JP2000300004A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JP2000300004A
JP2000300004A JP11112531A JP11253199A JP2000300004A JP 2000300004 A JP2000300004 A JP 2000300004A JP 11112531 A JP11112531 A JP 11112531A JP 11253199 A JP11253199 A JP 11253199A JP 2000300004 A JP2000300004 A JP 2000300004A
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JP
Japan
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rotary
claw
rotary shaft
shaft
cutting
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Application number
JP11112531A
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English (en)
Inventor
Masaaki Matsubayashi
正明 松林
Masaomi Nagai
政臣 永井
Yoichi Uesugi
洋一 上杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー体5の端面側カバー部52に付着した切
削土aを確実に掻き取ることができ、切削土aが詰まる
ことを防止でき、ロータリー4の端面側に位置するロー
タリー爪35の側面部の摩耗を防止する。 【解決手段】 作業機本体2と、作業機本体2に設けた
ミッション装置3と、ミッション装置3からの出力によ
り回転駆動するロータリー4と、ロータリー4を被覆し
たカバー体5とを具備する。ロータリー4は、ロータリ
ー軸34と、ロータリー軸34の周面に軸方向に間隔をおい
て突出したロータリー爪35とを有する。カバー体5は、
ロータリー4の上方を被覆した上方カバー部51と、上方
カバー部51に連続して形成しロータリー4の端面側を被
覆した端面側カバー部52とを有する。ロータリー軸34の
軸端側にロータリー軸34の回転により端面側カバー部52
に沿って回転するスクレーパー36を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土を切削するロー
タリーを備えた農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農作業機として旧畦を修
復する畦塗り機、水田等を耕耘する耕耘作業機等が知ら
れている。そして、たとえば、畦塗り機は、作業機本体
にミッション装置を設け、前記ミッション装置からの出
力により回転駆動され旧畦の法面及び畦際を切削すると
ともにこの切削土を法面を切削した後の旧畦に向かって
送り出すロータリー爪を有するロータリーを設け、この
ロータリーの上方及び端面側を被覆するカバー体を設
け、前記ミッション装置からの出力により回転駆動され
前記ロータリーから送り出された切削土を旧畦に塗り付
けて旧畦を修復する畦塗り体を設けた構成となってい
る。
【0003】そして、ロータリーのロータリー爪にて旧
畦の法面及び畦際を切削するとともにこの切削土を法面
を切削した後の旧畦に向かって送り出すとき、カバー体
にてロータリーの上方及び端面側から切削土が飛散する
ことを防止できるとともに、ロータリーの上方を被覆し
た上方カバー部に付着して盛り上がる切削土はロータリ
ー爪の爪先で削り落とされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記畦
塗り機の構成では、ロータリーの端面側を被覆した端面
側カバー部とロータリーの端面側に位置するロータリー
爪の側面との間に切削土が端面側カバー部に付着して詰
まり易く、この端面側カバー部に付着した切削土の土塊
によってカバー体内での切削土の流れが悪くなり、法面
を切削した後の旧畦に向かって切削土をスムーズに送り
出すことができず、また、端面側カバー部に付着した切
削土の土塊によってロータリーの端面側に位置するロー
タリー爪の側面部が摩耗し易いとう問題がある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、カバー体の端面側カバー部に付着した切削土を
確実に掻き取ることができ、カバー体の端面側カバー部
とロータリーの端面側に位置するロータリー爪の側面と
の間に切削土が詰まることを防止でき、カバー体内での
切削土の流れがよく切削土をスムーズに送り出すことが
でき、ロータリーの端面側に位置するロータリー爪の側
面部の摩耗を防止できる農作業機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農作業機
は、作業機本体と、この作業機本体に設けられたミッシ
ョン装置と、このミッション装置からの出力により回転
駆動されるロータリーと、このロータリーを被覆したカ
バー体とを具備し、前記ロータリーは、ロータリー軸
と、このロータリー軸の周面にこのロータリー軸の軸方
向に間隔をおいて突出されたロータリー爪とを有し、前
