JPH0226981Y2 - - Google Patents

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JPH0226981Y2
JPH0226981Y2 JP3660185U JP3660185U JPH0226981Y2 JP H0226981 Y2 JPH0226981 Y2 JP H0226981Y2 JP 3660185 U JP3660185 U JP 3660185U JP 3660185 U JP3660185 U JP 3660185U JP H0226981 Y2 JPH0226981 Y2 JP H0226981Y2
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JP
Japan
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vibrating blade
machine frame
vertical
attached
blade
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JP3660185U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサブソイラーに係り、水田圃場におけ
る耕土及び耕盤を破砕して排水溝を形成するもの
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のサブソイラーとしては、たとえ
ば、実開昭54−180101号公報に記載の構造が知ら
れている。この公報記載の構造は、機枠の後方部
に垂直板状の振動刃体を振動自在に設け、この振
動刃体の下端部に切削刃及びモール体を連設した
構造である。
そして、上記振動される振動刃体によつて耕土
及び耕盤を縦割りするとともに、耕盤に上記切削
刃及びモール体によつて大きい排水溝を形成する
ようにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の構造では、振動刃体は下方に垂直状
に延在した形状であるから、耕土及び耕盤には上
下方向に一連の縦切溝及び大きい排水溝が直線状
に連設されることになる。
そのため、一連の縦切溝及び排水溝の部分が代
掻作業後においては軟弱化することになり、田植
作業時には田植機の細い車輪が上記耕盤の大きい
排水溝内に落込み、車輪の回動性及び直進性が阻
害され、かつまた田植機の舵取りが困難になるこ
とがあるという問題がある。
そこで、本考案は上記点に鑑みなされたもの
で、耕土に形成する切溝と耕盤に形成する排水溝
とを上下方向に直線的に連通することなく相互に
偏位した位置に形成するようにし、田植機の細い
車輪が耕盤の排水溝内に落込むことを防止すると
ともに、上記排水溝によつて田植機の走行性及び
操作性が阻害されることがないようにしたことを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、機枠の後方部に下方に向つて延在す
る振動刃体を前後動自在に取着し、この振動刃体
の下端部に穿孔体を設けたサブソイラーにおい
て、上記振動刃体は、上部を垂直状部として形成
するとともに、この垂直状部に連設した下部を進
行方向左右の少なくとも一方の側方部に傾斜して
突出した傾斜状部として形成し、この傾斜状部の
下端部に上記穿孔体を設けたものである。
〔作用〕 本考案は上記のように構成したので、振動刃体
の垂直状部または傾斜状部で耕土と耕盤に対して
垂直状または一方側に傾斜した切溝が形成される
とともに、上記傾斜状部の外方の突出した下端部
の穿孔体によつて上記切溝とは偏位した位置の耕
盤に排水溝が形成される。これにより排水溝内に
田植機の車輪が落込むようなことがない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を添附図面を参照して
説明する。
図において、1は機枠で、この機枠1の前端部
に図示しないトラクタに対する連結枠2が取付け
られているとともに、この連結枠2の上部及び上
記機枠1の前端部に上記トラクタに連結する連結
部3が設けられている。また上記連結枠2と上記
機枠1の後方部との間にステー4が介在係止され
ている。
つぎに、上記機枠1の前方部に一対の軸受体5
が相対して前後部に設けられ、この一対の軸受体
5に入力軸6が回動自在に横架され、この入力軸
6の連結部7が前方に向つて突出されている。ま
た上記一対の軸受体5間における上記入力軸6に
偏心回動するカム8が軸着されている。
また上記機枠1の後方部に回動中心軸9が横架
され、この回動中心軸9に揺動枠体10の略中間
部が上下方向回動自在に支架されている。またこ
の揺動枠体10の前端部に突出した支軸11に上
記カム8に係合したローラ12が回動自在に軸架
され、上記揺動枠体10の後端近傍の上下に取付
孔13が穿設されている。
また14は振動刃体で、この振動刃体14は、
上部に垂直状部15と、この垂直状部15の下端
部に折曲して連設した進行方向の左右一側部に傾
斜して突出した下部の傾斜状部16とにより構成
されている。そして、上記垂直状部15は、上下
方向に所定の間隔をおいて上記取付孔13に連通
する複数の連通孔17が穿設されている。また上
記傾斜状部16は、外方に延在した下端部にさら
に下方に略垂直状に折曲した取付片部18が形成
され、この取付片部18に前端部に破砕刃19を
有する穿孔体としてのチゼル20が複数のボル
ト・ナツト21にて一体に止着されている。また
上記垂直状部15の下側部から上記傾斜状部16
および取付片部18にかけてそれぞれの先端縁部
に一連の切削刃22が形成されている。そして上
記振動刃体14は上記機枠1に対してその相互に
連通した取付孔13と選択した位置の連通孔17
とをボルト・ナツト26にて連結係止して止着さ
れるようになつている。また上記チゼル20の後
端部に支軸23に係止したチエーン24を介して
穿孔体としてのモール体25が連設されている。
なお、図中26は上記機枠1に高さ調節可能に
設けられたコルター、27は上記機枠1に高さ調
節可能に設けられたゲージ輪である。
このような構成において、トラクタに連結枠2
を介して機枠1を連結するとともに、トラクタの
