JP2001028428A - 半導体集積回路装置およびその製造方法ならびにその動作方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法ならびにその動作方法

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JP2001028428A JP20024299A JP20024299A JP2001028428A JP 2001028428 A JP2001028428 A JP 2001028428A JP 20024299 A JP20024299 A JP 20024299A JP 20024299 A JP20024299 A JP 20024299A JP 2001028428 A JP2001028428 A JP 2001028428A
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小林  孝
Hideaki Kurata
英明 倉田
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Hitoshi Kume
均 久米
Katsutaka Kimura
勝高 木村
Shunichi Saeki
俊一 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第3ゲートを有する半導体集積回路装置にお
いて、微細化と動作速度向上を図るとともに絶縁膜の欠
陥密度低減を図る。 【解決手段】 半導体基板100中に形成された第1導
電型のウェル101と、ウェル101中の第2導電型の
ソース/ドレイン拡散層領域105と、半導体基板10
0上に絶縁膜102を介して形成された浮遊ゲート10
3bと、浮遊ゲート103bと絶縁膜110a を介して
形成された制御ゲート111a と、前記制御ゲートを接
続して形成されたワード線と、前記半導体基板、浮遊ゲ
ート、制御ゲートと絶縁膜を介して形成され、浮遊ゲー
ト及び制御ゲートとは異なる第3のゲート107a を有
する半導体集積回路装置において、上記第3のゲートが
ワード線及びチャネルと垂直な方向に存在する浮遊ゲー
トの隙間に埋込まれて存在するように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
およびその製造方法に関し、特に電気的書き換えが可能
な不揮発性半導体記憶装置の高集積化、高信頼化、低電
圧動作を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的書き換えが可能な不揮発性半導体
記憶装置のうち、一括消去が可能なものとしていわゆる
フラッシュメモリが知られている。フラッシュメモリは
携帯性、耐衝撃性に優れ、電気的に一括消去が可能なこ
とから、近年、携帯型パーソーナルコンピュータやデジ
タルスチルカメラ等の小型携帯情報機器のファイル(記
憶装置)として急速に需要が拡大している。その市場の
拡大にはメモリセル面積の縮小によるビットコストの低
減が重要な要素であり、たとえば、1996年11月1
0日、応用物理学会発行、「応用物理」第65巻11
号、p1114〜p1124に記載されているように、
これを実現する様々なメモリセル方式が提案されてい
る。
【0003】また、たとえば、特許第2694618号
公報(文献1)には3層ポリシリコンゲートを用いた仮
想接地型のメモリセルが記載されている。すなわち、こ
のメモリセルは、半導体基板中のウェルに形成された半
導体領域および3つのゲートから構成される。3つのゲ
ートは、ウェル上に形成された浮遊ゲート、浮遊ゲート
上に形成された制御ゲート、および隣り合う制御ゲー
ト、浮遊ゲート間に形成された消去ゲートである。3つ
のゲートはポリシリコンからなり、各々絶縁膜で分離さ
れ、浮遊ゲートとウェルとの間も絶縁膜で分離されてい
る。制御ゲートは行方向に接続されてワード線を構成し
ている。ソースおよびドレイン拡散層は列方向に形成さ
れ、隣接するメモリセルと拡散層を共用する仮想接地型
である。これにより行方向のピッチ縮小を図っている。
消去ゲートはチャネルと平行で、かつ、ワード線(制御
ゲート)の間にワード線と平行に配置される。
【0004】この文献1記載のメモリセルへの書込みの
際は、ワード線およびドレインにそれぞれ独立した正の
電圧を印加し、ウェル、ソースおよび消去ゲートは0V
とする。これによりドレイン近傍のチャネル部でホット
エレクトロンが発生し、浮遊ゲートに電子が注入され、
メモリセルのしきい値が上昇する。消去の際は、消去ゲ
ートに正の電圧を印加し、ワード線、ソース、ドレイン
およびウェルは0Vとする。これにより浮遊ゲートから
消去ゲートに電子が放出され、しきい値が低下する。
【0005】また、たとえば特開平9−321157号
公報(文献2)には、スプリットゲート型のメモリセル
が開示され、拡散層と浮遊ゲートとのオーバーラップを
大きくとり、拡散層の電位により浮遊ゲート電位を大と
するとともに、ワード線に低い電圧を印加することによ
り、情報書き込みの際のホットエレクトロンの発生と注
入効率を高める方法が提案されている。
【0006】また、たとえばインターナショナル エレ
クトロン デバイシズ ミーティング テクニカル ダ
イジェスト1989、603頁から606頁 (Internat
ional Electron Devices Meeting, 1989, pp. 603-606)
(文献3)には、浮遊ゲート電位をワード線で制御する
とともに、浮遊ゲートおよび制御ゲートとは異なる第3
ゲートによりスプリットチャネルを制御する方法が論じ
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したメモ
リセルにおいては、高集積化を進めるといくつかの問題
が生じることを本発明者らは認識した。なお、以下の問
題点は、本発明者らによって検討されたものであり、特
に公知にされたわけではない。
【0008】第1に、メモリセルの微細化を図るために
は、データ線が延在する方向に垂直な方向(データ線配
置方向)の縮小とともにワード線が延在する方向に垂直
な方向(ワード線配置方向)の縮小も必要である。ワー
ド線配置方向の縮小には、ワード線幅およびワード線間
隔の縮小が有効である。しかし、ワード線幅を縮小する
とその抵抗値が増大し、書込みや読出しの際、ワード線
電圧の立上りが遅延してしまう。このため、動作速度が
低下するといった問題を生じる。これを防ぐため、ワー
ド線の材料としてポリシリコン単層膜に代えて、ポリシ
リコン膜とその金属シリサイド膜との積層膜(いわゆる
ポリサイド膜)を用いる手段がある。ポリサイド膜によ
れば、同じ膜厚のポリシリコン単層膜よりも抵抗値の低
い膜が得られ、ワード線抵抗の上昇を抑えることができ
る。また、今後微細化が進みワード線幅が更に縮小され
る場合には、ポリサイド膜に代えて、ポリシリコン膜と
金属膜との積層膜(いわゆるポリメタル膜)を用いる手
段がある。ポリメタル膜によれば、同一膜厚のポリサイ
ド膜よりもさらに抵抗値が低くでき、さらなるワード線
幅の縮小に対処できる。
【0009】ところが、ワード線の材料としてポリサイ
ド膜やポリメタル膜を用いると、以下のような問題を生
じる。すなわち、前記文献に記載のメモリセルにあって
は、データ線方向と垂直な方向に消去ゲートとワード線
とが延在するように配置されている。このようなメモリ
セルにおいて、ワード線の間隔を最小加工寸法の2倍に
まで縮小するためには、ワード線および浮遊ゲートを連
続してパターニングした後、形成された浮遊ゲートの隙
間に絶縁膜を形成し、この後、消去ゲートを形成する必
要がある。ところが、浮遊ゲートと消去ゲートとの間の
絶縁膜を形成する際の前工程としての洗浄工程で、ポリ
サイドあるいはポリメタル中の金属が洗浄液に溶出す
る。この溶出金属は浮遊ゲートの側壁に再付着し、その
後の絶縁膜形成過程で金属が絶縁膜中に取り込まれる。
この結果、絶縁膜の欠陥密度が増大し、信頼性を損なう
という問題を生じる。
【0010】第2に、前記文献記載のメモリセルにおい
ては、チャネル部の一部分に浮遊ゲートが存在しないス
プリットチャネル型と呼ばれるメモリセル構造が採用さ
れている。そして、前記メモリセルにおけるスプリット
チャネルの制御は、そのスプリットチャネル上に存在す
る制御ゲート(ワード線)の電位を制御することにより
行われる。従って、ワード線はスプリットゲートとして
の機能も有することとなる。
【0011】ところで、メモリセルへのデータの書込み
の際には、ホットエレクトロンの発生および注入効率を
増大する必要がある。このためには、浮遊ゲートの電位
を大きくしてチャネル部の垂直方向の電界を大とすると
ともに、スプリットゲートの電位を低くしてチャネル水
平方向の電界を増大することが効果的である。
【0012】しかしながら前記文献1記載のメモリセル
では、スプリットゲートの電位はワード線電位によって
制御されるから、浮遊ゲートとスプリットゲートの電位
を独立に制御することはできない。すなわち、ワード線
の電位によって浮遊ゲートおよびスプリットゲートの両
電位を制御せざるを得ず、ホットエレクトロンの発生お
よび注入効率を同時に増大できないという問題がある。
このため、データの書込みの際に、注入電流に対し、非
常に大きなチャネル電流が流れてしまい、複数のメモリ
セルを同時に書込めないという問題がある。さらに、高
い書込み速度が得られないという問題も生じる。
【0013】また、スプリットチャネル型のメモリセル
であってホットエレクトロンの発生および注入効率を同
時に増大する方法として、前記文献2記載の手段が考え
得るが、この方法では、微細化に伴い、拡散層と浮遊ゲ
ートのオーバーラップが取り難くなるという問題が生じ
る。
【0014】さらに、前記文献3記載の技術により、浮
遊ゲート電位をワード線で制御するとともに、浮遊ゲー
トおよび制御ゲートとは異なる第3ゲートによりスプリ
ットチャネルを制御する方法が考え得るが、この技術に
おいては微細化に関する検討、観点が欠落している。
【0015】本発明の目的は、微細化に好適で、動作速
度が速く、かつ欠陥密度の小さな半導体集積回路装置お
よびその製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、浮遊ゲートおよび制御ゲートとは機能の異なる
第3ゲートが、ワード線(制御ゲート、第2ゲート)お
よびチャネルと垂直な方向あるいは平行な方向に存在す
る浮遊ゲート(第1ゲート)の隙間に埋込まれて存在す
る構造とするものである。
【0018】以下、本発明の概要を列記して示す。
【0019】1.半導体基板の主面に形成された第1導
電型のウェルと、ウェル内に第1方向に延在して形成さ
れた第2導電型の半導体領域と、半導体基板上に第1絶
縁膜を介して形成された第1ゲートと、第1ゲート上に
第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、第1ゲー
トと第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有
し、第3ゲートが、第1方向に延在して形成され、第1
ゲートの隙間に埋め込んで形成されている。
【0020】2.前記項1記載の半導体集積回路装置で
あって、第1ゲートが、第3ゲートに対して対称に、ま
た第3ゲートが第1ゲートに対して対称に形成されてい
る。
【0021】3.半導体基板の主面に形成された第1導
電型のウェルと、ウェル内に第1方向に延在して形成さ
れた第2導電型の半導体領域と、半導体基板上に第1絶
縁膜を介して形成された第1ゲートと、第1ゲート上に
第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、第3ゲー
トとを有し、第3ゲートの端面が、隣接する第1ゲート
間に対向する端面であって第1方向に平行して存在する
第1ゲートの端面と第3絶縁膜を介して対向して形成さ
れている。
【0022】4.半導体基板の主面に形成された第1導
電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の半
導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成さ
れた第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介して
形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を介
して形成された第3ゲートとを有し、第3ゲートの上面
が、第1ゲート上面より低い位置に存在する。
【0023】5.前記項1〜4のいずれか一項に記載の
半導体集積回路装置であって、第1ゲートが浮遊ゲート
であり、第2ゲートが制御ゲートであり、第3ゲートが
消去ゲートである第1の構成、第1ゲートが浮遊ゲート
であり、第2ゲートが制御ゲートであり、第3ゲートが
スプリットチャネルを制御するゲートである第2の構
成、第1ゲートが浮遊ゲートであり、第2ゲートが制御
ゲートであり、第3ゲートが消去ゲートとスプリットチ
ャネルを制御するゲートの両方の機能を有するゲートで
ある第3の構成、の何れかの構成を有する。
【0024】6.前記項5記載の半導体集積回路装置で
あって、第3ゲートは、その一部分が第2導電型の半導
体領域の上に存在する。
【0025】7.前記項1〜4のいずれか一項に記載の
半導体集積回路装置であって、第1ゲートが浮遊ゲート
であり、第2ゲートが制御ゲートであり、第3ゲートが
消去ゲートであり、第3ゲートは、その全面が第2導電
型の半導体領域の上に存在する。
【0026】8.半導体基板の主面に形成された第1導
電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の半
導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成さ
れた第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介して
形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を介
して形成された第3ゲートとを有し、第3ゲートが消去
ゲートとスプリットチャネルを制御するゲートの両方の
機能を有する。
【0027】前記半導体集積回路装置。
【0028】9.前記項1〜8のいずれか一項に記載の
半導体集積回路装置であって、第3絶縁膜が、窒素を添
加したシリコン酸化膜である。
【0029】10.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有し、第1絶縁膜の膜
厚が、第2または第3絶縁膜のいずれか一方の膜厚に比
較して大きい。
【0030】11.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有し、第2ゲートが、
ポリシリコン膜と金属珪化物膜の積層膜で構成され、第
1ゲート間の隙間に第3ゲートが埋込まれて存在する。
【0031】12.前記項11記載の半導体集積回路装
置であって、金属珪化物膜がタングステンシリサイド膜
である。
【0032】13.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有し、第2ゲートが、
金属膜を含む積層膜で構成されている。
【0033】14.前記項13記載の半導体集積回路装
置であって、第2ゲートが、ポリシリコン膜とバリアメ
タル膜と金属膜との積層膜で構成されている。
【0034】15.前記項13または14記載の半導体
集積回路装置であって、第1ゲート間の隙間に第3ゲー
トが埋込まれて存在する。
【0035】16.前記項13、14または15記載の
半導体集積回路装置であって、バリアメタル膜が、タン
グステン膜、チタン膜、タンタル膜、単体遷移金属元素
からなる金属膜またはその窒化物膜もしくは珪化物膜、
またはアルミニウム窒化物膜、コバルトシリサイド膜、
モリブデンシリサイド膜、チタンタングステン膜、また
はそれらの合金膜のいずれかに属する。
【0036】17.前記項11〜16のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置であって、第1ゲート間の隙
間が、第1ゲートの端面のうち第2ゲートの延在方向に
平行な端面で形成されている第1の構成、第1ゲート間
の隙間が、第1ゲートの端面のうち第2ゲートの延在方
向に垂直な端面で形成されている第2の構成、の何れか
の構成を有する。
【0037】18.半導体基板中に形成された第1導電
型のウェルと、ウェル中に形成された第2導電型の半導
体領域と、半導体領域を接続して形成されたローカルソ
ース線およびローカルデータ線と、ローカルソース線お
よびローカルデータ線を選択する選択トランジスタと、
半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成された第1ゲー
トと、第1ゲートと第2絶縁膜を介して形成された第2
ゲートと、第2ゲートを接続して形成されたワード線
と、第1ゲートと第3絶縁膜を介して形成され、第1お
よび第2ゲートとは機能の異なる第3ゲートとを有する
半導体集積回路装置であって、第3ゲートの結束部が、
選択トランジスタにより構成されるメモリセルブロック
内で選択トランジスタに最も近い位置に存在するワード
線と、選択トランジスタのゲートとの間に存在する。
【0038】19.前記項18記載の半導体集積回路装
置であって、第3ゲートの結束部分と、メモリセルブロ
ック内の選択トランジスタに最も近く存在するワード線
との間にダミーゲートが存在する。
【0039】20.前記項18または19記載の半導体
集積回路装置であって、メモリセルブロック内に存在す
る第3ゲートのすべてが、メモリセルブロック端のいず
れか一方または両方で結束されている第1の構成、メモ
リセルブロック内に存在する第3ゲートが、メモリセル
ブロック端で1本おきに結束されている第2の構成、の
何れかの構成を有する。
【0040】21.前記項20記載の半導体集積回路装
置であって、第3ゲートの結束部分にコンタクト孔が配
置されている第1の構成、第3ゲートとダミーゲートと
が、コンタクト孔と金属配線とを介して接続されている
第2の構成、の何れかの構成を有する。
【0041】22.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して正電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正電位を第3ゲートに印加することにより消去を行う。
【0042】23.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して負電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正電位を第3ゲートに印加することにより消去を行う。
【0043】24.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して正電位を第2ゲートである制御
ゲートに印加することにより書き込みを行い、制御ゲー
トの電位に対し正電位を第3ゲートに印加することによ
り消去を行う。
【0044】25.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して正電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、ウェルの電位に対し負電
位を制御ゲートに印加し、第3ゲートの電位を0Vとす
ることにより消去を行う。
【0045】26.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して正電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正の電位をウェルに印加することにより消去を行う。
【0046】27.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して負電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、ウェルの電位に対し負電
位を制御ゲートに印加し、第3ゲートの電位を0Vとす
ることにより消去を行う。
【0047】28.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、第3ゲート、ウェルおよび半導体領域の一方であ
るソースの電位に対して負電位を第2ゲートである制御
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正の電位をウェルに印加することにより消去を行う。
【0048】29.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して正電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正電位を第3ゲートに印加することにより消去を行う。
【0049】30.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して正電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、ウェルの電位に対し負電
位を制御ゲートに印加することにより消去を行う。
【0050】31.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して正電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正の電位をウェルに印加することにより消去を行う。
【0051】32.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがp型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して正電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正の電位をソースまたはドレインの一方に印加すること
により消去を行う。
【0052】33.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して負電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正電位を第3ゲートに印加することにより消去を行う。
【0053】34.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して負電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、ウェルの電位に対し負電
位を制御ゲートに印加することにより消去を行う。
【0054】35.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の動作方法であって、第1導電型のウェルがn型で
あり、ウェルおよび半導体領域の一方であるソースの電
位に対して負電位を第2ゲートである制御ゲート、第3
ゲートおよび半導体領域の他方であるドレインに印加す
ることにより書き込みを行い、制御ゲートの電位に対し
正の電位をウェルに印加することにより消去を行う。
【0055】36.前記項22〜35のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置の動作方法であって、書込み
の際、第3ゲートの電位の絶対値が、制御ゲートの電位
の絶対値に比べ小さい。
【0056】37.前記項22〜36のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置の動作方法であって、書込み
によって形成されるしきい値の分布が4レベル以上であ
る。
【0057】38.(a)半導体基板中に第1導電型の
ウェルを形成する工程と、(b)半導体基板上に第1絶
縁膜を介して第1ゲートとなるストライプ状のパターン
を形成する工程と、(c)ウェル中にパターンに対して
平行に延在する第2導電型の半導体領域を形成する工程
と、(d)ストライプ状のパターンによって形成される
隙間に、第3絶縁膜を形成し、さらに第3ゲートをパタ
ーンの隙間を埋め込むように形成する工程と、(e)ス
トライプ状のパターンと垂直な方向に延在する第2ゲー
トパターンを形成する工程と、を含む。
【0058】39.前記項38記載の半導体集積回路装
置の製造方法であって、第1ゲートとなるストライプ状
のパターンが第3ゲートに対し対称に、また第3ゲート
が第1ゲートとなるストライプ状のパターンに対し対称
に存在するように加工する。
【0059】40.前記項39記載の半導体集積回路装
置の製造方法であって、第3ゲートはストライプ状のパ
ターンに対し自己整合的に形成される。
【0060】41.(a)半導体基板中に第1導電型の
ウェルを形成する工程と、(b)半導体基板上に第1絶
縁膜を介して第1ゲートを形成する工程と、(c)ウェ
ル中に第2導電型の半導体領域を形成する工程と、
(d)第1ゲートによって形成される隙間に、第3絶縁
膜を形成し、さらに第3ゲートをパターンの隙間を埋め
込むように形成する工程と、(d)第2ゲートを形成す
る工程と、を含み、第3ゲートの表面が第1ゲートの表
面より低い位置となるよう第3ゲートを加工する。
【0061】42.前記項38〜41のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、第3ゲ
ートは、その全面が第2導電型の半導体領域の上に存在
するように形成される第1の方法、第3ゲートは、その
一部分が第2導電型の半導体領域の上に存在するように
形成される第2の方法、の何れかの方法を有する。
【0062】43.前記項38〜41のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、第3ゲ
ートは、その一部分が第2導電型の半導体領域の上に存
在するように形成され、第2導電型の半導体領域を斜め
イオン打込み法により形成する。
【0063】44.前記項38〜43のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置の製造方法であって、第3絶
縁膜が、窒素を添加したシリコン酸化膜である。
【0064】45.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の製造方法であって、第2ゲートをポリシリコン膜
と金属珪化物膜との積層膜とし、第2ゲートの形成は第
3ゲートの形成より後の工程とする。
【0065】46.前記項45記載の半導体集積回路装
置の製造方法であって、金属珪化物膜がタングステンシ
リサイド膜である。
【0066】47.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に形成された第2導電型の
半導体領域と、半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
された第1ゲートと、第1ゲート上に第2絶縁膜を介し
て形成された第2ゲートと、第1ゲートと第3絶縁膜を
介して形成された第3ゲートとを有する半導体集積回路
装置の製造方法であって、第2ゲートが、金属膜を含む
積層膜で構成されている。
【0067】48.前記項47記載の半導体集積回路装
置の製造方法であって、第2ゲートが、ポリシリコン膜
とバリアメタル膜と金属膜との積層膜で構成されされて
いる。
【0068】49.前記項47または48記載の半導体
集積回路装置の製造方法であって、第2ゲートが、第1
ゲート間の隙間に第3ゲートが埋込まれて存在する。
【0069】50.前記項47記載の半導体集積回路装
置の製造方法であって、バリアメタル膜が、タングステ
ン膜、チタン膜、タンタル膜、単体遷移金属元素からな
る金属膜またはその窒化物膜もしくは珪化物膜、または
アルミニウム窒化物膜、コバルトシリサイド膜、モリブ
デンシリサイド膜、チタンタングステン膜、またはそれ
らの合金膜のいずれかに属する。
【0070】51.半導体基板中に形成された第1導電
型のウェルと、ウェル中に形成された第2導電型の半導
体領域と、半導体領域を接続して形成されたローカルソ
ース線およびローカルデータ線と、ローカルソース線お
よびローカルデータ線を選択する選択トランジスタと、
半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成された第1ゲー
トと、第1ゲートと第2絶縁膜を介して形成された第2
ゲートと、第2ゲートを接続して形成されたワード線と
を有し、選択トランジスタで区切られるローカルソース
線およびローカルデータ線上のメモリセルでメモリセル
ブロックが構成され、メモリセルブロックがワード線方
向に配列されてメモリセルアレイが構成される半導体集
積回路装置であって、メモリセルブロックを挟んで両側
に、ワード線と同一方向に配設された各々1本ずつの電
源線を有し、ローカルソース線およびローカルデータ線
は、選択トランジスタを介して、電源線の一方とワード
線に垂直な方向に配線された信号線とに接続され、また
は、電源線の両方に接続される。
【0071】52.前記項51記載の半導体集積回路装
置であって、ローカルデータ線のうち一のローカルデー
タ線は、選択トランジスタを介して、電源線と信号線と
の両方に接続される第1の構成、ローカルデータ線のう
ち一のローカルデータ線が、メモリセルブロックの一端
で選択トランジスタを介して信号線に接続され、一のロ
ーカルデータ線に隣接する隣接ローカルデータ線が、メ
モリセルブロックの他端で選択トランジスタを介して信
号線に接続される第2の構成、の何れかの構成を有す
る。
【0072】53.前記項52記載の半導体集積回路装
置であって、ローカルデータ線のうち一のローカルデー
タ線は、メモリセルブロックの一端で選択トランジスタ
を介して信号線に接続され、メモリセルブロックの他端
で選択トランジスタを介して電源線に接続される。
【0073】54.前記項53記載の半導体集積回路装
置であって、ワード線の延在方向に垂直な方向に配設し
た信号線とn番目(nは整数)に配設されたローカルデ
ータ線とを接続する第1選択トランジスタ、メモリセル
ブロックの一端にワード線と同一方向に配設した電源線
とn+1番目のローカルデータ線とを接続する第2選択
トランジスタ、信号線とn+1番目のローカルデータ線
とを接続する第3選択トランジスタ、および、メモリセ
ルブロックの他端にワード線と同一方向に配設した電源
線とn番目のローカルデータ線とを接続する第4選択ト
ランジスタを有し、第1および第2選択トランジスタの