記カバー体は、前記ロータリーの上方を被覆する上方カ
バー部と、この上方カバー部に連続して形成され前記ロ
ータリーの端面側を被覆する端面側カバー部とを有し、
前記ロータリー軸の軸端側にこのロータリー軸の回転に
より前記端面側カバー部に沿って回転されるスクレーパ
ーを設けたものである。
【0007】そして、作業機本体が進行されミッション
装置からの出力によりロータリーが回転駆動されると、
このロータリーのロータリー軸の回転によりスクレーパ
ーがカバー体の端面側カバー部に沿って回転される。
【0008】また、ロータリー軸の回転でこのロータリ
ー軸の周面に突出したロータリー爪が回転され、これら
ロータリー爪にて土が順次切削されるとともに、これら
切削土が作業機本体の進行に対して後方に向かって送り
出される。
【0009】また、切削土を送り出すとき、カバー体の
上方カバー部及び端面側カバー部にてロータリーの上方
及び端面側から切削土が飛散することを防止され、切削
土が作業機本体の進行に対して後方に向かって確実に送
り出される。
【0010】また、ロータリー軸の回転により回転され
るスクレーパーにて端面側カバー部に付着した切削土が
端面側カバー部から確実に掻き取られ、カバー体の端面
側カバー部とロータリーの端面側に位置するロータリー
爪の側面との間に切削土が詰まることが防止され、カバ
ー体内での切削土の流れがよく切削土が作業機本体の進
行に対して後方に向かってスムーズに送り出され、ロー
タリーの端面側に位置するロータリー爪の側面部の摩耗
が防止される。
【0011】請求項2記載の農作業機は、請求項1記載
の農作業機において、ロータリー軸は、このロータリー
軸の周面にこのロータリー軸の軸方向に間隔をおいて突
設された爪ホルダーを有し、ロータリー爪は、前記爪ホ
ルダーに取り付けられて前記ロータリー軸の周面に突出
され、スクレーパーは、前記ロータリー軸の軸端側に突
設した前記爪ホルダーに設けたものである。
【0012】そして、ロータリー軸の軸方向に間隔をお
いて突設された爪ホルダーからロータリー軸の周面にロ
ータリー爪が確実に突出される。また、ロータリー軸の
軸端側の爪ホルダーにロータリー爪とともにスクレーパ
ーが設けられ、ロータリー爪を突出する爪ホルダーをス
クレーパーを設ける構成に兼用され、ロータリー軸にス
クレーパーを設けるための構成をあらたに設ける必要が
なく、ロータリー軸の軸端側の既存の爪ホルダーにもス
クレーパーが簡単に設けられる。
【0013】請求項3記載の農作業機は、請求項2記載
の農作業機において、ロータリー軸の軸端側に位置する
爪ホルダーにこの爪ホルダーから突出するロータリー爪
及びスクレーパーをこれらに共通のボルトにて着脱可能
に固定するものである。
【0014】そして、ボルトにてロータリー軸の軸端側
に位置する爪ホルダーにロータリー爪及びスクレーパー
が確実に固定される。また、ロータリー爪及びスクレー
パーをこれらに共通のボルトにて固定することにより、
爪ホルダーにロータリー爪及びスクレーパーを固定する
構成が簡単で、爪ホルダーに固定するロータリー爪及び
スクレーパーの着脱も簡単に行なうことができる。
【0015】請求項4記載の農作業機は、作業機本体
と、この作業機本体に設けられたミッション装置と、こ
のミッション装置からの出力により回転駆動され旧畦の
法面及び畦際を切削するとともにこの切削土を法面を切
削した後の旧畦に向かって送り出すロータリーと、この
ロータリーを被覆したカバー体と、前記ミッション装置
からの出力により回転駆動され前記ロータリーにて送り
出された切削土を旧畦に塗り付けて旧畦を修復する畦塗
り体とを具備し、前記ロータリーは、ロータリー軸と、
このロータリー軸の周面にこのロータリー軸の軸方向に
間隔をおいて突出されたロータリー爪とを有し、前記カ
バー体は、前記ロータリーの上方を被覆する上方カバー
部と、この上方カバー部に連続して形成され前記ロータ
リーの端面側を被覆する端面側カバー部とを有し、前記
ロータリー軸の軸端側にこのロータリー軸の回転により
前記端面側カバー部に沿って回転されるスクレーパーを
設けたものである。
【0016】そして、作業機本体が進行されミッション
装置からの出力によりロータリー及び畦塗り体がそれぞ
れ回転駆動されると、このロータリーのロータリー軸の
回転によりスクレーパーがカバー体の端面側カバー部に
沿って回転される。
【0017】また、ロータリー軸の回転でこのロータリ
ー軸の周面に突出したロータリー爪が回転され、これら
ロータリー爪にて旧畦の法面及び畦際が切削されるとと
もにこれら切削土が法面を切削した後の旧畦に向かって
順次送り出される。
【0018】また、切削土を送り出すとき、カバー体の
上方カバー部及び端面側カバー部にてロータリーの上方
及び端面側から切削土が飛散することを防止され、切削
土が法面を切削した後の旧畦に向かって順次確実に送り
出される。
【0019】また、ロータリー軸の回転により回転され
るスクレーパーにて端面側カバー部に付着した切削土が
端面側カバー部から確実に掻き取られ、カバー体の端面
側カバー部とロータリーの端面側に位置するロータリー
爪の側面との間に切削土が詰まることが防止され、カバ
ー体内での切削土の流れがよく切削土が法面を切削した
後の旧畦に向かってスムーズに送り出され、ロータリー
の端面側に位置するロータリー爪の摩耗が防止される。
【0020】さらに、畦塗り体の回転でこの畦塗り体が
法面を切削した後の旧畦に沿って回転移動され、この畦
