JP2006304614A - 畦成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】畦を高く形成するとともに土盛りの上面や法面をきれいに仕上げ且つその作業をスピーディに行えるようにした畦成形機を提供する。
【解決手段】 原動機Eで走行する左右一対の走行輪H1,H2と上記原動機により回転して耕土を畦成形部20に掻き上げる耕耘刃R1,R2とを装着した畦成形機100において、上記耕耘刃の後方に上記原動機により揺動運動して畦成形部20に盛られた土20Aの上面20Cを締め固める上面叩き手段30と、この後方の畦成形部法面20D側に配置され機体の進行方向と直交する方向の回転軸50に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦成形部法面側に突出するようにした法面成形体40Aと、上記法面成形体の畦形成部上面側に配置され回転軸に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦形成部上面側に突出するようにした上面成形体40Cと、を備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、水田や畑の畦を成形するための畦成形機に係り、特に、高くしっかりした畦をスピードアップして効率良く形成できるようにしたものに関する。
畦成形機としては、例えば、次のようなものがある。牽引車に付設されて該牽引車の進行方向に順次畦を形成する畦成形機においては、畦成形部に土を盛り上げ状態に連続的に供給する土盛装置と、畦形成部に盛られた土を締め固めて畦を形成する畦形成装置とを具え、該畦形成装置は、畦と直交する軸線回りに回転せしめられ且つその上側周面が牽引車の進行方向に回転するようにその回転方向が設定されて畦上面を形成する丸軸からなる回転体を具え、畦上面の内縁を形成する回転体内端には、内方に向かって大径となる円錐面を具えた畦内側形成用の内側回転板が連設され、該内側回転板と回転体とは一体に回転するものとされており、また、単位時間当たりの牽引車の進行長さをL1、回転体の円周をL2、単位時間当たりの回転体の回転数をNとしたとき、N×L2>L1の関係が充足されるようになされているものである。
更に、畦上面の外縁を形成する回転体外端には、外方に向かって大径となる円錐面を具えた畦外側面形成用の外側回転板を連設し、回転体と内側回転体と外側回転体は一体に回転するものである(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2564230号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。すなわち、従来の畦形成装置においては、畦上面を平坦に押さえ込む回転体は、小径な丸軸からなるために、その回転速度に対して牽引車の進行速度を遅くしないと、土が回転体の上側へ逃げて土押さえがしっかり出来ず、畦上面の締りと平坦度が悪くなる。このことは、畦の形成作業に余分な時間を要することとなり、作業効率を悪くしている。また、上記回転体は小径な丸軸であるから、凹凸の大きな畦上面を平坦に押さえ込めることに限界がある。そこで、図16に示すように、畦上面20Cの大きな凹凸に対応できる限界を広げようとすると、必然的に小径な回転体52Bを大径としなければならず、これは必然的に回転体52Bと一体に回転し円錐面52Aを持つ内側回転板52の有効寸法が減少することを意味するから、畦20の高さH0が低く制限されるという新たな問題を生んでしまっている。要するに、上記従来の畦形成装置では、高い畦を形成しようとすれば作業速度が遅くなり、凹凸の大きな土盛り上面を確実に平坦面に仕上げるには、回転体の外径が大きくなって畦の高さが低くなってしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に基づいてなされたものでその目的とするところは、畦を高く形成するとともに土盛りの上面や法面をきれいに仕上げ且つその作業をスピーディに行えるようにした畦成形機を提供するものである。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による畦成形機は、原動機を装着した機体に上記原動機により走行する左右一対の走行輪と上記原動機により回転して耕土を畦成形部に掻き上げる耕耘刃とを装着した畦成形機において、上記耕耘刃の後方に設けられ上記原動機により揺動運動して畦成形部に盛られた土の上面を締め固める上面叩き手段と、上記上面叩き手段の後方の畦成形部法面側に配置され機体の進行方向と直交する方向に設けられた回転軸に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦成形部法面側に突出するようにして羽根車状に形成されてなる法面成形体と、上記法面成形体の畦形成部上面側に配置され回転軸に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦形成部上面側に突出するようにして羽根車状に形成されてなる上面成形体と、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項2の畦成形機は、請求項1記載の畦成形機において、上記上面成形体は、回転軸に2〜4枚の押圧片を取り付けたものであることを特徴とするものである。