ゲート信号が同一信号であり、第3および第4選択トラ
ンジスタのゲート信号が同一信号である。
【0074】55.前記項51記載の半導体集積回路装
置であって、ローカルソース線とローカルデータ線に接
続される選択トランジスタのゲート信号が同一信号であ
る第1の構成、ローカルソース線に接続される全ての選
択トランジスタのゲート信号が同一信号である第2の構
成、の何れかの構成を有する。
【0075】56.半導体基板中に形成された第1導電
型のウェルと、ウェル中に形成された第2導電型の半導
体領域と、半導体領域を接続して形成されたローカルソ
ース/データ線と、ローカルソース/データ線を選択す
る選択トランジスタと、半導体基板上に第1絶縁膜を介
して形成された第1ゲートと、第1ゲートと第2絶縁膜
を介して形成された第2ゲートと、第2ゲートを接続し
て形成されたワード線とを有し、選択トランジスタで区
切られるローカルソース/データ線上のメモリセルでメ
モリセルブロックが構成され、メモリセルブロックがワ
ード線方向に配列されてメモリセルアレイが構成され、
ローカルソース/データ線は、それがメモリセルのロー
カルソース線として機能する場合には隣接するメモリセ
ルのローカルデータ線として機能する半導体集積回路装
置であって、メモリセルブロックを挟んで両側に、ワー
ド線と同一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、
ワード線に垂直な方向に配線した信号線とを有し、ロー
カルソース/データ線は、選択トランジスタを介して、
電源線のうち何れか一方と信号線との両方に接続され
る。
【0076】57.前記項56記載の半導体集積回路装
置であって、n番目(nは整数)のローカルソース/デ
ータ線が、メモリセルブロックの一端で選択トランジス
タを介して信号線に接続され、n+1番目のローカルソ
ース/データ線が、メモリセルブロックの他端で選択ト
ランジスタを介して信号線に接続される第1の構成、n
番目(nは整数)のローカルソース/データ線が、メモ
リセルブロックの一端で選択トランジスタを介して電源
線に接続され、n+1番目のローカルソース/データ線
が、メモリセルブロックの他端で選択トランジスタを介
して電源線に接続される第2の構成、の何れかの構成を
有する。
【0077】58.前記項56または57記載の半導体
集積回路装置であって、1本のローカルソース/データ
線は、メモリセルブロックの一端で選択トランジスタを
介して信号線に接続され、メモリセルブロックの他端で
選択トランジスタを介して電源線に接続される。
【0078】59.前記項58記載の半導体集積回路装
置であって、ワード線と垂直方向に配線した信号線とn
番目(nは整数)のローカルソース/データ線とを接続
する第1選択トランジスタ、メモリセルブロックの一端
にワード線と同一方向に配線した電源線とn+1番目の
ローカルソース/データ線とを接続する第2選択トラン
ジスタ、信号線とn+1番目のローカルソース/データ
線とを接続する第3選択トランジスタ、および、メモリ
セルブロックの他端にワード線と同一方向に配線した電
源線とn番目のローカルソース/データ線とを接続する
第4選択トランジスタを有し、第1および第2選択トラ
ンジスタのゲート信号が同一信号であり、第3および第
4選択トランジスタのゲート信号が同一信号である。
【0079】60.前記項56〜59のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置であって、ワード線と垂直方
向に配線した1本の信号線は、ローカルソース/データ
線2本分で共用する第1の構成、ローカルソース/デー
タ線と、信号線とを選択トランジスタを介して接続する
場合、選択トランジスタのローカルソース/データ線と
は異なる側の半導体領域と信号線との接続部分は、2つ
のメモリセルブロック間で共用する第2の構成、電源線
は、2つのメモリセルブロック間で共用する第3の構
成、の何れかの構成を有する。
【0080】61.半導体基板中に形成された第1導電
型のウェルと、ウェル中に形成された第2導電型の半導
体領域と、半導体領域を接続して形成されたローカルソ
ース/データ線と、ローカルソース/データ線を選択す
る選択トランジスタと、半導体基板上に第1絶縁膜を介
して形成された第1ゲートと、第1ゲートと第2絶縁膜
を介して形成された第2ゲートと、第2ゲートを接続し
て形成されたワード線と、第1ゲートと第3絶縁膜を介
して形成され、第1および第2ゲートとは機能の異なる
第3ゲートとを有し、選択トランジスタで区切られるロ
ーカルソース線およびローカルデータ線上のメモリセル
でメモリセルブロックが構成され、メモリセルブロック
がワード線方向に配列されてメモリセルアレイが構成さ
れる半導体集積回路装置であって、第3ゲートの結束部
が、メモリセルブロック内で選択トランジスタに最も近
い位置に存在するワード線と、選択トランジスタのゲー
トとの間に存在し、メモリセルブロック内に存在する第
3ゲートが、メモリセルブロック端で1本おきに結束さ
れ、メモリセルブロックを挟んで両側に、ワード線と同
一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、ワード線
に垂直な方向に配線した信号線とを有し、ローカルソー
ス/データ線は、選択トランジスタを介して、電源線の
内いずれか一方および信号線の両方に接続される。
【0081】62.前記項61記載の半導体集積回路装
置であって、n番目(nは整数)のローカルソース/デ
ータ線が、メモリセルブロックの一端で選択トランジス
タを介して信号線に接続され、n+1番目のローカルソ
ース/データ線が、メモリセルブロックの他端で選択ト
ランジスタを介して信号線に接続される第1の構成、n
番目(nは整数)のローカルソース/データ線が、メモ
リセルブロックの一端で選択トランジスタを介して電源
線に接続され、n+1番目のローカルソース/データ線
が、メモリセルブロックの他端で選択トランジスタを介
して電源線に接続される第2の構成、の何れかの構成を
有する。
【0082】63.前記項61または62記載の半導体
集積回路装置であって、1本のローカルソース/データ
線は、メモリセルブロックの一端で選択トランジスタを
介して信号線に接続され、メモリセルブロックの他端で
選択トランジスタを介して電源線に接続される。
【0083】64.前記項63に記載の半導体集積回路
装置であって、ワード線と垂直方向に配線した信号線と
n番目(nは整数)のローカルソース/データ線とを接
続する第1選択トランジスタ、メモリセルブロックの一
端にワード線と同一方向に配線した電源線とn+1番目
のローカルソース/データ線とを接続する第2選択トラ
ンジスタ、信号線とn+1番目のローカルソース/デー
タ線とを接続する第3選択トランジスタ、および、メモ
リセルブロックの他端にワード線と同一方向に配線した
電源線とn番目のローカルソース/データ線とを接続す
る第4選択トランジスタを有し、第1および第2選択ト
ランジスタのゲート信号が同一信号であり、第3および
第4選択トランジスタのゲート信号が同一信号である。
【0084】65.前記項61〜64のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置であって、ワード線と垂直方
向に配線した1本の信号線は、ローカルソース/データ
線2本分で共用する第1の構成、ローカルソース/デー
タ線と、信号線とを選択トランジスタを介して接続する
場合、選択トランジスタのローカルソース/データ線と
は異なる側の半導体領域と信号線との接続部分は、2つ
のメモリセルブロック間で共用する第2の構成、電源線
は、2つのメモリセルブロック間で共用する第3の構
成、ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを
介して、ワード線と垂直方向に配線した信号線に接続
し、信号線にセンス回路を接続し、n番目(nは整数)
の信号線に接続するセンス回路は、複数のメモリセルブ
ロックからなるメモリセルアレイの一端で接続し、n+
1番目の信号線に接続するセンス回路はメモリセルアレ
イの他端で接続する第4の構成、選択トランジスタを介
してローカルソース/データ線と接続される信号線と、
センス回路のと間にスイッチを設け、スイッチを切換え
ることにより、1つのセンス回路を複数の信号線で共用
する第5の構成、の何れかの構成を有する。
【0085】66.半導体基板中に形成された第1導電
型のウェルと、ウェル中に形成された第2導電型の半導
体領域と、半導体領域を接続して形成されたローカルソ
ース/データ線と、ローカルソース/データ線を選択す
る選択トランジスタと、半導体基板上に第1絶縁膜を介
して形成された第1ゲートと、第1ゲートと第2絶縁膜
を介して形成された第2ゲートと、第2ゲートを接続し
て形成されたワード線と、第1ゲートと第3絶縁膜を介
して形成され、第1および第2ゲートとは機能の異なる
第3ゲートとを有し、選択トランジスタで区切られるロ
ーカルソース線およびローカルデータ線上のメモリセル
でメモリセルブロックが構成され、メモリセルブロック
がワード線方向に配列されてメモリセルアレイが構成さ
れる半導体集積回路装置であって、第3ゲートの結束部
が、メモリセルブロック内で選択トランジスタに最も近
い位置に存在するワード線と、選択トランジスタのゲー
トとの間に存在し、メモリセルブロック内に存在する第
3ゲートが、メモリセルブロック端で1本おきに結束さ
れ、メモリセルブロックを挟んで両側に、ワード線と同
一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、ワード線
に垂直な方向に配線した信号線とを有し、ローカルソー
ス/データ線は、選択トランジスタを介して、電源線と
信号線の両方へ接続する。
【0086】67.前記項66記載の半導体集積回路装
置であって、ローカルソース/データ線は、選択トラン
ジスタを介して信号線に接続し、接続は全て、メモリセ
ルブロックの一端で行なわれる第1の構成、ローカルソ
ース/データ線は、選択トランジスタを介してセルブロ
ックの一端にワード線と同一方向に配線した電源線に接
続し、接続は全て、メモリセルブロックの一端で行なわ
れる第2の構成、の何れかの構成を有する。
【0087】68.前記項66または67記載の半導体
集積回路装置であって、1本のローカルソース/データ
線は、メモリセルブロックの一端で選択トランジスタを
介して信号線に接続し、メモリセルブロックの他端で選
択トランジスタを介して電源線に接続する。
【0088】69.前記項68記載の半導体集積回路装
置であって、ワード線と垂直方向に配線した信号線とn
番目(nは整数)のローカルソース/データ線とを接続
する第1選択トランジスタ、信号線とn+1番目のロー
カルソース/データ線とを接続する第2選択トランジス
タ、メモリセルブロックの他端にワード線と同一方向に
配線した電源線とn番目のローカルソース/データ線と
を接続する第3選択トランジスタ、および、電源線とn
+1番目のローカルソース/データ線とを接続する第4
選択トランジスタ、を有し、全ての第1選択トランジス
タのゲート信号は同一信号であり、全ての第2選択トラ
ンジスタのゲート信号は同一信号であり、第1および第
2の選択トランジスタのゲート信号は異なる信号であ
り、全ての第3選択トランジスタのゲート信号は同一信
号であり、全ての第4選択トランジスタのゲート信号は
同一信号であり、第3および第4の選択トランジスタの
ゲート信号は異なる信号である。
【0089】70.前記項66〜69のいずれか一項に
記載の半導体集積回路装置であって、信号線は、ローカ
ルソース/データ線2本分で共用する第1の構成、ロー
カルソース/データ線と信号線とを選択トランジスタを
介して接続する場合、選択トランジスタのローカルソー
ス/データ線とは異なる側の半導体領域と信号線との接
続部分は、2つのメモリセルブロック間で共用する第2
の構成、電源線は、2つのメモリセルブロック間で共用
する第3の構成、ローカルソース/データ線は、選択ト
ランジスタを介して信号線に接続し、信号線にセンス回
路を接続し、n番目(nは整数)の信号線に披続するセ
ンス回路は複数のメモリセルブロックからなるメモリセ
ルアレイの一端で接続し、n+1番目の信号線に接続す
るセンス回路はメモリセルアレイの他端で接続する第4
の構成、選択トランジスタを介してローカルソース/デ
ータ線と接続される信号線とセンス回路との間にスイッ
チを設け、スイッチを切換えることにより、1つのセン
ス回路を複数の信号線で共用する第5の構成、の何れか
の構成を有する。
【0090】71.半導体基板の主面に形成された第1
導電型のウェルと、ウェル内に第1方向に延在して形成
された第2導電型の半導体領域と、半導体基板上に第1
絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、第1ゲート上
に第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、第2ゲ
ートを接続して形成されたワード線と、第1ゲートと第
3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、第3
ゲートがワード線と垂直な方向に存在する第1ゲートの
隙間に埋込まれて形成された半導体集積回路装置であっ
て、第3ゲートを駆動するためのデコーダが、ワード線
の延在方向に配置される。
【0091】72.前記項71記載の半導体集積回路装
置であって、第3ゲートを駆動するためのデコーダは、
メモリセルアレイの一端に配置する第1の構成、第3ゲ
ートを駆動するためのデコーダは、選択トランジスタで
囲まれた複数のワード線上に存在するメモリセルアレイ
からなるメモリセルブロックを選択するためのブロック
デコーダに隣接して配置する第2の構成、第3ゲートを
駆動するためのデコーダは、メモリセルブロックを選択
するためのブロックデコーダと隣接して、メモリセルア
レイを挾んで両端に配置する第3の構成、の何れかの構
成を有する。
【0092】73.前記項20記載の半導体集積回路装
置であって、第3ゲートがワード線と垂直な方向に存在
する第1ゲートの隙間に埋込まれて形成され、第3ゲー
トを駆動するためのデコータが、ワード線の延在方向に
配置される。
【0093】74.前記項73記載の半導体集積回路装
置であって、第3ゲートを駆動するためのデコーダは、
メモりセルアレイの一端に配置する第1の構成、第3ゲ
ートを駆動するためのデコーダは、メモリセルブロック
を選択するためのブロックデコーダに隣接して配置され
る第2の構成、第3ゲートを駆動するためのデコーダ
は、メモリセルブロックを選択するためのブロックデコ
ーダと隣接して、メモリセルアレイを挟んで両端に配置
する第3の構成、の何れかの構成を有する。
【0094】75.前記項18または19記載の半導体
集積回路装置であり、メモリセルブロック内に存在する
第3ゲートのすべてが、メモリセルブロック端のいずれ
か一方または両方で結束されている半導体集積回路装置
であって、第3ゲートの選択信号は、メモリセルブロッ
クの選択信号から生成する。
【0095】76.前記項18または19記載の半導体
集積回路装置であり、メモリセルブロック内に存在する
第3ゲートのすべてが、メモリセルブロック端のいずれ
か一方または両方で結束されている半導体集積回路装置
であって、第3ゲートの選択信号は、メモリセルブロッ
クの選択信号と、メモリセルブロックを更に2分割する
ための信号から生成する第1の構成、第3ゲートの選択
信号は、選択トランジスタのゲート選択信号から生成す
る第2の構成、の何れかの構成を有する。
【0096】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0097】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である半導体集積回路装置の一例を示した一部平
面図であり、図2(a)、(b)および(c)は、各
々、図1におけるA−A′、B−B′およびC−C′線
断面図である。なお、図1の平面図において、図面を見
やすくするため各部材にハッチングを施し、一部の部材
は省略している。
【0098】本実施の形態の半導体集積回路装置は、い
わゆるフラッシュメモリのメモリセルを有し、このメモ
リセルは半導体基板100の主面に形成されたウェル1
01中のソース/ドレイン拡散層105、第1ゲート
(浮遊ゲート)103b、第2ゲート(制御ゲート)1
11a、および第3ゲート107aを有する。各メモリ
セルの制御ゲート(第2ゲート)111aは行方向(x
方向)に接続され、ワード線WLを形成している。
【0099】浮遊ゲート(第1ゲート)103bとウェ
ル101はゲート絶縁膜(第1絶縁膜)102に、浮遊
ゲート103bと第3ゲート107aは絶縁膜(第3絶
縁膜)106aに、浮遊ゲート103bとワード線(制
御ゲート)111aは絶縁膜(第2絶縁膜)110a
に、第3ゲート107aとワード線111aは絶縁膜1
08aにより、それぞれ分離されている。
【0100】ソース/ドレイン拡散層105はワード線
111aの延在方向(x方向)に垂直な方向(y方向)
に延在して配置され、列方向(y方向)のメモリセルの
ソース/ドレインを接続するローカルソース線およびロ
ーカルデータ線として機能する。すなわち、本実施の形
態の半導体集積回路装置は、メモリセル毎にコンタクト
孔を持たない、いわゆるコンタクトレス型のアレイから
構成される。この拡散層105に垂直な方向(x方向)
にチャネルが形成される。
【0101】第3ゲート107aの2つの端面は、前記
浮遊ゲート103bの端面のうちワード線111aおよ
びチャネルとそれぞれ垂直な2つの端面と、それぞれ絶
縁膜106aを介して対向して存在する。
【0102】また、第3ゲート107aはワード線11
1aおよびチャネルと垂直な方向(y方向)に存在する
浮遊ゲート103bの隙間に埋込まれて存在する。さら
に、浮遊ゲート103bが第3ゲート107aに対し対
称に、また前記第3ゲート107aが浮遊ゲート103
bに対し対称に存在する。
【0103】第3ゲート107aは拡散層105の上に
配置され、拡散層105と同様、ワード線111aおよ
びチャネルに垂直に、すなわち列方向(y方向)に配置
される。
【0104】このような構造では、浮遊ゲート103a
と制御ゲート111a以外の第3ゲート107aが存在
する場合であっても、ワード線WL方向(x方向)、お
よびローカルデータ線方向(y方向)のピッチを最小加
工寸法の2倍とすることができる。従って、メモリセル
面積をクロスポイント型のアレイでは最小の4F
2 (F:最小加工寸法)に縮小することが可能となる。
【0105】次に、図3〜図5を用いて本メモリセルの
製造方法を示す。図3〜図5は、実施の形態1の半導体
集積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【0106】まず、半導体基板100にp型(第1導電
型)のウェル101を形成し、ウェル101上にたとえ
ば熱酸化法により12nm程度のゲート絶縁膜(第1絶
縁膜)102を形成する(図3(a))。
【0107】続いて浮遊ゲート103bとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜103とシリコ
ン窒化膜104を順次堆積する(図3(b))。ポリシ
リコン膜103とシリコン窒化膜104の堆積には、た
とえばCVD(Chemical Vapor Deposition )法を用い
ることができる。
【0108】次にリソグラフィとドライエッチング技術
により前記シリコン窒化膜104およびポリシリコン膜
103をパターニングする。このパターニングによりシ
リコン窒化膜104およびポリシリコン膜103は、シ
リコン窒化膜104aおよびポリシリコン膜103aと
なる(図3(c))。シリコン窒化膜104aおよびポ
リシリコン膜103aは、y方向に延在して形成される
ようにストライプ状にパターニングされる。
【0109】その後、イオン打込み法によりひ素(A
s)イオンを打込み、メモリセルのソース/ドレインと
なる拡散層105を形成する(図3(d))。拡散層1
05は、メモリセルのソース線またはデータ線として機
能する。このイオン注入の際にはシリコン窒化膜104
aおよびポリシリコン膜103aがマスクとして機能
し、拡散層105はポリシリコン膜103aに対して自
己整合的に形成される。なお、シリコン窒化膜104a
およびポリシリコン膜103aがy方向に延在してスト
ライプ状に形成されているため、拡散層105はy方向
に延在して形成される。
【0110】なお、本工程でエッチングされる部材(シ
リコン窒化膜104aおよびポリシリコン膜103a)
には金属膜あるいは金属化合物が含まれていないため、
このエッチング工程後の洗浄工程では金属が溶出しエッ
チングされた部材壁面に溶出金属が再付着することがな
い。このため、次工程で説明する絶縁膜106に金属
(不純物)が含まれることが無く、絶縁膜106の欠陥
を低く抑え、信頼性を高めることができる。
【0111】次に、浮遊ゲート103bと第3ゲート1
07aを分離するための絶縁膜106を以下の方法によ
り形成する(図3(e))。まず、減圧化学気相成長法
(LPCVD:Low Pressure Chemical Vapor Depositi
on)により10.5nm程度のシリコン酸化膜を堆積す
る。続いてこのシリコン酸化膜をアンモニア雰囲気中で
熱処理し、前記シリコン酸化膜に窒素を導入する。その
後、窒素が導入されたシリコン酸化膜にウェット酸化処
理を行う。これは、アンモニア中での熱処理によりシリ
コン酸化膜中に導入された水素を除去するためである。
【0112】以上の工程により形成した絶縁膜106
は、膜中の電荷トラップ量が小さく、高い書換え耐性を
有している。すなわち、仮に絶縁膜106中に電荷がト
ラップされるとトラップされた電子は放置状態で第3ゲ
ートに移動し、この移動電子の量が多いとリテンション
不良を引き起こす可能性が大きくなる。移動電子量はト
ラップ密度とともに増大するから、絶縁膜106中のト
ラップ量が多いとリテンション不良を引き起こす確率が
高くなる。しかし、本実施の形態では、膜中の電荷トラ
ップ量が抑制されるため、リテンション不良を抑制し、
高い書換え耐性を実現できる。また、絶縁膜106に金
属不純物が含まれないことは前記の通りである。
【0113】その後、第3ゲート107aとなるリン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜107を浮遊ゲ
ートパターン103aの隙間が完全に埋まるように堆積
する(図4(a))。ポリシリコン膜107の形成には
たとえばCVD法を用いる。
【0114】その後、たとえば異方性ドライエッチング
を行い、ポリシリコン膜107をエッチバックする。こ
れにより浮遊ゲートパターン103aの隙間に所定の厚
さに残した第3ゲート107aを形成する(図4
(b))。ここで、前記エッチバック後残存するポリシ
リコン膜(第3ゲート107a)の膜厚は、浮遊ゲート
ポリシリコン103aの膜厚に比べて小さいことが望ま
しい。このように第3ゲート107aの膜厚を浮遊ゲー
ト103bの膜厚よりも小さくすることにより消去時の
内部動作電圧を低減することができる。
【0115】その後、シリコン酸化膜108を浮遊ゲー
トパターン103aの隙間が完全に埋まるように堆積す
る(図4(c))。シリコン酸化膜108の堆積には、
たとえばCVD法を用いる。
【0116】次に、シリコン酸化膜108をたとえば化
学的機械研磨法(CMP法:Chemical Mechanical Poli
shing )によりシリコン窒化膜104aが露出するまで
研磨する。(シリコン窒化膜104aおよびシリコン酸
化膜106および108はそれぞれ104b、106a
および108aとなる(図4(d))。
【0117】その後、たとえば熱リン酸水溶液を用いて
シリコン窒化膜104bを除去し、ポリシリコン103
aの表面を露出させる(図5(a))。次に、リン
(P)をドーピングしたポリシリコン膜109を堆積し
(図5(b))、これを異方性ドライエッチングする
(ポリシリコン膜109は109aとなる)(図5
(c))。本ポリシリコン膜109aはポリシリコン1
03aと電気的に接続しており、この2層のポリシリコ
ンで浮遊ゲートを形成する。ポリシリコン109aは浮
遊ゲートの表面積を増大し、メモリセルのカップリング
比を増大する効果がある。これにより書込み/消去時の
内部動作電圧の低減が可能となる。
【0118】次に、図3(e)で示した方法と同一の手
法により、浮遊ゲートとワード線を分離する窒素を添加
したシリコン酸化膜(膜厚10.5nm程度)110を
形成する(図5(d))。
【0119】その後、ポリシリコン膜、窒化タングステ
ン膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜
を堆積し、これをリソグラフィとドライエッチング技術
によりパターニングしてワード線111aを形成する。
このパターニングは、ワード線111aがx方向に延在
するように、すなわち拡散層105、第3ゲート107
aの延在方向(y方向)に垂直な方向(x方向)に延在
するようにパターニングされる。
【0120】さらにシリコン酸化膜110、ポリシリコ
ン膜109a、103aをエッチングし、浮遊ゲートを
完成した(これによりシリコン酸化膜110は110a
に、ポリシリコン103a、109aはそれぞれ103
bおよび109bとなる)(図5(e))。なお、この
エッチング工程では、シリコン酸化膜110がエッチン
グされる段階ではシリコン酸化膜がエッチングできる条
件でエッチングを行うが、ポリシリコン膜109a、1
03aがエッチングされる段階では、シリコンはエッチ
ングされるがシリコン酸化膜はエッチングされない選択
エッチングの条件でエッチングを行う。これにより、シ
リコン酸化膜である絶縁膜108aがエッチングストッ
パとして機能し、絶縁膜108a下部の第3ゲート10
7aがエッチングされることはない。すなわち、このエ
ッチング工程により、第3ゲート107aはy方向に延
在して形成されたストライプ状の形体を維持しつつ、浮
遊ゲート103bは、x方向、y方向の両方向において
分断され、島状の浮遊ゲートが形成される。
【0121】その後、図には示していないが、層間絶縁
膜を形成した後、ワード線111a、ソース/ドレイン
拡散層105、ウェル101、第3ゲート107aに至
るコンタクト孔を形成し、続いて金属膜を堆積してこれ
をパターニングして配線とし、メモリセルを完成でき
る。
【0122】図6はメモリセルアレイの構成を示した回
路図である。ソース/ドレインとなる拡散層105(…
n-2 ,Dn-1 ,Dn ,Dn+1 ,Dn+2 …)はワード線
WL(WL0 ,WL1 …WLm )の方向(x方向)と垂
直な方向(y方向)に延在し、y方向に隣接するメモリ
セルを接続する配線の役割を有している。また、拡散層
105は、x方向(ワード線WLの延在方向)に隣接す
るメモリセル間で共有される。この各拡散層配線Dnの
y方向の両端にはソース線あるいはデータ線を選択する
選択MOSトランジスタが配置されている。この選択M
OSで囲まれた領域をアレイブロックと呼ぶ。第3ゲー
ト(補助ゲート)AGはy方向に延在して配置され、ア
レイブロックの上下端(y方向の両端)で1つに結束さ
れる。
【0123】図7〜図12は第3ゲート107aの取出
し部分のレイアウトを示したものである。本実施の形態
の半導体集積回路装置では、ローカルデータ線もしくは
ローカルソース線を選択する選択トランジスタのゲート
113により囲まれた部分がメモリセルアレイブロック
を構成している。いずれの方法であっても、第3ゲート
パターン107aは浮遊ゲートポリシリコンパターン1
03a(103aはエッチングされて浮遊ゲート103
bとなるものである)に対して自己整合的に形成され
る。
【0124】図7〜図9に示す半導体集積回路装置にあ
っては、アレイブロックの両側で、列方向(y方向)に
伸びた第3ゲート107aのすべてが1つに束ねられる
よう、ポリシリコン103aがパターニングされてい
る。これに対し、図10〜図12に示す半導体集積回路
装置にあっては、列方向(y方向)に伸びた第3ゲート
107aが1本おきにアレイブロックの片側(上側もし
くは下側の各々)で、束ねられるよう、ポリシリコン1
03aがパターニングされる。いずれの場合であって
も、第3ゲートの結束部114は、ブロック端のワード
線111zと選択トランジスタのゲート113の間に配
置される。なお、ワード線111zと第3ゲートの結束
部114の間に、ワード線111aと同一材質のダミー
パターン112を配置してもよい。
【0125】前記した第3ゲート107aの結束部11
4に至るコンタクト孔115を形成し、これに金属配線
116を接続することにより第3ゲート107aに給電
を行う。コンタクト孔115および金属配線116の配
置方法としては以下の様な方法がある。
【0126】まず第1の方法は、図7および図10に示
したように、第3ゲート107aの結束部114の端部
に1個または複数個のコンタクト孔115を配置し、こ
れを金属配線116によりメモリアレイの外部に引出
す。本方法の利点は、メモリアレイ上の金属配線レイア
ウトが容易な点にある。
【0127】第2の方法は、図8および図11に示した
ように、第3ゲート107aの結束部114のほぼ全域
にわたって、コンタクト孔115を配置し、これを金属
配線116により接続して引出す。本方法の利点は、第
3ゲートの結束部114の抵抗による電圧降下を抑制で
きる点にある。
【0128】第3の方法は、図9および図12に示した
ように、第2の方法と同様に第3ゲートの結束部114
のほぼ全域にわたって、ある間隔でコンタクト孔115
を配置するとともに、ダミーパターン112にもほぼ全
域にわたって、ある間隔でコンタクト孔118を配置す
る。そして、コンタクト孔115と118を金属配線1
16により接続する。本方法にあっては、抵抗の低いポ
リメタル膜で各第3ゲート107aを接続していること
となるので、第2の方法と同様、第3ゲートの結束部1
14の抵抗に起因した電圧降下を抑制できる。また、コ
ンタクト孔115と118の距離が近いため、金属配線
116を短くすることができ、第1の方法と同様、メモ
リアレイ上の金属配線レイアウトが容易となる。つま
り、第1の方法と第2の方法のそれぞれの利点を併せ持
つという特徴を有する。半導体集積回路装置の目標とす
る仕様に応じて、図7から図12のいずれかの方法を選
択することができる。
【0129】次に、前記方法により形成したメモリセル
の書込み時、消去時、および読出し時の電圧印加条件お
よび動作方法を、図13〜図15を用いて説明する。図