塗り体にてロータリーのロータリー爪により法面を切削
した後の旧畦に送り出された切削土が法面を切削した後
の旧畦に順次連続的に塗り付けられ、この旧畦が法面を
有した所定の形態に順次修復される。
【0021】請求項5記載の農作業機は、請求項4記載
の農作業機において、スクレーパーは、端面側カバー部
から泥土を掻き取る掻取面を有し、この掻取面は前記端
面側カバー部側を回転方向に対して後方になるように傾
斜したものである。
【0022】そして、スクレーパーが回転されることに
より、このスクレーパーの掻取面にて端面側カバー部に
付着した切削土が端面側カバー部から確実に掻き取られ
るとともに、この端面側カバー部から掻き取られた切削
土が掻取面にて法面を切削した後の旧畦に向けて順次確
実に送り出される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0024】図1乃至図3において、1は農作業機で、
この農作業機1は、作業機本体2と、この作業機本体2
に設けられたミッション装置3と、このミッション装置
3からの出力により回転駆動されるロータリー4と、こ
のロータリー4を被覆したカバー体5とを具備し、さら
に、前記ミッション装置3からの出力により回転駆動さ
れ前記ロータリー4にて送り出された切削土を旧畦に塗
り付けて旧畦を修復する畦塗り体6を具備している。
【0025】そして、前記作業機本体2は、前記農作業
機1の進行方向に対して左右方向に長手方向を有した中
空パイプ状の主フレーム7を有し、この主フレーム7の
両端部にこの主フレーム7より前側下方に向かって突出
されたロワアーム8がそれぞれ固定され、これらロワア
ーム8の下端部にロワピン9がそれぞれ互いに反対方向
に向かって固定されている。
【0026】また、前記主フレーム7の両端部に連結部
材10がそれぞれ固定され、これら連結部材10に前記ロワ
アーム8の上端部及び前記主フレーム7の両端側後方に
相対して平行に配置された側端板11がそれぞれ固定ピン
12にて固定されている。
【0027】また、前記相対する側端板11に前側上方に
向かって突出したトップアーム13がそれぞれ固定され、
これらトップアーム13は下部に互いに接近する方向に向
かって傾斜した傾斜部を有するとともに上部に前記傾斜
部の上端部から互いに近接して平行に伸長した伸長部と
を有して形成され、これら伸長部の上端部に連結ピン14
が挿脱可能に挿着されている。また、前記傾斜部の上端
部が前記主フレーム7の中間部から上方に向かって突出
固定された支持アーム15の上端部にて支持されている。
【0028】さらに、前記相対する側端板11の後端側下
部に前記主フレーム7と平行に中空パイプ状の固定フレ
ーム16が固定され、この固定フレーム16と前記主フレー
ム7の両端部の固定ピン12とにより、前記相対する側端
板11が平行に配置された状態で固定されている。
【0029】また、前記相対する側端板11のうち、その
一方側すなわち図1右側の側端板11に前記固定フレーム
16に連通した中空パイプ状の連結フレーム17が固定さ
れ、この連結フレーム17は前記固定フレーム16の延長線
上に位置して図1右側方に向かって突出されている。
【0030】つぎに、前記ミッション装置3は、前記作
業機本体2の固定フレーム16の中間部に固定されてい
る。そして、前記ミッション装置3は、図1に示すよう
に、前記固定フレーム16の中間部に固定したミッション
ケース18と、このミッションケース18に回転可能に設け
られた入力軸19と、前記ミッションケース18内に回転可
能に突出された出力軸20と、前記入力軸19の回転を前記
出力軸20に伝達する歯車機構21とを有している。
【0031】そして、前記ミッションケース18は、この
ミッションケース18の前端部に軸受22を設けた外周が円
筒状の回動支持部23を有し、この回動支持部23に設けた
軸受22にて前記入力軸19が回転可能に軸支されている。
【0032】また、前記入力軸19は、前記農作業機1の
進行方向に長手方向を有し、この入力軸19の前端部に形
成された連結部24が前記軸受22から前方に向かって突出
されているとともに、この入力軸19の後端部に前記ミッ
ションケース18内に位置してベベルギヤ25が固着されて
いる。
【0033】さらに、前記出力軸20は、前記農作業機1
の進行方向に対して左右方向に長手方向を有し、前記固
定フレーム16及び前記連結フレーム17内に回転可能に軸
支され、この出力軸20の内端部に前記ミッションケース
18内に位置して前記ベベルギヤ25に噛合したベベルギヤ
26が固定されている。
【0034】また、前記出力軸20の外端部に前記連結フ
レーム17の図1右側外端部から外方に向かって突出して
形成された突出軸部27を有している。そして、前記入力
軸19のベベルギヤ25と前記出力軸20のベベルギヤ26とに
より前記歯車機構21が構成されている。
【0035】つぎに、前記ミッションケース18の回動支
持部23にこの回動支持部23を中心として第1の伝動ケー
ス28が図1及び図2に示すように、前記農作業機1の進
行方向に対して右側下方に向かって傾斜して突出した状
態で上下方向に回動可能に設けられている。この第1の
伝動ケース28は、前記農作業機1の進行方向に対して左
右方向に長手方向を有している。
【0036】また、前記第1の伝動ケース28内に前記入
力軸19に固定されたVプーリ29と、この第1の伝動ケー
