JPH0928105A - 畦塗り機 - Google Patents

畦塗り機

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Publication number
JPH0928105A
JPH0928105A JP7188773A JP18877395A JPH0928105A JP H0928105 A JPH0928105 A JP H0928105A JP 7188773 A JP7188773 A JP 7188773A JP 18877395 A JP18877395 A JP 18877395A JP H0928105 A JPH0928105 A JP H0928105A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotary
ridge
levee
shaft
weeds
Prior art date
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Pending
Application number
JP7188773A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Saito
行雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0928105A publication Critical patent/JPH0928105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリー49の進行方向前方に散在する藁屑
や雑草等の雑物を排除し、泥土を十分に締め固めて畦塗
り後の畦を崩れ難く長期に耐える畦に修復整畦でき、見
栄えよく整然と仕上げられ畦塗り機を提供する。 【解決手段】 機枠1に多数の切削爪48を有するロータ
リー49を回転自在に設ける。ロータリー49の進行方向後
方に位置して機枠1に旧畦Bを修復する畦塗り体34を回
転自在に設ける。機枠1にロータリー49の進行方向前方
に位置して藁屑や雑草等の雑物を排除する雑物排除手段
53を設ける。雑物排除手段53は機枠1に回転自在の回転
軸55及び回転軸55に突設され少なくとも畦際の地面に沿
って摺接回転する摺接部65を有する左右方向の複数の弾
性排除体60を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畦塗り機に係り、主
として水田を区画する旧畦を畦塗り修復して水漏れを防
ぐものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の畦塗り機としては、たと
えば、特開平6−22604号公報に記載されているよ
うに、機枠に畦成形部(旧畦)に対して土盛りする耕耘
爪を有するロータリーを回転自在に設け、このロータリ
ーの後方部に位置して前記機枠に畦成形部の盛り土を締
め固めて畦を形成する内側回転板及び外側回転板からな
る回転具を回転自在に設ける構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構成
では、ロータリーの耕耘爪にて畦成形用の泥土を耕耘し
て跳ね上げるとともに、この泥土を回転具にて締め固め
て畦成形するものであるが、このロータリーの耕耘爪に
て泥土を耕耘する際に畦際の地面や畦側部に散在する藁
屑や雑草等の雑物が泥土とともに跳ね上げられるため、
この雑物を含んだ泥土を回転具にて締め固めても、泥土
は十分に締め固めることができず、畦成形後の畦は崩れ
易く、水漏れし易く、畦の表面部に雑物が露出すること
があって見栄えが悪く、雑草を含んだ場合には雑草が生
え易く、また、ロータリーの耕耘爪に藁屑や雑草等の雑
物が絡み付く等の不都合がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、ロータリーの進行方向前方に散在する藁屑や雑
草等の雑物を確実に排除することができ、泥土を十分に
締め固めて畦塗り後の畦は崩れ難く長期に耐える畦に整
畦することができ、水漏れし難く、整然と仕上げられて
見栄えがよく、雑草が生え難く、ロータリーの切削爪に
藁屑や雑草等の雑物が絡み付くことを防止でき、したが
って、全体的に構成が簡単で仕上がりが良好な畦塗り機
