この際、ロータリー49は機枠1の第2の出
力軸21に旧畦側を低く傾斜させて回転自在に軸架したロ
ータリー軸51に多数の切削爪52を軸方向に放射状に突設
されているので、このロータリー49は旧畦の側面部を切
削し易い角度で突出され、このロータリー49の各切削爪
52にて旧畦の側面部及びこの旧畦の畦際の土が確実に切
削され、これらの切削土が畦塗り用泥土として畦塗り体
34に供給される。
力軸21に旧畦側を低く傾斜させて回転自在に軸架したロ
ータリー軸51に多数の切削爪52を軸方向に放射状に突設
されているので、このロータリー49は旧畦の側面部を切
削し易い角度で突出され、このロータリー49の各切削爪
52にて旧畦の側面部及びこの旧畦の畦際の土が確実に切
削され、これらの切削土が畦塗り用泥土として畦塗り体
34に供給される。
【0053】また、畦塗り体34に供給された畦塗り用の
泥土は、この畦塗り体34の上面修復体37及び側面修復体
36にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿って順次塗り
付けられる。そして、上面修復体37にて旧畦の上面部が
水平状に順次修復されるとともに、側面修復体36にて旧
畦の側面部が下方に向かって拡開したテーパー状に順次
修復され、したがって、旧畦が所定の形態の畦に整畦さ
れる。
泥土は、この畦塗り体34の上面修復体37及び側面修復体
36にて旧畦の上面部及び旧畦の側面部に沿って順次塗り
付けられる。そして、上面修復体37にて旧畦の上面部が
水平状に順次修復されるとともに、側面修復体36にて旧
畦の側面部が下方に向かって拡開したテーパー状に順次
修復され、したがって、旧畦が所定の形態の畦に整畦さ
れる。
【0054】この際、回動アーム69を伝動ケース30に固
定して重錘体76を畦塗り体34側に配置することにより、
この重錘体76の重量にて畦塗り体34が泥土によって跳ね
上げられることがなくこの畦塗り体34にて泥土が十分に
塗り付けられて締め固められ旧畦が所定の形態に順次修
復され、したがって、畦塗り後の畦は崩れ難く長期に亘
って耐え得る畦に仕上げられる。
定して重錘体76を畦塗り体34側に配置することにより、
この重錘体76の重量にて畦塗り体34が泥土によって跳ね
上げられることがなくこの畦塗り体34にて泥土が十分に
塗り付けられて締め固められ旧畦が所定の形態に順次修
復され、したがって、畦塗り後の畦は崩れ難く長期に亘
って耐え得る畦に仕上げられる。
【0055】また、畦塗り体34と反対側の他側部に配置
して機枠1の延長アーム53に直進走行輪61を回転自在に
軸架したので、この直進走行輪61は接地部62が接地する
とともに、その環状規制部63が進行方向に向かって食い
込みなが進行することにより、この直進走行輪61にてロ
ータリー49及び畦塗り体34が進行方向に対して左右方向
に横逃げすることが規制され、ロータリー49及び畦塗り
体34が旧畦に沿って進行方向に直進される。
して機枠1の延長アーム53に直進走行輪61を回転自在に
軸架したので、この直進走行輪61は接地部62が接地する
とともに、その環状規制部63が進行方向に向かって食い
込みなが進行することにより、この直進走行輪61にてロ
ータリー49及び畦塗り体34が進行方向に対して左右方向
に横逃げすることが規制され、ロータリー49及び畦塗り
体34が旧畦に沿って進行方向に直進される。
【0056】また、畦塗り体34は駆動手段Aにて回転駆
動されることにより、畦塗り体34の上面修復体37の外周
面及び側面修復体36の円錐形状の修復面36a が泥土に対
してスリップ回転しつつ進行されるので、上面修復体37
の外周面並びに側面修復体36の円錐形状の修復面36a に
泥土が附着することが防止されるとともに、これらによ
って泥土が十分に押し付けられながら旧畦の上面部及び
旧畦の側面部に塗り付けられる。
動されることにより、畦塗り体34の上面修復体37の外周
面及び側面修復体36の円錐形状の修復面36a が泥土に対
してスリップ回転しつつ進行されるので、上面修復体37
の外周面並びに側面修復体36の円錐形状の修復面36a に
泥土が附着することが防止されるとともに、これらによ
って泥土が十分に押し付けられながら旧畦の上面部及び
旧畦の側面部に塗り付けられる。
【0057】したがって、畦塗り後の畦は十分に締め固
められて整畦されるとともに、この畦塗り後の畦の表面
部は整然と仕上げられて見栄えがよく、この畦は簡単に
崩れたり、水漏れすることがない状態に整畦される。
められて整畦されるとともに、この畦塗り後の畦の表面
部は整然と仕上げられて見栄えがよく、この畦は簡単に
崩れたり、水漏れすることがない状態に整畦される。
【0058】つぎに、非作業時には、前記畦塗り作業時
に固定手段82にて固定した回動アーム69の固定を解除す