ス28の下端部に軸受30にて回転可能に軸支され前記農作
業機1の進行方向に長手方向を有した回転軸31と、この
回転軸31に固定されたVプーリ32と、前記Vプーリ29と
前記Vプーリ32との間に掛け回された無端のVベルト33
とがそれぞれ設けられている。
【0037】そして、前記入力軸19の回転により前記V
プーリ29、無端のVベルト33及びVプーリ32を介して前
記回転軸31が回転されるようになっている。
【0038】つぎに、前記ミッション装置3からの出力
により回転駆動される前記ロータリー4、すなわち、前
記ミッション装置3からの出力により回転駆動され旧畦
の法面及び畦際を切削するとともに、この切削土を法面
を切削した後の旧畦に向かって送り出すロータリー4
は、図1乃至図3に示すように、ロータリー軸34と、こ
のロータリー軸34の周面にこのロータリー軸34の軸方向
に間隔をおいて突出されたロータリー爪35とを有し、前
記ロータリー軸34の軸端側にこのロータリー軸34の回転
により後述する端面側カバー部に沿って回転されるスク
レーパー36が設けられている。
【0039】そして、図1に示すように、前記ロータリ
ー軸34は、前記農作業機1の進行方向に長手方向を有
し、前記第1の伝動ケース28の回転軸31に嵌合して一体
に固定され、この回転軸31の回転により回転されるよう
になっている。
【0040】また、図4及び図5に示すように、前記ロ
ータリー軸34は、このロータリー軸34の周面にこのロー
タリー軸34の軸方向に間隔をおいて突出された爪ホルダ
ー37をそれぞれ有し、これら爪ホルダー37は、突出面に
開口した爪嵌合孔38を有した角柱状に形成されている。
【0041】また、前記ロータリー爪35は、前記各爪ホ
ルダー37に取り付けられて前記ロータリー軸34の周面に
それぞれ突出されている。また、前記ロータリー爪35
は、複数の第1の切削爪39と、1本の第2の切削爪40と
を備えている。
【0042】そして、前記各第1の切削爪39は、前記爪
ホルダー37の爪嵌合孔38内に嵌合する嵌合部41を基端部
に有し、この嵌合部41に連続して先端側に形成され土を
略垂直状に切削する垂直状切削部42を有するとともに、
この垂直状切削部42に連続して第1の切削爪39の先端部
に形成され土を略水平状に切削してこの切削土を前記畦
塗り体6の前方の法面を切削した後の旧畦に向かって送
り出す湾曲した先端切削部43をそれぞれ有している。
【0043】また、前記第2の切削爪40は、前記第1の
切削爪39の嵌合部41及び垂直状切削部42と略同形状の嵌
合部44及び垂直状切削部45を有するとともに、この垂直
状切削部44に連続して第2の切削爪40の先端部にこの垂
直状切削部45に向かって湾曲して折り曲げ形成され前記
第1の切削爪39の先端切削部43より土を浅く略水平状に
切削してこの切削土を前記畦塗り体6の前方の法面を切
削した後の旧畦に向かって送り出す先端切削部46を有し
ている。
【0044】そして、前記各第1の切削爪39は、その先
端切削部43を前記ロータリー軸34の軸端側となる前記第
1の伝動ケース28側に向けた状態でその嵌合部41をそれ
ぞれの爪ホルダー37の爪嵌合孔38内に嵌合されている。
【0045】また、前記第2の切削爪40は、前記第1の
伝動ケース28と反対側となる前記ロータリー軸34の軸端
部に突出された複数の爪ホルダー37のうちの一つの爪ホ
ルダー37の爪嵌合孔38内にその先端切削部46を前記農作
業機1の進行方向に向けた状態で嵌合されている。
【0046】そして、前記各ロータリー爪35すなわち、
前記各第1の切削爪39及び前記第2の切削爪40は、それ
ぞれの各爪ホルダー37にボルト47にてそれぞれ着脱可能
に取り付けられて前記ロータリー軸34の周面に突出され
ている。
【0047】つぎに、前記ロータリー軸34の軸端側にこ
のロータリー軸34の回転により後述する端面側カバー部
に沿って回転される前記スクレーパー36は、前記ロータ
リー軸34の軸端側に突設した前記爪ホルダー37に設けら
れている。
【0048】前記スクレーパー36は、図4及び図5に示
すように、前記ロータリー軸34の軸端側に突設した爪ホ
ルダー37に前記ボルト47にて着脱可能に固定される固定
板部48と、この固定板部48に連続してこの固定板部48に
対して略直角状に折り曲げられ前記第1の伝動ケース28
に向かって略水平状に突出されたスペーサ兼用の支持板
部49と、この支持板部49に連続してこの支持板部49に対
して上方に向かって略直角状に折り曲げられ後述する端
面側カバー部から泥土を掻き取る掻取面50とを有し、こ
の掻取面50は前記端面側カバー部側を回転方向に対して
後方になるように傾斜して形成されている。
【0049】そして、前記ロータリー軸34の軸端側に位
置する前記爪ホルダー37にこの爪ホルダー37から突出す
る前記ロータリー爪35の第1の切削爪39及び前記スクレ
ーパー36をこれらに共通の前記ボルト47にて着脱可能に
固定されている。
【0050】また、前記ロータリー軸34の軸端側に位置
する前記爪ホルダー37に前記第1の切削爪39及び前記ス
クレーパー36が前記ボルト47にて固定されることによ
り、このスクレーパー36の前記掻取面50は、図5に示す
ように、前記後述する端面側カバー部と前記ロータリー
軸34の軸端側に位置する前記第1の切削爪39との間に位
置して回転され、端面側カバー部から泥土を掻き取るよ
うになっている。
【0051】つぎに、前記カバー体5は、図1乃至図3
