JPH0438647Y2 - - Google Patents

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JPH0438647Y2
JPH0438647Y2 JP1988045500U JP4550088U JPH0438647Y2 JP H0438647 Y2 JPH0438647 Y2 JP H0438647Y2 JP 1988045500 U JP1988045500 U JP 1988045500U JP 4550088 U JP4550088 U JP 4550088U JP H0438647 Y2 JPH0438647 Y2 JP H0438647Y2
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blade
cutting blade
soil
cutting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサブソイラーに係り、縦切刃によつて
耕土及び耕盤を縦切りするものに関する。
(従来の技術) 従来、この種のサブソイラーにおいて、その縦
切刃は、前縁部に上下方向に亘つて一連の刃が形
成され、この下端部にチゼルが固着されている。
そして、この縦切刃の刃によつて耕土及び耕盤を
順次縦に切断しつつ進行するようになつている。
(考案が解決しようとする課題) 前記縦切刃では、この縦切刃の前縁部に直接刃
が形成されているため、この刃部にて耕土及び硬
い耕盤を切断する際には、それらの切削抵抗によ
つて刃部が摩耗・損傷し易く、とりわけ、硬い耕
盤を切断進行する刃部の下側部分の摩耗・損傷が
著しいのみならず、硬い耕盤を切断進行する刃部
に続く縦切刃の両側下部も摩耗・損傷し易い。
そのため、縦切刃の強度を十分に維持するため
に特別に熱処理されているが、この熱処理によつ
ても、摩耗・損傷を防止することができず、これ
が部分的に摩耗・損傷した場合にも、全体を熱処
理した高価な縦切刃を全体として別の縦切刃と交
換しなければならず、極めて不経済であるという
問題がある。
そこで、本考案は前記問題点に鑑みてなされた
もので、縦切刃の対土作用部に切削刃体を着脱自
在に設け、この切削刃体が部分的に摩耗・損傷し
た場合には、別の切削刃体との交換で引続き耕土
及び耕盤を確実に切断することができ、縦切刃の
全体を交換する必要がなく、縦切刃の全体を交換
するものに比べ極めて経済的なサブソイラーの縦
切刃を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案のサブソイラーは、機枠1と、この機枠
1に支持され耕土及び耕盤を切断する縦切刃17
とを備え、前記縦切刃17は、前記機枠1から下
方に延在された刃支持体19を有し、この刃支持
体19の対土作用部23に耕土及び耕盤を切断す
る切削刃体24を着脱自在に取着し、この切削刃
体24は、前縁部に上下方向に延在した刃部26
を有するとともに、この刃部26から後方両側部
に前記対土作用部23の両側部に係合する上下方
向に延在した取付板部27を有するものである。
(作用) 本考案のサブソイラーでは、刃支持体19の対
土作用部23に取着した切削刃体24が摩耗・損
傷した場合には、刃支持体19の対土作用部23
から摩耗・損傷した切削刃体24を取外し、この
切削刃体24に代えて新たな切削刃体24を刃支
持体19の対土作用部23に止着する。
また、この切削刃体24の止着で、切削刃体2
4の刃部26にて刃支持体19の対土作用部23
の前縁部が被覆されるとともに、刃部26から後
方両側部の取付板部27にて刃支持体19の対土
作用部23の両側部が被覆され、したがつて、切
削刃体24によつて刃支持体19の対土作用部2
3が被覆保護される。
そして、切削刃体24の刃部26及び両側の取
付板部27にて耕土及び耕盤が順次縦に切断進行
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図ないし第3図に示す実施例において、1
は機枠で、この機枠1は左右に相対して平行に配
設された主枠2,2を有し、この左右の主枠2,
2の前端上部間にマスト3,3が立設され、この
マスト3,3の途中と前記主枠2,2の途中とは
左右のステー4,4によつて連結されている。ま
た前記主枠2,2の前端部の左右両端部に連結軸
部5,5が突出されているとともに、前記マスト
3、3の上端部の上下に連結孔6,6が相対して
形成されている。また前記主枠2,2の前端下部
間に支持枠7を介してコルター8が回転自在に軸
架されているとともに、この主枠2,2の後端左
右部にゲージ輪9,9が回転自在に軸架されてい
る。