13は書き込み動作を、図14は消去動作を、図15は
読み出し動作の例を各々示し、(a)は等価回路図を、
(b)あるいは(c)はタイミングチャートを示す。図
13〜図15の(a)において点線で囲まれたセルで選
択的にそれぞれの動作が行われる。
【0130】まず、書き込み動作を説明する。今選択さ
れたメモリセルをセルMとする。図13(a)に示した
ように、選択セルMのワード線WLn(選択ワード線)
にたとえば12V程度の正の電圧を印加し、選択セルM
のドレインとなる拡散層Dnにたとえば5V程度の正の
電圧を印加する。また、選択セルMのソースとなる拡散
層Dn−1は0Vに保持する。このようにソース・ドレ
インおよびワード線を前記所定の電圧に維持することに
よりメモリセルMのチャネル領域ににホットエレクトロ
ンが生じ、これが浮遊ゲートに注入される。
【0131】このとき、すべての第3ゲートAG、ウェ
ル、非選択ワード線WLn+1は0Vに保持され、拡散
層Dn−2、Dn+1、Dn+2はそれぞれ0V、5
V、フローティング状態とする。これにより、拡散層D
n−2および拡散層Dn−1が同電位(0V)に保た
れ、また、拡散層Dnおよび拡散層Dn+1が同電位
(5V)に保たれ、さらに、拡散層Dn+1および拡散
層Dn+2間の電位差は拡散層Dn+2がフローティン
グゆえほとんど電位差を生じない。このため、メモリセ
ルM−1、M+1、M+2のチャネルにはホットエレク
トロンは発生せず、隣接するメモリセルM−1、M+
1、M+2への誤書き込みを防止できる。これによりメ
モリセルMのみでホットエレクトロン注入が起こり、選
択メモリセルMの浮遊ゲートに電子が蓄積されてメモリ
セルのしきい値が上昇し、書込みが行われる。このよう
に、本実施の形態の半導体集積回路装置にあっては、隣
接するメモリセル4個を1つの単位とし、その内の1セ
ルを選択して書込みが行われる。従って、1つのワード
線上のすべてのセルに書込みを行うためには、最低4回
の書込み動作を実施する。
【0132】図13(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよび拡散層Dn、Dn+1への電圧印加のタ
イミングの一例を示したタイミングチャートである。図
13(b)に示す一例、および同図(c)に示す他の例
の二通りの例がある。
【0133】図13(b)に示すように、時刻t0の時
点で選択ワード線WLnに+12Vを印加した後、時刻
t1(t0<t1)の時点で拡散層Dn、Dn+1に+
5Vを印加する。所定の書き込み時間t(t=t2−t
1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で拡散層D
n、Dn+1の電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t
2<t3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。
このようなタイミングで書き込みを行う場合、ドレイン
電圧印加時間が短いため、ドレインディスターブを緩和
できるという効果がある。
【0134】あるいは、図13(c)に示すように、時
刻t0の時点で拡散層Dn、Dn+1に+5Vを印加し
た後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード線W
Lnに+12Vを印加する。所定の書き込み時間t(t
=t2−t1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で
選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。その後時刻t
3(t2<t3)で拡散層Dn、Dn+1の電位を0V
に戻す。このようなタイミングで書き込みを行う場合、
ワード線電圧印加時間が短いため、ワードディスターブ
を緩和できるという効果がある。
【0135】次に、消去動作を説明する。図14(a)
に示したように、選択ワード線WLnにたとえば−1
3.5Vの負の電圧を、また、すべての第3ゲートAG
にたとえば3.3Vといった比較的小さな正の電圧を印
加する。各拡散層Dn−2〜Dn+2、ウェル、非選択
ワード線WLn+1は0Vである。これにより、ワード
線WLn上のすべてのメモリセルにおいて、浮遊ゲート
から第3ゲートにファウラー−ノールドハイム型トンネ
リング現象により電子の放出が生じ、メモリセルのしき
い値が低下して消去が行われる。
【0136】なお、消去の際は、複数のワード線に同時
に負の電圧、たとえば−13.5Vを印加し、すべての
第3ゲートAGにたとえば3.3Vといった比較的小さ
な正の電圧、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよい。
この場合、負の電圧が印加されたワード線上のセルで消
去が行なわれる。
【0137】また、すべての第3ゲートAGに比較的大
きな電圧、たとえば17Vを印加し、すべてのワード
線、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよい。この場
合、ブロック内のすべてのメモリセルで消去が行なわれ
る。
【0138】本実施の形態にあっては、消去速度は酸化
膜電界に強く依存するのに対し、書込み速度は酸化膜電
界にあまり依存しない。従って、メモリセルの製造方法
の説明の際述べたように、浮遊ゲート103bと半導体
基板100を分離するゲート絶縁膜102の膜厚が、浮
遊ゲート103bと制御ゲート111aを分離するシリ
コン酸化膜110や、浮遊ゲート103bと第3ゲート
107aを分離するシリコン酸化膜106の膜厚に比べ
大となっている。
【0139】なお、従来技術にあっては、浮遊ゲートと
消去ゲート間の電子のトンネル膜として、浮遊ゲートポ
リシリコン膜を熱酸化して形成したシリコン酸化膜が用
いられている場合があった。しかしながら、ポリシリコ
ン上の熱酸化膜は多量のトラップを有し、書換え回数の
増加とともに酸化膜中に電子が捕獲されるため、酸化膜
に印加される電界が実効的に低下し、消去速度が低下す
るという問題があった。このため、書換え回数の増加と
ともに消去ゲートに印加する電圧を増大するという手法
が提案されていた。本実施の形態の方法により形成した
シリコン酸化膜は、膜中のトラップ量がウェル上の酸化
膜と同等であり、書換えを繰り返しても消去速度の低下
を生じない。
【0140】図14(b)は、選択ワード線WLnおよ
び第3ゲートAGへの電圧印加のタイミングの一例を示
したタイミングチャートである。
【0141】図14(b)に示すように、時刻t0の時
点で選択ワード線WLnに−13.5Vを印加した後、
時刻t1(t0<t1)の時点で第3ゲートAGに+
3.3Vを印加する。所定の消去時間t(t=t2−t
1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で第3ゲート
AGの電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t2<t
3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。このよ
うな消去動作では、第3ゲートAGの電位によって消去
時間が制御されることとなる。この場合、第3ゲートA
Gの電圧の方がワード線電圧に比べて切換える電圧幅が
小さいため、切換え時間を短くできる。従って、第3ゲ
ートAGで消去時間を直接制御する本消去動作は、消去
時間の制御性に優れているという効果がある。また、第
3ゲートAGによる、非選択メモリセルへのディスター
ブが低減できるという効果もある。
【0142】次に、読み出し動作を説明する。図15
(a)に示したように、選択セルMのワード線WLnに
たとえば3.3Vといった正の電圧を、また、選択セル
Mのドレインとなる拡散層Dnにたとえば1Vの正の電
圧を印加する。選択セルMのソースとなる拡散層Dn−
1、すべての第3ゲートAG、ウェル、非選択ワード線
WLn+1は0Vに保持される。更に拡散層Dn−2、
Dn+1、Dn+2はそれぞれ0V、1V、フローティ
ング状態とし、書き込みの場合と同様に、誤読出しを防
止する。このように、本半導体集積回路装置であって
は、書込みと同様、隣接するメモリセル4個を1つの単
位とし、その内の1セルを選択して読出しが行われる。
従って、1つのワード線上のすべてのセルで読出しを行
うためには、最低4回の読出し動作を実施する。
【0143】図15(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよび拡散層Dn、Dn+1への電圧印加のタ
イミングの一例を示したタイミングチャートである。同
図(b)および(c)に示す二通りの例がある。
【0144】図15(b)に示すように、時刻t0の時
点で選択ワード線WLnに+3.3Vを印加した後、時
刻t1(t0<t1)の時点で拡散層Dn、Dn+1に
+1Vを印加する。所定の読み出し時間t(t=t2−
t1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t2で拡散層D
n、Dn+1の電位を0Vに戻す。その後時刻t3(t
2<t3)で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。
このようなタイミングで書き込みを行う場合、ドレイン
電圧印加時間が短いため、ドレインディスターブを緩和
できるという効果がある。
【0145】あるいは、図15(c)に示すように、時
刻t0の時点で拡散層Dn、Dn+1に+1Vを印加し
た後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード線W
Lnに+3.3Vを印加する。所定の書き込み時間t
(t=t2−t1)だけ前記電圧を維持した後、時刻t
2で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻す。その後時
刻t3(t2<t3)で拡散層Dn、Dn+1の電位を
0Vに戻す。このようなタイミングで書き込みを行う場
合、ワード線電圧印加時間が短いため、ワードディスタ
ーブを緩和できるという効果がある。
【0146】本実施の形態の半導体集積回路装置によれ
ば、メモリセルMは、浮遊ゲートおよび制御ゲート以外
の第3ゲートを有するにもかかわらず、ローカルデータ
線方向およびワード線方向の寸法を、それぞれ最小加工
寸法Fの2倍とすることが可能である。このため、メモ
リセル面積を4F2 に縮小することができる。また、ワ
ード線としてポリメタル構造を用いたため、書込みおよ
び読出し動作時のワード線の立上りの遅延時間を縮小す
ることが可能である。また、第3ゲート形成後、ポリメ
タル構造のワード線を形成したため、浮遊ゲート−第3
ゲート間のシリコン酸化膜の欠陥密度を低減可能であ
る。また、書込み/消去時の内部動作電圧の絶対値の最
大値を13.5Vに低減することが可能である。
【0147】なお、本実施の形態とは異なり、浮遊ゲー
トパターンを形成後、第3ゲートを、浮遊ゲートパター
ンによって形成される隙間に形成し、この後ワード線を
浮遊ゲートパターンに対して垂直に形成し、これをマス
クに浮遊ゲートを更にパターニングし、その後、ソース
/ドレインとなる拡散層を形成する方法も考えられる。
この場合には、チャネルとワード線は互いに直交し、第
3ゲートは浮遊ゲート端面のうち、チャネルに平行な面
で浮遊ゲートと対向することになる。しかしながら、こ
の方法であっては、第3ゲートを形成後、拡散層のイオ
ン打込みを行うこととなるため、第3ゲートの下部に拡
散層を形成することが困難である。従って、拡散層を接
続するためには、各メモリセル毎にコンタクト孔を配し
て導電体を接続する必要があり、本実施の形態に比べセ
ル面積が増大するという問題を生じる。従って、メモリ
セル微細化と欠陥密度低減の両立を図るためには、第3
ゲートの配置方向は、本実施の形態で述べたように、そ
の2つの端面を、前記浮遊ゲートの端面のうちワード線
およびチャネルとそれぞれ垂直な方向に存在する2つの
端面と、それぞれ対向して存在することが必然である。
【0148】(実施の形態2)図16は、本発明の実施
の形態2である半導体集積回路装置の一例を示した断面
図である。本実施の形態の半導体集積回路装置の平面図
は、実施の形態1の図1と同様であり、図16(a)、
(b)および(c)は、各々、図1におけるA−A′、
B−B′およびC−C′線断面図である。
【0149】本実施の形態の半導体集積回路装置は、実
施の形態1の半導体集積回路装置と、ソース/ドレイン
拡散層205において相違するのみであり、その他の部
材の材料、構造、配置等は実施の形態1と同様である。
従って、実施の形態1と相違する部分について説明し、
その他の説明は省略する。
【0150】ソース/ドレイン拡散層205はワード線
111aに垂直に配置され、列方向(x方向)のメモリ
セルのソース/ドレインを接続するローカルソース線お
よびローカルデータ線として存在する。この点は実施の
形態1と同様であり、メモリセル毎にコンタクト孔を持
たない、いわゆるコンタクトレス型のアレイから構成さ
れ、メモリセルの形成密度が向上できる点は実施の形態
1と同様である。よって、本実施の形態の半導体集積回
路装置も、実施の形態1と同様、メモリセル面積を4F
2 (F:最小加工寸法)に縮小できる。
【0151】一方、本実施の形態のソース/ドレイン拡
散層205は、実施の形態1とは異なり、ソース/ドレ
インを形成する1対の拡散層205が浮遊ゲートパター
ン103aに対し非対称の位置関係にあり、一方の拡散
層が浮遊ゲートとオーバーラップしないオフセット構造
となっている。また、実施の形態1にあっては消去ゲー
トとなる第3ゲートはその全面が拡散層105上に存在
したが、本実施の形態では、第3ゲート107aと拡散
層205はそれぞれの一部分がオーバーラップするよう
に存在する。これにより、本実施の形態では第3ゲート
107a下のウェル中にもチャネルが形成され、本実施
の形態の第3ゲート107aは消去ゲートとしてばかり
ではなく、その下部に存在するチャネルを制御するゲー
トとしても機能する。これにより、書込み時のホットエ
レクトロンの発生および注入効率が増大し、チャネル電
流の小さな領域での書込みが可能となる。従って、従来
と同程度の電流供給能力をもつ内部電源で、キロバイト
オーダー以上の多数個のメモリセルの並列書込みが可能
となる。
【0152】次に、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法を説明する。本実施の形態の製造方法は、実
施の形態1における図3(c)に示す工程までは、実施
の形態1と同様である。
【0153】実施の形態1の図3(c)に示すように、
シリコン窒化膜104aおよびポリシリコン膜103a
を形成後、図17に示すように、斜めイオン打込み法に
よりひ素(As)イオンをウェル101に打込み、メモ
リセルのソース/ドレインとなる拡散層205を形成す
る。拡散層205は斜めイオン打込み法により形成され
るため、照射イオンがシリコン窒化膜104aおよびポ
リシリコン膜103aで遮蔽され、ポリシリコン膜10
3a間の全領域には拡散層205は形成されない。ま
た、斜め方向からイオンが照射されるため、ポリシリコ
ン膜103a下部に一部にも拡散層205が形成され
る。これにより前記の通り第3ゲート107aと拡散層
205とがそれぞれの一部分がオーバーラップするよう
に形成され、第3ゲート107a下のウェル101中に
もチャネルが形成されるようになる。
【0154】その後、実施の形態1の図3(e)〜図5
(e)に示す工程と同様の工程を施し、メモリセルを完
成できる。
【0155】図18は本実施の形態のメモリセルアレイ
の構成を示した回路図である。ソース/ドレインとなる
拡散層105(…Dn-2 ,Dn-1 ,Dn ,Dn+1 ,D
n+2 …)、ワード線WL(WL0 ,WL1 …WLm )、
ソース線あるいはデータ線を選択する選択MOSトラン
ジスタ、アレイブロックについては実施の形態1と同様
である。本実施の形態では、第3ゲート(AG)を、実
施の形態1の図10〜12に示すと同様に、列方向(y
方向)に伸びた第3ゲート107aが1本おきにアレイ
ブロックの片側(上側もしくは下側の各々)で、束ねら
れるよう、ポリシリコン103aがパターニングされ、
1本おきに束ねられた第3ゲート107a(AG)に別
々の電位が印加できるようにしている。なお、第3ゲー
トの結束部114は、ブロック端のワード線111zと
選択トランジスタのゲート113の間に配置できること
は実施の形態1と同様である。また、第3ゲート107
aの結束部114、コンタクト孔115、金属配線11
6についても実施の形態1と同様である。
【0156】次に、前記方法により形成したメモリセル
の書込み時、消去時、および読出し時の電圧印加条件お
よび動作方法を、図19〜図21を用いて説明する。図
19は書き込み動作を、図20は消去動作を、図21は
読み出し動作の例を各々示し、(a)は等価回路図を、
(b)〜(g)はタイミングチャートを示す。図19〜
図21の(a)において点線で囲まれたセルで選択的に
それぞれの動作が行われる。
【0157】書込みの際は、図19(a)に示したよう
に、選択セルMのワード線WLnにたとえば12V程度
の正の電圧を、また、選択セルMのドレインとなる拡散
層Dnにたとえば5V程度の正の電圧を印加する。ま
た、選択セルMおよびM+2の第3ゲートAGeには、
第3ゲートによって構成されるMOSトランジスタのし
きい値程度の電圧、たとえば2V程度を印加する。選択
セルMのソースとなる拡散層Dn−1、ウェル、非選択
ワード線WLn+1は0Vに保持される。前記バイアス
条件により、浮遊ゲートと第3ゲートの境界部下のチャ
ネルに大きな横方法および縦方向の電界が形成される。
これによりホットエレクトロンの発生および注入効率が
増大し、チャネル電流が小さいにもかかわらず、高速の
書込みが可能となる。これにより、1mA程度の電流供
給能力を有する内部電源を用いても、キロバイト以上の
メモリセルの並列書込みが可能となる。
【0158】なお、選択セルMに隣接するメモリセルM
−1、M+1では、第3ゲートAGoを0Vとする。こ
れによりメモリセルMおよびM+2の少なくともいずれ
か1つが書込み状態にあっても、それに隣接するメモリ
セルM−1およびM+1においては第3ゲートAGoが
スイッチの機能を果たし、チャネルがOFFとなってチ
ャネルに電流が流れない。従ってホットエレクトロンが
発生しないので書込みが起こらない。
【0159】このように、本半導体集積回路装置にあっ
ては、隣接するメモリセル2個を1つの単位とし、その
内の1セルを選択して書込みが行われる。従って、1つ
のワード線上のすべてのセルに書込みを行うためには、
実施の形態1より少ない最低2回の書込みで動作が完了
する。
【0160】以上の第3ゲートAG(AGe,AGo)
によりもたらされる高効率のホットエレクトロン注入と
隣接セルの誤書込み防止により書込み単位の増大が可能
であり、大容量フラッシュメモリに不可欠な書込み速度
の向上が図れる。
【0161】図19(b)〜(g)は、選択ワード線W
Lnおよび拡散層Dn、第3ゲートAGeへの電圧印加
のタイミングの一例を示したタイミングチャートであ
る。図19(b)〜(g)に示すように、6通りの例が
ある。
【0162】図19(b)に示すように、時刻t0の時
点で選択ワード線WLnに+12Vを印加した後、時刻
t1(t0<t1)の時点で第3ゲートAGeに+2V
を印加する。その後、時刻t2(t1<t2)の時点で
拡散層Dnに+5Vを印加する。所定の書き込み時間t
(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持した後、時刻t
3で拡散層Dnの電位を0Vに戻し、時刻t4(t3<
t4)で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻し、さらに
時刻t5(t4<t5)で選択ワード線WLnの電位を
0Vに戻す。あるいは、図19(d)に示すように、時
刻t0の時点で第3ゲートAGeに+2Vを印加した
後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード線WL
nに+12Vを印加する。その後、時刻t2(t1<t
2)の時点で拡散層Dnに+5Vを印加する。所定の書
き込み時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持し
た後、時刻t3で拡散層Dnの電位を0Vに戻し、時刻
t4(t3<t4)で選択ワード線WLnの電位を0V
に戻し、さらに時刻t5(t4<t5)で第3ゲートA
Geの電位を0Vに戻す。これらのタイミングで書き込
みを行う場合、ドレイン電圧印加時間が短いため、ドレ
インディスターブを緩和できるという効果がある。
【0163】また、図19(c)に示すように、時刻t
0の時点で選択ワード線WLnに+12Vを印加した
後、時刻t1(t0<t1)の時点で拡散層Dnに+5
Vを印加する。その後、時刻t2(t1<t2)の時点
で第3ゲートAGeに+2Vを印加する。所定の書き込
み時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持した
後、時刻t3で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻し、
時刻t4(t3<t4)で拡散層Dnの電位を0Vに戻
し、さらに時刻t5(t4<t5)で選択ワード線WL
nの電位を0Vに戻す。あるいは、図19(e)に示す
ように、時刻t0の時点で拡散層Dnに+5Vを印加し
た後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード線W
Lnに+12Vを印加する。その後、時刻t2(t1<
t2)の時点で第3ゲートAGeに+2Vを印加する。
所定の書き込み時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧
を維持した後、時刻t3で第3ゲートAGeの電位を0
Vに戻し、時刻t4(t3<t4)で選択ワード線WL
nの電位を0Vに戻し、さらに時刻t5(t4<t5)
で拡散層Dnの電位を0Vに戻す。これらのタイミング
で書き込みを行う場合、第3ゲートAGeの電位によっ
て書き込み時間tが制御されることとなる。この場合、
第3ゲートAGeの電圧の方がワード線電圧あるいは拡
散層電圧に比べて切換える電圧幅が小さいため、切換え
時間を短くできる。従って、第3ゲートAGeで書き込
み時間tを直接制御する本動作は、書き込み時間の制御
性に優れているという効果がある。
【0164】また、図19(f)に示すように、時刻t
0の時点で拡散層Dnに+5Vを印加した後、時刻t1
(t0<t1)の時点で第3ゲートAGeに+2Vを印
加する。その後、時刻t2(t1<t2)の時点で選択
ワード線WLnに+12Vを印加する。所定の書き込み
時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持した後、
時刻t3で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻し、時
刻t4(t3<t4)で第3ゲートAGeの電位を0V
に戻し、さらに時刻t5(t4<t5)で拡散層Dnの
電位を0Vに戻す。あるいは、図19(g)に示すよう
に、時刻t0の時点で第3ゲートAGeに+2Vを印加
した後、時刻t1(t0<t1)の時点で拡散層Dnに
+5Vを印加する。その後、時刻t2(t1<t2)の
時点で選択ワード線WLnに+12Vを印加する。所定
の書き込み時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維
持した後、時刻t3で選択ワード線WLnの電位を0V
に戻し、時刻t4(t3<t4)で拡散層Dnの電位を
0Vに戻し、さらに時刻t5(t4<t5)で第3ゲー
トAGeの電位を0Vに戻す。これらのタイミングで書
き込みを行う場合、ワード線電圧印加時間が短いため、
ワードディスターブを緩和できるという効果がある。
【0165】次に、消去動作を説明する。図20(a)
に示したように、選択ワード線WLnにたとえば−1
3.5Vの負の電圧を、また、すべての第3ゲートAG
e,AGoにたとえば3.3Vといった比較的小さな正
の電圧を印加する。各拡散層Dn−2〜Dn+2、ウェ
ル、非選択ワード線WLn+1は0Vである。これによ
り、ワード線WLn上のすべてのメモリセルにおいて、
浮遊ゲートから第3ゲートにファウラー−ノールドハイ
ム型トンネリング現象により電子の放出が生じ、メモリ
セルのしきい値が低下して消去が行われる。
【0166】なお、複数のワード線に同時に負の電圧、
たとえば−13.5Vを印加し、すべての第3ゲートA
Ge,AGoにたとえば3.3Vといった比較的小さな
正の電圧、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよいこ
と、また、すべての第3ゲートAGに比較的大きな電
圧、たとえば17Vを印加し、すべてのワード線、各拡
散層D、ウェルを0Vとしてもよいことは実施の形態1
と同様である。
【0167】また、ワード線WLnにたとえば−9Vの
負の電圧を印加し、各拡散層Dにたとえば4Vの正の電
圧を印加し、全ての第3ゲートAG、ウェル、非選択ワ
ード線WLn+1を0Vとしても良い。これにより、ワ
ード線WLn上の全てのメモリセルにおいて、浮遊ゲー
トから拡散層Dにファウラー−ノールドハイム型トンネ
リング現象により電子の放出が生じ、メモリセルのしき
い値が低下して消去が行われる。
【0168】図20(b)は、選択ワード線WLnおよ
び第3ゲートAGe,AGoへの電圧印加のタイミング
の一例を示したタイミングチャートである。消去のタイ
ミングは実施の形態1と同様であり、実施の形態1で説
明した通りである。
【0169】次に、読出しの際は、図21(a)に示し
たように、選択セルMのワード線WLnにたとえば3.
3Vといった正の電圧を、また、選択セルMのドレイン
となる拡散層Dnにたとえば1Vの正の電圧を印加す
る。また、選択セルMおよびセルM+2の第3ゲートA
Geには、たとえば3.3V程度の電圧を印加し、第3
ゲート下のチャネルを完全にオン状態とする。選択セル
Mのソースとなる拡散層Dn−1、ウェル、非選択ワー
ド線WLn+1は0Vに保持される。一方、選択セルM
に隣接するメモリセルM−1、M+1では、第3ゲート
AGoを0Vとする。これによりメモリセルMおよびM
+2の少なくともいずれか1つが読出し状態にあって
も、メモリセルM−1およびM+1ではチャネルが形成
されることがなく、誤読出しが防止できる。
【0170】このように、本メモリセルでは、書込みと
同様、隣接するメモリセル2個を1つの単位とし、その
内の1セルを選択して読出しが行われる。従って、1つ
のワード線上のすべてのセルで読出しを行うためには、
実施の形態1よりも少ない2回の読出し動作を実施す
る。
【0171】図21(b)〜(g)は、選択ワード線W
Lnおよび拡散層Dn、第3ゲートAGeへの電圧印加
のタイミングの一例を示したタイミングチャートであ
る。図21(b)〜(g)に示すように、6通りの例が
ある。
【0172】図21(b)に示すように、時刻t0の時
点で選択ワード線WLnに+3.3Vを印加した後、時
刻t1(t0<t1)の時点で第3ゲートAGeに+
3.3Vを印加する。その後、時刻t2(t1<t2)
の時点で拡散層Dnに+1Vを印加する。所定の読み出
し時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持した
後、時刻t3で拡散層Dnの電位を0Vに戻し、時刻t
4(t3<t4)で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻
し、さらに時刻t5(t4<t5)で選択ワード線WL
nの電位を0Vに戻す。あるいは、図21(d)に示す
ように、時刻t0の時点で第3ゲートAGeに+3.3
Vを印加した後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択
ワード線WLnに+3.3Vを印加する。その後、時刻
t2(t1<t2)の時点で拡散層Dnに+1Vを印加
する。所定の読み出し時間t(t=t3−t2)だけ前
記電圧を維持した後、時刻t3で拡散層Dnの電位を0
Vに戻し、時刻t4(t3<t4)で選択ワード線WL
nの電位を0Vに戻し、さらに時刻t5(t4<t5)
で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻す。これらのタイ
ミングで書き込みを行う場合、ドレイン電圧印加時間が
短いため、ドレインディスターブを緩和できるという効
果がある。
【0173】また、図21(c)に示すように、時刻t
0の時点で選択ワード線WLnに+3.3Vを印加した
後、時刻t1(t0<t1)の時点で拡散層Dnに+1
Vを印加する。その後、時刻t2(t1<t2)の時点
で第3ゲートAGeに+3.3Vを印加する。所定の読
み出し時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持し
た後、時刻t3で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻
し、時刻t4(t3<t4)で拡散層Dnの電位を0V
に戻し、さらに時刻t5(t4<t5)で選択ワード線
WLnの電位を0Vに戻す。あるいは、図21(e)に
示すように、時刻t0の時点で拡散層Dnに+1Vを印
加した後、時刻t1(t0<t1)の時点で選択ワード
線WLnに+3.3Vを印加する。その後、時刻t2
(t1<t2)の時点で第3ゲートAGeに+3.3V
を印加する。所定の読み出し時間t(t=t3−t2)
だけ前記電圧を維持した後、時刻t3で第3ゲートAG
eの電位を0Vに戻し、時刻t4(t3<t4)で選択
ワード線WLnの電位を0Vに戻し、さらに時刻t5
(t4<t5)で拡散層Dnの電位を0Vに戻す。
【0174】また、図21(f)に示すように、時刻t
0の時点で拡散層Dnに+1Vを印加した後、時刻t1
(t0<t1)の時点で第3ゲートAGeに+3.3V
を印加する。その後、時刻t2(t1<t2)の時点で
選択ワード線WLnに+3.3Vを印加する。所定の読
み出し時間t(t=t3−t2)だけ前記電圧を維持し
た後、時刻t3で選択ワード線WLnの電位を0Vに戻
し、時刻t4(t3<t4)で第3ゲートAGeの電位
を0Vに戻し、さらに時刻t5(t4<t5)で拡散層
Dnの電位を0Vに戻す。あるいは、図21(g)に示
すように、時刻t0の時点で第3ゲートAGeに+3.