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の畦塗り機
は、機枠と、この機枠に回転自在に設けられ畦塗り用の
泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有するロータ
リーと、このロータリーの進行方向後方に位置して前記
機枠に回転自在に設けられ前記ロータリーの各切削爪に
て跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復す
る畦塗り体とを具備し、前記機枠に前記ロータリーの進
行方向前方に位置して藁屑や雑草等の雑物を排除する雑
物排除手段を設け、この雑物排除手段にてロータリーの
進行方向前方に散在する藁屑や雑草等の雑物をロータリ
ーの進行位置から排除するようにしたものである。
【0006】請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載
の畦塗り機において、雑物排除手段は、機枠に回転自在
に設けられた前後方向の回転軸と、ロータリーの進行方
向前方に位置して前記回転軸に突設され少なくとも畦際
の地面に沿って摺接回転する摺接部を有する左右方向の
複数の弾性排除体とを有するもので、この複数の弾性排
除体の回転作用によってロータリーの進行方向前方に散
在する藁屑や雑草等の雑物をロータリーの進行位置から
排除するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を添
付図面を参照して説明する。
【0008】1は機枠で、この機枠1は主枠兼用の前後
方向のミッションケース2を有し、このミッションケー
ス2の前端部には前後方向の入力軸3が前方に向かって
回転自在に突出され、この入力軸3は前記ミッションケ
ース2内に設けた前後の軸受体4にて回転自在に軸支さ
れ、前記入力軸3には傘歯車5がそれぞれ固着されてい
る。
【0009】また、前記ミッションケース2の前側部の
右側には軸受体6を有する中空円筒状の連結体7が固着
されて右側に向かって一体に突設され、前記ミッション
ケース2の前側部の左側には前記連結体7と同一軸線上
に位置して左右方向の連結パイプ8が左側に向かって一
体に突設されている。また、前記連結パイプ8の外端部
には前後方向の連結アーム9が一体に固着され、この左
側の連結アーム9の先端部にはロワピン10が固着されて
いる。
【0010】また、前記ミッションケース2の後側部の
右側には軸受体11を有する中空円筒状の連結体12が固着
されて右側に向かって一体に突設され、この連結体12に
は水平状に配設された左右方向の中空円筒状の第1の伝
動パイプ13の内端部が一体に固着され、この第1の伝動
パイプ13の外端部内には軸受体14がそれぞれ固着されて
いる。
【0011】また、前記第1の伝動パイプ13内には前記
両端部の軸受体11,14にて第1の出力軸15が回転自在に
挿通支持され、この第1の出力軸15の内端部には前記入
力軸3の後端部の傘歯車5に噛合された傘歯車16が固着
されている。
【0012】また、前記第1の伝動パイプ13の外側部に
は前後方向の連結板17が一体に固着され、この連結板17
の前端部には上下方向の支持板18が下方に向かって一体
に突出されている。また、前記支持板18の下端部には右
側下方に向かって所定の傾斜角度で下降傾斜して配設さ
れた左右方向の中空円筒状の第2の伝動パイプ19の外側
部が固着支持され、この第2の伝動パイプ19の左上がり
の内端部には前記ミッションケース2の前側部の右側の
連結体7が固着されている。
【0013】また、前記第2の伝動パイプ19の右下がり
の外端部内にはギヤケース20が固着され、このギヤケー
ス20及び前記第2の伝動パイプ19内に挿通した第2の出
力軸21が図示しない軸受体にて回転自在に軸支され、こ
の第2の出力軸21の内端部には前記入力軸3の前部の傘
歯車5に噛合された傘歯車22が固着されている。
【0014】さらに、前記第2の伝動パイプ19の左右方
向の略中間部には上下方向の取付板23が固着され、この
取付板23の上部には前記左側の連結アーム9と同じ高さ
位置において前後方向の右側の連結アーム24が一体に固
着され、この連結アーム24の先端部にはロワピン25が固
着されている。
【0015】また、前記ミッションケース2の上部には