出力軸部に入力軸6の連結部7を連動媒体を介し
て連結する。そしてトラクタによつてこれを牽引
進行するとともに、トラクタの動力によつて入力
軸6を連動駆動すると、振動刃体14の前部に設
けたコルター26によつて藁や雑草などの夾雑物
が側方に排除されたりまた切断しながら進行さ
れ、また、これとともに上記コルター26の後部
に設けた揺動枠体10は、カム8の回動によつて
これに係合したローラ12を介して回動中心軸9
を中心として上下方向に揺動されるとともに、こ
の揺動枠体10に取着した振動刃体14が同時に
前後方向に振動されながら進行される。
この場合、振動刃体14は、第3図に示すよう
に、通常は、その垂直状部15が耕土aの表面近
傍に位置するとともに、傾斜状部16が耕土a内
から耕盤b内に所定の傾斜角度で傾斜した状態で
進行され、かつまたモール体25を有するチゼル
20も耕盤b内を進行される。
これにより、振動刃体14の傾斜状部16及び
取付片部18の一連の切削刃22によつて耕土a
及び耕盤bにかけて傾斜した切溝cが進行方向に
そつて連続的に切削形成されるとともに、この切
溝cの下端部にすなわち耕盤b内にチゼル20及
びモール体25によつて切溝cの大きさより拡大
された排水溝dが進行方向にそつて連続的に連通
形成され、そしてこの排水溝dは、振動刃体14
の傾斜状部16における上端部より所定の距離l
をおいた外方に偏位して形成され、かつまたこの
排水溝dは、耕盤bと耕土aとの境界部eにおけ
る開口部fよりも外方に偏位した位置に形成され
る。
したがつて、田植作業時において田植機を走行
してもその細い車輪が排水溝d内に落込むことな
く、走行することができる。
つぎに、前記実施例では、振動刃体14の傾斜
状部16は、作業時において耕土aから耕盤bに
かけて傾斜して進行することができるように形成
した場合について説明したが、これに限らず、第
4図及び第5図に示すように、振動刃体14の傾
斜状部16は、作業時において耕盤bに対して傾
斜して進行するようにし、かつ垂直状部15を耕
土aに対して進行するように形成してもよい。
この場合、破砕刃19を有するチゼル20は取
付片部18に止着することなくこれを省略して傾
斜状部16の下端部に対して直接止着するように
してもよい。
また前記実施例では、振動刃体14の傾斜状部
16は、垂直状部15の進行方向左右の一方の側
方部に突出する場合について説明したが、これに
限らず、たとえば第6図に示すように、傾斜状部
16は、垂直状部15の下端部に対してその左右
両側部に突出し、正面視略逆Y字形状に形成した
振動刃体14を用いるようにしてもよい。
さらに、前記各実施例では、機枠1に対して一
本の振動刃体14を取着する場合について説明し
たが、それに限らず、上記各種振動刃体14は機
枠1に対し所定の間隔をおいて複数本を揺動自在
に並設軸架するようにしてもよい。
実施にあたつては、前記各実施例における振動
刃体をロータリー作業体の前方または後方に組込
むようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、振動刃体を、垂直状部と進行
方向の少なくとも一方の側方部に傾斜して突出し
た傾斜状部とにより形成したので、耕土に形成す
る切溝と耕盤に形成する排水溝とは上下方向に直
線的に連通することなく相互に偏位した位置に連
通形成することができ、そのため田植機の細い車
輪が穿孔体によつて形成される耕盤の排水溝内に
落込むことを確実に防止できるとともに、田植機
を軽快に走行操作することができる。また傾斜状
部を有する振動刃体を用いたので牽引抵抗が減少
され、小型トラクタによつても十分牽引すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
サブソイラーの側面図、第2図は同上振動刃体の
斜視図、第3図は同上作業状況を示す説明図、第
4図は他の実施例を示す振動刃体の斜視図、第5
図は同上作業状況を示す説明図、第6図は更に他
の実施例を示す振動刃体の斜視図である。 1……機枠、14……振動刃体、15……垂直
状部、16……傾斜状部、20……穿孔体として
のチゼル、25……穿孔体としてのモール体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠と、この機枠の後方部に前後動自在に取着
    され下方に向つて延在する振動刃体と、この振動
    刃体の下端部に設けられた穿孔体とを備え、上記
    振動刃体は、垂直状部と、この垂直状部に連設さ
    れ進行方向左右の少なくとも一方の側方部に傾斜
    して突出した傾斜状部からなり、この傾斜状部の
    下端部に上記穿孔体を設けたことを特徴とするサ
    ブソイラー。
JP3660185U 1985-03-14 1985-03-14 Expired JPH0226981Y2 (ja)

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JP3660185U JPH0226981Y2 (ja) 1985-03-14 1985-03-14

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JP3660185U JPH0226981Y2 (ja) 1985-03-14 1985-03-14

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JPS61155420U JPS61155420U (ja) 1986-09-26
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JP6021072B2 (ja) * 2013-06-28 2016-11-02 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 穿孔成形作業機および穿孔成形方法

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JPS61155420U (ja) 1986-09-26

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