3Vを印加した後、時刻t1(t0<t1)の時点で拡
散層Dnに+1Vを印加する。その後、時刻t2(t1
<t2)の時点で選択ワード線WLnに+3.3Vを印
加する。所定の読み出し時間t(t=t3−t2)だけ
前記電圧を維持した後、時刻t3で選択ワード線WLn
の電位を0Vに戻し、時刻t4(t3<t4)で拡散層
Dnの電位を0Vに戻し、さらに時刻t5(t4<t
5)で第3ゲートAGeの電位を0Vに戻す。これらの
タイミングで書き込みを行う場合、ワード線電圧印加時
間が短いため、ワードディスターブを緩和できるという
効果がある。
【0175】なお、前記したように本実施の形態では、
書込みおよび読出しの際、第3ゲートに対して1本おき
に同一の電圧が印加される。従って第3ゲートの取出し
部のレイアウトとしては、前記の通り、アレイブロック
の上下であって、列方向に伸びた第3ゲート(消去ゲー
ト)107aが1本おきに束ねられるような構造である
必要がある。
【0176】本実施の形態によれば、実施の形態1で説
明した効果に加え、書込み単位の増大が可能となり書込
み速度の増大が図れる。すなわち、本実施の形態では、
第3ゲート107a(AGe,AGo)を一本おきに配
置し、各々別電圧を印加できるように構成しているた
め、書き込みおよび読み出しに必要な動作の回数を低減
できる。また、第3ゲート107a下部の一部にもチャ
ネル領域を形成するため、第3ゲート107aを消去ゲ
ートとしてのみならず、チャネル制御を行う制御ゲート
としての機能をも持たせることができる。このため、第
3ゲート107aにより制御ゲート111aとは独立に
チャネル内の電界を制御でき、書き込み効率を向上でき
る。この結果、少ないチャネル電流での効率的、高速な
書き込みを実現できる。
【0177】(実施の形態3)図22は、本発明の実施
の形態3である半導体集積回路装置の一例を示した一部
平面図であり、図23(a)、(b)および(c)は、
各々、図22におけるA−A′、B−B′およびC−
C′線断面図である。なお、図22の平面図において、
図面を見やすくするため各部材にハッチングを施し、一
部の部材は省略している。図23(a)、(b)および
(c)は、各々、図22におけるA−A′、B−B′お
よびC−C′線断面図である。
【0178】本実施の形態の半導体集積回路装置の構成
は、浮遊ゲート103bと第3ゲート107aとの間の
絶縁膜606aの膜厚を厚膜化した点を除き、実施の形
態2の半導体集積回路装置とほぼ同様であり、その他の
部材の材料、構造、配置等は実施の形態2と同様であ
る。従って、実施の形態2と相違する部分について説明
し、その他の説明は省略する。
【0179】本実施の形態の絶縁膜606aは、その膜
厚を約30nmと厚くしたものである。この結果、本実
施の形態では、消去の際の電子放出を浮遊ゲート103
bから基板(ウェル101)とするものである。このた
め、浮遊ゲート103bと基板(ウェル101)との間
の絶縁膜102の膜厚を10nmとする。この点も実施
の形態2と相違する。
【0180】本実施の形態の半導体集積回路装置の製造
方法は、実施の形態2における図17の工程までは実施
の形態2と同様である(図24(a))。ただし、実施
の形態2で引用する実施の形態1の図3(a)に示すゲ
ート絶縁膜102は前記の通り、その膜厚が10nm程
度となるように形成する。その後、図24(b)に示す
ように、浮遊ゲートと第3ゲートを分離するための窒素
を添加したシリコン酸化膜606を実施の形態1の図3
(e)と同様の方法により形成する。本実施の形態では
浮遊ゲートに蓄積した電子を半導体基板へ放出するた
め、シリコン酸化膜606の膜厚は比較的厚い30nm
とする。なお、実施の形態2と同様、窒素を添加したシ
リコン酸化膜606を用いることにより、書込みの際、
本シリコン酸化膜中に電子が注入/トラップされるのを
抑制することが可能である。
【0181】その後、実施の形態2と同様に、実施の形
態1の図4(a)〜図5(e)に示す工程と同様の工程
を施し、メモリセルを完成できる。なお、シリコン酸化
膜606は、前記工程の途中でエッチングされ、シリコ
ン酸化膜606aとなる。
【0182】図25はメモリセルアレイの構成を示した
図である。ソース/ドレインとなる拡散層Dn(Dn−
2〜Dn+2)、ワード線WL(WL0〜WLm)およ
び選択MOSトランジスタ、アレイブロックについては
実施の形態1、2と同様である。第3ゲートAGについ
ては、実施の形態2と同様である。
【0183】次に、前記方法により形成したメモリセル
の書込み時、消去時、および読出し時の電圧印加条件お
よび動作方法を説明する。図26は消去動作の例を示
し、(a)は等価回路図を、(b)はタイミングチャー
トを示す。図26(a)において点線で囲まれたセルで
選択的に消去動作が行われる。なお、書き込みおよび読
み出し動作については実施の形態2と同様であるため、
説明を省略する。
【0184】消去の際は図26(a)に示したように、
選択ワード線WLnにたとえば−16Vの負の電圧を印
加し、すべての第3ゲートAGe,AGo、各拡散層
D、ウェル、非選択ワード線WLn+1は0Vとする。
これにより、ワード線WLn上のすべてのメモリセル
で、浮遊ゲートからウェルにファウラー−ノールドハイ
ム型トンネリング現象により電子の放出が生じ、メモリ
セルのしきい値が低下して消去が行われる。このよう
に、消去動作はワード線を1つの単位とするセクタ毎に
行われる。
【0185】なお、消去の際は、複数のワード線に同時
に負の電圧、たとえば−16Vを印加し、すべての第3
ゲートAG、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよい。
この場合、負の電圧が印加されたワード線上のすべての
セルで消去が行なわれる。
【0186】また、消去の際には、ウェルに正の電圧、
たとえば16Vを印加し、全ての第3ゲートAG、各拡
散層Dを0Vとしてもよい。この際、選択ワード線0
V、非選択ワード線を16Vとすれば、1本または複数
のワード線上の全てのセルで消去が行われる。
【0187】また、消去の際には、ワード線WLnにた
とえば−9Vの負の電圧を印加し、各拡散層Dにたとえ
ば4Vの正の電圧を印加し、全ての第3ゲートAG、ウ
ェル、非選択ワード線WLn+1を0Vとしても良い。
これにより、ワード線WLn上の全てのメモリセルにお
いて、浮遊ゲートから拡散層Dにファウラー−ノールド
ハイム型トンネリング現象により電子の放出が生じ、メ
モリセルのしきい値が低下して消去が行われる。
【0188】図26(b)は、選択ワード線WLnへの
電圧印加のタイミングの一例を示したタイミングチャー
トである。本実施の形態では、第3ゲートAGは消去ゲ
ートとしては機能しないので、選択ワード線WLnの操
作のみで消去動作が行われる。図26(b)に示すよう
に、時刻t0の時点で選択ワード線WLnに−16Vを
印加した後、時刻t3(t0<t3)で選択ワード線W
Lnの電位を0Vに戻す。
【0189】本実施の形態によれば、実施の形態1、2
で説明した効果と同様な効果が得られる。
【0190】(実施の形態4)図27は、本発明の実施
の形態4である半導体集積回路装置の製造方法の一例を
示した一部断面図である。本実施の形態の半導体集積回
路装置の構造、第3ゲートの取出し方法、アレイ構成、
および動作方式は、実施の形態2と同様である。よっ
て、ここでの説明を省略する。一方、本実施の形態の製
造方法は、実施の形態2と相違する。以下、その相違す
る部分について図27を用いて工程順に説明する。
【0191】まず、半導体基板100上にp型ウェル1
01を形成する(図27(a))。ウェル101の形成
には不純物拡散法、イオン注入法等を用いることができ
る。
【0192】続いて半導体基板100上にたとえばフォ
トレジスト膜(図示せず)をパターニングし、このフォ
トレジスト膜をマスクとしてひ素(As)イオンをイオ
ン注入により打ち込む。このひ素イオンは半導体基板1
00に対し、概ね垂直に打ち込む。これによりメモリセ
ルのソース/ドレインとなる拡散層205を形成する
(図27(b))。
【0193】次に、実施の形態1と同様に、たとえば熱
酸化法により12nm程度のゲート絶縁膜102を形成
し、続いて第1ゲートとなるリンをドーピングしたポリ
シリコン膜103とシリコン窒化膜104を順次堆積し
た(図27(c))。
【0194】次に、実施の形態1と同様に、たとえばリ
ソグラフィとドライエッチング技術により前記シリコン
窒化膜104およびポリシリコン膜103をパターニン
グした(シリコン窒化膜およびポリシリコン膜はそれぞ
れ104a、103aとなる)(図27(d))。この
パターニングは、ポリシリコン膜103aの一方の端面
が拡散層205の中央付近に来るようにマスク合わせを
して行う。つまり、ポリシリコン膜103aと後に形成
される第3ゲートとの両方に跨って拡散層205が配置
されるようにパターニングする。
【0195】次に、浮遊ゲートと第3ゲートを分離する
ための窒素を添加したシリコン酸化膜106を実施の形
態1の図3(e)と同様の方法により10.5nm形成
する(図27(e))。
【0196】その後の工程は実施の形態2と同様、実施
の形態1の図3(e)〜図5(e)に示す工程と同様で
あるため、その説明を省略する。
【0197】本実施の形態によれば、拡散層205を形
成した後にゲート絶縁膜102を形成するため、ゲート
絶縁膜102の信頼性を向上し、半導体集積回路装置の
歩留りの向上が図れるという効果がある。さらに内部動
作電圧の低減が図れるという効果がある。また、書込み
速度が増大できるという効果がある。
【0198】なお、ワード線WLnに比較的高い負の電
圧、たとえば−17Vを印加し、全ての第3ゲートA
G、各拡散層D、ウェル、非選択ワード線WLn+1を
0Vとして消去動作を行っても良い。これにより、ワー
ド線WLn上の全てのメモリセルにおいて、浮遊ゲート
からウェルにファウラー−ノールドハイム型トンネリン
グ現象により電子の放出が生じ、メモリセルのしきい値
が低下して消去が行われる。
【0199】(実施の形態5)図28は、本発明の実施
の形態5である半導体集積回路装置の一例を示した一部
平面図であり、図29(a)、(b)および(c)は、
各々、図28におけるA−A′、B−B′およびC−
C′線断面図である。なお、図29の平面図において、
図面を見やすくするため各部材にハッチングを施し、一
部の部材は省略している。
【0200】図28および図29に示したように、本実
施の形態のメモリセルはウェル301中のソース/ドレ
イン拡散層306、第1ゲート304bおよび310b
(浮遊ゲート)、第2ゲート312a(制御ゲート)、
および第3ゲート308aを有する。各メモリセルの制
御ゲート312aは行方向(x方向)に接続され、ワー
ド線を形成している。浮遊ゲート304bとウェル30
1はゲート絶縁膜303に、浮遊ゲート304bおよび
310bと第3ゲート308aは絶縁膜307に、浮遊
ゲート304bとワード線(制御ゲート)312aは絶
縁膜311aに、第3ゲート308aとワード線312
aは絶縁膜309aにより、それぞれ分離されている。
【0201】ソース/ドレイン拡散層306はワード線
312aに垂直に配置され、列方向(y方向)のメモリ
セルのソース/ドレインを接続するローカルソース線お
よびローカルデータ線として存在する。
【0202】すなわち、本実施の形態の半導体集積回路
装置は、メモリセル毎にコンタクト孔を持たない、いわ
ゆるコンタクトレス型のアレイから構成される。この拡
散層306に垂直な方向(x方向)にチャネルが形成さ
れる。
【0203】第3ゲート308aの2つの端面は、前記
浮遊ゲート304bの端面のうちワード線312aおよ
びチャネルとそれぞれ垂直な方向に存在する2つの端面
と、それそれ絶縁膜を介して対向して存在する。
【0204】第3ゲート308aはワード線312aお
よびチャネルと垂直な方向(y方向)に存在する浮遊ゲ
ート304bの隙間に埋込まれて存在する。さらに、浮
遊ゲート304bが第3ゲート308aに対し対称に、
また前記第3ゲート308aが浮遊ゲート304bに対
し対称に存在する。
【0205】本実施の形態であっては、実施の形態1お
よび2とは異なり、ワード線方向に隣接するメモリセル
の拡散層306はシリコン酸化膜からなる素子分離領域
302により分離されている。第3ゲートはその全面が
素子分離領域302および拡散層306にオーバーラッ
プするように配置される。
【0206】次に、図30〜図33を用いて本実施の形
態のメモリセルの製造方法を示す。まず、半導体基板3
00上にp型ウェル301を形成した後、たとえばフォ
トリソグラフィおよびエッチング技術による溝形成と、
CVD法によるたとえばシリコン酸化膜の堆積により前
記溝を埋め込み、その後半導体基板300上の前記シリ
コン酸化膜をたとえばCMP法により除去する技術を用
いて、たとえばシリコン酸化膜からなる素子分離領域3
02を形成する(図30(a))。
【0207】次に、実施の形態1と同様に、熱酸化法に
よりゲート絶縁膜303を形成し、続いて浮遊ゲートと
なるリンをドーピングしたポリシリコン膜304とシリ
コン窒化膜305を順次堆積する(図30(b))。
【0208】次に、実施の形態1と同様に、前記シリコ
ン窒化膜305およびポリシリコン膜304をパターニ
ングする(シリコン窒化膜およびポリシリコン膜はそれ
ぞれ305a、304aとなる)(図30(c))。
【0209】その後、イオン打込み法によりひ素イオン
を打込み、メモリセルのソース/ドレインとなる拡散層
306を形成する(図31(a))。
【0210】次に、浮遊ゲートと第3ゲートを分離する
ための絶縁膜307を実施の形態1の図3(e)に示し
たのと同様の方法により形成し(図31(b))、その
後、第3ゲートとなるリンをドーピングしたポリシリコ
ン膜308を浮遊ゲートパターン304aの隙間が完全
に埋まるように堆積する(図31(c))。
【0211】さらに、実施の形態1と同様に、ポリシリ
コン膜308をエッチバックして浮遊ゲートパターン3
04aの隙間に所定の厚さ残したポリシリコン308a
を形成する(図32(a))。ここで、ポリシリコン膜
308aの膜厚を浮遊ゲートポリシリコン304aの膜
厚に比べて小さくし、消去時の内部動作電圧を低減する
ことができる点は実施の形態1と同様である。その後、
実施の形態1と同様に、シリコン酸化膜309を浮遊ゲ
ートパターン304aの隙間が完全に埋まるように堆積
し(図32(b))、これを化学的機械研磨法(CMP
法)によりシリコン窒化膜305aが露出するまで研磨
し(シリコン窒化膜305aおよびシリコン酸化膜30
9はそれぞれ305bおよび309aとなる(図32
(c))、その後、熱リン酸水溶液を用いてシリコン窒
化膜305bを除去してポリシリコン304aの表面を
露出させる(図32(d))。
【0212】さらに、実施の形態1と同様に、リンをド
ーピングしたポリシリコン膜310を堆積し(図33
(a))、これをパターニングしてポリシリコン膜31
0aを形成する(図33(b))。本ポリシリコン膜3
10aはポリシリコン304aと電気的に接続してお
り、この2層のポリシリコンで浮遊ゲートを形成する。
ポリシリコン310aは浮遊ゲートの表面積を増大し、
メモリセルのカップリング比を増大する効果がある。こ
れにより書込み/消去時の内部動作電圧の低減が可能で
ある。
【0213】次に、実施の形態1の図3(e)で示した
方法と同一の手法により、浮遊ゲートとワード線を分離
する窒素を添加したシリコン酸化膜311を形成し(図
33(c))、その後、ポリシリコン膜、窒化タングス
テン膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル
膜312を堆積する(図33(d))。さらに、実施の
形態1と同様に、たとえばリソグラフィとドライエッチ
ング技術によりポリメタル膜312をパターニングして
ワード線を形成し(ポリメタル膜312は312aとな
る)、その後、シリコン酸化膜311、ポリシリコン膜
310a、304aをエッチングし、浮遊ゲートを完成
する(これによりポリシリコン304a、310aはそ
れぞれ304bおよび310bとなる)。その後、図に
は示していないが、層間絶縁膜を形成した後、ワード線
312a、ソース/ドレイン拡散層306、ウェル30
1、第3ゲート308aに至るコンタクト孔を形成し、
続いて金属膜を堆積してこれをパターニングして配線と
し、メモリセルを完成する。
【0214】図34はメモリセルアレイの構成を示した
図である。ソース/ドレインとなる拡散層SnおよびD
nはワード線の延在方向(x方向)と垂直な方向(y方
向)に延在し、x方向に隣接するメモリセルを接続する
配線の役割を有している。本実施の形態においては、実
施の形態1〜4とは相違し、x方向に隣接するセル間に
は素子分離領域が形成されている。このため、y方向に
隣接するセル間での拡散層の共有はなされず、ソース線
とデータ線の機能は各々拡散層Sn(ソース線)および
拡散層Dn(データ線)に固定される。すなわち仮想接
地型ではない。この各拡散層配線SnおよびDnのy方
向の両端にはソース線あるいはデータ線を選択する選択
MOSトランジスタが配置されている。ソース線を選択
する選択MOSは図において上側に配置され、データ線
を選択する選択MOSは図において下側に配置される。
このように、本実施の形態では、拡散層の上下両端に選
択MOSが形成されず、各拡散層に一本おきに上下互い
違いに配置されるため、選択MOSを形成するための面
積が緩和される。この選択MOSで囲まれた領域をアレ
イブロックと呼ぶ。第3ゲート(補助ゲート)AGはy
方向に延在して配置され、アレイブロックの上下端(y
方向の両端)で1つに結束される。
【0215】次に、前記方法により形成したメモリセル
の書込み時、消去時、および読出し時の電圧印加条件お
よび動作方法を図35〜図37を用いて説明する。図3
5は書き込み動作を、図36は消去動作を、図37は読
み出し動作の例を各々示し、(a)は等価回路図を、
(b)あるいは(c)はタイミングチャートを示す。図
35〜図37の(a)において点線で囲まれたセルで選
択的にそれぞれの動作が行われる。
【0216】書込みの際は、図35(a)に示したよう
に、選択セルMのワード線WLnにたとえば12V程度
の正の電圧を、また、選択セルMのドレインとなる拡散
層Dnにたとえば5V程度の正の電圧を印加し、選択セ
ルMのソースとなる拡散層Snは0Vの電圧に保持す
る。このようにソース・ドレインおよびワード線を前記
所定の電圧に維持することによりメモリセルMのチャネ
ル領域ににホットエレクトロンが生じ、これが浮遊ゲー
トに注入される。非選択セルのソース・ドレイン(拡散
層Dn−1,Dn+1,Dn+2,Sn−1,Sn+
1,Sn+2)、すべての第3ゲートAG、ウェル、非
選択ワード線WLn+1は0Vに保持される。これによ
り選択メモリセルMのみでホットエレクトロン注入が起
こり、浮遊ゲートに電子が蓄積されてメモリセルのしき
い値が上昇し、書込みが行われる。本半導体集積回路装
置では、ワード線方向(x方向)に隣接するメモリセル
間に素子分離領域302が存在するため、隣接メモリセ
ル間で拡散層を共有しない。従って、ワード線方向に隣
接するメモリセルを同時に書込むことが可能である。
【0217】図35(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよびドレイン拡散層Dnへの電圧印加のタイ
ミングの一例を示したタイミングチャートである。同図
(b)および(c)に示す二通りの例がある。図35
(b)および(c)に示すタイミングは、実施の形態1
における図13(b)、(c)のタイミングとほぼ同様
である。ただし、本実施の形態のドレイン拡散層Dnへ
の電圧印加のタイミングは、図13(b)、(c)にお
ける拡散層Dn,Dn+1のタイミングを置き換えたも
のとする。従って、印加タイミングの説明および効果の
説明は実施の形態1と同様であり、ここでの説明は省略
する。
【0218】次に、消去の際は、図36(a)に示した
ように、選択ワード線WLnにたとえば−13.5Vの
負の電圧を、また、すべての第3ゲートAGにたとえば
3.3Vといった比較的小さな正の電圧を印加する。ま
た、各拡散層(Dn−1〜Dn+2、Sn−1〜Sn+
2)、ウェル、非選択ワード線WLn+1は0Vであ
る。これにより、ワード線WLn上のすべてのメモリセ
ルで、浮遊ゲートから第3ゲートにファウラー−ノール
ドハイム型トンネリング現象により電子の放出が生じ、
メモリセルのしきい値が低下して消去が行われる。
【0219】図36(b)は、選択ワード線WLnおよ
び第3ゲートAGへの電圧印加のタイミングの一例を示
したタイミングチャートである。この印加タイミング
は、実施の形態1における図14(b)の場合と同様で
あるため説明を省略する。
【0220】なお、消去の際は、複数のワード線に同時
に負の電圧、たとえば−13.5Vを印加し、すべての
第3ゲートAGにたとえば3.3Vといった比較的小さ
な正の電圧、各拡散層D,S、ウェルを0Vとしてもよ
い。この場合、負の電圧が印加されたワード線上のセル
で消去が行なわれる。
【0221】また、すべての第3ゲートAGに比較的大
きな電圧、たとえば17Vを印加し、すべてのワード
線、各拡散層D、ウェルを0Vとしてもよい。この場
合、ブロック内のすべてのメモリセルで消去が行なわれ
る。
【0222】次に、読出し際は、図37(a)に示した
ように、選択セルMのワード線WLnにたとえば3.3
V程度の正の電圧を、また、選択セルMのドレインとな
る拡散層Dnにたとえば1V程度の正の電圧を印加し、
選択セルMのソースとなる拡散層Snは0Vの電圧に保
持する。一方、非選択セルのソース・ドレイン(拡散層
Dn−1,Dn+1,Dn+2,Sn−1,Sn+1,
Sn+2)、すべての第3ゲートAG、ウェル、非選択
ワード線WLn+1は0Vに保持される。このような電
圧に維持することにより、浮遊ゲート内の電子の有無に
よるチャネルのONまたはOFFを検出でき、情報を読
み出すことができる。
【0223】図37(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよび拡散層Dnへの電圧印加のタイミングの
一例を示したタイミングチャートである。同図(b)お
よび(c)に示す二通りの例がある。図37(b)およ
び(c)に示すタイミングは、実施の形態1における図
15(b)、(c)のタイミングとほぼ同様である。た
だし、本実施の形態のドレイン拡散層Dnへの電圧印加
のタイミングは、図15(b)、(c)における拡散層
Dn,Dn+1のタイミングを置き換えたものとする。
よって、印加タイミングの説明および効果の説明は実施
の形態1と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0224】本実施の形態によれば、前記方法により形
成したメモリセルは、ワード線としてポリメタル構造を
用いたため、書込みおよび読出し動作時のワード線の立
上りの遅延時間を縮小することが可能である。また、第
3ゲート形成後、ポリメタル構造のワード線を形成した
ため、浮遊ゲート−第3ゲート間のシリコン酸化膜の欠
陥密度を低減可能である。また、書込み/消去時の内部
動作電圧の絶対値の最大値を13.5Vに低減すること
が可能である。
【0225】さらに、本実施の形態では、浮遊ゲートの
一部にポリシリコン310bを有するため、浮遊ゲート
と制御ゲートの対向面積が増加し、両ゲートのカップリ
ングが増大する。このため、消去電圧のマージンが増加
し、消去電圧の低減余裕が増す。
【0226】(実施の形態6)図38は、本発明の実施
の形態6である半導体集積回路装置の一例を示した一部
平面図であり、図39(a)、(b)および(c)は、
各々、図38におけるA−A′、B−B′およびC−
C′線断面図である。なお、図38の平面図において、
図面を見やすくするため各部材にハッチングを施し、一
部の部材は省略している。
【0227】図38および図39に示したように、本実
施の形態のメモリセルはウェル401中のソース/ドレ
イン拡散層405、第1ゲート(浮遊ゲート)404
a、第2ゲート(制御ゲート)409a、および第3ゲ
ート407aを有する。各メモリセルの制御ゲート40
9aは行方向(x方向)に接続され、ワード線を形成し
ている。浮遊ゲート404aとウェル401はゲート絶
縁膜403に、浮遊ゲート404aと第3ゲート407
aは絶縁膜406aに、浮遊ゲート404aとワード線
(制御ゲート)409aは絶縁膜408により、それぞ
れ分離されている。
【0228】ソース/ドレイン拡散層405はワード線
409aに垂直に配置され、列方向(y方向)のメモリ
セルのソース/ドレインを接続するローカルソース線お
よびローカルデータ線として存在する。この拡散層40
5に垂直な方向にチャネルが形成される。
【0229】第3ゲート407aは浮遊ゲートパターン
404aの間に埋め込まれる形で、かつ、浮遊ゲート4
04aの端面のうち、ワード線409aおよびチャネル
に平行な端面で絶縁膜406aを介して浮遊ゲートに接
している。本実施の形態の第3ゲート407aはフィー
ルド酸化膜402の上に配置され、実施の形態1〜5と
は異なり、ワード線409aおよびチャネルに平行に、
すなわち行方向に配置される。
【0230】次に、図40〜図42を用いて本実施の形
態のメモリセルの製造方法を示す。まず、半導体基板4
00中にp型ウェル401を形成し、この上にたとえば
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法を用いて
素子分離領域となるフィールド酸化膜402を形成する
(図40(a))。
【0231】次にたとえば熱酸化法によりゲート絶縁膜
403を形成し(図40(b))、続いて浮遊ゲートと
なるリンをドーピングしたポリシリコン膜404を堆積
する(図40(c))。その後、たとえばリソグラフィ
とドライエッチング技術により前記ポリシリコン膜40
4をパターニングし、浮遊ゲート404aを形成する
(図40(d))。その後、たとえばイオン打込み法に
よりひ素(As)イオンを打込み、メモリセルのソース
/ドレインとなる拡散層405を形成する(図示せ
ず)。
【0232】次に、浮遊ゲートと第3ゲートを分離する
ための絶縁膜406を実施の形態1の図3(e)で示し
た方法により形成する(図41(a))。その後、第3
ゲートとなるリンをドーピングしたポリシリコン膜40
7をたとえばCVD法により堆積する(図41
(b))。その後、たとえばリソグラフィとドライエッ
チング技術によりポリシリコン膜407をパターニング
して第3ゲートを加工する(ポリシリコン407は40
7aとなる)(図41(c))。
【0233】その後、図3(e)で示した方法と同一の
手法により、浮遊ゲートとワード線を分離する窒素を添
加したシリコン酸化膜408を形成する(図42
(a))。その後、ポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜、いわゆるポリメタル膜4
09を堆積し(図42(b))、これをたとえばリソグ
ラフィとドライエッチング技術によりパターニングして
ワード線409aを形成する(図42(c))。
【0234】その後、図には示していないが、層間絶縁
膜を形成した後、ワード線409a、ソース/ドレイン
拡散層405、ウェル401、消去ゲート407aに至
るコンタクト孔を形成し、続いて金属膜を堆積してこれ
をパターニングして配線とし、メモリセルを完成でき
る。
【0235】次に、前記方法により形成したメモリセル
の書込み時、消去時、および読出し時の電圧印加条件お
よび動作方法を図43〜図45を用いて説明する。図4
3は書き込み動作を、図44は消去動作を、図45は読
み出し動作の例を各々示し、(a)は等価回路図を、
(b)あるいは(c)はタイミングチャートを示す。図
43〜図45の(a)において点線で囲まれたセルで選
択的にそれぞれの動作が行われる。
【0236】まず、書込みの際は、図43(a)に示し
たように、選択セルMのワード線WLnにたとえば12
V程度の正の電圧を、また、選択セルMのドレインとな
る拡散層Dnにたとえば5V程度の正の電圧を印加す
る。さらに選択セルMのソースとなる拡散層Dn−1は
0Vに保持される。これにより実施の形態1と同様、誤
書込みの防止ができる。これによりメモリセルMのみで
ホットエレクトロン注入が起こり、浮遊ゲートに電子が
蓄積されてメモリセルのしきい値が上昇し、書込みが行
われる。一方、すべての第3ゲートAG、ウェル、非選
択ワード線WLn+1は0Vに保持される。更に拡散層
Dn−2、Dn+1、Dn+2はそれぞれ0V、5V、
フローティング状態とする。これにより実施の形態1と
同様、誤書込みの防止ができる。このように、本半導体
集積回路装置では、隣接するメモリセル4個を1つの単
位とし、その内の1セルを選択して書込みが行われる。
従って、1つのワード線上のすべてのセルに書込みを行
うためには、最低4回の書込み動作を実施する。
【0237】図43(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよび拡散層Dn,Dn+1への電圧印加のタ
イミングの一例を示したタイミングチャートである。同
図(b)および(c)に示す二通りの例がある。同図
(b)および(c)に示すタイミングは、実施の形態1
における図13(b)、(c)のタイミングと同様であ
る。
【0238】次に、消去動作を説明する。図44(a)
に示したように、第3ゲートAGn+1を選択し、これ
にたとえば16Vといった正の電圧を印加する。各拡散
層D、ウェル、すべてのワード線は0Vに保持される。
これにより、第3ゲートAGn+1に平行して隣接する
2行のメモリセルM−1〜M+2、M−1’〜M+2’
(点線で囲んだ部分)では、浮遊ゲートから第3ゲート
にファウラー−ノールドハイム型トンネリング現象によ
り電子の放出が生じ、メモリセルのしきい値が低下して
消去が行われる。すなわち、本方法では2ワード線単位
で消去が行われる。この際、選択する第3ゲートAGは
複数本であってもよい。
【0239】消去の別の方法としては、図44(b)に
示したように、選択ワード線WLnにたとえば−13.
