JP3787665B2 - 圃場溝掘機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば水田等の圃場に水はけ用の溝を形成する圃場溝掘機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の圃場溝掘機としては、実公昭39ー35323号公報、実公昭42ー16323号公報、実公昭43ー6982号公報の如く、走行機体に機枠を設け、該機枠に回転する耕耘爪を設け、耕耘爪により圃場土壌を耕起破砕するとともに同時にはね飛ばして溝掘りするように構成されたものが知られている。
【0003】
また他の従来構造としては上記機枠にすき部材を設け、走行機体の走行によって、すき部材で溝掘りするように構成したものもある。
【0004】
上記耕耘爪を用いる構造の場合、耕起破砕作用は良好なものの遠心力によるはね飛ばし作用のためその耕耘土が残って溝掘跡は必ずしも満足されたものでなく、またすき部材を用いるものにあっては走行機体の牽引力が過大となり、一般の農家では購入し難い大型の走行機体にしなければならないことから、実公昭59ー10214号公報に示す如く、すき部材の進行方向前方位置に溝切体を対向配置し、すき部材による溝掘抵抗を緩和する構造のものが提案され、また上記溝切体を強制回転させる構造も提案されている。
【0005】
又、特開平5−161403号公報の如く、走行機体の進行に伴って溝切体により圃場面を溝切り作業するに際し、圃場面に散在する藁屑等が溝切りを阻害するため、溝切体の進行方向前方位置に圃場面に散在する藁屑等を側方に排出可能な前処理部材を設けたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら上記従来構造の場合、すき部材の進行方向前方位置に溝切体を対向配置し、すき部材による溝掘抵抗を緩和する構造となっているが、圃場土の条件によっては、溝切体の溝切抵抗が大きく、作業進行が阻害され、それだけ作業能率が低下することがあるという不都合を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明は、走行機体に機枠を連結し、該機枠に圃場面に溝切り可能な溝切体を設け、機枠に溝切体の進行方向前方位置に圃場面に散在する藁屑等の圃場散在物を側方に排出可能な前処理部材を回転自在に設け、該前処理部材を回転させる駆動機構を設け、かつ該機枠に溝切体の進行方向後方位置に圃場土を掬い取って側方に排出可能なすき部材を設けてなり、上記機枠を振動させる振動機構を設け、該振動機構として上記前処理部材に偏心重錘体を配設して構成したことを特徴とする圃場溝掘機にある。
【0009】
又、請求項2記載の発明は、上記機枠に上記すき部材の溝掘抵抗による機枠の浮上を抑制可能な重錘を着脱自在に配設して構成したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図7は本発明の実施の形態例を示し、1は走行機体、この場合トラクタであって、走行機体1の後部には連結機構2により機枠3が連結され、機枠3は支持機枠3aと作業機枠3bからなり、支持機枠3aに作業機枠3bを退避機構4により作業位置と退避位置とに姿勢変更自在に配設し、この場合退避機構4は支持機枠3aに作業機枠3bを支点軸4aにより回動自在に枢着し、支持機枠3aに挿通穴4bを形成すると共に作業機枠3bに挿通穴4cを形成し、挿通穴4b・4cに挿通可能な係止ピン4dを形成し、支持機枠3aと作業機枠3bとの間に作業機枠3bを支点軸4aを中心として引上退避回動させるバネ部材4eを架設し、挿通穴4b・4cに係止ピン4dを挿通することにより作業機枠3bを作業位置に固定すると共に係止ピン4dを挿通穴4b・4cから抜き取ることにより作業機枠3bをバネ部材4eにより退避位置に引上回動させるように構成され、又、この連結機構2は左右の下部リンク5、上部リンク6、吊上リンク7から構成されている。
【0011】
7・8は一対の溝切体であって、外周部に数個の刃部7a・8aを切欠して有し、前記作業機枠3bの下端部に車筒9を取付け、車筒9に車軸10を回転自在に軸受し、車軸10の左右両端部に溝切体7・8を所定間隔を置いて取付けて構成している。
【0012】
11はすき部材であって、この場合すき部材11の先端部幅は前記溝切体7・8間の幅と略同幅に形成され、すき部材11の先端部は先細削取部11aに形成されるとともに後部は削取土を側方に排出するようにひねった排出部11bに形成されている。
【0013】
この場合前記作業機枠3bの下部にU状の取付アーム12の先端部を支持軸13により枢着し、作業機枠3bの上部にピン14によりナット体15を枢着すると共に回動自在に設け、ナット体15に螺杆16を螺着し、ハンドル17の回動によりナット体15を回動して螺杆16を上下動自在に設け、取付アーム12の中程部に螺杆16の下端部をピン18により枢着し、取付アーム12にすき部材11をボルト19により取付けて構成している。
【0014】
20は安定部材であって、この場合安定部材20には圃場面aに当接可能な当接板面20a及び掘り取られた溝Wの内側面W1に当接可能な側当接板面20bが形成され、上記取付アーム12の後面に支持片21を突設し、安定部材20に連結片22を形成し、支持片21と連結片22とを連結ピン23により連結し、これにより安定部材20を取付アーム12に若干揺動自在に取り付けている。
【0015】
24は前処理部材であって、この場合取付円盤24aと、取付円盤24aに放射状に複数個の排出部材24bをボルト24cにより取り付けてなり、駆動機構25により回転駆動され、この場合機枠3としての支持機枠3aに回転軸26を軸受27により横架し、走行機体1たるトラクタの動力取出軸28と回転軸26とを自在継手29により連結し、回転軸25に取付円盤24aを取付け、機枠3にカバー部材30を取り付けて構成したものである。
【0016】
31は振動機構であって、この場合上記前処理部材24の取付円盤24aに扇板状の偏心重錘体32をボルト33により偏位状態で取付けて構成している。
【0017】
34は重錘であって、前記機枠3としての支持機枠3aの後部寄りに着脱自在に搭載され、重錘34の自重によりすき部材11の溝掘抵抗による機枠3の浮上を抑制するものである。