つぎに、前記主枠2,2の略中間部に支軸10
が横架され、この支軸10に所定の間隔をおいて
近接した機枠としての一対の振動フレーム11,
11の中間部が上下方向回動自在に支架され、こ
の一対の振動フレーム11,11の前端部を連結
した連結支枠12に振動ローラ13が回転自在に
軸架されている。また前記主枠2,2の前端近傍
の上部に支枠14が固着され、この支枠14の前
後部の軸受体14a,14aに入力軸15が前方
に向けて回転自在に横架され、この入力軸15の
中間部に前記振動ローラ13の上部に係合した偏
心ローラ16が固着されている。そして、この偏
心ローラ16の回転によつて振動ローラ13を介
して振動フレーム11,11が全体として支軸1
0を中心として上下方向に振動されるようになつ
ている。
また前記一対の振動フレーム11,11の後端
部間に縦切刃17の上部が複数のボルト・ナツト
18によつて高さ位置調節自在に連結支架されて
いる。この縦切刃17は、前記振動フレーム11
から下方に延在された細巾板状の刃支持体19を
有し、この刃支持体19の上側部において、その
巾方向の中間上下部に所定の間隔をおいて複数の
取付孔20が形成され、この各取付孔20の間隔
は前記振動フレーム11の上下の係止孔21の間
隔と一致した間隔で形成され、この上下の係止孔
21と選択した位置の上下の取付孔20とに対し
て前記ボルト・ナツト18が着脱自在に締着さ
れ、このボルトの頭部の廻り止用のストツパー2
2が一方側の振動フレーム11の係止孔21の近
傍に突設されている。
また前記刃支持体19の対土作用部23の上下
部に対して上下方向に延在した切削刃体24がス
プリングロールピンなどの複数の係止ピン25に
よつて着脱自在に取着されている。この切削刃体
24は、前記刃支持体19の対土作用部23の前
側部に対する前縁部に上下方向に延在した断面山
形状の刃部26を有し、この刃部26から後方左
右の両側部には前記対土作用部23の左右の両側
部に係合する、この左右部の幅と同じ幅で上下方
向に延在した取付板部27,27が相対して形成
され、この相対する取付板部27,27の間に後
方を開口した嵌合凹部28が形成されている。そ
して、前記刃支持体19の対土作用部23に対し
てその前方から前記切削刃体24がその嵌合凹部
28にて嵌合され、この切削刃体24の左右の取
付板部27、27と対土作用部23とが上下の複
数の係止ピン25によつて着脱自在に嵌着支持さ
れ、この切削刃体24によつて刃支持体19の対
土作用部23の前縁部及び左右両側部の全体が被
覆されている。
さらに、前記切削刃体24を有する刃支持体1
9の下端部にチゼル29の左右の取付辺30,3
0が複数のボルト・ナツト31によつて着脱自在
に固着され、この左右の取付辺30,30の後部
のボルト32にリング33を介して円錐形状の弾
丸体34が連結されている。
このように構成されたものにおいて、トラクタ
の三点リンク機構に左右の連結軸部5,5及び上
部の連結孔6に挿通した支軸を連結するととも
に、トラクタの動力取出軸に動力伝達軸を介して
入力軸15を連結する。そして、トラクタによつ
て本機が牽引進行されるとともに、トラクタから
の出力によつて入力軸15が回転されると、この
偏心ローラ16の回転で振動ローラ13を介して
振動フレーム11,11が全体として支軸10を
中心として所定の振巾で上下方向に振動されると
ともに、縦切刃17が前後に振動されながら進行
される。また本機の進行とともに、左右のゲージ
輪9,9及びコルター8が回転され、このコルタ
ー8によつて縦切刃17の前方部の耕土が順次所
定の深さで縦に切断されながら進行され、この縦
に切断された切溝に沿つて縦切刃17が前後の振
動されながら進行される。
そして、この縦切刃17の対土作用部23に止
着した切削刃体24の刃部26の上部によつて耕
土がさらに深く順次縦に切断されるとともに、こ
の切溝に続いて、切削刃体24の刃部26の下端
部分によつて耕土の下の耕盤が順次縦に切断さ
れ、かつ、この切溝の下端部の耕盤がチゼル29
によつて順次破砕され、このチゼル29の通過跡
の破砕土を弾丸体34が通過することによつて、
この弾丸体34にて耕盤に前記耕土に形成された
切溝に連通した排水孔が順次形成される。
つぎに、縦切刃17の対土作用部23に取着し
た切削刃体24が耕土及び耕盤に対する切削抵抗
によつて摩耗・損傷した場合には、各係止ピン2
5を取外し、刃支持体19の対土作用部23から
摩耗・損傷した切削刃体24を取外し、この切削
刃体24に代えて新たな切削刃体24の嵌合凹部
28内に刃支持体19の対土作用部23を嵌合
し、この刃支持体19の体土作用部23と切削刃
体24の両側部の取付板部27とを上下の各係止
ピン25によつて止着する。
