JP2972550B2 - 畦塗り機 - Google Patents

畦塗り機

Info

Publication number
JP2972550B2
JP2972550B2 JP7125411A JP12541195A JP2972550B2 JP 2972550 B2 JP2972550 B2 JP 2972550B2 JP 7125411 A JP7125411 A JP 7125411A JP 12541195 A JP12541195 A JP 12541195A JP 2972550 B2 JP2972550 B2 JP 2972550B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
coating
old
rotary
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7125411A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08317708A (ja
Inventor
行雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd filed Critical Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7125411A priority Critical patent/JP2972550B2/ja
Publication of JPH08317708A publication Critical patent/JPH08317708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2972550B2 publication Critical patent/JP2972550B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は畦塗り機に係り、主とし
て水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防ぐも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の畦塗り機としては、たと
えば、特開平6−22604号公報に記載されているよ
うに、機枠に畦形成部(旧畦)に対して土盛りする耕耘
爪を有するロータリーを回転自在に設け、このロータリ
ーの後方部に位置して前記機枠に畦形成部の盛り土を締
め固めて畦を形成する回転具を回転自在に設け、この回
転具は、畦上面を形成する円筒状の回転体の両端部に畦
の内外側面を形成する外方に向かって大径となる円錐形
状の内側回転板及び外側回転板をそれぞれ固着し、ま
た、前記円筒状の回転体の一端部に外方に向かって大径
となる円錐形状の回転板を固着し、前記各回転具をダウ
ンカット方向に回転駆動する構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、回転具の円錐形状の内側回転板及び外側回転板は
ダウンカット方向に回転駆動されるとともに、この円錐
形状の内側回転板及び外側回転板は、その大径部と小径
部とでは周速差が大きく、すなわち、畦の裾側に位置す
る大径部の周速は畦の裾より上部に位置する小径部の周
速より早いため、その円錐形状の内側回転板及び外側回
転板にて旧畦の内外側面部を畦塗り修復する際には泥土
が旧畦の側部の上部から下方の裾部分に向かって崩れ落
としながら塗り付けられる傾向が強い。
【0004】このため、旧畦の裾部分は比較的土量が多
い状態で内側回転板及び外側回転板の周速が早い大径部
にて泥土が締め固められるが、旧畦の上部は土量が不足
ぎみか少ない状態で泥土が締め固められることになる。
したがって、旧畦の裾部分は固く締め固められた状態で
修復されるが、旧畦の上部は十分に固く締め固められる
ことができず比較的軟らかく締め固められた状態で修復
され、旧畦は上部から崩れ易く、全体として畦を強固に
修復することができないことがある、という問題があ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、泥土が崩れ落ちて比較的土量が多い状態になり
易い旧畦の裾部分は側部塗付体の円錐形状の側部塗付面
の周速が遅い小径部で泥土を塗り付けながら締め固める
とともに、土量が少ない状態になり易い旧畦の側部の上
部は側部塗付体の円錐形状の側部塗付面の周速が早い大
径部で泥土を塗り付けながら締め固めることができ、し
たがって、旧畦の側面部の裾部分及び旧畦の側面部の上
部は十分に固く締め固められた状態で修復でき、この修
復された畦は崩れ難く、全体として強固に修復できると
ともに、仕上がり状態が良好で耐久性を向上できる畦塗
り機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦塗り機
は、機枠と、この機枠に回転自在に設けられ畦塗り用の
泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有するロータ
リーと、このロータリーの後方に位置して前記機枠に回
転自在に設けられ前記ロータリーにて跳ね上げられた泥
土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り体と、前記
ロータリー及び前記畦塗り体を回転駆動する駆動手段と
を具備し、前記畦塗り体は、旧畦の上部を修復する円筒
状の上部塗付体と、前記旧畦の側部を修復する側部塗付
体とを有し、前記側部塗付体は、前記駆動手段からの出
