JP3069873B2 - 圃場溝掘機 - Google Patents
圃場溝掘機Info
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- Soil Working Implements (AREA)
Description
水はけ用の溝を形成する圃場溝掘機に関するものであ
る。
昭39ー35323号公報、実公昭42ー16323号
公報、実公昭43ー6982号公報の如く、走行機体に
機枠を設け、該機枠に回転する耕耘爪を設け、耕耘爪に
より圃場土壌を耕起破砕するとともに同時にはね飛ばし
て溝掘りするように構成されたものが知られている。
部材を設け、走行機体の走行によってすき部材で溝掘り
するように構成したものもある。
作用は良好なものの遠心力によるはね飛ばし作用のため
その耕耘土が残って溝掘跡は必ずしも満足されたもので
なく、またすき部材を用いるものにあっては走行機体の
牽引力が過大となり、一般の農家では購入し難い大型の
走行機体にしなければならないことから、実公昭59ー
10214号公報に示す如く、すき部材の進行方向前方
位置に溝切体を対向配置し、すき部材による溝掘抵抗を
緩和する構造のものが提案されている。また上記溝切体
を強制回転させる構造も提案されている。
の場合、走行機体の進行に伴って溝切体により圃場面を
溝切り作業するに際し、圃場面に散在する藁屑等が溝切
りを阻害するため、溝切体の進行方向前方位置に圃場面
に散在する藁屑等を側方に排出可能な前処理機構を設け
ることがある。
側方に排出するに際し、圃場面に存在する凹凸によって
必ずしも満足した藁屑等の排出が行われないことがあ
り、それだけ作業能率が低下しているという不都合を有
している。
を解決することを目的とするもので、その要旨は、走行
機体に機枠を連結し、該機枠に圃場面に溝切り可能な溝
切体を設け、機枠に溝切体の進行方向前方位置に圃場面
に散在する藁屑等を側方に排出可能な前処理機構を設
け、かつ該機枠に溝切体の進行方向後方位置に圃場土を
掬い取って側方に排出可能なすき部材を設けてなり、上
記前処理機構に圃場面の凹凸を是正可能な排出部材を備
えて構成したことを特徴とする圃場溝掘機。
部を圃場内に穿入しつつ機枠を走行すると、溝切体によ
り圃場面は溝切りされ、溝切りされた間の土壌はすき部
材により削取されて側方に排出されることになり、この
際に前処理機構は溝切体の進行方向前方位置にして圃場
面に散在する藁屑等を側方に排出するとともに排出部材
は圃場面の凹凸を是正することになる。
乃至図7は第1実施例、図8、9は第2実施例である。
トラクタである走行機体であって、走行機体1の後部に
は連結機構2により機枠3が連結され、この連結機構2
は左右の下部リンク4、上部リンク5、吊上リンク6か
ら構成されている。
数個の刃部7a・8aを切欠して有し、前記機枠3に角
パイプ状の支持部材9の上端部を固定し、支持部材9の
下端部に車筒11を取付け、車筒11に車軸12を回転
自在に軸受し、車軸12の左右両端部に溝切体7・8を
所定間隔を置いて取付けて構成している。
材13の先端部幅は前記溝切体7・8間の幅と略同幅に
形成され、すき部材13の先端部は先細削取部13aに
形成されるとともに後部は削取土を側方に排出するよう
にひねった排出部13bに形成されている。
ム14の先端部を支持軸15により枢着し、機枠3の後
部上側に突出枠部16を突出形成し、突出枠部16の後
端部にピン17によりナット体18を枢着し、ナット体
18に螺杆19を螺着し、ハンドル20の回動により螺
杆19を上下動可能に設け、取付アーム14の中程部に
螺杆19の下端部をピン21により枢着し、取付アーム
14にすき部材13を取付て構成している。
付アーム14の後面に二枚の支持板23を対向状態に取
付け、支持板23に複数個の選択穴24を形成し、支持
板23間に安定部材22に取り付けた挿通板25を挿通
し、挿通板25に一個の貫通穴26を形成し、いずれか
の選択された選択穴24及び挿通板25の貫通穴26に
止着ピン27を挿通し、これにより安定部材22を取付
アーム14に上下調節及び若干揺動自在に取り付けてい
る。
可能な当接板面22a及び掘り取られた溝Wの内側面W
1に当接可能な側当接板面22bが形成されている。
3に回転軸25を軸受26により横架し、走行機体1た
るトラクタの動力取出軸27と回転軸25とを自在継手
28により連結し、回転軸25に円板状の取付板29を
取付け、取付板29に巻付短筒30を三個取付け、巻付
短筒30に可撓弾性を有するピアノ線材からなる跳飛ば
し杆31を巻付固定して構成したものである。
処理機構24の取付板29に金属板性の三個の排出部材
32を取付ボルト33により取付け、排出部材32の長
さをその先端軌跡Cが上記跳ね飛ばし杆31の先端軌跡
Dよりも内側に位置するように設定している。
りに着脱自在に搭載される。
行機体1により溝切体7・8の下部及びすき部材13の
下部を圃場a内に穿入しつつ機枠3を走行すると、溝切
体7・8は連れ回り回転しつつ進行して圃場面aに二条
の溝Rを切り、この場合刃部7a・8aにより溝切抵抗
が軽減され、この二条に溝切りされた間の土壌はその後
方のすき部材13により削取されて側方に排出され、こ
の結果圃場に溝Wを掘る作業をすることができ、先ず溝
切体7・8で溝切りし、そしてこれをすき部材13が削
取して掘取土Tを側方に排出するため溝掘り作業抵抗を
軽減でき、走行機体1の牽引力増加を抑制できる。
行機体1の動力取出軸27により回転し、円板状の取付
板29に取り付けられた跳飛ばし杆31は自己の可撓弾
性を伴って圃場面a接触し、圃場面に存在する藁屑等E
を側方に跳ね飛ばすことになり、かつ排出部材32は圃
場面aの凹凸を掻いて側方に泥土を排出し、凹凸を是正
することができる。
が上記跳ね飛ばし杆31の先端軌跡Dよりも内側に位置
するように設定してあるから、排出部材32が圃場面a
の凸部分を掻き、その掻かれた跡を跳ね飛ばし杆31が