るとともに、この回動アーム69を回動中心軸68を中心と
して畦塗り体34側からこの畦塗り体34と反対側の他側部
の直進走行輪61に向かって回動する。
に固定手段82にて固定した回動アーム69の固定を解除す
るとともに、この回動アーム69を回動中心軸68を中心と
して畦塗り体34側からこの畦塗り体34と反対側の他側部
の直進走行輪61に向かって回動する。
【0059】そして、この回動アーム69の重錘支持部71
に支持された重錘体76が直進走行輪61の上方に配置さ
れ、この回動アーム69のロックパイプ73が機枠1の延長
アーム53の後端部に設けた上下のロックプレート64間に
嵌合され、この上下のロックプレート64のロックホール
65及びロックパイプ73の挿通孔74にロックピン66を挿着
することにより、このロックピン66にて機枠1の延長ア
ーム53に回動アーム69が固定される。
に支持された重錘体76が直進走行輪61の上方に配置さ
れ、この回動アーム69のロックパイプ73が機枠1の延長
アーム53の後端部に設けた上下のロックプレート64間に
嵌合され、この上下のロックプレート64のロックホール
65及びロックパイプ73の挿通孔74にロックピン66を挿着
することにより、このロックピン66にて機枠1の延長ア
ーム53に回動アーム69が固定される。
【0060】そうして、回動アーム69の重錘支持部71に
支持された重錘体76の重量にて機枠1の畦塗り体34側と
の重量バランスが確保され、機枠1の左右方向の重量バ
ランスが片側に大きく偏ることが防止されるとともに、
この畦塗り機を牽引するトラクタの三点懸架機構の片側
に荷重が偏ってかかることが防止される。
支持された重錘体76の重量にて機枠1の畦塗り体34側と
の重量バランスが確保され、機枠1の左右方向の重量バ
ランスが片側に大きく偏ることが防止されるとともに、
この畦塗り機を牽引するトラクタの三点懸架機構の片側
に荷重が偏ってかかることが防止される。
【0061】したがって、トラクタの三点懸架機構にて
畦塗り機が安定した状態で牽引走行される。なお、畦塗
り体34と反対側の他側部の直進走行輪61の上方に重錘体
76を配置した際には、畦塗り体34側の重量との関係で必
要に応じて重錘支持部71に支持された重錘体76の重錘77
の数量を増減する等重錘体76の重量を加減するようにす
ることにより、機枠1の左右方向の重量バランスを更に
均衡がとれたものとすることができる。
畦塗り機が安定した状態で牽引走行される。なお、畦塗
り体34と反対側の他側部の直進走行輪61の上方に重錘体
76を配置した際には、畦塗り体34側の重量との関係で必
要に応じて重錘支持部71に支持された重錘体76の重錘77
の数量を増減する等重錘体76の重量を加減するようにす
ることにより、機枠1の左右方向の重量バランスを更に
均衡がとれたものとすることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機枠に畦塗り
作業時には畦塗り体側に配置可能で非作業時には畦塗り
体と反対側の他側部に配置可能な重錘体を設けたので、
作業時には畦塗り体側に重錘体を配置することにより、
この重錘体にてロータリーから供給された畦塗り用の泥
土によって畦塗り体が浮き上がることを確実に防止で
き、この畦塗り体にて泥土を塗り付けて十分に締め固め
ることができ、旧畦を長期に耐え得る畦に確実に修復す
ることができる。
作業時には畦塗り体側に配置可能で非作業時には畦塗り
体と反対側の他側部に配置可能な重錘体を設けたので、
作業時には畦塗り体側に重錘体を配置することにより、
この重錘体にてロータリーから供給された畦塗り用の泥
土によって畦塗り体が浮き上がることを確実に防止で
き、この畦塗り体にて泥土を塗り付けて十分に締め固め
ることができ、旧畦を長期に耐え得る畦に確実に修復す
ることができる。
【0063】また、非作業走行時には畦塗り体と反対側
の他側部に重錘体を配置することにより、この重錘体に
て非作業走行時には機枠の左右方向の重量バランスがよ
い安定した走行が可能であり、トラクタの三点懸架機構
の片側に荷重が偏ってかかることによりトラクタの油圧
系統に悪影響を与えることを防止できる。
の他側部に重錘体を配置することにより、この重錘体に
て非作業走行時には機枠の左右方向の重量バランスがよ
い安定した走行が可能であり、トラクタの三点懸架機構
の片側に荷重が偏ってかかることによりトラクタの油圧
系統に悪影響を与えることを防止できる。
【0064】したがって、畦塗り体側及び畦塗り体と反
対側の他側部に重錘体を配置する簡単な構成によって畦
塗り作業を容易に行なうことができ、非作業走行時には
バランスよく安全に走行可能な畦塗り機を提供すること
ができる。
対側の他側部に重錘体を配置する簡単な構成によって畦