力によって回転駆動される上下方向の回転軸に固着さ
れ、この側部塗付体は外周部に前記旧畦の側部を下方に
向かって拡開したテーパー状の側面部に修復する下方に
向かって縮径した円錐形状の側部塗付面を有するもので
ある。
【0007】請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載
の畦塗り機において、畦塗り体の側部塗付体は、回転軸
にこの回転軸の軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して
固着するものである。
【0008】請求項3記載の畦塗り機は、機枠と、この
機枠に回転自在に設けられ畦塗り用の泥土を切削して跳
ね上げる多数の切削爪を有するロータリーと、このロー
タリーの後方に位置して前記機枠に回転自在に設けられ
前記ロータリーにて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付
けて旧畦を修復する畦塗り体と、前記ロータリー及び前
記畦塗り体を回転駆動する駆動手段とを具備し、前記畦
塗り体は、旧畦の上部を修復する上部塗付体と、前記旧
畦の側部を修復する側部塗付体とを有し、前記側部塗付
は、前記駆動手段からの出力によって回転駆動される
上下方向の回転軸に固着され、この側部塗付体は外周部
前記旧畦の側部を下方に向かって拡開したテーパー状
の側面部に修復する下方に向かって縮径し、かつ、多角
形状に形成した側部塗付面を有するものである。
【0009】請求項4記載の畦塗り機は、請求項1乃至
3のいずれかに記載の畦塗り機において、畦塗り体の側
部塗付体は、この側部塗付体の下端部にこの側部塗付面
に連続して下方に向かって縮径した円錐形状の延長側部
塗付面を有する延長塗付体を着脱可能に設けたものであ
る。
【0010】請求項5記載の畦塗り機は、請求項1記
の畦塗り機において、畦塗り体の上部塗付体は、駆動手
段からの出力によって回転駆動される左右方向の回転軸
にこの回転軸の軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して
固着するものである。請求項6記載の畦塗り機は、請求
項3記載の畦塗り機において、畦塗り体の上部塗付体
は、駆動手段からの出力によって回転駆動される左右方
向の回転軸に固着され、この上部塗付体は外周部に多角
形状に形成した上部塗付面を有するものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の畦塗り機では、機枠が旧畦際に
沿って進行されるとともに、駆動手段にてロータリー及
び畦塗り体が回転駆動される。そして、ロータリーの各
切削爪にて畦塗り用の泥土として順次切削された泥土は
畦塗り体の上部塗付体及び側部塗付体に向かって供給さ
れる。また、畦塗り体の上部塗付体及び側部塗付体にて
泥土が旧畦の上部及び旧畦の側部に沿って順次塗り付け
られながら締め固められる。
【0012】そして、上部塗付体にて旧畦の上部が所定
の厚さで水平状の上面部に順次修復されると同時に、側
部塗付体にて旧畦の側部が所定の厚さで下方に向かって
拡開したテーパー状の側面部に順次修復されて整畦され
る。
【0013】この場合、畦塗り体の側部塗付体は駆動手
段からの出力によって回転駆動される上下方向の回転軸
に固着され、その外周部に下方に向かって縮径した円錐
形状の側部塗付面を有することにより、泥土が崩れ落ち
て比較的土量が多い状態になり易い旧畦の裾部分は側部
塗付体の円錐形状の側部塗付面の周速が遅い小径部にて
泥土が塗り付けられながら締め固められるとともに、裾
部分に比べて土量が不足ぎみか少ない状態になり易い旧
畦の側部の上部は側部塗付体の円錐形状の側部塗付面の
周速が早い大径部にて泥土が塗り付けられながら締め固
められる。
【0014】したがって、旧畦の上面部はもとよりこの
上面部に続いて旧畦の側面部の上部及び旧畦の側面部の
裾部分は十分に固く締め固められ、全体として崩れ難い
状態の畦として修復される。
【0015】請求項2記載の畦塗り機では、側部塗付体
は上下方向の回転軸にこの回転軸の軸心に対して所定の
傾斜角度で傾斜して固着することにより、この側部塗付
体は回転軸を中心として偏心回転されるとともに、その
円錐形状の傾斜した側部塗付面にて泥土が強く押し付け
られながら塗り付けられて十分に締め固められる。
【0016】請求項3記載の畦塗り機では、側部塗付体
の側部塗付面は下方に向かって縮径した多角形状に形成
したことにより、この側部塗付面の各角部にて泥土が強
く押し付けられながら塗り付けられて十分に締め固めら
れる。
【0017】請求項4記載の畦塗り機では、側部塗付体
の下端部に延長塗付体を着脱することにより、旧畦の側
部を修復する高さに対応した側部塗付面が得られ、この
側部塗付面にて旧畦の側部が下方に向かって拡開したテ
ーパー状の所定の高さの側面部に修復される。
【0018】請求項5記載の畦塗り機では、上部塗付体
は左右方向の回転軸にこの回転軸の軸心に対して所定の
傾斜角度で傾斜して固着することにより、この上部塗付
体は回転軸を中心として偏心回転され、その上部塗付体
の傾斜した外周部にて泥土が旧畦の側部に強く押し付け
られながら塗り付けられて十分に締め固められる。請求
項6記載の畦塗り機では、上部塗付体は左右方向の回転
軸に固着することにより、この上部塗付体の上部塗付面
の各角部にて泥土が旧畦の上部に強く押し付けられなが
ら塗り付けられて十分に締め固められる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例の構成を図面を参照し
て説明する。