に示すように、前記ロータリー4の上方を被覆する上方
カバー部51と、この上方カバー部51に連続して形成され
前記ロータリー4の端面側を被覆する端面側カバー部52
とを有し、さらに前記上方カバー部51に連続して形成さ
れ前記主フレーム7側に位置した前記ロータリー4の側
面を被覆する側面カバー部53と、前記農作業機1の進行
方向に前側に位置して前記上方カバー部51及び側面カバ
ー部53に連続して形成された前側カバー部54とを有して
いる。
【0052】そして、前記端面側カバー部52は、図4に
示すように、前記第1の伝動ケース28の前面側に一体に
固定され、この端面側カバー部52の下端側に前記ロータ
リー軸34の軸端側を回転可能に軸支した軸受55を有して
いる。また、前記第1の伝動ケース28の前面側に端面側
カバー部52が一体に固定されることにより、前記第1の
伝動ケース28にてカバー体5が支持されている。
【0053】そして、前記ロータリー軸34の回転により
前記スクレーパー36が前記端面側カバー部52に沿って回
転され、このスクレーパー36の掻取面50にて前記端面側
カバー部52に付着する泥土を端面側カバー部52から掻き
取るようになっている。
【0054】つぎに、前記ロータリー4を備えた前記第
1の伝動ケース28は、前記作業機本体2の図1右側の側
端板11に深浅調節手段56にて前記回動支持部23を中心と
して上下方向に回動調節可能に支持されている。
【0055】前記深浅調節手段56は、図1乃至図3に示
すように、前記側端板11に固定された固定部材57にホル
ダー58が固定され、このホルダー58内に上下方向に長手
方向を有した調節支杆59が回動により上下動可能に嵌合
され、この調節支杆59の下端部に前記第1の伝動ケース
28の途中が回動可能に軸支され、前記調節支杆59の上端
部にこの調節支杆59を回動操作するハンドル60が設けら
れている。
【0056】そして、前記ハンドル60の回動操作で前記
調節支杆59が前記ホルダー58に対して上下動されるとと
もに、この調節支杆59にて前記回動支持部23を中心とし
て前記第1の伝動ケース28が上下方向に回動され、この
第1の伝動ケース28の下端部に設けた前記ロータリー4
が旧畦の法面及び畦際を切削する深さが深浅調節される
ようになっている。
【0057】なお、前記ロータリー4を被覆した前記カ
バー体5は、前記側面カバー部53と反対側に位置してロ
ータリー4から送り出される泥土を旧畦上に案内するガ
イドカバー61を備えており、このガイドカバー61は前記
カバー体5にリンク等の支持部材62にて支持されてい
る。
【0058】つぎに、図1に示すように、前記連結フレ
ーム17に前記農作業機1の進行方向に長手方向を有した
第2の伝動ケース63が上下方向に回動可能に取り付けら
れ、この第2の伝動ケース63の後端部に軸受64にて前記
農作業機1の進行方向に対して左右方向に長手方向を有
した回転軸65が回転可能に軸支されている。
【0059】また、前記第2の伝動ケース63内に前記出
力軸20の突出軸部27が突出され、この突出軸部27にVプ
ーリ66が固定され、前記第2の伝動ケース63内に位置し
て前記回転軸65にVプーリ67が固定され、前記Vプーリ
66と前記Vプーリ67との間に無端のVベルト68が掛け回
されている。
【0060】また、前記第2の伝動ケース63は前記作業
機本体2に図示しない上下位置調節手段にて前記出力軸
20の突出軸部27を中心として上下位置調節可能に支持さ
れている。
【0061】つぎに、図1及び図3に示すように、前記
第2の伝動ケース63に軸支した前記回転軸65に前記畦塗
り体6が固定されている。この畦塗り体6は、前記回転
軸65に嵌合固定した回転軸69と、この回転軸69に固定さ
れ前記第2の伝動ケース63側に向かって拡開し旧畦の法
面を円錐形状に修復する円錐形状の法面修復部70と、こ
の法面修復部70の縮径端部に連設されて前記回転軸69に
固定され旧畦の上面を水平状に修復する円筒状の上面修
復部71とを有している。
【0062】また、前記第2の伝動ケース63に前記畦塗
り体6の上方を被覆する畦塗り体カバー72が固定されて
いる。この畦塗り体カバー72は、前記法面修復部70の上
方を被覆した法面修復部カバー73と、前記上面修復部71
の上方を被覆した上面修復部カバー74とを有している。
【0063】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0064】トラクタの左右のロワリンクに作業機本体
2の左右のロワアーム8のロワピン9をそれぞれ連結
し、また、トラクタのトップリンクに作業機本体2のト
ップアーム13の先端部を連結ピン14にて連結し、さら
に、トラクタのPTO軸に動力伝達軸を介して作業機本
体2に設けたミッション装置3の入力軸19の連結部24を
連結する。なお、トラクタ側の四点連結部にクイックカ
プラを用いて作業機本体2側の四点被連結部を連結する
こともある。
【0065】そして、トラクタにて農作業機1をロータ
リー4及び畦塗り体6が旧畦に沿って移動する状態で牽
引するとともに、このトラクタのPTO軸からの出力に
よりミッション装置3の入力軸19が回転されると、この
入力軸19にて第1の伝動ケース28内に設けたVプーリ2
9、Vベルト33及びVプーリ32を介して回転軸31が回転
され、この回転軸31にてロータリー4が図2及び図4に
示す矢印方向に向かって回転駆動される。