また、請求項3の畦成形機は、請求項1記載の畦成形機において、上記上面成形体は、回転軸に6〜8角形の角筒体を装着し、これに6〜8枚の押圧片を取り付けたものであることを特徴とするものである。
また、請求項4の畦成形機は、請求項1記載の畦成形機において、上記上面成形体は、回転軸に畦の上面と法面との境に配置されるラッパ状体を取り付けたものであることを特徴とするものである。
すなわち、本発明による畦成形機には、畦の上面を平坦に形成する上面叩き手段と、畦の法面を平坦に形成する羽根車状に形成されてなる法面成形体とを別個に独立設置して作動させるから、畦を高く且つ上面を平坦に仕上げ形成されるとともに、凹凸の大きな土盛りでも上面や法面を確実に平坦面に仕上げ形成され、その形状も綺麗に形良く仕上げられる。また、畦の形成作業は、牽引車の通常の進行速度で良いからスピーディに効率良く行える。
そして、上記羽根車状に形成されてなる法面成形体と羽根車状に形成されてなる上面成形体は、複数枚の押圧片を、その回転方向の後側が法面側や上面側に突出させているから、畦の法面への法面成形体の断続的な押圧力及び畦の上面への上面成形体の断続的な押圧力が1回転の間に複数回も発生することとなり、確実に締め固められる。これにより、容易には崩れない畦が形成される。
更に、上記法面成形体とともに、回転軸に畦の上面と法面との境に配置されるラッパ状体を取り付けたから、畦の上面と法面との境が円弧状に仕上げられて、雨水が上面に溜まらず畦の上面から境の円弧状面を通って法面へと円滑に流し込まれる。これにより、雨水によって崩れない畦を形成することができる。
本発明の畦成形機によると、畦の上面を平坦に形成する上面叩き手段と、畦の法面を平坦に形成する羽根車状に形成されてなる法面成形体とを別個に独立設置して作動させるから、畦を高く形成でき、且つ上面を平坦に形成できる。また、凹凸の大きな畦の土盛りでもその上面を確実に平坦面に仕上げられ、上面・法面が形良く仕上げることができる。また、畦の形成作業もスピーディに効率良くできる。
また、上記法面成形体と上面成形体は、複数枚の押圧片を、その回転方向の後側が法面側や上面側に突出させているから、畦の法面や上面への断続的な押圧力が1回転の間に複数回も発生して確実に締め固めでき、容易には崩れない畦が形成できる。
更に、上記法面成形体とともに、回転軸に畦の上面と法面との境に配置されるラッパ状体を取り付けたから、畦の上面と法面との境が円弧状に仕上げることができ、雨水で崩れない畦を形成することができる。
以下、図1乃至図12を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による畦成形機の斜視図、図2は畦成形機の平面図、図3は畦成形機の要部を示す側面図、図4と図5は要部の正断面図、図6は畦成形回転手段の側面図と部分図、図7は動力伝達系の説明図、図8乃至図12は畦成形状態を示す作用図である。
本発明の畦成形機100は、ハンドトラクター(耕耘機)1を牽引車1Aとしたものである。勿論、乗用トラクターを牽引車としても良い。牽引車1Aの機体Fには進行方向Aの前上部に原動機Eを備え、前下部に牽引車1Aの前輪(ダブル車輪)R0と、畦成形部20の近くを掘り起すとともに法面20Dと上面20Cに土20Aを掻き上げる左右一対の耕耘刃R1と、古い畦20の法面20Dを削り取る耕耘刃R2とを備えている。上記前輪(ダブル車輪)R0と左右一対の耕耘刃R1とにより、左右バランス良く耕耘できて牽引車1Aが直進できる構成となっている。また、牽引車1Aの前輪(ダブル車輪)R0と後部左右の走行輪H1,H2により、左右一対の耕耘刃R1による耕耘深さを一定に保持することができ、ひいては、畦の高さも一定に保持することができる。
上記牽引車1Aにおける耕耘刃R1,R2の後部には、畦成形部20の上面20Cに盛られた土20Aを締め固める上面叩き手段30を備えている。この上面叩き手段30は、機体Fに片持ち支持された支持軸31に枢支された略矩形の樹脂製の叩き板30Aを備えている。上記叩き板30Aには、回転する駆動軸33の円板33Aに偏芯ピンPで枢支された連結棒L1が連結板L2を介して連結されている。上記駆動軸33は、原動機Eに駆動系(図7で後記する)DOに繋がれている。これで、叩き板30Aは所定の回転数で上下に揺動運動される。上面叩き手段30の後方には、左右2本の大径の走行輪H1,H2を備え、畦側となる走行輪H1には、機体の進行方向と直交する方向の回転軸50の軸線Lに設けられた法面成形体40A及びこの回転中心Oに畦成形部20の上面20Cを仕上げる上面成形体40Bを持つ畦成形体40が取り付けられている。これにより、法面成形体40A及び上面成形体40Bは、牽引車1Aの進行方向Aに走行輪H1とともに回転駆動される。
尚、上面叩き手段30は、図9、図11に二点鎖線で示すように、叩き板30Aの内側に法面を叩く叩き板30Bを備えた構成とすることもできる。この場合はボルト30Cで着脱自在とする。このような構成とした場合は、畦成形部20の上面20Cと同時に法面20Dを叩いて締め固めることができる。すなわち、法面成形体40Aは畦成形部20の上部と下部で回転速度が異なり、上部側が遅くなって押圧度が低くなるので、予め叩き工程で上部をある程度叩いて締め固めるのが好ましいものである。
また、左右の走行輪H1,H2は、図5,図6に示すように、六角断面の回転軸50に嵌着する軸受筒60とこの外側に取り付けたホイール61に装着されている。上記走行輪H1,H2は、軸受筒60上のスプロケット12に巻回されたチェーンC5を介して、原動機Eを駆動源とする駆動系(図7で後記する)DOに連結されている。また、上記畦成形体40は、走行輪H1の外側に配置されている。まず、回転軸50に嵌着された第1筒部63の外周部63Aに大径の円錐面体40Aが羽根車状に装着されている。すなわち、上記法面成形体40Aは、複数枚(6〜8枚、図示のものは8枚)の樹脂製の押圧片40Cの回転軸側をボルトBで第1筒部63の外周部63Aに枢支され、各片の外周側40D隣接面はその先端側(回転方向の後側)Gが法面20D側に突出するように所定の傾斜角度で組み合せて固着されている。また、上面成形体40Bが第2筒部65の外周に配設されている。すなわち、複数枚(6〜8枚、図示のものは8枚)の樹脂製の押圧片40Eを、その先端側(回転方向の後側)が上面20C側に突出するように第2筒部65の外周部65Aに羽根車状に取り付けている。
次に、図7を参照して上記走行輪H1,H2、上面叩き手段30、法面成形体40A、上面成形体40B及び、耕耘刃R1,R2等を駆動する駆動系DOを説明する。先ず、エンジンEからの走行輪H1,H2及び畦成形体40への出力は、スプロケット2,チェーンC1,爪クラッチ付スプロケット3,スプロケット4,チェーンC2,スプロケット5,6、チェーンC3,スプロケット7,7A、チェーンC4,スプロケット8により回転軸50に伝達される。走行輪H1,H2は、爪クラッチ付スプロケット3との動力オン・オフ操作により、走行が行われる。
また、回転軸50上のスプロケット9A又はスプロケット9BからチェーンC4A又はチェーンC4B,爪クラッチ付スプロケット10A又は爪クラッチ付スプロケット10Bから駆動軸35の両端のスプロケット11,11、チェーンC5,C6を介してスプロケット12,12に伝達される。そして、上記スプロケット12,12を取り付けた第1筒部50,50の外端に取り付けた走行輪H1,H2及び畦成形体40に伝達される。上記スプロケット9Aを小径とし、爪クラッチ付スプロケット10を大径として低速用とし、また、スプロケット9Bを大径とし、爪クラッチ付スプロケット10Bを小径として高速用とし、爪クラッチの切り換え操作により走行輪H1,H2に対して畦成形体40を変速回転できるようにしている。
また、耕耘刃R1,R2への出力は、スプロケット7Aの爪クラッチのオン・オフで動力伝達されるスプロケット13,チェーンC8,スプロケット14のロータ軸により伝達され、このロータ軸に装着した耕耘刃R1,R2を回転駆動する。このオン・オフ操作は、スプロケット7Aの爪クラッチのオン・オフで行われる。また、上面叩き手段30への出力は、スプロケット7Aの爪クラッチのオン・オフで動力伝達されるスプロケット15により伝達され、チェーンC7,スプロケット16により上面叩き手段30に連結された駆動軸33を駆動する。このオフ操作は、スプロケット7Aの爪クラッチのオン・オフで行われる。
以上の構成を基にその作用を説明する。まず、原動機Eを始動させ畦成形機100を走行可能な状態とし、上叩き手段30と畦成形体40を駆動状態とした上で、畦20の内側寄りを進行方向Aに移動させる。このとき、図8に示すように、前下部の耕耘刃R1により、畦成形部20の近くを掘り起すとともに法面20Dと上面20Cに土20Aを掻き上げる。また、耕耘刃R2により法面20Dの表面を削り取る。畦成形部20の上面20Cに盛り上げた土20Aは、図9に示すように,耕耘刃R1、R2の後方に配置した上面叩き手段30により締め固められる。すなわち、叩き板30Aが揺動運動して畦の上面を叩くことにより、上面に盛り上げられた土20Aを平らに突き固める。続いて、図10に示すように、上面叩き手段30の後方に配置した畦成形体40における法面成形体40A及び上面成形体40Bが進行方向Aに転動して法面に盛られた土20Aを押し付けながら進行して行く。
上記法面成形体40Aは、図6,図13に示すように、複数枚の押圧片40Cを、その先端側(回転方向の後側)Gが法面20D側に突出するように組み合せているから、畦20の法面への法面成形体40Aの断続的な成形力がこの1回転の間に複数回も発生することとなり、確実に締め固められる。これにより、畦の法面20Dが平滑できれいに仕上げられ、容易には崩れない畦がスピーディに形成される。また、同時に図11に示すように、上記上面成形体40Bは、外周面を複数枚の押圧片40Eで羽根車状に形成し、且つ、その先端側(回転方向の後側)が上面20A側に突出するように形成されているから、上面20Cへの外周面の断続的な成形力が付与される。この成形力は、上面成形体40Bの1回転の間に複数回も発生することとなり、畦上面20Cが平滑できれいに仕上げられ、容易には崩れない畦がスピーディに形成される。
すなわち、本発明の畦成形機100は、まず、土盛りされた畦成形部20の上面20Cを平坦に形成する上面叩き手段30を作用させ、その後、法面20Dを平坦に形成する法面成形体40Aと畦20の上面20Cを平坦に形成する上面成形体40Bとを作用させるようにしたから、上面成形体40Bの外径寸法を小さくしても畦20を高く成形できる。これは畦の上面20Cが大きな土盛りで盛られて凹凸が生じている場合でも、まず上面叩き手段30で叩いて締め固めることができ、続く上面成形体40Bは上面20Cを撫でつけるようにするだけでよいから、締まりが良く、平滑できれいな上面に仕上げることができる。また、上面をこのように仕上げることにより同時に行う法面20Dの仕上げについても、締まりが良く、平滑できれいに仕上げることができる。更に、上記の作業形態をとることで、牽引車1Aの通常の進行速度で作業できるから、畦20の形成作業をスピーディに効率良く行える。
以上、本発明の実施の形態によると、次のような効果を奏することができる。まず、畦成形機100には、畦成形部20の上面20Cを平坦に形成する上面叩き手段30と、畦成形部20の法面20Dを平坦に形成する上面成形体40Cとを別個に独立設置して作動させるから、畦を高く、且つ、締まりが良く、平滑できれいに仕上げることができる。また、畦の形成作業もスピーディに効率良くできる。
更に、上記法面成形体40Aに複数枚の押圧片40Cを羽根車状に設けたから、畦20の法面20Dへの法面成形体の断続的な押圧力がこの1回転の間に複数回も発生して、確実に締め固めでき、容易には崩れない畦の法面が形成できる。
更に、上記上面成形体40Bに複数枚の押圧片40Eを羽根車状に設けたから、畦20の上面20Cへの外周面の断続的な成形力が上面成形体の1回転の間に複数回も発生して、確実に成形でき、容易には崩れないきれいな畦の上面が形成できる。
次に、図13を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この畦成形機200は、上記法面成形体40Aを第1の実施の形態と同一の構成とし、上面成形体40B´は、六角断面の回転軸50をその回転中心Oで長く畦上面側に突出させ、この外周部に樹脂製の押圧片40Fの片側を一つおきに3枚装着させたものである。押圧片40Fの先端側(回転方向の後側)が上面20C側に突出するように取り付けられている。その他の構成は上記第1の実施の形態の場合と同じであるので、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。勿論、押圧片40Fは、2〜4枚構成としても良い。
上記畦成形体40において、上面成形体40B´は、樹脂製の押圧片40Fの片側を一つおきに3枚装着させたものであるから、その外径寸法が小さく設定できる。また、樹脂製の押圧片40Fの先端(自由端)が外径方向に大きく広げられ、上面20Cを弾性的に押圧して綺麗に仕上げることができる。その他の作用・効果は、第1の実施の形態の場合と同じである。
次に、図14を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。この畦成形機300は、上記法面成形体40Aを第1の実施の形態と同一の構成とし、上記上面成形体40Bは、回転軸となる六角断面の回転軸50を短く切断し、この軸端面に雌螺子50Cを設け、法面成形体40Aの先端にラッパ状体40C´を装着しボルトB0により雌螺子50Cに螺着させて取り付けたものである。
上記法面成形体40Aの先端にラッパ状体40C´が設けられているから、畦成形部20の上面20Cと法面20Dとの境を円弧状に仕上げることができる。これにより、雨水が上面に溜まらず畦の上面から境の円弧状面を通って法面へと円滑に流し込まれる。よって、雨水によって崩れない畦を形成することができる。
次に、図7,図15を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。上記実施の形態は水田の畦を成形する畦成形機の例を挙げて説明したが、これに代えて畝の成形に適用することもできる。すなわち、上記第1実施の形態の装置において、回転軸50,駆動軸33を図中左側に延長し、畦成形体40と上面叩き手段30を機体の反対側(図中左側)にも設けたものである。その他の構成は上記第1の実施の形態の場合と同じであるので、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。このようなものも本願発明の技術的範囲に入るものである。
このような構成とすることにより、ハウス内に溝を付けて畝を作る作業に使用でき、その際、畝の上面と法面をしっかり締め固めて上部な畝を成形することができる。その他の作用・効果は、第1の実施の形態の場合と同じである。尚、本実施の形態と同様に、上記第2〜第3の実施の形態の装置において、回転軸50,駆動軸33を図中左側に延長し、畦成形体40と上面叩き手段30を機体の反対側(図中左側)にも設けることができる。この場合も、上記と同様の作用・効果を奏することができる。
本発明の第1の実施の形態を示し、畦成形機の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦成形機の平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦成形機の側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、上面叩き手段の正断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦成形体の正断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦成形体の側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、駆動系の動力伝達図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦形成の作用断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦形成の作用断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦形成の作用断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦形成の作用断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、畦形成の作用断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示し、畦成形体の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示し、畦成形体の斜視図である。 本発明の第4の実施の形態を示し、畦成形体の正断面図である。。 従来例の内側回転板と畦の高さを示す斜視図である。
符号の説明
1 ハンドトラクター(耕耘機)
1A 牽引車
2〜16 スプロケット
20 畦成形部
20A 土
20C 上面
20D 法面
30 上面叩き手段
30A 叩き板
31 支持軸
33 駆動軸
33A 円板
40 畦成形体
40A 法面成形体
40B 上面成形体
40B´ 上面成形体
40C´ ラッパ状体
40C 押圧片
40D 外周側
40E 押圧片
40F 押圧片
50 回転軸
50C 雌螺子
60 軸受筒
61 ホイール
63 第1筒部
63A 外周部
65 第2筒部
65A 外周部
100 畦成形機
200 畦成形機
300 畦成形機
A 進行方向
B ボルト
B0 ボルト
B1 ボルト
CE チェーン
CB コイルバネ
C 繋ぎ部
C1〜C8 チェーン
DO 駆動系
E エンジン
F 機体
FB 固定ボルト
G 後側
L 軸線
L1 連結棒
L2 連結板
H1,H2 走行輪
N 長孔
O 回転中心
P 偏芯ピン
R0 前輪
R1 耕耘刃
R2 耕耘刃

Claims (4)

  1. 原動機を装着した機体に上記原動機により走行する左右一対の走行輪と上記原動機により回転して耕土を畦成形部に掻き上げる耕耘刃とを装着した畦成形機において、上記耕耘刃の後方に設けられ上記原動機により揺動運動して畦成形部に盛られた土の上面を締め固める上面叩き手段と、上記上面叩き手段の後方の畦成形部法面側に配置され機体の進行方向と直交する方向に設けられた回転軸に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦成形部法面側に突出するようにして羽根車状に形成されてなる法面成形体と、上記法面成形体の畦形成部上面側に配置され回転軸に装着されて上記原動機により回転駆動され複数枚の押圧片をその先端側が畦形成部上面側に突出するようにして羽根車状に形成されてなる上面成形体と、を具備したことを特徴とする畦成形機。
  2. 上記上面成形体は、回転軸に2〜4枚の押圧片を取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載の畦成形機。
  3. 上記上面成形体は、回転軸に6〜8角形の角筒体を装着し、これに6〜8枚の押圧片を取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載の畦成形機。
  4. 上記上面成形体は、回転軸に畦の上面と法面との境に配置されるラッパ状体を取り付けたものであることを特徴とする請求項1記載の畦成形機。
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