【0020】1は機枠で、この機枠1は主枠兼用のミッ
ションケース2を有し、このミッションケース2の前端
部には前後方向の入力軸3が前方に向かって回転自在に
突出され、この入力軸3は前記ミッションケース2内に
設けた前後端部の軸受体4にて回転自在に軸支されてい
る。また、前記ミッションケース2の前端部には平面視
略コ字形状の連結フレーム5が一体に固着され、この連
結フレーム5の前下方に向かって突出された左右のアー
ム部6の先端部にはロワピン7がそれぞれ相対して固着
されている。
【0021】また、前記ミッションケース2の前側部の
右側には軸受体8を有する中空円筒状の連結体9が固着
されて右側に向かって一体に突設されているとともに、
前記ミッションケース2の前側部の左側には前記連結体
9と同一軸線上に位置して左右方向の連結パイプ10が左
側に向かって一体に突設されている。また、前記連結パ
イプ10内には前記ミッションケース2内のミッション11
の第1の出力軸12が軸受体13にて回転自在に挿通して支
持されている。
【0022】また、前記連結パイプ10の外端部には軸受
体14及びスリーブを介して前後方向の伝動ケース15の前
端部が上下方向に回動自在に取着され、この伝動ケース
15の後端部には中空パイプ状の左右方向の連結体16が固
着され、この連結体16の右側部には水平状に配設された
左右方向の中空円筒状の第1の伝動パイプ17の内端部が
回動可能に連結され、この第1の伝動パイプ17の外端部
には畦塗り機構18が設けられている。
【0023】また、前記第1の伝動パイプ17内にはこの
第1の伝動パイプ17の両端部に設けた軸受体19にて駆動
軸20が回転自在に挿通支持され、この駆動軸20の内端部
には前記伝動ケース15の後端部内に位置してスプロケッ
ト21が固着され、このスプロケット21と前記伝動ケース
15の前端部内に位置して前記第1の出力軸12に固着され
たスプロケット22との間には前記伝動ケース15内に位置
して無端チェーン23が回行自在に懸架されている。
【0024】さらに、前記ミッションケース2の上端部
にはマスト24が前上方に向かって一体に突設され、この
マスト24の先端部には左右方向の連結ピン25が着脱自在
に取着されている。そして、前記連結ピン25と前記左右
のロワピン7にはトラクタの昇降自在の懸架機構に支持
されたクイックカプラ26の上部連結部27及び左右の下部
連結部28にそれぞれ着脱自在に連結されるようになって
いる。
【0025】また、前記マスト24の一側部には連結板29
が上方に向かって一体に突設され、この連結板29の上端
部には略U字形状の取付金具30が固着されている。ま
た、前記連結板29の上端部の右側には角パイプからなる
支持フレーム31の水平状部32の内端部が一体に固着さ
れ、この支持フレーム31の垂直状部33の下端部には右下
方に向かって傾斜して配設された中空円筒状の第2の伝
動パイプ34が一体に固着支持され、この第2の伝動パイ
プ34の左上方に向かって突出した内端部が前記連結体9
に連結されている。
【0026】また、前記支持フレーム31の垂直状部33の
下端近傍部には左右方向の取付軸35が一体に突設され、
この取付軸35には前後方向の連結片36が上下方向に回動
自在に取り付けられ、この連結片36の後端部には前記第
1の伝動パイプ17が一体に固着されている。また、前記
支持フレーム31の水平状部32の右側には上下方向の取付
軸37が連結され、この取付軸37の上端部にはこの取付軸
37を中心として略U字形状の取付金具38が水平方向に回
動自在に支持されている。
【0027】さらに、前記第2の伝動パイプ34内にはこ
の第2の伝動パイプ34の外端部に設けた軸受体39及び前
記連結体9の軸受体8にて前記ミッション11の第2の出
力軸40が回転自在に挿通支持され、この第2の出力軸40
の連結軸部41が前記第2の伝動パイプ34の外端部から外
方に向かって突出されている。そして、前記ミッション
11の第1の出力軸12、伝動ケース15内の無端チェーン2
3、駆動軸20及び前記ミッション11の第2の出力軸40に
て後述する畦塗り体及び泥土供給用のロータリーをそれ
ぞれ回転駆動させる駆動手段Aが構成されている。
【0028】つぎに、前記畦塗り機構18は、前記第1の
伝動パイプ17の外端部に連結されたギヤボックス42を有
し、このギヤボックス42内の略中間部には上下の軸受体
43にて上下方向の回転軸44が垂直状に配設支持されて回
転自在に軸架され、この回転軸44には前記ギヤボックス
42内に位置して傘歯車45が固着され、この傘歯車45の一
側部には前記駆動軸20の外端部に固着された傘歯車46が
ギヤボックス42内の一側部に位置して噛合されている。
【0029】また、前記駆動軸20の軸心上に位置して前
記ギヤボックス42の他側部には回転軸としての連動軸47
が軸受体48にて水平状に配設されて回転自在に軸架さ
れ、この連動軸47の内端部にはギヤボックス42の他側部
内に位置して前記回転軸44の傘歯車45の他側部に噛合し
た傘歯車49が固着されている。
【0030】さらに、前記ギヤボックス42の上端部には
一対の取付片50が離間して上方に向かって一体に突設さ
れ、この一対の取付片50の上端部間には棒状の伸縮自在
の調節体51の後端部が左右方向の支軸52にて上下方向に
回動自在に軸着され、この調節体51の前端部に設けたタ
ンブラ53の左右部が前記取付金具38間に左右方向の支軸
54にて上下方向に回動自在に軸着されている。
【0031】前記調節体51は前記支軸52にて後端部が軸
着された前後方向のねじ筒55と、このねじ筒55内に回動
により伸縮自在に螺合されたねじ杆56と、このねじ杆56