【0066】また、ロータリー4が回転されると、この
ロータリー4のロータリー軸34にてこのロータリー軸34
の軸端側に設けたスクレーパー36が図2及び図4に示す
矢印方向に向かってカバー体5の端面側カバー部52に沿
って回転される。
【0067】また、入力軸19の回転で、この入力軸19に
て歯車機構21を介して固定フレーム16及び連結フレーム
17に軸支した出力軸20が回転され、この出力軸20にて第
2の伝動ケース63内に設けたVプーリ66、Vベルト68及
びVプーリ67を介して回転軸65が回転され、この回転軸
65にて畦塗り体6が回転駆動される。
【0068】そして、ロータリー4のロータリー軸34の
回転でこのロータリー軸34の周面に突出したロータリー
爪35の各第1の切削爪39及びロータリー軸34の先端部に
設けた第2の切削爪40がロータリー軸34を中心としてそ
れぞれ回転され、これらロータリー爪35の第1及び第2
の切削爪39,40にて旧畦の法面及び畦際が順次切削され
るとともに、これら切削土が第1及び第2の切削爪39,
40の先端切削部43,46にて法面を切削した後の旧畦に向
かって順次送り出される。
【0069】このとき、第2の切削爪40は先端切削部46
を農作業機1の進行に向けた状態で爪ホルダー37に取り
付けられ、かつ、この先端切削部46が第1の切削爪39の
先端切削部43の長さより短いので、この第2の切削爪40
の先端切削部46が第1の切削爪39の先端切削部43より先
行して浅く土が切削され、この第2の切削爪40の先端切
削部46に対する切削抵抗が少ない。
【0070】また、この第2の切削爪40の先端切削部46
にて土を浅く切削された切削跡を跡追いする状態でこの
切削跡が各第1の切削爪39の先端切削部43にて更に深く
切削され、これら第1の切削爪39の先端切削部43に対す
る切削抵抗が少ない。
【0071】したがって、旧畦の法面及び畦際を切削す
るとき、これら第1及び第2の切削爪39,40により作業
機本体2等が振動することを抑制され、振動によって農
作業機1の耐久性が損なわれることを防止され、人体に
対する悪影響も防止され、さらには、畦塗り体6が振動
されてこの畦塗り体6にて旧畦の法面及び上面が凹凸面
に修復されることを防止される。
【0072】また、切削土を送り出すとき、カバー体5
の側面カバー部53、上方カバー部51及び端面側カバー部
52にてロータリー4の側面側、上方側及び端面側から切
削土が飛散することを防止され、切削土が法面を切削し
た後の旧畦に向かって順次確実に送り出される。
【0073】また、ロータリー軸34の回転により回転さ
れるスクレーパー36にて図5に示すように、端面側カバ
ー部52に付着した切削土aが端面側カバー部52から確実
に掻き取られ、カバー体5の端面側カバー部52とロータ
リー軸34の軸端側に位置するロータリー爪35の側面との
間に切削土aが詰まることが防止され、カバー体5内で
の切削土の流れがよく切削土が法面を切削した後の旧畦
に向かってスムーズに送り出され、ロータリー軸34の軸
端側に位置するロータリー爪35すなわち第1の切削爪39
の摩耗が防止される。
【0074】また、スクレーパー36は、端面側カバー部
52から泥土を掻き取る掻取面50を有し、この掻取面50は
端面側カバー部52側を回転方向に対して後方になるよう
に傾斜したことにより、このスクレーパー36の掻取面50
にて端面側カバー部52に付着した切削土aが端面側カバ
ー部52から確実に掻き取られるとともに、この端面側カ
バー部52から掻き取られた切削土aが掻取面50にて法面
を切削した後の旧畦に向けて順次確実に送り出される。
【0075】さらに、畦塗り体6の回転でこの畦塗り体
6が法面を切削した後の旧畦に沿って回転移動され、こ
の畦塗り体6の法面修復部70及び上面修復部71にてロー
タリー4の各ロータリー爪35により法面を切削した後の
旧畦に送り出された切削土aが法面を切削した後の旧畦
に順次連続的に塗り付けられ、この旧畦が下方に向かっ
て拡開傾斜した法面及び水平状の上面を有した所定の形
態に順次修復されて整畦される。
【0076】つぎに、前記実施の形態では、農作業機の
一例として畦塗り機について説明したが、農作業機は畦
塗り機に限らず、たとえば、耕耘作業機であってもよ
く、この場合は、たとえば、図6に示すように、前記実
施の形態の場合と同様にロータリー4は、ロータリー軸
34と、このロータリー軸34の周面にこのロータリー軸34
の軸方向に間隔をおいて突出されたロータリー爪35とを
有し、カバー体5は、前記ロータリー4の上方を被覆す
る上方カバー部51と、この上方カバー部51に連続して形
成され前記ロータリー4の端面側を被覆する端面側カバ
ー部52とを有し、前記ロータリー軸34の軸端側にこのロ
ータリー軸34の回転により前記端面側カバー部52に沿っ
て回転されるスクレーパー36を設けた構成とする。
【0077】そして、ロータリー4は耕耘ロータリーに
て形成し、ロータリー軸34は耕耘軸にて形成し、ロータ
リー爪35は耕耘爪にて形成し、カバー体5は耕耘ロータ
リーの上方を被覆する上方カバー部51及び耕耘軸の両軸
端側に端面側カバー部52を有する耕耘部カバーにて形成
し、さらに、スクレーパー36は耕耘軸の両軸端側にそれ
ぞれ設け、これらスクレーパー36は耕耘軸の回転により
両端面側カバー部52に沿って回転されるようにする。
【0078】また、前記実施の形態の場合と同様に作業
機本体2にミッション装置3を設け、このミッション装