【0018】
この実施の形態例は上記構成であるから、走行機体1により溝切体7・8の下部及びすき部材11の下部を圃場a内に穿入しつつ機枠3を走行すると、溝切体7・8は連れ回り回転しつつ進行して圃場面aに二条の条溝Rを切り、この場合刃部7a・8aにより溝切抵抗が軽減され、この二条に溝切りされた間の土壌はその後方のすき部材11により削取されて側方に排出され、この結果圃場に溝Wを掘る作業をすることができ、先ず溝切体7・8で溝切りし、そしてこれをすき部材11が削取して掘取土Tを側方に排出するため溝掘抵抗を軽減でき、走行機体1の牽引力増加を抑制でき、かつ溝切体7・8の進行方向前方位置の圃場面aに散在する藁屑、株等の圃場散在物Eは前処理部材24により側方に排出され、それだけ溝切体7・8の溝切抵抗及びすき部材11の溝掘抵抗を軽減することができ、更に、振動機構31により機枠3を介して溝切体7・8に振動が付与され、それだけ溝切体7・8の圃場面a内への穿入が良好となって溝切りが良好になされ、溝掘作業の作業性を向上することができる。
【0019】
又、この場合、上記機枠3に前処理部材24を回転自在に取付け、前処理部材24を回転させる駆動機構25を設け、振動機構31として前処理部材24に偏心重錘体32を取り付けて構成しているから、前処理部材24の回転により圃場散在物Eを円滑に側方に排出することができると共に偏心重錘体32により簡素な構造によって振動作用を得ることができ、又、この場合機枠3に重錘34を着脱自在に取り付けているので、すき部材11の溝掘抵抗による機枠3の浮上を抑制することができ、すき部材11による溝掘りを良好に行うことができる。
【0020】
またこの際に安定部材20の当接板面20aは掘り取られた溝Wに近い圃場面a上に当接しつつ進行するため、すき部材11の高低を安定なものとすることができ、圃場土の状態によってすき部材11が過大に圃場泥土を掬い取って牽引力が増加することを抑制でき、溝Wの深さを一定に保つ作用を得ることになり、また安定部材20の当接板面20aはすき部材11の進行方向後方に位置しているから、圃場面等に散在する藁屑等の圃場散在物Eの絡み付きが少なくなり、さらに安定部材20の側当接板面20bは掘り取られた溝Wの内側面W1に当接可能なためすき部材11並びに溝切体7・8の横振れを抑えることができ、溝掘り作業を良好に行うことができる。
【0021】
尚、上記実施の形態例では溝切体7・8を二枚一対の溝切体としているが、溝切体7・8をなた刃状の溝切刃としたり、一方の溝切体だけとすることもあると共に溝切体を強制回転させる構造とすることもあり、また上記実施の形態例では一対の溝切体7・8及びすき部材11を一組配置しているが二組以上とすることもあり、又、振動機構31としては、油圧バイブレータ等の他の機構を採用することもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、走行機体により溝切体の下部及びすき部材の下部を圃場内に穿入しつつ機枠を走行することにより、溝切体は回転しつつ進行して圃場面に状溝が切られ、溝切りされた土壌はその後方のすき部材により削取されて側方に排出され、この結果圃場に溝を掘る作業をすることができ、かつ溝切体の進行方向前方位置の圃場面に散在する藁屑、株等の圃場散在物は前処理部材により側方に排出され、それだけ溝切体の溝切抵抗及びすき部材の溝掘抵抗を軽減することができ、走行機体の牽引力増加を抑制することができ、更に、振動機構により機枠を介して溝切体に振動が付与され、それだけ溝切体の圃場面内への穿入が良好となって溝切りが良好になされ、溝掘作業の作業性を向上することができ、かつ、上記機枠に前処理部材を回転自在に取付け、前処理部材を回転させる駆動機構を設け、振動機構として前処理部材に偏心重錘体を取り付けて構成しているから、前処理部材の回転により圃場散在物を円滑に側方に排出することができると共に偏心重錘体により簡素な構造によって振動作用を得ることができる。
【0023】
又、請求項記載の発明にあっては、機枠に重錘を着脱自在に取り付けているので、すき部材の溝掘抵抗による機枠の浮上を抑制することができ、すき部材による溝掘りを良好に行うことができる。
【0024】
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例の全体側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態例の拡大側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態例の部分平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態例の部分縦断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態例の部分分解斜視図ある。
【図6】 本発明の実施の形態例の部分側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態例の部分斜視図である。
【符号の説明】
a 圃場
E 圃場散在物
W 溝
1 走行機体
3 連結機構
7 溝切体
8 溝切体
11 すき部材
24 前処理部材
31 振動機構
32 偏心重錘体
34 重錘

Claims (2)

  1. 走行機体に機枠を連結し、該機枠に圃場面に溝切り可能な溝切体を設け、機枠に溝切体の進行方向前方位置に圃場面に散在する藁屑等の圃場散在物を側方に排出可能な前処理部材を回転自在に設け、該前処理部材を回転させる駆動機構を設け、かつ該機枠に溝切体の進行方向後方位置に圃場土を掬い取って側方に排出可能なすき部材を設けてなり、上記機枠を振動させる振動機構を設け、該振動機構として上記前処理部材に偏心重錘体を配設して構成したことを特徴とする圃場溝掘機。
  2. 上記機枠に上記すき部材の溝掘抵抗による機枠の浮上を抑制可能な重錘を着脱自在に配設して構成したことを特徴とする請求項1記載の圃場溝掘機。
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