の前端部を回動自在に挿通支持した前記タンブラ53及び
前記ねじ杆56を回動操作するハンドル57にて構成されて
いる。そして、前記調節体51を伸縮調節することによ
り、前記伝動ケース15及び前記第1の伝動パイプ17を介
して前記畦塗り機構18が所定の作業位置に調節設定され
るようになっている。
【0032】つぎに、前記畦塗り機構18の回転軸44には
泥土を旧畦Bの側部に塗り付けて旧畦Bの側部を修復す
る側部塗付体58が着脱可能に固着されているとともに、
前記畦塗り機構18の連動軸47には泥土を旧畦Bの上部に
塗り付けて旧畦Bの上部を修復する上部塗付体59が着脱
可能に固着され、この上部塗付体59及び前記側部塗付体
58にて旧畦Bを修復する畦塗り体60が構成されている。
【0033】前記側部塗付体58は、前記回転軸44に取り
付ける取付円盤61を有し、この取付円盤61の周縁部には
下方に向かって順次縮径して形成した円錐体62が一体に
固着され、この円錐体62の下端部にはねじ孔63a を有す
る取付板63が一体に固着され、この取付板63には前記円
錐体62の下端開口部を閉塞する円形底板64がこの円形底
板64上に突設したねじ65を前記ねじ孔63a に螺着して着
脱可能に取着されている。そして、前記円錐体62は外周
部に前記旧畦Bの側部を下方に向かって拡開したテーパ
ー状の側面部Cに修復する下方に向かって縮径した円錐
形状の側部塗付面66を有している。
【0034】また、前記取付円盤61の中心部には前記回
転軸44を嵌合する上下方向の軸受筒体67が嵌合されてい
るとともに、この軸受筒体67は前記取付円盤61に対して
直交する角度から僅かな傾斜角度αに傾斜して前記円錐
体62内に下方に向かって突出され、この軸受筒体67と前
記円錐体62の内側部との間には軸受筒体67を支持しかつ
円錐体62を補強する複数の支持片68がそれぞれ放射状に
固着されている。
【0035】そして、前記側部塗付体58の前記軸受筒体
67内に前記回転軸44が挿脱自在に嵌合され、この軸受筒
体67と回転軸44とは所定の位置においてボルト・ナット
69にて着脱自在に連結されている。そうして、前記回転
軸44に前記軸受筒体67を介して前記側部塗付体58を固着
して軸架した状態では、この回転軸44の上下方向の軸心
に対して側部塗付体58が偏心回転されるようになってい
る。
【0036】前記上部塗付体59は、外周部に前記旧畦B
の上部を修復する左右方向の円筒状の上部塗付面70を有
する円筒体71と、この円筒体71を前記連動軸47に嵌合す
る左右方向の軸受筒体72とを有している。また、前記円
筒体71は一端部に前記軸受筒体72を嵌合する取付円盤73
を有するとともに、その他端部に着脱可能に取着された
閉塞円盤74を有している。
【0037】また、前記軸受筒体72は前記取付円盤73に
対して直交する角度から僅かな傾斜角度βに傾斜して前
記円筒体71内に突出され、この軸受筒体72と円筒体71の
内側部との間には軸受筒体72を支持しかつ円筒体71を補
強する複数の支持片75がそれぞれ放射状に固着されてい
る。
【0038】そして、前記上部塗付体59の前記軸受筒体
72内に前記連動軸47が挿脱自在に嵌合され、この軸受筒
体72と連動軸47とは所定の位置においてボルト・ナット
76にて着脱自在に連結されている。そうして、前記連動
軸47に前記軸受筒体72を介して前記上部塗付体59を固着
して軸架した状態では、この連動軸47の左右方向の軸心
に対して前記上部塗付体59が偏心回転されるようになっ
ている。
【0039】さらに、前記側部塗付体58は前記回転軸44
に、前記上部塗付体59は連動軸47に対してそれぞれ偏心
回転されるように軸着されているが、この側部塗付体58
及び前記上部塗付体59をそれぞれの回転軸44及び連動軸
47に軸着する際には、前記側部塗付体58の旧畦B側に位
置する上端部と、前記上部塗付体59の旧畦Bの肩部側に
位置する内端部とは、常に互いに近接しながらそれぞれ
偏心回転されるように側部塗付体58及び上部塗付体59が
それぞれの回転軸44及び連動軸47に軸着されている。
【0040】また、前記側部塗付体58の側部塗付面66及
び上部塗付体59の上部塗付面70には、土が附着し難い合
成樹脂等の材料が一体に表面処理されている。
【0041】つぎに、前記第2の出力軸40の断面略矩形
状の連結軸部41にはロータリー77が軸方向に位置調節自
在に連結されている。そして、前記ロータリー77の後方
に位置して前記畦塗り体60の側部塗付体58及び上部塗付
体59がそれぞれ回転自在に配設されている。
【0042】前記ロータリー77は、前記連結軸部41に軸
方向に位置調節自在に嵌合した中空のロータリー軸78を
有し、このロータリー軸78の軸方向には所定の間隔をお
いて多数の爪ホルダー79がそれぞれ放射状に一体に突設
され、この各爪ホルダー79には旧畦Bの側部及び旧畦B
の畦際を切削して跳ね上げ、かつ、この切削土を畦塗り
用の泥土として前記畦塗り体60に向かって供給する多数
の切削爪80がそれぞれ放射状に突設されている。そし
て、前記ロータリー77は前記第2の出力軸40の連結軸部
41に連結することにより第2の出力軸40と同様に右下が
りに傾斜して配設支持されている。
【0043】つぎに、前記ミッションケース2の後端部
には支軸81にて前後方向の支持アーム82が上下方向に回
動自在に軸支され、この支持アーム82の後端部のホルダ
ー83には吊持杆84が上下方向に位置調節自在に取着さ
れ、この吊持杆84の下端部にはゲージ輪85が回転自在に
軸架されている。
【0044】また、前記支持アーム82の後側部に左右方
向の支軸86にて伸縮自在の棒状の調節体87の後端部が上