置3からの出力により前記ロータリー4すなわち耕耘ロ
ータリーを回転駆動する構成とする。
【0079】その他の構成は前記実施の形態の場合と同
様であるから前記実施の形態と同一構成については前記
実施の形態の説明に用いた符号を記入してこれらの説明
を省略する。
【0080】このように構成することにより、作業機本
体2が進行されミッション装置3からの出力によりロー
タリー4が回転駆動されると、このロータリー4のロー
タリー軸34の回転により両スクレーパー36がカバー体5
の両端面側カバー部52に沿って回転される。
【0081】また、ロータリー軸34の回転でこのロータ
リー軸34の周面に突出した各ロータリー爪35が回転さ
れ、これらロータリー爪35にて土が順次切削されるとと
もに、これら切削土が作業機本体2の進行に対して後方
に向かって送り出される。
【0082】また、切削土を送り出すとき、カバー体5
の前面側カバー部53、上方カバー部51及び両端面側カバ
ー部52にてロータリー4の前面側、上方部及び端面側か
ら切削土が飛散することを防止され、切削土が作業機本
体2の進行に対して後方に向かって確実に送り出され
る。
【0083】また、ロータリー軸34の回転により回転さ
れる両スクレーパー36にて両端面側カバー部52に付着し
た切削土aが両端面側カバー部52からそれぞれ確実に掻
き取られ、カバー体5の両端面側カバー部52とロータリ
ー軸34の両軸端側に位置するロータリー爪35の側面との
間に切削土aが詰まることが防止され、カバー体5内で
の切削土の流れがよく切削土aが作業機本体2の進行に
対して後方に向かってスムーズに送り出され、ロータリ
ー軸34の両軸端側に位置するロータリー爪35の側面部の
摩耗が防止される。
【0084】なお、前記実施の形態では、ロータリー4
を回転駆動させる第1の伝動ケース28内に設けた連動媒
体は、Vプーリ29,32及びこれらVプーリ29,32間に掛
け回した無端のVベルト33にて構成する場合について説
明したが、これに限らず、ロータリー4を回転駆動され
る第1の伝動ケース28内に設けた連動媒体は入力軸19に
固定するスプロケットと、入力軸19に固定するスプロケ
ットと、これら両スプロケット間に掛け回した無端のチ
ェーンとを備えた構成であってもよい。
【0085】また、畦塗り体6を回転駆動させる第2の
伝動ケース28内に設けた連動媒体は、Vプーリ66,67及
びこれらVプーリ66,67間に掛け回した無端のVベルト
68にて構成する場合について説明したが、これに限ら
ず、畦塗り体6を回転駆動させる第2の伝動ケース28内
に設けた連動媒体は出力軸20の突出軸部27に固定するス
プロケットと、回転軸65に固定するスプロケットと、こ
れら両スプロケット間に掛け回した無端のチェーンとを
備えた構成であってもよい。
【0086】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カバー体
の端面側カバー部に付着した切削土をこの端面側カバー
部からスクレーパーにて確実に掻き取ることができ、カ
バー体の端面側カバー部とロータリーの端面側に位置す
るロータリー爪の側面との間に切削土が詰まることを確
実に防止でき、カバー体内での切削土の流れがよく切削
土をスムーズに送り出すことができ、ロータリーの端面
側に位置するロータリー爪の側面部の摩耗を確実に防止
できる。
【0087】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、ロータリー軸の軸方向に間隔を
おいて突設された爪ホルダーからロータリー軸の周面に
ロータリー爪を確実に突出でき、また、ロータリー爪を
突出する爪ホルダーをスクレーパーを設ける構成に兼用
でき、ロータリー軸にスクレーパーを設けるための構成
をあらたに設ける必要がなく、ロータリー軸の軸端側の
既存の爪ホルダーにもスクレーパーを簡単に設けること
ができる。
【0088】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、ボルトにてロータリー軸の軸端
側に位置する爪ホルダーにロータリー爪及びスクレーパ
ーを確実に固定でき、ロータリー爪及びスクレーパーを
これらに共通のボルトにて固定することにより、爪ホル
ダーにロータリー爪及びスクレーパーを固定する構成が
簡単で、爪ホルダーに固定するロータリー爪及びスクレ
ーパーの着脱交換も簡単に行なうことができる。
【0089】請求項4記載の発明によれば、カバー体の
端面側カバー部に付着した切削土をこの端面側カバー部
からスクレーパーにて確実に掻き取ることができ、カバ
ー体の端面側カバー部とロータリーの端面側に位置する
ロータリー爪の側面との間に切削土が詰まることを確実
に防止でき、カバー体内での切削土の流れがよくロータ
リー爪にて切削した切削土の略全体を法面を切削した後
の旧畦に向かってスムーズにかつ確実に送り出すことが
でき、ロータリーの端面側に位置するロータリー爪の側
面部の摩耗を確実に防止でき、法面を切削した後の旧畦
に送り出された切削土を畦塗り体にて旧畦に連続的に塗
り付けて旧畦を確実に修復整畦することができ、したが
って、作業性にすぐれた畦塗り機を提供することができ
る。
【0090】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加え、スクレーパーの回転でこのスク
レーパーの掻取面にて端面側カバー部に付着した切削土