塗り作業を容易に行なうことができ、非作業走行時には
バランスよく安全に走行可能な畦塗り機を提供すること
ができる。
【0065】請求項2の発明によれば、重錘体は、機枠
に上下方向の回動中心軸を中心として畦塗り体側及びこ
の畦塗り体と反対側の他側部に向かって回動自在に設け
られた回動アームに取着したので、この回動アームを回
動中心軸を中心として回動することにより、畦塗り体側
及びこの畦塗り体と反対側の他側部に重錘体を簡単に設
置することができ、この重錘体の設置位置を切り替える
操作も簡単であり、全体として取扱いが容易である。
に上下方向の回動中心軸を中心として畦塗り体側及びこ
の畦塗り体と反対側の他側部に向かって回動自在に設け
られた回動アームに取着したので、この回動アームを回
動中心軸を中心として回動することにより、畦塗り体側
及びこの畦塗り体と反対側の他側部に重錘体を簡単に設
置することができ、この重錘体の設置位置を切り替える
操作も簡単であり、全体として取扱いが容易である。
【0066】請求項3の発明によれば、回動アームは、
この回動アームを回動して重錘体を畦塗り体側に配置し
た際及び畦塗り体と反対側の他側部に配置した際にこの
回動アームを固定する固定手段を有するので、この固定
手段にて回動アームを固定することにより、重錘体を畦
塗り体側に配置した状態及び畦塗り体と反対側の他側部
に配置した状態に確実に位置保持することができ、作業
時及び非作業時に重錘体が揺動して不測の事態を招くこ
とを防止できる。
この回動アームを回動して重錘体を畦塗り体側に配置し
た際及び畦塗り体と反対側の他側部に配置した際にこの
回動アームを固定する固定手段を有するので、この固定
手段にて回動アームを固定することにより、重錘体を畦
塗り体側に配置した状態及び畦塗り体と反対側の他側部
に配置した状態に確実に位置保持することができ、作業
時及び非作業時に重錘体が揺動して不測の事態を招くこ
とを防止できる。
【0067】請求項4の発明によれば、機枠は、畦塗り
体と反対側の他側部に位置してこの機枠を進行方向に直
進させる回転自在の直進走行輪を有するので、この直進
走行輪にてロータリー及び畦塗り体が進行方向に対して
左右方向に横逃げすることを防止してロータリー及び畦
塗り体を旧畦に沿って進行方向に直進させることができ
る。
体と反対側の他側部に位置してこの機枠を進行方向に直
進させる回転自在の直進走行輪を有するので、この直進
走行輪にてロータリー及び畦塗り体が進行方向に対して
左右方向に横逃げすることを防止してロータリー及び畦
塗り体を旧畦に沿って進行方向に直進させることができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態を示す畦塗り機の平面図
である。
である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上背面図である。
1 機枠 34 畦塗り体 49 ロータリー 52 切削爪 61 直進走行輪 68 回動中心軸 69 回動アーム 75,82 固定手段 76 重錘体
Claims (4)
- 【請求項1】 機枠と、この機枠の一側部に回転自在に
設けられ畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切
削爪を有するロータリーと、このロータリーの後方に位
置して前記機枠の一側部に回転自在に設けられ前記ロー
タリーの各切削爪にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り
付けて旧畦を修復する畦塗り体とを具備し、 前記機枠に畦塗り作業時には前記畦塗り体側に配置可能
で非作業時には前記畦塗り体と反対側の他側部に配置可
能な重錘体を設けたことを特徴とする畦塗り機。 - 【請求項2】 重錘体は、機枠に上下方向の回動中心軸
を中心として畦塗り体側及びこの畦塗り体と反対側の他
側部に向かって回動自在に設けられた回動アームに取着
したことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。 - 【請求項3】 回動アームは、この回動アームを回動し
て重錘体を畦塗り体側に配置した際及び畦塗り体と反対
側の他側部に配置した際にこの回動アームを固定する固
定手段を有することを特徴とする請求項2記載の畦塗り
機。 - 【請求項4】 機枠は、畦塗り体と反対側の他側部に位
置してこの機枠を進行方向に直進させる回転自在の直進
走行輪を有することを特徴とする請求項1または2記載
の畦塗り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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