下方向に回動自在に軸着され、この調節体87の前端部を
回動自在に挿通支持したタンブラ88が前記取付金具30に
支軸89にて上下方向に回転自在に軸支され、この調節体
87は前端部にハンドル90を有している。この調節体87は
前記調節体51と同様にねじ筒91及びこのねじ筒91に回動
により伸縮自在に螺合したねじ杆92にて構成されてい
る。
【0045】なお、図中Eは前記ロータリー77の上方部
及び側部を被覆するとともに、前記畦塗り体60の上方部
を被覆したカバー体である。
【0046】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0047】トラクタの三点懸架機構に支持されたクイ
ックカプラ26の上部連結部26にマスト24の連結ピン25を
連結するとともに、クイックカプラ26の左右の下部連結
部28に連結フレーム5の左右のロワピン7をそれぞれ連
結する。また、トラクタのPTO軸に動力伝達軸を介し
てミッション11の入力軸3を連結する。
【0048】また、圃場の状況に応じて、調節体51を調
節操作することにより、この調節体51にて第1の伝動パ
イプ17及び連結片36を介して畦塗り機構18の畦塗り体60
が旧畦Bの状況に応じて所定の作業高さ位置に調節設定
される。また、調節体87を調節操作することにより、支
軸81を中心として上下方向に回動される支持アーム82の
後端部のゲージ輪85が上下動されて所定の位置に調節さ
れ、このゲージ輪85にて圃場の状況に対応してロータリ
ー77の高さが調節設定される。そして、畦塗り体60はロ
ータリー77の設定位置に対応して旧畦Bを修復しかつ旧
畦Bを締め固める位置に調節設定される。
【0049】つぎに、トラクタにて畦塗り機を旧畦B際
に沿って配設し、このトラクタにて畦塗り機が旧畦B際
に沿って牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸
からの出力によって動力伝達軸を介してミッション11の
入力軸3が回転されると、このミッション11の第1の出
力軸12が回転駆動されるとともに、この第1の出力軸12
にて伝動ケース15内の無端チェーン23を介して第1の伝
動パイプ17内の駆動軸20が回転駆動される。
【0050】また、前記駆動軸20が回転されることによ
り、この駆動軸20にて傘歯車45,46を介して畦塗り機構
18の回転軸44が回転されるとともに、畦塗り体60の側部
塗付体58が平面視時計方向に向かって回転駆動される。
また、前記回転軸44が回転されることにより、この回転
軸44にて傘歯車45,49を介して連動軸47が連動回転さ
れ、この連動軸47に軸受筒体72を嵌合固定した畦塗り体
60の上部塗付体59が進行方向に向かって回転駆動され
る。
【0051】また、ミッション11にて第1の出力軸12が
回転駆動されるとともに、第2の出力軸40が回転駆動さ
れ、この第2の出力軸40の連結軸部41にてロータリー77
が回転され、このロータリー77のロータリー軸78に放射
状に突出した各切削爪80が進行方向に向かって回転駆動
される。
【0052】そして、ロータリー77の各切削爪80にて旧
畦Bの側部及び旧畦B際が所定の厚さ(深さ)に亘って
順次切削されるとともに、この各切削爪80にて跳ね上げ
られる切削土が畦塗り用の泥土として畦塗り体60に向か
って順次供給される。
【0053】また、畦塗り体60に供給された泥土は畦塗
り体60の上部塗付体59の外周部の上部塗付面70にて旧畦
Bの上部に順次塗り付けられながら締め固められ、旧畦
Bの上部が水平状の上面部Dに修復される。また、旧畦
Bの上部の修復と同時に、その泥土は畦塗り体60の側部
塗付体58の外周部の円錐形状の側部塗付面66にて旧畦B
の側部に順次塗り付けられながら締め固められ、旧畦B
の側部が下方に向かって拡開したテーパー状の側面部C
に修復される。
【0054】この際、畦塗り体60の側部塗付体58は駆動
手段Aからの出力によって回転駆動される上下方向の回
転軸44に固着され、その外周部に下方に向かって縮径し
た円錐形状の側部塗付面66を有することにより、泥土が
崩れ落ちて比較的土量が多い状態になり易い旧畦Bの裾
部分は側部塗付体58の円錐形状の側部塗付面66の周速が
遅い小径部にて泥土が塗り付けられながら締め固められ
るとともに、裾部分に比べて土量が不足ぎみか少ない状
態になり易い旧畦Bの側部の上部は側部塗付体58の円錐
形状の側部塗付面66の周速が早い大径部にて泥土が塗り
付けられながら締め固められる。
【0055】しかも、側部塗付体58は上下方向の回転軸
44に固着され、かつ、その外周部の円錐形状の側部塗付
面66は回転軸44の軸心に対して所定の傾斜角度αで傾斜
して固着されていることにより、この側部塗付体58は回
転軸44を中心として偏心回転されるとともに、その外周
部の円錐形状の側部塗付面66にて旧畦Bの側部に泥土が
叩かれながら塗り付けられて十分に締め固められる。
【0056】また、上部塗付体59は左右方向の連動軸47
に固着され、かつ、その外周部の上部塗付面70は連動軸
47の軸心に対して所定の傾斜角度βで傾斜して固着され
ていることにより、この上部塗付体59は連動軸47を中心
として偏心回転されるとともに、その外周部の上部塗付
面70にて旧畦Bの上部に泥土が叩かれながら塗り付けら
れて十分に締め固められる。
【0057】したがって、旧畦Bの上面部Dはもとより
この上面部Dに続いて旧畦Bの側面部Cの上部及び旧畦
Bの側面部Cの裾部分は十分に固く締め固められ、旧畦
Bの側面部Cの上下がむらなく均一的に固く締め固めら
れ、全体として崩れ難い状態の畦として修復される。