前記左側の連結アーム9と右側の連結アーム24との中間
上方部に位置してトップマスト26が前上方に向かって一
体に突出され、このトップマスト26の先端部には連結孔
27が穿設されている。そして、前記左右のロワピン10,
25及び前記連結孔27にてトラクタの三点懸架機構に連結
する三点連結部が構成されている。
【0016】また、前記入力軸3の前後の傘歯車5及び
この前後の傘歯車5にそれぞれ噛合した傘歯車16,22に
てミッション28が構成されている。また、前記ミッショ
ン28、前記第1の出力軸15及び第2の出力軸21にて後述
する雑物排除手段、ロータリー及び畦塗り体をそれぞれ
回転駆動させる駆動手段Aが構成されている。
【0017】つぎに、前記機枠1の第1の伝動パイプ13
の外端部には軸受体29及びスリーブ(図示せず)を介し
て前後方向の伝動ケース30が前記第1の出力軸15を中心
として上下方向に回動自在に取着支持され、この伝動ケ
ース30の後端部には左右に軸受31を有する軸受体32が固
着され、この軸受体32の左右の軸受31には左右方向の回
転軸33が回転自在に支持され、かつ、この回転軸33は右
側に向かって水平状に突出されている。
【0018】また、前記回転軸33には泥土を旧畦Bの上
面部C及び旧畦Bの側面部Dに沿って塗り付けて旧畦B
を修復する畦塗り体34が回転軸33の軸方向に位置調節自
在に取着され、この畦塗り体34は設定位置において回転
軸33に連結ピン等にて連結固定されている。
【0019】前記畦塗り体34は、前記回転軸33に対して
軸方向に摺動自在に嵌挿した中空の連結筒体35を有し、
この連結筒体35の外端部には旧畦Bの上面部Cに泥土を
塗り付けて修復する円筒状の上面塗り部36及びこの上面
塗り部36の端部に形成されたテーパー状の連続部37に連
設され旧畦Bの側面部Dに泥土を塗り付けて修復する円
錐形状の側面塗り部38が図示しない複数のボルトにてそ
れぞれ一体に取着されている。また、前記連結筒体35と
前記側面塗り部38との間には複数の補強用の支持片39が
放射状に一体に固着されている。
【0020】つぎに、前記伝動ケース30内において、そ
の前端部内の前記第1の出力軸15にはスプロケット40が
固着されているとともに、その後端部内の前記回転軸33
にはスプロケット41が固着され、この前後のスプロケッ
ト40,41間には無端チェーン42が回行自在に懸架されて
いる。そして、前記ミッション28からの出力によって前
記回転軸33にて前記畦塗り体34が進行方向に向かって回
転駆動されるようになっている。
【0021】また、前記連結板17には板状の支枠43が上
方に向かって一体に突設され、前記伝動ケース30の後側
部には左右方向の取付軸44が一体に突設され、前記支枠
43の上端部には先端部に操作ハンドル45を有する伸縮自
在の棒状の調節支持体46が上下方向に回動自在に軸支さ
れ、この調節支持体46の後端部は前記取付軸44に上下方
向に回動自在に軸着されている。
【0022】そして、前記操作ハンドル45を回動操作し
て前記支枠43に回動自在に軸支された調節支持体46を伸
縮することにより、支枠43に対して前記伝動ケース30を
介して前記畦塗り体34が上下方向に位置調節自在に支持
されるようになっている。
【0023】つぎに、前記ギヤケース20から右側に向か
って突出された前記第2の出力軸21の突出軸部47には多
数の切削爪48を有するロータリー49が突出軸部47の軸方
向に位置調節自在に取着され、このロータリー49は設定
位置において突出軸部47に図示しない連結ピン50にて連
結固定されている。
【0024】前記ロータリー49は前記突出軸部47に軸方
向に位置調節自在に嵌挿した連結筒体51を有し、この連
結筒体51には軸方向に所定の間隔をおいて前記多数の切
削爪48が放射状に突設されている。そして、前記ミッシ
ョン28からの出力によって前記第2の出力軸21にて前記
ロータリー49が進行方向に向かって回転駆動されるよう
になっている。
【0025】そうして、前記ロータリー49の多数の切削
爪48にて旧畦Bの側部及び旧畦Bの畦際を切削するとと
もに、この切削土を畦塗り用泥土として前記畦塗り体34
に向かって跳ね飛ばして供給するようになっている。
【0026】つぎに、前記ギヤケース20の前側部には中
空円筒状の前後方向の支持体52が一体に突設され、この