を端面側カバー部から確実に掻き取ることができととも
に、この端面側カバー部から掻き取った切削土を掻取面
にて法面を切削した後の旧畦に向けて確実に送り出すこ
とができ、スクレーパーの構成が簡単で製造性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す農作業機の平面図
である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図4】同上ロータリー部の拡大斜視図である。
【図5】同上スクレーパーの作用説明図である。
【図6】他の実施の形態を示すロータリー部の拡大斜視
図である。
【符号の説明】
2 作業機本体 3 ミッション装置 4 ロータリー 5 カバー体 6 畦塗り体 34 ロータリー軸 35 ロータリー爪 36 スクレーパー 37 爪ホルダー 47 ボルト 50 掻取面 51 上方カバー部 52 端面側カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上杉 洋一 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 Fターム(参考) 2B034 AA02 BA03 BA05 BB01 DA02 DA08 DB01 DB07 DB14 DB28 DB31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体と、この作業機本体に設けら
    れたミッション装置と、このミッション装置からの出力
    により回転駆動されるロータリーと、このロータリーを
    被覆したカバー体とを具備し、 前記ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリー軸
    の周面にこのロータリー軸の軸方向に間隔をおいて突出
    されたロータリー爪とを有し、 前記カバー体は、前記ロータリーの上方を被覆する上方
    カバー部と、この上方カバー部に連続して形成され前記
    ロータリーの端面側を被覆する端面側カバー部とを有
    し、 前記ロータリー軸の軸端側にこのロータリー軸の回転に
    より前記端面側カバー部に沿って回転されるスクレーパ
    ーを設けたことを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 ロータリー軸は、このロータリー軸の周
    面にこのロータリー軸の軸方向に間隔をおいて突設され
    た爪ホルダーを有し、ロータリー爪は、前記爪ホルダー
    に取り付けられて前記ロータリー軸の周面に突出され、
    スクレーパーは、前記ロータリー軸の軸端側に突設した
    前記爪ホルダーに設けたことを特徴とする請求項1記載
    の農作業機。
  3. 【請求項3】 ロータリー軸の軸端側に位置する爪ホル
    ダーにこの爪ホルダーから突出するロータリー爪及びス
    クレーパーをこれらに共通のボルトにて着脱可能に固定
    することを特徴とする請求項2記載の農作業機。
  4. 【請求項4】 作業機本体と、この作業機本体に設けら
    れたミッション装置と、このミッション装置からの出力
    により回転駆動され旧畦の法面及び畦際を切削するとと
    もにこの切削土を法面を切削した後の旧畦に向かって送
    り出すロータリーと、このロータリーを被覆したカバー
    体と、前記ミッション装置からの出力により回転駆動さ
    れ前記ロータリーにて送り出された切削土を旧畦に塗り
    付けて旧畦を修復する畦塗り体とを具備し、 前記ロータリーは、ロータリー軸と、このロータリー軸
    の周面にこのロータリー軸の軸方向に間隔をおいて突出
    されたロータリー爪とを有し、 前記カバー体は、前記ロータリーの上方を被覆する上方
    カバー部と、この上方カバー部に連続して形成され前記
    ロータリーの端面側を被覆する端面側カバー部とを有
    し、 前記ロータリー軸の軸端側にこのロータリー軸の回転に
    より前記端面側カバー部に沿って回転されるスクレーパ
    ーを設けたことを特徴とする農作業機。
  5. 【請求項5】 スクレーパーは、端面側カバー部から泥
    土を掻き取る掻取面を有し、この掻取面は前記端面側カ
    バー部側を回転方向に対して後方になるように傾斜した
    ことを特徴とする請求項4記載の農作業機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078278A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd ホルダーガード
JP2014045751A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機
JP2014230513A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 小橋工業株式会社 畦塗り機
JP2018110599A (ja) * 2018-04-19 2018-07-19 小橋工業株式会社 畦塗り機
JP2020048577A (ja) * 2018-04-19 2020-04-02 小橋工業株式会社 畦塗り機

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