回動するため、ピアノ線材からなる跳飛ばし杆31の撓
み弾性限度を排出部材32の先端軌跡Cの外側に抑える
ことができ、過大な撓みによる跳ね飛ばし杆31の折曲
破損を防ぐことができる。
aは掘り取られた溝Wに近い圃場面a上に当接しつつ進
行するため、すき部材13の高低を安定なものとするこ
とができ、圃場土の状態によってすき部材13が過大に
圃場泥土を掬い取って牽引力が増加することを抑制で
き、溝Wの深さを一定に保つ作用を得ることになり、ま
た安定部材22の当接板面22aはすき部材13の進行
方向後方に位置しているから、圃場面等に散在する藁屑
等の絡み付きが少なくなり、かつこの場合重錘34によ
り適度な荷重をすき部材13に掛けることができ、それ
だけ良好な溝切り作業ができ、さらに安定部材22の側
当接板面22bは掘り取られた溝Wの内側面W1に当接
可能なためすき部材13並びに溝切体7・8の横振れを
抑えることができ、溝掘り作業を良好に行うことができ
る。
この場合溝切体7・8を往復動させる往復動機構35を
備えており、機枠3に角パイプ状の支持部材9の上端部
を支点軸10により枢着し、前記機枠3にギヤケース3
6を取付け、ギヤケース36の入力軸37と前記回転軸
25とを連結し、ギヤケース36の出力軸38にクラン
ク体39を取付け、クランク体39に連結ピン40を設
け、上記支持部材9の中程部に連結軸41を軸受し、連
結ピン40と連結軸41との間に連結ロッド42を枢着
架設し、クランク作用により溝切体7・8を進行方向の
前後に往復動させるように構成したものである。
様な作用効果を得るとともに溝切体7・8は往復動機構
35によって進行方向の前後に往復動され、それだけ溝
切体7・8による圃場の溝切り作用が良好になされ、円
滑にして高能率な溝掘り作業ができる。
対の溝切体としているが、溝切体7・8をなた刃状の溝
切刃としたり、一方の溝切体だけとすることもあり、ま
た上記実施例では一対の溝切体7・8及びすき部材13
を一組配置しているが二組以上とすることもある。
なっているが、乗用田植機の走行機体部分やその他であ
ってもよいし、また溝切体7・8を強制的に回転させる
構造としてもよい。
ることもある。
切体の下部及びすき部材の下部を圃場内に穿入しつつ機
枠を走行すると、溝切体により圃場面は溝切りされ、溝
切りされた後の土壌はすき部材により削取されて側方に
排出され、この結果圃場の溝掘り作業をすることがで
き、先ず溝切体で溝切りし、そしてこれをすき部材が削
取して掘取土を側方に排出するため溝掘り作業抵抗を軽
減でき、走行機体の牽引力増加を抑制でき、かつ前処理
機構により藁屑等を側方に跳ね飛ばすことができるとと
もに排出部材により圃場面の凹凸を是正することがで
き、円滑にして高能率な溝掘り作業ができる。
とができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 走行機体に機枠を連結し、該機枠に圃場
面に溝切り可能な溝切体を設け、機枠に溝切体の進行方
向前方位置に圃場面に散在する藁屑等を側方に排出可能
な前処理機構を設け、かつ該機枠に溝切体の進行方向後
方位置に圃場土を掬い取って側方に排出可能なすき部材
を設けてなり、上記前処理機構に圃場面の凹凸を是正可
能な排出部材を備えて構成したことを特徴とする圃場溝
掘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3351958A JP3069873B2 (ja) | 1991-12-14 | 1991-12-14 | 圃場溝掘機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3351958A JP3069873B2 (ja) | 1991-12-14 | 1991-12-14 | 圃場溝掘機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161403A JPH05161403A (ja) | 1993-06-29 |
JP3069873B2 true JP3069873B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18420795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3351958A Expired - Lifetime JP3069873B2 (ja) | 1991-12-14 | 1991-12-14 | 圃場溝掘機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069873B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6472412B2 (ja) * | 2016-06-06 | 2019-02-20 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 圃場溝掘機 |
JP6482499B2 (ja) * | 2016-06-06 | 2019-03-13 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 圃場溝掘機 |
JP6899943B2 (ja) * | 2019-01-22 | 2021-07-07 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 圃場溝掘機 |
-
1991
- 1991-12-14 JP JP3351958A patent/JP3069873B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05161403A (ja) | 1993-06-29 |
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