支持体52には前記ロータリー49の進行方向前方に位置し
て雑物排除手段53が回転自在に設けられている。
【0027】前記雑物排除手段53は、前記支持体52内に
前後の軸受体54にて回転自在に軸支された前後方向の回
転軸55を有し、この支持体52の前端部から前方に向かっ
て突出された前記回転軸55の先端部には互いに反対方向
の両側部に位置してブラケット56がそれぞれ一体に突設
されている。
【0028】前記両側部のブラケット56は、前記回転軸
55の先端部に軸方向に離間して一体に固着した一対の取
付片57を有し、この一対の取付片57の突出端部間には取
付軸58がそれぞれ水平状に取着され、この両側部の一対
の取付片57の一側部には係合軸59がそれぞれ水平状に取
着されている。また、前記両側部のブラケット56には左
右方向の複数の弾性排除体60がそれぞれ外方に向かって
突設されている。
【0029】前記両側部の弾性排除体60は、所定の長さ
の弾性線材61をこの弾性線材61の中間部から所定の間隔
をおいて二つ折りに平行に折り曲げた直伸線部62をそれ
ぞれ有し、この直伸線部62の基端部には前記取付軸58を
挿通したリング状の軸支部63がそれぞれ巻回して形成さ
れ、このリング状の軸支部63に連続して前記係合軸59と
前記回転軸55との間に挿通して係合軸59と回転軸55にて
挟持された略U字形状の係合突部64がそれぞれ前記直伸
線部62に対して略直角状に折り曲げて形成され、さら
に、前記直伸線部62の先端部は旧畦Bの畦際の地面及び
旧畦Bの側面部Dに沿って摺接回転する自由端の摺接部
65として形成されている。
【0030】また、前記回転軸55の後端部には前記ギヤ
ケース20内に位置して傘歯車55a が固着され、この傘歯
車55a は前記ギヤケース20内に位置して前記第2の出力
軸21に固着された傘歯車21a に噛合されている。そし
て、前記第2の出力軸21からの出力によって前記回転軸
55が回転されるとともに、この回転軸55中心として前記
各弾性排除体60がそれぞれ回転されるようになってい
る。
【0031】つぎに、前記ミッションケース2の左側後
端部及び前記連結板17の後端部には左右の支軸66にて支
持フレーム67が上下方向に回動自在に軸支されている。
この支持フレーム67は前記左右の支軸66に上下方向に回
動自在に軸支された前後方向の左右の支持杆68を有し、
この左右の支持杆68は左右方向の連杆69にて連結されて
いる。
【0032】また、前記連杆69には前記ミッションケー
ス2の後方部に位置して取付片70が一体に突設され、前
記トップマスト26の上部に突設された図示しない板状の
支枠の上端部には先端部に操作ハンドルを有する伸縮自
在の棒状の調節支持体71が上下方向に回動自在に軸支さ
れ、この調節支持体71の後端部が前記取付片70に上下方
向に回動自在に軸着されている。
【0033】また、前記左右の支持杆68の後端部には中
空の上下方向のホルダー72がそれぞれ一体に固着され、
この左右のホルダー72内には支柱73がそれぞれ上下方向
に位置調節自在に装着支持され、この左右の支柱73の下
端部には車軸74にてゲージ輪75がそれぞれ回転自在に軸
架されている。
【0034】そして、前記操作ハンドルを回動操作して
前記調節支持体71を伸縮することにより、支枠に対して
前記支持フレーム67を介して前記左右のゲージ輪75が同
時に上下方向に位置調節自在に支持されるようになって
いる。なお、図中76は前記ロータリー49の上方部及び外
方部を被覆したカバー体、77は前記畦塗り体34の上方部
を被覆したカバー体である。
【0035】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0036】トラクタの三点懸架機構に機枠1の三点連
結部を連結するとともに、トラクタのPTO軸に動力伝
達軸を介してミッション28の入力軸3を連結する。ま
た、圃場の状況に応じて操作ハンドルにて調節支持体71
が進退動されることにより、左右の支軸66を中心として
支持フレーム67が上下方向に回動され、この支持フレー
ム67の左右のゲージ輪75が上下動調節される。そして、
調節支持体71にて左右のゲージ輪75を所定の位置に設定
することにより、この左右のゲージ輪75にて圃場の状況
に対応してロータリー49の高さが調節設定される。
