JP2000505820A - 5―[アセチル(2,3―ジヒドロキシプロピル)アミノ]―n,n′―ビス(2,3―ジヒドロキシプロピル)―2,4,6―トリヨード―1,3―ベンゼンジカルボキシアミドの製造方法 - Google Patents

5―[アセチル(2,3―ジヒドロキシプロピル)アミノ]―n,n′―ビス(2,3―ジヒドロキシプロピル)―2,4,6―トリヨード―1,3―ベンゼンジカルボキシアミドの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 式(I)の5−[アセチル(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]−N,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキシアミドを、式(II)の5−アミノ−1,3−ベンゼンジカルボン酸から出発して製造するための、以下の工程を含む方法。工程a)は、直鎖状または分岐状の(C7〜C16)炭化水素、(C7〜C8)芳香族炭化水素、1,1,1−トリクロロエタン、酢酸n−ブチルおよびジグリム(ジエチレングリコールジメチルエーテル)からなる群より選ばれる溶媒中、触媒量の第三級アミンの存在において、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸と塩化チオニルとを不均一相中で反応させて、化合物(III)を得る工程であり;工程b)は、溶媒および試薬としての氷酢酸、ならびに塩化チオニルを用いる、化合物(III)のアセチル化反応であり;工程c)は、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびN−メチルピロリジノンからなる群より選ばれる双極性非プロトン溶媒中、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プロパンジオールとの反応による化合物(V)の形成であり;工程d)は、塩基性pHの水溶液中、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの混合物を3−クロロ−1,2−プロパンジオールまたはエピクロロヒドリンとともに40〜90℃の温度で加えることによる、化合物(V)のアルキル化である。

Description

【発明の詳細な説明】5−[アセチル(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]−N,N’−ビス(2,3− ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボ キシアミドの製造方法 本発明は、Iohexolの名称でより一般的に知られ、最も広く使用されている非 イオンX線造影剤の一つである、式(I)の5−[アセチル(2,3−ジヒドロ キシプロピル)アミノ]−N,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)− 2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキシアミドを、式(II)の 化合物、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸 から出発して製造する新規な方法に関する。 式(I)の化合物の製造は、最初に英国特許第1,548,594号公報に記 載され、以下の反応式1により、5−ニトロ−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジ メチルエステルから出発するものであった。 その後、この合成の仕方は、より最近の文献(Haavaldsenら、Acta Pharm.Suec .,20,219,1983)における、以下の反応式2により、異なる出発物質、すなわ ち式(III)の化合物、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼ ンジカルボン酸ジクロリドから出発する代替手法と比較された。 この文献の記述によると、式(III)の化合物、5−アミノ−2,4,6−ト リヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロリドを、米国特許第4,001 ,323号明細書に開示された手法によって製造し、それを、低温の酢酸無水物 中、アセチル化反応に付して、最終生成物を65%の収率で得る。 その後、合成は、1−アミノ−2,3−プロパンジオール(一般には、すなわ ちイソセリノール)を用いて、1−位および3−位の酸性基のアミドを、80% の公称収率で形成することを包含する。最終工程は、プロピレングリコール中、 ナトリウムメトキシドにより、5−位のアミド窒素を3−クロロ−1,2−プロ パンジオールによってアルキル化して、煩雑な精製の後、最終生成物を54%の 収率で得ることを含む。 上記特許に記載された方法との比較は、後者のみが最も工業的に適切な製造方 法であることを証明し、これはまた、単一段階のより高い収率および含まれる工 程数の減少を考慮する、Farmakoterapi(T.Jacobsen,1982,45-57)に公表さ れたIohexolに関する考察によっても確認される。 最近、米国特許第5,616,795号明細書には、直鎖状または分岐状の( C7〜C16)炭化水素、(C7〜C8)芳香族炭化水素、1,1,1−トリクロロ エタン、酢酸n−ブチルおよびジグリム(ジエチレングリコールジメチルエーテ ル)からなる群より選ばれる溶媒中、触媒量の第三級アミンの存在において、 5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸と塩化チ オニルとを不均一相中で反応させることを含む、5−アミノ−2,4,6−トリ ヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロリドの非常に効率的な合成が開示 されている。 この特許に開示された合成手法は、工業的な観点から、上記式(III)の化合 物を製造するためのHaavaldsenによって使用される特許、すなわち米国特許第4 ,001,323号明細書に記載された方法と比較して、単一工程の収率を顕著 に改善することを可能にした。 今や、式(II)の化合物から出発する、式(III)の化合物の形成を包含する 方法が、従来技術の教示に反して、工業的な観点から効率的かつ経済的に最終生 成物をもたらすことが見出された。 したがって、本発明の目的は、式(I)の化合物を、5−アミノ−1,3−ベ ンゼンジカルボン酸から出発して製造するための、反応式3に示す以下の工程を 含む、新規な方法である。 式中、 工程a)は、直鎖状または分岐状の(C7〜C16)炭化水素、(C7〜C8)芳 香族炭化水素、1,1,1−トリクロロエタン、酢酸n−ブチルおよびジグリム (ジエチレングリコールジメチルエーテル)からなる群より選ばれる溶媒中、触 媒量の第三級アミンの存在において、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1 ,3−ベンゼンジカルボン酸と塩化チオニルとを不均一相中で反応させて、化合 物(III)を得る工程であり; 工程b)は、二つの手法、すなわち、 溶媒および試薬としての氷酢酸、ならびに塩化チオニル、あるいはまた、 双極性非プロトン溶媒中の塩化アセチル を使用する、化合物(III)のアセチル化反応であり; 工程c)は、二つの手法、すなわち、 双極性非プロトン溶媒中、化合物(IV)を、化合物(IV)のモル数の4.2〜4.6倍 の量のイソセリノールと反応させる手法、あるいはまた、 双極性非プロトン溶媒中、第三級アミンの存在において、化合物(IV)を、化合 物(IV)のモル数の2.05〜2.4倍の量のイソセリノールと反応させる手法 を使用する、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プロパンジオールとの反応に よる化合物(V)の形成であり; 工程d)は、塩基性pHの水溶液中、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの 混合物を、3−クロロ−1,2−プロパンジオールまたはエピクロロヒドリンと ともに40〜90℃の温度で加えることによる、化合物(V)のアルキル化であ る。 工程a)は、式(III)の化合物を高収率で提供する米国特許第5,616,795 号明細書に開示された手法によって実施される。これにより、本発明の方法は、 英国特許第1,548,594号に記載された方法と比較して、工業的な観点か ら有利であることができる。 特に好ましいものは、下記の塩素化条件である。 炭化水素は、直鎖状または分岐状の(C8〜C14)炭化水素からなる群より選 ばれ、好ましくはn−オクタン、n−デカン、n−ドデカン、リグロインまたは ケロシンであり; 芳香族炭化水素は、メチル置換ベンゼン類からなる群より選ばれ、好ましくは トルエンおよびキシレン類であり; 第三級アミンは、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、キノリン、ジメ チルアミノピリジンおよび2−エチル−5−メチルピリジンからなる群より選ば れる。 出発物質1kgあたり0.5kgの量のジグリムを、5−アミノ−2,4,6−ト リヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸の塩素化混合物に添加し、水で後処理 することは、そのような反応の準備における顕著な利点を含み、最終生成物を高 い収率および純度で回収することを可能にする。 安全な作業条件の下で、最終生成物を、さらなる精製(結晶化など)なしに、 高収率かつ後続の工程に使用するのに適切な純度で提供する合成法は、工業的観 点から非常に価値がある。 n−ドデカンおよびキノリンを第三級アミンとして使用する化合物(III)の 製造は、実験部分の例によって説明する。 工程b)は、以下の二つの手法を使用して、革新的な方法で実行される化合物 (III)のアセチル化反応である。 1.溶媒および試薬としての氷酢酸ならびに塩化チオニルを、50〜60℃の温 度で使用する手法 AcOHの量は、好ましくは、化合物(III)のモル数の40〜60倍である 。 塩化チオニルは、好ましくは、化合物(III)のモル数の2〜4倍の量で存在 する。 反応時間は3〜4時間である。 反応の最後に、沈殿した生成物をろ過によって捕集する。この方法によると、 反応の最後でアセチル化混合物を乾燥状態まで蒸留し、それによって生成物を回 収することも可能である。 したがって、蒸留物を工業的プロセスで簡便に再循環させることができる。 2.ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチル スルホキシド(DMSO)およびN−メチルピロリジノンからなる群より選ばれ る双極性非プロトン溶媒中、0〜40℃の温度で塩化アセチルを使用する手法 塩化アセチルを、化合物(III)のモル数の1.5〜3倍の量で加える。 反応時間は、この場合、35〜65時間である。 目的生成物は、最終反応混合物を氷水に滴下して生成物を沈殿させ、それをろ 過により捕集することによって回収する。 両方の手法によって得られる収率は、88〜98%の範囲であり、したがって 、この工程の収率を、Haavaldsenによって記載されたものよりも顕著に改善し、 同時に、さらなる精製の必要なしで高品質生成物を提供する(実験部分を参照さ れたい)。 工程c)は、以下の二つの方法で実施される、化合物(IV)のイソセリノール アミドを形成する反応である。 1.双極性非プロトン溶媒、好ましくはDMFおよびDMA中、化合物(IV)を 、化合物(IV)のモル数の4.2〜4.6倍の量のイソセリノールと反応させる 。 2.双極性非プロトン溶媒、好ましくはDMFおよびDMA中、トリエチルアミ ン、トリブチルアミン、トリプロピルアミン、トリメチルアミンおよびN−メチ ルモルホリンからなる群より選ばれる脂肪族第三級アミン、好ましくはトリエチ ルアミンまたはトリプロピルアミンの存在において、化合物(IV)を、化合物( IV)のモル数の2.05〜2.4倍の量のイソセリノールと反応させる。 この工程で得られる収率は、使用するいずれの手法についても、90〜98% の範囲である。 本発明のアミドの形成工程は、高収率に加えて、酸結合剤が、無機塩であるの ではなく均一相にあるという点で、Haavaldsenによる工程に比較してさらなる利 点を包含する。 いずれの手法も、アミド化反応の最後にイオン交換樹脂を使用することにより 、イソセリノールの過剰分、または触媒として使用されるトリエチルアミン以外 の第三級アミンの回収を可能にする。対照的に、トリエチルアミンの場合、反応 中に形成する塩酸塩をろ過した後、簡単な塩基性加水分解によってアミンを回収 することが、より簡便である。 工程d)は、アルキル化反応であり、それは予期しなかったことに、水酸化ナ トリウムと水酸化カルシウムとの混合物の添加によってアルカリ化された水性媒 体中、化合物(V)に対する水酸化ナトリウムの比が等モル比であり、化合物(V) に対する水酸化カルシウムの比が0.5〜0.9である状態で、pHを常に10〜 12に維持しながら40〜90℃の温度で実施することができる。 反応時間は30分〜4時間の範囲である。 化合物(V)を水中に懸濁させ、適温に加熱する。 ついで、水酸化ナトリウムを加えて完全に溶解させた後、一部が沈殿物として 残る水酸化カルシウムを加える。 予期しなかったことに、水酸化カルシウムの添加がきわめて重要なことがわか った。実際、反応は、水酸化ナトリウムのみの存在で実施すると、より低い収率 (最大52%)および副生成物をもたらした。 アルキル化剤の10〜20%水溶液を、上記と同じ温度で加える。反応は非常 に速く、添加終了後30分で最大収率を提供する。反応を、氷酢酸の添加によっ て急冷して止める。 米国薬局方XXIII(USP,1995年版,825頁)に報告された分析手法を使用して 、反応の進行を監視した。アルキル化工程の収率は、80〜95%である。 強カチオン性イオン交換樹脂(たとえばAmberjet1200またはAmberlite IR120 )、続いてアニオン性イオン交換樹脂(中庸または強力なもの、たとえばAmberli teIRA420またはReliteMG1)の組合せ、場合によってはさらに、上述の強カ チオン性樹脂を含む縮小サイズのカラムにより、最終の溶液を精製する。 このような精製は、主として、塩、たとえばNaCl、Ca(OAc)2および イオン性の副生成物を除去する。 溶出液をさらにスチレンマトリックスマクロ孔質樹脂(たとえばAmberlite X AD1600もしくはAmberliteXAD16)またはシリカマトリックス「逆相」樹脂 (たとえばRP-18もしくはRP-10)に通す。減圧下で水を留去した後、C2〜 C4アルコール(好ましくはエタノールまたはn−ブタノール)を加えて、結晶 質の最終生成物を沈殿させる。これは、米国薬局方で報告されているのと同じ品 質であるため、さらなる再結晶化を要しない。 プロピレングリコール中でナトリウムメトキシドを塩基として使用して実施さ れるアルキル化反応が常に好ましいものであった、Iohexolの製造に関して文献 によって提案されているものとは対照的に、本出願人は、従来技術に匹敵しうる 、またはそれを上回ると同時に、溶媒として水が使用され、塩基として簡単な無 機 塩が使用されるために、環境上の影響がより低い結果を得た。 以下の例によって、本発明の方法を実施するのに最良の実験条件を、さらに説 明する。 実験部分 例1 5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロ リド 5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸(J.O rg.Chem.,1994,59,1344に記載の手法によって製造)1.2kg、キノリン6 gおよびドデカン970gの混合物を、窒素雰囲気下で攪拌しながら65〜70 ℃に加熱した。その後、後者を10%含有するSOCl2/n−ドデカン混合物 500〜600gを2時間で加え、ついで温度を65〜70℃に維持しながら、 SOCl21kgを4〜6時間で加えた。添加の最後に、混合物を80〜85℃で 2時間加熱し、この温度を6時間維持して反応を完了させた。ついで、混合物を 40〜50℃に冷却し、減圧下に80〜85℃に加熱して、再循環させることが できる、後者を10%含有するSOCl2/n−ドデカン混合物を蒸留した。 その後、窒素によって圧力を正常値に戻し、反応物を55℃未満の温度に冷却 し、窒素雰囲気下に攪拌して温度を40〜50℃に維持しながら、ジグリム1. 1kgを加えた。 次に、NaOH(13〜15%水溶液)280〜240gを加えると、温度が 自己発熱的に約60℃に上昇して、2.5〜3の最終pHに達した。続いて水30 0gを加え、NaOH(13〜15%水溶液)690〜590gでpHを6に調節 し、最後に、30℃に冷却しながら混合物を水150〜180gでさらに希 釈した。 懸濁液を窒素雰囲気下にろ過し、湿潤した生成物を、洗浄液が中性(pH7)に なるまで水洗した。 生成物を50〜65℃で乾燥させると、目的生成物1.237kgが得られた。 乾燥生成物について計算した収率:95.6% H2O含有率:1% HPLC滴定:98.5% 固定相:カラムE.Merck Lichrospher(登録商標)RP-18 5μm、4mm×12.5cm 移動相:勾配溶出 A=水 B=CH3CN min %B 0 60 3 60 12 80 19 80 20 60 流量:1.2ml/min 温度:30℃ 検出(UV):240nm 1H−NMR、13C−NMR、IRおよびMSスペクトルは、示された構造と 合致していた。 例2 5−アセチルアミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン 酸ジクロリドの製造 5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロ リド100g(0.168mol)を、60℃の氷酢酸500g中に懸濁した。S OCl260g(0.50mol)をゆっくりと加えた。3時間後に反応は終了した 。冷却した後、形成した沈殿物をろ過によって回収した。残渣をまず酢酸で洗浄 し、ついで水洗した。さらなる沈殿物を母液から回収し、第一の沈殿物と合わせ た。目的生成物100gが得られた。 収率:93.4% HPLC滴定:94.6% カラム Lichrospher RP-18Merck、12.5cm×4mm、5μm 溶離剤:A H2O B CH3CN 勾配 t(min) %B 0 48 3 48 9.5 100 15 100 流量:1ml/min 温度:39℃ 検出:245nm 例3 例2に記載の方法の代替方法 5−アミノ−2,4,6−トリヨード-1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロ リド297.8g(0.5mol)を、5℃のDMA701mlに溶解した。同じ温 度を維持しながら、塩化アセチル55g(0.7mol)を溶液中に滴下した。添 加の最後に、温度を18℃に上げた。24時間後、塩化アセチルをさらに10g (0.13mol)を加えた。52時間後に反応が終了した。攪拌しながら約30 分間、溶液を5℃未満の氷水3.7kgに滴下した。混合物を遠心分離し、水2リ ットルで洗浄すると、目的生成物612gが得られた。 収率:89.0% HPLC滴定:97.7% 例4 5−(アセチルアミノ)−N,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル) −2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキシアミドの製造 例2または例3によって製造した5−アセチルアミノ−2,4,6−トリヨー ド−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロリド370.4g(0.58mol)を DMA741.0gに溶解した。1−アミノ−2,3−プロパンジオール232 .8g(2.6mol)を、別途にDMAに溶解した後、0℃で2時間、5−アセチ ルアミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロリド 溶液に滴下した。25℃で、反応は7時間で完了した。 12mmHgの減圧下、92℃でDMAを乾燥状態まで蒸留した。50℃に冷却し た後、残渣をメタノール950.0gおよび水500.0gにとった。 pHが10.5で安定するまで、7%(w/w)水酸化ナトリウム溶液を繰返し加 えることにより、混合物をpH10.5に調節して、5−(アセチルアミノ)−N ,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1 ,3−ベンゼンジカルボキシアミドナトリウム塩の溶液を得た。 生成物の沈殿および1−アミノ−2 3−プロパンジオールの回収 溶液を室温に冷却し、pHが1.0になるまで、36%(w/w)塩酸を加えた。 沈殿した生成物をろ過し、乾燥させた。 収率:92% HPLC滴定:98.4% カラム Lichrospher RP-18Merck、25cm×4mm、5μm 溶離剤:A H2O B MeOH、水中25%(v/v) 勾配 t(min) %B 0 7.5 6 7.5 18 35 30 92 34 92 流量:1.5ml/min 温度:35℃ 検出:240nm 母液を乾燥状態まで濃縮し、水500.0gとともにとり、Na+の形態でAmb erjet 1200カチオン交換樹脂2,000mlに通した。 そして、7%(w/w)アンモニア溶液を用いる溶出により、1−アミノ−2,3 −プロパンジオールを回収した。 例5 例4に記載の方法の代替方法 例2または例3によって製造した5−アセチルアミノ−2,4,6−トリヨー ド−1,3−ベンゼンジカルボン酸ジクロリド370.4g(0.58mol)を DMA741.0gに溶解し、この溶液を100%(w/w)トリエチルアミン1 22.0g(1.20mol)に加えた。1−アミノ−2,3−プロパンジオール 109.32g(1.2mol)を別途にDMAに溶解し、0℃で2時間、第一の 溶液に滴下した。25℃で、反応は7時間で完了した。アミド化反応中に沈殿し たトリエチルアミン塩酸塩をろ別した。 12mmHgの減圧下、92℃でDMAを乾燥状態まで蒸留した。50℃に冷却 した後、残渣をメタノール950.0gおよび水500.0gにとった。 pHが10.5で安定するまで、7%(w/w)水酸化ナトリウム溶液を繰返し加 えることにより、混合物をpH10.5に調節して、N,N’−ビス(2,3−ジ ヒドロキシプロピル)−5−(アセチルアミノ)−2,4,6−トリヨード−1 ,3−ベンゼンジカルボキシアミドナトリウム塩の溶液を得た。 生成物の沈殿 溶液を室温で冷却し、pHが1.0になるまで、36%(w/w)塩酸を加えた。 沈殿した生成物をろ過し、乾燥させた。 収率:96% 副生成物合計:1.4% 例6 5−[アセチル(2,3−ジヒドロキシプロピル)アミノ]−N,N’−ビス (2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼ ンジカルボキシアミドの製造 5−(アセチルアミノ)−N,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル) −2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキシアミド(例4に記載 のようにして製造)67.1g(0.089mol)を水178.9gに溶解し、 85℃に加熱した。2NのNaOH44.73ml(0.089mol)およびCa (OH)24.83g(0.065ml)を、上記の温度で加えた。30分後、さ らに30分間同じ温度を維持しながら、水79.33gに溶解した3−クロロ− 1,2−プロパンジオール13.42g(0.12mol)の溶液を、その中に滴 下した。 反応物を酢酸で急冷して溶解させた。その後、溶液をイオン交換樹脂(Amberje t1200 400ml、IRA420 150ml、Amberjet1200 50ml)に通した。つい で、溶出液をAmberliteXAD1600 200mlに通し、乾燥状態まで濃縮し、n− ブタノール210gにとり、80℃で4時間攪拌すると、目的生成物67.5g (0.081mol)が得られた。 収率:90% 例7 例6に記載の方法の代替方法 5−(アセチルアミノ)−N,N’−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル) −2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキシアミド(例4に記載 のようにして製造)67.1g(0.089mol)を水178.9gに溶解し、 85℃に加熱した。2NのNaOH44.73ml(0.089mol)およびCa( OH)25.83g(0.079ml)を、上記の温度で加えた。30分後、さらに 30分間同じ温度を維持しながら、水79.33gに溶解した3−クロロ−1, 2−プロパンジオール13.42g(0.12mol)の溶液を、その中に滴下し た。 反応物を酢酸で溶解して急冷させた。その後、溶液をイオン交換樹脂(Amberli teIR120 200ml、ReliteMG1 150ml、Amberjet1200 50ml)に通 した。ついで、溶出液をAmberliteXAD16 300mlに通し、乾燥状態まで濃 縮し、n−ブタノール210gにとり、80℃で4時間攪拌すると、目的生成物 65.5g(0.078mol)が得られた。 収率:88%
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1999年8月11日(1999.8.11) 【補正内容】 I.請求の範囲の欄 別紙のとおり。 II.明細書の欄 (1)明細書5頁3〜6行記載の「出発物質1kg……可能にする。」を以下のと おり誤訳訂正する。 「出発物質1kgあたり0.5kg以上の量のジグリムを、5−アミノ−2,4,6 −トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸の塩素化混合物に添加し、水で後 処理することは、そのような反応の準備における顕著な利点を含み、最終生成物 を高い収率および純度で回収することを可能にする。」 (別紙) 請求の範囲 1.式(I)の化合物を、式(II)の5−アミノ−1,3−ベンゼンジカルボ ン酸から出発して製造するための、以下の反応式: (式中、 工程a)は、直鎖状または分岐状の(C7〜C16)炭化水素、(C7〜C8)芳 香族炭化水素、1,1,1−トリクロロエタン、酢酸n−ブチルおよびジグリム (ジエチレングリコールジメチルエーテル)からなる群より選ばれる溶媒中、触 媒量の第三級アミンの存在において、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1 ,3−ベンゼンジカルボン酸と塩化チオニルとを不均一相中で反応させて、化合 物(III)を得る工程であり; 工程b)は、溶媒および試薬としての氷酢酸、ならびに塩化チオニルを用いる 、化合物(III)のアセチル化反応であり; 工程c)は、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA) 、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびN−メチルピロリジノンからなる群 より選ばれる双極性非プロトン溶媒中、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プ ロパンジオールとの反応による化合物(V)の形成であり; 工程d)は、塩基性pHの水溶液中、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの 混合物を3−クロロ−1,2−プロパンジオールまたはエピクロロヒドリンと ともに40〜90℃の温度で加えることによる、化合物(V)のアルキル化であ る) に示される工程を含むことを特徴とする方法。 2.工程b)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中での、化合物(III )と塩化アセチルとのアセチル化反応である、請求項1記載の方法。 3.工程c)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中、脂肪族第三級アミ ンの存在における、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プロパンジオールとの 反応による化合物(V)の形成である、請求項1記載の方法。 4.工程b)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中での化合物(III) と塩化アセチルとのアセチル化反応であり、工程c)が、請求項1記載の双極性 非プロトン溶媒中、脂肪族第三級アミンの存在における化合物(IV)と1−アミ ノ−2,3−プロパンジオールとの反応による化合物(V)の形成である、請求 項1記載の方法。 5.工程a)において、 炭化水素が、直鎖状または分岐状の(C8〜C14)炭化水素からなる群より選 ばれ、好ましくはn−オクタン、n−デカン、n−ドデカン、リグロインまたは ケロシンであり、 芳香族炭化水素が、メチル置換ベンゼン類からなる群より選ばれ、好ましくは トルエンまたはキシレン類であり、 第三級アミンが、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、キノリン、ジメ チルアミノピリジンおよび2−エチル−5−メチルピリジンからなる群より選ば れる、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.工程a)において、出発物質1kgあたり0.5kg以上の量のジグリムを5 −アミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸塩素化混合 物に加える、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 7.工程a)において、n−ドデカン、および第三級アミンとしてキノリンを 使用する、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。 8.工程b)において、反応温度が50〜60℃の範囲であり、AcOHの量 が、化合物(III)のモル数の40〜60倍であり、塩化チオニルが、化合物(I II) のモル数の2〜4倍である、請求項1記載の方法。 9.工程b)において、反応温度が0〜40℃であり、塩化アセチルを化合物 (III)のモル数の1.5〜3倍の量で加える、請求項2記載の方法。 10.工程c)において、イソセリノールの量が、化合物(IV)のモル数の4 .2〜4.6倍である、請求項1または2記載の方法。 11.工程c)において、イソセリノールの量が、化合物(IV)のモル数の2 .05〜2.4倍であり、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリプロピル アミン、トリメチルアミンおよびN−メチルモルホリンからなる群より選ばれる 脂肪族第三級アミンが、化合物(IV)のモル数の2.1〜2.5倍の量で存在す る、請求項3および4記載の方法。 12.アルキル化工程d)を、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの混合 物の添加によってアルカリ化された中性媒体中、化合物(V)に対する水酸化ナ トリウムの比が等モル比であり、化合物(V)に対する水酸化カルシウムの比が 0.5〜0.9である状態で、pHを常に10〜12に維持しながら40〜90℃ の温度で実施する、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。 13.水中に懸濁され、所定の温度に維持された化合物(V)に、水酸化ナト リウムを加えて完全に溶解させた後、一部が沈殿物として残る水酸化カルシウム を加え、約10〜20%のアルキル化剤水溶液を同じ温度で加える、請求項12 記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I)の化合物を、式(II)の5−アミノ−1,3−ベンゼンジカルボ ン酸から出発して製造するための、以下の反応式: (式中、 工程a)は、直鎖状または分岐状の(C7〜C16)炭化水素、(C7〜C8)芳 香族炭化水素、1,1,1−トリクロロエタン、酢酸n−ブチルおよびジグリム (ジエチレングリコールジメチルエーテル)からなる群より選ばれる溶媒中、触 媒量の第三級アミンの存在において、5−アミノ−2,4,6−トリヨード−1 ,3−ベンゼンジカルボン酸と塩化チオニルとを不均一相中で反応させて、化合 物(III)を得る工程であり; 工程b)は、溶媒および試薬としての氷酢酸、ならびに塩化チオニルを用いる 、化合物(III)のアセチル化反応であり; 工程c)は、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA) 、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびN−メチルピロリジノンからなる群 より選ばれる双極性非プロトン溶媒中、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プ ロパンジオールとの反応による化合物(V)の形成であり; 工程d)は、塩基性pHの水溶液中、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの 混合物を3−クロロ−1,2−プロパンジオールまたはエピクロロヒドリンとと もに40〜90℃の温度で加えることによる、化合物(V)のアルキル化であ る) に示される工程を含むことを特徴とする方法。 2.工程b)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中での、化合物(III )と塩化アセチルとのアセチル化反応である、請求項1記載の方法。 3.工程c)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中、脂肪族第三級アミ ンの存在における、化合物(IV)と1−アミノ−2,3−プロパンジオールとの 反応による化合物(V)の形成である、請求項1記載の方法。 4.工程b)が、請求項1記載の双極性非プロトン溶媒中での化合物(III) と塩化アセチルとのアセチル化反応であり、工程c)が、請求項1記載の双極性 非プロトン溶媒中、脂肪族第三級アミンの存在における化合物(IV)と1−アミ ノ−2,3−プロパンジオールとの反応による化合物(V)の形成である、請求 項1記載の方法。 5.工程a)において、 炭化水素が、直鎖状または分岐状の(C8〜C14)炭化水素からなる群より選 ばれ、好ましくはn−オクタン、n−デカン、n−ドデカン、リグロインまたは ケロシンであり、 芳香族炭化水素が、メチル置換ベンゼン類からなる群より選ばれ、好ましくは トルエンまたはキシレン類であり、 第三級アミンが、N−メチルモルホリン、トリエチルアミン、キノリン、ジメ チルアミノピリジンおよび2−エチル−5−メチルピリジンからなる群より選ば れる、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.工程a)において、出発物質1kgあたり0.5kgの量のジグリムを5−ア ミノ−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボン酸塩素化混合物に 加える、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 7.工程a)において、n−ドデカン、および第三級アミンとしてキノリンを 使用する、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。 8.工程b)において、反応温度が50〜60℃の範囲であり、AcOHの量 が、化合物(III)のモル数の40〜60倍であり、塩化チオニルが、化合物(I II)のモル数の2〜4倍である、請求項1記載の方法。 9.工程b)において、反応温度が0〜40℃であり、塩化アセチルを化合物 (III)のモル数の1.5〜3倍の量で加える、請求項2記載の方法。 10.工程c)において、イソセリノールの量が、化合物(IV)のモル数の4 .2〜4.6倍である、請求項1または2記載の方法。 11.工程c)において、イソセリノールの量が、化合物(IV)のモル数の2 .05〜2.4倍であり、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリプロピル アミン、トリメチルアミンおよびN−メチルモルホリンからなる群より選ばれる 脂肪族第三級アミンが、化合物(IV)のモル数の2.1〜2.5倍の量で存在す る、請求項3および4記載の方法。 12.アルキル化工程d)を、水酸化ナトリウムと水酸化カルシウムとの混合 物の添加によってアルカリ化された中性媒体中、化合物(V)に対する水酸化ナ トリウムの比が等モル比であり、化合物(V)に対する水酸化カルシウムの比が 0.5〜0.9である状態で、pHを常に10〜12に維持しながら40〜90℃ の温度で実施する、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。 13.水中に懸濁され、所定の温度に維持された化合物(V)に、水酸化ナト リウムを加えて完全に溶解させた後、一部が沈殿物として残る水酸化カルシウム を加え、約10〜20%のアルキル化剤水溶液を同じ温度で加える、請求項12 記載の方法。
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