【0058】また、畦塗り体60の側部塗付体58及び上部
塗付体59は駆動手段Aにて回転駆動されることにより、
この畦塗り体60の側部塗付体58及び上部塗付体59が泥土
に対してスリップ回転しつつ進行されるので、この畦塗
り体36の側部塗付体58及び上部塗付体59にて旧畦Bの上
部及び旧畦Bの側部に泥土が練り合わせるように塗り付
けられながら締め固められる。したがって、畦塗り後の
畦は簡単に崩れたり、水漏れすることがない状態に整畦
される。
【0059】また、カバー体Eにて各切削爪80により畦
塗り体60に向かって跳ね飛ばされる切削土が捕捉され、
畦塗り体60の外方に向かって飛散されることが防止され
るとともに、畦塗り体60の側部塗付体58及び上部塗付体
59に畦塗り用の泥土として案内される。
【0060】したがって、ロータリー77にて畦塗り体60
の側部塗付体58及び上部塗付体59に対して畦塗り用の泥
土が十分に供給されるとともに、この畦塗り体60の側部
塗付体58及び上部塗付体59にて泥土が旧畦Bの上部及び
旧畦Bの側部に対して十分に塗り付けられながら締め固
められ、この旧畦Bが所定の形態に順次整畦されるとと
もに、その表面が平滑状態に仕上げられる。
【0061】つぎに、前記実施例では、畦塗り体60の円
錐形状の側部塗付体58は駆動手段Aからの出力によって
回転駆動される回転軸44に所定の傾斜角度αで傾斜して
固着し、畦塗り体60の円筒状の上部塗付体59は駆動手段
からの出力によって回転駆動される連動軸47に所定の傾
斜角度βで傾斜して固着する場合について説明したが、
畦塗り体60の側部塗付体58及び上部塗付体59は図7乃至
図9に示すように多角形状に形成するようにしてもよ
い。
【0062】すなわち、畦塗り体60の側部塗付体58は、
取付円盤61の周縁部に角錐体93が固着され、この角錐体
93はその外周部に下方に向かって縮径し、かつ、多角形
状に形成した側部塗付面94を有する。また、前記角錐体
93の上端部に取付円盤95が水平状に固着され、この取付
円盤95の中心部に前記回転軸44を嵌合する上下方向の軸
受筒体67を垂直状に配設して前記角錐体93内に突出す
る。
【0063】そして、側部塗付体58の軸受筒体67内に回
転軸44を嵌合し、この回転軸44に軸受筒体67を固着する
ことにより、この回転軸44には側部塗付体58が回転軸44
を中心として水平方向に回転自在に連結され、その多角
形状の側部塗付面94が偏心回転されることなく回転され
る。その他の構成については前記実施例の場合と同様で
あるから前記実施例の符号を記入して説明を省略する。
【0064】また、畦塗り体60の上部塗付体59は、外周
部に多角形状に形成した上部塗付面96を有する左右方向
の角筒体97及び角筒体97の中心部に連動軸47を嵌合する
軸受筒体72を水平状に固着する。そして、角筒体97の中
心部の軸受筒体72内に連動軸47を嵌合し、この連動軸47
に軸受筒体72を固着することにより、この連動軸47には
上部塗付体59が連動軸47を中心として回転自在に連結さ
れ、その多角形状の上部塗付面96が偏心回転されること
なく回転される。その他の構成については前記実施例の
場合と同様であるから前記実施例の符号を記入して説明
を省略する。
【0065】このように構成することにより、側部塗付
体58の側部塗付面94の各角部にて泥土が旧畦Bの側部に
強く押し付けられながら塗り付けられて十分に締め固め
られる。また、上部塗付体59の上部塗付面96の各角部に
て泥土が旧畦Bの上部に強く押し付けられながら塗り付
けられて十分に締め固められる。したがって、側部塗付
体58の側部塗付面94及び上部塗付体59の上部塗付面96に
て旧畦Bが簡単に崩れることなく全体として強固な畦に
修復される。
【0066】つぎに、前記各実施例では、畦塗り体60の
側部塗付体58は一定の高さに形成し、その側部塗付面6
6,94にて旧畦Bの側部を一定の高さの側面部Cに修復
する場合について説明したが、この側部塗付体58の側部
塗付面66,94は旧畦Bの側部の高さに応じて延長可能に
構成するとよい。
【0067】この場合には、たとえば、図10に示すよ
うに、側部塗付体58の取付板63から円形底板64を取り外
し、この円形底板64に代えて取付板63には延長塗付体98
を着脱可能に取り付ける。この延長塗付体98は前記側部
塗付体58の側部塗付面66,94に連続して下方に向かって
縮径した円錐形状の延長側部塗付面99を有し、この延長
側部塗付面99の下端部の円形底板100 の中心部に前記取
付板63のねじ孔63a に螺着するねじ101 を上方に向かっ
て一体に突設し、このねじ101 を前記延長側部塗付面99
に固着した複数の支持片102 にて支持する。
【0068】また、前記延長側部塗付面99を有する延長
塗付体98は、その延長側部塗付面99の高さの異なる複数
の種類を用意しておく。その他の構成については前記各
実施例の場合と同様であるから前記各実施例の符号を記
入して説明を省略する。
【0069】そして、側部塗付体58の取付板63のねじ孔
63a には旧畦Bの側部の高さに応じて選択した延長塗付
体98のねじ101 を螺着して取付板63に円形底板100 を接
合することにより、側部塗付体58の下端部に延長塗付体
98が取着されるとともに、側部塗付体58の側部塗付面6
6,94に延長塗付体98の延長側部塗付面99が連設され、
かつ、この側部塗付面66,94及び延長側部塗付面99にて
下方に向かって縮径した円錐形状の一連の塗付面が構成
される。
【0070】そうして、側部塗付面66,94及び延長側部
塗付面99からなる円錐形状の一連の塗付面にて旧畦Bの