【0037】また、旧畦Bの状況に応じて操作ハンドル
45にて調節支持体46が進退動されることにより、第1の
伝動パイプ13の第1の出力軸15を中心として伝動ケース
30が上下方向に回動され、この伝動ケース30の回転軸33
に軸着した畦塗り体34が上下動調節される。そして、調
節支持体46にて伝動ケース30を所定の位置に設定するこ
とにより、この畦塗り体34はロータリー49の高さ位置に
対応して旧畦Bを修復する高さ及び旧畦Bの締め固め具
合に対応する位置に調節設定される。
【0038】つぎに、トラクタにて畦塗り機を畦際に沿
って配設し、このトラクタにて畦塗り機が畦際に沿って
牽引進行されるとともに、トラクタのPTO軸からの出
力によって動力伝達軸を介してミッション28の入力軸3
が回転されると、この入力軸3にて第1の伝動パイプ13
内の第1の出力軸15が回転駆動されるとともに、第2の
伝動パイプ19内の第2の出力軸21がそれぞれ回転駆動さ
れる。
【0039】また、第1の出力軸15が回転駆動されるこ
とにより、伝動ケース30内の連動媒体(スプロケット4
0,41及び無端チェーン42)を介して回転軸33が回転さ
れ、この回転軸33にて畦塗り体34が進行方向に向かって
回転駆動される。また、第2の出力軸21が回転駆動され
ることにより、この第2の出力軸21にてロータリー49が
進行方向に向かって回転駆動されるとともに、この第2
の出力軸21に傘歯車21a,55a を介して連結した回転軸5
5が回転され、この回転軸55の先端部の各弾性排除体60
がそれぞれ回転される。
【0040】そして、各弾性排除体60の先端部の摺接部
65が旧畦Bの畦際の地面及び旧畦Bの側面部Dに沿って
摺接回転され、この各摺接部65にて旧畦Bの畦際の地面
及び旧畦Bの側面部Dに散在する藁屑や雑草等の雑物が
ロータリー49の進行位置前方部から左右方向の外方に向
かって放出されて排除される。
【0041】この際、各弾性排除体60の先端部の摺接部
65が旧畦Bの畦際の地面及び旧畦Bの側面部Dの凹凸形
態に応じて弾性変形しつつ、これらに沿って摺接回転さ
れるので、旧畦Bの畦際の地面及び旧畦Bの側面部Dに
散在する藁屑や雑草等の雑物が十分に掻き寄せられて外
方に向かって放出され、ロータリー49の進行位置前方部
から排除される。また、畦際の地面及び旧畦Bの側面部
Dの形態によっては各弾性排除体60の摺接部65にて雑草
等の雑物が抜き取られて排除される。
【0042】また、ロータリー49の各切削爪48にて旧畦
Bの側面部D及び畦際が順次切削されるとともに、これ
らの切削土が畦塗り用泥土として各切削爪48にて畦塗り
体34に向かって順次跳ね飛ばされて供給される。
【0043】この際、ロータリー49の進行位置前方部
は、あらかじめ各弾性排除体60の摺接部65にて藁屑や雑
草等の雑物が排除されているので、このロータリー49の
各切削爪48にて畦塗り体34に向かって順次跳ね飛ばされ
る畦塗り用泥土には藁屑や雑草等の雑物が含まれること
がなく、畦塗り用泥土として好ましい状態で畦塗り体34
に供給される。
【0044】また、ロータリー49は機枠1の第2の出力
軸21に旧畦B側を低く傾斜させて連結した連結筒体51に
多数の切削爪48を軸方向に放射状に突設して構成されて
いることにより、このロータリー49は旧畦Bの側部を切
削し易い角度で突出され、このロータリー49の各切削爪
48にて旧畦Bの畦際の土及び旧畦Bの側面部Dが確実に
切削される。
【0045】また、ロータリー49はカバー体76にて被覆
されているので、このカバー体76にて各切削爪48により
跳ね飛ばされる切削土が外方に向かって飛散されること
が防止され、畦塗り用泥土として畦塗り体34に向かって
順次供給案内される。
【0046】また、畦塗り体34に供給された畦塗り用の
泥土は、この畦塗り体34の上面塗り部36及び側面塗り部
38にて旧畦Bの上面部C及び旧畦Bの側面部Dに沿って
順次塗り付けられ、この泥土にて旧畦Bの上面部C及び
旧畦Bの側面部Dが順次修復されるとともに、この旧畦
Bが所定の形態に順次整畦される。
【0047】この際、畦塗り体34はミッション28からの
出力によって回転駆動されることにより、この畦塗り体
34の上面塗り部36及び側面塗り部38が泥土に対してスリ
ップ回転しつつ進行されるので、この畦塗り体34の上面
塗り部36にて泥土が旧畦Bの上面部Cに塗り付けられな