この新たな切削刃体24の止着で、切削刃体2
4の刃部26によつて刃支持体19の対土作用部
23の前縁部が被覆されるとともに、刃部26の
後方両側部の取付板部27,27によつて刃支持
体19の左右両側部が被覆され、したがつて、切
削刃体24によつて刃支持体19の対土作用部2
3が後端部を残して全体が被覆保護される。
このように、刃支持体19の対土作用部23に
対して切削刃体24を簡単に着脱交換することが
できる。
つぎに、第4図に示す実施例は、切削刃体24
の両側部の取付板部27,27の幅を、対土作用
部23の幅より狭い幅で形成し、この両側部の取
付板部27,27によつて刃支持体19の対土作
用部23の左右部を、その幅方向中間部から前側
部分を被覆するようにしたものである。
また第5図および第6図に示す実施例は、切削
刃体24を、前縁部に切削刃35を有する既存の
支持刃体36の対土作用部37に嵌着係止するよ
うにしたものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、刃支持体19の対土作用部2
3に耕土及び耕盤を切断する切削刃体24を着脱
自在に取着し、この切削刃体24は、前縁部に上
下方向に延在した刃部26及び両側部に対土作用
部23の両側部に係合する上下方向に延在した取
付板部27を有するので、この切削刃体24にて
耕土及び耕盤を切断することにより切削刃体24
が摩耗・損傷した場合には、刃支持体19を機枠
1に支持したままの状態で別の切削刃体24との
着脱交換で引続き耕土及び耕盤を確実に切断する
ことができ、また、強度を強化する特段の熱処理
も対土切削作用を行なう切削刃体24だけで十分
であり、縦切刃17の全体を交換する必要がない
ので極めて経済的である。
また、切削刃体24は、両側部に対土作用部2
3の両側部を被覆保護する上下方向に延在した取
付板部27を有するので、この両側部の取付板部
27にて対土作用部23の両側部の摩耗・損傷を
防止できるが、特に、耕土より硬い耕盤を切断す
る位置に相当する対土作用部23の摩耗・損傷を
も確実に防止することができ、対土作用部23に
対して交換する切削刃体24を適正状態で取着す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図はサ
ブソイラーの側面図、第2図は同上平面図、第3
図は第1図a〜a線部の断面図、第4図は他の実
施例を示す支持刃の側面図、第5図は更に他の実
施例を示す支持刃の側面図、第6図は同上b〜b
線部の断面図である。 1……機枠、17……縦切刃、19……刃支持
体、23……対土作用部、24……切削刃体、2
6……刃部、27……取付板部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機枠1と、この機枠1に支持され耕土及び耕盤
    を切断する縦切刃17とを備え、 前記縦切刃17は、前記機枠1から下方に延在
    された刃支持体19を有し、この刃支持体19の
    対土作用部23に耕土及び耕盤を切断する切削刃
    体24を着脱自在に取着し、 この切削刃体24は、前縁部に上下方向に延在
    した刃部26を有するとともに、この刃部26か
    ら後方両側部に前記対土作用部23の両側部に係
    合する上下方向に延在した取付板部27を有する ことを特徴とするサブソイラー。
JP1988045500U 1988-04-04 1988-04-04 Expired JPH0438647Y2 (ja)

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JPH01149901U JPH01149901U (ja) 1989-10-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4653878B2 (ja) * 2000-05-12 2011-03-16 スガノ農機株式会社 サブソイラ作業機
JP4653879B2 (ja) * 2000-08-29 2011-03-16 スガノ農機株式会社 サブソイルディガープラウ作業機
JP4653927B2 (ja) * 2002-08-02 2011-03-16 スガノ農機株式会社 サブソイルディガープラウ作業機
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713549U (ja) * 1993-08-09 1995-03-07 新キャタピラー三菱株式会社 作業機械における燃料タンクへの燃料補給装置

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