5Vの負の電圧を、また、隣接する第3ゲートAGにた
とえば3.3Vといった比較的小さな正の電圧を印加す
る。各拡散層D、ウェル、非選択ワード線WLn+1は
0Vである。これにより、ワード線WLn上のすべての
メモリセルで、浮遊ゲートから第3ゲートに電子の放出
が生じ、消去が行われる。図44(c)は、選択ワード
線WLnおよび第3ゲートAGへの電圧印加のタイミン
グの一例を示したタイミングチャートである。この印加
タイミングは、実施の形態1における図14(b)の場
合と同様であるため説明を省略する。
【0240】更に、消去の別の方法としては、複数のワ
ード線に同時に負の電圧、たとえば−13.5Vを印加
し、すべての第3ゲートAGにたとえば3.3Vといっ
た比較的小さな正の電圧、各拡散層D、ウェルを0Vと
してもよい。この場合、負の電圧が印加されたワード線
上のセルで消去が行なわれる。
【0241】次に、読出し動作を説明する。図45
(a)に示したように、選択セルMのワード線WLnに
たとえば3.3Vといった正の電圧を、また、選択セル
Mのドレインとなる拡散層Dnにたとえば1Vの正の電
圧を印加する。選択セルMのソースとなる拡散層Dn−
1、すべての第3ゲートAG、ウェル、非選択ワード線
WLn+1は0Vに保持される。更に拡散層Dn−2、
Dn+1、Dn+2はそれぞれ0V、1V、フローティ
ング状態とし、実施の形態1と同様に誤読出しを防止す
る。このように、本半導体集積回路装置では、書込みと
同様、隣接するメモリセル4個を1つの単位とし、その
内の1セルを選択して読出しが行われる。従って、1つ
のワード線上のすべてのセルで読出しを行うためには、
最低4回の読出し動作を実施する。
【0242】図45(b)および(c)は、選択ワード
線WLnおよび拡散層Dn,Dn+1への電圧印加のタ
イミングの一例を示したタイミングチャートである。同
図(b)および(c)に示す二通りの例がある。同図
(b)および(c)に示すタイミングは、実施の形態1
における図15(b)、(c)のタイミングと同様であ
る。
【0243】本実施の形態によれば、メモリセルは、ワ
ード線としてポリメタル構造を用いたため、書込み、消
去および読出し動作時のワード線の立上りの遅延時間を
縮小することが可能である。また、第3ゲート形成後、
ポリメタル構造のワード線を形成したため、浮遊ゲート
−第3ゲート間のシリコン酸化膜の欠陥密度を低減可能
である。また、書込み/消去時の内部動作電圧の絶対値
の最大値を13.5Vに低減することが可能である。
【0244】(実施の形態7)図46は、本発明の実施
の形態7である半導体集積回路装置の一例を概念的に示
した回路図である。
【0245】図46に示すように、メモリセル85がマ
トリックス状に配置されメモリセルアレイを構成する。
図46においてはブロック分割された1つのメモリセル
アレイを示している。メモリセル85には、実施の形態
1〜5で説明したメモリセルが適用できる。メモリセル
アレイには各メモリセル85の列方向(y方向)を相互
に接続する拡散層配線D00〜D04が形成され、拡散
層配線D00にはソース線SSが接続され、拡散層配線
D01〜D04の上下端には選択トランジスタ(選択M
OS)70が1つずつ配置される。選択トランジスタ7
0のドレインは拡散層配線D11〜D04に接続され、
選択トランジスタのソースはグローバルデータ線DLn
あるいはソース線SSのいずれか一方に接続される。た
だし、選択トランジスタ70のソースが拡散層配線Dn
(D01〜D04)の上端でグローバルデータ線DLn
に接続された場合には、下端の選択トランジスタ70の
ソースはソース線SSに接続さる。逆に、拡散層配線D
n(D01〜D04)の上端でソース線SSに接続され
た場合には、下端でグローバルデータ線DLnに接続さ
れる。これを拡散層配線Dnの1本毎に交互に繰り返
す。このような配置により仮想接地型のメモリアレイが
構成される。
【0246】ワード線WLn(WL00〜WL0j)
は、行方向(x方向)に配置され、x方向に隣接するメ
モリセル85の制御ゲートとして共有される。
【0247】ワード線方向(x方向)に隣接する選択ト
ランジスタ70のゲートには同一の信号が入力され、各
ブロック毎に2本のゲート配線ST00,ST01が配
置される。また、一本のグローバルデータ線DLnは、
2本の拡散層配線Dnで共用される。
【0248】このような選択トランジスタの構成では、
ワード線方向へ隣接する選択トランジスタのゲート信号
が、各ブロック毎に2本しか無いため、選択トランジス
タ部の面積増加を阻止でき、チップ面積を最小限に抑え
られるという利点がある。また、1本のグローバルデー
タ線が、2本の拡散層配線で共用されるため、グローバ
ルデータ線及びそれに接続するセンス回路の配置が容易
となる、すなわちグローバルデータ線及びセンス回路の
ピッチ緩和ができるという利点がある。さらに、1本の
ワード線上に存在する全てのメモリセルを書込む、ある
いは読出す場合、仮想接地型メモリセルアレイで最低限
必要となる、2回の動作で動作が完了するという利点が
ある。
【0249】以下、さらに詳しい回路図と動作タイミン
グチャートを用いて、本実施の形態の半導体集積回路装
置を説明する。図47は、実施の形態7のメモリセルア
レイ、ブロックデコーダ、サブデコーダ等の配置を示し
た回路図である。図47においてメモリセルの構成は、
第3ゲート107a(AG)がスプリットゲートのチャ
ネルを制御する補助ゲートとしても機能する実施の形態
2〜4のメモリセルを適用した場合を示している。ま
た、図48〜50は、本実施の形態の選択トランジスタ
構成を有する半導体集積回路装置における、書込み・消
去・読出し動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。なお、図47では、説明を簡単にするために、2
ブロック分のメモリセルアレイを示し、1ブロック内の
ワード線WLは2本、グローバルデータ線DLは2本と
する。また、サブデコーダ60はインバータ構成とする
が、インバータ構成に限定する必要はない。
【0250】本実施の形態の半導体集積回路装置は、メ
モリセルアレイ80、補助ゲートデコーダ40、ブロッ
クデコーダ50、サブデコーダ60、ゲートデコーダ2
0、選択トランジスタ70、およびセンス回路30を有
する。ワードデコーダは、高速化を図るためにブロック
デコーダ50、サブデコーダ60、ゲートデコーダ20
というように階層化する。
【0251】ここでは説明を簡単にするために、サブデ
コーダ60はメモリセルアレイ80の左側だけに配置し
ているが、実際にはメモリセルアレイ80を分割し、メ
モリセルアレイ80を挟むように配置する。これは、メ
モリ容量が大きくなりワード線WLの長さが延びること
でワード線WLの負荷が増加した際に、メモリセルアレ
イ80を分割してワード線WLの長さを短縮し、ワード
線WLの負荷を低減するためである。これにより、高速
化が実現できる。
【0252】また、サブデコーダ60をメモリセルアレ
イ80の両側に配置することで、2つの効果がある。1
つは、ワード線WLとサブデコーダ60(本図ではイン
バータ)の接続部において、ピッチ緩和ができる点であ
る。サブデコーダ60は、必ずワード線1本毎に1つ必
要となる。従って、サブデコーダ60をメモリセルアレ
イ80の片側に配置した場合には、ワード線1本分のピ
ッチに合わせてワード線WLとサブデコーダ60を接続
する必要がある。これに対し、サブデコーダ60をメモ
リセルアレイ80の両側に配置した場合、例えば偶数ワ
ード線はメモリセルアレイ80の右側に配置するサブデ
コーダ60に接続し、奇数ワード線はメモリセルアレイ
80の左側に配置するサブデコーダ60に接続する、と
いうように、サブデコーダ60に接続されるワード線
が、メモリセルアレイ80の左右に分かれて1本置きに
サブデコーダ60に接続されれば良い。従って、ワード
線WLとサブデコーダ60の接続部のレイアウト設計が
容易となる。
【0253】さらに別の効果は、サブデコーダ60配置
のピッチ緩和ができる点である。上述したように、サブ
デコーダ60は必ずワード線1本毎に1つ必要となる。
従って、サブデコーダ60をメモリセルアレイ80の片
側に配置した場合には、ワード線1本分の領域で1つの
サブデコーダ60を配置する必要がある。これに対し、
サブデコーダ60をメモリセルアレイ80の両側に配置
した場合には、ワード線2本分の領域を使って1つのサ
ブデコーダ60を配置すれば良く、サブデコーダ60の
レイアウト設計も容易となる。
【0254】また、本実施の形態では、1本のグローバ
ルデータ線DL(例えばDL0)を、2本の拡散層配線
(例えばD01とD02)で共用し、データ線のピッチ
緩和をしている。このため、グローバルデータ線DL及
びそれに接続するセンス回路30は、ワード線WL方向
に並ぶメモリセル2つ分の領域を使って1本のグロ一バ
ルデータ線を配線、あるいはセンス回路30を配置すれ
ば良い。
【0255】また、本実施の形態では、ワード線WL方
向へ並ぶ選択トランジスタ70のゲート信号は全て同一
信号である。このため、1ブロックにおける選択トラン
ジスタ70のゲート信号数は2本だけで構成される。従
って、選択トランジスタ70部の面積増加を抑制し、チ
ップ面積を最小限に抑えることができる。
【0256】また、以下に詳しく述べるが、本実施の形
態では1本のワード線上に存在する全てのメモリセルを
書込む、あるいは読出す場合、仮想接地型メモリセルア
レイで最低限必要となる、2回の動作で動作が完了す
る。
【0257】次に、書き込み動作を説明する。図48
は、書込み動作のタイミングを示したタイミングチャー
トである。
【0258】書込みの対象となるメモリセルは、M01
とM03と仮定する。まず、全信号の初期電圧は0Vと
する。次に、t0のタイミングでゲートデコーダ20の
出力信号G0とG1を12Vとし、全てのワード線WL
00〜WL11を確実に0Vにする。
【0259】次に、t1のタイミングで選択ブロックに
おけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを12V
にする。
【0260】次に、t2のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を0Vにする。これにより、選択ブ
ロック内の選択ワード線WL00は12V、非選択ワー
ド線WL01は0V、非選択ブロック内のワード線WL
10とWL11は0Vとなる。
【0261】次に、t3のタイミングで、補助ゲートデ
コーダ40の出力信号AG01を2Vにし、書込みの対
象となるメモリセルの補助ゲート(第3ゲートAG)に
2Vを印加する。
【0262】次に、t4のタイミングで、書込みたいデ
ータによって、センス回路30からグローバルデータ線
DL0とDL1に電圧を印加する。例えば、メモリセル
M01に書込みデータを書込みたい場合にはグローバル
データ線DL0を5V、データを書き込まない場合には
0Vにする。また、メモリセルM03に書込みデータを
書込みたい場合にはグローバルデータ線DL1を5V、
データを書き込まない場合には0Vにする。
【0263】次に、t5のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST00を8Vにする。これによ
り、書込みの対象となるメモリセルM01とM03のソ
ースD01とD03には0Vが、ドレインD02とD0
4には書込みたいデータに応じた電圧が印加される。例
えば、メモリセルM01に書込みデータを書込みたい場
合にはドレインD02に5V、データを書き込まない場
合には0Vが印加される。また、メモリセルM03に書
込みデータを書込みたい場合にはドレインD04に5
V、データを書き込まない場合には0Vが印加される。
この状態で、書込みの対象となるメモリセルM01とM
03に書込み電圧が印加され、任意のデータが書込まれ
る。
【0264】書込み動作を終了する際には、まずt6の
タイミングで選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0を0Vにする。これにより、書込みの対象となるメモ
リセルM01とM03のドレインD02とD04は0V
となる。
【0265】次に、t7のタイミングでグローバルデー
タ線DL0とDL1を0Vにする。
【0266】次に、t8のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG01を0Vにし、書込みの対象
となるメモリセルの補助ゲートを0Vにする。
【0267】次に、t9のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を12Vにする。これにより、選択
ブロック内の選択ワード線WL00は0Vとなる。
【0268】次に、t10のタイミングで、選択ブロッ
クにおけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを0
Vにする。
【0269】最後に、t11のタイミングでゲートデコ
ーダ20の出力信号G0とG1を0Vにして、書込み動
作を終了する。
【0270】本実施の形態の書き込み動作において、メ
モリセルM01とM03に対して書込みを行なう際に
は、選択トランジスタ70のゲート信号ST00が8V
となるt5〜t6の間に書込み電圧が印加される。この
選択トランジスタ70のゲート信号ST00は、メモリ
セルのドレイン電圧を制御するための信号である。従っ
て、本実施の形態では、選択メモリセルに印加するワー
ド線電圧、補助ゲート電圧、ドレイン電圧のうち、ドレ
イン電圧の印加時間が最も短くなることから、ドレイン
ディスターブを緩和する際に最適な方式と言える。しか
し、選択メモリセルに印加するワード線電圧、補助ゲー
ト電圧、ドレイン電圧のタイミングに関しては、既に実
施の形態1〜6で説明したように、様々なバリェーショ
ンが考えられ、それぞれに特徴がある。従って、本方式
に限定する必要はない。
【0271】また、メモリセルM00とM02に対して
も書込みを行ない、1ワード線上のメモリセル全てを書
込む場合には、上記した書込み動作をM00とM02に
対して同じように繰返せば良い。このように、本方式で
は1本のワード線上に存在する全てのメモリセルに対し
て書込みを行なうためには、2回の動作で完了となる。
従って、書込み動作を2回繰返すことで、書込み単位=
消去単位=読出し単位を意識した、セクタ(1ワード
線)動作が可能となる。また、書込み動作を繰返さず、
書込み単位を1/2セクタ(1/2ワード線)としたぺ
一ジ動作も可能である。
【0272】なお、本説明で使用した電圧値は一例であ
り、これに限定する必要はない。
【0273】次に、消去動作を説明する。図49は、消
去動作のタイミングを示したタイミングチャートであ
る。
【0274】消去の対象となるメモリセルは、ワード線
WL00上に存在するM01〜M03と仮定する。ま
ず、初期電圧は全て0Vとする。
【0275】次に、t0のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を−13.5Vとし、全ての
ワード線WL00〜WL11を確実に0Vにする。
【0276】次にt1のタイミングで選択トランジスタ
70のゲート信号ST00とST01を3.3Vとし、
消去の対象となるメモリセルM0〜M03のドレイン/
ソースD00〜D04を確実に0Vにする。
【0277】次に、t2のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のNM0S電源B0Nを−1
3.5Vにする。
【0278】次に、t3のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を3.3Vにする。これにより、選
択ブロック内の選択ワード線WL00は−13.5V、
非選択ワード線WL01は0V、非選択ブロック内のワ
ード線WL10とWL11は0Vとなる。
【0279】次に、t4のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG00とG01を3.3Vにし、
消去の対象となるメモリセルの補助ゲートに3.3Vを
印加する。この状態で、消去の対象となるメモリセルM
01〜M03に消去電圧が印加され、データが消去され
る。
【0280】消去動作を終了する際には、まずt5のタ
イミングで補助ゲートデコーダ40の出力信号AG00
とAG01を0Vにし、消去の対象となるメモリセルの
補助ゲートを0Vにする。
【0281】次に、t6のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を−13.5Vにする。これによ
り、ワード線WL00〜WL11は全て0Vとなる。
【0282】次に、t7のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のNM0S電源B0Nを0V
にする。
【0283】次にt8のタイミングで選択トランジスタ
70のゲート信号ST00とST01を0Vにする。
【0284】最後にt9のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を0Vにして、消去動作を終
了する。
【0285】本実施の形態において、メモリセルM0〜
M03に対して消去を行なう際には、補助ゲート信号A
G00とAG01が3.3Vとなるt4〜t5の間に消
去電圧が印加される。本方式では、選択メモリセルに印
加するワード線電圧と補助ゲート電圧のうち、補助ゲー
ト電圧の印加時間の方が短くなることから、本方式は、
補助ゲートによる、非選択ワード線に接続されたメモリ
セルに対するディスターブを緩和する際に最適な方式と
言える。
【0286】また、本実施の形態では、補助ゲート信号
AG00とAG01が3.3Vとなるt4〜t5の間に
消去電圧が印加されるため、消去時間は補助ゲート信号
の電圧立上げ、立下げ時間で決まる。この補助ゲート信
号の電圧切換え幅は3.3Vと小さいため、立上げ、立
下げ時間が速い。従って、本方式は消去時間の制御性に
優れた方式と言える。しかし、選択メモリセルに印加す
るワード線電圧と補助ゲート電圧のタイミングに関して
は、既に実施の形態1〜6で説明したように、他のバリ
ェーションも考えられ、それぞれに特徴がある。従っ
て、本方式に限定する必要はない。
【0287】また、本方式において、メモリセルM01
〜M03に対して消去を行なう際には、選択トランジス
タのゲート信号ST00とST01、及び補助ゲート信
号AG00とAG01を、各々同時に動作させる。この
ため、1本のワード線上に存在する全てのメモリセルに
対して消去を行なうためには、1回の動作で完了し、書
込み単位=消去単位=読出し単位を意識した、セクタ
(1ワード線)動作が可能となる。
【0288】なお、本説明で使用した電圧値は一例であ
り、これに限定する必要はない。
【0289】次に、読出し動作を説明する。図50は、
読出し動作のタイミングを示したタイミングチャートで
ある。
【0290】読出しの対象となるメモリセルは、M01
とM03と仮定する。まず、全信号の初期電圧は0Vと
する。
【0291】次に、t0のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を3.3Vとし、全てのワー
ド線WL00〜WL11を確実に0Vにする。
【0292】次に、t1のタイミングで選択ブロックに
おけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを3.3
Vにする。
【0293】次に、t2のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を0Vにする。これにより、選択ブ
ロック内の選択ワード線WL00は3.3V、非選択ワ
ード線WL01は0V、非選択ブロック内のワード線W
L10とWL11は0Vとなる。
【0294】次に、t3のタイミングで、補助ゲートデ
コーダ40の出力信号AG01を3.3Vにし、読出し
の対象となるメモリセルの補助ゲートに3.3Vを印加
する。
【0295】次に、t4のタイミングで、センス回路3
0からグローバルデータ線DL0とDL1に1Vを印加
する。
【0296】次に、t5のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST00を3.3Vにする。この状
態で、読出しの対象となるメモリセルM01とM03に
読出し電圧が印加され、データが読出される。すなわ
ち、この時に読出しの対象となるメモリセルM01のし
きい値が低い場合には、メモリセルM01がオン状態と
なり電流が流れる。その結果、メモリセルM01のドレ
イン電圧D02と、これに接続されたグローバルデータ
線DL0が0Vとなる。また、読出しの対象となるメモ
リセルM01のしきい値が高い場合には、メモリセルM
01はオフ状態となり電流は流れない。このため、メモ
リセルM01のドレイン電圧D02と、これに接統され
たグローバルデータ線DL0は1Vのまま保持される。
同様に、読出しの対象となるメモリセルM03において
も、メモリセルのしきい値が低い場合には、メモリセル
M03がオン状態となり電流が流れる。その結果、メモ
リセルM03のドレイン電圧D04と、これに接続され
たグローバルデータ線DL1が0Vとなる。また、読出
しの対象となるメモリセルM03のしきい値が高い場合
には、メモリセルM03はオフ状態となり電流は流れな
い。このため、メモリセルM03のドレイン電圧D04
と、これに接続されたグローバルデータ線DL1は1V
のまま保持される。このグローバルデータ線DLの電圧
変化、あるいは電流変化をセンス回路30によって判別
することで、読出しが行なわれる。
【0297】読出し動作を終了する際には、まずt6の
タイミングで選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0を0Vにする。これにより、読出しの対象となるメモ
リセルM01とM03のドレインD02とD04は、セ
ンス回路30から切離される。
【0298】次に、t7のタイミングでグローバルデー
タ線DL0とDL1を0Vにする。
【0299】次に、t8のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG01を0Vにし、読出しの対象
となるメモリセルの補助ゲートを0Vにする。
【0300】次に、t9のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を3.3Vにする。これにより、選
択ブロック内の選択ワード線WL00は0Vとなる。
【0301】次に、t10のタイミングで、選択ブロッ
クにおけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを0
Vにする。
【0302】最後に、t11のタイミングでゲートデコ
ーダ20の出力信号G0とG1を0Vにして、読出し動
作を終了する。
【0303】本実施の形態において、メモリセルM01
とM03に対して読出しを行なう際には、選択トランジ
スタ70のゲート信号ST00が3.3Vとなるt5−
t6の間に読出し電圧が印加される。この選択トランジ
スタ70のゲート信号ST00は、メモリセルのドレイ
ン電圧を制御するための信号である。従って、本方式で
は、選択メモリセルに印加するワード線WL電圧、補助
ゲート電圧、ドレイン電圧のうち、ドレイン電圧の印加
時間が最も短くなることから、ドレインディスターブを
緩和する際に最適な方式と言える、しかし、選択メモリ
セルに印加するワード線電圧、補助ゲート電圧、ドレイ
ン電圧のタイミングに関しては、既に実施の形態1〜6
で説明したように、様々なバリェーションが考えられ、
それぞれに特徴がある。従って、本方式に限定する必要
はない。
【0304】また、メモリセルM00とM02に対して
も読出しを行ない、1ワード線WL上のメモリセル全て
を読出す場合には、上記した読出し動作をM00とM0
2に対して同じように繰返せば良い。このように、本方
式では1本のワード線上に存在する全てのメモリセルに
対して読出しを行なうためには、2回の動作で完了とな
る。従って、読出し動作を2回繰返すことで、書込み単
位=消去単位=読出し単位を意識した、セクタ(1ワー
ド線)動作が可能となる。また、読出し動作を繰返さ
ず、読出し単位を1/2セクタ(1/2ワード線)とし
た、ぺ一ジ動作も可能である。なお、本説明で使用した
電圧値は仮一例であり、これに限定する必要はない。
【0305】なお、図51を用いて、補助ゲート付き仮
想接地型メモリセルアレイの利点を説明する。図51に
示す半導体集積回路装置は、ワード線方向へ隣接するメ
モリセルのドレイン/ソースを共用した、仮想接地型メ
モリセルアレイを有し、拡散層配線の電圧を、ドレイン
電圧VDnとソース電圧SSとに切換えるための選択ト
ランジスタを有する。拡散層配線は、選択トランジスタ
を介してグローバルデータ線とソース線に接続され、1
つのメモリセルのドレインにドレイン電圧が印加された
際、ワード線方向へ隣接する他のメモリセルのソース
に、ドレイン電圧が印加されないように制御する補助ゲ
ートを有する。補助ゲートは、ワード線方向へ隣接する
メモリセル1つ置きに、選択トランジスタで囲まれたブ
ロックの上下で結束する。
【0306】このような半導体集積回路装置では、1本
のワード線上に存在する全てのメモリセルを書込む、あ
るいは読出す場合、仮想接地型メモリセルアレイで最低
限必要となる、2回の動作で動作が完了することができ
る。
【0307】この半導体集積回路装置の動作を以下に説
明する。すなわち、仮想接地型メモリセルアレイでは、
ワード線方向へ隣接するメモリセルのドレインとソース
を共用しているため、書込みや読出し動作のようにドレ
インとソースに異電圧を印加して動作させる場合、スイ
ッチ(選択トランジスタ)によって、ドレイン電圧VD
とソース電圧SSとに切り換える必要がある。従って、
1本のワード線上に存在する全てのメモリセルを書込
む、あるいは読出す場合、最低2回の動作が必要とな
る。仮に、補助ゲート(AG00とAG01)が無いと
仮定し、例えばD02にドレイン電圧を印加した場合、
D02の左にあるメモリセルのドレインにドレイン電圧
が印加されると同時に、右にあるメモリセルのソースに
もドレイン電圧が印加される。このソースにドレイン電
圧を印加されたメモリセルを非選択状態にするために
は、ドレイン側(D03)にも同電圧を印加する必要が
ある。従って、1本のワード線上に存在する全てのメモ
リセルを書込む、あるいは読出す場合、4回以上の動作
が必要となり高速化に不向きとなる。ところが、この半
導体集積回路装置では補助ゲート(AG00とAG0
1)を有する。補助ゲート(AG00とAG01)は、
例えばD02にドレイン電圧を印加した場合、D02の
左にあるセルにのみドレイン電圧が印加されるよう、ス
イッチのような働きをする。すなわち、D02にドレイ
ン電圧を印加した際、D02の右にあるセルの補助ゲー
ト(AG00)をオフにして、D02の右にあるセルに
はドレイン電圧が印加されないようにする。これによ
り、1本のワード線上に存在する全てのメモリセルを書
込む、あるいは読出す場合、仮想接地型メモリセルアレ
イで最低限必要となる、2回の動作で動作が完了する。
【0308】このような補助ゲートの機構は、本実施の
形態の半導体集積回路装置にも適用されているものであ
る。
【0309】また、図52を用いて選択トランジスタの
必要性について説明する。図52(a)には選択トラン
ジスタを設けた場合を示し、図52(b)には選択トラ
ンジスタを設けない場合の回路図を示す。図52(a)
に示す半導体集積回路装置では、メモリセルのドレイン
/ソース(D00〜D11)は拡散層配線であり、同図
(a)では、選択ブロックの拡散層配線と非選択ブロッ
クの拡散層配線とを切離すための選択トランジスタを有
する。このように選択トランジスタを有する場合(同図
(a))には、拡散層配線の負荷を低減でき高速化が可
能となり、非選択メモリセル(非選択ワード線に有るメ
モリセル)であるにも関わらず、ドレイン電圧が印加さ
れるメモリセル数が少なくなるため、ドレインディスタ
ーブを低減できる効果がある。このように、本実施の形
態(その他の実施の形態においても)では選択トランジ
スタを配置し、前記のような効果を得ている。なお、こ
こでは、ワード線方向へ隣接するメモリセルのドレイン
/ソースを共用した仮想接地型メモリセルアレイで説明
したが、他のアレイでも同じことが言えることはもちろ
んである。
【0310】さらに、本実施の形態では、グローバルワ
ード線のピッチ緩和が実現できるが、これによりセンス
回路のピッチ緩和が実現できることは前記した通りであ
る。この点を図53および図54を用いて説明する。
【0311】すなわち、図53に示す半導体集積回路装
置では、グローバルデータ線DLに接続するセンス回路
30は、メモリセルアレイの片側だけではなく、グロー
バルデータ線1本置きにメモリセルアレイの上下へ交互
に配置できる。これによりグローバルデータ線DLに接
続するセンス回路30は、メモリセル4ビット分の領域
で配置が可能となる。
【0312】また、図54に示すように、半導体集積回
路装置では、グローバルデータ線DLに接続するセンス
回路30の間にスイッチMOSトランジスタYSを設
け、1つのセンス回路を2本のグローバルデータ線で共
用することができる。これにより、グローバルデータ線
DLに接続するセンス回路30は、メモリセル4ビット
分の領域で配置が可能となる。
【0313】また、前記図54および図53の方式の組
合せにより、グローバルデータ線DLに接続するセンス
回路30は、メモリセル8ビット分の領域で配置が可能
となる。
【0314】(実施の形態8)図55は、本発明の実施
の形態8である半導体集積回路装置の一例を概念的に示
した回路図である。
【0315】本実施の形態の半導体集積回路装置は、選
択トランジスタの配置および動作の点で実施の形態7と
相違し、メモリセルについては実施の形態7と同様であ
る。従って、メモリセル85、メモリセルアレイ80、
メモリブロック、拡散層配線D00〜D04、ワード線
WLnについては実施の形態7と同様であるため、説明
を省略する。選択トランジスタ(選択MOS)70が各
拡散層配線D01〜D40の上下に1つずつ配置され、
選択トランジスタ70のドレインは拡散層配線D11〜
D04に接続されることは実施の形態7と同様である。
しかし、選択トランジスタ70のソースが拡散層配線D
n(D01〜D04)の上端でグローバルデータ線DL
nに接続された場合には、下端の選択トランジスタ70
のソースはソース線SSに接続され、拡散層配線Dn
(D01〜D04)の上端でソース線SSに接続された
場合には、下端でグローバルデータ線DLnに接続さ
れ、これを実施の形態7のように拡散層配線Dnの1本
毎に交互に繰り返すのではなく、ブロック内で統一する
点が実施の形態7と相違する。
【0316】ワード線方向(x方向)に隣接する選択ト
ランジスタ70のゲートには拡散層配線1本おきに同一
の信号が入力され隣接する拡散層配線間では異なる信号
を印加する。各ブロック毎に4本のゲート配線ST00
〜ST03が配置される。また、一本のグローバルデー
タ線DLnは、2本の拡散層配線Dnで共用される。
【0317】このような選択トランジスタの構成では、
選択トランジスタのゲート信号を各ブロック毎4本で構
成することにより、ソース電圧印加のタイミングとドレ
イン電圧印加のタイミングを任意に設定できる。すなわ
ち、ソース電圧が確実に0Vとなってからドレイン電圧
を印加することができるため、安定した動作が可能とな
る。また、1本のグローバルデータ線が、2本の拡散層
配線で共用されるため、グローバルデータ線及びそれに
接続するセンス回路の配置が容易となる(ピッチ緩和が
できる)。さらに、1本のワード線上に存在する全ての
メモリセルを書込む、あるいは読出す場合、仮想接地型
メモリセルアレイで最低限必要となる、2回の動作で動
作が完了することができる。
【0318】以下、さらに詳しい回路図と動作タイミン
グチャートを用いて、本実施の形態の半導体集積回路装
置を説明する。図56は、実施の形態8のメモリセルア
レイ、ブロックデコーダ、サブデコーダ等の配置を示し
た回路図である。図56においてメモリセルの構成は、
第3ゲート107a(AG)が補助ゲートとしても機能
する実施の形態2〜4のメモリセルを適用した場合を示
している。また、図57〜59は、本実施の形態の選択
トランジスタ構成を有する半導体集積回路装置におけ
る、書込み・消去・読出し動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。なお、図56では、説明を簡単に
するために、2ブロック分のメモリセルアレイ80を示
し、1ブロック内のワード線WLは2本、グローバルデ
ータ線DLは2本とする。また、サブデコーダ60はイ
ンバータ構成とするが、インバータ構成に限定する必要
はない。
【0319】図56に示す本実施の形態の半導体集積回
路装置において、メモリセルアレイ80、補助ゲートデ
コーダ40、ブロックデコーダ50、サブデコーダ6
0、ゲートデコーダ20、選択トランジスタ70、セン
ス回路30、ワードデコーダについては実施の形態7と
同様である。また、サブデコーダ60がメモリセルアレ
イ80を挟むように配置できること、およびそれによる
ワード線およびサブデコーダのピッチ緩和が可能となる
点も実施の形態7と同様である。さらに、1本のグロー
バルデータ線DLを2本の拡散層配線で共用し、データ
線のピッチ緩和が可能な点も実施の形態7と同様であ
る。なお、図53,54で説明したような方法により、
グローバルデータ線DLに接続するセンス回路30は、
更にピッチ緩和をすることも可能である。
【0320】本実施の形態における各ブロックの配置
は、X軸(ワード線形成方向)に対して対称に配置す
る。これにより、1本のソース線SSを2ブロック間で
共用でき、メモリセルアレイ80の形成面積を低減でき
る。
【0321】また、本実施の形態では、ワード線方向に
並ぶ選択トランジスタ70のゲート信号は、拡散層配線
1本置きに異なる信号とし、各ブロック毎4本で構成す
る。このため、ソース電圧印加のタイミングとドレイン
電圧印加のタイミングを任意に設定できる。従って、ソ
ース電圧が確実に0Vとなってからドレイン電圧を印加
することができるため、安定した動作が可能となる。ま
た、動作説明の所で詳しく述べるが、本方式では1本の
ワード線上に存在する全てのメモリセルを書込む、ある
いは読出す場合、仮想接地型メモリセルアレイ80で最
低限必要となる、2回の動作で動作が完了する。
【0322】書込み動作のタイミングを図57に示し、
書込み動作を説明する。書込みの対象となるメモリセル
は、M01とM03と仮定する。まず、全信号の初期電
圧は0Vとする。
【0323】次に、t0のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を12Vとし、全てのワード
線WL00〜WL11を確実に0Vにする。
【0324】次に、t1のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを12
Vにする。
【0325】次に、t2のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を0Vにする。これにより、選択ブ
ロック内の選択ワード線WL00は12V、非選択ワー
ド線WL01は0V、非選択ブロック内のワード線WL
10とWL11は0Vとなる。
【0326】次に、t3のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG01を2Vにし、書込みの対象
となるメモリセルの補助ゲートに2Vを印加する。
【0327】次に、t4のタイミングで書込みたいデー
タによって、センス回路30からグローバルデータ線D
L0とDL1に電圧を印加する。例えば、メモリセルM
01に書込みデータを書込みたい場合にはグローバルデ
ータ線DL0を5V、データを書き込まない場合には0
Vにする。また、メモリセルM03に書込みデータを書
込みたい場合にはグローバルデータ線DL1を5V、デ
ータを書き込まない場合には0Vにする。
【0328】次に、t5のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST02を8Vにし、書込みの対象
となるメモリセルM01とM03のソースD01とD0
3を確実に0Vにする。
【0329】次に、t6のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST00を8Vにする。これによ
り、書込みの対象となるメモリセルM01とM03のド
レインD02とD04には、書込みたいデータに応じた
電圧が印加される。例えば、メモリセルM01に書込み
データを書込みたい場合にはドレインD02に5V、デ
ータを書き込まない場合には0Vが印加される。また、
メモリセルM03に書込みデータを書込みたい場合には
ドレインD04に5V、データを書き込まない場合には
0Vが印加される。この状態で、書込みの対象となるメ
モリセルM01とM03に書込み電圧が印加され、任意
のデータが書込まれる。
【0330】書込み動作を終了する際には、まずt7の
タイミングで選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0を0Vにする。これにより、書込みの対象となるメモ
リセルM01とM03のドレインD02とD04は0V
となる。
【0331】次に、t8のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST02を0Vにする。
【0332】次に、t9のタイミングでグローバルデー
タ線DL0とDL1を0Vにする。
【0333】次に、t10のタイミングで補助ゲートデ
コーダ40の出力信号AG01を0Vにし、書込みの対
象となるメモリセルの補助ゲートを0Vにする。
【0334】次に、t11のタイミングでゲートデコー
ダ20の出力信号G0を12Vにする。これにより、選
択ブロック内の選択ワード線WL00は0Vとなる。
【0335】次に、t12のタイミングで、選択ブロッ
クにおけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを0
Vにする。
【0336】最後に、t13のタイミングでゲートデコ
ーダ20の出力信号G0とG1を0Vにして、書込み動
作を終了する。
【0337】本実施の形態では、メモリセルM01とM
03に対して書込みを行なう際には、選択トランジスタ
70のゲート信号ST02を立上げてからST00を立
上げるため、メモリセルM01とM03のソース電圧が
確実に0Vとなってからドレイン電圧が印加される。こ
のため、安定した動作が可能となる。
【0338】また、本実施の形態では、メモリセルM0
1とM03に対して書込みを行なう際には、選択トラン
ジスタ70のゲート信号ST00が8Vとなるt6〜1
7の間に書込み電圧が印加される。この選択トランジス
タ70のゲート信号ST00は、メモリセルのドレイン
電圧を制御するための信号である。従って、本方式で
は、選択メモリセルに印加するワード線電圧、補助ゲー
ト電圧、ドレイン電圧のうち、ドレイン電圧の印加時間
が最も短くなることから、ドレインディスターブを緩和
する際に最適な方式と言える。しかし、選択メモリセル
に印加するワード線電圧、補助ゲート電圧、ドレイン電
圧のタイミングに関しては、既に実施の形態1〜6で説
明したように、様々なバリエーションが考えられ、それ
ぞれに特徴がある。従って、本方式に限定する必要はな
い。
【0339】また、メモリセルM00とM02に対して
も書込みを行ない、1ワード線上のメモリセル全てを書
込む場合には、上記した書込み動作をM00とM02に
対して同じように繰返せば良い。このように、本実施の
形態では1本のワード線WL上に存在する全てのメモリ
セルに対して書込みを行なうためには、2回の動作で完
了となる。従って、書込み動作を2回繰返すことで、書
込み単位=消去単位=読出し単位を意識した、セクタ
(1ワード線)動作が可能となる。また、書込み動作を
繰返さず、書込み単位を1/2セクタ(1/2ワード
線)とした、ぺ一ジ動作も可能である。
【0340】なお、本実施の形態で使用した電圧値は一
例であり、これに限定する必要はない。
【0341】次に、消去動作のタイミングを図58に示
し、消去動作を説明する。消去の対象となるメモリセル
は、ワード線WL00上に存在するM01〜M03と仮
定する。まず、初期電圧は全て0Vとする。
【0342】次に、t0のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を−13.5Vとし、全ての
ワード線WL00〜WL11を確実に0Vにする。
【0343】次にt1のタイミングで選択トランジスタ
70のゲート信号ST00とST01を3.3Vとし、
消去の対象となるメモリセルM01〜M03のドレイン
/ソースD00〜D04を確実に0Vにする。
【0344】次に、t2のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のNM0S電源B0Nを−1
3.5Vにする。
【0345】次に、t3のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を3.3Vにする。これにより、選
択ブロック内の選択ワード線WL00は−13.5V、
非選択ワード線WL01は0V、非選択ブロック内のワ
ード線WL10とWL11は0Vとなる。
【0346】次に、t4のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG00とAG01を3.3Vに
し、消去の対象となるメモリセルの補助ゲートに3.3
Vを印加する。この状態で、消去の対象となるメモリセ
ルM0〜M03に消去電圧が印加され、データが消去さ
れる。
【0347】消去動作を終了する際には、まずt5のタ
イミングで補助ゲートデコーダ40の出力信号AG00
とAG01を0Vにし、消去の対象となるメモリセルの
補助ゲートを0Vにする。
【0348】次に、t6のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を−13.5Vにする。これによ
り、ワード線WL00〜WL11は全て0Vとなる。
【0349】次に、t7のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のNM0S電源B0Nを0V
にする。
【0350】次に、t8のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST00とST01を0Vにする。
【0351】最後にt9のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0とG1を0Vにして、消去動作を終
了する。
【0352】本実施の形態において、メモリセルM01
〜M03に対して消去を行なう際には、補助ゲート信号
AG00とAG01が3.3Vとなるt4〜t5の間に
消去電圧が印加される。本方式では、選択メモリセルに
印加するワード線WL電圧と補助ゲート電圧のうち、補
助ゲート電圧の印加時間の方が短くなることから、本方
式は、補助ゲートによる、非選択ワード線に接続された
メモリセルに対するディスターブを緩和する際に最適な
方式と言える。
【0353】また、本実施の形態では、補助ゲート信号
AG00とAG01が3.3Vとなるt4〜t5の間に
消去電圧が印加されるため、消去時間は補助ゲート信号
の電圧立上げ、立下げ時間で決まる。この補助ゲート信
号の電圧切換え幅は3.3Vと小さいため、立上げ、立
下げ時間が速い。従って、本方式は消去時間の制御性に
優れた方式と言える。しかし、選択メモリセルに印加す
るワード線WL電圧と補助ゲート電圧のタイミングに関
しては、実施の形態1〜6で説明したように、他のバリ
ェーションも考えられ、それぞれに特徴がある。従っ
て、本方式に限定する必要はない。
【0354】また、本実施の形態において、メモリセル
M0〜M03に対して消去を行なう際には、選択ブロッ
ク内における選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0〜ST03、及び補助ゲート信号AG00〜AG01
を、各々同時に動作させる。このため、1本のワード線
上に存在する全てのメモリセルに対して消去を行なうた
めには、1回の動作で完了し、書込み単位=消去単位=
読出し単位を意識した、セクタ(1ワード線)動作が可
能となる。
【0355】なお、本説明で使用した電圧値は一例であ
り、これに限定する必要はない。
【0356】次に、読出し動作のタイミングを図59に
示し、読出し動作を説明する。読出しの対象となるメモ
リセルは、M01とM03と仮定する。
【0357】まず、全信号の初期電圧は0Vとする。次
に、t0のタイミングでゲートデコーダ20の出力信号
G0とG1を3.3Vとし、全てのワード線WL00〜
WL11を確実に0Vにする。
【0358】次に、t1のタイミングで、選択ブロック
におけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを3.
3Vにする。
【0359】次に、t2のタイミングでゲートデコーダ
20の出力信号G0を0Vにする。これにより、選択ブ
ロック内の選択ワード線WL00は3.3V、非選択ワ
ード線WL01は0V、非選択ブロック内のワード線W
L10とWL11は0Vとなる。
【0360】次に、t3のタイミングで補助ゲートデコ
ーダ40の出力信号AG01を3.3Vにし、読出しの
対象となるメモリセルの補助ゲートに3.3Vを印加す
る。
【0361】次に、t4のタイミングで、センス回路3
0からグローバルデータ線DL0とDL1に1Vを印加
する。
【0362】次に、t5のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST02を3.3Vにし、読出しの
対象となるメモリセルM01とM03のソースD01と
D03を確実に0Vにする。
【0363】次に、t6のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST00を3.3Vにする。この状
態で、読出しの対象となるメモリセルM01とM03に
読出し電圧が印加され、データが読出される。すなわ
ち、この時に読出しの対象となるメモリセルM01のし
きい値が低い場合には、メモリセルM01がオン状態と
なり、電流が流れる。その結果、メモリセルM01のド
レインD02と、これに接続されたグローバルデータ線
DL0が0Vとなる。また、読出しの対象となるメモリ
セルM01のしきい値が高い場合には、メモリセルM0
1がオフ状態となり電流は流れない。このため、メモリ
セルM01のD02と、これに接続されたグローバルデ
ータ線DL0は1Vのまま保持される。同様に、読出し
の対象となるメモリセルM03においても、メモリセル
のしきい値が低い場合には、メモリセルM03がオン状
態となり、電流が流れる。その結果、メモリセルM03
のドレインD04と、これに接統されたグローバルデー
タ線DL1が0Vと一なる。また、読出しの対象となる
メモリセルM03のしきい値が高い場合には、メモリセ
ルM03がオフ状態となり電流は流れない、このため、
メモリセルM03のD04と、これに接続されたグロー
バルデータ線DL1は1Vのまま保持される。このグロ
ーバルデータ線DLの電圧変化、あるいは電流変化をセ
ンス回路30によって判別することで、読出しが行なわ
れる。
【0364】読出し動作を終了する際には、まずt7の
タイミングで選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0を0Vにする。これにより、読出しの対象となるメモ
リセルM01とM03のドレインD02とD04は、セ
ンス回路30から切離される。
【0365】次に、t8のタイミングで選択トランジス
タ70のゲート信号ST02を0Vにする。
【0366】次に、t9のタイミングでグローバルデー
タ線DL0とDL1を0Vにする。
【0367】次に、t10のタイミングで補助ゲートデ
コーダ40の出力信号AG01を0Vにし、読出しの対
象となるメモリセルの補助ゲートを0Vにする。
【0368】次に、t11のタイミングでゲートデコー
ダ20の出力信号G0を3.3Vにする。これにより、
選択ブロック内の選択ワード線WL00は0Vとなる。
【0369】次に、t12のタイミングで、選択ブロッ
クにおけるサブデコーダ60のPM0S電源B0Pを0
Vにする。
【0370】最後に、t13のタイミングでゲートデコ
ーダ20の出力信号G0とG1を0Vにして、読出し動
作を終了する。
【0371】本実施の形態では、メモリセルM01とM
03に対して読出しを行なう際には、選択トランジスタ
70のゲート信号ST02を立上げてからST00を立
上げるため、メモリセルM01とM03のソース電圧が
確実に0Vとなってからドレイン電圧が印加される。こ
のため、安定した動作が可能となる。
【0372】また、本実施の形態では、メモリセルM0
1とM03に対して読出しを行なう際には、選択トラン
ジスタ70のゲート信号ST00が3.3Vとなるt6
〜t7の間に読出し電圧が印加される。この選択トラン
ジスタ70のゲート信号ST00は、メモリセルのドレ
イン電圧を制御するための信号である。従って、本方式
では、選択メモリセルに印加するワード線電圧、補助ゲ
ート電圧、ドレイン電圧のうち、ドレイン電圧の印加時
間が最も短くなることから、ドレインディスターブを緩
和する際に最適な方式と言える。しかし、選択メモリセ
ルに印加するワード線電圧、補助ゲート電圧、ドレイン
電圧のタイミングに関しては、実施の形態1〜6で説明
したように、様々なバリエーションが考えられ、それぞ
れに特徴がある。従って、本方式に限定する必要はな
い。
【0373】また、メモリセルM00とM02に対して
も読出しを行ない、1ワード線上のメモリセル全てを読
出す場合には、上記した読出し動作をM00とM02に
対して同じように繰返せば良い。
【0374】このように、本実施の形態では1本のワー
ド線上に存在する全てのメモリセルに対して読出しを行
なうためには、2回の動作で完了となる。従って、読出
し動作を2回繰返すことで、書込み単位=消去単位=読
出し単位を意識した、セクタ(1ワード線)動作が可能
となる。また、読出し動作を繰返さず、読出し単位を1
/2セクタ(1/2ワード線)とした、ぺ一ジ動作も可
能である。なお、本説明で使用した電圧値は一例であ
り、これに限定する必要はない。
【0375】(実施の形態9)図60は、本実施の形態
9の半導体集積回路装置を示した回路図である。本実施
の形態では、デコーダ配置の一例を説明する。なお、メ
モリセルアレイ80、補助ゲートデコーダ40、ブロッ
クデコーダ50、サブデコーダ60、ゲートデコーダ2
0、選択トランジスタ70、およびセンス回路30につ
いては実施の形態7,8と同様である。これらの説明は
省略する。
【0376】本実施の形態では、ブロックデコーダ50
と補助ゲートデコーダ40は、メモリセルアレイ80の
片側に1つずつ配置する。1ブロック内の補助ゲート信
号は2本のため、1本のワード線上に存在する全てのメ
モリセルを書込む、あるいは読出す場合、2回の動作で
動作を完了できる。
【0377】説明を簡単にするため、図60において、
2ブロック分の回路図を示す。本実施の形態の半導体集
積回路装置では、1ブロック内のメモリセルアレイ80
を2分割し、メモリセルアレイを挟むようにサブデコー
ダ60を配置する。メモリセルアレイ80の分割数は、
2分割に限定する必要がないことはもちろんである。サ
ブデコーダ60は、メモリセルアレイの両側に配置し、
補助ゲートデコーダ40、ブロックデコーダ50、サブ
デコーダ60は、ワード線の延長方向へ配置する。
【0378】1つのブロック内の補助ゲート信号は、A
G00とAG01あるいはAG10とAG11の2本で
ある。また、1ブロック内の選択トランジスタ70のゲ
ート信号は、ST00とST01あるいはST10とS
T11の2本である。
【0379】ブロックデコーダ50の出力信号となる、
サブデコーダのPM0S電源信号B0PあるいはB1P
とNM0S電源信号B0NあるいはB1Nは、ブロック
を選択するためのアドレス選択信号ABDiを入力信号
として発生する。
【0380】選択トランジスタ70のゲート信号ST0
0とST01あるいはST10とST11は、ブロック
を選択するためのアドレス選択信号ABDiと、ブロッ
クを更に2分割するためのアドレス選択信号ABDST
あるいはABDSBを入力信号として発生する。
【0381】補助ゲート信号AG00とAG01あるい
はAG10とAG11は、ブロック選択信号BD 0ある
いはBD1と、ブロックを更に2分割するためのアドレ
ス選択信号ABDSTあるいはABDSBを入力信号と
して発生する。
【0382】補助ゲートデコーダ40の入力信号には、
ブロックデコーダ50内で発生するブロック選択信号B
D0あるいはBD1を使用し、補助ゲートデコーダ40
はブロックデコーダ50と隣接して配置される。
【0383】補助ゲートデコーダ40とブロックデコー
ダ50は、メモリセルアレイの左右どちらか一方(図6
0では左側)に配置するが、補助ゲートデコーダ40と
ブロックデコーダ50の位置関係は、逆にしても良い。
【0384】なお、後述するように、補助ゲートデコー
ダ40とブロックデコーダ50の選択方法には、様々な
バリエーションがあるため、各信号の流れはこれに限定
する必要はない。
【0385】本実施の形態によれば、1ブロック内のメ
モリセルアレイ80を2分割し、メモリセルアレイ80
を挟むようにサブデコーダ60を配置することで、ワー
ド線の長さを短くでき、ワード線の負荷が低減されるた
め、半導体集積回路装置の高速化が図れる。
【0386】また、サブデコーダ60をメモリセルアレ
イ80の両側に配置することで、サブデコーダ60に接
続されるメモリセルアレイ80内のワード線は、メモリ
セルアレイ80の左右に分けて1本置きに取出せば良
い。このため、ワード線とサブデコーダ60の接続部分
のレイアウト設計が容易となる(ワード線のピッチ緩和
ができる)。
【0387】また、サブデコーダ60をメモリセルアレ
イ80の両側に配置することで、ワード線2本分の領域
でサブデコーダ素子を配置でき、サブデコーダ60のレ
イアウト設計が容易となる。
【0388】また、補助ゲートデコーダ40とブロック
デコーダ50は、1ブロックに対して1つずつしかない
ため、デコーダの面積を最小限に抑えられる。
【0389】また、補助ゲートデコーダ40とブロック
デコーダ50が隣接しているため、補助ゲートデコーダ
40の入力となるブロックデコーダ50の出力信号BD
0とBD1を遠方まで引回さずに済む。
【0390】また、1ブロック内の補助ゲート信号が2
本あるため、1本のワード線上に存在する全てのメモリ
セルを書込む、あるいは読出す場合、仮想接地型メモリ
セルアレイで最低限必要となる2回の動作で動作を完了
できる。
【0391】なお、デコーダの配置は、前記したものの
ほか、図61または図62に示す構成もある。
【0392】図61に示す半導体集積回路装置は、ブロ
ックデコーダ50と補助ゲートデコーダ40は、メモリ
セルアレイ80を挟んで反対側に1つずつ配置するもの
であり、その他の構成は図60に示す半導体集積回路装
置と同様である。
【0393】このような半導体集積回路装置によれば、
前記した効果に加えて以下の効果がある。すなわち、補
助ゲートデコーダ40の出力信号(AG00〜AG1
1)はメモリセルアレイ80ヘ、ブロックデコーダの出
力信号(ST00〜ST11)は選択トランジスタヘ配
線する必要がある。しかし、補助ゲートデコーダ40と
ブロックデコーダ50をメモリセルアレイ80を挟んで
反対側に配置するため、ブロックデコーダ50の出力信
号(ST00〜ST11)を補助ゲートデコーダ40上
に配線したり、補助ゲートデコーダ40の出力信号(A
G00〜AG11)をブロックデコーダ50上に配線す
ることがない。このため、補助ゲートデコーダ40ある
いはブロックデコーダ50のレイアウトが容易となる。
【0394】なお、補助ゲートデコーダ40とブロック
デコーダ50の位置関係は、逆にしても良い。
【0395】また、図62に示す半導体集積回路装置
は、ブロックデコーダ50と補助ゲートデコーダ40
が、メモリセルアレイ80の両側に1つずつ配置する構
成を有する。その他の構成は図60に示す半導体集積回
路装置と同様である。
【0396】このような半導体集積回路装置の場合、前
記した効果に加えて、補助ゲートデコーダ40とブロッ
クデコーダ50を、メモリセルアレイ80の両側に配置
することで、ブロックデコーダ50の出力信号(ST0
0〜ST11,B0P,B1P,B0N,B1N)や補
助ゲートデコーダ40の出力信号(AG00〜AG1
1)の配線長が半分となり、負荷が低減して半導体集積
回路装置の高速化が可能となる。
【0397】(実施の形態10)図63〜図65は、実
施の形態9で説明した半導体集積回路装置に適用可能な
補助ゲートとブロックの選択方式を示す回路ブロック図
である。図63〜図65に各々示す3つの方式を例示で
きる。なお、図63〜図65では、説明を簡単にするた
め、1ブロックの信号を示す。
【0398】まず第1に、図63に示す選択方式を説明
する。補助ゲート信号(AG00,AG01)は、ブロ
ック選択された信号BD0と、ブロックを更に2分割す
るための信号ABDST/ABDSBによって選択され
た信号を、AGij発生回路によって電圧変換して発生
する。1ブロック内の補助ゲート信号は2本のため、1
本のワード線上に存在する全てのメモリセルを書込む、
あるいは読出す場合、2回の動作で動作を完了できる。
【0399】すなわち、補助ゲートデコーダ40の入力
信号に、ブロックデコーダ50内で発生するブロック選
択信号BD0を使用する。補助ゲート信号AG00とA
G01は、ABDiによってブロック選択された信号B
D0と、ブロックを更に2分割するための信号ABDS
T/ABDSBによって選択された信号を、AGij発
生回路によって電圧変換して発生する。
【0400】このような方式は、信号BD0と信号AB
DST/ABDSBは電源電圧Vcc系の信号であるた
め、補助ゲート信号AG00とAG01に必要な電圧
が、電源電圧Vccに近い場合に有効な方式となる。ま
た、1ブロック内に補助ゲート信号が2本ある(AG0
0とAG01)ため、1本のワード線上に存在する全て
のメモリセルを書込む、あるいは読出す場合、仮想接地
型メモリセルアレイで最低限必要となる、2回の動作で
動作を完了できる。
【0401】次に、図64に示す選択方式を説明する。
補助ゲート信号(AG00、AG01)は、選択トラン
ジスタのゲート信号(ST00,ST01)をAGij
発生回路によって電圧変換して発生する。1ブロック内
の補助ゲート信号は2本のため、1本のワード線上に存
在する全てのメモリセルを書込む、あるいは読出す場
合、2回の動作で動作を完了できる。
【0402】すなわち、補助ゲート信号AG00とAG
01は、ABDiによってブロック選択された信号BD
0と、ブロックを更に2分割するための信号ABDST
/ABDSBによって選択された信号をSTij発生回
路によって電圧変換して発生したST00とST01
(選択トランジスタのゲート信号)を、更にAGij発
生回路によって電圧変換して発生する。
【0403】このような方式では、補助ゲート信号AG
00とAG01を発生するための基準となる電圧が、選
択トランジスタのゲート信号ST00とST01にな
る。従って、補助ゲート信号AG00とAG01に必要
な電圧が、選択トランジスタのゲート信号ST00とS
T01に近い場合に有効な方式となる。また、補助ゲー
ト信号が2本あるため、1本のワード線上に存在する全
てのメモリセルを書込む、あるいは読出す場合、仮想接
地型メモリセルアレイで最低限必要となる、2回の動作
で動作を完了できる。
【0404】次に、図65に示す選択方式について説明
する。選択トランジスタのゲート信号(ST00、ST
01)は、補助ゲート信号(AG00、AG01)をS
Tij発生回路によって電圧変換して発生する。1ブロ
ック内の補助ゲート信号は2本のため、1本のワード線
上に存在する全てのメモリセルを書込む、あるいは読出
す場合、2回の動作で動作を完了できる。
【0405】すなわち、前記図64の場合の逆で、選択
トランジスタのゲート信号ST00とST01は、AB
Diによってブロック選択された信号BD0と、ブロッ
クを更に2分割するための信号ABDST/ABDSB
によって選択された信号をAGij発生回路によって電
圧変換して発生したAG00とAG01(補助ゲート信
号)を、更にSTij発生回路によって電圧変換して発
生する。
【0406】このような場合、選択トランジスタのゲー
ト信号ST00とST01を発生するための基準となる
電圧が、補助ゲート信号AG00とAG01になる。従
って、選択トランジスタのゲート信号ST00とST0
1に必要な電圧が、補助ゲート信号AG00とAG01
に近い場合に有効な方式となる。また、補助ゲート信号
が2本あるため、1本のワード線上に存在する全てのメ
モリセルを書込む、あるいは読出す場合、仮想接地型メ
モリセルアレイで最低限必要となる、2回の動作で動作
を完了できる。
【0407】なお、本実施の形態で説明した3つの選択
方式は、任意に実施の形態9に適用できる。
【0408】(実施の形態11)図66は、本実施の形
態11の半導体集積回路装置を示した回路図である。本
実施の形態では、デコーダ配置の他の例を説明する。な
お、メモリセルアレイ80、補助ゲートデコーダ40、
ブロックデコーダ50、サブデコーダ60、ゲートデコ
ーダ20、選択トランジスタ70、およびセンス回路3
0については実施の形態7,8と同様である。これらの
説明は省略する。
【0409】ブロックデコーダ50と補助ゲートデコー
ダ40は、メモリセルアレイ80の片側に1つずつ配置
する。1ブロック内の補助ゲート信号は1本のため、補
助ゲートは消去ゲートとしてのみ使用する。
【0410】説明を簡単にするため、図66では2ブロ
ック分を示す。1ブロック内のメモリセルアレイ80を
2分割し、メモリセルアレイ80を挟むようにサブデコ
ーダ60を配置する。なお、メモリセルアレイ80の分
割数は、2分割に限定する必要はない。
【0411】サブデコーダ60は、メモリセルアレイ8
0の両側に配置し、補助ゲートデコーダ40、ブロック
デコーダ50、サブデコーダ60は、ワード線の延長方
向へ配置する。
【0412】1ブロック内の補助ゲート信号は、AG0
0あるいはAG10の1本であるため、補助ゲートは消
去ゲートとしてのみ使用する。
【0413】1ブロック内の選択トランジスタのゲート
信号は、ST00とST01あるいはST10とST1
1の2本であり、ブロックデコーダ50の出力信号とな
る。
【0414】サブデコーダ60のPM0S電源信号B0
PあるいはB1PとNM0S電源信号B0NあるいはB
1Nは、ブロックを選択するためのアドレス選択信号A
BDiを入力信号として発生する。
【0415】選択トランジスタのゲート信号ST00と
ST01あるいはST10とST11は、ブロックを選
択するためのアドレス選択信号ABDiと、ブロックを
更に2分割するためのアドレス選択信号ABDSTある
いはABDSBを入力信号として発生する。
【0416】補助ゲート信号AG00あるいはAG10
は、ブロック選択信号BD0あるいはBD1を入力信号
として発生する。
【0417】補助ゲートデコーダ40の入力信号には、
ブロックデコーダ50内で発生するブロック選択信号B
D0あるいはBD1を使用し、補助ゲートデコーダ40
はブロックデコーダ50と隣接して配置する。
【0418】補助ゲートデコーダ40とブロックデコー
ダ50は、メモリセルアレイ80の左右どちらか一方
(図66では左側)に配置する。ただし、補助ゲートデ
コーダ40とブロックデコーダ50の位置関係は、逆に
しても良い。
【0419】なお、後述するように、補助ゲートデコー
ダ40とブロックデコーダ50の選択方法は、様々なバ
リエーションがあるため、各信号の流れはこれに限定す
る必要はない。
【0420】このようなデコーダ配置によれば、以下の
ような効果がある。
【0421】すなわち、1ブロック内のメモリセルアレ
イ80を2分割し、メモリセルアレイ80を挟むように
サブデコーダ60を配置することで、ワード線を短くで
き負荷が低減されるため、半導体集積回路装置の高速化
が図れる。
【0422】サブデコーダ60をメモリセルアレイ80
の両側に配置することで、サブデコーダ60に接続され
るメモリセルアレイ80内のワード線は、メモリセルア
レイ80の左右に分けて1本置きに取出せば良い。この
ため、ワード線とサブデコーダ60の接続部分のレイア
ウト設計が容易となる(ワード線ピッチ緩和ができ
る)。
【0423】サブデコーダ60をメモリセルアレイ80
の両側に配置することで、ワード線2本分の領域でサブ
デコーダ素子を配置でき、サブデコーダ60のレイアウ
ト設計が容易となる。
【0424】補助ゲートデコーダ40とブロックデコー
ダ50は、1ブロックに対して1つずつしかないため、
デコーダの面積を最小限に抑えられる。
【0425】補助ゲートデコーダ40とブロックデコー
ダ50が隣接しているため、補助ゲートデコーダ40の
入力となるブロックデコーダ50の出力信号BD0とB
D1を遠方まで引回さずに済む。
【0426】なお、デコーダの配置は、前記したものの
ほか、図67または図68に示す構成もある。
【0427】図67に示す半導体集積回路装置は、ブロ
ックデコーダ50と補助ゲートデコーダ40は、メモリ
セルアレイ80を挟んで反対側に1つずつ配置するもの
であり、その他の構成は図66に示す半導体集積回路装
置と同様である。
【0428】このような半導体集積回路装置によれば、
前記した効果に加えて以下の効果がある。すなわち、補
助ゲートデコーダ40の出力信号(AG00〜AG1
1)はメモリセルアレイ80ヘ、ブロックデコーダの出
力信号(ST00〜ST11)は選択トランジスタヘ配
線する必要がある。しかし、補助ゲートデコーダ40と
ブロックデコーダ50をメモリセルアレイ80を挟んで
反対側に配置するため、ブロックデコーダ50の出力信
号(ST00〜ST11)を補助ゲートデコーダ40上
に配線したり、補助ゲートデコーダ40の出力信号(A
G00〜AG11)をブロックデコーダ50上に配線す
ることがない。このため、補助ゲートデコーダ40ある
いはブロックデコーダ50のレイアウトが容易となる。
【0429】なお、補助ゲートデコーダ40とブロック
デコーダ50の位置関係は、逆にしても良い。
【0430】また、図68に示す半導体集積回路装置
は、ブロックデコーダ50と補助ゲートデコーダ40
が、メモリセルアレイ80の両側に1つずつ配置する構
成を有する。その他の構成は図66に示す半導体集積回
路装置と同様である。
【0431】このような半導体集積回路装置の場合、前
記した効果に加えて、補助ゲートデコーダ40とブロッ
クデコーダ50を、メモリセルアレイ80の両側に配置
することで、ブロックデコーダ50の出力信号(ST0
0〜ST11,B0P,B1P,B0N,B1N)や補
助ゲートデコーダ40の出力信号(AG00〜AG1
1)の配線長が半分となり、負荷が低減して半導体集積
回路装置の高速化が可能となる。
【0432】(実施の形態12)図69および図70
は、実施の形態11で説明した半導体集積回路装置に適
用可能な補助ゲートとブロックの選択方式を示す回路ブ
ロック図である。図69,70の各々示す2つの方式を
例示できる。なお、図69,70では、説明を簡単にす
るため、1ブロックの信号を示す。
【0433】まず第1に、図69に示す選択方式を説明
する。補助ゲート信号(AG00)は、ブロック選択さ
れた信号BD0をAGij発生回路によって電圧変換し
て発生する。1ブロック内の補助ゲート信号は1本のた
め、補助ゲートは消去ゲートとしてのみ使用する。すな
わち、補助ゲートデコーダ40の入力信号に、ブロック
デコーダ50内で発生するブロック選択信号BD0を使
用する。補助ゲート信号AG00は、ABDiによって
ブロック選択された信号BD0を、AGij発生回路に
よって電圧変換して発生する。
【0434】このような選択方式によれば、信号BD0
は電源電圧Vcc系の信号であるため、補助ゲート信号
AG00に必要な電圧が、電源電圧Vccに近い場合に
有効な方式となる。
【0435】次に、図70に示す選択方式を説明する。
補助ゲート信号は、サブデコーダ60のPM0S電源信
号をAGij発生回路によって電圧変換して発生する。
1ブロック内の補助ゲート信号は1本のため、補助ゲー
トは消去ゲートとしてのみ使用する。すなわち、補助ゲ
ート信号AG00は、ABDiによってブロック選択さ
れた信号BD0によって選択された信号をBiP発生回
路によって電圧変換して発生したB0P(サブデコーダ
60のPM0S電源信号)を、更にAGij発生回路に
よって電圧変換して発生する。
【0436】このような選択方式によれば、補助ゲート
信号AG00を発生するための基準となる電圧が、サブ
デコーダ60のPM0S電源信号B0Pになる。従っ
て、補助ゲート信号AG00に必要な電圧が、サブデコ
ーダ60のPM0S電源信号B0Pに近い場合に有効な
方式となる。
【0437】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0438】たとえば、実施の形態1から6では、ワー
ド線WLの材料としてポリシリコン膜、窒化タングステ
ン膜、タングステン膜の積層膜を用いたが、窒化タング
ステン膜に代えて他のバリアメタル膜、たとえばタング
ステン、チタン、タンタル等の遷移金属元素単体、ある
いはその窒化物、もしくはその珪化物(シリサイド)や
アルミニウム窒化物、コバルトシリサイド、モリブデン
シリサイド、更にはチタンタングステン等の合金膜を用
いても同等の効果が得られる。またポリシリコン膜と金
属珪化物の積層膜、いわゆるポリサイド膜であっても同
様の効果が得られる。
【0439】また、実施の形態1から6では、ワード線
WLの材料としてポリシリコン膜、窒化タングステン
膜、タングステン膜の積層膜を用いたが、これに代えて
ポリシリコン膜と金属珪化物の積層膜を用いても同様の
効果が得られる。金属珪化物の代表例としてはタングス
テンシリサイド膜がある。
【0440】また、実施の形態1から6では、浮遊ゲー
トと第3ゲートを分離する絶縁膜として窒素を添加した
シリコン酸化膜を用いたが、本半導体集積回路装置を書
換え回数が少ない製品に応用するような場合には、従来
の熱酸化法やCVD法により形成したシリコン酸化膜を
用いてもよい。
【0441】また、実施の形態1から5では、浮遊ゲー
トと制御ゲートを分離する絶縁膜に対しても窒素を添加
したシリコン酸化膜を用いたが、書換え時の内部動作電
圧や書換え速度があまり重要とならないような目的で使
用される場合には、従来広く用いられているシリコン酸
化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜の積層膜、いわ
ゆるONO膜を用いてもよい。
【0442】また、実施の形態1から6では、p型のウ
ェル中にn型の拡散層を形成したnチャネル型のメモリ
セルを例に説明したが、ウェルがn型であり、拡散層が
p型となるpチャネル型のメモリセルであっても同様の
効果が得られる。この場合、実施の形態2、3および4
では、書込みの際の制御ゲート、第3ゲート、およびド
レインの電位はウェル電位に対し相対的に負の値とな
る。実施の形態1、5および6では、書込みの際の制御
ゲートおよびドレインの電位はウェル電位に対し相対的
に負の値となる。これらの場合、ホットエレクトロンに
より電子注入が生じる。
【0443】また、実施の形態1、5および6であって
は、メモリセルがpチャネル型の場合、書込みの際、制
御ゲート電位はウェル電位に対し、相対的に正の値、ま
た、ドレイン電位はウェル電位に対し相対的に負の値と
することもできる。この場合はバンド間トンネル現象に
より浮遊ゲートに電子が注入される。
【0444】また、いずれの実施の形態であっても、書
込みの際、浮遊ゲートに蓄積される電子の状態は最低2
状態必要であるが、4状態以上のレベルを形成し、1つ
のメモリセルに2ビット以上のデータを記憶するいわゆ
る多値記憶に適用してもよい。従来の多値記憶では、浮
遊ゲートに蓄積される電子の量を高精度に制御して各レ
ベルのしきい値分布を圧縮しても、2値記憶に比べ、い
ちばん低いしきい値状態といちばん高いしきい値状態の
電圧差が大きくなるという問題があった。このためファ
ウラー−ノールドハイム型の書換えでは、書換え速度が
遅くなるか、書込み電圧が高くなるという問題が生じ
た。本発明によれば、書込みおよび消去をともに13.
5V以下と低電圧化できる、言い換えれば書換えの高速
化できるので、多値記憶に極めて有効である。
【0445】また、消去の際、実施の形態2および4で
は第3ゲートに制御ゲート電位に対して正の電位を印加
し、浮遊ゲートから第3ゲートへの電子放出を、また、
実施の形態3では、第1導電型のウェルに対し制御ゲー
トに負の電位を印加し、第3ゲートの電位は0Vとして
浮遊ゲートからウェルへの電子放出を行ったが、ソース
またはドレイン拡散層と浮遊ゲートのオーバーラップを
比較的大きくとり、浮遊ゲートからソース・ドレインへ
の電子放出を行っても良い。
【0446】また、本発明は、いわゆるフラッシュメモ
リのみを有する半導体集積回路装置に適用されるわけで
はなく、たとえば、不揮発性半導体記憶素子(フラッシ
ュメモリ)を有するメモリセルアレイ80部を備えたワ
ンチップマイクロコンピュータ(半導体装置)に適用し
てもよい。
【0447】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0448】半導体集積回路装置のメモリセル面積を縮
小することが可能である。
【0449】半導体集積回路装置の動作速度の向上が図
れる。
【0450】半導体集積回路装置のメモリセル内の各ゲ
ート間を分離する絶縁膜の欠陥密度が減少し、半導体集
積回路装置の歩留り向上が図れる。
【0451】半導体集積回路装置の内部動作電圧の低減
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の一例を示した一部平面図である。
【図2】(a)、(b)および(c)は、各々、図1に
おけるA−A′、B−B′およびC−C′線断面図であ
る。
【図3】(a)〜(e)は、実施の形態1の半導体集積
回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、実施の形態1の半導体集積
回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図5】(a)〜(e)は、実施の形態1の半導体集積
回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図6】実施の形態1のメモリセルアレイの構成を示し
た回路図である。
【図7】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを示
した平面図である。
【図8】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを示
した平面図である。
【図9】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを示
した平面図である。
【図10】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを
示した平面図である。
【図11】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを
示した平面図である。
【図12】第3ゲート電極の取出し部分のレイアウトを
示した平面図である。
【図13】実施の形態1の書き込み動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図14】実施の形態1の消去動作を示し、(a)は等
価回路図を、(b)はタイミングチャートを示す。
【図15】実施の形態1の読み出し動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図16】(a)〜(c)は、本発明の実施の形態2で
ある半導体集積回路装置の一例を示した断面図である。
【図17】実施の形態2の半導体集積回路装置の製造方
法を示した断面図である。
【図18】実施の形態2のメモリセルアレイの構成を示
した回路図である。
【図19】実施の形態2の書き込み動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)〜(g)はタイミングチャート
を示す。
【図20】実施の形態2の消去動作を示し、(a)は等
価回路図を、(b)はタイミングチャートを示す。
【図21】実施の形態2の読み出し動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)〜(g)はタイミングチャート
を示す。
【図22】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の一例を示した一部平面図である。
【図23】(a)、(b)および(c)は、各々、図2
2におけるA−A′、B−B′およびC−C′線断面図
である。
【図24】(a)、(b)は、実施の形態3の半導体集
積回路装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
【図25】実施の形態3のメモリセルアレイの構成を示
した図である。
【図26】実施の形態3の消去動作を示し、(a)は等
価回路図を、(b)はタイミングチャートを示す。
【図27】(a)〜(e)は、実施の形態4の半導体集
積回路装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
【図28】本発明の実施の形態5である半導体集積回路
装置の一例を示した一部平面図である。
【図29】(a)、(b)および(c)は、各々、図2
8におけるA−A′、B−B′およびC−C′線断面図
である。
【図30】(a)〜(c)は、実施の形態5の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図31】(a)〜(c)は、実施の形態5の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図32】(a)〜(d)は、実施の形態5の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図33】(a)〜(d)は、実施の形態5の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図34】実施の形態5のメモリセルアレイの構成を示
した図である。
【図35】実施の形態5の書き込み動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図36】実施の形態5の消去動作を示し、(a)は等
価回路図を、(b)はタイミングチャートを示す。
【図37】実施の形態5の読み出し動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図38】本発明の実施の形態6である半導体集積回路
装置の一例を示した一部平面図である。
【図39】(a)、(b)および(c)は、各々、図3
8におけるA−A′、B−B′およびC−C′線断面図
である。
【図40】(a)〜(d)は、実施の形態6の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図41】(a)〜(c)は、実施の形態6の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図42】(a)〜(c)は、実施の形態6の半導体集
積回路装置の製造方法の一例を示した断面図である。
【図43】実施の形態6の書き込み動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図44】実施の形態6の消去動作を示し、(a)は等
価回路図の一例を、(b)は等価回路の他の例を、
(c)はタイミングチャートを示す。
【図45】実施の形態6の読み出し動作を示し、(a)
は等価回路図を、(b)および(c)はタイミングチャ
ートを示す。
【図46】本発明の実施の形態7である半導体集積回路
装置の一例を概念的に示した回路図である。
【図47】実施の形態7のメモリセルアレイ、ブロック
デコーダ、サブデコーダ等の配置を示した回路図であ
る。
【図48】実施の形態7の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における書込み動作のタイミング
を示したタイミングチャートである。
【図49】実施の形態7の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における消去動作のタイミングを
示したタイミングチャートである。
【図50】実施の形態7の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における読出し動作のタイミング
を示したタイミングチャートである。
【図51】補助ゲート付き仮想接地型メモリセルアレイ
の利点を説明する回路図である。
【図52】(a)、(b)は、選択トランジスタの必要
性について説明する回路図である。
【図53】センス回路のピッチ緩和を説明する回路図で
ある。
【図54】センス回路のピッチ緩和を説明する回路図で
ある。
【図55】本発明の実施の形態8である半導体集積回路
装置の一例を概念的に示した回路図である。
【図56】実施の形態8のメモリセルアレイ、ブロック
デコーダ、サブデコーダ等の配置を示した回路図であ
る。
【図57】実施の形態8の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における書込み動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図58】実施の形態8の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における消去動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図59】実施の形態8の選択トランジスタ構成を有す
る半導体集積回路装置における読出し動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図60】実施の形態9の半導体集積回路装置を示した
回路図である。
【図61】実施の形態9の半導体集積回路装置の他の例
を示した回路図である。
【図62】実施の形態9の半導体集積回路装置のさらに
他の例を示した回路図である。
【図63】実施の形態10の半導体集積回路装置を示し
た回路図であり、実施の形態9で説明した半導体集積回
路装置に適用可能な補助ゲートとブロックの選択方式を
示す回路ブロック図である。
【図64】実施の形態10の半導体集積回路装置の他の
例を示した回路図であり、実施の形態9で説明した半導
体集積回路装置に適用可能な補助ゲートとブロックの選
択方式を示す回路ブロック図である。
【図65】実施の形態10の半導体集積回路装置のさら
に他の例を示した回路図であり、実施の形態9で説明し
た半導体集積回路装置に適用可能な補助ゲートとブロッ
クの選択方式を示す回路ブロック図である。
【図66】実施の形態11の半導体集積回路装置を示し
た回路図である。
【図67】実施の形態11の半導体集積回路装置の他の
例を示した回路図である。
【図68】実施の形態11の半導体集積回路装置のさら
に他の例を示した回路図である。
【図69】実施の形態12の半導体集積回路装置を示し
た回路図であり、実施の形態11で説明した半導体集積
回路装置に適用可能な補助ゲートとブロックの選択方式
を示す回路ブロック図である。
【図70】実施の形態12の半導体集積回路装置の他の
例を示した回路図であり、実施の形態11で説明した半
導体集積回路装置に適用可能な補助ゲートとブロックの
選択方式を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
20 ゲートデコーダ 30 センス回路 40 補助ゲートデコーダ 50 ブロックデコーダ 60 サブデコーダ 70 選択トランジスタ 80 メモリセルアレイ 85 メモリセル 100 半導体基板 101 p型ウェル 102 ゲート絶縁膜 103 ポリシリコン膜 103a 浮遊ゲートパターン(浮遊ゲートポリシリコ
ン) 103b 浮遊ゲート 104 シリコン窒化膜 104a シリコン窒化膜 104b シリコン窒化膜 105 ソース/ドレイン拡散層 106 絶縁膜(シリコン酸化膜) 106a 絶縁膜 107 ポリシリコン膜 107a 第3ゲート(消去ゲート) 108a 絶縁膜(シリコン酸化膜) 109 ポリシリコン膜 109a ポリシリコン膜 110 シリコン酸化膜 110a 絶縁膜 111a 制御ゲート(ワード線) 111z ワード線 112 ダミーパターン 113 ゲート 114 結束部 115 コンタクト孔 116 金属配線 118 コンタクト孔 205 ソース/ドレイン拡散層 300 半導体基板 301 p型ウェル 302 素子分離領域 303 ゲート絶縁膜 304 ポリシリコン膜 304a 浮遊ゲートパターン 304b 第1ゲート電極(浮遊ゲート) 305 シリコン窒化膜 305a シリコン窒化膜 305b シリコン窒化膜 306 ソース/ドレイン拡散層 307 絶縁膜 308 ポリシリコン膜 308a ポリシリコン膜 309 シリコン酸化膜 309a 絶縁膜 310 ポリシリコン膜 310a ポリシリコン 310b ポリシリコン 311 シリコン酸化膜 311a 絶縁膜 312 ポリメタル膜 312a ワード線(制御ゲート、第2ゲート) 400 半導体基板 401 p型ウェル 402 フィールド酸化膜 403 ゲート絶縁膜 404 ポリシリコン膜 404a 浮遊ゲート 405 ソース/ドレイン拡散層 406 絶縁膜 406a 絶縁膜 407 ポリシリコン膜 407a 消去ゲート(第3ゲート) 408 絶縁膜(シリコン酸化膜) 409 ポリメタル膜 409a ワード線(制御ゲート) 606 シリコン酸化膜 606a シリコン酸化膜 ABDST、ABDSB アドレス選択信号 ABDi アドレス選択信号 AG 第3ゲート電極 AG00〜AG01 補助ゲート信号 B0N NM0S電源信号 B0P PM0S電源信号 BD0 ブロック選択信号 D00〜D04 ドレイン/ソース DL グローバルデータ線 Dn ドレイン拡散層 G0 出力信号 M メモリセル SS ソース電圧 ST00〜ST03 ゲート信号 VD ドレイン電圧 Vcc 電源電圧 WL ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 (72)発明者 倉田 英明 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小林 直樹 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 久米 均 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 木村 勝高 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 佐伯 俊一 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AA01 AC01 AD08 5F001 AA21 AA23 AA24 AA30 AA31 AB08 AC02 AC06 AD14 AD15 AD41 AD52 AD60 AD62 AE02 AE03 AE08 AG07 AG12 AG30 5F038 CA18 DF05 EZ15 EZ17 EZ18 5F083 EP03 EP05 EP23 EP30 EP33 EP34 EP62 EP67 ER02 ER09 ER18 ER19 ER22 ER30 GA01 GA22 JA35 JA39 JA40 JA53 KA08 KA13 LA01 LA16 LA21 NA01 PR09 PR29 PR33 PR37 ZA28

Claims (76)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面に形成された第1導電
    型のウェルと、前記ウェル内に第1方向に延在して形成
    された第2導電型の半導体領域と、前記半導体基板上に
    第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第1
    ゲート上に第2絶縁膜を介して形成された第2ゲート
    と、前記第1ゲートと第3絶縁膜を介して形成された第
    3ゲートとを有し、 前記第3ゲートが、前記第1方向に延在して形成され、
    前記第1ゲートの隙間に埋め込んで形成されていること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記第1ゲートが、前記第3ゲートに対して対称に、ま
    た前記第3ゲートが前記第1ゲートに対して対称に形成
    されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板の主面に形成された第1導電
    型のウェルと、前記ウェル内に第1方向に延在して形成
    された第2導電型の半導体領域と、前記半導体基板上に
    第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第1
    ゲート上に第2絶縁膜を介して形成された第2ゲート
    と、第3ゲートとを有し、 前記第3ゲートの端面が、隣接する前記第1ゲート間に
    対向する端面であって前記第1方向に平行して存在する
    前記第1ゲートの端面と第3絶縁膜を介して対向して形
    成されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の主面に形成された第1導電
    型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型の
    半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して
    形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶縁
    膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲートと
    第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、 前記第3ゲートの上面が、前記第1ゲート上面より低い
    位置に存在することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の半
    導体集積回路装置であって、 前記第1ゲートが浮遊ゲートであり、前記第2ゲートが
    制御ゲートであり、前記第3ゲートが消去ゲートである
    第1の構成、 前記第1ゲートが浮遊ゲートであり、前記第2ゲートが
    制御ゲートであり、前記第3ゲートがスプリットチャネ
    ルを制御するゲートである第2の構成、 前記第1ゲートが浮遊ゲートであり、前記第2ゲートが
    制御ゲートであり、前記第3ゲートが消去ゲートとスプ
    リットチャネルを制御するゲートの両方の機能を有する
    ゲートである第3の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置であ
    って、 前記第3ゲートは、その一部分が前記第2導電型の半導
    体領域の上に存在することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の半
    導体集積回路装置であって、 前記第1ゲートが浮遊ゲートであり、前記第2ゲートが
    制御ゲートであり、前記第3ゲートが消去ゲートであ
    り、 前記第3ゲートは、その全面が前記第2導電型の半導体
    領域の上に存在することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  8. 【請求項8】 半導体基板の主面に形成された第1導電
    型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型の
    半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して
    形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶縁
    膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲートと
    第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、 前記第3ゲートが消去ゲートとスプリットチャネルを制
    御するゲートの両方の機能を有することを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項に記載の半
    導体集積回路装置であって、 前記第3絶縁膜が、窒素を添加したシリコン酸化膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、 前記第1絶縁膜の膜厚が、前記第2または第3絶縁膜の
    いずれか一方の膜厚に比較して大きいことを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、 前記第2ゲートが、ポリシリコン膜と金属珪化物膜の積
    層膜で構成され、前記第1ゲート間の隙間に第3ゲート
    が埋込まれて存在することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記金属珪化物膜がタングステンシリサイド膜であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有し、 前記第2ゲートが、金属膜を含む積層膜で構成されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第2ゲートが、ポリシリコン膜とバリアメタル膜と
    金属膜との積層膜で構成されていることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の半導体集
    積回路装置であって、 前記第1ゲート間の隙間に第3ゲートが埋込まれて存在
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 請求項13、14または15記載の半
    導体集積回路装置であって、 前記バリアメタル膜が、タングステン膜、チタン膜、タ
    ンタル膜、単体遷移金属元素からなる金属膜またはその
    窒化物膜もしくは珪化物膜、またはアルミニウム窒化物
    膜、コバルトシリサイド膜、モリブデンシリサイド膜、
    チタンタングステン膜、またはそれらの合金膜のいずれ
    かに属することを特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 請求項11〜16のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置であって、 前記第1ゲート間の隙間が、前記第1ゲートの端面のう
    ち前記第2ゲートの延在方向に平行な端面で形成されて
    いる第1の構成、 前記第1ゲート間の隙間が、前記第1ゲートの端面のう
    ち前記第2ゲートの延在方向に垂直な端面で形成されて
    いる第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  18. 【請求項18】 半導体基板中に形成された第1導電型
    のウェルと、前記ウェル中に形成された第2導電型の半
    導体領域と、前記半導体領域を接続して形成されたロー
    カルソース線およびローカルデータ線と、前記ローカル
    ソース線およびローカルデータ線を選択する選択トラン
    ジスタと、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
    された第1ゲートと、前記第1ゲートと第2絶縁膜を介
    して形成された第2ゲートと、前記第2ゲートを接続し
    て形成されたワード線と、前記第1ゲートと第3絶縁膜
    を介して形成され、第1および第2ゲートとは機能の異
    なる第3ゲートとを有する半導体集積回路装置であっ
    て、 前記第3ゲートの結束部が、前記選択トランジスタによ
    り構成されるメモリセルブロック内で前記選択トランジ
    スタに最も近い位置に存在するワード線と、前記選択ト
    ランジスタのゲートとの間に存在することを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第3ゲートの結束部分と、前記メモリセルブロック
    内の前記選択トランジスタに最も近く存在するワード線
    との間にダミーゲートが存在することを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 請求項18または19記載の半導体集
    積回路装置であって、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートのすべ
    てが、前記メモリセルブロック端のいずれか一方または
    両方で結束されている第1の構成、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートが、前
    記メモリセルブロック端で1本おきに結束されている第
    2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第3ゲートの結束部分にコンタクト孔が配置されて
    いる第1の構成、 前記第3ゲートと前記ダミーゲートとが、コンタクト孔
    と金属配線とを介して接続されている第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  22. 【請求項22】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがp型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して正電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正電位を前記第3ゲートに
    印加することにより消去を行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の動作方法。
  23. 【請求項23】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがn型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して負電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正電位を前記第3ゲートに
    印加することにより消去を行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の動作方法。
  24. 【請求項24】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがn型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して正電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートに印加することにより書き込みを行
    い、 前記制御ゲートの電位に対し正電位を前記第3ゲートに
    印加することにより消去を行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の動作方法。
  25. 【請求項25】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがp型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して正電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記ウェルの電位に対し負電位を前記制御ゲートに印加
    し、前記第3ゲートの電位を0Vとすることにより消去
    を行うことを特徴とする半導体集積回路装置の動作方
    法。
  26. 【請求項26】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがp型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して正電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正の電位を前記ウェルに印
    加することにより消去を行うことを特徴とする半導体集
    積回路装置の動作方法。
  27. 【請求項27】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがn型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して負電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記ウェルの電位に対し負電位を前記制御ゲートに印加
    し、前記第3ゲートの電位を0Vとすることにより消去
    を行うことを特徴とする半導体集積回路装置の動作方
    法。
  28. 【請求項28】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記第1導電型のウェルがn型であり、 前記第3ゲート、前記ウェルおよび前記半導体領域の一
    方であるソースの電位に対して負電位を前記第2ゲート
    である制御ゲートおよび前記半導体領域の他方であるド
    レインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正の電位を前記ウェルに印
    加することにより消去を行うことを特徴とする半導体集
    積回路装置の動作方法。
  29. 【請求項29】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがp型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して正電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正電位を前記第3ゲートに
    印加することにより消去を行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の動作方法。
  30. 【請求項30】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがp型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して正電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記ウェルの電位に対し負電位を前記制御ゲートに印加
    することにより消去を行うことを特徴とする半導体集積
    回路装置の動作方法。
  31. 【請求項31】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがp型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して正電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正の電位を前記ウェルに印
    加することにより消去を行うことを特徴とする半導体集
    積回路装置の動作方法。
  32. 【請求項32】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがp型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して正電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正の電位をソースまたはド
    レインの一方に印加することにより消去を行うことを特
    徴とする半導体集積回路装置の動作方法。
  33. 【請求項33】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがn型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して負電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正電位を前記第3ゲートに
    印加することにより消去を行うことを特徴とする半導体
    集積回路装置の動作方法。
  34. 【請求項34】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがn型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して負電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記ウェルの電位に対し負電位を前記制御ゲートに印加
    することにより消去を行うことを特徴とする半導体集積
    回路装置の動作方法。
  35. 【請求項35】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の動作方法であって、 第1導電型のウェルがn型であり、 前記ウェルおよび前記半導体領域の一方であるソースの
    電位に対して負電位を前記第2ゲートである制御ゲー
    ト、前記第3ゲートおよび前記半導体領域の他方である
    ドレインに印加することにより書き込みを行い、 前記制御ゲートの電位に対し正の電位を前記ウェルに印
    加することにより消去を行うことを特徴とする半導体集
    積回路装置の動作方法。
  36. 【請求項36】 請求項22〜35のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記書込みの際、第3ゲートの電位の絶対値が、制御ゲ
    ートの電位の絶対値に比べ小さいことを特徴とする半導
    体集積回路装置の動作方法。
  37. 【請求項37】 請求項22〜36のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置の動作方法であって、 前記書込みによって形成されるしきい値の分布が4レベ
    ル以上であることを特徴とする半導体集積回路装置の動
    作方法。
  38. 【請求項38】 (a)半導体基板中に第1導電型のウ
    ェルを形成する工程と、 (b)前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して第1ゲー
    トとなるストライプ状のパターンを形成する工程と、 (c)前記ウェル中に前記パターンに対して平行に延在
    する第2導電型の半導体領域を形成する工程と、 (d)前記ストライプ状のパターンによって形成される
    隙間に、第3絶縁膜を形成し、さらに第3ゲートを前記
    パターンの隙間を埋め込むように形成する工程と、 (e)前記ストライプ状のパターンと垂直な方向に延在
    する第2ゲートパターンを形成する工程と、 を含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  39. 【請求項39】 請求項38記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、 前記第1ゲートとなるストライプ状のパターンが第3ゲ
    ートに対し対称に、また前記第3ゲートが第1ゲートと
    なるストライプ状のパターンに対し対称に存在するよう
    に加工することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  40. 【請求項40】 請求項39記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、 前記第3ゲートは前記ストライプ状のパターンに対し自
    己整合的に形成されることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  41. 【請求項41】 (a)半導体基板中に第1導電型のウ
    ェルを形成する工程と、 (b)前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して第1ゲー
    トを形成する工程と、 (c)前記ウェル中に第2導電型の半導体領域を形成す
    る工程と、 (d)前記第1ゲートによって形成される隙間に、第3
    絶縁膜を形成し、さらに第3ゲートを前記パターンの隙
    間を埋め込むように形成する工程と、 (e)第2ゲートを形成する工程と、を含み、 前記第3ゲートの表面が前記第1ゲートの表面より低い
    位置となるよう第3ゲートを加工することを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  42. 【請求項42】 請求項38〜41のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記第3ゲートは、その全面が前記第2導電型の半導体
    領域の上に存在するように形成される第1の方法、 前記第3ゲートは、その一部分が前記第2導電型の半導
    体領域の上に存在するように形成される第2の方法、 の何れかの方法を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  43. 【請求項43】 請求項38〜41のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記第3ゲートは、その一部分が前記第2導電型の半導
    体領域の上に存在するように形成され、前記第2導電型
    の半導体領域を斜めイオン打込み法により形成すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  44. 【請求項44】 請求項38〜43のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記第3絶縁膜が、窒素を添加したシリコン酸化膜であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  45. 【請求項45】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記第2ゲートをポリシリコン膜と金属珪化物膜との積
    層膜とし、前記第2ゲートの形成は前記第3ゲートの形
    成より後の工程とすることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  46. 【請求項46】 請求項45記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、 前記金属珪化物膜がタングステンシリサイド膜であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  47. 【請求項47】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に形成された第2導電型
    の半導体領域と、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介し
    て形成された第1ゲートと、前記第1ゲート上に第2絶
    縁膜を介して形成された第2ゲートと、前記第1ゲート
    と第3絶縁膜を介して形成された第3ゲートとを有する
    半導体集積回路装置の製造方法であって、 前記第2ゲートが、金属膜を含む積層膜で構成されてい
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  48. 【請求項48】 請求項47記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、 前記第2ゲートが、ポリシリコン膜とバリアメタル膜と
    金属膜との積層膜で構成されされていることを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  49. 【請求項49】 請求項47または48記載の半導体集
    積回路装置の製造方法であって、 前記第2ゲートが、前記第1ゲート間の隙間に第3ゲー
    トが埋込まれて存在することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  50. 【請求項50】 請求項47記載の半導体集積回路装置
    の製造方法であって、 前記バリアメタル膜が、タングステン膜、チタン膜、タ
    ンタル膜、単体遷移金属元素からなる金属膜またはその
    窒化物膜もしくは珪化物膜、またはアルミニウム窒化物
    膜、コバルトシリサイド膜、モリブデンシリサイド膜、
    チタンタングステン膜、またはそれらの合金膜のいずれ
    かに属することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  51. 【請求項51】 半導体基板中に形成された第1導電型
    のウェルと、前記ウェル中に形成された第2導電型の半
    導体領域と、前記半導体領域を接続して形成されたロー
    カルソース線およびローカルデータ線と、前記ローカル
    ソース線およびローカルデータ線を選択する選択トラン
    ジスタと、前記半導体基板上に第1絶縁膜を介して形成
    された第1ゲートと、前記第1ゲートと第2絶縁膜を介
    して形成された第2ゲートと、前記第2ゲートを接続し
    て形成されたワード線とを有し、 前記選択トランジスタで区切られるローカルソース線お
    よびローカルデータ線上のメモリセルでメモリセルブロ
    ックが構成され、前記メモリセルブロックが前記ワード
    線方向に配列されてメモリセルアレイが構成される半導
    体集積回路装置であって、 前記メモリセルブロックを挟んで両側に、前記ワード線
    と同一方向に配設された各々1本ずつの電源線を有し、 前記ローカルソース線およびローカルデータ線は、前記
    選択トランジスタを介して、前記電源線の一方と前記ワ
    ード線に垂直な方向に配線された信号線とに接続され、
    または、前記電源線の両方に接続されることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  52. 【請求項52】 請求項51記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記ローカルデータ線のうち一のローカルデータ線は、
    前記選択トランジスタを介して、電源線と信号線との両
    方に接続される第1の構成、 前記ローカルデータ線のうち一のローカルデータ線が、
    前記メモリセルブロックの一端で選択トランジスタを介
    して信号線に接続され、前記一のローカルデータ線に隣
    接する隣接ローカルデータ線が、前記メモリセルブロッ
    クの他端で選択トランジスタを介して前記信号線に接続
    される第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  53. 【請求項53】 請求項52記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記ローカルデータ線のうち一のローカルデータ線は、
    前記メモリセルブロックの一端で前記選択トランジスタ
    を介して信号線に接続され、前記メモリセルブロックの
    他端で前記選択トランジスタを介して電源線に接続され
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  54. 【請求項54】 請求項53記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記ワード線の延在方向に垂直な方向に配設した信号線
    とn番目(nは整数)に配設されたローカルデータ線と
    を接続する第1選択トランジスタ、前記メモリセルブロ
    ックの一端に前記ワード線と同一方向に配設した電源線
    とn+1番目のローカルデータ線とを接続する第2選択
    トランジスタ、前記信号線とn+1番目のローカルデー
    タ線とを接続する第3選択トランジスタ、および、前記
    メモリセルブロックの他端にワード線と同一方向に配設
    した電源線とn番目のローカルデータ線とを接続する第
    4選択トランジスタを有し、 前記第1および第2選択トランジスタのゲート信号が同
    一信号であり、前記第3および第4選択トランジスタの
    ゲート信号が同一信号であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  55. 【請求項55】 請求項51記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記ローカルソース線と前記ローカルデータ線に接続さ
    れる選択トランジスタのゲート信号が同一信号である第
    1の構成、 前記ローカルソース線に接続される全ての選択トランジ
    スタのゲート信号が同一信号である第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  56. 【請求項56】 半導体基板中に形成された第1導電型
    のウェルと、前記ウェル中に形成された第2導電型の半
    導体領域と、前記半導体領域を接続して形成されたロー
    カルソース/データ線と、前記ローカルソース/データ
    線を選択する選択トランジスタと、前記半導体基板上に
    第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第1
    ゲートと第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、
    前記第2ゲートを接続して形成されたワード線とを有
    し、 前記選択トランジスタで区切られるローカルソース/デ
    ータ線上のメモリセルでメモリセルブロックが構成さ
    れ、前記メモリセルブロックが前記ワード線方向に配列
    されてメモリセルアレイが構成され、 前記ローカルソース/データ線は、それが前記メモリセ
    ルのローカルソース線として機能する場合には隣接する
    メモリセルのローカルデータ線として機能する半導体集
    積回路装置であって、 前記メモリセルブロックを挟んで両側に、前記ワード線
    と同一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、前記
    ワード線に垂直な方向に配線した信号線とを有し、 前記ローカルソース/データ線は、前記選択トランジス
    タを介して、前記電源線のうち何れか一方と前記信号線
    との両方に接続されることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  57. 【請求項57】 請求項56記載の半導体集積回路装置
    であって、 n番目(nは整数)の前記ローカルソース/データ線
    が、前記メモリセルブロックの一端で前記選択トランジ
    スタを介して前記信号線に接続され、n+1番目の前記
    ローカルソース/データ線が、前記メモリセルブロック
    の他端で前記選択トランジスタを介して前記信号線に接
    続される第1の構成、 n番目(nは整数)の前記ローカルソース/データ線
    が、前記メモリセルブロックの一端で前記選択トランジ
    スタを介して前記電源線に接続され、n+1番目の前記
    ローカルソース/データ線が、前記メモリセルブロック
    の他端で前記選択トランジスタを介して前記電源線に接
    続される第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  58. 【請求項58】 請求項56または57記載の半導体集
    積回路装置であって、 1本の前記ローカルソース/データ線は、前記メモリセ
    ルブロックの一端で前記選択トランジスタを介して前記
    信号線に接続され、前記メモリセルブロックの他端で前
    記選択トランジスタを介して前記電源線に接続されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  59. 【請求項59】 請求項58記載の半導体集積回路装置
    であって、 ワード線と垂直方向に配線した信号線とn番目(nは整
    数)のローカルソース/データ線とを接続する第1選択
    トランジスタ、前記メモリセルブロックの一端にワード
    線と同一方向に配線した電源線とn+1番目のローカル
    ソース/データ線とを接続する第2選択トランジスタ、
    前記信号線とn+1番目のローカルソース/データ線と
    を接続する第3選択トランジスタ、および、前記メモリ
    セルブロックの他端にワード線と同一方向に配線した電
    源線とn番目のローカルソース/データ線とを接続する
    第4選択トランジスタを有し、 前記第1および第2選択トランジスタのゲート信号が同
    一信号であり、前記第3および第4選択トランジスタの
    ゲート信号が同一信号であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  60. 【請求項60】 請求項56〜59のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置であって、 ワード線と垂直方向に配線した1本の信号線は、ローカ
    ルソース/データ線2本分で共用する第1の構成、 前記ローカルソース/データ線と、前記信号線とを選択
    トランジスタを介して接続する場合、選択トランジスタ
    のローカルソース/データ線とは異なる側の半導体領域
    と前記信号線との接続部分は、2つのメモリセルブロッ
    ク間で共用する第2の構成、 前記電源線は、2つのメモリセルブロック間で共用する
    第3の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  61. 【請求項61】 半導体基板中に形成された第1導電型
    のウェルと、前記ウェル中に形成された第2導電型の半
    導体領域と、前記半導体領域を接続して形成されたロー
    カルソース/データ線と、前記ローカルソース/データ
    線を選択する選択トランジスタと、前記半導体基板上に
    第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第1
    ゲートと第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、
    前記第2ゲートを接続して形成されたワード線と、前記
    第1ゲートと第3絶縁膜を介して形成され、第1および
    第2ゲートとは機能の異なる第3ゲートとを有し、 前記選択トランジスタで区切られるローカルソース線お
    よびローカルデータ線上のメモリセルでメモリセルブロ
    ックが構成され、前記メモリセルブロックが前記ワード
    線方向に配列されてメモリセルアレイが構成される半導
    体集積回路装置であって、 前記第3ゲートの結束部が、前記メモリセルブロック内
    で前記選択トランジスタに最も近い位置に存在するワー
    ド線と、前記選択トランジスタのゲートとの間に存在
    し、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートが、前
    記メモリセルブロック端で1本おきに結束され、 前記メモリセルブロックを挟んで両側に、前記ワード線
    と同一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、前記
    ワード線に垂直な方向に配線した信号線とを有し、 前記ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを
    介して、前記電源線の内いずれか一方および前記信号線
    の両方に接続されることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  62. 【請求項62】 請求項61記載の半導体集積回路装置
    であって、 n番目(nは整数)の前記ローカルソース/データ線
    が、前記メモリセルブロックの一端で前記選択トランジ
    スタを介して信号線に接続され、n+1番目の前記ロー
    カルソース/データ線が、前記メモリセルブロックの他
    端で前記選択トランジスタを介して前記信号線に接続さ
    れる第1の構成、 n番目(nは整数)の前記ローカルソース/データ線
    が、前記メモリセルブロックの一端で前記選択トランジ
    スタを介して前記電源線に接続され、n+1番目の前記
    ローカルソース/データ線が、前記メモリセルブロック
    の他端で選択トランジスタを介して前記電源線に接続さ
    れる第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  63. 【請求項63】 請求項61または62記載の半導体集
    積回路装置であって、 1本の前記ローカルソース/データ線は、前記メモリセ
    ルブロックの一端で前記選択トランジスタを介して前記
    信号線に接続され、前記メモリセルブロックの他端で前
    記選択トランジスタを介して前記電源線に接続されるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  64. 【請求項64】 請求項63に記載の半導体集積回路装
    置であって、 ワード線と垂直方向に配線した信号線とn番目(nは整
    数)のローカルソース/データ線とを接続する第1選択
    トランジスタ、前記メモリセルブロックの一端にワード
    線と同一方向に配線した電源線とn+1番目のローカル
    ソース/データ線とを接続する第2選択トランジスタ、
    前記信号線とn+1番目のローカルソース/データ線と
    を接続する第3選択トランジスタ、および、前記メモリ
    セルブロックの他端にワード線と同一方向に配線した電
    源線とn番目のローカルソース/データ線とを接続する
    第4選択トランジスタを有し、 前記第1および第2選択トランジスタのゲート信号が同
    一信号であり、前記第3および第4選択トランジスタの
    ゲート信号が同一信号であることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  65. 【請求項65】 請求項61〜64のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置であって、 ワード線と垂直方向に配線した1本の信号線は、ローカ
    ルソース/データ線2本分で共用する第1の構成、 前記ローカルソース/データ線と、前記信号線とを選択
    トランジスタを介して接続する場合、選択トランジスタ
    のローカルソース/データ線とは異なる側の半導体領域
    と前記信号線との接続部分は、2つのメモリセルブロッ
    ク間で共用する第2の構成、 前記電源線は、2つのメモリセルブロック間で共用する
    第3の構成、 前記ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを
    介して、ワード線と垂直方向に配線した信号線に接続
    し、前記信号線にセンス回路を接続し、n番目(nは整
    数)の前記信号線に接続するセンス回路は、複数のメモ
    リセルブロックからなるメモリセルアレイの一端で接続
    し、n+1番目の前記信号線に接続するセンス回路は前
    記メモリセルアレイの他端で接続する第4の構成、 前記選択トランジスタを介してローカルソース/データ
    線と接続される前記信号線と、センス回路のと間にスイ
    ッチを設け、前記スイッチを切換えることにより、1つ
    のセンス回路を複数の前記信号線で共用する第5の構
    成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  66. 【請求項66】 半導体基板中に形成された第1導電型
    のウェルと、前記ウェル中に形成された第2導電型の半
    導体領域と、前記半導体領域を接続して形成されたロー
    カルソース/データ線と、前記ローカルソース/データ
    線を選択する選択トランジスタと、前記半導体基板上に
    第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第1
    ゲートと第2絶縁膜を介して形成された第2ゲートと、
    前記第2ゲートを接続して形成されたワード線と、前記
    第1ゲートと第3絶縁膜を介して形成され、第1および
    第2ゲートとは機能の異なる第3ゲートとを有し、 前記選択トランジスタで区切られるローカルソース線お
    よびローカルデータ線上のメモリセルでメモリセルブロ
    ックが構成され、前記メモリセルブロックが前記ワード
    線方向に配列されてメモリセルアレイが構成される半導
    体集積回路装置であって、 前記第3ゲートの結束部が、前記メモリセルブロック内
    で前記選択トランジスタに最も近い位置に存在するワー
    ド線と、前記選択トランジスタのゲートとの間に存在
    し、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートが、前
    記メモリセルブロック端で1本おきに結束され、 前記メモリセルブロックを挟んで両側に、前記ワード線
    と同一方向に配設された各々1本ずつの電源線と、前記
    ワード線に垂直な方向に配線した信号線とを有し、 前記ローカルソース/データ線は、前記選択トランジス
    タを介して、前記電源線と前記信号線の両方へ接続する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  67. 【請求項67】 請求項66記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを
    介して前記信号線に接続し、前記接続は全て、メモリセ
    ルブロックの一端で行なわれる第1の構成、 前記ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを
    介してセルブロックの一端にワード線と同一方向に配線
    した電源線に接続し、前記接続は全て、メモリセルブロ
    ックの一端で行なわれる第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  68. 【請求項68】 請求項66または67記載の半導体集
    積回路装置であって、 1本のローカルソース/データ線は、メモリセルブロッ
    クの一端で選択トランジスタを介して信号線に接続し、
    前記メモリセルブロックの他端で選択トランジスタを介
    して電源線に接続することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  69. 【請求項69】 請求項68記載の半導体集積回路装置
    であって、 ワード線と垂直方向に配線した信号線とn番目(nは整
    数)のローカルソース/データ線とを接続する第1選択
    トランジスタ、前記信号線とn+1番目のローカルソー
    ス/データ線とを接続する第2選択トランジスタ、前記
    メモリセルブロックの他端にワード線と同一方向に配線
    した電源線とn番目のローカルソース/データ線とを接
    続する第3選択トランジスタ、および、前記電源線とn
    +1番目のローカルソース/データ線とを接続する第4
    選択トランジスタ、を有し、 全ての前記第1選択トランジスタのゲート信号は同一信
    号であり、 全ての前記第2選択トランジスタのゲート信号は同一信
    号であり、 前記第1および第2の選択トランジスタのゲート信号は
    異なる信号であり、 全ての前記第3選択トランジスタのゲート信号は同一信
    号であり、 全ての前記第4選択トランジスタのゲート信号は同一信
    号であり、 前記第3および第4の選択トランジスタのゲート信号は
    異なる信号であることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  70. 【請求項70】 請求項66〜69のいずれか一項に記
    載の半導体集積回路装置であって、 前記信号線は、ローカルソース/データ線2本分で共用
    する第1の構成、 ローカルソース/データ線と前記信号線とを選択トラン
    ジスタを介して接続する場合、前記選択トランジスタの
    ローカルソース/データ線とは異なる側の半導体領域と
    前記信号線との接続部分は、2つのメモリセルブロック
    間で共用する第2の構成、 前記電源線は、2つのメモリセルブロック間で共用する
    第3の構成、 ローカルソース/データ線は、選択トランジスタを介し
    て前記信号線に接続し、前記信号線にセンス回路を接続
    し、n番目(nは整数)の前記信号線に披続するセンス
    回路は複数のメモリセルブロックからなるメモリセルア
    レイの一端で接続し、n+1番目の前記信号線に接続す
    るセンス回路は前記メモリセルアレイの他端で接続する
    第4の構成、 選択トランジスタを介してローカルソース/データ線と
    接続される前記信号線とセンス回路との間にスイッチを
    設け、前記スイッチを切換えることにより、1つのセン
    ス回路を複数の前記信号線で共用する第5の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  71. 【請求項71】 半導体基板の主面に形成された第1導
    電型のウェルと、前記ウェル内に第1方向に延在して形
    成された第2導電型の半導体領域と、前記半導体基板上
    に第1絶縁膜を介して形成された第1ゲートと、前記第
    1ゲート上に第2絶縁膜を介して形成された第2ゲート
    と、前記第2ゲートを接続して形成されたワード線と、
    前記第1ゲートと第3絶縁膜を介して形成された第3ゲ
    ートとを有し、前記第3ゲートが前記ワード線と垂直な
    方向に存在する第1ゲートの隙間に埋込まれて形成され
    た半導体集積回路装置であって、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダが、前記ワー
    ド線の延在方向に配置されることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  72. 【請求項72】 請求項71記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、メモリセ
    ルアレイの一端に配置する第1の構成、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、選択トラ
    ンジスタで囲まれた複数のワード線上に存在するメモリ
    セルアレイからなるメモリセルブロックを選択するため
    のブロックデコーダに隣接して配置する第2の構成、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、前記メモ
    リセルブロックを選択するためのブロックデコーダと隣
    接して、メモリセルアレイを挾んで両端に配置する第3
    の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  73. 【請求項73】 請求項20記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第3ゲートが前記ワード線と垂直な方向に存在する
    第1ゲートの隙間に埋込まれて形成され、 前記第3ゲートを駆動するためのデコータが、前記ワー
    ド線の延在方向に配置されることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  74. 【請求項74】 請求項73記載の半導体集積回路装置
    であって、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、メモりセ
    ルアレイの一端に配置する第1の構成、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、前記メモ
    リセルブロックを選択するためのブロックデコーダに隣
    接して配置される第2の構成、 前記第3ゲートを駆動するためのデコーダは、前記メモ
    リセルブロックを選択するためのブロックデコーダと隣
    接して、メモリセルアレイを挟んで両端に配置する第3
    の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  75. 【請求項75】 請求項18または19記載の半導体集
    積回路装置であり、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートのすべ
    てが、前記メモリセルブロック端のいずれか一方または
    両方で結束されている半導体集積回路装置であって、 前記第3ゲートの選択信号は、メモリセルブロックの選
    択信号から生成することを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  76. 【請求項76】 請求項18または19記載の半導体集
    積回路装置であり、 前記メモリセルブロック内に存在する第3ゲートのすべ
    てが、前記メモリセルブロック端のいずれか一方または
    両方で結束されている半導体集積回路装置であって、 前記第3ゲートの選択信号は、メモリセルブロックの選
    択信号と、前記メモリセルブロックを更に2分割するた
    めの信号から生成する第1の構成、 前記第3ゲートの選択信号は、選択トランジスタのゲー
    ト選択信号から生成する第2の構成、 の何れかの構成を有することを特徴とする半導体集積回
    路装置。
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