がら旧畦Bの上面部Cが順次十分に締め固められつつ修
復されるとともに、この畦塗り体34の側面塗り部38にて
泥土が旧畦Bの側面部Dに塗り付けられながら旧畦Bの
側面部Dが順次十分に締め固められつつ修復される。
【0048】したがって、泥土を旧畦Bに対して十分に
締め固めて旧畦Bの上面部C及び旧畦Bの側面部Dが同
時に順次修復整畦されるとともに、この畦塗り後の畦は
固く締め固められて仕上げられるとともに、この畦塗り
後の畦は簡単に崩れたり、水漏れすることがない状態に
整畦される。そして、旧畦Bの上面部C及び旧畦Bの側
面部Dを修復整畦した泥土には藁屑や雑草等の雑物が排
除されているので、修復整畦した畦は整然と仕上げら
れ、畦に雑物が混入したり、雑物が畦の表面部に露出す
ることが防止される。
【0049】また、畦塗り体34はカバー体77にて被覆さ
れているので、このカバー体77にて各切削爪48により畦
塗り体34に向かって跳ね飛ばされる切削土が捕捉され、
畦塗り体34の外方に向かって飛散されることが防止され
る一方、畦塗り体34の上面塗り部36及び側面塗り部38に
畦塗り用泥土として案内される。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機枠にロータ
リーの進行方向前方に位置して藁屑や雑草等の雑物を排
除する雑物排除手段を設けたので、この雑物排除手段に
てロータリーの進行方向前方に散在する藁屑や雑草等の
雑物を確実に排除することができ、このため、畦塗り体
にて修復整形される畦に藁屑や雑草等の雑物が混在する
ことがなく、泥土を十分に締め固めて畦塗り後の畦は崩
れ難く長期に耐える畦に修復整畦することができ、水漏
れし難く、整然と仕上げられて見栄えがよく、雑草が生
え難く、ロータリーの切削爪に藁屑や雑草等の雑物が絡
み付くことを防止でき、したがって、全体的に構成が簡
単で仕上がりが良好な畦塗り機を提供することができ
る。
【0051】請求項2の発明によれば、雑物排除手段は
機枠に回転自在に設けられた前後方向の回転軸と、ロー
タリーの進行方向前方に位置して前記回転軸に突設され
少なくとも畦際の地面に沿って摺接回転する摺接部を有
する左右方向の複数の弾性排除体とを有するので、この
複数の弾性排除体の回転排除作用によってロータリーの
進行方向前方に散在する藁屑や雑草等の雑物をロータリ
ーの進行方向前方位置から確実に排除することができ、
弾性排除体の弾性により畦際の地面に沿って摺接部が摺
接回転して藁屑や雑草等の雑物を確実に排除することが
でき、弾性排除体の回転により摺接部から藁屑や雑草等
の雑物が抜け出して弾性排除体に藁屑や雑草等の雑物が
絡み付くことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す畦塗り機の一部を
省略した平面図である。
【図2】同上一部を省略した側面図である。
【図3】同上雑物排除手段の正面図である。
【図4】同上拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 機枠 34 畦塗り体 48 切削爪 49 ロータリー 53 雑物排除手段 55 回転軸 60 弾性排除体 65 摺接部 B 旧畦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、この機枠に回転自在に設けられ
    畦塗り用の泥土を切削して跳ね上げる多数の切削爪を有
    するロータリーと、このロータリーの進行方向後方に位
    置して前記機枠に回転自在に設けられ前記ロータリーの
    各切削爪にて跳ね上げられた泥土を旧畦に塗り付けて旧
    畦を修復する畦塗り体とを具備し、 前記機枠に前記ロータリーの進行方向前方に位置して藁
    屑や雑草等の雑物を排除する雑物排除手段を設けたこと
    を特徴とする畦塗り機。
  2. 【請求項2】 雑物排除手段は、機枠に回転自在に設け
    られた前後方向の回転軸と、ロータリーの進行方向前方
    に位置して前記回転軸に突設され少なくとも畦際の地面
    に沿って摺接回転する摺接部を有する左右方向の複数の
    弾性排除体とを有することを特徴とする請求項1記載の
    畦塗り機。
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