側部を所定の高さで下方に向かって拡開したテーパー状
の側面部Cに修復することができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、畦塗り体は旧
畦の上部を修復する円筒状の上部塗付体と前記旧畦の側
部を修復する側部塗付体とを有し、前記側部塗付体は、
駆動手段からの出力によって回転駆動される上下方向の
回転軸に固着され、その外周部に前記旧畦の側部を下方
に向かって拡開したテーパー状の側面部に修復する下方
に向かって縮径した円錐形状の側部塗付面を有するの
で、泥土が崩れ落ちて比較的土量が多い状態になり易い
旧畦の裾部分は側部塗付体の円錐形状の側部塗付面の周
速が遅い小径部で泥土を塗り付けながら締め固めるとと
もに、土量が少ない状態になり易い旧畦の側部の上部は
側部塗付体の円錐形状の側部塗付面の周速が早い大径部
で泥土を塗り付けながら締め固めることができ、したが
って、旧畦の側面部の裾部分及び旧畦の側面部の上部は
十分に固く締め固めて修復することができ、この修復さ
れた畦は崩れ難く、全体として強固に修復できるととも
に、仕上がり状態が良好で耐久性を向上できる。
【0072】請求項2の発明によれば、畦塗り体の側部
塗付体は駆動手段からの出力によって回転駆動される上
下方向の回転軸にこの回転軸の軸心に対して所定の傾斜
角度で傾斜して固着したので、回転軸を中心として偏心
回転される側部塗付体の円錐形状の傾斜した側部塗付面
にて泥土が強く押し付けられながら塗り付けられて十分
に締め固めることができる。
【0073】請求項3記載の畦塗り機では、畦塗り体の
側部塗付体は、その外周部に下方に向かって縮径し、か
つ、多角形状に形成した側部塗付面を有するので、この
側部塗付面の各角部にて泥土が強く押し付けながら塗り
付けられて十分に締め固めることができる。
【0074】請求項4記載の畦塗り機では、畦塗り体の
側部塗付体は、その下端部にこの側部塗付面に連続して
下方に向かって縮径した円錐形状の延長側部塗付面を有
する延長塗付体を着脱可能に設けたので、この延長塗付
体にて旧畦の側部を修復する高さに対応した側部塗付面
を簡単に得ることができ、この側部塗付面にて旧畦の側
部を下方に向かって拡開したテーパー状の所定の高さの
側面部に修復することができる。
【0075】請求項5記載の畦塗り機では、畦塗り体の
上部塗付体は、駆動手段からの出力によって回転駆動さ
れる左右方向の回転軸にこの回転軸の軸心に対して所定
の傾斜角度で傾斜して固着するので、回転軸を中心とし
て偏心回転される上部塗付体の傾斜した外周部にて泥土
旧畦の側部に強く押し付けられながら塗り付けられて
十分に締め固めることができる。請求項6記載の畦塗り
機では、畦塗り体の上部塗付体は、駆動手段からの出力
によって回転駆動される左右方向の回転軸に固着され、
この上部塗付体は外周部に多角形状に形成した上部塗付
面を有するので、この上部塗付体の上部塗付面の各角部
にて泥土が旧畦の上部に強く押し付けられながら塗り付
けられて十分に締め固めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す畦塗り機の一部を省略
した平面図である。
【図2】同上畦塗り機の側面図である。
【図3】同上畦塗り機の背面図である。
【図4】同上畦塗り体の拡大側面図である。
【図5】同上畦塗り体の側部塗付体の平面図である。
【図6】同上畦塗り体の上部塗付体の断面図である。
【図7】他の実施例を示す畦塗り体の側面図である。
【図8】同上畦塗り体の側部塗付体の平面図である。
【図9】同上畦塗り体の上部塗付体の断面図である。
【図10】更に他の実施例を示す畦塗り体の側部塗付体
の一部を切欠した分解側面図である。
【符号の説明】
1 機枠 44 回転軸 47 回転軸 58 側部塗付体 59 上部塗付体 60 畦塗り体 66 側部塗付面 77 ロータリー 80 切削爪 94 側部塗付面96 上部塗付面 98 延長塗付体 99 延長側部塗付面 A 駆動手段 B 旧畦 C 旧畦の側面部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、この機枠に回転自在に設けられ
    畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有
    するロータリーと、このロータリーの後方に位置して前
    記機枠に回転自在に設けられ前記ロータリーにて跳ね上
    げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り
    体と、前記ロータリー及び前記畦塗り体を回転駆動する
    駆動手段とを具備し、 前記畦塗り体は、旧畦の上部を修復する円筒状の上部塗
    付体と、前記旧畦の側部を修復する側部塗付体とを有
    し、 前記側部塗付体は、前記駆動手段からの出力によって回
    転駆動される上下方向の回転軸に固着され、この側部塗
    付体は外周部に前記旧畦の側部を下方に向かって拡開し
    たテーパー状の側面部に修復する下方に向かって縮径し
    た円錐形状の側部塗付面を有することを特徴とする畦塗
    り機。
  2. 【請求項2】 畦塗り体の側部塗付体は、回転軸にこの
    回転軸の軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して固着す
    ることを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。
  3. 【請求項3】 機枠と、この機枠に回転自在に設けられ
    畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有
    するロータリーと、このロータリーの後方に位置して前
    記機枠に回転自在に設けられ前記ロータリーにて跳ね上
    げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗り
    体と、前記ロータリー及び前記畦塗り体を回転駆動する
    駆動手段とを具備し、 前記畦塗り体は、旧畦の上部を修復する上部塗付体と、
    前記旧畦の側部を修復する側部塗付体とを有し、 前記 側部塗付体は、前記駆動手段からの出力によって回
    転駆動される上下方向の回転軸に固着され、この側部塗
    付体は外周部に前記旧畦の側部を下方に向かって拡開し
    たテーパー状の側面部に修復する下方に向かって縮径
    し、かつ、多角形状に形成した側部塗付面を有すること
    を特徴とする畦塗り機。
  4. 【請求項4】 畦塗り体の側部塗付体は、この側部塗付
    の下端部にこの側部塗付面に連続して下方に向かって
    縮径した円錐形状の延長側部塗付面を有する延長塗付体
    を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の畦塗り機。
  5. 【請求項5】 畦塗り体の上部塗付体は、駆動手段から
    の出力によって回転駆動される左右方向の回転軸にこの
    回転軸の軸心に対して所定の傾斜角度で傾斜して固着す
    ることを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。
  6. 【請求項6】 畦塗り体の上部塗付体は、駆動手段から
    の出力によって回転駆動される左右方向の回転軸に固着
    され、この上部塗付体は外周部に多角形状に形成した上
    部塗付面を有する ことを特徴とする請求項3記載の畦塗
    り機。
JP7125411A 1995-05-24 1995-05-24 畦塗り機 Expired - Fee Related JP2972550B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125411A JP2972550B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 畦塗り機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7125411A JP2972550B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 畦塗り機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08317708A JPH08317708A (ja) 1996-12-03
JP2972550B2 true JP2972550B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=14909449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7125411A Expired - Fee Related JP2972550B2 (ja) 1995-05-24 1995-05-24 畦塗り機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2972550B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029240A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Sasaki Corporation 畦成形装置
JP5021431B2 (ja) * 2007-11-27 2012-09-05 松山株式会社 畦塗り機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08317708A (ja) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3165637B2 (ja) 畦塗り機
JP3252138B2 (ja) 畦塗り機
JPH10313603A (ja) 畦塗り機
JP2972550B2 (ja) 畦塗り機
JP2875975B2 (ja) 畦塗り機
JP3889850B2 (ja) 畦塗り機
JP3378510B2 (ja) 畦塗り機
JP2972536B2 (ja) 畦塗り機
JP2972563B2 (ja) 畦塗り機
JP2875966B2 (ja) 畦塗り機
JP2875967B2 (ja) 畦塗り機
JP3096411B2 (ja) 畦塗り機
JP2972541B2 (ja) 畦塗り機
JP2872597B2 (ja) 畦塗り機
JP2972562B2 (ja) 畦塗り機
JPH08317707A (ja) 畦塗り機
JP3091683B2 (ja) 畦塗り機
JP3647973B2 (ja) 畦塗り機
JP2875961B2 (ja) 畦塗り機
JP2875968B2 (ja) 畦塗り機
JP3066316B2 (ja) 畦塗り機
JP2000300004A (ja) 農作業機
JP2875970B2 (ja) 畦塗り機
JPH0928105A (ja) 畦塗り機
JPH09275709A (ja) ロータリ耕耘機の尾輪装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees