JP2014135904A - 畦塗り機 - Google Patents

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健一 池田
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Abstract

【課題】崩れにくい強固な新畦を形成できる畦塗り機を提供する。
【解決手段】畦塗り機1は、田面および元畦の土を耕耘して盛り上げる盛土体3を備える。畦塗り機1は、盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する予備畦形成体5を備える。畦塗り機1は、盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦外側部分を形成して新畦を仕上げる仕上畦形成体6を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、崩れにくい強固な新畦を形成できる畦塗り機に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された畦塗り機が知られている。
この従来の畦塗り機は、例えばトラクタ等の走行車の後部に連結された機体と、この機体に回転可能に設けられ土を耕耘して盛り上げる盛土体(前処理体)と、機体に回転可能に設けられ盛土体による耕耘土を締め固めて新畦を形成する畦形成体(整畦体)とを備えている。
特開平11−46503号公報
しかしながら、上記従来の畦塗り機では、例えば土質等によっては、畦形成体による締め固めが不十分となる場合があり、崩れにくい強固な新畦を形成できないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、崩れにくい強固な新畦を形成できる畦塗り機を提供することを目的とする。
請求項1記載の畦塗り機は、土を耕耘して盛り上げる盛土体と、この盛土体による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する予備畦形成体と、前記盛土体による耕耘土を締め固めて新畦外側部分を形成する仕上畦形成体とを備えるものである。
請求項2記載の畦塗り機は、請求項1記載の畦塗り機において、予備畦形成体は、上下動しながら盛土体による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する畦形成部を有するものである。
請求項3記載の畦塗り機は、請求項2記載の畦塗り機において、予備畦形成体の畦形成部は、盛土体側から仕上畦形成体側に向かう耕耘土の土中で上下動する押付体にて構成されているものである。
請求項4記載の畦塗り機は、請求項3記載の畦塗り機において、押付体は、前上がり傾斜状の傾斜板部と、この傾斜板部の左右方向端部から下方に向かって突出する突出板部とを有するものである。
請求項5記載の畦塗り機は、請求項1ないし4のいずれか一記載の畦塗り機において、予備畦形成体は、機体に脱着可能に設けられているものである。
請求項6記載の畦塗り機は、請求項1ないし5のいずれか一記載の畦塗り機において、予備畦形成体は、仕上畦形成体の前方かつ側方の位置に配設されているものである。
本発明によれば、盛土体による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する予備畦形成体と、盛土体による耕耘土を締め固めて新畦外側部分を形成する仕上畦形成体とを備える構成であるから、崩れにくい強固な新畦を形成できる。
本発明の第1の実施の形態に係る畦塗り機の平面図である。 同上畦塗り機の側面図である。 同上畦塗り機の部分側面図である。 同上畦塗り機の予備畦形成体の斜視図である。 (a)および(b)は同上予備畦形成体の動作説明図である。 同上畦塗り機の部分背面図である。 同上畦塗り機による畦塗り作業のイメージ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る畦塗り機の部分側面図である。 同上畦塗り機の部分背面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る畦塗り機の部分側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る畦塗り機の部分側面図である。
本発明の第1の実施の形態について図1ないし図7を参照して説明する。
図1ないし図3において、1は畦塗り機で、この畦塗り機1は、例えば走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に連結され、トラクタの走行により圃場の畦に沿って進行方向である前方に移動しながら畦塗り作業をするものである。
畦塗り機1は、トラクタの後部の3点リンク部(作業機連結部)に脱着可能に連結された機体2と、この機体2に回転可能に設けられ、左右方向の回転中心軸線aを中心として所定方向に回転しながら田面および元畦の土を耕耘して盛り上げるロータリ式の耕耘体である盛土体(ロータリ部)3を備えている。
また、畦塗り機1は、盛土体3の後方で盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦内側部分Aを形成する予備畦形成体5と、この予備畦形成体5の後方で左右方向の回転中心軸線bを中心として所定方向に回転しながら盛土体3による耕耘土を新畦内側部分Aを覆うように締め固めて新畦外側部分Bを形成して所定形状の新畦を仕上げる仕上畦形成体6とを備えている。
仕上畦形成体6は、機体2に回転中心軸線bを中心として回転可能に設けられている。予備畦形成体5は、取付手段(例えばボルトおよびナット)7によって機体2の被取付部8に脱着可能に設けられ、盛土体3と仕上畦形成体6との間に位置している。
さらに、畦塗り機1は、盛土体3を覆う盛土体カバー9と、予備畦形成体5および仕上畦形成体6を覆う畦形成体カバー10と、圃場に接地して走行する方向輪11と、非作業時に使用され畦塗り機1の移動を容易にするスタンド12とを備えている。
機体2は、トラクタの後部の3点リンク部に脱着可能に連結された機枠21を有している。機枠21は、軸保持部22を有し、この軸保持部22には入力軸23が回転可能に設けられている。入力軸23は、図示しないトラクタのPTO軸にジョイントを介して接続されている。
機枠21には、盛土体3、予備畦形成体5および仕上畦形成体6を支持する支持部である可動機枠25が平行リンク26を介して連結されている。可動機枠25は、伸縮駆動手段である回動シリンダ27の伸縮に基づく平行リンク26の回動により、機枠21に対して左右方向に移動可能となっている。
可動機枠25は、ミッションケース部30と、第1伝動ケース部である第1チェーンケース部31と、第2伝動ケース部である第2チェーンケース部32と、左右方向長手状のフレーム部33とを有している。ミッションケース部30には中間入力軸35が回転可能に設けられ、この中間入力軸35は、入力軸23にジョイント36を介して接続されている。
第2チェーンケース部32の前端部には、盛土体3が回転可能に設けられている。そして、畦塗り作業時には、盛土体3は、機体2の可動機枠25に対して中間入力軸35側からの動力により回転中心軸線aを中心として所定方向に回転する。
また、フレーム部33には、仕上畦形成体6が回転可能に設けられている。そして、畦塗り作業時には、仕上畦形成体6は、機体2の可動機枠25に対して中間入力軸35側からの動力により回転中心軸線bを中心として所定方向に回転する。
さらに、前後方向長手状の伝動ケース部である第2チェーンケース部32の長手方向中央部には、左右方向長手状で筒状の軸支持部41が突設され、この軸支持部41によって左右方向の回転軸42が回転可能に支持されている。回転軸42は、図4等から明らかなように、その先端部である右端部が筒状の軸支持部41の端面開口から突出し、この突出した部分の外周面に略楕円形状のカム部であるカム板43が固設されている。
なお、回転軸42の基端部である左端部は、第2チェーンケース部32内に挿入され、この第2チェーンケース部32内のチェーンに歯車等を介して接続されている。つまり、この回転軸42は、機体2の可動機枠25に対して中間入力軸35側からの動力により左右方向の回転中心軸線cを中心として所定方向に回転する。
また、第2チェーンケース部32の右端部の外周面には板状の被取付部8が固設され、この被取付部8に予備畦形成体5が取付手段7によって脱着可能に取り付けられている。
盛土体3は、機体2の可動機枠25の第2チェーンケース部32の前端部に回転可能に設けられた左右方向の回転軸51と、この回転軸51に取り付けられこの回転軸51とともに回転中心軸線aを中心として所定方向に回転しながら田面および元畦の土を耕耘して畦状に盛り上げる複数の耕耘爪(切削爪)52とを有している。
なお、回転する盛土体3の耕耘爪52にて耕耘された耕耘土は、盛土体カバー9および畦形成体カバー10にて案内されつつ、盛土体3側から仕上畦形成体6側に向かって移動する。
仕上圧縮体である仕上畦形成体6は、機体2の可動機枠25のフレーム部33の右端部から突出する回転可能な左右方向の回転軸56と、この回転軸56に取り付けられこの回転軸56とともに回転中心軸線bを中心として所定方向に回転しながら盛土体3による盛土である耕耘土を新畦内側部分Aを覆うように締め固めて新畦外側部分Bを形成して新畦を仕上げる仕上用の畦形成部材57とを有している。
畦形成部材57は、予備畦形成体5の後方で所定方向に回転しながら、盛土体3による耕耘土を圧縮して締め固めて新畦外側部分Bの傾斜状の畦側面を形成する円錐台状の畦側面形成部58を有している。この畦側面形成部58の縮径端部側には、所定方向に回転しながら盛土体3による耕耘土を圧縮して締め固めて新畦外側部分Bの水平状の畦上面を形成する円筒状の上面ローラ部である畦上面形成部59が設けられている。なお、予備畦形成体5は、仕上畦形成体6の円錐台状の畦側面形成部58の前方かつ側方の位置に配設されており、側面視で予備畦形成体5が畦側面形成部58の前側部分と重なり合うようになっている。
予備圧縮体である予備畦形成体5は、図4ないし図6等に示されるように、盛土体3と仕上畦形成体6の畦側面形成部58との間でかつその畦側面形成部58と元畦の切削面との間の位置(耕耘土が逃げにくいように周囲が囲まれた位置)で、カム板43の回転に基づいて上下動しながら、盛土体3による耕耘土を圧縮して締め固めて新畦内側部分Aを形成する畦形成部61を有している。この畦形成部61は、例えば盛土体3側から仕上畦形成体6側に向かう飛散中の耕耘土の土中で上下動する土締め固め用の板状の押付体62にて構成されている。
そして、押付体62は、進行方向前方に向かって徐々に上方へ傾斜する前上がり傾斜状で矩形板状の傾斜板部63を有している。傾斜板部63の左右方向両端部からは、左右両側方への土の逃げを抑制する矩形板状の突出板部64が下方、すなわち例えば斜め下方に向かって一体に突出している。なお、例えば図示しないが、突出板部64が傾斜板部63の左右方向端部から鉛直下方に向かって突出するようにしてもよい。
また、傾斜板部63の前端部からは、傾斜板部63よりも水平方向に対する傾斜角度が大きな前上がり傾斜状で矩形板状の前高傾斜板部65が斜め上方に向かって一体に突出している。さらに、前高傾斜板部65の前端部からは、進行方向後方に向かって徐々に上方へ傾斜する後上がり傾斜状で矩形板状の後高傾斜板部66が斜め上方に向かって一体に突出している。
なお、これら傾斜板部63、左右の突出板部64、前高傾斜板部65および後高傾斜板部66は、複数箇所で折り曲げられた1枚の板部材にて構成されている。
また、押付体62は、傾斜板部63の上面に固定的に立設された取付板部67を有している。この取付板部67は、予備畦形成体5の可動部71の連結板72に脱着ピン等の取付部材70にて上下位置調整可能に取り付けられている。
この可動部71は、予備畦形成体5の取付部81に支軸73,74を介して上下方向に回動可能に取り付けられた互いに平行な上アーム76および下アーム77を有し、これら両アーム76,77が連結板72にて連結されている。なお、板状の取付部81が取付手段7にて板状の被取付部8に脱着可能に取り付けられている。
また、可動部71の一方側の上アーム76と取付部81との間には、上アーム76を上方に付勢する付勢手段であるコイルばね78が設けられている。つまり、コイルばね78は、押付体62を上動させるためのもので、その一端部が上アーム76に取り付けられ、その他端部が取付部81に取り付けられている。
さらに、可動部71の下アーム77の一側面には止め板79が固着され、この止め板79と取付部81のストッパピン82との当接により押付体62の上動が規制される。
また、互いに離間対向する左右1対の上アーム76,76の前端部同士が、軸状の連結部材80にて連結されている。この連結部材80は、カム板43の膨出状部分43aが断続的に接触する円筒面状のカム受面80aを外周面に有している。
そして、図5(a)および(b)に示すように、カム板43が回転軸42とともに回転中心軸線cを中心として所定方向に回転し、カム板43の膨出状部分43aが可動部71の連結部材80のカム受面80aに接触すると、両アーム76,77がコイルばね78の付勢力に抗して支軸73,74を中心として一方向へ回動し、その結果、畦形成部61である押付体62が所定距離だけ下動する。
その後、カム板43の膨出状部分43aが可動部71の連結部材80のカム受面80aから離れると、両アーム76,77がコイルばね78の付勢力に基づいて支軸73,74を中心として他方向へ回動し、その結果、畦形成部61である押付体62が所定距離だけ上動する。こうして、カム板43の回転に基づいて押付体62が上位置および下位置間で繰り返し上下動、つまり上下振動するようになっている。
また、左右の両上アーム76,76の後端部同士は軸状の連結部材85にて連結され、この連結部材85に連結板72の上端部が回動可能に連結されている。また、連結板72の上下方向中央部が下アーム77の後端部に連結軸86を介して回動可能に連結され、この連結板72の下端側に押付体62の取付板部67が取付部材70を介して上下位置調整可能に取り付けられている。
次に、畦塗り機1の作用等を説明する。
畦塗り機1をトラクタの後部に連結した状態でトラクタの走行により畦塗り機1を進行方向前方に移動させると、図7に示すように、盛土体3の耕耘爪52が回転しながら田面および元畦の土を耕耘切削して盛り上げ、この盛土体3の進行方向後方で、予備畦形成体5の押付体62が上下動しながら耕耘土を叩くように締め固めて新畦内側部分Aを形成し、その後、仕上畦形成体6の畦形成部材57が回転しながら耕耘土を締め固めて新畦外側部分Bを形成し、その結果、新畦が形成される。
ここで、予備畦形成体5の畦形成部61である押付体62は、回転する耕耘爪52にて耕耘切削されて盛土体3側から仕上畦形成体6側に向かう耕耘土の土中、つまり仕上畦形成体6側へ供給される耕耘土の土中で、カム板43の回転に基づいて上下動しながら、その耕耘土の一部を元畦の切削面に対して押し付けるようにして締め固める。
すなわち、この押付体62は、盛土体3と仕上畦形成体6の畦側面形成部58との間でかつその畦側面形成部58と元畦の切削面との間の位置、換言すると左側の畦側面形成部58と右側の元畦の鉛直面状の切削面との間の狭い空間部分において、上下動しながら耕耘土を圧縮して新畦内側部分Aを形成する。
そして、この新畦内側部分Aに対して盛土体3による耕耘土が仕上畦形成体6の畦形成部材57によって押し付けられて新畦外側部分Bが形成され、これにより新畦が形成される。この際、新畦の内側に位置する新畦内側部分Aは、畦形成部材57によって更に締め固められる。なお、新畦内側部分Aの土量と新畦外側部分Bの土量とは、略同じ量である。
このように、上記畦塗り機1によれば、盛土体3の進行方向後方で、予備畦形成体5の押付体62が上下動しながら盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦の一部である新畦内側部分Aを形成し、その後、仕上畦形成体6の畦形成部材57が回転しながら盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦外側部分Bを形成するため、例えば土質等に拘わらず、崩れにくい強固な新畦を形成できる。
また、予備畦形成体5の畦形成部61である押付体62は、耕耘土が逃げにくい位置である仕上畦形成体6の畦形成部材57の側方近傍位置において、盛土体3側から仕上畦形成体6側に向かう飛散中の耕耘土の土中で上下動するため、耕耘土の逃げ場がなく、所望量の耕耘土を適切に締め固めることができ、崩れにくい強固な新畦を適切に形成できる。
さらに、押付体62は、少なくとも前上がり傾斜状の傾斜板部63とこの傾斜板部63の左右方向両端部から斜め下方に向かって突出する突出板部64とを有するため、所望量の耕耘土を抱え込みながら効果的に締め固めることができ、崩れにくい強固な新畦をより適切に形成できる。
また、畦形成部61、可動部71および取付部81等にて構成された予備畦形成体5は、機体2の被取付部8に脱着可能に設けられているため、例えば土質等によっては予備畦形成体5を使用する必要がない場合があり、この場合に予備畦形成体5を機体2から取り外すことができ、またメンテナンス時等においても予備畦形成体5の取り外しが可能であり、メンテナンス作業を容易にできる。
なお、上記実施の形態では、予備畦形成体5の押付体62がカム板43の回転に基づいて上下動する構成について説明したが、例えば図8および図9に示す第2の実施の形態のように、押付体62が可動アーム91の案内部材92に対するスライドに基づいて上下動する構成でもよい。
この構成では、押付体62の取付板部67が、上下方向長手状の可動アーム91の下端側に取付部材70を介して上下位置調整可能に取り付けられている。可動アーム91は、盛土体カバー9に固着された案内部材92の筒状部93内にスライド可能に挿通されている。可動アーム91の上端部には棒状の連結部材94の下端部が回動可能に連結され、この連結部材94の上端部が回転部材95の偏心位置に回動可能に連結されている。なお、予備畦形成体5の可動アーム91と機体2の連結部材94との連結は解除可能となっており、この連結を解除して可動アーム91を案内部材92の筒状部93内から抜き出すことにより予備畦形成体5を機体2から取り外すことが可能である。
回転部材95は、機体2の伝動ケース部96に左右方向軸線を中心として回転可能に設けられている。そして、回転部材95が入力軸側からの動力により左右方向軸線を中心として回転すると、可動アーム91が案内部材92の筒状部93に対して上下方向にスライドし、これにより予備畦形成体5の押付体62が上下方向に沿って上下動する。
なお、この第2の実施の形態では、盛土体3の回転軸51は、前後方向に軸方向を有している。また、予備畦形成体5は、側部土止め体として機能する仕上畦形成体6の側方に位置しておらず、側部土止め体として機能する鉛直面状の土寄せ板100の側方近傍位置に配設されている。つまり、予備畦形成体5は、仕上畦形成体6の前端よりも進行方向前方に位置している。土寄せ板100は、図8から明らかなように、側面視で盛土体3と仕上畦形成体6との間に位置し、盛土体3による耕耘土を仕上畦形成体6側に案内する。
また、予備畦形成体5の押付体(畦形成部)62は、鉛直方向である上下方向に沿って上下動するものには限定されず、例えば図10に示す第3の実施の形態のように、上下方向に対して少し傾斜した傾斜方向(可動アーム91がその下側が前側に位置するような傾斜状となる傾斜方向)に沿って上下動するもの等でもよい。なお、この第3の実施の形態では、前記第2の実施の形態とは異なり、押付体62の傾斜板部63が可動アーム91の長手方向に対して直交状に設けられている。
さらに、仕上畦形成体6は、円錐台状の畦側面形成部(ディスク部)58を有するものには限定されず、例えば図11に示す第4の実施の形態のように、所定方向に回転しながら盛土体3による耕耘土を締め固めて新畦外側部分を形成する円筒状の円筒ローラ101を有するもの等でもよい。なお、上記各実施の形態の構成を適宜組み合わせることも可能である。
また、予備畦形成体5の押付体62は、傾斜板部63および突出板部64を有しないものでもよく、例えば水平板部とこの水平板部の左端部から斜め下方に向かって突出する突出板部とを有するもの(断面略への字状)や、湾曲状の湾曲板部を有するもの等でもよい。
さらに、予備畦形成体5の押付体62は、上下動するものには限定されず、例えば左右動するものや往復回動するもの等でもよい。
また、予備畦形成体5の押付体62を圧縮動作(上下動等)させる駆動手段として、例えば油圧シリンダや電動モータ等を用いてもよい。
1 畦塗り機
2 機体
3 盛土体
5 予備畦形成体
6 仕上畦形成体
61 畦形成部
62 押付体
63 傾斜板部
64 突出板部
A 新畦内側部分
B 新畦外側部分

Claims (6)

  1. 土を耕耘して盛り上げる盛土体と、
    この盛土体による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する予備畦形成体と、
    前記盛土体による耕耘土を締め固めて新畦外側部分を形成する仕上畦形成体と
    を備えることを特徴とする畦塗り機。
  2. 予備畦形成体は、上下動しながら盛土体による耕耘土を締め固めて新畦内側部分を形成する畦形成部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の畦塗り機。
  3. 予備畦形成体の畦形成部は、盛土体側から仕上畦形成体側に向かう耕耘土の土中で上下動する押付体にて構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の畦塗り機。
  4. 押付体は、
    前上がり傾斜状の傾斜板部と、
    この傾斜板部の左右方向端部から下方に向かって突出する突出板部とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の畦塗り機。
  5. 予備畦形成体は、機体に脱着可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の畦塗り機。
  6. 予備畦形成体は、仕上畦形成体の前方かつ側方の位置に配設されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の畦塗り機。
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